JP2009093070A - ホーリーファイバ - Google Patents

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Abstract

【課題】700nmより小さいゼロ分散波長を有し、ゼロ分散波長においてシングルモード動作するホーリーファイバを提供すること。
【解決手段】中心に位置するコア部と、前記コア部の外周に位置し該コア部の周囲に三角格子状に配置された空孔を有するクラッド部と、を備え、基底モードのゼロ分散波長が700nmより小さく、前記ゼロ分散波長において高次モードを有し、前記ゼロ分散波長において、前記基底モードの閉じ込め損失が0.1dB/m以下であるとともに前記高次モードの閉じ込め損失が10dB/m以上である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、中心に位置するコア部と、コア部の外周に位置し、該コア部の周囲に三角格子状に配置された空孔を有するクラッド部とを備えたホーリーファイバに関するものである。
ホーリーファイバ(Holey Fiber)、あるいはフォトニッククリスタルファイバは、中心に位置するコア部と、コア部の外周に位置し、コア部の周囲に配置した複数の空孔を有するクラッド部とを備え、空孔によってクラッド部の平均屈折率を下げ、光の全反射の原理を利用してコア部に光を伝搬させる新しいタイプの光ファイバである。このホーリーファイバは、空孔を用いて屈折率を制御することによって、従来の光ファイバでは実現不可能な特性を実現できる。
一方、光ファイバ中の非線形光学現象を利用して、きわめて広い波長帯域を有するSC光を発生するSC光源が広く検討されている。SC光源用光ファイバの開発は、波長1550nmを中心とする通信波長領域において使用するものについて、盛んに行なわれてきた。最近ではYbドープ光増幅器を利用可能な1050nm帯や、半導体レーザを利用可能な850nm帯において使用するSC光源用光ファイバについても検討が開始されている。
SC光源用光ファイバは、使用する波長の近傍において、波長分散がゼロである必要がある。しかし、通常の石英系光ファイバは、1270nm以下の波長領域において材料分散が負であり、かつ構造分散を正にすることができないので、1270nm以下の波長領域において波長分散をゼロにすることは不可能である。そこで、ホーリーファイバにおいて、正に大きな構造分散を持つように構造を最適化することによって、1050nm、850nm、あるいはそれ以下のゼロ分散波長を実現することが検討されてきている(非特許文献1〜3参照)。
しかしながら、ホーリーファイバにおいて、正に大きな構造分散を持つように構造を最適化すると、コア部への光の閉じ込めがきわめて強くなり、ゼロ分散波長における伝搬モードとして、基底モードに加えて高次モードが存在するようになり、マルチモード光ファイバとなる。
たとえば、非特許文献1においては、ゼロ分散波長が565nmときわめて短波長のホーリーファイバが報告されているが、このホーリーファイバはゼロ分散波長においてマルチモード動作するものである。また、非特許文献2においては、ゼロ分散波長が700nmより小さいホーリーファイバが報告されているが、それらのホーリーファイバは、カットオフ波長がゼロ分散波長より大きく、マルチモード動作するものである。
なお、非特許文献1においては、ゼロ分散波長が700nmであって、ゼロ分散波長においてシングルモード動作するホーリーファイバも報告されている。また、非特許文献2においては、ゼロ分散波長が750nmであって、ゼロ分散波長においてシングルモード動作するホーリーファイバが報告されている。また、非特許文献3においては、ゼロ分散波長が765nmであるホーリーファイバが報告されている。このホーリーファイバは、ゼロ分散波長において高次モードが存在しているものの、それらの高次モードは基底モードとの実効屈折率差が大きいため、実質的なシングルモード動作が可能であると報告されている。
J. C. Knight et al., "Anomalous Dispersion in Photonic Crystal Fiber" IEEE Photonics Technology Letters, vol. 12, pp. 807 (2000) CRYSTAL FIBRE A/S、"NONLINEAR PHOTONIC CRYSTAL FIBERS SELECTED DATASHEETS 800NM FIBERS NL-800 List"、[online]、[平成19年9月26日検索]、インターネット(URL: http://www.crystal-fibre.com/products/nonlinear.shtm) J. K. Ranka et al., "Optical properties of high-delta air-silica microstructure optical fiber" Optics Letters, vol. 25, pp. 796 (2000)
ところで、波長が700nmより小さい可視光領域にゼロ分散波長を有し、ゼロ分散波長においてシングルモード動作するホーリーファイバが実現できれば、可視光領域のSC光源が容易に実現できるので、たとえば各種光センシング用の光源として利用価値が高いと考えられる。しかしながら、従来のホーリーファイバは、ゼロ分散波長が700nmより小さいものについては、ゼロ分散波長においてマルチモード動作するため、モード間干渉やモード分散が生じてしまい、SC光源をはじめとする高い分散制御性が必要とされるアプリケーションにおいては問題となる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、700nmより小さいゼロ分散波長を有し、ゼロ分散波長においてシングルモード動作するホーリーファイバを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るホーリーファイバは、中心に位置するコア部と、前記コア部の外周に位置し該コア部の周囲に三角格子状に配置された空孔を有するクラッド部と、を備え、基底モードのゼロ分散波長が700nmより小さく、前記ゼロ分散波長において高次モードを有し、前記ゼロ分散波長において、前記基底モードの閉じ込め損失が0.1dB/m以下であるとともに前記高次モードの閉じ込め損失が10dB/m以上であることを特徴とする。
また、本発明に係るホーリーファイバは、上記の発明において、前記空孔の孔径をd[μm]、前記三角格子の格子定数をΛ[μm]とすると、d/Λが0.7〜0.97であり、Λが0.55〜1.2μmであり、前記空孔が前記コア部を囲むように形成する正六角形状の層の数が2であることを特徴とする。
本発明によれば、700nmより小さいゼロ分散波長を有し、ゼロ分散波長においてシングルモード動作するホーリーファイバを実現できるという効果を奏する。
以下に、図面を参照して本発明に係るホーリーファイバの実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、本明細書において特に定義しない用語については、ITU−T(国際電気通信連合)G.650.1における定義、測定方法に従うものとする。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係るホーリーファイバの模式的な断面図である。図1に示すように、このホーリーファイバ10は、中心に位置するコア部11と、コア部11の外周に位置するクラッド部12とを備える。コア部11とクラッド部12とは、いずれも屈折率調整用のドーパントが添加されていない純シリカガラスからなる。
クラッド部12は、コア部11の周囲に形成された空孔13を有する。この空孔13は、三角格子Lを形成するように配置している。空孔13の直径はいずれもdであり、三角格子Lの格子定数、すなわち空孔13の中心間距離はΛである。また、空孔13は、コア部11を囲むように正六角形状の層を形成している。ホーリーファイバ10の場合は、空孔13の配置は2層構造になっている。
ホーリーファイバ10は、HE11モードである基底モードのゼロ分散波長が700nmより小さく、ゼロ分散波長において1以上の高次モードを有している。しかしながら、ホーリーファイバ10は、ゼロ分散波長において、基底モードの閉じ込め損失が0.1dB/m以下と十分に小さいとともに、各高次モードの閉じ込め損失が10dB/m以上と十分に大きくなっている。したがって、ホーリーファイバ10において高次モードの光が励振されたとしても、わずかな距離を伝搬するだけで直ぐに漏洩し、その強度が急激に減衰する。その結果、ホーリーファイバ10は、ゼロ分散波長の光を実質的にシングルモードで伝搬できる。
なお、空孔13の孔径dと、三角格子Lの格子定数Λについて、d/Λが0.7〜0.97であり、Λが0.55〜1.2μmであれば、このように基底モードのゼロ分散波長が700nmより小さく、ゼロ分散波長において高次モードを有し、ゼロ分散波長において、基底モードの閉じ込め損失が0.1dB/m以下であるとともに、高次モードの閉じ込め損失が10dB/m以上であるというホーリーファイバ10を実現できる。たとえば、d/Λが0.97であり、Λが0.55μmであれば、ゼロ分散波長は約510nmとなり、波長510nmにおける基底モードの閉じ込め損失が約0.03dB/mと小さくなり、高次モードのうちのTE01モードの閉じ込め損失が約11dB/mとなる。なお、TE01モード以外の高次のモードについては、閉じ込め損失はさらに大きくなる。
以下、本実施の形態に係るホーリーファイバ10を実現するための設計パラメータ、およびその設計パラメータによって得られる諸特性について、有限要素法(FEM)シミュレーションを用いた計算結果を用いて具体的に説明する。なお、以下の説明においては、高次モードとは、ホーリーファイバ10中に存在する全ての高次モードのうち、実効屈折率が最も高い、すなわち閉じ込め損失が最も小さいTE01モードを意味するものとする。
図2は、d/Λを0.97に固定してΛを変化させたときの基底モードの波長分散特性を示す図である。図2に示すように、ゼロ分散波長は、Λを小さくするにつれて短波長側にシフトし、Λが0.55μmの場合にもっとも短波長の約510nmになり、さらにΛを小さくするとゼロ分散波長は長波長側にシフトする。したがって、Λを0.55μmとすれば、ゼロ分散波長を最も短くできる。
図3は、d/Λが0.97、0.95、0.90の場合のゼロ分散波長λ0とΛとの関係を示す図である。図3に示すように、同一のΛであれば、d/Λを大きくするにつれてゼロ分散波長が短波長側にシフトする。なお、d/Λが0.95ならびに0.90の場合には、Λを0.5μmとすると、700nm以下の全ての波長領域において波長分散が負となるため、ゼロ分散波長が存在しないこととなる。
図4、5はそれぞれ、d/Λが0.97、0.95、0.90の場合のゼロ分散波長λ0と高次モードの閉じ込め損失、または基底モードの閉じ込め損失との関係を示す図である。なお、図4、5における各点は、図3に示す各点と対応しており、例えばゼロ分散波長が約570nmである点はd/Λが0.9でありΛが0.8μmである。図4に示すように、d/Λが0.97において、ゼロ分散波長が約510nmすなわちΛが0.55μmの場合、高次モードの閉じ込め損失が10dB/m以上となり、実質的なシングルモード動作が可能となる。また、図5に示すように、d/Λが0.97においてΛが0.55μmの場合、基底モードの閉じ込め損失は0.1dB/m以下となり、光損失の少ない、良好な光伝搬を実現することが可能である。
さらに、高次モードの閉じ込め損失が大きく、基底モードの閉じ込め損失が小さいということは、すなわち、高次モードと基底モードとの実効屈折率差が大きいということを意味する。したがって、d/Λが0.97においてΛが0.55μmの場合、モード間干渉による伝搬光の品質の劣化も十分に抑制される。
d/Λが0.97、Λが0.55μmの場合のホーリーファイバ10の特性についてさらに説明する。図6は、d/Λが0.97、Λが0.55μmの場合の基底モードの波長分散特性を示す図である。図6に示すように、短波長側のゼロ分散波長が約510nmとなっており、波長510nm近傍のSC光発生用の光ファイバとして適する特性となっている。
また、図7は、d/Λが0.97、Λが0.55μmの場合の基底モードおよび高次モードの閉じ込め損失の波長依存性を示す図である。図7に示すように、基底モードの閉じ込め損失が0.1dB/m以下かつ高次モードの閉じ込め損失が10dB/m以上となる波長帯域Δλは、約510nmから約540nmにわたっている。
さらに、図8は、d/Λが0.97、Λが0.55μmの場合の有効コア断面積Aeffの波長依存性を示す図である。図8に示すように、有効コア断面積はたとえばゼロ分散波長である約510nmにおいて約0.25μm程度と非常に小さく、光学非線形性が高くなっており、SC光の発生に適した特性となっている。
つぎに、d/Λをさらに変化させた場合のホーリーファイバ10の特性について説明する。図9は、d/Λを0.8に固定してΛを変化させたときの基底モードの波長分散特性を示す図である。図9に示すように、ゼロ分散波長は、Λを小さくするにつれて短波長側にシフトし、Λが0.8μmの場合にもっとも短波長の約600nmになる。しかし、さらにΛを小さくすると、波長分散曲線の最大値がゼロにまで到達しなくなり、ゼロ分散波長が存在しなくなる。
また、図10は、d/Λを0.9に固定してΛを変化させたときの基底モードの波長分散特性を示す図である。図10に示すように、この場合も、ゼロ分散波長は、Λを小さくするにつれて短波長側にシフトし、Λが0.6μmの場合にもっとも短波長の約550nmになり、さらにΛを小さくするとゼロ分散波長が存在しなくなる。
図11〜13は、d/Λが0.7、0.8、0.9の場合の、ゼロ分散波長λ0とΛとの関係、ゼロ分散波長λ0と高次モードの閉じ込め損失との関係、ゼロ分散波長λ0と基底モードの閉じ込め損失との関係をそれぞれ示す図である。なお、図12、13における各点は、図11に示す各点と対応している。図11に示すように、同一のΛであれば、d/Λを大きくするにつれてゼロ分散波長が短波長側にシフトする。また、図12に示すように、同一のゼロ分散波長あるいはΛであれば、d/Λを小さくするにつれて高次モードの閉じ込め損失が大きくなる。また、図13に示すように、同一のゼロ分散波長あるいはΛであれば、d/Λを大きくするにつれて基底モードの閉じ込め損失が小さくなる。
以上、図2〜13に示した結果を含む鋭意検討の結果、本発明者が見出したところによれば、図1に示すホーリーファイバ10において、空孔13の孔径dと、三角格子Lの格子定数Λについて、d/Λが0.7〜0.97であり、Λが0.55〜1.2μmであれば、基底モードのゼロ分散波長が700nmより小さく、ゼロ分散波長において高次モードを有し、ゼロ分散波長において、基底モードの閉じ込め損失が0.1dB/m以下であるとともに、高次モードの閉じ込め損失が10dB/m以上であるという条件を実現できる。図14は、代表的な設計パラメータと、対応する諸特性の計算結果とを計算例1〜5として示した図である。
なお、上記では、おもにd/Λ、およびΛとホーリーファイバ10の特性との関係について説明した。つぎに、空孔の層数とホーリーファイバの特性との関係について説明する。以下では、図1に示すホーリーファイバ10を、空孔が2層のホーリーファイバと呼ぶ。また、ホーリーファイバ10のコア部11側から2層目の空孔の外側に、さらに3層目の空孔を形成したホーリーファイバを、3層のホーリーファイバと呼ぶ。さらに、ホーリーファイバ10のコア部11側から2層目の空孔を形成せず、空孔を最内層の1層のみとしたホーリーファイバを、1層のホーリーファイバと呼ぶ。
図15は、上記の1〜3層のホーリーファイバにおいて、d/Λを0.97とした場合の、ゼロ分散波長λ0とΛとの関係を示す図である。図15に示すように、ゼロ分散波長は、層数を変えてもほとんど変化しない。
一方、図16、17は、1〜3層のホーリーファイバにおいて、d/Λを0.97とした場合の、ゼロ分散波長λ0と高次モードの閉じ込め損失との関係、ゼロ分散波長と基底モードの閉じ込め損失との関係をそれぞれ示す図である。なお、図16、17における各点は、図15に示す各点と対応している。層数を3層とした場合には、図16に示すように、高次モードの閉じ込め損失が小さくなってしまうため、高次モードの光も減衰することなくホーリーファイバ中を伝搬してしまい、モード間干渉による伝搬光の品質の劣化が生じる。一方、層数を1層とした場合には、図17に示すように、基底モードの閉じ込め損失が大きくなってしまうため、良好な光伝搬を実現することが困難となる。そして、層数を2層とした場合には、基底モードの閉じ込め損失が小さいとともに、高次モードの閉じ込め損失が大きくなり、シングルモード動作が好適に実現される。
なお、図18は、1〜3層のホーリーファイバにおいて、d/Λを0.97とした場合の、Λと有効コア断面積Aeffとの関係を示す図である。図18に示すように、有効コア断面積も、ゼロ分散波長と同様に、層数を変えてもほとんど変化しない。
本発明の実施の形態に係るホーリーファイバの模式的な断面図である。 d/Λを0.97に固定してΛを変化させたときの基底モードの波長分散特性を示す図である。 d/Λが0.97、0.95、0.90の場合のゼロ分散波長λ0とΛとの関係を示す図である。 d/Λが0.97、0.95、0.90の場合のゼロ分散波長λ0と高次モードの閉じ込め損失との関係を示す図である。 d/Λが0.97、0.95、0.90の場合のゼロ分散波長λ0と基底モードの閉じ込め損失との関係を示す図である。 d/Λが0.97、Λが0.55μmの場合の波長分散特性を示す図である。 d/Λが0.97、Λが0.55μmの場合の基底モードおよび高次モードの閉じ込め損失の波長依存性を示す図である。 d/Λが0.97、Λが0.55μmの場合の有効コア断面積Aeffの波長依存性を示す図である。 d/Λを0.8に固定してΛを変化させたときの基底モードの波長分散特性を示す図である。 d/Λを0.9に固定してΛを変化させたときの基底モードの波長分散特性を示す図である。 d/Λが0.7、0.8、0.9の場合のゼロ分散波長λ0とΛとの関係を示す図である。 d/Λが0.7、0.8、0.9の場合のゼロ分散波長λ0と高次モードの閉じ込め損失との関係を示す図である。 d/Λが0.7、0.8、0.9の場合のゼロ分散波長λ0と基底モードの閉じ込め損失との関係を示す図である。 代表的な設計パラメータと、対応する諸特性の計算結果とを計算例1〜5として示した図である。 1〜3層のホーリーファイバにおいて、d/Λを0.97とした場合の、ゼロ分散波長λ0とΛとの関係を示す図である。 1〜3層のホーリーファイバにおいて、d/Λを0.97とした場合の、ゼロ分散波長λ0と高次モードの閉じ込め損失との関係を示す図である。 1〜3層のホーリーファイバにおいて、d/Λを0.97とした場合の、ゼロ分散波長λ0と基底モードの閉じ込め損失との関係を示す図である。 1〜3層のホーリーファイバにおいて、d/Λを0.97とした場合の、Λと有効コア断面積Aeffとの関係を示す図である。
符号の説明
10 ホーリーファイバ
11 コア部
12 クラッド部
13 空孔

Claims (2)

  1. 中心に位置するコア部と、
    前記コア部の外周に位置し該コア部の周囲に三角格子状に配置された空孔を有するクラッド部と、
    を備え、基底モードのゼロ分散波長が700nmより小さく、前記ゼロ分散波長において高次モードを有し、前記ゼロ分散波長において、前記基底モードの閉じ込め損失が0.1dB/m以下であるとともに前記高次モードの閉じ込め損失が10dB/m以上であることを特徴とするホーリーファイバ。
  2. 前記空孔の孔径をd[μm]、前記三角格子の格子定数をΛ[μm]とすると、d/Λが0.7〜0.97であり、Λが0.55〜1.2μmであり、前記空孔が前記コア部を囲むように形成する正六角形状の層の数が2であることを特徴とする請求項1に記載のホーリーファイバ。
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