JP2009092683A - 電子写真方式の画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着装置のローラから記録用紙を剥離する剥離爪に付着したトナー塊を原因とする記録用紙の汚れやローラ表面の傷を防止することが可能な電子写真方式の画像形成装置を提供する。
【解決手段】記録用紙にトナー像を記録する度に、記録用紙に対するトナー像の印字率を積算して、印字率積算値を求め、印字率積算値が閾値に達すると、各ローラ35、36の回転を一旦停止させてから再開し、剥離爪71に付着したトナーを加熱ローラ35に転移させている。各ローラ35、36の回転が一旦停止すると、剥離爪71先端のトナーが加熱ローラ35に接触して付着し、各ローラ35、36の回転が再開されると、剥離爪71先端のトナーが該剥離爪71から脱落して加熱ローラ35に転移し、クリーニング装置49により加熱ローラ35のトナーが除去される。
【選択図】図2

Description

本発明は、定着ローラを用いた定着装置を備える電子写真方式の画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の電子写真方式の画像形成装置においては、静電潜像を感光体ドラム表面に形成し、トナーにより感光体ドラム表面の静電潜像を現像して、感光体ドラム表面にトナー像を形成し、トナー像を感光体ドラムから記録用紙に転写し、記録用紙を加熱及び加圧して、トナー像を記録用紙上に定着させている。
記録用紙の加熱及び加圧は、図7に示すような定着装置で行われる。この定着装置においては、加熱ローラ101と加圧ローラ102を相互に圧接して、両者のローラ間にニップ域Nを形成し、各ローラ101、102間に記録用紙を挟みこんで搬送しつつ、記録用紙を加熱及び加圧して、記録用紙上のトナー像を定着させる。
ところで、このような定着処理により記録用紙上のトナー全てを溶融固着することができるわけではなく、ローラの表面温度が高いことから、若干量のトナーがローラ側に転移して付着する。このため、通常は、ローラの残留トナーを除去するクリーニング装置を設けている。
従来のクリーニング装置は、ブレードクリーニング、フェルトクリーニング等によりローラの残留トナーを除去するというものであったが、その様な手法でローラの残留トナーを除去しても、ブレードやフェルトに一旦付着したトナーがローラに戻ってしまうことがある。
特に、近年は、印字処理速度の高速化が著しく、これに伴ってローラに付着するトナーの量が多くなり、ローラのクリーニング不良が問題になっている。従来は、印字処理速度が300〜400mm/sec程度であったが、近年は、印字処理速度が500〜700mm/secとなり、単位時間当たりの処理枚数が100〜150枚/分となっている。しかも、カラー印字処理も普及しつつあり、ローラへのトナーの付着量が増大している。あるいは、中間濃度(ハーフトーンと称される)の印字処理も多くなって来ており、これもトナーの付着量増大の大きな一因となっている。
このため、ブレードやフェルトの清掃能力をオーバーしてしまい、定着ローラに付着したトナーを除去し切れず、定着ローラのクリーニング不良が生じた。
そこで、ウェブクリーニング手法が提案されている。このウェブクリーニング手法では、薄い布からなるウェブシートを送り出しローラに巻き付けて、このウェブシートの一端を巻き取りローラに接続しておき、ウェブシートを送り出しローラから送り出して巻き取りローラに巻き取り、この送り出し及び巻き取りの途中でウェブシートを定着ローラに接触させて、定着ローラの付着物を除去する(特許文献1を参照)。
一方、記録用紙がニップ域を通過した後で定着ローラに巻き付いたまま離れないことがある。このため、例えば図7に示すように各ローラ101、102表面近傍にそれぞれの剥離爪103、104を設け、これらの剥離爪103、104によりローラに巻き付いた記録用紙を剥がしている。
このような剥離爪は、各ローラ間のニップ域近傍に設ける必要があり、その配置位置がローラの回転方向におけるクリーニング装置よりも上流側となる。このため、ローラの残留トナーが除去される前に剥離爪に付着することとなり、多くのトナーが剥離爪に付着する。
加熱ローラ101側の剥離爪103に付着したトナーは、各ローラの停止後に該各ローラの回転を再開したときに、剥離爪103から加熱ローラ101表面に転移してウェブシートにより除去される。また、加圧ローラ102側の剥離爪104に付着したトナーは、各ローラの停止後に該各ローラの回転を再開したときに、剥離爪104から加圧ローラ102表面に転移し、更にニップ域で加圧ローラ102から加熱ローラ101へと転移し、ウェブシートにより除去される。
ところが、先に述べたように印字処理速度が高速化され、ローラに付着するトナーの量が多くなって来ると、剥離爪に付着のトナー塊が大きくなり、ローラの回転が再開されたときに剥離爪からローラへと転移するトナー塊も大きくなる。このような大きなトナー塊は、ウェブシートにより直ちに除去されず、ローラ表面に暫く残って、ローラ表面のトナー塊が記録用紙へと転写されて、記録用紙の汚れの原因となったり、ニップ域で挟まれて各ローラ表面を傷つけたりした。
特開平10−307503号公報
このようにウェブクリーニング手法を適用して、ウェブシートによりローラ表面のトナーを除去したとしても、剥離爪に付着の大きなトナー塊がローラ表面に転移したときには、この大きなトナー塊を直ちに除去することができず、ローラ表面にトナー塊が残っている間は、ローラ表面のトナー塊が記録用紙の裏面に転写され、1枚だけではなく、2枚、3枚と複数枚の汚れが発生することになった。あるいは、この汚れが、単なる汚れとはならず、画像や文字の一部と誤認されてしまうこともあった。更に、トナー塊が各ローラ表面の傷の原因となった。
そこで、本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであり、定着装置のローラから記録用紙を剥離する剥離爪に付着したトナー塊を原因とする記録用紙の汚れやローラ表面の傷を防止することが可能な電子写真方式の画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、定着ローラ(加熱ローラもしくは加圧ローラ)により記録用紙を搬送しつつ該記録用紙上のトナー像を定着させ、剥離爪により記録用紙を定着ローラから剥離し、クリーニング手段により定着ローラの表面をクリーニングする定着装置を備える電子写真方式の画像形成装置において、記録用紙にトナー像を記録する度に、記録用紙に対するトナー像の印字率を積算して、印字率積算値を求める印字率積算手段と、前記印字率積算手段により求められた印字率積算値が閾値に達すると、前記定着ローラの回転を一時的に停止させて、前記剥離爪に付着したトナーを定着ローラに転移させる制御手段とを備えている。
また、前記印字率積算手段は、トナー像を形成するトナーの付着画素数を計数して印字率を求めている。
更に、前記印字率積算手段は、印字が行われた全ての記録用紙の印字率を積算して印字率積算値を求めている。
また、前記印字率積算手段は、印字が行われた記録用紙の印字率が規定値を超えたときに、記録用紙の枚数を積算し、この記録用紙の積算枚数を印字率積算値として求めている。
更に、前記制御手段は、前記定着ローラの回転を一時的に停止させた後、定着ローラの回転再開直後の該定着ローラの回転速度を低減させている。
また、前記制御手段は、前記定着ローラの回転を一時的に停止させた後、定着ローラの回転再開直後に該定着ローラを間欠回転させている。
更に、前記剥離爪を振動させる振動手段を備え、前記制御手段は、前記定着ローラの回転を一時的に停止させて、前記振動手段により剥離爪を振動させ、剥離爪に付着したトナーを定着ローラに転移させている。
また、前記剥離爪を前記定着ローラの長手方向に往復移動させる往復移動手段を備え、前記制御手段は、定着ローラの回転を一時的に停止させて、前記往復移動手段により剥離爪を往復移動させ、剥離爪に付着したトナーを定着ローラに転移させている。
更に、前記印字率積算手段により求められた印字率積算値と比較される閾値の大きさ、この印字率積算値が閾値に達したときに前記定着ローラの回転を停止させるか否か、及び定着ローラの回転を停止させる場合での停止時間のうちの少なくとも1つを入力設定するための入力手段を備えている。
また、前記印字率積算手段により求められた印字率積算値と比較される閾値の大きさ、この印字率積算値が閾値に達したときに前記定着ローラの回転を停止させるか否か、及び定着ローラの回転を停止させる場合での停止時間のうちの少なくとも1つについて、予め設定された複数の選択肢のいずれかを選択するための選択手段を備えている。
この様な構成の本発明によれば、記録用紙にトナー像を記録する度に、記録用紙に対するトナー像の印字率を積算して、印字率積算値を求め、印字率積算値が閾値に達すると、定着ローラ(加熱ローラもしくは加圧ローラ)の回転を一時的に停止させて、剥離爪に付着したトナーを定着ローラに転移させている。印字率積算値は、トナーの消費量に比例しており、トナーの消費量が多くなるほど、定着ローラ及び剥離爪のトナー付着量が多くなる傾向にある。このため、印字率積算値の閾値を適宜に設定すれば、印字率積算値が閾値に達したときに、剥離爪のトナー付着量が過剰になる前の一定レベルに達したことになる。そして、印字率積算値が閾値に達したタイミングで定着ローラの回転を停止させて、剥離爪に付着したトナーを定着ローラに転移させれば、定着ローラに転移したトナーをクリーニングして確実に除去することができる。これにより、定着ローラ表面温度の安定化、定着性能の安定化、定着ローラの長寿命化等を図ることができる。
例えば、トナー像を形成するトナーの付着画素数を計数して印字率を求めたり、印字が行われた全ての記録用紙の印字率を積算して印字率積算値を求めたり、印字が行われた記録用紙の印字率が規定値を超えたときに、記録用紙の枚数を積算し、この記録用紙の積算枚数を印字率積算値として求めたりすることができる。
また、剥離爪に付着したトナーを定着ローラに転移させた後、定着ローラの回転再開直後の該定着ローラの回転速度を低減させているので、定着ローラに転移したトナーをより確実に除去することができる。
更に、定着ローラの回転再開直後に該定着ローラを間欠回転させているので、剥離爪から定着ローラへのトナーの転移回数が増えて、剥離爪の付着トナーが定着ローラに確実に転移する。定着ローラを間欠的に回転させる代わりに、剥離爪を振動させる振動手段を設けたり、剥離爪を定着ローラの長手方向に往復移動させる往復移動手段を設けて、剥離爪から定着ローラへのトナーの転移を促進させても構わない。
また、印字率積算値と比較される閾値の大きさ、この印字率積算値が閾値に達したときに定着ローラの回転を停止させるか否か、及び定着ローラの回転を停止させる場合での停止時間を任意に設定可能にしているので、利用者の利便性を向上させることができる。例えば、利用者が要求する画像品位の程度、記録速度、記録枚数等に応じて、それらの設定を適宜に変更することが考えられる。
以下、本発明の一実施形態を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態を示す概略図である。本実施形態の画像形成装置では、後で述べる様に定着装置の剥離爪のトナー付着量が過剰になる前にそのトナーを除去することができる。
画像形成装置100は、原稿用紙から読取られた画像データを取得したり、或いは、外部から受信した画像データを取得し、この画像データによって示されるモノクロ画像を記録用紙に形成するものであり、その構成を大別すると、原稿用紙搬送部(ADF)101、画像読取り部102、印字部103、記録用紙搬送部104、及び給紙部105からなる。
原稿用紙搬送部101では、少なくとも1枚の原稿用紙が原稿セットトレイ11にセットされると、原稿用紙を1枚ずつ原稿セットトレイ11から引き出して搬送し、この原稿用紙を画像読取り部102の原稿読取り窓102aに導いて通過させ、この原稿用紙を排紙トレイ12に排出する。
原稿読取り窓102aの上方には、CIS(Contact Image Sensor)13を配設している。このCIS13は、原稿読取り窓102aを原稿用紙が通過する際に、原稿用紙裏面の画像を主走査方向に繰り返し読取り、原稿用紙裏面の画像を示す画像データを出力する。
また、画像読取り部102は、原稿用紙が原稿読取り窓102aを通過する際に、第1走査ユニット15のランプによって原稿用紙表面を露光し、第1及び第2走査ユニット15、16のミラーによって原稿用紙表面からの反射光を結像レンズ17へと導き、結像レンズ17によって原稿用紙表面の画像をCCD(Charge Coupled Device)18上に結像する。CCD18は、原稿用紙表面の画像を主走査方向に繰り返し読取り、原稿用紙表面の画像を示す画像データを出力する。
更に、原稿用紙が画像読取り部102上面のプラテンガラス上に置かれた場合は、第1及び第2走査ユニット15、16を相互に所定の速度関係を維持しつつ移動させ、第1走査ユニット15によってプラテンガラス上の原稿用紙表面を露光し、第1及び第2走査ユニット15、16によって原稿用紙表面からの反射光を結像レンズ17へと導き、結像レンズ17によって原稿用紙表面の画像をCCD18上に結像する。
CIS13もしくはCCD18から出力された画像データは、マイクロコンピュータ等の制御回路により各種の画像処理を施されてから、印刷部103に出力される。
印刷部103は、画像データによって示される原稿を用紙に記録するものであって、感光体ドラム21、帯電器22、光書込みユニット23、現像器24、転写ユニット25、クリーニングユニット26、及び定着装置27等を備えている。
感光体ドラム21は、一方向に回転しており、その表面をクリーニングユニット26によりクリーニングされてから、その表面を帯電器22により均一に帯電される。帯電器22は、チャージャー型のものであっても、感光体ドラム21に接触するローラ型やブラシ型のものであっても良い。
光書込みユニット23は、2つのレーザ照射部28a、28b、及び2つのミラー群29a、29bを備えるレーザスキャニングユニット(LSU)である。この光書込みユニット23では、画像データを入力して、この画像データに応じたレーザ光を各レーザ照射部28a、28bからそれぞれ出射し、これらのレーザ光を各ミラー群29a、29bを介して感光体ドラム21に照射して、均一に帯電された感光体ドラム21表面を露光し、感光体ドラム21表面に静電潜像を形成する。
この光書込みユニット23は、高速印字処理に対応するために2つのレーザ照射部28a、28bを備えた2ビーム方式を採用して、照射タイミングの高速化に伴う負担を軽減している。
尚、光書込ユニット23として、レーザスキャニングユニットの代わりに、発光素子をアレイ状に並べたEL書き込みヘッドやLED書き込みヘッドを用いることもできる。
現像器24は、トナーを感光体ドラム21表面に供給して、静電潜像を現像し、トナー像を感光体ドラム21表面に形成する。転写ユニット25は、感光体ドラム21表面のトナー像を用紙搬送部104により搬送されてきた記録用紙に転写する。定着装置27は、記録用紙を加熱及び加圧して、記録用紙上のトナー像を定着させる。この後、記録用紙は、用紙搬送部104により排紙トレイ47へと更に搬送されて排出される。また、クリーニングユニット26は、現像、転写後に感光体ドラム21の表面に残留したトナーを除去して回収する。
ここで、転写ユニット25は、転写ベルト31、駆動ローラ32、従動ローラ33、及び弾性導電性ローラ34等を備えており、転写ベルト31を該各ローラ32〜34と他のローラに張架して回転させている。転写ベルト31は、所定の抵抗値(例えば、1×109〜1×1013Ω/cm)を有しており、その表面に載せられた記録用紙を搬送する。弾性導電性ローラ34は、転写ベルト31を介して感光体ドラム21表面に押し付けられており、転写ベルト31上の記録用紙を感光体ドラム21表面に押し付ける。この弾性導電性ローラ34には、感光体ドラム21表面のトナー像の電荷とは逆極性の電界が印加されており、この逆極性の電界により感光体ドラム21表面のトナー像が転写ベルト31上の記録用紙に転写される。例えば、トナー像が(−)極性の電荷を有している場合は、弾性導電性ローラ34に印加されている電界の極性が(+)極性にされる。
定着装置27は、加熱ローラ35及び加圧ローラ36を定着ローラとして備えている。加熱ローラ35に対して加圧ローラ36が所定圧で圧接されるように、加圧ローラ36の両端に図示しない加圧部材を配置している。加熱ローラ35と加圧ローラ36間の圧接域(ニップ域Nと称す)に記録用紙が搬送されて来ると、各ローラ35、36により記録用紙が搬送されつつ、記録用紙上の未定着トナー像が加熱溶融され加圧されて、トナー像が記録用紙上に定着される。
用紙搬送部104は、記録用紙を搬送するための複数対の搬送ローラ41、一対のレジストローラ42、搬送経路43、反転搬送経路44a、44b、複数の分岐爪45、及び一対の排紙ローラ46等を備えている。
搬送経路43では、記録用紙を給紙部105から受け取り、記録用紙の先端がレジストローラ42に達するまで該記録用紙を搬送する。このときレジストローラ42を一時的に停止させているので、記録用紙の先端がレジストローラ42に達して当接し、記録用紙が撓む。この撓んだ記録用紙の弾性力により該記録用紙の先端をレジストローラ42と平行に揃える。この後、レジストローラ42の回転を開始して、レジストローラ42により記録用紙を印字部103の転写ユニット25へと搬送し、更に排紙ローラ46により記録用紙を排紙トレイ47へと搬送する。
レジストローラ42の停止及び回転は、レジストローラ42と駆動軸間のクラッチをオンオフに切り替えたり、レジストローラ42の駆動源であるモータをオンオフに切り替えてなされる。
また、記録用紙の裏面にも画像を記録する場合は、各分岐爪45を選択的に切替え、記録用紙を搬送経路43から反転搬送経路44bへと導き入れて、記録用紙の搬送を一旦停止させ、更に各分岐爪45を選択的に再度切替え、記録用紙を反転搬送経路44bから反転搬送経路44aへと導き入れて、記録用紙の表裏を反転させてから、記録用紙を反転搬送経路44aを通じて搬送経路43のレジストローラ42へと戻す。
この様な記録用紙の搬送をスイッチバック搬送と称し、このスイッチバック搬送により記録用紙の表裏が反転され、同時に記録用紙の先端及び後端が入れ替わる。従って、記録用紙が反転されて戻されると、記録用紙の後端がレジストローラ42に当接して、記録用紙の後端がレジストローラ42と平行に揃えられ、レジストローラ42により記録用紙がその後端から印字部103の転写ユニット25へと搬送されて、記録用紙の裏面に印字がなされ、定着装置27の各ローラ35、36間のニップ域Nにより記録用紙裏面の未定着トナー像が加熱溶融され加圧されて、トナー像が記録用紙の裏面に定着され、この後に排紙ローラ46により記録用紙が排紙トレイ47へと搬送される。
搬送経路43及び反転搬送経路44a、44bにおいては、記録用紙の位置等を検出するセンサーを各所に配置し、各センサーにより検出された記録用紙の位置に基づいて搬送ローラやレジストローラを駆動制御して、記録用紙の搬送及び位置決めを行っている。
給紙部105は、複数の給紙トレイ51を備えている。各給紙トレイ51は、記録用紙を蓄積しておくためのトレイであり、画像形成装置100の下方に設けられている。また、各給紙トレイ51は、記録用紙を一枚ずつ引き出すためのピックアップローラ等を備えており、引き出した記録用紙を用紙搬送部104の搬送経路43へと送り出す。
画像形成装置100は、高速印字処理を目的としているため、各給紙トレイ51には、定型サイズの記録用紙を500〜1500枚収納可能な容積を確保している。
また、画像形成装置100の側面には、複数種の記録用紙を多量に収納可能な大容量給紙カセット(LCC)52、及び主として不定型サイズの記録用紙を供給するための手差しトレイ53を設けている。
排紙トレイ47は、手差しトレイ53とは反対側の側面に配置されている。この排紙トレイ47に代えて、排紙用紙の後処理装置(ステープル、パンチ処理等々)や、複数段の排紙トレイをオプションとして配置することも可能な構成となっている。
この様な画像形成装置100においては、印字処理速度を高速化して、使い勝手を向上させている。例えば、A4定型の記録用紙を用いる場合は、記録用紙の搬送速度を500〜700mm/secに設定している。
図2は、定着装置27を側方から見て概略的に示す図である。この定着装置27では、加熱ローラ35、加圧ローラ36、加熱ローラ35表面の付着トナーを除去するクリーニング装置49、各ローラ35、36の表面近傍に設けられたそれぞれの剥離爪71、72、定着装置27を駆動制御する制御部73、各ローラ35、36を回転駆動するためのローラ駆動部74、及び各ローラ35、36のヒータを駆動するためのヒータ駆動部75を備えている。
各ローラ35、36は、所定の押圧力(例えば600N)で互いに圧接されており、それらの間にニップ域Nを形成している。加熱ローラ35の表面温度は、トナー溶融温度よりも30〜40℃ほど高く設定され、概ね160〜200℃に設定される。また、加圧ローラ36の表面温度は、加熱ローら35の表面温度よりも低く、概ね110℃〜150℃に設定される。各ローラ35、36は、加熱されながら回転し、ニップ域Nを通過する記録用紙P上のトナー像を加熱溶融する。
加熱ローラ35は、芯金の外表面に弾性層を設け、この弾性層の外表面に離型層を形成してなる3層構造のローラである。芯金には、例えば鉄、ステンレス鋼、アルミニウム、銅等の金属或いはそれらの合金等が用いられる。また、弾性層にはシリコンゴムが用いられ、離型層にはPFA(テトラフルオロエチレンとパーフルオロアルキルビニルエーテルとの共重合体)やPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹脂が用いられる。
加熱ローラ35内部(芯金の内部)には、該ローラ35を加熱する熱源のヒータランプ(ハロゲンランプ)43が設けられている。
加圧ローラ36も、加熱ローラ35と同様に、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム、銅等の金属或いはそれらの合金等よりなる芯金、この芯金表面のシリコンゴム等の弾性層、更にその上のPFAやPTFE等の離型層からなる3層構造のローラである。
また、加圧ローラ36内部(芯金の内部)にも、該ローラ36を加熱するヒータランプ44が設けられている。
各ローラ35、36のヒータランプ43、44は、赤外線を放射して、それぞれのローラ35、36を加熱する。各ローラ35、36は、それらの内部から加熱され、それらの表面を均一に加熱される。
制御部73は、温度センサ(図示せず)により検出された加熱ローラ35及び加圧ローラ36の表面温度を入力して監視しながら、各ローラ35、36の表面温度が一定レベルとなるようにヒータ駆動部75を通じて各ローラ35、36のヒータランプ43、44をオンオフ制御する。
ここでは、加圧ローラ36内部に熱源を設けているが、熱源を設けないこともある。加圧ローラ36の機能は、記録用紙がニップ域Nを通過するときに、記録用紙を加熱ローラ35に加圧して、記録用紙上の溶融トナーを該記録用紙の繊維成分(セルロース等)に浸透させ、記録用紙に対してトナーの投鋲作用を生じさせることにあるが、その投鋲作用を適宜に生じさせるために、加圧ローラ36内部に熱源を設けたり設けなかったりする。
各ローラ35、36により加熱される記録用紙の温度によって投鋲作用の深さ(記録用紙に対する溶融トナーの浸透距離)が異なり、記録用紙の温度が高くなるほど、溶融トナーの浸透距離が長くなり、記録用紙に対するトナーの付着力が増大し、定着性能が向上する。通常、画像形成装置の印字処理速度(プロセス速度)が低速のときは、記録用紙の搬送間隔が長く、各ローラ35、36の接触時間も長くなり、加熱ローラ35から加圧ローラ36へと熱伝導が十分になされるので、加圧ローラ36内部の熱源を必要とはしない。しかしながら、印字処理速度が高速になると、記録用紙の搬送間隔が短くなり、各ローラ35、36の接触時間も短くなり、加熱ローラ35から加圧ローラ36への熱伝導が不足するので、加圧ローラ36内部に熱源を設ける必要がある。
さて、各ローラ35、36間のニップ域Nに侵入した記録用紙上の未定着トナーは、加熱ローラ35により加熱されて溶融する。また、記録用紙そのものも、各ローラ35、36により加熱されて暖められる。このような状態で、ニップ域Nで記録用紙上の溶融トナーが加圧されて、溶融トナーが記録用紙に浸透し、投鋲作用によって溶融トナーが記録用紙に定着する。
ニップ域Nの通過直後は、記録用紙上の溶融トナーが加熱ローラ35に付着して、記録用紙が加熱ローラ35に巻き付いているが、ニップ域Nから離れて行くと、加圧ローラ36による加圧力が解除され、加圧ローラ36からの熱伝導がなくなることから、記録用紙が急冷されて、記録用紙上の溶融トナーが固化し、加熱ローラ35に対する溶融トナーの付着力が弱くなる。そして、加熱ローラ35に付着した記録用紙の先端が剥離爪71に到達すると、剥離爪71が加熱ローラ35と記録用紙間に入り込んで、剥離爪71により記録用紙が加熱ローラ35から強制的に剥離され、更に記録用紙が排紙ローラ46を通じて排紙トレイ47へと搬送される。
ただし、剥離爪71による強制的な剥離に際し、少量の溶融トナーが加熱ローラ35や剥離爪71の先端に付着する。
加熱ローラ35に付着したトナーは、クリーニング装置49により除去される。クリーニング装置49は、オイル(シリコンオイル)を含侵した薄い(100μm厚み前後)布からなるウェブシート61を巻き付けた送り出しローラ62と、このウェブシート61の先端を接続した巻き取りローラ63と、送り出しローラ62から巻き取りローラ63へと到るウェブシート61の搬送経路で該ウェブシート61にテンションを付与する複数のテンションローラ64と、送り出しローラ62と巻き取りローラ63間でウェブシート61を加熱ローラ35に圧接させる圧接ローラ65とを備えており、圧接ローラ65によりウェブシート61を加熱ローラ35表面に圧接して、加熱ローラ35表面に付着している残留トナーを拭き取り除去する。ウェブシート61の圧接部分が加熱ローラ61表面の残留トナーで汚れて、このウェブシート61の圧接部分により残留トナーの除去が困難になったときには、送り出しローラ62及び巻き取りローラ63を回転させて、送り出しローラ62から巻き取りローラ63へとウェブシート61を一定量だけ送り出し、ウェブシート61の圧接部分を新しくして、このウェブシート61の新しい圧接部分により残留トナーを除去する。
ここで、印字処理速度が高速化され、単位時間当たりの記録用紙の印字枚数が多くなると、あるいはカラー印字処理や中間濃度(ハーフトーンと称される)の印字処理が多くなると、剥離爪71に付着するトナーの量が多くなり、剥離爪71に付着のトナー塊が生じ易くなる。仮に、このトナー塊が剥離爪71から加熱ローラ35に転移した場合は、クリーニング装置49により加熱ローラ35のトナー塊を除去しようとしても、一度では除去することができず、クリーニング装置49による加熱ローラ35のクリーニングを複数回繰り返さなければ、トナー塊を除去することができない。そして、このトナー塊が完全に除去されるまでの間に、加熱ローラ35のトナー塊が記録用紙へと転写されて、記録用紙の汚れの原因となったり、トナー塊がニップ域Nで挟まれて各ローラ35、36表面を傷つけたりする。
そこで、本実施形態では、記録用紙にトナー像を記録する度に、記録用紙に対するトナー像の印字率を積算して、印字率積算値を求め、印字率積算値が閾値に達すると、各ローラ35、36の回転を一旦停止させてから再開し、剥離爪71に付着したトナーを加熱ローラ35に転移させている。各ローラ35、36の回転が一旦停止すると、剥離爪71先端のトナーが加熱ローラ35に接触して付着し、各ローラ35、36の回転が再開されると、剥離爪71先端のトナーが該剥離爪71から脱落して加熱ローラ35に転移し、クリーニング装置49により加熱ローラ35のトナーが除去される。
印字率積算値は、トナーの消費量に比例しており、トナーの消費量が多くなるほど、加熱ローラ35及び剥離爪71のトナー付着量が多くなる傾向にある。このため、印字率積算値の閾値を適宜に設定すれば、印字率積算値が閾値に達したときに、剥離爪71のトナー付着量が過剰になる前の一定レベルに達したことになる。そして、印字率積算値が閾値に達したタイミングで各ローラ35、36の回転を停止させて、剥離爪71に付着したトナーを加熱ローラ35に転移させれば、加熱ローラ35に転移したトナーをクリーニング装置49により一度で確実に除去することができる。
具体的には、制御部73は、その印字率積算機能を用いて、1枚の記録用紙が記録される度に、記録用紙に対するトナー像の印字率を積算して、印字率積算値を求め、印字率積算値が閾値に達すると、ローラ駆動部74を駆動制御して、各ローラ35、36の回転を一旦停止させてから、各ローラ35、36の回転を再開させる。
印字率は、例えば記録用紙の総面積に対するトナー像面積の割合である。従って、制御部73の印字率積算機能は、1枚の記録用紙が記録される度に、記録用紙の総面積に対するトナー像の面積の割合を印字率として求め、この印字率を積算して行く。
また、各ローラ35、36の回転の一時的な停止時間は、0.5秒〜30秒程度に設定すれば良い。
例えば、印字率積算値と比較される閾値を15000に設定し、1枚の記録用紙が記録される度に、平均的な印字率5(%)を逐次積算したならば、3000枚目の記録用紙の記録のときに、印字率積算値が閾値15000に達する。あるいは、平均的な印字率20(%)を逐次積算したならば、750枚目の記録用紙の記録のときに、印字率積算値が閾値15000に達する。このとき、各ローラ35、36の回転を一時的に停止させて、剥離爪71に付着したトナーを加熱ローラ35に転移させ、更に加熱ローラ35に転移したトナーをクリーニングして除去する。
通常、印字率は様々であるが、閾値を15000程度に設定すれば、各ローラ35、36の回転が頻繁に一時停止することは殆どなく、500枚程度での一時停止はごく稀である。
こうして印字率積算値が閾値15000に達して、各ローラ35、36の回転を一時的に停止させた後は、印字率積算値を0にリセットしてから、印字率の積算を再開する。以降同様に、印字率積算値が閾値15000に達する度に、各ローラ35、36の回転を一時的に停止させて、剥離爪71の加熱ローラ35に転移させ、加熱ローラ35に転移したトナーをクリーニングして除去し、印字率積算値を0にリセットする。
次に、印字率積算値と比較される閾値を15000に設定した場合での評価結果を表1に示す。
評価方法は、本実施形態のように印字率積算値が閾値15000に達したときに各ローラ35、36の回転を一時的に停止させ、この後に記録用紙への記録を行った場合と、従来通りに印字率積算値が閾値15000に達しても各ローラ35、36の回転を一時的に停止させずに、記録用紙への記録を行った場合とで、記録用紙の汚れを比較するというものである。また、定型サイズA4の記録用紙を横送りにして、印字率5(%)の文字チャート、及び印字率20(%)(画像の一部に中間濃度の印字を含む)のチャート別に、記録用紙の汚れを比較している。更に、本実施形態については各ローラ35、36の回転の一時停止時間を2秒に設定している。
Figure 2009092683
この表1から明らかなように、本実施形態のように各ローラ35、36の回転を一時的に停止させた場合は、印字率5(%)の文字チャート、及び印字率20(%)のチャートのいずれについても、記録用紙の汚れが生じることはなかった。これは、各ローラ35、36の回転を一時的に停止させたことから、剥離爪71に付着したトナーが加熱ローラ35に転移し、加熱ローラ35に転移したトナーがクリーニング装置49により一度でクリーニングされるためである。従って、加熱ローラ35表面にトナー塊が付着しなかったといえ、ニップ域Nでトナー塊が各ローラ35、36に挟み込まれて、各ローラ35、36表面に傷が付くこともない。
これに対して従来通りに各ローラ35、36の回転を一時的に停止させなかった場合は、印字率20(%)のチャートのときに、記録用紙の汚れが生じた。
このように本実施形態では、1枚の記録用紙が記録される度に、記録用紙の総面積に対するトナー像面積の割合を印字率として求め、この印字率を積算して行き、印字率積算値が閾値に達すると、各ローラ35、36の回転を一時的に停止させて、剥離爪71に付着したトナーを加熱ローラ35に転移させ、加熱ローラ35に転移したトナーをクリーニングして除去しているので、剥離爪71に付着したトナーが塊となる前に該トナーを除去することができ、記録用紙の汚れやトナー塊による各ローラ35、36表面の傷を未然に防止することができる。
尚、本実施形態では、全ての記録用紙の印字率を積算しているが、記録用紙の印字率が3〜5%未満のときにはトナーが剥離爪71に殆ど付着することはなく、印字率を積算する必要性がないので、記録用紙の印字率が3〜5%未満のときには印字率を積算せず、記録用紙の印字率が3〜5%以上のときにだけ印字率を積算するようにしても構わない。あるいは、印字率5〜10%を1ポイント、10〜20%を2ポイント、20%以上を4ポイントとし、記録用紙が記録される度に、ポイントを積算して、このポイントの積算値を印字率積算値としても構わない。更に、近年のデジタル化に伴い印字画像が多数のピクセル(画素)の配列で構成されることが多いので、印字率を、画像を構成するピクセル(画素)の計数値で求めるようにしても構わない。
また、記録用紙の印字率を積算して、印字率積算値を求めているが、この代わりに、記録用紙の印字率が規定値を超えたときに、記録用紙の枚数を積算し、この記録用紙の積算枚数を印字率積算値として求めても構わない。
例えば、記録用紙の印字率が15%以上かどうかを判断し、15%以上なら記録用紙の枚数を積算し、未満ならば枚数を積算しない。そして、記録用紙の積算枚数が閾値1000に達したときに各ローラ35、36を一時的に停止させて、剥離爪71に付着したトナーを加熱ローラ35に転移させ、加熱ローラ35に転移したトナーをクリーニングして除去する。この後、記録用紙の積算枚数を0にリセットしてから、記録用紙の積算を再開し、する。以降同様に、記録用紙の積算枚数が閾値1000に達する度に、各ローラ35、36の回転を一時的に停止させ、記録用紙の積算枚数を0にリセットする。これにより、多量の記録用紙の印刷ジョブに際しても、剥離爪71に付着したトナーによる印字品位の低下を未然に防止することができる。
記録用紙の積算値と比較される閾値を1000に設定した場合での評価結果を表2に示す。
評価方法は、記録用紙の積算値が閾値1000に達したときに各ローラ35、36の回転を一時的に停止させ、この後に記録用紙への記録を行った場合と、従来通りに記録用紙の積算値が閾値1000に達しても各ローラ35、36の回転を一時的に停止させずに、記録用紙への記録を行った場合とで、記録用紙の汚れを比較するというものである。また、定型サイズA4の記録用紙を横送りにして、印字率5(%)の文字チャート、及び印字率20(%)(画像の一部に中間濃度の印字を含む)のチャート別に、記録用紙の汚れを比較している。
Figure 2009092683
この表2から明らかなように、各ローラ35、36の回転を一時的に停止させた場合は、印字率5(%)の文字チャート、及び印字率20(%)のチャートのいずれについても、記録用紙の汚れが生じることはなかった。また、ニップ域Nでトナー塊が各ローラ35、36に挟み込まれて、各ローラ35、36表面に傷が付くこともなかった。
これに対して従来通りに各ローラ35、36の回転を一時的に停止させなかった場合は、印字率20(%)のチャートのときに、記録用紙の汚れが生じた。
上記実施形態では、印字率積算値と比較される閾値の大きさ、印字率積算値が閾値に達したときに各ローラ35、36の回転を停止させること、及び各ローラ35、36の回転を停止させる場合での停止時間を固定的に設定しているが、これらを調節変更することができるようにしても構わない。
この場合は、図3に示すような画像形成装置100の操作パネル81を操作して、閾値の大きさ、各ローラ35、36の回転を停止させるか否か、及び各ローラ35、36の停止時間を入力設定する。操作パネル81は、ディスプレイ装置82及び操作キー83等を備えており、操作キー83等の操作により、ディスプレイ装置82の画面上で閾値の大きさ、各ローラ35、36の回転を停止させるか否か、及び各ローラ35、36の停止時間を表示しながら入力設定することができる。この操作キー83等の操作により入力設定された閾値の大きさ、回転を停止させるか否か、及び停止時間は、制御部73に入力されて、印字率積算値の判定や各ローラ35、36の一時停止制御に用いられる。
この入力設定の方法は、閾値の大きさ、各ローラ35、36の回転を停止させるか否か、及び各ローラ35、36の停止時間を、操作キー83等の操作によりディスプレイ装置82の画面上に直接書き込む方法でも良いし、あるいは閾値の大きさ、回転を停止させるか否か、及び停止時間別に、複数の選択肢をディスプレイ装置82の画面上に表示しておき、操作キー83等の操作により所望の選択肢を選択する方法でも良い。
利用者による画像形成装置100の使用状況に応じて、印字率等が異なり、剥離爪71のトナー付着量も異なり、剥離爪71に付着したトナーの除去すべきタイミングも様々であると考えられる。
このため、操作キー83等の操作により、閾値の大きさ、各ローラ35、36の回転を停止させるか否か、及び各ローラ35、36の停止時間を入力設定することができれば、各ローラ35、36の回転が無用に停止するような事態を回避することができる。あるいは、剥離爪71に付着したトナーを頻繁に除去することが可能になる。
上記実施形態では、各ローラ35、36の回転を再開したときに、各ローラ35、36を元の規定の回転速度で直ちに回転させているが、このときの各ローラ35、36の回転速度を低く設定しても良い。
例えば、パンフレットや写真等の中間濃度の画像を頻繁に記録する使用状況では、記録用紙の印字率が50%に及ぶことがあり、平均的な印字率が15%程度であったとしても、剥離爪71のトナー付着量が多くなり、剥離爪71にトナー塊が生じることがある。このようなトナー塊が剥離爪71から加熱ローラ35に転移すると、クリーニング装置49のウェブシートにより直ちに除去することができず、トナー塊が加熱ローラ35表面に暫く残って、加熱ローラ35表面のトナー塊が記録用紙へと転写されて、記録用紙の汚れの原因となったり、ニップ域で挟まれて各ローラ35、36表面を傷つけたりする。
そこで、各ローラ35、36の回転を再開したときに、各ローラ35、36の回転速度を低く設定して、加熱ローラ35表面に対するクリーニング装置49のウェブシートの摺接速度を遅くし、ウェブシートによるクリーニング効果を向上させる。
例えば、各ローラ35、36の回転を再開したときに、各ローラ35、36の回転速度を規定の回転速度の1/15〜1/8倍とする。これにより、加熱ローラ35表面のトナー塊がクリーニング装置49のウェブシートに摺接する時間が15〜8倍となり、ウェブシートにより加熱ローラ35表面のトナー塊を一度で完全に拭き取って除去することが可能になる。
次に、回転を再開直後での各ローラ35、36の回転速度(周速度)を40mm/secとし、この後に各ローラ35、36の回転速度(周速度)を規定の540mm/secに戻した場合での評価結果を表3に示す。
評価方法は、印字率積算値が閾値に達したときに各ローラ35、36の回転を一時的に停止させ、各ローラ35、36を回転速度40mm/secで回転させてから、この後に各ローラ35、36の回転速度を規定の回転速度540mm/secに戻して、記録用紙への記録を行った場合と、印字率積算値が閾値に達したときに各ローラ35、36の回転を一時的に停止させ、この後に各ローラ35、36の回転速度を規定の回転速度540mm/secに直ちに戻して、記録用紙への記録を行った場合と、従来通りに印字率積算値が閾値に達しても各ローラ35、36の回転を一時的に停止させずに、記録用紙への記録を行った場合とで、記録用紙の汚れを比較するというものである。また、定型サイズA4の記録用紙を横送りにして、印字率5(%)の文字チャート、印字率20(%)(画像の一部に中間濃度の印字を含む)のチャート、印字率55(%)(画像全体に中間濃度の印字を含む)のチャート
別に、記録用紙の汚れを比較している。
Figure 2009092683
この表3から明らかなように、各ローラ35、36の回転を一時的に停止させ、各ローラ35、36を回転速度40mm/secで回転させてから、この後に各ローラ35、36の回転速度を規定の回転速度540mm/secに戻した場合は、印字率5(%)の文字チャート、印字率20(%)のチャート、及び印字率55(%)のチャートのいずれについても、記録用紙の汚れが生じることはなかった。これは、トナー塊が剥離爪71から加熱ローラ35に転移しても、各ローラ35、36の回転速度を遅くしたことから、加熱ローラ35表面がクリーニング装置49のウェブシートに摺接する時間が長くなり、ウェブシートにより加熱ローラ35表面のトナー塊が一度で完全に拭き取られるためである。
また、各ローラ35、36の回転を一時的に停止させ、この後に各ローラ35、36の回転速度を規定の回転速度540mm/secに直ちに戻した場合は、印字率5(%)の文字チャート、及び印字率20(%)のチャートのいずれについても、記録用紙の汚れが生じることはなかったが、印字率55(%)のチャートについては、10枚中2枚の割合で記録用紙に極少量の汚れが生じた。
更に、従来通りに各ローラ35、36の回転を一時的に停止させなかった場合は、印字率5(%)の文字チャート、印字率20(%)のチャート、及び印字率55(%)のチャートのいずれについても、記録用紙の汚れが生じた。
上記実施形態では、各ローラ35、36の回転を再開したときに、各ローラ35、36の回転を連続的に継続させているが、各ローラ35、36の回転を間欠的に行っても良い。
各ローラ35、36の回転を再開したときに、剥離爪71の全ての付着トナーが加熱ローラ35に転移するとは限らず、若干のトナーが剥離爪71に残ることがあり、これを放置しておくと、この若干のトナーが成長してトナー塊となる。
各ローラ35、36の回転を再開したときに、各ローラ35、36の回転を間欠的に行うと、回転開始の度に、剥離爪71から加熱ローラ35へのトナーの転移が繰り返されるので、剥離爪71の全ての付着トナーを加熱ローラ35に転移させることができる。
実験では、各ローラ35、36の回転を再開したときに、各ローラ35、36を30msecだけ回転させてから100msecだけ停止させるという間欠回転を30回繰り返すと、剥離爪71の全ての付着トナーを加熱ローラ35に転移させることができた。
尚、各ローラ35、36の回転時間、停止時間、及び間欠回転回数を適宜に変更しても構わない。
また、各ローラ35、36を間欠回転させる代わりに、各ローラ35、36の一時停止のときに、剥離爪71を加熱ローラ35に対して繰り返し離接させたり、剥離爪71を加熱ローラ35の長手方向に往復摺動させても、同様の効果を得ることができる。
図4及び図5は、剥離爪71を加熱ローラ35に対して繰り返し離接させるための駆動機構を例示する断面図及び平面図である。
図4及び図5に示すように各剥離爪71は、それらの中央を軸91により軸支されており、各剥離爪71の先端71aが加熱ローラ35表面に当接するように、バネ(図示せず)により該各剥離爪71が軸91周りで付勢されている。
また、各剥離爪71の軸91と平行なスライド軸92を加熱ローラ35の長手方向に移動可能に支持して、スライド軸92にソレノイド93のプランジャー94を接続している。更に、各剥離爪71の箇所で、スライド軸92にそれぞれのカム95を固定している。
図5の状態では、ソレノイド93が消勢されて、プランジャー94がソレノイド93から突出し、各カム95の凹所95aが各剥離爪71の背面に位置している。このとき、各剥離爪71の背面が各カム95の凹所95aに入り込み、各剥離爪71の先端71aが加熱ローラ35表面に当接している。
また、ソレノイド93が付勢されると、プランジャー94がソレノイド93に引っ込んで、スライド軸92が矢印方向に移動して、各カム95の傾斜面95bが各剥離爪71の背面に突き当たり、各剥離爪71が軸91周りで回転して、各剥離爪71の先端71aが加熱ローラ35表面から離間する。
以降、ソレノイド93の消勢及び付勢が繰り返されると、スライド軸92が矢印方向及び逆方向に往復移動して、各剥離爪71の先端71aが加熱ローラ35表面に当接したり離間し、その度に、剥離爪71から加熱ローラ35へのトナーの転移が繰り返されて、剥離爪71の全ての付着トナーが加熱ローラ35に転移する。
図6は、剥離爪71を加熱ローラ35の長手方向に往復摺動させるための駆動機構を例示する平面図である。
ここでは、スライド軸96を加熱ローラ35の長手方向に移動可能に支持して、スライド軸96にソレノイド97のプランジャー98を接続している。各剥離爪71は、スライド軸96に固定され、それらの先端71aが加熱ローラ35表面に当接している。
ソレノイド97が消勢されると、プランジャー98がソレノイド97から突出し、ソレノイド98が付勢されると、プランジャー98がソレノイド97に引き込まれる。このプランジャー98の突出及び引き込みに伴い、スライド軸96が加熱ローラ35の長手方向に往復移動し、各剥離爪71も往復移動して、各剥離爪71の先端71aが往復移動しつつ加熱ローラ35表面を摺動する。これにより、剥離爪71から加熱ローラ35へのトナーの転移が促進されて、剥離爪71の全ての付着トナーが加熱ローラ35に転移する。
尚、上記実施形態では、剥離爪71に付着のトナーを加熱ローラ35に転移させているが、各ローラ35、36の回転を一旦停止させてから再開したときには、剥離爪72に付着のトナーも加圧ローラ36に転移する。この加圧ローラ36に付着したトナーは、ニップ域Nで加熱ローラ35に転移し、この加熱ローラ35に付着したトナーがクリーニングされて除去される。
また、剥離爪71だけではなく、温度センサー等の他の部材がローラに接触していて、この他の部材にトナーが付着するならば、ローラの回転の一時的な停止により他の部材に付着のトナーをローラに転移させて除去することができる。
更に、上記実施形態では、モノクロで高速の画像形成装置を例示しているが、クリーニング機構を備えた中速装置、カラー装置であっても、本発明の適用により同様な効果が得られる。
本発明の画像形成装置の一実施形態を示す概略図である。 図1の画像形成装置における定着装置を側方から見て示す図である。 図1の画像形成装置における操作パネルを示す平面図である。 図2の定着装置における剥離爪を加熱ローラに対して繰り返し離接させるための駆動機構を示す断面図である。 図4の駆動機構を示す平面図である。 図2の定着装置における剥離爪を加熱ローラの長手方向に往復摺動させるための駆動機構を示す平面図である。 従来の定着装置を側方から見て示す断面図である。
符号の説明
21 感光体ドラム
22 帯電器
23 光書込みユニット
24 現像器
25 転写ユニット
26 クリーニングユニット
27 定着ユニット
35 加熱ローラ
36 加圧ローラ
41 搬送ローラ
42 レジストローラ
49 クリーニング装置
71、72 剥離爪
73 制御部
81 操作パネル
82 ディスプレイ装置
83 操作キー
100 画像形成装置
101 原稿用紙搬送部
102 画像読取り部
103 印字部
104 記録用紙搬送部
105 給紙部

Claims (10)

  1. 定着ローラにより記録用紙を搬送しつつ該記録用紙上のトナー像を定着させ、剥離爪により記録用紙を定着ローラから剥離し、クリーニング手段により定着ローラの表面をクリーニングする定着装置を備える電子写真方式の画像形成装置において、
    記録用紙にトナー像を記録する度に、記録用紙に対するトナー像の印字率を積算して、印字率積算値を求める印字率積算手段と、
    前記印字率積算手段により求められた印字率積算値が閾値に達すると、前記定着ローラの回転を一時的に停止させて、前記剥離爪に付着したトナーを定着ローラに転移させる制御手段とを備えることを特徴とする電子写真方式の画像形成装置。
  2. 前記印字率積算手段は、トナー像を形成するトナーの付着画素数を計数して印字率を求めることを特徴とする請求項1に記載の電子写真方式の画像形成装置。
  3. 前記印字率積算手段は、印字が行われた全ての記録用紙の印字率を積算して印字率積算値を求めることを特徴とする請求項1に記載の電子写真方式の画像形成装置。
  4. 前記印字率積算手段は、印字が行われた記録用紙の印字率が規定値を超えたときに、記録用紙の枚数を積算し、この記録用紙の積算枚数を印字率積算値として求めることを特徴とする請求項1に記載の電子写真方式の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記定着ローラの回転を一時的に停止させた後、定着ローラの回転再開直後の該定着ローラの回転速度を低減させることを特徴とする請求項1に記載の電子写真方式の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記定着ローラの回転を一時的に停止させた後、定着ローラの回転再開直後に該定着ローラを間欠回転させることを特徴とする請求項1に記載の電子写真方式の画像形成装置。
  7. 前記剥離爪を振動させる振動手段を備え、
    前記制御手段は、前記定着ローラの回転を一時的に停止させて、前記振動手段により剥離爪を振動させ、剥離爪に付着したトナーを定着ローラに転移させることを特徴とする請求項1に記載の電子写真方式の画像形成装置。
  8. 前記剥離爪を前記定着ローラの長手方向に往復移動させる往復移動手段を備え、
    前記制御手段は、定着ローラの回転を一時的に停止させて、前記往復移動手段により剥離爪を往復移動させ、剥離爪に付着したトナーを定着ローラに転移させることを特徴とする請求項1に記載の電子写真方式の画像形成装置。
  9. 前記印字率積算手段により求められた印字率積算値と比較される閾値の大きさ、この印字率積算値が閾値に達したときに前記定着ローラの回転を停止させるか否か、及び定着ローラの回転を停止させる場合での停止時間のうちの少なくとも1つを入力設定するための入力手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子写真方式の画像形成装置。
  10. 前記印字率積算手段により求められた印字率積算値と比較される閾値の大きさ、この印字率積算値が閾値に達したときに前記定着ローラの回転を停止させるか否か、及び定着ローラの回転を停止させる場合での停止時間のうちの少なくとも1つについて、予め設定された複数の選択肢のいずれかを選択するための選択手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子写真方式の画像形成装置。
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Cited By (7)

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