JP2009092282A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】人の活動量の情報を基に体感温度を補正することが可能な空気調和機を得ること。
【解決手段】本発明にかかる空気調和機は、温度検出対象範囲を走査しながら温度を検出する温度検出手段と、温度検出手段を駆動する温度検出手段駆動回路と、温度検出手段駆動回路を制御する制御部とを備え、制御部は、温度検出手段を走査して、熱画素画像を取得し、熱画素画像から人の存在を判定し、熱画素画像の各画素毎に人の滞留回数を記憶し、滞留回数に基づいて人の活動量を推定し、その活動量に基づいて人の体感温度を推測し、活動量が大の場合は、空気調和機の制御で用いる体感温度をプラス補正し、活動量が小の場合は、空気調和機の制御で用いる体感温度をマイナス補正することを特徴とする。
【選択図】図12

Description

この発明は、温度検出手段を具備し、熱源検知を行って人や発熱機器の存在を検知して、快適な制御を行うことが可能な空気調和機に関するものである。
従来の空気調和機では、サーモパイルなどの温度検出素子を利用した温度検出手段のセンサ部をレンズで検出範囲限定し、一つの温度検出手段で温度検出領域を順次切替えながら各領域において規定値を上回る温度変化が有ったか否かで人体検知を行う安価な方法が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
また、一つの焦電センサを利用した温度検出手段を走査させるモータとして、断続的な駆動を行うステッピングモータを採用することで赤外線検出時間を十分に確保し、これにより空間分解能及び温度分解能を高め、小型化・低コストを実現できる赤外線検出装置が知られている(例えば、特許文献2を参照)。
また、居住空間を分割して構成される複数の領域のそれぞれに対応する複数のマトリクス状に配置されたサーモパイル素子で一度に居住空間を測定して各領域の温度を求め、サーミスタによる基準温度との差分に基づく温度の変化量により各領域における人の在不在を検出する人体検出装置が知られている(例えば、特許文献3参照)。
また、室内空間の複数の領域を走査し、温度検出手段(サーモパイル、焦電センサ)によって検出された各領域の光量変化により、または検知エリアでの光量がある閾値以上の場合に、人体を検出する方法が示されている(例えば、特許文献7参照)。
また、ゾーン毎に温度変化を算出し、温度変化の大きなゾーンでは人が移動して来たものとしてエアコンを制御し、温度変化は小さいが周囲との測定差が大きく安定しているゾーンは人が移動せずに静止しているものとして予測する方法が知られている(例えば、特許文献6参照)。
また、焦電型赤外線センサを繰り返し往復走査させながら対象領域の前回の温度と今回の温度との比較により温度変化の大きい所を人の存在位置と決定する方法が知られている(例えば、特許文献5参照)。
また、温度検出手段ではなく、照度センサを用い、時間による人体特有の活動周波数のみについて、照度の変化量が基準値を超えると人体検知を行う方法が示されている(例えば、特許文献4参照)。
特公平7−30938号公報(第8図、明細書第6頁第33行〜第8頁第6行) 特開平8−170930号公報(図1、図2、段落0015、0018) 特開2001−304655号公報(図4、図7、段落0035〜0038) 特開平8−29541号公報(図2、段落0045) 特開平8−271645号公報(図1、段落0030〜0032) 特許第2792997号公報(第4図、第5図、明細書第4頁第29行〜第44行) 特公平6−75011号公報(図7、図9、第11頁第38行〜42行、第13頁第22行〜24行、第14頁第45行〜46行)
しかしながら、特許文献1で示される従来の空気調和機では、人体検出エリアを判断するために温度検出装置のセンサ部に検出範囲限定用のレンズなどの切り替え機構を具備するが、その機構は高価であり、空気調和機などの家電製品には現実的とはいえない。
また、特許文献2、3および6で示される従来の空気調和機では、センサ特性によってはセンサの検出区間の端の領域では検出能力が落ちるため、その検出区間の間(境界付近)では高い温度を正確に検出できない可能性があった。正確に検出できるセンサ検出区間の中央部付近以外をレンズなどによりマスクし、使用する方法もあるが、センサごとにカスタム製品として経費が発生し、安価なセンサを使用するメリットがなくなってしまう。
さらに、照度に左右されず人体検知可能な温度検出手段を用いた空気調和機が人体検知を行う場合、周囲温度が人体輻射熱温度とされる33℃付近になると周囲温度と人体輻射熱との区別がつかず人体検知を行うことができない。
また、空気調和機は温度検出手段を用いて人体検知を行う場合、発熱する機器などのノイズに弱く誤検知しやすい。さらに、一度誤検知をしてしまうと不在判定を行うことができず、物体を人体とする誤検知を続けてしまい無駄に気流などの運転を制御したり、運転し続けたりすることで不要な電力を消費していた。
また、特許文献7で示される従来の空気調和機では、熱源対策がなく、熱源は確実に誤検出する方法となっている。つまり、人体温度付近の物体は誤検知されてしまう。また、一度誤検知されるとその後、誤検知が続いてしまう。このため不在判定を誤ることになる。
また、時間が経つと不在と判断する方法も示されているが、再度、部屋全体を同じ方法で人体検知を行い、再度熱源を人体として誤検知してしまうため不在判定を誤ることになる。
この発明は、上記のような状況に鑑みてなされたもので、熱情報を取得し難い、センサの検出対象区間の端の部分についても、安価な温度検出手段により温度を正確に検出可能にし、熱源の有無判定を正確に行って人等の存在を検知し、快適な制御を行うことが可能な空気調和機に関するものである。
また、人の活動量の情報を基に体感温度を補正することが可能な空気調和機に関するものである。
さらに、活動量の情報から部屋の埃の量を推定し、フィルタ自動清掃の動作間隔を自動調整することが可能な空気調和機に関するものである。
本発明にかかる空気調和機は、温度検出対象範囲を走査しながら温度を検出する温度検出手段と、
温度検出手段を駆動する温度検出手段駆動回路と、
温度検出手段駆動回路を制御する制御部と、を備え、
制御部は、
温度検出手段を走査して、熱画素画像を取得し、
熱画素画像から人の存在を判定し、
熱画素画像の各画素毎に人の滞留回数を記憶し、
滞留回数に基づいて人の活動量を推定し、その活動量に基づいて人の体感温度を推測し、活動量が大の場合は、空気調和機の制御で用いる体感温度をプラス補正し、活動量が小の場合は、空気調和機の制御で用いる体感温度をマイナス補正することを特徴とする。
この発明によれば、活動量に基づいて人の体感温度を推測し、活動量が大の場合は、空気調和機の制御で用いる体感温度をプラス補正し、活動量が小の場合は、空気調和機の制御で用いる体感温度をマイナス補正するので、人の感じている体感温度に合わせて室温の温度調節をすることができる。このため、快適で、且つ省エネ運転ができる。
以下の各実施の形態で、「人体」と表記されている部分は、「人間」あるいは「熱源」と読み替えてもよい。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1を示す空気調和機1の全体構成を示す説明図である。この空気調和機1は室内機10と室外機20とから構成される。室内機10は空調室内機として必要な通常の機器の他に、温度検出手段(温度検出装置)としてサーモパイル11(赤外線センサ)を備えている。そして、サーモパイル11の基準温度を測定するための温度測定手段(温度測定装置)としてサーミスタ12が、サーモパイル11の冷接点に近接して配置されている。なお、サーモパイル11は、空調予定範囲(以下、検出対象範囲ともいう)の一部領域を検出可能なように複数個または1個から構成されているか、あるいは上記空調予定範囲の全域を同時に検出可能なようにマトリクス状に構成されてもよい。サーミスタ12が、サーモパイル11の冷接点に近接して配置されていなくてもよい。サーミスタ12が、サーモパイル11の冷接点に近接して配置されていなくてもよい。
一方、室外機20は空調室外機として必要な通常の機器を備えるとともに、外気温度測定手段としてサーミスタ21を備えている。なお、上記サーミスタ12,21に代えて、他の温度センサを利用しても良い。
図2は本発明の実施の形態1における室内機10の構成図であり、室内機10は、サーモパイル11、サーミスタ12の他に、熱交換器13、サーモパイル駆動回路102、サーモパイル駆動モータ109、ファン駆動回路103、ファンモータ104、ファン105、ルーバ駆動回路106、ルーバ駆動モータ107、ルーバ108等を備えている。なお、サーモパイル11を走査する必要がない場合には、サーモパイル駆動回路102とサーモパイル駆動モータ109は不要である。また、表記「ルーバ」は、「風向調整板」または「フラップ」と読み替えても良い。
室内機10はさらに、サーモパイル11、サーミスタ12、サーモパイル駆動回路102、ファン駆動回路103の各機器に作用してそれらの動作を制御する制御部101(制御装置)を備える。制御部101はまた、サーモパイル11やサーミスタ12が取得した情報を取り込み、それらの情報を基に熱源の有無及び位置を算出する作用も果たす。この実施の形態では、サーモパイル11によって取り込まれた検出温度は、熱画素画像(単に熱画像とも称する)に変換されて保持される。以上のような作用を果たす制御部101は、例えば、所定の動作がプログラムされたマイクロコンピュータによって構成される。
図3は図2における制御部101の構成を中心とする全体構成図である。図3において、制御部101は比較部1003、A/D変換部1004、温度変換部1005、人体検出部1006、風向決定部1007、風速決定部1008、走査方向決定部1009から構成されている。ただし、サーモパイル11を走査させる必要が無い場合には、走査方向決定部1009は不要である。
なお、以後において、人体検出部1006を含め、発熱体の在/不在を検出する検出手段を総称して、熱源検出部と呼ぶこともある。
次に、上記空気調和機1の動作を説明する。サーモパイル11の検出値は、所定の間隔で又は連続的に増幅回路1001を介して制御部101に取り込まれる。また、サーミスタ12の検出値(又は測定値)はサーモパイル11の検出値に対する基準値となるもので、所定の間隔で又は連続的に増幅回路1002を介して制御部101に取り込まれる。
比較部1003は、サーモパイル11によって検出された値を、サーミスタ12によって検出された値と比較し、その差を出力する。この差(電位差)は、A/D変換部1004によってディジタル信号に変換される。そして温度変換部1005が、ディジタルの電位差信号を温度情報に変換する。
人体検出部1006は、前回の温度情報と今回の温度情報との差分が、予め設定した人体検知閾値を越えた場合には、そこに人体が存在すると判断する。
人体検出部1006によって人体が検知された場合、風向決定部1007は人体の存在位置を示す人体検知情報の通知を受けると、ルーバ108の方向(角度)を決定する。そして、決定したルーバ108の方向を指令値としてルーバ駆動回路106を制御する。これにより、ルーバ駆動回路106からステッピングモータであるルーバ駆動モータ107に指令が送られ、ルーバ108の方向が制御される。
また、人体検出部1006によって人体が検知された場合、風速決定部1008は人体検知情報の通知を受けると、ファン105の風速(又は回転速度)を決定する。そして、決定した風速を指令値としてファン駆動回路103を制御する。これにより、ファン駆動回路103からファンモータ104に指令が送られ、ファンモータ104が指令値に対応した回転速度でファン105を回転させ、ファン105から風が送り出される。
同様に、制御部101が各種の発熱機器に対応する閾値に基づいて、熱源をコンピュータサーバ等の発熱機器と判断した場合にも、予め定めた設定に基づいてその発熱機器を冷却したり、過熱により停止しないように空調したりする。
この実施の形態の空気調和機では、制御部101は、サーモパイル11を利用して、検出対象範囲の温度を定期的に検出させる。設置したサーモパイル11が検出対象範囲の一部の範囲だけしか検出できない場合には、制御部101はサーモパイル11をステッピングモータで駆動して走査し、所定のポイント毎に温度を検知することにより、検出対象範囲の全ての領域の温度を検知する。
この場合、制御部101は、図4に示すように、サーモパイル11が一度に温度検出する範囲の一部を順次重ね合わせた状態でそれぞれ温度検知を行えるようにサーモパイル11を走査させる。温度検知可能な範囲の重ね合わせの態様としては、例えば、その範囲の1/2づつずらして重ね合わす。なお、サーモパイル11の温度検出範囲の重ね合わせ量は、検出する温度の精度に応じて適宜定めて良い。このようにすることで、サーモパイル11の温度検出範囲の端部分の温度情報であっても、重畳測定効果により検出温度の精度が増大するとともに、ノイズなどの阻害要因は分散されるため温度情報に悪影響を与えることは殆どない。このため、仮に対策を講じなければ検出精度が落ちるであろうサーモパイル11の温度検出範囲の端部分の精度が落ちることが防止できる。また、センサ中央部を利用して温度検出ができるので、安価なセンサで高精度な温度検出が可能になる。
上記のようにして順次重ね合わせて取り込んだ値は、そのまま使用してもよいが、サーモパイル11が一度に温度検出可能な範囲を基準として、検出対象範囲の位置を規定している場合には、1/2づつズレることになるため、制御部101が空調気流を制御する際等には、座標変換などの位置補正が必要になる。また、温度検出範囲を重ね合わせて取り込んだ値の重なっている部分の検出区間の温度を平均しても良い。
なお、サーモパイル11が人体検知を行いたい場所の周囲温度に関して人体輻射熱温度付近の温度を検出した場合には、制御部101は一旦ファン105を駆動して人体検出が可能な温度に下がるまで空調制御を行わせるか、もしくは、検出した1つ以上の場所の中から人体存在確率の高い場所を特定し、ルーバ108及びファン105を駆動してそこを中心に空調制御を行わせ、人体検出が可能な周囲温度になってから人体検知を再開するのが好ましい。
また、より高精度の温度検出が必要な場合、制御部101はサーモパイル11の温度検出範囲を3/4ずつ重ね合わせた各ポイントで温度検出を行うと、検出する温度の精度をさらに上げることができる。
次に、空気調和機1の人体検知動作について、図6〜図7の人体検知方法を示すフローチャートに基づいて説明する。
図6のステップS1〜S4において、制御部101はサーモパイル11を利用して、空調予定空間(部屋)の温度情報を所定の間隔で取り込む。そして、S5〜S6において、取り込んだ温度情報を基に同じ温度帯と思われる部分を、図5のように熱画素表示を利用してグループ化する。次に、ステップS7において、制御部101は最初の温度情報T1、次の温度情報T2、その次の温度情報T3というように、取得した時間的に前後の温度情報を比較し、その温度差が人体に関するものとして想定される範囲内の値の部分を検出する。そして、その値が予め設定した人体検知閾値を超えていればその部分に人体があるとして、人体の存在位置を示す人体検知情報を出力する。また、制御部101は急激に温度変化を続ける部分(熱源)に対しては、周囲温度から人体の温度変化が起こりうる範囲内で予め設定した人体検知閾値を用いて人体か機器かを判断して、人体検知情報などを出力する。例えば、人が急激に運動をしても誤差を含めて最大10℃前後の変化しかない。体温が下がる場合には、エアコン冷風設定および扇風機を用いた誤差を算出して加味し、人体検知閾値範囲外の温度変化や温度帯であった場合には、人体以外の熱源つまり機器と判断する。これにより人体検知情報の精度が向上する。
ステップS8において、温度変化に起因して人体と判断された領域で、近い距離(予め定めておいた範囲内の距離)にある場合には同じ物体と考えられるので、それらの領域を同じものとしてグループ化する。この距離は周囲の温度情報などを加味し状況によって変化する。例えば、人体輻射熱温度から大きく周囲温度が下回っている場合には、衣類も冷えている可能性もあり、同じ物体とみなす距離を遠くすることにより人物の正確な抽出が行いやすくなる。制御部101は、グループ化した際に温度変化量とグループの大きさから、人体以外の熱源等による温度変化をノイズと判断する機構も備える。人体検知情報は、温度情報をサーモビューワーのように色分けされた画像(熱画素による熱画像)で表し、時間的に前後の画像で温度差分を算出し、人体存在地域にフラグを立てた2値化画像のようなものであり、空気調和機1はそれを基に、人体存在地域を中心に設定された空調制御を行う。
時間差分(フレーム間差分)を用いて温度情報に関する熱画素の変化を判断し、人体検知を行う場合、人体の複数の部位に対応した複数の人体検知閾値を用いてもよい。このようにすることで、例えば、頭部付近の温度上昇より足元付近の温度上昇が低いような場合に、人体の部位に応じたそれぞれの閾値により熱レベルを複数段に分けて人体検知閾値を設定する。
単純に、人体検知閾値を一つ設けて時間差分で人体検知を行った場合は、2値化でグループ化した場合に、足元を見逃してしまう可能性がある。しかし、上記方法では、頭部付近から足元付近まで熱レベルが隣り合っているものを、同じ人体(人物)としてグループ化できるので足元まではっきりと判断できる。また、足元付近と思われる差分のみ検出された場合にはノイズとみなし無視することもできるし、頭部が隠れていると判断して、複数周期後に頭部が現れるか判定する処理を加えることでより精度を上げることもできる。
このように人体検知閾値の数を増やすことにより体温以上に高温の物体をノイズ(熱源)として除去することができる。
なお、この技術は人体だけでなく他の熱源に対しても応用できる。例えば、車のエンジン部付近およびタイヤ付近は高熱になるがその他の部分はそれ程高温ではない。従って、各部位に対応した複数の熱源検知閾値を利用することで、車全体の輪郭を正確に検出することも可能である。
図7のステップS9では、制御部101は上記T1とT2の温度情報からグループ化されたグループA、T2とT3の温度情報からグループ化されたグループB等のそれぞれのグループの所定の位置間距離、例えば各グループの中心間距離や重心間距離を求め、それらの距離がある一定範囲内であれば同一物(例えば同一人物)とみなす。勿論、グループで重なる場所の数が所定値より多いか否かで判断しても良い。同一人物とみなした場合には、制御部101はその人物の移動履歴および移動時間に基づいて、活動量を判断し、この活動量に基づいて当該人物の体温がどの程度上昇したかを推測し、推測した温度情報に基づいて空調制御をファン105に行わせる。例えば、ユーザが激しい活動を行った直後で体温が上昇し、非常に暑いと感じていても、衣類が厚くて体温が衣類の表面に現れず低い温度のままの場合、従来の方法では対応不可能であった。しかし、この実施の形態のようにユーザの活動量を考慮することで、ユーザの体温上昇に対応した効果的な空調制御を実行することができる。また、予めユーザ毎に行動パターンと好みの温度を対応させたテーブルを記憶手段(図示せず)に記憶しておき、上記移動履歴と記憶されている行動パターンとを照合することでユーザを特定し、個々のユーザの好みの温度を取得し、この温度に基づいて、空調制御を行うことで、快適な環境を提供することが可能である。
また、各グループを立設した四角形から構成した場合において、四角形の底辺の中央位置間距離を利用しても良い。ここで、空調制御の一例を示すと、制御部101は、人体存在地域にフラグを立てて設定された空調制御を行う場合、ルーバ108を駆動して暖房の場合は足もと付近と思われる四角形の底辺に向けて、冷房の場合はルーバ108を駆動して四角形の重心部分に向けて制御する。なお、風に当たりたくない人には空調気流をコントロールして空調するなど設定に合わせて快適な制御を行うことができる。
人体検知の為の人体検知閾値は地域(冬でも温暖である沖縄や夏でも涼しい北海道など)やユーザーの好みによって自由に切替可能である。事前に複数の人体検知閾値を図示しない内蔵の記憶手段に記憶しておくのが好ましい。
。そして、ユーザからの操作盤やリモコンからの切り替え操作により、制御部101がその記憶手段から対応する人体検知閾値を取り出して、以後その人体検知閾値に基づいて動作する。これにより人体検知感度も調整可能である。例えば、周囲温度が人間の表面温度に近い場合には、人体検知閾値を低く設定して、人体表面温度(人体輻射熱温度)付近の人体検知を敏感にしたり、室外機20のサーミスタ21や室内機10のサーミスタ12により、外出先から帰ってきたユーザの服の表面温度を算出し、その温度付近の閾値を低くすることも可能である。また空気調和機自身の空調により輻射熱が変化することも加味すれば、誤検知を少なくすることが可能になる。
また、制御部101は、地域ごとに熱源検知などに利用する閾値のテーブルを変化させることができる。例えば、ユーザが操作盤またはリモコンから温度設定値を変更操作すると、図示しない入力手段を介して制御部101がこの設定値を受信する。制御部101は、受信したときの人体輻射熱と周囲温度を学習し、人体輻射熱と周囲温度の関係式を求め、それに合わせて空調する。設定を変更した時はユーザによる温度変更要求があるということなので、制御部101は、そのユーザの人体輻射熱が何度の時にどの様に温度設定されたかを学習しておくことでユーザに応じた空調が実現できる。また、複数のユーザが利用し、同じ条件で温度設定が違う場合でも温度設定の平均をとり、どのユーザにもある程度温度要求が満たされる空調を実現可能である。同じ条件、例えば夏の28度で人体輻射熱33℃の時に、過去に温度上昇設定、温度下降設定が学習されている場合は、下降設定の温度情報の方が大きい値なら強い下降温度要求があったとみなして空調温度を下降させる。そして、空調の気流に当たりたくない場合も想定して、フラップを上向きにし、ファンの速度を緩めるなどの設定を行う。
人体検知閾値や不在判定閾値は室内機10のサーモパイル11により検出された温度の平均温度や、サーミスタ12により検出された温度を基に変更する。また、制御部101は、暖房時などは部屋のどの部分に空調気流が流れているか判断し、初期時は事前に設定された値を適用して、空気調和機の発熱や空調気流に影響される温度を補正する。そしてそれによる温度上昇を加味し、人体検知閾値や不在判定閾値を決定する。暖房時は徐々に温度上昇カーブを学習していき、ファン105を停めた時の輻射熱との差分を計算し、ユーザの部屋に合った値に人体検知閾値や不在判定閾値を修正していく。
図7のステップS10〜14では、人体が検知された場合に、制御部101は人体検知情報を基に、人間が存在するかどうかを判断する為に用いる人体存在値に、予め設定された値を加算する。
人体が検知されない場合には、制御部101は人体存在値が存在する範囲のみで予め設定した値の減算を行う。制御部101は温度情報を取り込む都度または予め設定した時間毎に、人体存在値から予め設定された値を減算をしていき、人体存在値が不在判定閾値を下回った場合には、最後に動きが検知された場所でのみ不在判定を行う。
制御部101はさらに、人体検出時のグループ化された温度情報からの温度変化、並びにその部分の温度を利用して、人がいるかどうかを判定する不在判定を行う。これによれば、人が止まって動かないのかあるいは熱源が誤検知されたものなのかを、温度検知した場所でのみ判断可能なので、不在判定が確実に行える。制御部101は不在判定された人体存在地域のフラグをリセットし、フラグがリセットの場合にはその部分に対する空調制御を停止したり省エネ運転を行う。従って、無駄な空調をなくして省エネと空調効率化を図ることが可能になる。なお、人体検知は時間軸上の前後の温度のみを見ているので温度の差分(温度変化)がなければ制御部101は人体検知を行わない。また、家電機器などは徐々に温度上昇するので、人体温度付近の熱源が存在していたとしても従来の技術のように誤検知をしない。また、発熱機器が急峻に温度上昇をしても不在判定で誤検知をキャンセル可能である。
単素子の温度検出手段を用い、それを走査させて温度検出する場合には、温度情報取得までにタイムラグが生じるため、プラズマテレビなどでは温度上昇値が高くなり、誤って人体として検知をしてしまうおそれがある。また、不在判定時も人体輻射熱温度付近の恒温を維持しており判定が難しい。しかし、設定されたタイミング、例えば一定時間後に人体検知情報をリフレッシュ(キャンセル)可能とすれば、誤認識を続けることはない。
人体存在値はf(n)で表され、1つ前に算出した人体存在値f(n−1)に人体存在係数αを乗算したものと、人体検知がされた場合に発生する人体検知関数F(n)に人体検知係数βを乗算したものを足した値になる。その式は、
f(n)=f(n−1)×α+F(n)×β、
となり、人体が発見された場合にはその値が大きく上昇し、されない場合は徐々にその値が下降していく。人体存在係数αはユーザが任意で変更することができ、人体検知の感度を変更することも可能である。エアコン機種に応じて存在値算出の方法を変更することや書き換えることも可能であり、サービスマンやユーザがネットワーク経由で書き換えることもできる。
制御部101は、不在判定閾値を用いた不在判定において人体が不在と判断した場合、その不在と判断した範囲は省エネ運転など指定の制御を行う。なお、空気調和機1は人体検知があった場所のみで不在判定を行う。従来の方法では単純に温度差分と人体温度付近で判断しているので人体温度付近の物体を誤検知していたが、本発明では不在判定を加えているので誤検知を回避することが可能である。
従来の発明では、一度、人体温度付近の熱源を誤検知した場合は再度判定を行う機構がなく誤検知を続ける。しかしこの実施の形態では、不在判定を行い、人体検知時の温度との差分をとることで温度変化が一定時間後に大きくなった場合には人体が不在と判断する。このため、発熱機器による急激な温度変化後などを避けて、確実に不在検知を行えるので誤検知が続くことはなく、正確な人体検知を行える。なお、人体検知を行う場合に用いる人体検知用の閾値テーブルと不在判定用の閾値テーブルは、通常は別のものを用いる。こうすることで、人体温度付近の閾値を小さくでき、微小変化も人体検出が可能となる。また、設定により人体検知感度を数段階にユーザーが設定可能である。さらに、人体検知時に用いる閾値テーブルと不在判定時に用いる閾値テーブルを分けることにより、上着を羽織るなどの変化で不在判定を行わないようにする効果がある。また、従来の方法では、人体検知した場所で人体検知がある一定時間起こらなければ不在と判断し、リビングで止まっている人物に対して適切な空調ができなかった。しかし、この実施の形態では、不在判定処理を行い、止まっている人物に対しても適切に空調することが可能になる。
さらに、制御部101は、予め設定されたタイミングで人体検知の情報をリフレッシュ(キャンセル)することも可能である。これにより、万が一誤検知しても、次回のリフレッシュ時には正しい検知が行われるので誤検知の継続を回避することができる。リモコンから随時リフレッシュ可能としてもよい。また、制御部101は、人体検知を行えない場合、例えば周囲温度が人体輻射熱温度付近で人体検知が困難な場合に、ファン105を駆動して空調制御を行い一旦検知可能な温度まで空調制御を行うか、あるいは今までの人体検知情報や温度情報を学習して重み付けを記憶しておき、その重み配分に基づいて総合的に制御を行うようにしてもよい。これにより、人体検知可能な温度に変化するまで、無駄な空調を抑制することができ、人体検知するまでの時間も省エネ効果が下がることを抑制できる。学習した行動パターンを基にあらかじめ登録されている行動パターンより、どの人物か個人識別を行い、個人毎に最適な空調を行うことも可能である。行動パターンを学習すると、服が厚く温度変化が顕著に表れなくともその活動量から人体温度上昇を推測して、快適な空調制御を行うことが可能となる。
制御部101は、人体が検知された位置の変化量から前記人体の活動量を算出し、その活動量に基づいて前記人体の温度上昇を推測し、その推測した温度上昇に基づき、空調制御を行うようにしてもよい。
例えば、以前に人体が検知されたエリア付近で再度人体検知された人体については、その付近に滞留している人体として活動量が小さいと判断する。一方、以前に人体が検知されたエリア以外で人体検知された人体は、活動量が大きいと判断する。
フレームレートが高い場合(周期が短い場合)は、ある一定範囲内の人物は同一人物として判断でき、移動領域が算出できるので活動量が容易に判断できる。
しかし、フレームレートが遅い場合や熱画像を走査して取得する方法の場合には、本手法が有効である。人体が連続で検出された位置には値を加算して行き、変化があった場所には値を減算する方法をとる。初めて現れた人物は外から入ってきているので活動量は大であり、同じ場所に滞留している人は活動量は小である。一度部屋から出て戻ってきても、人体検知された場所にほとんどいる場合は活動量は小である。
実施の形態2.
実施の形態1では、あるエリアで人体が検知された場合、その熱画像と次回の熱画像の比較を行う際、熱源が移動しない場合には、不在判定を行い、人の在・不在を判断する必要があった。実施の形態2では、これを簡素化した形態を説明する。
例えば、人体が検知された場合、温度の分布を表す熱画像の人体検出範囲の熱画素部分に、人体が検出される以前の熱画素を背景画像として上書きする。この場合、人体検知検出範囲以外の背景温度熱画素はそのまま上書きする。これにより、次の周期(フレーム)に時間が進んだ場合に、人が動かない場合にも、背景画像と熱源画像との差分がでるので、人の在・不在の判断が容易に行えることになる。これにより実施の形態1の不在判定を行わずとも、人がどのくらいの時間そのエリアにいるかが簡単に判断可能である。
人体検知したエリア以外の背景温度を更新する場合、新たに人体が移動した場合には前回の熱画素による平均周囲温度から人体検知閾値を決定するので、検出結果の精度が上がる。また、人体検出エリアでも周囲温度および人体検知位置での最後の背景温度を用いて平均周囲温度を算出するので、最適な人体検知閾値を適用することができ、検出誤差を少なくできる。
なお、人が同じ位置に滞留していて、周囲の背景温度が変動した場合において、人体検知された場合、人体検出範囲の熱画素部分には人体検出される以前の熱画素を背景画像として上書きしているため、人が移動する以前に周囲温度が変化して、人体検知以前の背景画像と現在の背景温度が同一となる場合などに不在判定を誤る可能性がある。
これに対処するため、人が滞留中に周囲温度の平均値が上がった場合、人が滞留している部分の熱画素を周囲環境温度に合わせて補正を行うことが好ましい。例えば、人が移動してくる前の背景温度が10℃であり、32℃の人が移動してきた場合、その後周囲温度が20℃に上昇し、人が移動した場合には20℃と10℃で差分が10℃で検出されてしまうおそれがある。そこで、この場合には、人体検知エリアまたは人体周囲の熱画素を基に、人体滞留背景温度熱画素部分に温度補正を加算する。これにより人が移動しても滞留していると誤検知されず正確に在・不在が判断できる。
上記各実施の形態において空気調和機1は上記のようにして空調制御を行う。空気調和機1が例えば6パターン(6区域)にしか吹き分けができない場合、人体存在地域を示すフラグを区域ごとに立てて空調を行うことが可能であり、上記の空調制御はどのようなタイプの空気調和機1にも対応可能である。
また、上記各実施の形態の空気調和機1では、上記の各種情報を、空気調和機1の自動制御に利用する以外に、ネットワークを通じて利用可能である。この場合には、例えば、長距離の場合には、室内機10に携帯電話との通信を行うための無線通信手段を別途設け、携帯電話とこの室内機10の制御部101との間で無線通信手段を介して通信を行うように構成する。また、近距離の場合には、室内機10にリモコンからの信号を受信するための無線通信手段を別途設け、リモコンとこの室内機10の制御部101との間で無線通信手段を介して通信を行うように構成する。上記の構成により、例えばユーザが不在時に人体検知を行えるので防犯に、また、屋内の動物の状態監視などに使用できる。また、リモコン操作が頻繁な場合は、空気調和機1のメモリ内に予め定めた閾値や設定を変化させることも可能であるし、ネットワークを通じてデータベースから最適な値を選択することも可能である。また、他の機器と連動し、例えば、ユーザの風呂上りを温水器の情報から判断して空調温度を少し低めに設定することにより、より省エネを実現することもできる。さらに、部屋の扉開閉センサや無線タグによる在・不在情報などの他の機器からの情報を基に、より正確な人体検知や快適な制御も可能である。
なお、実施の形態1、2において説明した人体などの熱源を検出する温度検出装置は、必ずしもここで使用したサーモパイルに限定されるわけではなく、同様の機能を有する他の温度検出センサを用いてもよい。
また、空気調和機1から温度検出装置だけを取り外し、それをセンサ単体として作動させることも可能であり、他の家電機器や設備に内蔵または外付けすることが可能である。
実施の形態3.
上記実施の形態1において、制御部101は、人体が検知された位置の変化量から人体の活動量を算出し、その活動量に基づいて人体の温度上昇を推測し、その推測した温度上昇に基づき、空調制御を行うようにしてもよいと述べたが、本実施の形態では、その具体例について詳細に説明する。尚、空気調和機1の全体構成及び室内機10の構成は、実施の形態1の図1、図2と同様である。
図8乃至図12は実施の形態3を示す図で、図8はサーモパイル11を室内機10の略中央に縦方向に複数設けた場合の検出範囲を示す説明図、図9は人2が部屋に存在する場合の熱画素画像を示す図、図10は滞留範囲を定義する図、図11は人2を検出した場合の滞留回数のカウント方法を示す図、図12は人2の活動量による体感温度補正のフローチャートである。
図8に示すように、サーモパイル11を室内機10(図1参照)の略中央に縦方向に8個(複数であればよい)設ける。そして、8個のサーモパイル11が一体化されている。一体化されたサーモパイル11を左右に走査して、熱画素画像(単に熱画像とも称する)を取得する。熱画素画像は、例えば、縦が8画素、横が94画素である(図12のS20)。部屋に人2が存在すると、熱画素画像で見ると人2の温度が周囲(床・壁等)よりも高くなるのでその温度の高い領域を人2と判別する(図12のS21)。
人2が部屋に存在する場合の熱画素画像は図9に示すようになる。人2の領域の最下部で、左右方向の略中央の画素が足元となる。そして、足元を人2の滞留中心3とする(図12のS22)。
図10に示すように、例えば、滞留中心3の上下1画素を含む縦方向3画素、滞留中心3の左右6画素を含む横方向13画素を滞留範囲4とする。滞留範囲4を設けることで、人2の移動範囲が狭い場合には人2の活動量が大とならないようにすることができる。
熱画素画像の各画素毎に人2の滞留回数を記憶している。そして、熱画素画像の取得毎(1走査毎)に滞留回数を更新する。
滞留回数を更新は図11に示すように行う。即ち、人2が存在する場合滞留範囲4では滞留回数を+1、非滞留範囲5の滞留回数を−1する(図12のS23)。従って、人2が同じ位置に居る場合には、滞留回数が大きくなっていく。人2の足元の位置が頻繁に変化する場合は、滞留回数は増えない。
最新の滞留中心3の画素の滞留回数(滞留履歴と言う)に応じて、人2の活動量を判断する(図12のS24)。例えば、滞留回数が3以下なら活動量は大、滞留回数が4〜20なら活動量は中、滞留回数が21〜なら活動量は小とする。
活動量が大の場合は、人2の感じる温度(体感温度)が上昇していると推定して、空気調和機の制御で用いる体感温度をプラス1℃補正する(図12のS25)。室温測定用素子であるサーミスタ12で検出した室温の代わりに体感温度を空気調和機の制御に用いる。
活動量が小の場合は、人2の感じる温度(体感温度)が低下していると推定して、空気調和機の制御で用いる体感温度をマイナス1℃補正する(図12のS27)。
活動量が中の場合は、空気調和機の制御で用いる体感温度を補正しない(図12のS26)。
以上のように、本実施の形態によれば、人2の活動量に応じて空気調和機の制御で用いる体感温度を補正するので、以下に示す効果を奏する。
(1)冷房運転時に、人2の活動量が少ない場合は、空気調和機の制御で用いる体感温度をマイナス補正するので、冷房が弱くなり冷え過ぎを防止すると共に省エネにもなる。
(2)暖房運転時に、人2の活動量が多い場合は、暖房が抑え目になり省エネになる。
実施の形態4.
本実施の形態では、実施の形態3で述べた人2の活動量の情報から、室内機10の内部に組み込まれるフィルタ自動清掃装置の動作間隔を制御する方式について説明する。
フィルタ自動清掃装置は、公知のものであり詳細な説明は省略する。フィルタ自動清掃装置は、天面側から空気を吸い込み、吸い込んだ空気を地面側から吹き出す送風手段と、空気中の塵埃を捕捉するフィルタとを具備する筐体に設置され、フィルタを定期的に自動で清掃するものである。
人2の活動量が大(図12のS24)が、空気調和機の運転時間の50%以上のときは、人2が動くことにより部屋の埃の舞い上がりが多くなるため、フィルタにたまる埃の量も多くなる。フィルタに埃がたまると風の通りが悪くなり省エネ性が悪化するので、自動清掃の間隔を短くしてフィルタに埃がたまり過ぎないようにする。これにより、常に省エネ運転ができる状態を保つことができる。
人2の活動量が大(図12のS24)が、空気調和機の運転時間の5%以下のときは、部屋の埃の舞い上がりが少ないためフィルタにたまる埃の量も少なくなる。従って、フィルタ自動清掃の間隔を長くてしても省エネ性の悪化が少ない。フィルタ自動清掃の間隔を長くてして自動清掃のための電力消費を削減する。
また、人2の活動量が小(図12のS24)が、空気調和機の運転時間の50%以上のときは、フィルタ自動清掃の間隔を長くするようにしてもよい。
本発明の実施の形態1を示す説明図である。 本発明の実施の形態1における室内機10の構成図である。 図2における制御部101の構成を中心とする全体構成図である。 温度検出手段(サーモパイル)の検出範囲と検査方法を示す説明図である。 温度検出手段(サーモパイル)の検出温度による領域のグループ分けを示す説明図である。 本発明の実施の形態1の人体検知方法を示すフローチャートである。 図6の続きを示すフローチャートである。 実施の形態3を示す図で、サーモパイル11を室内機10の略中央に縦方向に複数設けた場合の検出範囲を示す説明図。 実施の形態3を示す図で、人2が部屋に存在する場合の熱画素画像を示す図。 実施の形態3を示す図で、滞留範囲を定義する図。 実施の形態3を示す図で、人2を検出した場合の滞留回数のカウント方法を示す図。 実施の形態3を示す図で、人2の活動量による体感温度補正のフローチャート図。
符号の説明
1 空気調和機、2 人、3 滞留中心、4 滞留範囲、5 非滞留範囲、10 室内機、11 サーモパイル、12 サーミスタ、20 室外機、21 サーミスタ、101 制御部、102 サーモパイル駆動回路、103 ファン駆動回路、104 ファンモータ、105 ファン、106 ルーバ駆動回路、107 ルーバ駆動モータ、108 ルーバ、109 サーモパイル駆動モータ、1003 比較部、1004 A/D変換部、1005 温度変換部、1006 人体検出部、1007 風向決定部、1008 風速決定部、1009 走査方向決定部。

Claims (2)

  1. 温度検出対象範囲を走査しながら温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段を駆動する温度検出手段駆動回路と、
    前記温度検出手段駆動回路を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記温度検出手段を走査して、熱画素画像を取得し、
    前記熱画素画像から人の存在を判定し、
    前記熱画素画像の各画素毎に人の滞留回数を記憶し、
    前記滞留回数に基づいて人の活動量を推定し、その活動量に基づいて前記人の体感温度を推測し、活動量が大の場合は、空気調和機の制御で用いる体感温度をプラス補正し、活動量が小の場合は、空気調和機の制御で用いる体感温度をマイナス補正することを特徴とする空気調和機。
  2. 空気中の塵埃を捕捉するフィルタを有し、前記フィルタを定期的に自動で清掃するフィルタ自動清掃装置と、
    温度検出対象範囲を走査しながら温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段を駆動する温度検出手段駆動回路と、
    前記温度検出手段駆動回路を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記温度検出手段を走査して、熱画素画像を取得し、
    前記熱画素画像から人の存在を判定し、
    前記熱画素画像の各画素毎に人の滞留回数を記憶し、
    前記滞留回数に基づいて人の活動量を推定し、前記活動量に応じて前記フィルタ自動清掃装置の動作間隔を制御することを特徴とする空気調和機。
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