JP2009092153A - 管継手用ロックリング及び管継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】管継手の挿入孔に挿入された管体をロックリングの爪部によって保持するとき、爪部の管体への食い込みが過多となることを抑制する。
【解決手段】管継手10には、管体40が挿入される挿入孔20と面する位置にロックリング30が配置されている。ロックリング30は、断面が横向きの略V字形であり、内周面と外周面に複数の切り込み32、34が形成されている。ロックリング30は、切り込み32の間に内周側に延出された4個の第1爪部36と、各第1爪部36の間に内周側に延出された4個の第2爪部38とを備えている。第2爪部38は、第1爪部36よりも管体40の外周面に対する抜き出し側の角度が大きく形成されている。管体40を管継手10の挿入孔20に挿入したとき、第1爪部36が管体40の外周面に食い込みやすく、第2爪部38が管体40の外周面に食い込みにくい。
【選択図】図3

Description

本発明は、管継手用ロックリング及び管継手に係り、特に管継手の内部に挿入された管体の抜け出しを阻止する管継手用ロックリング、及びこの管継手用ロックリングを備えた管継手に関する。
従来から、パイプを継手本体の挿入孔にワンタッチ操作によって接続すると共に、パイプを離脱することができる管継手が一般的に使用されている。
このような管継手は、挿入孔の内部にロックリングが配置されており、ロックリングの内周側に爪が形成されている。そして、挿入孔に挿入された樹脂製のパイプの外周面にロックリングの爪が食い込むことによって、パイプの挿入孔からの離脱を抑制している(例えば特許文献1を参照)。
特開2004−308793号公報
しかし、特許文献1に記載の管継手では、ロックリングの爪がパイプに食い込む量を調整することができない。このため、高温での使用時などに、ロックリングの爪がパイプに食い込む量が過多となり、ロックリングの爪がパイプを貫通し、又は食いちぎる恐れがある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、爪部の管体への食い込み量が過多となることを抑制できる管継手用ロックリング及び管継手を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、管体が挿入される管継手に設けられ、前記管体の抜き出しを阻止する管継手用ロックリングであって、前記管継手の内部に装着されるリング部と、前記リング部から前記管継手の奥側へ向かって斜めに延出され、前記管体の外周面に食い込んで前記管体の抜き出しを阻止する複数の第1爪部と、前記第1爪部の間の前記リング部から前記管継手の奥側へ向かって斜めに延出され、前記第1爪部よりも前記管体の外周面に対する抜き出し側の角度が大きい複数の第2爪部と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、管体が挿入される管継手の内部に、管継手用ロックリングのリング部が装着されている。管継手用ロックリングには、リング部から管継手の奥側へ向かって斜めに複数の第1爪部が延出されており、第1爪部の間のリング部から管継手の奥側へ向かって斜めに、第1爪部よりも管体の外周面に対する抜き出し側の角度が大きい複数の第2爪部が延出されている。管体を管継手の内部に挿入すると、内圧の作用等によって管継手用ロックリングのリング部から延出された複数の第1爪部が管体の外周面に食い込み、複数の第1爪部で管体が保持されることによって、管体の抜き出しが阻止される。その際、第1爪部がリング部から管継手の奥側へ向かっているので、第1爪部が管体に食い込みやすく、また、第1爪部が管体の抜き出し方向と逆方向に食い込むため、管体の抜け出しを抑制できる。また、内圧の作用等によって複数の第2爪部が管体の外周面に食い込むが、第2爪部は、第1爪部よりも管体の外周面に対する抜き出し側の角度が大きいため、第1爪部よりも管体の外周面への食い込み量が小さい。このため、複数の第2爪部によって、複数の第1爪部の管体の外周面への食い込み量が過多となることが抑制される。従って、高温での使用時などに第1爪部の食い込み量が過多となって第1爪部が管体を貫通するなどの不具合の発生が抑制される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の管継手用ロックリングにおいて、前記リング部の周方向に前記第1爪部と前記第2爪部が交互に形成されていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明では、リング部の周方向に第1爪部と第2爪部が交互に形成されているので、複数の第1爪部が管体の外周面に食い込んだときに、夫々の第1爪部の両側の第2爪部は、管体の外周面への食い込み量が第1爪部よりも小さい。これにより、複数の第1爪部と複数の第2爪部の管体への食い込みが安定化し、第1爪部の食い込み量が過多となることがよりいっそう抑制される。
請求項3に記載の発明に係る管継手は、管体が挿入される挿入孔が形成された継手本体と、前記継手本体に装着されるリング部と、前記リング部から内周側に前記継手本体の奥側に向かって斜めに延出され、前記管体の外周面に食い込んで前記管体の抜き出しを阻止する複数の第1爪部と、前記爪部の間の前記リング部から前記管継手の奥側へ向かって斜めに延出され、前記第1爪部よりも前記管体の外周面に対する抜き出し側の角度が大きい複数の第2爪部と、を備えた管継手用ロックリングと、前記継手本体に外挿され、前記管継手用ロックリングを前記継手本体に保持すると共に、前記リング部に当接して前記爪部の前記管体からの抜けを阻止するテーパー面を備えたスリーブと、を有することを特徴としている。
請求項3に記載の発明では、継手本体に、管体が挿入される挿入孔が形成されており、継手本体に管継手用ロックリングのリング部が装着されている。管継手用ロックリングには、リング部から管継手の奥側へ向かって斜めに複数の第1爪部が延出されており、第1爪部の間のリング部から管継手の奥側へ向かって斜めに、第1爪部よりも管体の外周面に対する抜き出し側の角度が大きい複数の第2爪部が延出されている。また、継手本体に外挿されたスリーブによって管継手用ロックリングが継手本体に保持されている。管体を管継手の内部に挿入すると、内圧の作用等によって管継手用ロックリングのリング部がスリーブのテーパー面に当接し、管継手用ロックリングのリング部から延出された複数の第1爪部が管体の外周面に食い込み、複数の第1爪部で管体が保持されることによって、管体の抜き出しが阻止される。その際、第1爪部がリング部から管継手の奥側へ向かっているので、第1爪部が管体に食い込みやすく、また、第1爪部が管体の抜き出し方向と逆方向に食い込むため、管体の抜け出しを抑制できる。また、内圧の作用等によって複数の第2爪部が管体の外周面に食い込むが、第2爪部は、第1爪部よりも管体の外周面に対する抜き出し側の角度が大きいため、第1爪部よりも管体の外周面への食い込み量が小さい。このため、複数の第2爪部によって、複数の第1爪部の管体の外周面への食い込み量が過多となることが抑制される。従って、高温での使用時などに第1爪部の食い込み量が過多となって第1爪部が管体を貫通するなどの不具合の発生が抑制される。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の管継手において、前記第1爪部と前記第2爪部は金属製であり、前記管体は樹脂製又はゴム製であることを特徴としている。
請求項4に記載の発明では、第1爪部と第2爪部は金属製であり、管体が樹脂製又はゴム製であるので、第1爪部と第2爪部が管体の外周面に食い込みやすく、管体の管継手からの抜け出しが抑制される。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は請求項4に記載の管継手において、前記スリーブには、前記第1爪部及び前記第2爪部と前記管体の間に入り込んで前記第1爪部及び前記第2爪部の前記管体への食い込みを解除する解放リングが設けられていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明では、スリーブに設けられた解放リングが第1爪部及び第2爪部と管体との間に入り込むことで、第1爪部及び第2爪部の管体への食い込みが解除され、管体を挿入孔から引き抜くことが可能となる。このため、簡単な操作によって、管体の管継手への結合および離脱を行うことができる。
本発明に係る管継手用ロックリング及び管継手では、複数の第1爪部及び複数の第2爪部の管体への食い込み量が過多となることを抑制でき、第1爪部及び第2爪部が管体に貫通するなどの不具合の発生を抑制できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の一実施形態である管継手用ロックリングを備えた管継手における管体を分離した状態が示されている。また、図4には、図1に示す管継手における管体を結合した状態が示されている。
図1及び図4に示されるように、管継手10は、管状の本体部12と、この本体部12に外挿される管状の中間部14とで継手本体16が構成されている。さらに、管継手10は、中間部14に外挿された管状のスリーブ18を備えており、本体部12と中間部14及びスリーブ18との間に、管体40が挿入される挿入孔20が形成されている。
スリーブ18の内側には、管体40を挿入孔20に保持するためのロックリング30が設けられている。このロックリング30は、断面が横向きの略V字形をなしており、略V字形の開口部30Aが継手本体16の奥側に向かうように配置されている。そして、ロックリング30の開口部30Aが中間部14の船型の先端部14Aと対向するように配置されており、開口部30Aの一部が先端部14Aに当接している。また、スリーブ18の内壁には、ロックリング30の略V字形の外側面が当接可能なテーパー面18Aが形成されている。このテーパー面18Aは、挿入孔20の入口20A側に向かって小径となるように形成されている。
スリーブ18の内側には、ロックリング30よりも挿入孔20の入口20A側に、前後方向(軸方向)に移動可能な解放リング22が内挿されている。この解放リング22は、内壁が挿入孔20の一部を構成しており、解放リング22の外周に形成された突起22Aが、スリーブ18の内周に形成された小径部18Bに当接することで、スリーブ18からの抜けが防止されている。また、本体部12には、挿入孔20に面した外周面に2つの周溝12Aが形成されており、これらの周溝12Aにそれぞれゴム製のOリング24が嵌め込まれている。
また、本体部12の挿入孔20の最奥部には、大径とされた壁面13が形成されており、この壁面13が管体40のストッパーになっている。また、本体部12の挿入孔20と反対側の端部には、他の配管が接続される雄ネジ12Bが形成されており、本体部12の中間部には、スパナを掛けるための六角部12Cが形成されている。
この管継手10では、本体部12は黄銅製、中間部14、スリーブ18及び解放リング22は樹脂製、ロックリング30は金属製(例えば、ステンレスなど)である。なお、管継手10の各部材はこれらの材質に限定するものではなく、他の材質でも構わない。また、管体40は樹脂製(例えば、ポリブテンなど)である。なお、管体40はゴム製、又はロックリング30の第1爪部36、第2爪部38が食い込み可能な他の比較的軟らかい部材としてもよい。
図2及び図3には、図1に示す管継手10に用いられるロックリング30が示されている。図2中の(A)はロックリング30の平面図、(B)はロックリング30の半裁断面図である。図3中の(C)はロックリング30の第2爪部38の部分拡大図、(D)はロックリング30の第1爪部36の部分拡大図である。
このロックリング30は、切断部のない連続的なリング部31を備えており、軸方向に沿って切断した断面が横向きの略V字形をなしている。ロックリング30は、リング部31の内周側及び外周側に、交互にそれぞれ複数(本実施形態では8個)の切り込み32、34が形成されている。外周側の切り込み34には、一つおきに突起35が設けられている。リング部31の内周側の各切り込み32の間には、内周側へ管継手10の奥側に向かって斜め方向に複数の第1爪部36と複数の第2爪部38とが延出されている。これらの第1爪部36と第2爪部38はリング部31の周方向に交互に設けられている。本実施形態では、リング部31の内周側に4個の第1爪部36と4個の第2爪部38とが交互に設けられている。
図3(B)、(C)に示されるように、第1爪部36は、先端側が開口部30Aを拡大するように内周側に折り曲げられており、第1爪部36の先端部は尖形に形成されている。図3(B)、(D)に示されるように、第2爪部38は、先端側が開口部30Aを拡大するように内周側に折り曲げられており、第1爪部36の先端部は尖形に形成されている。管体40の外周面とほぼ平行な線Lに対する抜き出し側の第2爪部38の角度θは、線Lに対する抜き出し側の第1爪部36の角度θよりも大きくなるように設定されている。また、第1爪部36及び第2爪部38の先端部に位置する管体40の外周面とほぼ平行な線Lに対する抜き出し側の第2爪部38の先端部の角度は、線Lに対する抜き出し側の第1爪部36の先端部の角度よりも大きくなるように設定されている。すなわち、管体40の外周面とほぼ平行な線L、Lに対する抜き出し側の第1爪部36の角度が第2爪部38の角度よりも小さく、第1爪部36が管体40の外周面に対して寝ているため、第1爪部36は管体40に食い込みやすい。管体40の外周面とほぼ平行な線L、Lに対する第2爪部38の角度が第1爪部36の角度よりも大きく、第2爪部38が管体40の外周面に対して起立しているため、第2爪部38は管体40に食い込みにくく、食い込みを抑止することができる。第2爪部38の周方向の長さは、第1爪部36の周方向の長さとほぼ同じに設定されている。本実施形態では、管体40の外周面とほぼ平行な線Lに対する抜き出し側の第1爪部36の角度θは27°に設定されており、管体40の外周面とほぼ平行な線Lに対する抜き出し側の第2爪部38の角度θは42°に設定されている。なお、角度θ、θはこれに限定されず、他の角度でも良い。
また、第1爪部36、第2爪部38の先端部の角度(エッジ部分の角度)は60°に設定されている。
このような管継手10では、管体40の挿入孔20への挿入に伴ってロックリング30が同心円状に拡径することになる。すなわち、ロックリング30は、断面が横向きの略V字形であり、リング部31の内周側及び外周側に合計16個の切り込み32、34が設けられていることから、適度な弾性を有している。
次に、管継手10の作用について説明する。
図1及び図4に示されるように、管継手10の挿入孔20に管体40を挿入すると、管体40の先端がロックリング30を拡径する。そして、管体40の外周面がロックリング30の第1爪部36、第2爪部38を摺接しながら管体40が奥側へ挿入され、管体40の内周面が2個のOリング24、24に接触する。管体40が更に挿入されると、管体40の先端が本体部12の壁面13に到達する。
図4に示されるように、管体40に内圧が作用すると、管体40が継手本体16から抜ける方向の力を受けて、管体40及びロックリング30が挿入孔20から抜ける方向に若干移動し、ロックリング30のリング部31の外周側がスリーブ18のテーパー面18Aに当たる。これによって、図5に示されるように、ロックリング30の複数の第1爪部36が管体40の外周側に食い込む。このとき、ロックリング30の複数の第1爪部36は継手本体16の奥側に向けて傾斜しており、管体40の外周面に対する抜き出し側の第1爪部36の角度が第2爪部38の角度よりも小さいので、第1爪部36は管体40に食い込みやすい。また、第1爪部36は管体40の抜け出し方向と逆方向に斜めに配置されており、管体40から抜けにくい。
また、図6に示されるように、ロックリング30の複数の第2爪部38が管体40の外周側に食い込むが、管体40の外周面に対する第2爪部38の角度が第1爪部36の角度よりも大きいので、第2爪部38は管体40に食い込みにくい。このため、第2爪部38によって第1爪部36の管体40への食い込みを抑止することができ、第1爪部36の食い込み量が過多となることを抑制できる。また、第1爪部36の両側に設けられた第2爪部38によって、それぞれの第1爪部36の食い込みが抑止されるので、複数の第1爪部36と複数の第2爪部38の管体40への食い込みが安定化し、第1爪部36の食い込み量が過多となることをより効果的に抑制できると共に、管体40が挿入孔20から抜け出す(離脱する)ことを抑制できる。
一方、図4に示す装着状態から管体40を離脱させる場合には、挿入孔20の入口20A側から専用治具(図示省略)を用いて解放リング22を奥側に押し込む。これによって、解放リング22の奥側の先端部22Bがロックリング30の第1爪部36及び第2爪部38を押し、ロックリング30を拡径させる。その際、解放リング22の先端部22Bがロックリング30の第1爪部36及び第2爪部38を押し広げると同時に、第1爪部36及び第2爪部38と管体40の間に入り込み、第1爪部36及び第2爪部38を管体40から抜き出す。この状態で挿入孔20から管体40を引き抜く(離脱させる)ことができる。
このような管継手10では、第2爪部38によって第1爪部36の管体40への食い込み量が過多となることを抑制することができ、第1爪部36が管体40を貫通してしまうことを防止できる。
一方、図7及び図8に示されるように、比較例のロックリング100で管体40を保持する場合について説明する。このロックリング100では、内周側及び外周側に、交互にそれぞれ8個の切り込み32、34が設けられている。また、ロックリング100の内周側には、それぞれの切り込み32の間に、内周側へ斜め方向に8個の爪部102が延出されている。図7に示されるように、ロックリング100は、略V字形の先端に形成された爪部102が、開口部30Aを拡大するように内周側に折り曲げられている。この爪部102の先端部は尖形であり、管体40に食い込みやすい形状となっている。管体40の外周面に対する爪部102の角度は、第1爪部36(図3参照)の角度と同じに設定されている。
このロックリング100を備えた管継手(図1に示すロックリング30をロックリング100に代えた管継手)では、管体40を挿入孔20に挿入すると、内圧の作用によりロックリング100の爪部102が管体40の外周面に食い込む。このロックリング100は、爪部102が管体40の外周面に食い込みやすく、爪部102の食い込み量を調整することができない。このため、図8に示されるように、高温(例えば、熱湯を流す場合)などの使用条件によっては、爪部102が管体40へ深く食い込み、内圧等で管体40の反対側まで亀裂106が生じる場合がある。
これに対して、本実施形態のロックリング30では、第2爪部38によって第1爪部36の管体40への食い込み量が過多となることが抑止されるので、第1爪部36、第2爪部38によって管体40を安定して保持することができる。
一方、ロックリングの8個の爪部をすべて第2爪部38にすることも考えられる。しかし、すべてを第2爪部38とすると、高温(例えば、熱湯を流す場合)などの使用条件によっては、管体40の外周面への食い込みが足りなくなる可能性がある。
なお、上記実施形態では、ロックリング30の第1爪部36の数が4個で、第2爪部38の数が4個であったが、この構成に限定するものではなく、他の個数としても良い。また、第2爪部38と第1爪部36の数は必ずしも同数でなくても良い。第2爪部38と第1爪部36の数は必ずしも同数でない場合は、第2爪部38が第1爪部36よりも少ないことが好ましい。例えば、第1爪部36を6個、第2爪部38を3個としてもよい。また、第1爪部36と第2爪部38の角度、寸法及び形状は、上記構成に限定されず、他の構成としてもよい。
本発明の第1実施形態に係る管継手であって、管体を分離した状態を示す半裁断面図である。 (A)は図1に示す管継手に用いられるロックリングの平面図、(B)はロックリングの半裁断面図である。 (A)は図1に示す管継手に用いられるロックリングの平面図、(B)はロックリングの第1爪部と第2爪部を比較した部分拡大図、(C)はロックリングの第2爪部の部分拡大図、(D)はロックリングの第1爪部の部分拡大図である。 本発明の第1実施形態に係る管継手であって、管体を結合した状態を示す半裁断面図である。 図3に示すロックリングの第1爪部が管体に食い込んだ状態を示す部分拡大図である。 図3に示すロックリングの第2爪部が管体に食い込んだ状態を示す部分拡大図である。 比較例のロックリングを示す平面図である。 図7に示すロックリングの爪部が管体に食い込んだ状態を示す部分拡大図である。
符号の説明
10 管継手
12 本体部
14 中間部
16 継手本体
18 スリーブ
18A テーパー面
20 挿入孔
20A 入口
22 解放リング
30 ロックリング
31 リング部
36 第1爪部
38 第2爪部
40 管体

Claims (5)

  1. 管体が挿入される管継手に設けられ、前記管体の抜き出しを阻止する管継手用ロックリングであって、
    前記管継手の内部に装着されるリング部と、
    前記リング部から前記管継手の奥側へ向かって斜めに延出され、前記管体の外周面に食い込んで前記管体の抜き出しを阻止する複数の第1爪部と、
    前記第1爪部の間の前記リング部から前記管継手の奥側へ向かって斜めに延出され、前記第1爪部よりも前記管体の外周面に対する抜き出し側の角度が大きい複数の第2爪部と、
    を有することを特徴とする管継手用ロックリング。
  2. 前記リング部の周方向に前記第1爪部と前記第2爪部が交互に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の管継手用ロックリング。
  3. 管体が挿入される挿入孔が形成された継手本体と、
    前記継手本体に装着されるリング部と、前記リング部から内周側に前記継手本体の奥側に向かって斜めに延出され、前記管体の外周面に食い込んで前記管体の抜き出しを阻止する複数の第1爪部と、前記爪部の間の前記リング部から前記管継手の奥側へ向かって斜めに延出され、前記第1爪部よりも前記管体の外周面に対する抜き出し側の角度が大きい複数の第2爪部と、を備えた管継手用ロックリングと、
    前記継手本体に外挿され、前記管継手用ロックリングを前記継手本体に保持すると共に、前記リング部に当接して前記爪部の前記管体からの抜けを阻止するテーパー面を備えたスリーブと、
    を有することを特徴とする管継手。
  4. 前記第1爪部と前記第2爪部は金属製であり、前記管体は樹脂製又はゴム製であることを特徴とする請求項3に記載の管継手。
  5. 前記スリーブには、前記第1爪部及び前記第2爪部と前記管体との間に入り込んで前記第1爪部及び前記第2爪部の前記管体への食い込みを解除する解放リングが設けられていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の管継手。
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