JP2009092144A - アキュムレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】外ガスタイプのアキュムレータにおいて、ゼロダウン時に液室に閉じ込められた液体および封入ガスが熱膨張したときに発生する圧力差を低減させる機構を備え、もってベローズ内外の圧力差を低減させて、ベローズが異常変形するのを抑制する。
【解決手段】ゼロダウン時に液室11に閉じ込められた液体および封入ガスが熱膨張したときに発生する圧力差を低減させる圧力差調整機構21を有する。前記調整機構21は、ベローズキャップ8のオイルポート4側に板バネ23で支持された可動プレート22を有する。定常作動時、プレート22は板バネ23に支持された状態でキャップ8とともに移動し、ゼロダウン時、プレート22はキャップ8とともに移動してシール13に接触し、液体および封入ガスの熱膨張時には、プレート22はシール13に接触したままでキャップ8が液体圧とガス圧が釣り合う位置まで板バネ23を伸長させながら移動する。
【選択図】図2

Description

本発明は、蓄圧装置または脈圧減衰装置等として用いられるアキュムレータに関するものである。本発明のアキュムレータは例えば、自動車等車両における油圧配管等に用いられる。
従来から、圧力配管に接続されるオイルポートを備えたアキュムレータハウジングの内部にベローズを配置して前記ハウジングの内部空間を高圧ガスを封入するガス室とポート穴に連通する液室とに仕切るようにしたアキュムレータが知られており、このアキュムレータにはそのタイプとして、図4に示すように一端(遊動端)51aにベローズキャップ52を取り付けたベローズ51の他端(固定端)51bをハウジング53上部のエンドカバー54に固定することによりベローズ51の内周側をガス室55、外周側を液室56とするタイプ(ベローズ51の内周側にガス室55が設定されるので「内ガスタイプ」と称される、特許文献1参照)と、図5に示すように一端(遊動端)51aにベローズキャップ52を取り付けたベローズ51の他端(固定端)51bをハウジング53下部のオイルポート57に固定することによりベローズ51の外周側をガス室55、内周側を液室56とするタイプ(ベローズ51の外周側にガス室55が設定されるので「外ガスタイプ」と称される、特許文献2または3参照)とがある。
ここで、機器の圧力配管に接続されたアキュムレータでは、機器の運転が停止すると液体(油)がポート穴58から徐々に排出され、上記図5の外ガスタイプのアキュムレータでは、これに伴って封入ガス圧によりベローズ51が徐々に収縮し、ベローズキャップ52下面に設けたシール59が相手材60に接触して所謂ゼロダウン状態となる。そしてこのゼロダウン状態では、シール59により液室56(ベローズ51およびシール59間の空間)内に一部の液体が閉じ込められ、この閉じ込められた液体の圧力とガス室55のガス圧力とがバランスするので、ベローズ51に過大な応力が作用して異常変形が発生するのが抑制される構成とされている。
しかしながら、このような運転停止によるゼロダウンが低温で行なわれ、その状態で温度が上昇した場合、液室56に閉じ込められた液体および封入ガスはそれぞれ熱膨張し、それぞれ圧力が上昇する。この場合、液体は、封入ガスに比べて圧力の上昇度合いが大きいが、ベローズキャップ52における受圧面積が封入ガスに比べて小さく設定されているので、液体圧がガス圧よりもかなり大きくならないとベローズキャップ52は移動しない。したがってベローズ51内外の液体圧とガス圧とに数MPa程度にも及ぶ大きな圧力差が発生することがあり、このように大きな圧力差が発生するとベローズ51が異常変形したり、シール59が損傷したりする虞がある。
特開2005−315429号公報 特開2001−336502号公報 特開2007−187229号公報
また、図6に示すアキュムレータは、上記図5のアキュムレータと同様に外ガスタイプのアキュムレータであるとともに、ベローズ51の内周側に補助液体室71を設け、この補助液体室71にピストンシール73付きのピストン72をストローク可能に内挿すると云う特異な構成を有しているために、以下の不都合が指摘される(特許文献4参照)。
(イ)補助液体室71の容積分しかベローズ51の伸長を行なうことができない(補助液体室71の容積を増やすとベローズ51の収縮が制限され、同室71を小さくするとベローズ51を伸長させるための液量が少なくなり、伸長量を増やすことができない)。
(ロ)ピストンシール73でピストン72を密封した状態でストロークさせるので、シール面圧による滑り抵抗が大きく、その損失分だけベローズ51の動きが鈍化する(アキュムレータとしての機能が低下する)。
特開2003−278702号公報
更にまた、下記特許文献5に、ベローズキャップに二次ベローズを介して二次ピストンを連結した構造のアキュムレータが開示されているが、この従来技術には以下の不都合が指摘される。
(ハ)ゼロダウン時に二次ベローズが伸長した状態でベローズの収縮が生じ、二次ピストンが最下面に到達した段階でベローズの収縮が止まるので、十分なベローズの伸縮ストロークを確保することができない。
特表2005−500487号公報
本発明は以上の点に鑑みて、外ガスタイプのアキュムレータにおいて、ゼロダウン時に液室に閉じ込められた液体および封入ガスが熱膨張したときに発生する圧力差を低減させる機構を備え、もってベローズ内外の圧力差を低減させて、ベローズが異常変形するのを抑制することができるアキュムレータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のアキュムレータは、圧力配管に接続されるオイルポートを備えたアキュムレータハウジングと、前記ハウジングの内部に配置されて前記ハウジングの内部空間を高圧ガスを封入するガス室およびポート穴に連通する液室に仕切るベローズとを有し、前記ベローズはその固定端を前記オイルポートに固定するとともにその遊動端にベローズキャップを有して前記ベローズの外周側をガス室、内周側を液室とし、更に前記オイルポートの内面にはゼロダウン時に液室を閉塞して前記液室に一部の液体を閉じ込めるシールが設けられているアキュムレータにおいて、ゼロダウン時に前記液室に閉じ込められた液体および封入ガスが熱膨張したときに発生する圧力差を低減させる圧力差調整機構を有し、前記調整機構は、前記ベローズキャップのオイルポート側に板バネまたはコイルスプリングで支持された可動プレートを有し、定常作動時、前記可動プレートは前記板バネまたはコイルスプリングに支持された状態で前記ベローズキャップとともに移動し、ゼロダウン時、前記可動プレートは前記ベローズキャップとともに移動して前記シールに接触し、前記液体および封入ガスの熱膨張時には、前記可動プレートは前記シールに接触したままで前記ベローズキャップが液体圧とガス圧が釣り合う位置まで前記板バネまたはコイルスプリングを伸長させながら移動することを特徴とするものである。
上記構成を有する本発明では、ベローズの固定端がオイルポートに固定されてベローズの外周側をガス室、内周側を液室としているので、本発明のアキュムレータは外ガスタイプのアキュムレータである。
また、本発明のアキュムレータは以下のように作動する。
定常作動時・・・
可動プレートが板バネまたはコイルスプリングに支持された状態でベローズキャップとともに移動することによりシールから離れているので、ポート穴と液室(ベローズおよびシール間の空間)は連通している。したがってポート穴から液室へそのときどきの圧力を備えた液体が随時導入されるので、ベローズキャップが可動プレートとともに液体圧とガス圧が釣り合うように移動する。
ゼロダウン時・・・
機器の運転が停止すると液室内の液体がポート穴から徐々に排出され、これに伴って封入ガス圧によりベローズが収縮し、ベローズキャップがベローズ収縮方向へ移動する。可動プレートはベローズキャップのオイルポート側に配置されているので、この可動プレートがシールに接触する。可動プレートがシールに接触すると液室(ベローズおよびシール間の空間)が閉塞されてこの液室に一部の液体が閉じ込められるので、更なる圧力低下は発生しなくなり、よってベローズ内外で液体圧とガス圧とが釣り合うことになる。尚、シールに接触するのは可動プレートであってベローズキャップはシールに接触しないので、ベローズキャップの受圧面積はシールにより制限されることがない。したがってベローズキャップの受圧面積は一面のガス室側と反対面の液室側とで等しく設定されている。
ゼロダウン状態における熱膨張時・・・
ゼロダウン状態すなわち可動プレートがシールに接触した状態で雰囲気温度の上昇等により液室に閉じ込められた液体および封入ガスが熱膨張すると、液体のほうがガスよりも圧力の上昇度合いが大きいので、圧力差が発生する。ここで本発明では上記したようにベローズキャップの受圧面積がガス室側と液室側とで等しく設定されているので、圧力差が発生するとベローズキャップが板バネまたはコイルスプリングを伸長させながら直ちに移動して圧力差を低減させる。したがってベローズ内外に大きな圧力差が発生するのが抑制されることから、ベローズに圧力差による異常変形が発生するのを防止することが可能となる。板バネまたはコイルスプリングは圧力低下時にベローズキャップを復帰動させるために設けられている。
尚、この熱膨張作動時、可動プレートはこれまでのベローズキャップに代わってシールによる受圧面積の制限を受けることになるので、シールに接触したままで離れない(移動しない)。したがってベローズキャップのみが板バネまたはコイルスプリングを伸長させながら移動する。また、板バネまたはコイルスプリングはその立体形状からしてパッキンのように液体の通過を阻止することがない。したがって上記相対移動時に容積が増大するベローズキャップおよび可動プレート間の空間へはこの板バネまたはコイルスプリングを通過して液体が流入することになる。
したがって、以上のように作動する本発明のアキュムレータによれば、外ガスタイプのアキュムレータにおいて、ゼロダウン時に液室に閉じ込められた液体および封入ガスが熱膨張したときに発生する圧力差を低減させることが可能とされているために、ベローズ内外の圧力差を低減させ、ベローズが異常変形するのを防止することができる。したがって、ベローズ延いてはアキュムレータの耐久性を向上させることができる。また、上記補助液体室や二次ベローズを有していないために、上記(イ)(ロ)(ハ)の不都合も解消される。
本発明には、以下の実施形態が含まれる。
(1)ベローズの外部に高圧ガスを封入し、ポート穴からベローズの内部に液体を出入りさせる。ベローズキャップのオイルポート側に、バネで支持された円板(可動プレート)を設ける。この円板がゼロダウン時に、オイルポートに設けられたシールと接触し、ベローズ内部の液体の流出を防止する。
(2)ゼロダウン時に円板によってシールされるため、ベローズキャップにおけるガス圧とベローズ内部の液体圧の受圧面積は等しくなる。円板とベローズキャップはバネによって繋がっているため、円板がオイルポート上に押し付けられた状態であっても、ベローズキャップはある範囲で自由に上下動できる。ベローズ内部の液体が熱膨張した場合には、円板はオイルポートに押し付けられたままの状態で、ベローズキャップはガス圧と液体圧が釣り合う位置まで移動できるため、ベローズ内外の差圧が発生せず、ベローズの変形が生じない。
(3)上記バネは、板バネであり、またコイルスプリングである。板バネおよびコイルスプリングを総じて金属バネと称する。金属バネを使用する場合は、バネの部分を通じて油が円板とベローズキャップ間に流入するので、連通孔は不要である。
(4)シール失効時の過密着を避けるため、および液体の受圧面積を確保するために、円板とベローズキャップはべた当たりしない構造とするのが好適である。
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
図1ないし図3は、本発明の実施例に係るアキュムレータ1の全体断面ないし部分断面を示している。図1は定常作動時、図2はゼロダウン時、図3はゼロダウン状態における熱膨張時の状態をそれぞれ示している。
当該実施例に係るアキュムレータ1は、ベローズ7として金属ベローズを用いる金属ベローズ型アキュムレータであって、以下のように構成されている。
すなわち先ず、図示しない圧力配管に接続されるオイルポート4を備えたアキュムレータハウジング2が設けられており、このハウジング2の内部にベローズ7が配置されてハウジング2の内部空間が高圧ガスを封入するガス室10と、オイルポート4のポート穴5に連通する液室11とに仕切られている。ハウジング2としては、有底円筒状のシェル3と、このシェル3の開口部に固定されたオイルポート4の組み合わせよりなるものが描かれているが、このハウジング2の部品割り構造は特に限定されるものではなく、例えばシェル3の底部はシェルと別体のエンドカバーであっても良く、何れにしてもシェル3の底部またはこれに相当する部品には、ガス室10にガスを注入するためのガス注入口(図示せず)が設けられている。
ベローズ7は、その固定端7aをハウジング2のポート側内面であるオイルポート4のフランジ部内面に固定するとともにその遊動端7bに円板状のベローズキャップ8を固定しており、よって当該アキュムレータ1はベローズ7の外周側にガス室10を配置するとともにベローズ7の内周側に液室11を配置する外ガスタイプのアキュムレータとされている。また図2に示すように、遊動端7bの外周部には、ハウジング2の内面に対するベローズ7およびベローズキャップ8の接触を防止するために制振リング9が取り付けられている。
ポート穴5の内側すなわちオイルポート4の内面(図では上面)には、環状のストッパ突起(着座面)4aの内周側に位置して環状の第一および第二段部4b,4cが順次形成され、第一段部4bにシール13が嵌着されて、第二段部4cに嵌着したシールホルダ14により抜け止め保持されている。シール13は、当該アキュムレータ1のゼロダウン時に液室11(ベローズ7およびシール13間の空間)を閉塞してこの液室11に一部の液体を閉じ込めるものであって、この機能を十分に発揮するよう外向きのシールリップを備えたゴム状弾性体製パッキンにより形成されている。尚、シール13としては、十分なシール性能が得られるものであればOリングやXリングなどを用いても良く、本発明は特にシール13の形状を制限するものではない。
また当該アキュムレータ1には、ゼロダウン時に液室11に閉じ込められた液体および封入ガスがそれぞれ熱膨張したときに発生する圧力差を低減させる圧力差調整機構21が設けられている。
この圧力差調整機構21は、ベローズキャップ8のオイルポート4側に板バネ23で支持された可動プレート22を有している。
板バネ23は、ベローズキャップ8および可動プレート22間に配置され、その一端をベローズキャップ8に連結されるとともにその他端を可動プレート22に連結されている。したがって、可動プレート22はベローズキャップ8のオイルポート4側に板バネ23を介して吊設され、板バネ23が伸縮する範囲でベローズキャップ8に対して相対移動可能とされている。また板バネ23は複数がベローズキャップ8または可動プレート22の円周方向に所定の間隔をあけて並んで設けられている(例えば3等配)。
可動プレート22は、金属等剛材製の円板よりなり、上記したようにベローズキャップ8のオイルポート4側に複数の板バネ23を介して吊設されている。可動プレート22のベローズキャップ8側の面(上面)には、ベローズキャップ8との過密着を防止するためスペーサーとして作用する突起22aが設けられている。突起22aは、ベローズキャップ8の受圧面積を減らさないよう複数が可動プレート22の円周方向に所定の間隔をあけて並んで設けられている。
また、この可動プレート22は、シール13に対して接離するものである。また可動プレート22はストッパ突起4aに当接することにより停止するものである。シール13のリップ端はストッパ突起4aよりも若干突出しているので、可動プレート22がストッパ突起4aに当接する時点ではすでに可動プレート22はシール13に接触している。
上記構成のアキュムレータ1は、ベローズ7の固定端7aがハウジング2のポート側内面であるオイルポート4のフランジ部内面に固定されているので、外ガスタイプの範疇に属し、また上記構成により以下のように作動する。
定常作動時・・・
すなわち、図1は当該アキュムレータ1の定常作動時の状態を示している。オイルポート4は図示しない機器の圧力配管に接続される。この定常状態では、可動プレート22が板バネ23に支持された状態でベローズキャップ8とともに移動することによりシール13から離れているので、ポート穴5と液室11(ベローズ7およびシール13間の空間)は連通している。したがって、ポート穴5から液室11へそのときどきの圧力を備えた液体が導入されるので、ベローズキャップ8が可動プレート22とともに液体圧とガス圧とが釣り合うように移動する。
ゼロダウン時・・・
図1の状態から機器の運転が停止すると、液室11内の液体がポート穴5から徐々に排出され、これに伴って封入ガス圧によりベローズ7が徐々に収縮し、ベローズキャップ8がベローズ収縮方向へ徐々に移動する。ベローズキャップ8のオイルポート4側には可動プレート22が配置されているので、ベローズキャップ8が移動すると可動プレート22がシール13に接触する。図2に示すように可動プレート22はストッパ突起4aに当接することにより停止し、ベローズキャップ8も停止する。このように可動プレート22がシール13およびストッパ突起4aに接触すると液室11(ベローズ7およびシール13間の空間)が閉塞されてこの液室に一部の液体が閉じ込められることになるので、この液室11において更なる圧力低下は発生しなくなり、よってベローズ7内外で液体圧とガス圧とが釣り合うことになる。したがって、ゼロダウンによるベローズ7の異常変形を抑制することが可能とされている。尚、このゼロダウン時、シール13に対しては可動プレート22が接触しベローズキャップ8は接触しないので、ベローズキャップ8の受圧面積は上記従来技術のようにシール13により制限されることがない。したがって、ベローズキャップ8の受圧面積は一面のガス室10側と反対面の液室11側とで等しく設定されている。図2ではベローズキャップ8は可動プレート22に接触していないが、板バネ23を圧縮して可動プレート22に接触する構造であっても良く、更に可動プレート22をストッパ突起4aに押し付ける構造であっても良い。
ゼロダウン状態における熱膨張時・・・
図2のゼロダウン状態すなわち可動プレート22がシール13およびストッパ突起4aに接触した状態で雰囲気温度の上昇等により液室11に閉じ込められた液体および封入ガスがそれぞれ熱膨張すると、液体のほうがガスよりも圧力の上昇度合いが大きいので、圧力差が発生する。しかしながら当該アキュムレータ1ではベローズキャップ8の受圧面積がガス室10側と液室11側とで等しく設定されているので、圧力差が発生すると、図3に示すようにベローズキャップ8が板バネ23を伸長させながら可動プレート22から離れる方向へ直ちに移動を開始し、液体圧とガス圧が釣り合う位置で停止する。したがって、ベローズ7内外に大きな圧力差が発生するのが抑制されることから、ベローズ7に圧力差による異常変形が発生するのを防止することができる。このとき可動プレート22は、上下両面の受圧面積の差により図示したようにシール13に接触したままであるので、ゼロダウン状態が解消してしまうことはない。またベローズ7の内周側に存在する液体は、可動プレート22の外周側を通過し、更に円周方向に並んだ複数の板バネ23間の隙間を通過して、ベローズキャップ8および可動プレート22間の間隙に流入する。
したがって、上記アキュムレータ1によれば、外ガスタイプのアキュムレータにおいて、ゼロダウン時に液室11に閉じ込められた液体および封入ガスがそれぞれ熱膨張したときに発生する圧力差を低減させることが可能とされているために、ベローズ7内外の圧力差を低減させ、ベローズ7に異常変形が発生するのを防止することができる。したがって、ベローズ7延いてはアキュムレータ1の耐久性を向上させることができる。
尚、上記実施例における板バネ23については、これをコイルスプリングに代えることが考えられる。この場合、可動プレート22はベローズキャップ8のオイルポート4側にコイルスプリングを介して吊設されることになる。
本発明の実施例に係るアキュムレータの定常作動時の状態を示す全体断面図 同アキュムレータのゼロダウン時の状態を示す部分断面図 同アキュムレータのゼロダウン状態における熱膨張時の状態を示す部分断面図 従来例に係るアキュムレータの断面図 他の従来例に係るアキュムレータの断面図 他の従来例に係るアキュムレータの断面図
符号の説明
1 アキュムレータ
2 ハウジング
3 シェル
4 オイルポート
4a ストッパ突起
4b,4c 段部
5 ポート穴
7 ベローズ
7a 固定端
7b 遊動端
8 ベローズキャップ
9 制振リング
10 ガス室
11 液室
13 シール
14 シールホルダ
21 圧力差調整機構
22 可動プレート
22a 突起
23 板バネ

Claims (1)

  1. 圧力配管に接続されるオイルポートを備えたアキュムレータハウジングと、前記ハウジングの内部に配置されて前記ハウジングの内部空間を高圧ガスを封入するガス室およびポート穴に連通する液室に仕切るベローズとを有し、前記ベローズはその固定端を前記オイルポートに固定するとともにその遊動端にベローズキャップを有して前記ベローズの外周側をガス室、内周側を液室とし、更に前記オイルポートの内面にはゼロダウン時に液室を閉塞して前記液室に一部の液体を閉じ込めるシールが設けられているアキュムレータにおいて、
    ゼロダウン時に前記液室に閉じ込められた液体および封入ガスが熱膨張したときに発生する圧力差を低減させる圧力差調整機構を有し、
    前記調整機構は、前記ベローズキャップのオイルポート側に板バネまたはコイルスプリングで支持された可動プレートを有し、
    定常作動時、前記可動プレートは前記板バネまたはコイルスプリングに支持された状態で前記ベローズキャップとともに移動し、ゼロダウン時、前記可動プレートは前記ベローズキャップとともに移動して前記シールに接触し、前記液体および封入ガスの熱膨張時には、前記可動プレートは前記シールに接触したままで前記ベローズキャップが液体圧とガス圧が釣り合う位置まで前記板バネまたはコイルスプリングを伸長させながら移動することを特徴とするアキュムレータ。
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