JP2009092053A - 内燃機関 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内燃機関10にはブローバイガスを燃焼室25へ再導入する循環通路が形成されている。内燃機関は内部にPCV室R2が形成された第2の潤滑油分離用カートリッジ72を備える。カートリッジ72は、ヘッドカバー42の上部にヘッドカバーに対して着脱可能に取り付けられている。PCV室R2は、循環通路の一部を構成する。PCV室R2を形成する壁面には、スラッジの生成を促進する酸性物質を中和する物質からなるスラッジ抑制層SLが形成されている。これによりスラッジの生成を抑制できる。更に、スラッジ抑制層が劣化した場合には、シリンダヘッド部40及びクランクケース部30をシリンダブロック部20から取り外すことなくカートリッジ72を交換することができる。
【選択図】図1
Description
所定のボア中心軸方向に貫通する円柱状の穴であるシリンダボアが形成されるとともに同シリンダボア内にピストンを収容するシリンダブロック部と、前記シリンダボアの開口部分の一方を覆うように前記シリンダブロック部に固定され且つヘッドカバーを含むシリンダヘッド部と、前記ピストンに連結されたクランク軸を収容する空間であって前記シリンダボアの開口部分の他方にて同シリンダボアと連接する空間であるクランク軸収容空間を形成するように前記シリンダブロック部に固定されたクランクケース部と、からなる機関本体部を備える。
スラッジの生成を促進する酸性物質を中和する物質からなるスラッジ抑制層を有するとともに前記シリンダヘッド部及び前記クランクケース部が前記シリンダブロック部に固定された状態にて前記機関本体部に対して着脱可能に構成され、且つ、同機関本体部に取り付けられた状態にて同スラッジ抑制層が前記循環通路に露呈するように構成されたスラッジ抑制部材を備える。
即ち、スラッジ抑制部材は、循環通路の一部を画定(形成)する部材であると言うこともできる。
前記スラッジ抑制部材が前記機関本体部に取り付けられた状態にて前記連通孔を開閉するように同機関本体部に対して着脱可能に構成され、且つ、少なくとも一部に前記スラッジ抑制層が形成されるとともに同機関本体部に取り付けられた状態において同スラッジ抑制層が前記循環通路に露呈するように構成されたフィラーキャップを備えることが好適である。
前記スラッジ抑制部材が前記機関本体部に取り付けられた状態にて同機関本体部に対して着脱可能に構成され、同機関本体部に取り付けられたときに先端部が前記潤滑油貯留部に貯留している潤滑油に到達することにより同潤滑油の量を測定できるように構成され、且つ、少なくとも一部に前記スラッジ抑制層が形成されるとともに同機関本体部に取り付けられた状態において同スラッジ抑制層が前記循環通路に露呈するように構成されたオイルレベルゲージを備えることが好適である。
以下、本発明による内燃機関の各実施形態について図面を参照しながら説明する。以下、X軸、Y軸及びZ軸からなる右手系の直交座標系であって、Z軸負方向が鉛直下向き方向(即ち、重力が働く方向)と一致する直交座標系を用いて説明を続ける。
シリンダブロック部20には、Z軸方向(ボア中心軸方向)に貫通する円柱状の穴であるシリンダボア21が形成されている。更に、シリンダブロック部20は、ピストン22、コンロッド23及び出力軸としてのクランク軸24を含んでいる。
クランクケース部30は、シリンダブロック部20のZ軸負方向側の端部にてシリンダブロック部20に固定されている。クランクケース部30は、クランク軸24を収容する空間であってシリンダボア21のZ軸負方向側の開口部分にてシリンダボア21と連接する空間であるクランク軸収容空間SA1を、シリンダブロック部20とともに形成している。
シリンダヘッド部40は、シリンダボア21のZ軸正方向側の開口部分を覆うようにシリンダブロック部20に固定されている。シリンダヘッド部40は、シリンダブロック部20のZ軸正方向側の端部に固定されたシリンダヘッド41と、シリンダヘッド41のZ軸正方向側の端部に固定されたヘッドカバー42と、を備える。ヘッドカバー42は、ボルトによりシリンダヘッド41に固定されている。シリンダヘッド41とヘッドカバー42との間には、カム収容空間SA2が形成されている。なお、カム収容空間SA2は、循環通路の一部を構成している。
更に、シリンダヘッド41は、吸気ポート41aを開閉する吸気弁41a1、吸気弁41a1を駆動するカムCIを含む吸気弁駆動機構41a2、排気ポート41bを開閉する排気弁41b1、排気弁41b1を駆動するカムCEを含む排気弁駆動機構41b2、点火プラグ41c、点火プラグ41cに与える高電圧を発生するイグニッションコイルを含むイグナイタ41d及びインジェクタ41eを備えている。カムCI及びカムCEは、カム収容空間SA2に収容されている。インジェクタ41eは、吸気ポート41a内へ燃料を噴射するようになっている。
また、連通孔42aを形成する壁面には、ネジ山が形成されている。
吸気系統50は、機関本体部へ空気を供給するようになっている。吸気系統50は、各気筒の吸気ポート41aにそれぞれ連通する独立した複数の通路及びそれらの通路を上流側にて集合させる集合部を形成するインテークマニホールド51、インテークマニホールド51の集合部側の端部に接続されたサージタンク52、サージタンク52に一端が接続され吸気ポート41aとインテークマニホールド51とサージタンク52とともに吸気通路を形成する吸気ダクト53、吸気ダクト53の他端部から下流(サージタンク52)に向けて順に吸気ダクト53に配設されたエアフィルタ54及びスロットル弁55を備えている。
排気系統60は、機関本体部から内燃機関10の外部へ排ガスを放出するようになっている。排気系統60は、各気筒の排気ポート41bにそれぞれ連通する独立した複数の通路及びそれらの通路を下流側にて集合させる集合部を形成するエキゾーストマニホールドを含み且つ排気ポート41bとともに排気通路を形成する排気管61及び排気管61に配設された三元触媒装置62を備えている。三元触媒装置62は、窒素酸化物NOx、硫黄酸化物SOx、炭化水素HC及び一酸化炭素CO等の排ガス中の有害成分を浄化するようになっている。
循環通路形成部70は、スラッジ抑制部材としての第1の潤滑油分離用カートリッジ71と、スラッジ抑制部材としての第2の潤滑油分離用カートリッジ72と、第1の循環用配管73と、第2の循環用配管74と、を備える。
即ち、基体部71aは、平面PL1にて開口した直方体状の凹部SB1を形成している。基体部71aの表面のうちの凹部SB1側の面には、スラッジ抑制層SLが形成されている。
潤滑油分離用プレート71c及び潤滑油分離用プレート71dは、Y軸方向にて所定の間隔にて交互に並ぶように配置されている。
次に、本発明の第2実施形態に係る内燃機関について説明する。第2実施形態に係る内燃機関は、上記第1実施形態に係る内燃機関に対して、PCV室がシリンダブロック部20の側壁近傍に配置されている点、スラッジ抑制部材がオイルフィルタと一体に形成されている点、及び、オイルレベルゲージの一部にスラッジ抑制層SLが形成され且つそのスラッジ抑制層SLが循環通路に露呈するように構成されている点、のみにおいて相違している。従って、以下、かかる相違点を中心として説明する。
このような構成により、オイルポンプから送り出された潤滑油は、流入孔101a1を通って内部通路PT2へ流入し、濾紙PFを通過した後、流出孔101a2を通って潤滑油分配用通路へ流入する。
上部GGaは、図9及び図10に示したように、シリンダブロック部20の側壁に固定されている。上部GGaのZ軸負方向側の端部は、弾性部材(本例では、ゴム)からなる。上部GGaのZ軸負方向側の端部は、円環通路形成部101bの外壁面に当接している。このような構成により、上部GGaは、上部GGaのZ軸負方向側の端部と円環通路形成部101bの外壁面との隙間からオイルレベルゲージガイドGG内のガスが漏れ出すことを防止する。
Claims (4)
- 所定のボア中心軸方向に貫通する円柱状の穴であるシリンダボアが形成されるとともに同シリンダボア内にピストンを収容するシリンダブロック部と、前記シリンダボアの開口部分の一方を覆うように前記シリンダブロック部に固定され且つヘッドカバーを含むシリンダヘッド部と、前記ピストンに連結されたクランク軸を収容する空間であって前記シリンダボアの開口部分の他方にて同シリンダボアと連接する空間であるクランク軸収容空間を形成するように前記シリンダブロック部に固定されたクランクケース部と、からなる機関本体部を備え、
前記シリンダボアを形成する壁面と前記シリンダヘッド部と前記ピストンとにより形成された燃焼室にて空気と燃料とを含む混合ガスを形成し同形成された混合ガスを同燃焼室にて燃焼させるように構成され、且つ、同燃焼室から前記クランク軸収容空間へ漏れ出したガスであるブローバイガスを同燃焼室へ再導入する循環通路が形成される内燃機関であって、
スラッジの生成を促進する酸性物質を中和する物質からなるスラッジ抑制層を有するとともに前記シリンダヘッド部及び前記クランクケース部が前記シリンダブロック部に固定された状態にて前記機関本体部に対して着脱可能に構成され、且つ、同機関本体部に取り付けられた状態にて同スラッジ抑制層が前記循環通路に露呈するように構成されたスラッジ抑制部材を備える内燃機関。 - 請求項1に記載の内燃機関であって、
前記機関本体部は、その内部に前記循環通路が形成されるとともに、同循環通路と同機関本体部の外部とを連通する連通孔を有し、且つ、同連通孔を通して同外部から供給される潤滑油が同循環通路の一部を通過するように構成され、
前記スラッジ抑制部材が前記機関本体部に取り付けられた状態にて前記連通孔を開閉するように同機関本体部に対して着脱可能に構成され、且つ、少なくとも一部に前記スラッジ抑制層が形成されるとともに同機関本体部に取り付けられた状態において同スラッジ抑制層が前記循環通路に露呈するように構成されたフィラーキャップを備える内燃機関。 - 請求項1又は請求項2に記載の内燃機関であって、
前記クランクケース部は、潤滑油を貯留する潤滑油貯留部を有し、
前記スラッジ抑制部材が前記機関本体部に取り付けられた状態にて同機関本体部に対して着脱可能に構成され、同機関本体部に取り付けられたときに先端部が前記潤滑油貯留部に貯留している潤滑油に到達することにより同潤滑油の量を測定できるように構成され、且つ、少なくとも一部に前記スラッジ抑制層が形成されるとともに同機関本体部に取り付けられた状態において同スラッジ抑制層が前記循環通路に露呈するように構成されたオイルレベルゲージを備える内燃機関。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の内燃機関において、
前記スラッジ抑制部材は、前記機関本体部の潤滑油をろ過するオイルフィルタと一体に形成された内燃機関。
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