JP2009091999A - 排気浄化装置および鞍乗型車両 - Google Patents

排気浄化装置および鞍乗型車両 Download PDF

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Abstract

【課題】排気チャンバ内に導入された排気が本来の流路を通らずに大気に排出されることを抑制できる排気浄化装置を提供する。
【解決手段】排気チャンバ30は、第1開口40dが形成された第1外殻部材40と、第2開口50dが形成され、該第2開口50dの縁の一部50eが第1開口50dの縁40eの一部に接合される第2外殻部材50と、第3開口60dが形成され、該第3開口60dの縁の一部60eが第1開口40dの縁40eの残部に接合されるとともに、該第3開口60dの縁の残部60fが第2開口50dの縁の残部50fに接合される第3外殻部材60と、第1外殻部材40と第2外殻部材50との間に支持される隔壁部材72と、を備え、隔壁部材の外周縁72aと、第1外殻部材40の内面または第2外殻部材50の内面との間には、少なくとも部分的に溶接等の閉塞処理が施される。
【選択図】図6

Description

本発明は、排気浄化装置および鞍乗型車両に関する。
鞍乗型車両に適用される排気浄化装置には、エンジンから排出された排気を浄化する排気チャンバを備えるものがある。この排気チャンバ内には、隔壁によって仕切られた複数の膨張室が形成されるとともに、膨張室同士が連通されることで、排気の流路が形成される。また、排気チャンバ内を流通する排気は、流路中に配された触媒によって浄化される。
特開平5−187217号公報
ところで、排気チャンバの外殻の内側に設けられる隔壁は、外殻の外面側から、隔壁の外周縁に対応する数箇所にスポット溶接が施されることによって、外殻の内面に接合されることが多い。
しかしながら、この場合、隔壁の外周縁と外殻の内面との接合箇所が飛び飛びとなるため、隔壁の外周縁と外殻の内面との間に隙間が生じてしまい、排気チャンバ内に導入された排気が、本来の流路を通らずに大気に排出されてしまう虞がある。
本発明は、上記実情に鑑みて為されたものであり、排気チャンバ内に導入された排気が本来の流路を通らずに大気に排出されることを抑制できる排気浄化装置および鞍乗型車両を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の排気浄化装置は、エンジンからの排気が導入される排気チャンバを備える排気浄化装置であって、前記排気チャンバは、第1の開口が形成された第1外殻部材と、第2の開口が形成され、該第2の開口の縁の一部が前記第1の開口の縁の一部に接合される第2外殻部材と、第3の開口が形成され、該第3の開口の縁の一部が前記第1の開口の縁の残部に接合されるとともに、該第3の開口の縁の残部が前記第2の開口の縁の残部に接合される第3外殻部材と、前記第1外殻部材と前記第2外殻部材との間に支持される隔壁部材と、を備え、前記隔壁部材の外周縁と、前記第1外殻部材の内面または第2外殻部材の内面との間には、少なくとも部分的に閉塞処理が施される、ことを特徴とする。
また、本発明の鞍乗型車両は、上記排気浄化装置を備える鞍乗型車両である。鞍乗型車両は、例えば、自動二輪車(スクータを含む)、四輪バギー(全地形型車両)、スノーモービル等である。
本発明によれば、隔壁部材の外周縁と第1外殻部材または第2外殻部材の内面との間に、第3外殻部材の側から閉塞処理を施すことができるので、排気チャンバ内に導入された排気が本来の流路を通らず大気に排出されることを抑制できる。
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に、本発明の鞍乗型車両の一実施形態に係る自動二輪車1の側面図を示す。図2に、本発明の排気浄化装置の一実施形態に係る排気浄化装置20の側面図を示す。図3に、排気浄化装置20の平面図を示す。
また、図4に、排気チャンバ30の拡大側面図を示す。図5に、排気チャンバ30の拡大平面図を示す。図6に、図5におけるVI−VI線の断面図を示す。図7に、図5におけるVII−VII線の断面図を示す。なお、図6の断面図では、排気導入管32cを省略するとともに、排気チャンバ30の一部部材(第3外殻部材60)を取り外した状態を示している。
図1に示すように、自動二輪車1は、ツインスパー型の車体フレーム2を有している。この車体フレーム2は、前端部にヘッドパイプ2aを有し、このヘッドパイプ2aには、前斜め下方に延びたフロントフォーク3が支承されている。フロントフォーク3の下端部には前車輪4が軸支され、上端部にはハンドル5が取り付けられている。
また、車体フレーム2は、ヘッドパイプ2aから後斜め下方に延びたメインフレーム2bを有し、このメインフレーム2bの後端部には、ピボット軸6によって、前後方向に延びたリヤアーム7が支承されている。リヤアーム7の後端部には、後車輪8が軸支されている。
車体中央部に配置されたエンジン10は、メインフレーム2bに懸架されている。このエンジン10は、前側の左右2気筒と後側の左右2気筒とがVバンクを為すように設けられた、4サイクルV型4気筒エンジンである。
また、エンジン10のシリンダヘッド12f,12bには、排気チャンバ30を備えた排気浄化装置20が接続されており、エンジン10の各気筒からの排気が排気浄化装置20に導入されている。この排気浄化装置20は、エンジン10から排出された排気を排気チャンバ30内で浄化して排出する。
図2および図3に示すように、排気浄化装置20は、エンジン10から排出された排ガスを排気チャンバ30に導入するための排気管22,23,24,25を有している。
このうち、排気管22,23の各上流端は、エンジン10の前側シリンダヘッド12fに設けられた左右気筒の排気ポート(不図示)にそれぞれ接続されている。これら排気管22,23は、前側シリンダヘッド12fから下方に延び、その後略水平に後方に延びて、排気チャンバ30の排気導入管32,33にそれぞれ接続されている。また、排気管22,23の中途部、すなわち略水平に延びる部分は連通管21により連通されている。
他方、排気管24,25は、エンジン10の後側シリンダヘッド12bに設けられた左右気筒の排気ポート(不図示)にそれぞれ接続されている。これら排気管24,25は、後側シリンダヘッド12bから下方に延びて、排気チャンバ30の排気導入管34,35(図5参照)にそれぞれ接続されている。
また、排気浄化装置20は、排気チャンバ30から排出された排ガスが導入されるマフラ26,27を有している。これらマフラ26,27は、排気チャンバ30の車両前後方向における略中央の左右両側部に設けられた排気排出管36,37にそれぞれ接続されている。
図4乃至図7に示すように、排気チャンバ30は、扁平箱状のチャンバ外殻31を有している。このチャンバ外殻31は、第1外殻部材40、第2外殻部材50および第3外殻部材60の各縁部が互いに溶接されてなる。第1外殻部材40はチャンバ外殻31の上半分を構成し、第2外殻部材50はチャンバ外殻31の下半分のうち、車両後方側の部分を構成する。また、第3外殻部材60はチャンバ外殻31の下半分のうち、車両前方側の部分を構成する。
まず、第1外殻部材40は、チャンバ外殻31の上半部を為す椀状の形状を有し、その外殻40aには、下方に向けて大きく開口した開口(第1の開口)40dが形成されている(図6参照)。また、開口40dの周縁40eは、外方に延びるフランジ状に形成されている。さらに、外殻40aの内面には、グラスウール等で構成された遮音材40cが張り巡らされており、第1外殻部材40は、この遮音材40cを被覆支持するよう内面側に溶接された内壁40bを備えている。
第2外殻部材50は、その外殻50aに、上方から前方に亘って開口した開口(第2の開口)50dが形成されている。この開口50dの縁は、上縁50eと側縁50fとで構成される。このうち、上縁50eは外方に延びるフランジ状に形成されており、第1外殻部材40の開口40dの周縁40eにおける後半部に対応する形状を有している。そして、上縁50eと周縁40eの後半部とが突き合わされて外方から溶接されている。外殻50aの内面にも、グラスウール等で構成された遮音材50cが張り巡らされており、第2外殻部材50も、この遮音材50cを被覆支持するよう内面側に溶接された内壁50bを備えている。
第3外殻部材60は、その外殻60aに、上方から後方に亘って開口した開口(第3の開口)60dが形成されている。この開口60dの縁は、上縁60eと側縁60fとで構成される。このうち、上縁62eは外方に延びるフランジ状に形成されており、第1外殻部材40の開口40dの周縁40eにおける前半部に対応する形状を有している。そして、上縁60eと周縁40eの前半部とが突き合わされて外方から溶接されている。他方、側縁60fは、第2外殻部材50の開口50dの側縁50fに対応する形状を有しており、側縁60fと側縁50fとは間隔をおいて向き合うようになっている。後述するように、側縁60f及び側縁50fは、いずれもチャンバ外殻31の内部に配置される隔壁部材72の外周縁72aに溶接され、これにより側縁60f及び側縁50fは隔壁部材72を介して間接的に接合される。また、外殻60aの内面にも、グラスウール等で構成された遮音材60cが張り巡らされており、第3外殻部材60も、この遮音材60cを被覆支持するよう内面側に溶接された内壁60bを備えている。
ここで、第2外殻部材50と第3外殻部材60の組は、チャンバ外殻31の下半部を為す椀状の形状を有する。すなわち、チャンバ外殻31は、第2外殻部材50および第3外殻部材60は、いずれも第1外殻部材40に対して上下方向に接合されており、また、第2外殻部材50と第3外殻部材60とは前後方向に接合されている。
チャンバ外殻31のうち、第1外殻部材40の前側上部に車幅方向に並ぶよう形成された開口40p,40qには、排気導入管34,35がそれぞれ溶接されている。また、中央両側部に形成された開口40t,40uには、排気排出管36,37がそれぞれ溶接されている。
さらに、排気導入管32は、第1外殻部材40の開口40dの周縁40eと第3外殻部材60の開口60dの上縁60eとにそれぞれ形成された凹所40r,60rの間に挟み込まれるように配されており(図6参照)、上半部が第1外殻部材40の凹所40rに、下半部が第3外殻部材60の凹所60rにそれぞれ溶接されている。排気導入管33も同様にして、第1外殻部材40の周縁40eに形成された凹所40sと第3外殻部材60の上縁60aに形成された凹所(図示せず)との間に挟まれるようにして、両者に溶接されている。
また、第1外殻部材40には、右前側上部に、排気チャンバ30内の排気の酸素濃度を検出するための酸素濃度検出センサ99(図2参照)が挿入されるセンサ挿入口39が設けられている。
また、第1外殻部材40の中央上部には、車幅方向の左右に上方に延びるブラケット44,45が溶接されており、さらに第3外殻部材60の前端部には、前方に延びるブラケット61が溶接されている。これらブラケット44,45,61は、上記メインフレーム2bに対して直接又は間接に固定される。
次に、図5および図6に示すように、チャンバ外殻31の内部空間は、車両前後方向に略平行に並ぶ2つの隔壁部材72,74により仕切られ、車両前方から順に3つの膨張室100,200,300が区画されている。
前側の隔壁部材72よりも前方(すなわち、第3外殻部材60の側)には、第1膨張室100が区画されている。排気導入管32〜35は、いずれも隔壁部材72よりも前方でチャンバ外殻31に接続されており、第1膨張室100には、排気導入管32〜35により、エンジン10からの排気が直接導入される。
さらに、後側の隔壁部材74よりも後方には、第2膨張室200が区画されており、前側の隔壁部材72と後側の隔壁部材74との間には、第3膨張室300が区画されている。排気排出管36,37は、いずれも隔壁部材72,74の間でチャンバ外殻31に接続されており、第3膨張室300の内部の排気は、排気排出管36,37により外部に排出され、マフラ26,27に導入される。
次に、隔壁部材72,74には、第1膨張室100と第2膨張室200とを第3膨張室300を介さずに直接連通させる2つの連通管82,84が貫通支持されている。これら連通管82,84は、チャンバ外殻31の内部空間の車幅方向左側と中央とに配され、前端側が隔壁部材72に形成された開口周縁にそれぞれ接合支持され、後端側が隔壁部材74に形成された開口周縁にそれぞれ接合支持される。
これら連通管82,84の内側には、管内を流通する排気を浄化するための触媒90が配されている。これにより、排気導入管32,33,34,35から第1膨張室100に導入された排気は、連通管82,84を通り、触媒90により浄化されて、第2膨張室200へ導入される。
また、隔壁部材74における車幅方向右側に形成された開口には、第2膨張室200と第3膨張室300とを連通させる連通管86が接合されている。この連通管86の入口部分には、通路面積可変バルブ94が設けられており、排気の流量が制御される。
触媒90により浄化された排気は、第2膨張室200に導入された後、連通管86を通って第3膨張室300へ導入され、その後、排気排出管36,37から排出される。排気排出管36,37から排出された排気は、マフラ26,27に導入されて、その後大気に排出される。
排気チャンバ30において、隔壁部材72は触媒90による浄化がされていない排気が導入・保持される第1膨張室100を区画するものであり、隔壁部材72と第1外殻部材40との間、および隔壁部材72と第2外殻部材50との間は、いずれも気密に接合されることが望ましい。そこで本実施形態では、第1膨張室100を区画する外殻の一部を第3外殻部材60として別体として、本排気浄化装置30の製造時には、隔壁部材72の外周縁72aの全周に亘って第1外殻部材40および第2外殻部材50に溶接した後、これを第1外殻部材40および第2外殻部材50に接合するようにしている。
すなわち、製造時においては、外殻40aに内壁40bおよび遮音材40cを取り付けて第1外殻部材40を用意するとともに、外殻50aに内壁50bおよび遮音材50cを取り付けて第2外殻部材50を用意する。連通管82,84を隔壁部材72,74に溶接するとともに,連通管86を隔壁部材74に溶接してなる隔壁構造も用意して、第1外殻部材40と第2外殻部材50との間に該隔壁構造を挟んで仮組み(仮保持)する。その状態で、第1外殻部材40の外面側および第2外殻部材50の外面側から隔壁部材74の外周縁74aに向けてスポット溶接を施すことにより、隔壁部材74を第1外殻部材74および第2外殻部材50に固定する(図6の矢印W3)。
さらに、第3外殻部材60が取り付けられる予定の箇所から溶接用トーチの先端を差し入れて、第1外殻部材40の内面、より具体的には内壁40bの内面と隔壁部材72の外周縁72aとをアーク溶接により接合する(図6および図7の矢印W1)。このとき、隔壁部材72は、その外周縁72aが第2外殻部材の側縁50fに沿うよう、具体的には平面視で両者が重なるところまで、第3外殻部材60側に寄せて配置されているので、溶接用トーチの先端が溶接箇所に届きやすく、作業が容易化されている。
その後、第3外殻部材60の上縁60eを第1外殻部材40の周縁40eの前半部に外方からアーク溶接する。さらに、上述のように隔壁部材72の外周縁72aは平面視で第2外殻部材50の側縁50fと重なっており、さらに、第3外殻部材60の仮組み状態では、第3外殻部材60の側縁60fと第2外殻部材50の側縁50fとは僅かな距離dだけ隙間があいている。このため、この隙間から隔壁部材72の外周縁72aが露呈している。そこで、この隙間に対してアーク溶接を外方から施すことで、第3外殻部材60の側縁60fと隔壁部材72の外周縁72aとを溶接するとともに、第2外殻部材50の側縁50fと隔壁部材72の外周縁72aとを溶接する(図6および図7の矢印W2)。こうして、隔壁部材72の外周縁72aを全周にわたり外殻部材40,50,60と溶接することができる。この結果、隔壁部材72の外周縁72aと、第1外殻部材40の内面および第2外殻部材50の内面との隙間が閉塞され、第1膨張室100は気密に区画される。
なお、上記全周溶接は、本発明に係る閉塞処理の一例である。閉塞処理は、例えば、隔壁部材72の外周縁72aと、第1外殻部材40の内面または第2外殻部材50の内面とをろう接してもよいし、接着剤などで接着してもよく、両者の隙間を閉塞する処理であれば、特には限定されない。
以上に説明した本実施形態によれば、前側の隔壁部材72の外周縁72aが、全周に亘って第1外殻部材40および第2外殻部材50に溶接されているので、第1膨張室100から第3膨張室300への排気の漏れ出しを抑制できる。その結果、第1膨張室100に導入された排気を、本来の流路である連通管82,84を流通させて、触媒90により浄化することができる。
特に、第1膨張室100と隔壁部材72を隔てて隣り合う第3膨張室300には、排気排出管36,37が接続されていることから、隔壁部材72の外周縁72aを全周溶接することで、浄化されていない排気が第3膨張室300に漏れ出し、そのまま外部へ排出されてしまうことを抑制できる。
また、本実施形態では、チャンバ外殻31の上半部を為す第1外殻部材40に、排気導入管32〜35および排気排出管36,37が接合されている(但し、排気導入管32,33は上半部のみ)。このため、これらの位置精度が第1外殻部材40において確保されるので、後から取り付けられる第3外殻部材60に厳格な位置精度を要求せずとも、排気浄化装置30を自動二輪車1に取り付けることが容易となる。
また、本実施形態では、チャンバ外殻31が扁平箱状の形状を有していることから、その内部に配される隔壁部材72の外周縁72aは、図7に示すように、第1外殻部材40の内面および第2外殻部材50の内面の形状に対応した扁平形状を有している。このような扁平形状の場合、例えば円形状の場合と比して、隔壁部材72の外周縁72aと、外殻部材40,50の内面との間に隙間が生じやすいが、本実施形態では、第1膨張室100の区画壁の一部を第3外殻部材60として別体として、それを隔壁部材72の溶接後に第1外殻部材40および第2外各部材50に接合するようにしたので、隔壁部材72の外周縁72aを全周溶接することが可能となり、そのような隙間を閉塞することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変形実施が可能である。例えば、以上の説明では第1膨張室100の下側隔壁を第3外殻部材60として別部材とし、そこから閉塞処理を施すようにしたが、上側隔壁、つまり第1外殻部材40の前側部分を別部材として、そこから閉塞処理を施すようにしてもよい。また、第3外殻部材60の取付箇所から溶接用トーチを差し入れて、チャンバ外殻31の内側から隔壁部材72の外周縁72aの全周にわたりアーク溶接を施すようにしてもよい。
本発明の鞍乗型車両の一実施形態に係る自動二輪車の側面図である。 本発明の排気浄化装置の一実施形態に係る排気浄化装置の側面図である。 排気浄化装置の平面図である。 排気チャンバの拡大側面図である。 排気チャンバの拡大平面図である。 図5におけるVI−VI線の断面図である。 図5におけるVII−VII線の断面図である。
符号の説明
1 自動二輪車(鞍乗型車両の一例)、2 車体フレーム、3 フロントフォーク、4 前車輪、5 ハンドル、6 ピボット軸、7 リヤアーム、8 後車輪、10 エンジン、12f,12b シリンダヘッド、20 排気浄化装置、22〜25 排気管、26,27 マフラ、30 排気チャンバ、31 チャンバ外殻、32〜35 排気導入管、36,37 排気排出管、40 第1外殻部材、40d 開口(第1の開口)、40e 周縁、50 第2外殻部材、50d 開口(第2の開口)、50e 上縁(縁の一部)、50f 側縁(縁の残部)、60 第3外殻部材、60d 開口(第3の開口)、60e 上縁(縁の一部)、60f 側縁(縁の残部)、72 隔壁部材、72a 外周縁、74 隔壁部材、82〜86 連通管、90 触媒、94 通路面積可変バルブ、99 酸素濃度検出センサ、100 第1膨張室、200 第2膨張室、300 第3膨張室。

Claims (10)

  1. エンジンからの排気が導入される排気チャンバを備える排気浄化装置であって、
    前記排気チャンバは、
    第1の開口が形成された第1外殻部材と、
    第2の開口が形成され、該第2の開口の縁の一部が前記第1の開口の縁の一部に接合される第2外殻部材と、
    第3の開口が形成され、該第3の開口の縁の一部が前記第1の開口の縁の残部に接合されるとともに、該第3の開口の縁の残部が前記第2の開口の縁の残部に接合される第3外殻部材と、
    前記第1外殻部材と前記第2外殻部材との間に支持される隔壁部材と、
    を備え、
    前記隔壁部材の外周縁と、前記第1外殻部材の内面または第2外殻部材の内面との間には、少なくとも部分的に閉塞処理が施される、
    ことを特徴とする排気浄化装置。
  2. 請求項1に記載の排気浄化装置において、
    前記第2外殻部材及び前記第3外殻部材は、いずれも前記第1外殻部材と上下方向に接合される、
    ことを特徴とする排気浄化装置。
  3. 請求項1に記載の排気浄化装置において、
    前記隔壁部材は、前記第2の開口の縁の前記残部に沿うようにして、前記第1外殻部材と前記第2外殻部材との間に支持される、
    ことを特徴とする排気浄化装置。
  4. 請求項1に記載の排気浄化装置において、
    前記隔壁部材は、前記排気チャンバの内部空間のうち、前記第3外殻部材の側を膨張室として区画し、
    前記排気浄化装置は、前記エンジンからの排気を前記膨張室に導入する排気導入管を更に備える、
    ことを特徴とする排気浄化装置。
  5. 請求項4に記載の排気浄化装置において、
    前記排気導入管は、少なくとも一部が前記第1外殻部材に接合される、
    ことを特徴とする排気浄化装置。
  6. 請求項5に記載の排気浄化装置において、
    前記排気導入管は、少なくとも一部が前記第3外殻部材にも接合される、
    ことを特徴とする排気浄化装置。
  7. 請求項1に記載の排気浄化装置において、
    前記隔壁部材の外周縁は、前記第1外殻部材の内面および前記第2外殻部材の内面の形状に対応した扁平形状を有する、
    ことを特徴とする排気浄化装置。
  8. 請求項4に記載の排気浄化装置において、
    前記排気チャンバの内部空間には前記膨張室とは別の膨張室が形成され、
    前記隔壁部材には、前記膨張室と前記別の膨張室とを連通させる連通管が取り付けられる、
    ことを特徴とする排気浄化装置。
  9. 請求項4に記載の排気浄化装置において、
    前記排気チャンバから排気を排出するための排気排出管を更に備え、
    前記排気チャンバの内部空間には、前記排気排出管により内部の排気が排出される、前記膨張室とは別の膨張室が形成され、
    前記膨張室と前記別の膨張室とが前記隔壁部材を介して隣り合う、
    ことを特徴とする排気浄化装置。
  10. 請求項1ないし7の何れかに記載の排気浄化装置を備える鞍乗型車両。
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