JP2009091893A - 補強した地盤中に構築する構造物用のジオマテリアル補強材のアセンブリ、関連する構造物、および関連する方法 - Google Patents

補強した地盤中に構築する構造物用のジオマテリアル補強材のアセンブリ、関連する構造物、および関連する方法 Download PDF

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    • E02D17/18Making embankments, e.g. dikes, dams

Abstract

【課題】アセンブリ内で補強材がせん断するリスクを低減し、それにより構造物の耐用年数を延長することを可能にするジオマテリアル補強材を提供する。
【解決手段】地盤中に構築する2つの補強材(11、12)は、略平坦であり、長さおよび幅が厚さより著しく長い。開口部方向(DO)に配置された隣接する2つの開口部(111、121)が、ジオマテリアルのセグメント(112、122)によって分割され、組付け方向(D1)が、2つの補強材(11、12)それぞれの前記開口部方向(DO)と略一致するアセンブリ(1)である。2つの補強材のそれぞれの1列の開口部(111、121)のセグメント(112、122)が、組付け方向に配置されたバー(13)の周りに、それぞれ開ループ(113、123)を形成し、2つの補強材(11、12)のそれぞれの略重なった補強部分(114)が略反対の方向に延びることを特徴とするアセンブリ(1)。
【選択図】図2

Description

本発明は、補強した地盤中に構築する構造物で使用するように設計された、ジオマテリアル補強材のアセンブリに関し、本発明はまた、補強した地盤に構造物を構築するための、ジオマテリアル補強材のアセンブリの使用に関する。
補強した地盤中に構築する構造物は、締め固めた埋戻し、壁、および任意選択でその壁に連結される補強材に関連する。
金属製補強材、例えば亜鉛めっき鋼補強材、安定化帯片、例えばポリエステル繊維ベースの安定化帯片、および安定化シート、例えばジオマテリアルベースの安定化シートなど、様々なタイプの補強材を使用することができる。それらは、構造物に加えられることがあるストレスに応じた密度で地盤中の適位置に置かれ、地盤からの推力が地盤と補強材との間で擦れることによって受けられる。
壁は、構造物の正面を覆うように並置されたスラブまたはブロックの形状の既製コンクリート要素から作られることが多い。
場合によっては、長さが約3メートル(m)から10mの範囲の帯片の形状の補強材が設けられるが、より短いまたはより長い帯片を使用することができる。帯片の幅は、概して、4センチメートル(cm)から6cmの範囲であるが、幅が最大10cmまたは25cmあるいはさらに大きい帯片を使用することが可能である。それらの厚さは、例えば約1ミリメートル(mm)から数センチメートル、概して、1mmから6mmの範囲で変更することができる。
他の場合には、例えば長さが約3mから10mの範囲のシートの形状の補強材が設けられるが、より短いまたは長いシートを使用することができる。それらのシートの幅は、1メートル程度のものにすることができ、例えば数メートル程度の幅にすることができる。
通常、ジオマテリアル製の補強材を使用する。「geomaterial(ジオマテリアル)」という用語は、地盤、岩盤、または土壌と関連して設計された、ポリマーから得られ構造物で使用される平坦な材料を指すのに使用される。
ジオマテリアルは、具体的には、帯片またはシートの形状で販売されている。
それらのジオマテリアルは、織物または不織のテキスタイル手段によって得ることができる。絞り加工によって成形した帯片またはシートから得ることもできる。
それらのジオマテリアルは格子の形状にすることができ、その格子は、概して一様に分布した、網状に配置した開口部を含み、平面の(天然または合成の)ポリマー構造の形状である。
一例として、ジオポリマーは、ポリエチレン、具体的には高密度ポリエチレン(HDPE、high−density polyethylene)から作られる。
帯片または格子の形状のジオマテリアルは、例えば、TENSAR International社によって市販されており、例えば市販用の番号は、TENSAR RE Geogrid(詳細には40RE、55RE、80RE、120RE、および160RE)、TENSAR SR Geogrid(詳細にはSR55、SR80、およびSR110)、TENSAR SS Geogrid(詳細には、SS20、SS30、SS40、SS2、SSLA20、およびSSLA30)である。
他のジオマテリアルが他の会社によって販売されている。
補強材、具体的には安定化帯片またはシートの目的は、地盤または土壌に力を伝達し、したがって、力を分配することである。
具体的には、補強材とそれが置かれている埋戻しとの間で力を伝達することが重要である。したがって、補強材の表面積は、摩擦によって必要な単位長さあたりのせん断強度を生み出すのに十分なものでなければならない。
さらに、好ましくは、補強材は、その全長にわたって力を伝達することができ、したがって高いけん引強度(traction strength)を有する。
ジオマテリアル補強材を実施する場合には、敷設の容易さおよび力の分配の構成の観点からだけでなく、経済的理由からも、ジオマテリアル補強材のアセンブリを使用することが有利になることがある。
周知のようにして、本発明の文脈の中では「standard assembly(標準アセンブリ)」と称されるアセンブリを形成するように、バーを使用して2つのジオマテリアル補強材を互いに組み付けることができる。
こうした標準アセンブリ2を図1に全体的に示す。図1では、格子の形状のジオマテリアル補強材の2つの部分21、22が、バー20によって互いに結合されている。補強材21、22はそれぞれ、複数列の開口部23、24を含み、隣接する任意の2つの開口部は、ジオマテリアルのそれぞれのセグメント25、26によって分割される。2列の開口部ならびにセグメント23および25ならびに24および26は、ジオマテリアルの横断部分29によって分割される。第1の補強材21のジオマテリアルのある列のセグメント25は、第2の補強材22のある列の開口部24に配置され、相補的に、第2の補強材22の前記の列の開口部24のセグメント26の列は、第1の補強材21の前記の列のセグメント25の開口部23の列に配置される。バー20は、第2の補強材22のセグメント部分27がバー20の上方にあり、前記セグメント部分27がその両側で第2の補強材22の下方に配置されたセグメント部分28の近くを延び、相補的に、第1の補強材21のセグメント部分がバー20の下方にあり、前記セグメント部分がその両側で第1の補強材21の上方に配置されたセグメント部分の近くを延びるように、2つの補強材21、22の前記列のセグメント25、26の間に挿入される。
あいにく、こうした標準アセンブリには、いくつかの欠点があり、具体的には、例えば、セグメント25、26がバー20と接触するゾーンの近くかまたはそれらがジオマテリアルの横断部分29に連結される結合点の近くの部分のセグメント25、26の可能性のある弱点などのいくつかの弱点がある。
本発明の一目的は、このようにして互いに組み付けた補強材を使用して、アセンブリ内で補強材がせん断するリスクを低減し、それにより構造物の耐用年数を延長することを可能にするジオマテリアル補強材のアセンブリを提案することである。
したがって、本発明は、補強した地盤中に構築する構造物用の第1のジオマテリアル補強材と第2のジオマテリアル補強材の、組付け方向に組み付けるアセンブリにおいて、2つの補強材はそれぞれ、略平坦であり、長さおよび幅が厚さより著しく長く、開口部方向に配置された少なくとも1列の開口部を含み、同じ補強材の同じ列の開口部のうち任意の隣接する2つの開口部が、ジオマテリアルのセグメントによって分割され、組付け方向が、2つの補強材それぞれの開口部方向と略一致するアセンブリであって、2つの補強材のそれぞれの1列の開口部のジオマテリアルのセグメントが、組付け方向に配置された同じバーの周りに、もう一方の補強材の1列の開口部の開口部中にそれぞれ開ループを形成し、ジオマテリアルのセグメントの開ループが、2つの補強材それぞれの略重なった補強部分の近くを延び、第1の補強材の略重なった補強部分が、第2の補強材の略重なった補強部分が延びる方向と略反対の方向に延びるアセンブリを提供する。
本発明のジオマテリアル補強材のアセンブリによって、隣接する2つの開口部間のセグメント上で組付け方向に配置されたバーによって加えられたせん断力は、非常に著しく軽減される。
さらに、標準アセンブリとは異なり、2つのジオポリマー補強材が相互に貫入することにより、アセンブリゾーン中の2つの補強材の間で直接接触する面積はあまり大きくならない。その結果、埋戻しが補強材と擦れる構造物中に補強材が配置されるときにその補強材を損傷するリスクが小さくなる。
本発明のアセンブリは実施するのが簡単であり安価であることも留意されたい。位置を選択し、構造物中のこれらのアセンブリの数または密度を最適化し、したがって、機械的な特性およびコストを最適化するのが簡単である。
本発明のジオマテリアル補強材のアセンブリは、以下の任意選択の特徴を、個別にまたは実行可能な組合せで1つまたは複数有することもできる。
・ジオマテリアル補強材は、長さが幅より著しく長い帯片である。
・ジオマテリアル補強材は、幅および長さが略同程度のシートである。
・補強材が作られるジオマテリアルは、互いに略平行に間隔をあけて配置された複数の細い帯片と、上述の細い帯片に略垂直に配置された、互いに略平行に間隔をあけて配置された複数の細い帯片とから作られた格子の形状であり、略平行な隣接する2つの帯片の間の間隔ならびにそれに垂直な1連の略平行な細い帯片が1列の開口部を形成する。
・1列の開口部は、具体的にはジオテキスタイルから作られた、帯片またはシートの形状の補強材の切欠きから生じる。
・組付け方向に垂直な軸は、補強材の長さ方向に配置された軸に関して角度αをなし、その角度αは0°から60°の範囲、例えば最大30°あるいは最大15°である。
・第2の補強材の軸は、組付け方向に垂直な軸に関してゼロではない角度αをなし、第2の補強材は、ジグザグ構成に互いに連結される。
・第1の補強材のジオマテリアルの開ループを形成するセグメントが、第2の補強材のジオマテリアルの、開ループを形成する少なくとも1つのセグメントに隣接する。
・組付け方向に配置されたバーは、円周方向に対称の円筒である。
本発明はまた、構造物の正面に沿って立っている壁と、その壁の背後に位置する埋戻しと、その埋戻し中に延びるジオマテリアル補強材とを備える構造物も提供し、前記構造物は、少なくとも第1および第2のジオマテリアル補強材が互いに連結され、本発明の上述のアセンブリを形成することを特徴とする。
前記構造物の一実施形態では、前記アセンブリを形成するために第2の補強材に連結された第1の補強材の少なくとも一方の端部、例えば両方の端部が壁に挿入され、例えば前記壁に含まれるパネルに埋め込まれる。
本発明はまた、構造物を構築する方法も提供し、前記方法は、壁、例えばパネルから作られた壁を構造物の正面に沿って立てるステップと、ジオマテリアル補強材を適位置に置いた後で前記壁の後ろを埋戻し材で埋戻すステップと、埋戻し材を締め固めるステップを含み、その際第1のジオマテリアル補強材と第2のジオマテリアル補強材が互いに連結されて、本発明の上述のアセンブリを形成する。
前記方法の実施の際には、その方法はさらに、一方の端部あるいは両方の端部が前記パネル中に挿入された第1のジオマテリアル補強材を含む、壁用のパネルを供給するステップ、あるいは少なくとも1つの補強材の端部が挿入されたパネルを現場で形成するステップとを含み、その際前記補強材が第1の補強材を構成し、前記アセンブリと同様に第2のジオマテリアル補強材に連結される。
前記方法の実施の際には、第1および第2の補強材を互いに組み付けて開ループを形成した後で、その方法はさらに、第1および第2の補強材の前記ループを運んで一緒にするステップと、第1および第2の補強材で形成されたループ中にバーを摺動させることによってバーを挿入するステップを含む。
本発明の文脈では、2つの補強材が互いに組み付けられる「assembly direction(組付け方向)」という用語は、各補強材がループをその周りに形成する軸を指すために使用される。概して、その方向は、少なくとも1つの補強材の幅方向、あるいは両方の補強材の幅方向によって構成される。
所与の例では、組付け方向の周りに形成されたループは、それぞれの補強材の略反対の方向に延びる開ループである。
「loop(ループ)」という用語は、進路(path)の第1の部分がその進路の第2の部分と重なり、第1および第2の部分が湾曲した第3の部分によって連続するようにして相互連結された進路を指すために使用される。
「open loop(開ループ)」という用語は、進路の第3の部分がそれ自体で輪にならず、例えばC字形であるループを指すために使用される。
第2の寸法「より著しく大きい」第1の寸法とは、第1の寸法が第2の寸法より少なくとも5倍、あるいは10倍大きいことを示す。
「row(列)」という用語は、所与の方向に配置された、連続した同じ要素または同じパターンを指すために使用される。
「openings direction(開口部方向)」という用語は、1列の開口部に沿って通る軸を指すために使用される。こうした軸は、補強材の幅に沿って延びることができるが、開口部方向が補強材の同じ列の開口部のうちいくつかの開口部と重なる(encounter)限り、主方向(補強材の幅または長さ)に関して著しく傾斜させることもできる。
本発明は、単に例示として示した以下の説明を読み、添付の図面を参照して、よりよく理解することができる。
簡潔にするために、図示の様々な要素は必ずしも正しい縮尺で描いていない。
図2は、本発明のアセンブリの一例を全体的に示す。
アセンブリ1は、第1のジオマテリアル補強材11と第2のジオマテリアル補強材12を結合する。
図示の補強材11および12は、「geogrid(ジオグリッド)」タイプのものである。補強材11は、材料を引き抜き加工および穴あけ加工することによって得られるジオグリッドタイプのものであり、ジオマテリアルのセグメント112は、連続して延びる材料で得られ、セグメントは平行に配置され、各端部でそれぞれの横断部分115によって相互連結される。セグメント112および2つの横断部分115は1列の開口部111を画定する。
補強材12は、細い帯片を互いに組み付けることによって得られるジオグリッドタイプのものである。複数の細い帯片126は、補強材12の長さ方向に互いに略平行に配置される。複数の細い帯片125は、補強材12の幅方向に互いに略平行に配置され、前述の細い帯片126に略垂直に互いに組み付けられる。その結果、複数のセグメント122は互いに略平行になり、細い帯片125によって構成された横断部分を介して相互連結される。1列のセグメント122および2つの横断部分125はそれぞれ、各端部で同じセグメント122に相互連結され、それにより、1列の開口部121を画定する。
2つの補強材11、12はバー13によって互いに連結され、そのバー13の軸は組付け方向Dをなす。
補強材11、12はそれぞれ、1列のセグメント112、122を含み、それらのセグメントはバー13の周りに、したがって、組付け方向Dの周りに開ループ113、123を形成する。
開ループ113、123を形成するそれらのセグメントは、補強部分114、124の近くを延び、それらの補強部分114、124は、少なくとも1つの成分が軸Dに平行な状態で延び、その際軸Dは、補強材11、12がその上下で延びる平面に位置した軸Dに垂直な軸である。補強部分114は、平面D、Dの両側に位置するという意味では少なくともバー13の近くで略重ねられる。同じことが補強部分124に当てはまる。
補強材11の1列の開口部111は、Dと略一致する方向Dに延び、ループ123を形成する補強材12のセグメント122が前記開口部111に位置するようにして配置される。同じことが補強材12の1列の開口部121およびループ113を形成する補強材11の補強材セグメント112に当てはまる。
図示の例では、1つまたは2つの補強材セグメント11が補強材12の開口部121それぞれに配置され、補強材セグメント12は、補強材11の開口部111それぞれに配置されないかまたは1つ配置される。
補強部分114は、軸Dに沿った方向の成分が補強部分124の場合には正であり、補強部分114の場合には負であるという意味では、補強部分124が延びる方向と実質的に反対の方向に延びる。
図示の例では、補強材12は、軸Dに関して斜めに配置される。細い帯片126に沿った方向Dは、平面D、DのDに平行な方向D’に関して角度αをなす。
αの値はこの例では約10°から20°の範囲である。この特徴によって、補強材12をジグザグ構成に配置することが可能である。複数の補強材12を互いに結合して、幅の広い連続した補強材を形成することができる。
限定するものではないが、図示の実施形態では、補強材11は短く、1列の補強材セグメント112に限定される。
一実施形態(図示せず)では、補強材11の各端部は横断部分115に連結され、少なくとも一方あるいは両方の横断部分115がパネル中に埋め込まれ、それにより、補強した地盤中に構築する構造物用の壁を構成することが可能になる。
図3は、本発明の構造物30を示す。本発明の互いに組み付けたジオマテリアル補強材1が敷設された締め固めた埋戻し34は、構造物の表側では、並列する既製の要素32から作られた壁31によって、裏側では構造物30がそれに対して直立する面33によって画定される。
構造物30のための粘着性をもたらすには、互いに組み付けたジオマテリアル補強材1は、壁要素32に連結することができ、埋戻し34中をある距離にわたって延びることができる。これらの互いに組み付けたジオマテリアル補強材1は、壁31の背後の補強ゾーンZ中に位置する地盤を補強することに寄与する。
ジオマテリアル補強材1のアセンブリ1は、第1の補強材11を備え、その第1の補強材11は、図2に示すように配置されたバー13によって第2の補強材12に組み付けられる。
こうした補強ゾーンZでは、埋戻し材34は互いに組み付けたジオマテリアル補強材1によって補強されるので非常に強い。したがって、互いに組み付けたジオマテリアル補強材1がさらされる推力によって加えられるせん断ストレスに耐えることが可能である。当然、この補強したゾーンZは、壁31をしっかりと保持するのに十分な厚さのものでなければならない。
したがって、単に互いに組み付けたジオマテリアル補強材1を壁要素32の背後に連結するだけで、埋戻しに接して用いられる壁を保持することが可能になる。その埋戻しは体積が大きくてよい。
可能な実施形態では、第1の互いに組み付けたジオマテリアル補強材1は、壁要素32の製造中に組み込まれる。よくあることであるが、要素32が既製のコンクリート要素であるときは、要素32の打設されたコンクリート中に第1の補強材11の一部分を埋め込むことができる。図3に示した構造物の構成の例では、互いに組み付けたジオマテリアル補強材1は、水平面に配置され、構造物の高さ全体にわたって交互に重ねられる。
図3に示す構造物を立てるためには、以下のように進行することが可能である。
a)埋戻し材である高さまで埋戻すことが可能になるようにいくつかの壁要素32を適位置に置き、周知のようにして、壁要素の互いへの組み付けおよび配置を、それらの間に置いたアセンブリ部材によって容易にすることができる。
b)すでに存在する埋戻しの上に互いに組み付けたジオマテリアル補強材1を設置し、その間にそれらに推力が少し加えられている。
c)壁要素31の後ろ側の上で、次のレベルの互いに組み付けたジオマテリアル補強材1まで、直前に設置した互いに組み付けたジオマテリアル補強材1の層の上を埋戻し材で埋戻し、その埋戻し材は埋戻しに使用されているときに締め固められる。
d)埋戻しの一番上のレベルに達するまでステップa)からc)を繰り返す。
上述の構造およびそれを構築する方法に非常に多くの変更を行うことができることに留意されたい。
ジグザグ構成に配置された帯片の形状の補強材の場合でも本発明の方法を実施することも可能になる。第2の補強材12により、補強材12を壁31に固定することによって、例えば、面33に固定することによって連結されたフック、ループまたは当業者に知られた他の手段によって、やはり壁31を地盤の面33に固定することができる。
本発明は、これらのタイプの実施形態に限定するものではなく、非限定的であり等価の実施形態を包含するように解釈すべきである。
上記で説明したアセンブリの従来技術のモードの斜視図である。 本発明のアセンブリの斜視図である。 補強した地盤に構築した本発明の構造物の概略側部断面図である。
符号の説明
1 ジオマテリアル補強材のアセンブリ
11 第1のジオマテリアル補強材
12 第2のジオマテリアル補強材
13 バー
111、121 開口部
112、122 ジオマテリアルのセグメント
113、123 開ループ
114、124 補強部分
115 横断部分
125、126 細い帯片
組付け方向
組付け方向に垂直な軸
補強材の長さ方向に配置された軸
開口部方向

Claims (14)

  1. 補強した地盤中に構築する構造物用の第1のジオマテリアル補強材(11)と第2のジオマテリアル補強材(12)の、組付け方向(D)に組み付けるアセンブリ(1)において、前記2つの補強材(11、12)はそれぞれ、略平坦であり、長さおよび幅が厚さより著しく長く、開口部方向(D)に配置された少なくとも1列の開口部を含み、同じ補強材の同じ列の開口部(111、121)のうち任意の隣接する2つの開口部(111、121)が、ジオマテリアルのセグメント(112、122)によって分割され、前記組付け方向(D)が、前記2つの補強材(11、12)それぞれの前記開口部方向(D)と略一致するアセンブリ(1)であって、
    前記2つの補強材のそれぞれの1列の開口部(111、121)のジオマテリアルのセグメント(112、122)が、前記組付け方向に配置された同じバー(13)の周りに、もう一方の補強材の1列の開口部の開口部(121、111)中にそれぞれ開ループ(113、123)を形成し、ジオマテリアルの前記セグメント(112、122)の前記開ループ(113、123)が、前記2つの補強材(11、12)それぞれの略重なった補強部分(114、124)の近くを延び、第1の補強材(11)の前記略重なった補強部分(114)が、前記第2の補強材(12)の略重なった補強部分(124)が延びる方向と略反対の方向に延びることを特徴とするアセンブリ(1)。
  2. 前記ジオマテリアル補強材が、長さが幅より著しく大きい帯片であることを特徴とする、請求項1に記載のアセンブリ。
  3. 前記ジオマテリアル補強材がシートであり、前記シートの幅と長さが、略同程度であることを特徴とする、請求項1に記載のアセンブリ。
  4. 前記補強材が作られる前記ジオマテリアルが、互いに略平行に間隔をあけて配置された複数の細い帯片(125)と、上述の細い帯片(125)に略垂直である、互いに略平行に間隔をあけて配置された複数の細い帯片(126)とから作られた格子の形状であり、隣接する任意の2つの略平行な帯片(125)と、それらに垂直であり互いに略平行な1連の細い帯片(126)との間の空間が、1列の開口部(121)をなすことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のアセンブリ。
  5. 1列の開口部(121)が、具体的にはジオテキスタイル製の、帯片またはシートの形状の補強材の切抜きから生じることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のアセンブリ。
  6. 前記組付け方向に垂直な軸(D)が、前記補強材の長さ方向に配置された軸(D)に関して角度αをなし、前記角度αが、0°から60°の範囲、例えば、最大で30°、あるいは最大で15°であることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載のアセンブリ。
  7. 前記第2の補強材(12)の軸が、組付け方向に垂直な軸(D)に関してゼロではない角度αをなし、前記第2の補強材(12)がジグザグ構成に互いに連結されることを特徴とする、請求項6に記載のアセンブリ。
  8. 前記第1の補強材(11)のジオマテリアルの開ループ(113)を形成するセグメント(112)が、前記第2の補強材(12)のジオマテリアルの開ループ(123)を形成する少なくとも1つのセグメント(122)に隣接することを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載のアセンブリ。
  9. 前記組付け方向(D)に配置された前記バー(13)が、円周方向に対称な円筒であることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載のアセンブリ。
  10. 前記構造物の正面に沿って立つ壁(31)と、前記壁(31)の背後に位置する埋戻し(34)と、前記埋戻し中を延びるジオマテリアル補強材(11、12)とを備える構造物(30)であって、少なくとも第1および第2のジオマテリアル補強材(11、12)が互いに連結され、請求項1から9のいずれか一項に記載のアセンブリ(1)を形成することを特徴とする構造物(30)。
  11. 前記アセンブリ(1)を形成するために第2の補強材(12)に連結された第1の補強材(11)の少なくとも一端、例えば両端が壁に挿入され、例えば前記壁に含まれたパネル(32)に埋め込まれることを特徴とする請求項10に記載の構造物。
  12. 壁(31)、例えばパネル(32)で作られた壁を、前記構造物の正面に沿って立てるステップと、ジオマテリアル補強材(11、12)を適位置に置いた後で、埋戻し材で前記壁の(31)後ろを埋戻すステップと、前記埋戻し材を締め固めるステップとを含み、第1のジオマテリアル補強材(11)と第2のジオマテリアル補強材(12)が互いに結合されて、請求項1から9のいずれか一項に記載のアセンブリ(1)を形成する、構造物を構築する方法。
  13. 一端または両端が前記パネルに挿入された第1のジオマテリアル補強材(11)を含む、壁用のパネル(32)を供給するステップか、あるいは少なくとも一方の補強材の端部を挿入したパネル(32)を現場で形成するステップとをさらに含み、その際、前記補強材が、第1の補強材(11)を構成し、前記アセンブリ(1)と同様に第2のジオマテリアル補強材(12)に連結される、請求項12に記載の方法。
  14. 互いに組み付けられる第1および第2の補強材(11、12)で開ループ(113、123)が形成された後で、前記第1および第2の補強材の前記ループ(113、123)を運んで一緒にするステップと、前記第1および第2の補強材(11、12)で形成された前記ループ(113、123)に前記バー(13)を摺動することによって前記バー(13)を挿入するステップとをさらに含む、請求項12または請求項13に記載の方法。
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