JPH09195289A - 補強土壁面ブロックおよび補強土壁面構造 - Google Patents

補強土壁面ブロックおよび補強土壁面構造

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JPH09195289A
JPH09195289A JP945096A JP945096A JPH09195289A JP H09195289 A JPH09195289 A JP H09195289A JP 945096 A JP945096 A JP 945096A JP 945096 A JP945096 A JP 945096A JP H09195289 A JPH09195289 A JP H09195289A
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wall surface
embankment
reinforced soil
soil wall
block
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JP945096A
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English (en)
Inventor
Shunsuke Shimada
俊介 島田
Yasuaki Fukuda
康昭 福田
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Kyokado Engineering Co Ltd
Chichibu Onoda Cement Corp
Original Assignee
Kyokado Engineering Co Ltd
Chichibu Onoda Cement Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁体全体の変形やオーバーハングを防止し、
かつ、簡単な構造で施工がし易く、作業性に優れた補強
土構造を提供する。 【解決手段】 盛り土1の先端部に設置され、補強土壁
Aを構成して盛り土1を保持する、鉄筋コンクリートか
らなる壁面部2aと、この壁面部2aの下端部に突設され、
かつ、前記盛り土1内に埋設され、前記壁面部2aを支持
する鉄筋グリットからなる脚部2bとを備えて補強土壁面
ブロック2を形成し、この補強土壁面ブロック2を盛り
土1の先端部にその横方向および上方向に互いに連結し
ながら設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、補強土壁面ブロ
ックおよびこの補強土壁面ブロックからなる補強土壁面
構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】図17
は、擁壁などとして構築された従来の補強土壁面構造の
一例を示し、図において、符号20は順に積み重ねられ、
補強土壁を構成する壁面パネル、21はこの壁面パネル20
の背部に転圧しながら充填された盛り土、そして、符号
22は壁面パネル20にそれぞれ連結され、かつ、盛り土21
内に奥深く複数層に埋設され、各壁面パネル20を盛り土
21の先端に固定する盛り土補強部材である。
【0003】従来の補強土壁面構造は以上説明したよう
に構築され、盛り土21を保持する補強土壁Aを構成する
壁面パネル20が単に鉄筋コンクリートから形成され、特
に自立できるように構成されていないので、設置に際し
て取り扱い難いなどの課題があった。
【0004】また、壁面パネル20と盛り土補強部材22と
の連結部の緩み、あるいは盛り土21の土圧による補強部
材20の弾性変形などにより、さらには、盛り土21を転圧
する際の土圧による壁面パネル20の変位や盛り土21の高
さが増すことによる土圧の増大により補強土壁全体が変
形したり、オーバーハングしたり、前方に押し出された
りしてしまうなどの課題があった。
【0005】この発明は、以上の課題を解決するために
なされたもので、盛り土壁全体の変形やオーバーハング
を防止し、かつ、植生を可能にして景観を高めることが
でき、しかも、簡単な構造で、施工もし易く作業性に優
れた補強土壁面ブロックおよび補強土壁面構造を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る補強土壁
面ブロックは、鉄筋コンクリートから形成され、かつ、
盛り土の先端部に設置され、前記盛り土を保持する補強
土壁を構成する壁面部と、この壁面部の下端部に突設さ
れ、かつ、前記盛り土内に埋設され、前記壁面部を支持
する鉄筋グリットからなる脚部とを備えて形成されてい
る。
【0007】また、壁面部の支持強度を高めるために壁
面部と脚部との間に複数本の補強控えが取り付けられ、
また、上下に隣接する補強土壁面ブロックどうしを確実
に連結するために、壁面部の上端部又は下端部、或いは
壁面部の上下両端部に、上下に位置する補強土壁面ブロ
ックどうしを連結する連結部が設けられ、また、壁面部
又は壁面部どうしの間隙部に、植栽用の植土などを充填
する凹部又は開口部が設けられ、さらに、壁面部の表面
側に装飾用又はひび割れ防止用の凹部又は溝部が形成さ
れている。
【0008】この発明に係る補強土壁面構造は、前記補
強土壁面ブロックをその横方向および上下方向に互いに
隣接しながら設置し、かつ、前記補強土壁面ブロックで
構成される補強土壁の背部に盛り土を充填することによ
り構成され、また、補強土壁面ブロックを上段になるに
従って徐々に後退させて設置し、また、盛り土内に盛り
土の安定化を図る盛り土補強部材を複数層に埋設し、ま
た、盛り土補強部材の盛り土先端側端部を盛り土内に巻
き込んで埋設し、さらに、盛り土補強部材を補強土壁面
ブロックの壁面部又は脚部に連結することにより構成さ
れている。
【0009】また、補強土壁面ブロックどうしの間隙部
にコンクリートブロックや硬化性填充材、或いは可撓性
填充材を充填して盛り土の流出を防いだり、地震や圧縮
に順応するようにしてもよいし、さらには、植生ブロッ
クや植生袋を挿入して植栽することもできる。
【0010】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態1.図1および図2(a),(b) は、この
発明に係る請求項第1項および第6項記載の補強土壁面
ブロックおよび補強土壁面構造の発明の実施の一形態を
示し、図において、符号1は入念に転圧しながら所定高
さに盛られた盛り土、2はこの盛り土1の先端部に上下
方向および横方向に互いに連結しながら設置され、補強
土壁Aを構成して盛り土1を崩壊しないように保持する
補強土壁面ブロック、3は盛り土1内に複数層に埋設さ
れ、かつ、補強土壁面ブロック2に連結され、補強土壁
面ブロック2を盛り土1の先端部に固定し、かつ、盛り
土1の沈下、流失などを防止して盛り土1の安定を図る
盛り土補強部材、そして、符号4は補強土壁面ブロック
2と盛り土補強部材3とを連結する連結棒である。
【0011】補強土壁面ブロック2は軽量鉄筋コンクリ
ートなどの鉄筋コンクリートから矩形パネル状に形成さ
れ、盛り土1の先端面1aに添え付けて設置される壁面部
2aと、鉄筋グリット(鉄筋格子)から格子パネル状に形
成され、かつ、壁面部2aの下端部から盛り土1内に水平
に突設され、壁面部2aを支持する脚部2bとを備えて自立
できるように成形されている。また、脚部2bの盛り土側
端部には、脚部2bを形成する鉄筋の端部を折り曲げるな
どして連結棒4を挿通するための連結リング2dが形成さ
れている。
【0012】なお、補強土壁面ブロック2の成形に際し
ては、例えば脚部2bの壁面部2a側を上側に折り曲げかつ
斜めに立ち上げることにより壁面部2aの補強鉄筋2cを形
成し、この補強鉄筋2cを型枠(図省略)内にセットし、
その周囲にコンクリートを打設することにより壁面部2a
と脚部2bとを一体的に成形する。
【0013】なお、壁面部2aの表面には必要に応じて目
地や凹凸模様(図省略)などを形成するなどして装飾化
を図り、また、補強鉄筋2cは脚部2bと同様に格子状に形
成してもよいが、壁面部2aの上下方向にのみ配筋して形
成してもよい。さらに、脚部2bの盛り土側端部を盛り土
1の奥深くまで延長して、脚部2bに盛り土補強部材3を
兼ねさせることにより、盛り土補強部材3を省略しても
よい。
【0014】盛り土補強部材3は鉄筋、鉄筋グリット、
ジオテキスタイル、あるいは帯状鋼材などから形成さ
れ、連結棒4は鉄筋などから形成されている。そして、
盛り土補強部材3を補強土壁面ブロック2の脚部2bに連
結するには、例えば盛り土補強部材3の端部に連結棒4
を挿通可能な連結リング3aを形成し、この連結リング3a
と連結リング2dとに連結棒4を連続して挿通することに
より簡単に連結することができる。
【0015】なお、補強土壁面ブロック2は石積状、レ
ンガ積状、玉石積状、その他任意の形状に積んで装飾を
施してもよい。
【0016】この場合、壁面部2aの表面側に溝部や凹部
が形成されているので、盛り土1の土圧によって壁面部
2aにひび割れが発生しても、溝部が凹部がひび割れるた
め、外部からは特に目立つようなことはなく、また、応
力集中が緩和され、しかも、壁面部2a内の縦鉄筋の引っ
張り強度のために、壁面がわずかに変形しても、壁面部
2aが破壊されるようなことは起こらないという効果があ
る。
【0017】発明の実施の形態2.図3(a) は、この発
明に係る請求項第10項および第11項記載の補強土壁面構
造の発明の実施の一形態を示し、発明の実施の形態1に
おいて、盛り土1内にジオテキスタイルなどからなる盛
り土補強部材5を複数層に埋設し、かつ、この盛り土補
強部材5の盛り土先端側端部5aを補強土壁面ブロック2
に連結するのではなく、盛り土1内に巻き込んで埋設す
ることにより、盛り土1の沈下などによって盛り土補強
部材5に作用する引っ張り力が補強土壁面ブロック2に
直接作用するのを防止するとともに、盛り土1の沈下、
流失などを防止して盛り土1の安定を図ったものであ
る。特に、盛り土補強部材5の盛り土先端側端部5aを盛
り土1内に巻き込んで埋設することにより、盛り土1の
先端部分が盛り土補強部材5によって確実に保持される
ので、盛り土1の先端部分の安定性が特に高められる。
【0018】また、図3(b) は、この発明に係る請求項
第10項および第12項記載の補強土壁面構造の発明の実施
の一形態を示し、同じく発明の実施の形態1において、
盛り土1内にジオテキスタイルなどからなる盛り土補強
部材6を複数層に埋設し、かつ、この盛り土補強部材6
の盛り土先端側端部6aを壁面部2aに連結することによ
り、補強土壁面ブロック2の支持強度を高めると共に、
盛り土1の沈下、流失などを防止して盛り土1の安定を
図ったものである。その他の構成はいずれも発明の実施
の形態1と略同じである。
【0019】発明の実施の形態3.図4(a),(b) は、こ
の発明に係る請求項第2項および第6項記載の発明の実
施の一形態を示し、補強土壁面ブロック2の壁面部2aと
脚部2b間に、鉄筋や鋼材などからなる複数本の補強控え
7を設置することにより壁面部2aの支持強度を高めたも
ので、特に、盛り土1の転圧時に壁面部2aが盛り土1の
転圧によって前方にオバーハングしてしまうのを確実に
防止することができ、盛り土1を入念に転圧できる。そ
の他の構成は発明の実施の形態1と略同じである。
【0020】発明の実施の形態4.図5(a),(b) は、発
明の実施の形態1において、上下に隣接する補強土壁面
ブロック2の壁面部2aの当接面部に互いに係合し合う相
欠き部8aと8bとを形成することにより、補強土壁面ブロ
ック2の位置決めをし易くするとともに、補強土壁面ブ
ロック2どうしがずれないようにしたものであり、その
他の構成は発明の実施の形態1と略同じである。
【0021】発明の実施の形態5.図6(a),(b) は、こ
の発明に係る請求項第3項および第6項記載の発明の実
施の一形態を示し、発明の実施の形態4において、上下
に隣接する補強土壁面ブロック2の壁面部2aの当接面部
に、連結部としてさらに互いに嵌合し合う、鉄筋などか
らなる凸部9aと凹部9bとを形成することにより、補強土
壁面ブロック2どうしを確実に連結するようにしたもの
で、その他の構成は発明の実施の形態4と略同じであ
る。
【0022】発明の実施の形態6.図7(a),(b) は、こ
の発明に係る請求項第3項および第6項記載の発明の実
施の一形態を示し、発明の実施の形態1において、壁面
部2aの上端部に連結部として連結リング10を突設し、こ
の連結リング10を上側に位置する補強土壁面ブロック2
の脚部2bの網目より上側に突出し、この連結リング10に
連結棒11を挿通することにより上下補強土壁面ブロック
2どうしを連結することにより、補強土壁面ブロック2
どうしを確実に連結するようにしたもので、その他の構
成は発明の実施の形態1と略同じである。
【0023】なお、連結リング10は壁面部2aのコンクリ
ート中に配筋された補強鉄筋の縦鉄筋を突出し、この突
出部分をリング状に折り曲げることにより形成され、連
結棒11は鉄筋などから形成されている。また、脚部2bを
壁面部2aの上端部に突設し、連結リング10を壁面部2aの
下端部、或いは壁面部2aの上下両端部に突設してもよ
い。
【0024】発明の実施の形態8.図8(a),(b) は、こ
の発明に係る請求項第4項および第6項記載の発明の実
施の一形態を示し、壁面部2aに植栽するために、緑化用
の植土や緑化コンクリート12を充填するための凹部13を
形成することにより、補強土壁面の緑化を図ったもの
で、その他の構成は実施の形態1と略同じである。
【0025】図9(a),(b) は、同じくこの発明に係る請
求項第4項および第6項記載の発明の実施の一形態を示
し、壁面部2aに植栽するために、緑化用の植土や緑化コ
ンクリート12を充填するための開口部14を形成すること
により、盛り土壁面の緑化を図ったもので、その他の構
成は発明の実施の形態1と略同じである。なお、この凹
部13および開口部14には灌木や草花を植栽してもよい。
【0026】さらに、図10(a),(b) は、凹部13および開
口部14にプランター15を取り付けて緑化を図るととも
に、補強土壁面の装飾性を図ったものである。
【0027】なお、図11(a),(b) は、凹部13および開口
部14の一例を示したもので、植土12や緑化コンクリート
12の他に、コンクリートブロック、硬化性充填材又は可
撓性充填材などを充填できるように形成されていさいす
れば、形状は特に限定されるものではない。
【0028】また、ここで緑化コンクリートとは、例え
ば植生用の土壌基材と吸水することによって膨張する吸
水膨張材とを含む緑化骨材と、コンクリート用粒状骨材
とを混合し、セメントミルクなどの固結用バイダーをま
ぶしてポーラスコンクリート状に連結固化させることに
より、植物の成育に適した植生基盤を形成できるもの
で、あらかじめブロック状に形成して凹部13および開口
部14に設置するようにしてもよい。
【0029】発明の実施の形態9.図12(a),(b) および
図13(a),(b) は、この発明に係る請求項第5項および第
6項記載の発明の実施の一形態を示し、このうち、図12
(a),(b) は壁面部2aの表面部にレンガ積み状の模様をな
すように、壁面部2aの上下方向および横方向に連続する
複数本の目地溝2eを形成した補強土壁面ブロックを示
し、美観上優れているだけでなく、壁面部2aに盛り土1
の土圧によってひび割れが発生したとしても、ひび割れ
は目地溝2eに集中して発生し易いため、ひび割れによっ
て美観を損なうことがなく、また、応力集中を回避でき
るなどの効果がある。
【0030】また、図13(a),(b)は、壁面部2aの表面部
に玉石積み状の模様をなすように凹凸を付けた補強土壁
面ブロックを示し、図12に図示する補強土壁面ブロック
と同様に美観上優れている。
【0031】発明の実施の形態10.図14は、この発明に
係る請求項第1項および第9項記載の発明の実施の一形
態を示し、補強土壁面ブロック2を上段になるに従って
徐々に後退させ、かつ、上下に隣接する補強土壁面ブロ
ック2,2 の間隙部16に植土や緑化コンクリート12を充填
することにより補強土壁Aの安定化および緑化を図った
もので、その他の構成は発明の実施の形態1と略同じで
ある。
【0032】発明の実施の形態11.図15(a),(b) は、上
下の補強土壁面ブロック2,2 間に間隙部17を有する補強
土壁面構造を示し、図16はこれに使用される補強土壁面
ブロックを示し、間隙部17の存在により背面盛り土1の
圧縮や地震時の震動に順応し得る。
【0033】このような補強土壁面構造においても、上
下に隣接する補強土壁面ブロック2,2 間の間隙部17に発
泡スチロールなどの緩衝部材18を充填することにより、
補強土壁面ブロック2,2 間の当接部における地震などに
よる衝撃を和らげて補強土壁面ブロック2の破損を防止
することができ、また、緩衝部材18の代わりにコンクリ
ートブロックやモルタルやコンクリート18などを充填し
て補強土壁面ブロック2どうしを完全な一体化構造の剛
壁とすることもできる。
【0034】また、この間隙部17に植生ブロックや植生
袋などを填充して植栽することもできる。
【0035】
【発明の効果】この発明に係る補強土壁面ブロックは、
盛り土の先端部に添え付けられ、補強土壁を構成する鉄
筋コンクリートからなる壁面部と、この壁面部の下端部
に突設され、かつ、前記盛り土内に埋設され、前記壁面
部を支持する鉄筋グリットからなる脚部とを備えている
ため、施工時において自立性を有することにより転圧時
の施工性にすぐれ、かつ、壁面部と脚部との間に複数本
の補強控えを有し、さらに壁面部の上端部に、上下に位
置する補強土壁面ブロックどうしを連結するための連結
部を有して形成されているので、強度がきわめて大き
く、また、補強土壁面ブロックどうしが確実に連結され
るで、強度的にきわめて安定した補強壁面構造を構築で
きる効果がある。また、簡単な構造をなしているので、
生産もし易く、量産もできるなどの効果がある。さら
に、壁面部に緑化用の植土などを充填するための凹部又
は開口部が設けられているので、補強土壁面ブロックで
構成される補強土壁面を簡単に緑化することができる。
【0036】この発明に係る補強土壁面構造は、前記補
強土壁面ブロックをその横方向および上下方向に互いに
連結しながら設置し、かつ、前記補強土壁面ブロックで
構成される補強土壁の背部に盛り土を充填、かつ、盛り
土内に盛り土の安定化を図る盛り土補強部材を複数層に
埋設するとともに、盛り土補強部材の盛り土先端側端部
を盛り土内に巻き込んで埋設したり、あるいは盛り土壁
面ブロックの壁面部又は脚部に連結することにより構成
されているので、強度的に安定した補強土壁面構造を容
易に構築できるなどの効果がある さらに、補強土壁面
ブロックを上段になるに従って徐々に後退させて設置す
ることにより、より安定した補強土壁面構造を構築でき
るなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】補強土壁面ブロックの斜視図である。
【図2】(a) は補強土壁面ブロックの縦断面図、(b) は
補強土壁面構造の一部縦断面図である。
【図3】(a),(b) は補強土壁面構造の一部縦断面図であ
る。
【図4】(a) は補強土壁面ブロックの縦断面図、(b) は
補強土壁面構造の一部縦断面図である。
【図5】(a) は補強土壁面ブロックの縦断面図、(b) は
補強土壁面構造の一部縦断面図である。
【図6】(a) は補強土壁面ブロックの縦断面図、(b) は
補強土壁面構造の一部縦断面図である。
【図7】(a) は補強土壁面ブロックの縦断面図、(b) は
補強土壁面構造の一部縦断面図である。
【図8】(a) は補強土壁面ブロックの縦断面図、(b) は
補強土壁面構造の一部縦断面図である。
【図9】(a) は補強土壁面ブロックの縦断面図、(b) は
補強土壁面構造の一部縦断面図である。
【図10】(a),(b) は補強土壁面構造の一部縦断面図で
ある。
【図11】(a),(b) は補強土壁面ブロックの斜視図であ
る。
【図12】(a) は補強土壁面ブロックの縦断面図、(b)
はその正面図である。
【図13】(a) は補強土壁面ブロックの縦断面図、(b)
はその正面図である。
【図14】補強土壁面構造の一部縦断面図である。
【図15】(a) は補強土壁面ブロックの縦断面図、(b)
は補強土壁面構造の一部縦断面図である。
【図16】(a),(b) は補強土壁面ブロックの斜視図であ
る。
【図17】従来の補強土壁面構造の一例を示す一部縦断
面図である。
【符号の説明】
1…盛り土、2…補強土壁面ブロック、2a…壁面部、2b
…脚部、3…盛り土補強部材、4…連結棒、5…盛り土
補強部材、6…盛り土補強部材、7…補強控え、8a,8b
…相欠き部、9a…凸部、9b…凹部、10…連結リング、11
…連結棒、12…植土や緑化コンクリート、13…凹部、14
…開口部、15…プランター、16,17 …間隙部、18…緩衝
部材、コンクリートブロック、モルタルやコンクリー
ト。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 盛り土の先端部にその横方向および上方
    向に互いに隣接しながら設置され、前記盛り土を保持す
    る補強土壁面ブロックにおいて、鉄筋コンクリートから
    形成され、かつ、前記盛り土の先端部に設置され、前記
    盛り土を保持する補強土壁を構成する壁面部と、この壁
    面部の下端部に突設され、かつ、前記盛り土内に埋設さ
    れ、前記壁面部を支持する鉄筋グリットからなる脚部と
    を備えて形成してなることを特徴とする補強土壁面ブロ
    ック。
  2. 【請求項2】 壁面部と脚部との間に複数本の補強控え
    を取り付けてなることを特徴とする請求項第1項記載の
    補強土壁面ブロック。
  3. 【請求項3】 壁面部の上端部又は下端部、あるいは上
    端部及び下端部に、上下に位置する補強土壁面ブロック
    どうしを連結する連結部を設けてなることを特徴とする
    請求項第1項又は第2項記載の補強土壁面ブロック。
  4. 【請求項4】 壁面部に植栽するための凹部又は開口部
    を設けてなることを特徴とする請求項第1項、第2項又
    は第3項記載の補強土壁面ブロック。
  5. 【請求項5】 壁面部の表面部に凹部又は溝部を設けて
    なることを特徴とする請求項第1項、第2項又は第3項
    記載の補強土壁面ブロック。
  6. 【請求項6】 請求項第1項、第2項、第3項、第4項
    又は第5項記載の補強土壁面ブロックをその横方向およ
    び上下方向に互いに隣接しながら設置し、かつ、前記補
    強土壁面ブロックで構成される補強土壁の背部に盛り土
    を充填してなることを特徴とする補強土壁面構造。
  7. 【請求項7】 壁面部又は隣接する壁面部の間隙部に植
    栽部を設けてなることを特徴とする請求項第6項記載の
    補強土壁面構造。
  8. 【請求項8】 隣接する壁面部の間隙部にブロック、硬
    化性填充材、又は可撓性填充材を充填してなることを特
    徴とする請求項第6項又は第7項記載の補強土壁面構
    造。
  9. 【請求項9】 補強土壁面ブロックを上段になるに従っ
    て徐々に後退させて設置してなることを特徴とする請求
    項第6、第7項又は第8項記載の補強土壁面構造。
  10. 【請求項10】 盛り土内に盛り土の安定を図る盛り土
    補強部材を複数層に埋設してなることを特徴とする請求
    項第6項、第7項、第8項又は第9項記載の補強土壁面
    構造。
  11. 【請求項11】 盛り土補強部材の盛り土先端側端部を
    盛り土内に巻き込んで埋設してなることを特徴とする請
    求項第10項記載の補強土壁面構造。
  12. 【請求項12】 盛り土補強部材を補強土壁面ブロック
    の壁面部又は脚部に連結してなることを特徴とする請求
    項第10項記載の補強土壁面土構造。
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