JP2009091717A - デッキ材用小口キャップ - Google Patents
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Abstract
【課題】デッキ材の中空部に浸入した雨水の排水性、中空部の通気性を高めて、デッキ材の品質を維持できるデッキ材用小口キャップを提供する。
【解決手段】小口キャップに、デッキ材の端面に当接される蓋部と、その蓋部の裏面に突設され、デッキ材の中空部に押入される嵌合部とを一体に備え、蓋部には、前記嵌合部がデッキ材の中空部に嵌合された状態でデッキ材の中空部の底面と同一面に底辺を有する水抜き孔を形成した。
【選択図】図1
【解決手段】小口キャップに、デッキ材の端面に当接される蓋部と、その蓋部の裏面に突設され、デッキ材の中空部に押入される嵌合部とを一体に備え、蓋部には、前記嵌合部がデッキ材の中空部に嵌合された状態でデッキ材の中空部の底面と同一面に底辺を有する水抜き孔を形成した。
【選択図】図1
Description
本発明は、長手方向に連通する中空部を有するデッキ材に取り付けられる小口キャップに関する。
長手方向に連通する中空部を有するデッキ材や濡れ縁(本明細書においては、両者を含めてデッキ材という。)の小口には、従来、中空部への雨水や埃の浸入及びデッキ材の端部装飾のため、小口キャップが取り付けられている。
従来使用されているデッキ材の小口キャップは、樹脂製の平坦な薄板状の蓋部の裏面に嵌合部を形成してなり、その嵌合部をデッキ材の中空部に押入し、蓋部をデッキ材の端面に当接させて装着されるものである。
特になし
しかしながら、従来の小口キャップは、蓋部がデッキ材の端面に当接して中空部を密閉するので、外気温度の変化に伴い、中空部内の気圧が外気圧よりも低くなるときに雨水が中空部内に吸い込まれたり、毛管作用により雨水が中空部内に浸透することがある。一旦吸い込まれた雨水は、小口キャップの蓋部が中空部を密閉しているため、容易に排水されずに水溜まりが生じることもあり、そこに埃が入って水苔が発生する要因となっていた。また、中空部内に湿気がこもった状態が継続すると、デッキ材の品質低下に繋がる虞がある。近年、好んで用いられる木調デッキ材は、樹脂と木粉の混合材料から成形されているので、そのデッキ材の中空部内に湿気が長期間こもることは好ましくない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その課題は、デッキ材の中空部に浸入した雨水の排水性、中空部の通気性を高めて、デッキ材の品質を維持できるデッキ材用小口キャップを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係るデッキ材用小口キャップは、デッキ材の端面に当接される蓋部と、その蓋部の裏面に突設され、デッキ材の中空部に押入される嵌合部とを一体に有し、前記蓋部には、前記嵌合部がデッキ材の中空部に嵌合された状態で前記中空部の底面と同一面に底辺を有する水抜き孔が形成されていることを特徴としている。
小口キャップの水抜き孔は、デッキ材の複数の中空部を仕切る仕切り壁と対応しない位置に形成されていることが望ましい。
嵌合部は複数個設けられ、各嵌合部は、仕切り壁と対応する位置において離間されていることが望ましい。
請求項1の発明によれば、蓋部に嵌合部がデッキ材等の中空部に嵌合された状態でその中空部の底面と同一面に底辺を有する水抜き孔が形成されているので、中空部に浸入した雨水の排水性が向上し、通気性も確保されるため、湿気が長期間こもることがない。従って、デッキ材の品質が維持される。
請求項2の発明によれば、水抜き孔が仕切り壁により閉塞されないので、排水性が低下することが無く、また、仕切り壁が外部に露見されないので、水抜き孔を設けてもデッキや濡れ縁の外観体裁が低下することがない。
請求項3の発明によれば、各嵌合部は仕切り壁と対応する位置において小口キャップの長手方向に離間されているので、仕切り壁を有するデッキ材に対する装着が容易にでき、かつ、大きい抜脱抵抗力が得られる。
続いて、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施例に係るデッキ材用小口キャップの裏面側から見た斜視図、図2は同小口キャップのデッキ材に対する取付を説明する斜視図、図3は小口キャップをデッキ材に取り付けた状態における位置関係を説明する裏面図である。
図1は本発明の一実施例に係るデッキ材用小口キャップの裏面側から見た斜視図、図2は同小口キャップのデッキ材に対する取付を説明する斜視図、図3は小口キャップをデッキ材に取り付けた状態における位置関係を説明する裏面図である。
図1に示すように、本実施例に係るデッキ材用小口キャップAは、合成樹脂成型品であり、横長方形の薄板状の蓋部1の裏面に、その裏面に直角な方向に突出する嵌合部2(2は形状が異なる複数個の嵌合部2a,2b,2cの総括符号)を設けてなっている。そして、蓋部1には、その下辺から所定距離だけ上方に離れた位置に水抜き孔3(3は形状の異なる複数個の水抜き孔3a,3bの総括符号)が設けられている。所定距離とは、後述されるデッキ材Bの底板の厚みに等しい距離である。
蓋部1の幅方向(図面においては左右方向)両端部には、嵌合部2と同じ方向に延びる取付部4が設けられている。この取付部4は、小口キャップAが取り付けられるデッキ材Bの形状により要望に応じて設けられる。取付部4は、デッキ材の側壁の取付面の傾斜に応じて傾斜させてあり、先端に取付ビスを貫通するための孔4hが形成されている。
デッキ材Bが一つの中空部のみを有するものである場合は、それに用いられる小口キャップは、図1の中央嵌合部2aのみを有し、水抜き孔もその嵌合部2aの下側に存在する一つの水抜き孔3aのみを有するものとなる。
図1に示す小口キャップAは、図2に示され、図3に鎖線で示されているようなデッキ材、すなわち、上板11と底板12と両側板13と仕切り壁14とを有し、仕切り壁により仕切られた複数個の中空部15,15’を有して、左右対称形のデッキ材Bに取り付けられる場合の形態を有している。
そのため、小口キャップAの嵌合部2は、倒立U字形の中央嵌合部2a、その両側に蓋部1の上辺に対応する水平板2b1と、中央嵌合部2aの一方の垂下辺の付近に設けられた垂直板2b2とからなる分割嵌合部2b、及びその分割嵌合部の中央嵌合部と反対側に設けられたほぼP字形の側部嵌合部2cとの3種類が、相互に小口キャップAの長手方向に一定の距離を隔てて形成されている。
そのため、小口キャップAの嵌合部2は、倒立U字形の中央嵌合部2a、その両側に蓋部1の上辺に対応する水平板2b1と、中央嵌合部2aの一方の垂下辺の付近に設けられた垂直板2b2とからなる分割嵌合部2b、及びその分割嵌合部の中央嵌合部と反対側に設けられたほぼP字形の側部嵌合部2cとの3種類が、相互に小口キャップAの長手方向に一定の距離を隔てて形成されている。
そして、全ての嵌合部2の上側と、各嵌合部2a,2b,2cの間と、側部嵌合部2cと取付部4の間、及び全ての水抜き孔3の下側において、蓋部1の裏面にデッキ材Bの端面が当接される当接面f1〜f4が形成されている。すなわち、全ての嵌合部の上側の当接面f1は、デッキ材Bの上板11の端面が当接し、全ての水抜き孔3の下側の当接面f4は、デッキ材の下板12の端面が当接し、側部嵌合部2cと取付部4の間の当接面f3は、デッキ材の幅方向両端部の側壁13の端面が当接し、各嵌合部の間の当接面f2は、デッキ材の各仕切り壁14の端面が当接するためのものである。
水抜き孔3は、その底辺が下側の当接面f4の上辺と合致するように、すなわち、小口キャップAがデッキ材に取り付けられた時に、水抜き孔3の底辺がデッキ材の中空部15,15’の底面と同じ面に存在するように設けられている。
水抜き孔3は小口キャップAの長手方向に連続する長い孔でも良いが、好ましい図示の実施例では、デッキ材Bが同一形状の中空部15を3個有し、その両側に下側部分がやや狭い中空部15’を有するので、中央の3個の水抜き孔3aは各中空部15に対応する位置に長円状に形成され、両側の水抜き孔3bは中空部15’に対応するほぼ角孔状に形成されている。
各嵌合部2には、これをデッキ材Bの中空部に嵌合したときに、その中空部の内面を弾力的に押圧する突条pが形成されている。中央嵌合部の垂直辺とこれに対向する中間嵌合部の垂直板にも、同様の突条pが突設されている。これにより、嵌合部2をデッキ材の中空部に押入した後、突条pが中空部内面を押圧して小口キャップAを大きい抜脱抵抗力を持って保持することができるように構成されている。
上記構成の小口キャップAは、図2に示すように、その嵌合部2のそれぞれをデッキ材Bの小口の各中空部15,15’に押入し、蓋部1の裏面がデッキ材の端面に当接され、かつ、取付部4がデッキ材の側壁13の外面に当接された状態で固定し、その取付部4の孔4hからビス21をデッキ材Bの側壁13にねじ込むことにより取り付けられる。この時、各嵌合部は各突条pによりデッキ材の中空部内面に緊密に嵌合しているから、小口キャップAは堅固に保持され、震動などにより脱落することがない。
取り付けられた小口キャップAの蓋部1はデッキ材Bの端面を被覆するので、デッキ材の端部切断面に対する安全性が確保されるとともに、中空部15,15’が隠蔽されるのでデッキ材Bの外観が向上し、また、中空部15,15’に雨水や埃が浸入しても、水抜き孔3の底辺がデッキ材の中空部の底面と等しい面にあるので、浸入した雨水や埃は容易に外に排出され、また、水抜き孔3により中空部内の通気性が確保されるので、デッキ材の品質低下の原因となる水溜まりが生じたり、湿気がこもったりすることがないので、水苔等の発生が防止される。従って、デッキ材の品質が維持される。
A 小口キャップ
1 蓋部
2(2a,2b,2c) 嵌合部
3(3a,3b) 水抜き孔
f1〜f4 当接面
B デッキ材
11 上板
12 底板
13 側板
14 仕切り壁
15,15’ 中空部
1 蓋部
2(2a,2b,2c) 嵌合部
3(3a,3b) 水抜き孔
f1〜f4 当接面
B デッキ材
11 上板
12 底板
13 側板
14 仕切り壁
15,15’ 中空部
Claims (3)
- デッキ材の端面に当接される蓋部と、その蓋部の裏面に突設され、デッキ材の中空部に押入される嵌合部とを一体に有し、前記蓋部には、前記嵌合部がデッキ材の中空部に嵌合された状態で前記中空部の底面と同一面に底辺を有する水抜き孔が形成されていることを特徴とするデッキ材用小口キャップ。
- 小口キャップの水抜き孔は、デッキ材の複数の中空部を仕切る仕切り壁と対応しない位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のデッキ材用小口キャップ。
- 嵌合部は複数個設けられ、各嵌合部は仕切り壁と対応する位置において離間されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のデッキ材用小口キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007260120A JP2009091717A (ja) | 2007-10-03 | 2007-10-03 | デッキ材用小口キャップ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007260120A JP2009091717A (ja) | 2007-10-03 | 2007-10-03 | デッキ材用小口キャップ |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=40663975
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009091717A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011069090A (ja) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Sekisui Chem Co Ltd | デッキ材用の小口キャップ |
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JP2011252380A (ja) * | 2011-07-15 | 2011-12-15 | Toppan Cosmo Inc | 建築用ルーバーの小口塞ぎ構造 |
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-
2007
- 2007-10-03 JP JP2007260120A patent/JP2009091717A/ja active Pending
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KR102598177B1 (ko) * | 2021-11-16 | 2023-11-06 | 주식회사 동남리얼라이즈 | 설치편의성이 향상된 데크 결합구조 |
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