JP2009090877A - 自動二輪車のテールライトユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】自動二輪車のテールライトユニットにおけるレンズの小型化とメンテナンス性の向上を図る。
【解決手段】テールライトバルブ35及び左右一対のウインカバルブ37,38と、これらのテールライトバルブ35及びウインカバルブ37,38が取付けられたベースと、テールライトバルブ35及び左右のウインカバルブ37,38の後方をそれぞれ覆うためにベースに取付けられたテールライトレンズ36及びウインカレンズとしてのウインカアウタレンズ43とを備え、テールライトバルブ35を無色の発光体とし、ウインカアウタレンズ43を、無色透明とし、左右のウインカバルブ37,38を覆うように一体成形し、背面視で車幅方向の中央上部が凹むように凹部43aを形成し、この凹部43aにテールライトレンズ36を配置した。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動二輪車のテールライトユニットの改良に関するものである。
従来の自動二輪車のテールライトユニットとして、テールランプ用バルブがインナーレンズで覆われ、このインナーレンズと左右一対のウインカ用バルブとがアウターレンズで覆われたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3592707号公報
特許文献1の図5、図6を以下に説明する。
テールライトユニットとしてのリヤコンビネーションランプ35は、車体側に取付けられたベース37と、このベース37に取付けられたテールランプ用バルブ38と、このテールランプ用バルブ38の両側に位置するようにベース37に取付けられた左右一対のウインカ用バルブ39,39と、テールランプ用バルブ38の後方及び下方を覆うためにベース37に取付けられた赤色透明のインナーレンズ41と、このインナーレンズ41の後方及び下方とウインカ用バルブ39,39の後方、上方、下方及び両側方とを覆うためにベース37に取付けられた無色透明のアウターレンズ40とからなる。
インナーレンズ41は、テールランプ用バルブ38の下方となる位置に窓49が形成され、テールランプ用バルブ38から発せられた光は、窓49、アウターレンズ40を通してリヤコンビネーションランプ35の下方に配置されたライセンスプレート34(同公報図1参照)を照らす。
上記アウターレンズ40は、インナーレンズ41、左右のウインカ用バルブ39,39、ライセンスプレート34用の窓49を覆う構造であるために大型になり、これによって、ベース37が大型化してしまう。更に、テールランプ用バルブ38を交換する等のメンテナンス時にはインナーレンズ41とアウターレンズ40との両方を外さなければならず、メンテナンス性の向上が望まれる。
本発明の目的は、テールライトバルブを用いてライセンスプレートを照らす機能を有する自動二輪車のテールライトユニットの小型化とメンテナンス性の向上の両立を図ることにある。
請求項1に係る発明は、テールライトバルブ及び左右一対のウインカバルブと、これらのテールライトバルブ及びウインカバルブが取付けられたベースと、テールライトバルブ及び左右のウインカバルブの後方をそれぞれ覆うためにベースに取付けられたテールライトレンズ及びウインカレンズとを備え、テールライトバルブで下方に配置されたライセンスプレートをも照らす自動二輪車のテールライトユニットにおいて、テールライトバルブを無色の発光体とし、ウインカレンズを、無色透明とし、左右のウインカバルブを覆うように一体成形し、背面視で車幅方向の中央上部が凹むように凹部を形成し、この凹部にテールライトレンズを配置したことを特徴とする。
作用として、テールライトレンズはテールライトバルブを覆い、ウインカレンズは左右のウインカバルブのみを覆うので、ウインカレンズは従来よりも小さくなる。
また、テールライトバルブをメンテナンスする場合は、テールライトレンズのみを着脱し、ウインカバルブをメンテナンスする場合は、ウインカレンズのみ着脱する。
請求項2に係る発明は、ウインカバルブを着色したことを特徴とする。
作用として、ウインカバルブが着色されているため、ウインカレンズに着色は不要である。
請求項3に係る発明は、ウインカレンズを、車体カバーの最も膨らんだ部分を通る横に延びる線を跨ぐように上下に配置し、側面視で線の延長線が通るウインカレンズの境界部を、線より下方のウインカレンズよりも車体前後方向に幅を狭く形成したことを特徴とする。
作用として、ウインカレンズの境界部を、線より下方のウインカレンズよりも車体前後方向に幅を狭く形成したことで、車体前後方向にウインカレンズが小さくなる。
また、ウインカレンズを、車体カバーの最も膨らんだ部分を通る横に延びる線を跨ぐように上下に配置したことで、ウインカの光が車両の上方及び下方へ照射され、ウインカが視認されやすくなる。
請求項4に係る発明は、ウインカレンズの凹部を、テールライトレンズの両端部を収納するように形成したことを特徴とする。
作用として、テールライトレンズは、ウインカレンズとの合わせ部を考慮すればよく、車体側のカバーとの合わせ部を考慮しなくてもよいから、テールライトレンズの組付性が向上する。
また、テールライトレンズをウインカレンズで支持することが可能になり、テールライトレンズの剛性が高くなる。
請求項5に係る発明は、ベースに、テールライトバルブが取付けられるテールライト部と、ウインカバルブが取付けられるウインカ部と、これらのテールライト部とウインカ部とを仕切る仕切壁とが設けられるとともに、この仕切壁を車幅方向中央で分離する切欠部が形成され、テールライトバルブの光がテールライト部及びウインカ部を通過してライセンスプレートを照射することを特徴とする。
作用として、仕切壁によってテールライトバルブの光がウインカバルブ側へ拡散しなくなる。また、切欠部によってライセンスプレートへの光の照射範囲を容易に設定することが可能となり、テールライトバルブの光がテールライト部及びウインカ部を通過することで、テールライトバルブからライセンスプレートまでの距離が長くなり、ライセンスプレートの照射範囲を容易に拡大することも可能になる。
請求項6に係る発明は、仕切壁の縁部にテールライトレンズ及びウインカレンズの縁が挿入される溝が形成されていることを特徴とする。
作用として、仕切壁の溝にテールライトレンズ及びウインカレンズの縁を挿入することで、テールライトレンズ及びウインカレンズが位置決めされる。
請求項1に係る発明では、テールライトバルブを無色の発光体とし、ウインカレンズを、無色透明とし、左右のウインカバルブを覆うように一体成形し、背面視で車幅方向の中央上部が凹むように凹部を形成し、この凹部にテールライトレンズを配置したので、従来のようにウインカレンズでテールライトバルブを覆うことがないため、ウインカレンズの面積を小さくすることができ、ウインカレンズの小型化を図ることができる。
また、テールライトバルブとウインカバルブとが別々のレンズで覆われているので、テールライトバルブ、ウインカバルブをメンテナンスする場合は、そのバルブに対応するテールライトレンズ及びウインカレンズの一方のみを着脱すれば良く、メンテナンス性を向上させることができる。
更に、ウインカレンズの車幅方向の中央上部を凹むように形成し、この凹部にテールライトレンズを配置したので、テールライトユニットの高さを抑えることができる。
請求項2に係る発明では、ウインカバルブを着色したので、ウインカバルブ用に着色されたレンズを用意する必要がなく、コストを低減することができる。
請求項3に係る発明では、ウインカレンズを、車体カバーの最も膨らんだ部分を通る横に延びる線を跨ぐように上下に配置し、側面視で線の延長線が通るウインカレンズの境界部を、線より下方のウインカレンズよりも車体前後方向に幅を狭く形成したので、車体前後方向におけるウインカレンズの小型化を図ることができる。
また、車両側面及び車両背面において、ウインカバルブから発せられた光を車両の上下方向に向けて照射することができ、視認性を向上させることができる。
従って、視認性を向上させながら車両前後方向におけるウインカレンズの面積を小さくすることができ、ウインカレンズの更なる小型化を図ることができて、重量、コストを低減することができる。
請求項4に係る発明では、ウインカレンズの凹部を、テールライトレンズの両端部を収納するように形成したので、車体のサイドカバーに対しての合わせ部をウインカレンズのみに形成するだけでよく、これによって、テールライトレンズの車体側のカバーへの合わせ部が不要になり、組立性を向上させることができる。更に、テールライトレンズの両端部がウインカレンズによって支持されるため、テールライトレンズの剛性を高めることができる。
請求項5に係る発明では、ベースに、テールライトバルブが取付けられるテールライト部と、ウインカバルブが取付けられるウインカ部と、これらのテールライト部とウインカ部とを仕切る仕切壁とが設けられるとともに、この仕切壁を車幅方向中央で分離する切欠部が形成され、テールライトバルブの光がテールライト部及びウインカ部を通過してライセンスプレートを照射するので、仕切壁によりテールライトバルブの光をウインカバルブ側へ拡散するのを防ぐことができる。また、切欠部によりライセンスプレートへの光の照射範囲を容易に設定することができ、これと合わせて、テールライトバルブの光がテールライト部及びウインカ部を通過するので、テールライトバルブからライセンスプレートまでの距離が長くなって、ライセンスプレートの照射範囲を容易に拡大することができ、設計自由度を増すことができる。
請求項6に係る発明では、仕切壁の縁部にテールライトレンズ及びウインカレンズの縁が挿入される溝が形成されているので、仕切壁の溝にテールライトレンズ及びウインカレンズの縁を挿入することで、仕切壁をテールライトレンズ及びウインカレンズのための位置決め部として機能させることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るテールライトユニットを備える自動二輪車の背面図であり、自動二輪車10は、車体の両側部に車体カバーとしてのサイドカバー11,12が取付けられ、これらのサイドカバー11,12の後端部間に連続するように車体後部にテールライトユニット13を備える。
符号15は後輪の上方を覆うリヤフェンダであり、このリヤフェンダ15に、テールライトユニット13の下方に配置されたライセンスプレート16が取付けられている。符号21,22はサイドカバー11,12それぞれの最も膨らんだ部分を通る横に延びる稜線であり、テールライトユニット13にも、稜線21,22が延長された稜線13Aが通っている。即ち、稜線13Aはテールライトユニット13の最も膨らんだ部分を通る横に延びる線である。符号23は自動二輪車10の後席に座った同乗者が手を掛けるグラブレールである。
図2は本発明に係るテールライトユニットの背面図であり、テールライトユニット13は、中央に配置されたテールライト31と、このテールライト31の車幅方向両側に配置されたウインカ32,33とからなる。
テールライト31は、光源としてのテールライトバルブ35と、このテールライトバルブ35の後方を覆うテールライトレンズ36とを備える。
テールライトバルブ35のガラス球は無色透明であり、テールライトレンズ36は赤色に着色されている。
稜線13Aのうち、符号13Bがテールライトレンズ36に設けられた稜線である。
ウインカ32,33は、それぞれ光源としてのウインカバルブ37,38と、これらのウインカバルブ37,38の後方をそれぞれ覆うウインカインナレンズ41,42と、これらのウインカインナレンズ41,42を覆う左右一体のウインカアウタレンズ43とを備える。
ウインカバルブ37,38のガラス球は無色透明であり、ウインカインナレンズ41,42は橙色に着色され、ウインカアウタレンズ43は無色透明である。
稜線13Aのうち、符号13C,13Dがウインカアウタレンズ43に設けられた稜線である。即ち、稜線13Aは、稜線13B,13C,13Dからなる。
テールライトバルブ35は、稜線13Bに重なるように配置され、ウインカバルブ37,38は、テールライトバルブ35及び稜線13Aよりも下方に配置されている。
ウインカアウタレンズ43は、稜線13A上で車幅方向に最も幅が狭く形成されるとともに、車幅方向の中央上部が凹むように凹部43aが形成され、この凹部43aにテールライトレンズ36が配置されている。
また、凹部43aは、テールライトレンズ36の両端部36a,36bを収納するように形成されている。
図3は図2の3矢視図(図中の矢印(FRONT)は車両前方を示す。以下同じ。)であり、テールライトユニット13の左側面を示している。
テールライトレンズ36のレンズ面36cのうち、稜線13Bよりも上方の上レンズ面36dは、車体前方にいくほど高くなるように傾斜し、この上レンズ面36dの上縁36eは上方に湾曲している。これにより、車両走行時に前方から飛んでくる雨水が上レンズ面36dに付着しにくくなる。
ウインカアウタレンズ43は、側面視前方に開いた「くの字」状に形成され、「くの字」の屈曲部43bが稜線13C上に配置されるとともに、稜線13C上の屈曲部43bの幅Wが稜線13Cより下方のウインカアウタレンズ43よりも狭く形成されている。
側面視で、ウインカアウタレンズ43は、稜線13Cよりも上方の上部ウインカレンズ43Uと、稜線13Cよりも下方の下部ウインカレンズ43Lとからなり、上部ウインカレンズ43Uと下部ウインカレンズ43Lの各端部は車両前方へ延びている。
上記したように、稜線13Cより下方のウインカアウタレンズ43よりも幅Wが狭く形成これにより、ウインカアウタレンズ43の側部を車両前後方向に小さくすることができる。
図4は図2の4−4線断面図であり、テールライトユニット13は、車体フレーム側に取付けられたベース部51を備える。
ベース部51は、テールライト31の反射鏡を構成するために中央に配置されたセンタリフレクタ部51aと、ウインカ32,33の反射鏡を構成するためにセンタリフレクタ部51aの両側に配置されたサイドリフレクタ部51b,51cと、これらのサイドリフレクタ部51b,51cよりも外側方に配置された後方延長部51d,51eとを一体成形した部品であり、センタリフレクタ部51aにテールライトバルブ35が取付けられ、サイドリフレクタ部51b,51cにウインカバルブ37,38がそれぞれ取付けられる。
テールライトレンズ36は、センタリフレクタ部51aとサイドリフレクタ部51b,51cとの境界部51f,51g間に取付けられ、ウインカアウタレンズ43は、境界部51fと後方延長部51dの後端との間、及び境界部51gと後方延長部51eの後端との間に取付けられ、ウインカインナレンズ41,42は、ウインカバルブ37,38のそれぞれの前方のウインカアウタレンズ43の内面に取付けられている。なお、Lはウインカアウタレンズ43の車体前後方向の長さであり、この長さLがウインカアウタレンズ43で最も長い。
図5は図2の5−5線断面図であり、テールライトバルブ35の下方に位置するテールライトレンズ36に窓部36cが開けられ、この窓部36cの下方にウインカアウタレンズ43が配置され、このウインカアウタレンズ43の下方に、リヤフェンダ15に取付けられたライセンスプレート16が配置されている。なお、55はウインカアウタレンズ43とラインセンスプレート16との間に配置されたリフレックスリフレクタ、56はテールライトユニット13の上方を覆うリヤカバーである。
テールライトバルブ36を点灯すれば、テールライトバルブ36から発せられた光が、窓部36c、無色透明なウインカアウタレンズ43を通してライセンスプレート16を明るく照らす。
図6は本発明に係るベース部の背面図であり、ベース部51は、テールライト31のセンタリフレクタ部51aと、ウインカ32,33のサイドリフレクタ部51b,51cとを仕切る溝付きリブ51Aが形成され、溝付きリブ51Aの中央部に溝付きリブ51Aを左右の左リブ51L及び右リブ51Rに分離する切欠部51Bが形成されている。
左リブ51L及び右リブ51Rは、テールライトレンズ36(図2参照)の下縁とウインカアウタレンズ43の上縁を挿入して位置決めするための挿入溝51h,51jをそれぞれ備える。なお、51kはテールライトバルブ(図2参照)が取付けられるバルブ取付穴、51m,51nはウインカバルブ(図2参照)がそれぞれ取付けられるバルブ取付穴、51p,51pはテールライトバルブ35(図5参照)から照射された光の縁部である。
このような切欠部51Bを形成することで、テールライトバルブ36(図5参照)の光をセンタリフレクタ部51a側からサイドリフレクタ部51b、51cを介してライセンスプレート16(図5参照)へ照射することができる。
左リブ51L及び右リブ51Rにそれぞれ挿入溝51h,51jを形成することで、テールライトレンズ36及びウインカアウタレンズ43をベース部51に容易に位置決めすることができるとともに容易に取付けることができる。
図7は本発明に係るベース部に対するテールライトレンズ及びウインカアウタレンズの取付構造を示す断面図であり、テールライトレンズ36の縁部に直角に折曲げられた起立部36fが一体に形成され、ウインカアウタレンズ43の縁部に直角に折り曲げられた起立部43dが一体に形成され、これらの起立部36f,43dがベース部51の溝付きリブ51Aの挿入溝51h(及び挿入溝51j(図6参照))に挿入される。
以上の図6、図7に示したように、本発明は、ベース部51に、テールライトバルブ35(図4参照)が取付けられるテールライト部としてのセンタリフレクタ部51aと、ウインカバルブ37,38(図4参照)が取付けられるウインカ部としてのサイドリフレクタ部51b,51cと、これらのセンタリフレクタ部51aとサイドリフレクタ部51b,51cとを仕切る仕切壁としての溝付きリブ51Aとが設けられるとともに、この溝付きリブ51Aを車幅方向中央で分離する切欠部51Bが形成され、テールライトバルブ35の光がセンタリフレクタ部51a及びサイドリフレクタ部51b,51cを通過してライセンスプレート16(図5参照)を照射するので、溝付きリブ51Aによりテールライトバルブ35の光をウインカバルブ37,38側へ拡散するのを防ぐことができる。また、切欠部51Bによりライセンスプレート16への光の照射範囲を容易に設定することができ、これと合わせて、テールライトバルブ35の光がセンタリフレクタ部51a及びサイドリフレクタ部51b,51cを通過するので、テールライトバルブ35からライセンスプレート16までの距離が長くなって、ライセンスプレート16の照射範囲を容易に拡大することができ、設計自由度を増すことができる。
また、本発明は、溝付きリブ51Aの縁部にテールライトレンズ36及びウインカレンズ43のそれぞれの縁としての起立部36f,43dが挿入される溝としての挿入溝51h,51jが形成されているので、溝付きリブ51Aの挿入溝51h,51jにテールライトレンズ36及びウインカレンズ43の起立部36f,43dを挿入することで、溝付きリブ51Aをテールライトレンズ36及びウインカレンズ43のための位置決め部として機能させることができる。
以上の図1、図2、図4に示したように、本発明は、テールライトバルブ35及び左右一対のウインカバルブ37,38と、これらのテールライトバルブ35及びウインカバルブ37,38が取付けられたベース51と、テールライトバルブ35及び左右のウインカバルブ37,38の後方をそれぞれ覆うためにベース51に取付けられたテールライトレンズ36及びウインカレンズとしてのウインカアウタレンズ43とを備え、テールライトバルブ35で下方に配置されたライセンスプレート16をも照らす自動二輪車10のテールライトユニット13において、テールライトバルブ35を無色の発光体とし、ウインカアウタレンズ43を、無色透明とし、左右のウインカバルブ37,38を覆うように一体成形し、背面視で車幅方向の中央上部が凹むように凹部43aを形成し、この凹部43aにテールライトレンズ36を配置したので、従来のように、ウインカアウタレンズでテールライトユニット全体を覆うことによるテールライトユニットの大型化を防ぐことができる。従って、ウインカアウタレンズ43の面積を小さくすることができ、ウインカアウタレンズ43の小型化を図ることができる。
また、テールライトバルブ35とウインカバルブ37,38とが別々のレンズで覆われているので、テールライトバルブ35、ウインカバルブ37,38をメンテナンスする場合は、そのバルブに対応するテールライトレンズ36及びウインカアウタレンズ43の一方のみを着脱すれば良く、メンテナンス性を向上させることができる。
更に、ライセンスプレート16を照らす場合のレンズを、ウインカアウタレンズ43で兼用することができる。
また本発明は、ウインカバルブ37,38を着色したので、ウインカバルブ37,38用に着色されたレンズを用意する必要がなく、コストを低減することができる。
更に本発明は、図1、図2、図3に示したように、ウインカアウタレンズ43を、車体カバーとしてのサイドカバー11,12の最も膨らんだ部分を通る横に延びる線としての稜線21,22を跨ぐように上下に配置し、側面視で稜線21,22の延長線である稜線13A(13B,13C,13Dからなる)が通るウインカアウタレンズ43の境界部としての屈曲部43bを、稜線13A、詳しくは稜線13Cより下方のウインカアウタレンズ43よりも車体前後方向に幅Wを狭く形成したので、車体前後方向におけるウインカアウタレンズ43の小型化を図ることができる。
また、車両側面及び車両背面において、ウインカバルブ37,38から発せられた光を車両の上下方向に向けて照射することができ、視認性を向上させることができる。
従って、視認性を向上させながら車両前後方向におけるウインカアウタレンズ43の面積を小さくすることができ、ウインカアウタレンズ43の更なる小型化を図ることができて、重量、コストを低減することができる。
また更に本発明は、ウインカアウタレンズ43の凹部43aを、テールライトレンズ36の両端部36a,36bを収納するように形成したので、車体のサイドカバー11,12に対しての合わせ部をウインカアウタレンズ43のみに形成するだけでよく、これによって、テールライトレンズ36のサイドカバー11,12への合わせ部が不要になり、組立性を向上させることができる。更に、テールライトレンズ36の各端部36a,36bがウインカアウタレンズ43によって支持されるため、テールライトレンズ36の剛性を高めることができる。
図8は本発明に係るウインカの別実施形態を示す背面図であり、図2に示した実施形態と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
ウインカ61,62は、それぞれ光源としてのウインカバルブ63,64と、これらのウインカバルブ63,64の後方を覆う左右一体のウインカレンズ66とを備える。
ウインカバルブ63,64のガラス球は橙色に着色され、ウインカレンズ66は無色透明である。
ウインカレンズ66は、車幅方向の中央上部が凹むように凹部66aが形成され、この凹部66aにテールライトレンズ36(図2参照)が配置されている。
上記したように、ウインカバルブ63,64を着色することで、ウインカレンズ66は着色する必要がないため、コストを抑えることができる。
本発明のテールライトユニットは、自動二輪車に好適である。
本発明に係るテールライトユニットを備える自動二輪車の背面図である。 本発明に係るテールライトユニットの背面図である。 図2の3矢視図である。 図2の4−4線断面図である。 図2の5−5線断面図である。 本発明に係るベース部の背面図である。 本発明に係るベース部に対するテールライトレンズ及びウインカアウタレンズの取付構造を示す断面図である。 本発明に係るウインカの別実施形態を示す背面図である。
符号の説明
10…自動二輪車、13…テールライトユニット、13A,13B,13C,13D…線の延長線(稜線)、16…ライセンスプレート、21,22…線(稜線)、35…テールライトバルブ、36…テールライトレンズ、36a,36b…テールライトレンズの端部、36f,43d…縁(起立部)、37,38…ウインカバルブ、43…ウインカレンズ(ウインカアウタレンズ)、43a…凹部、43b…境界部(屈曲部)、51…ベース部、51A…仕切壁(溝付きリブ)、51B…切欠部、51a…テールライト部(センタリフレクタ部)、51b,51c…ウインカ部(サイドリフレクタ部)、51h,51j…溝(挿入溝)、W…幅。

Claims (6)

  1. テールライトバルブ及び左右一対のウインカバルブと、これらのテールライトバルブ及びウインカバルブが取付けられたベースと、前記テールライトバルブ及び前記左右のウインカバルブの後方をそれぞれ覆うために前記ベースに取付けられたテールライトレンズ及びウインカレンズとを備え、前記テールライトバルブで下方に配置されたライセンスプレートをも照らす自動二輪車のテールライトユニットにおいて、
    前記テールライトバルブは無色の発光体であり、
    前記ウインカレンズは、無色透明であり、左右の前記ウインカバルブを覆うように一体成形され、背面視で車幅方向の中央上部が凹むように凹部が形成され、この凹部に前記テールライトレンズが配置されることを特徴とする自動二輪車のテールライトユニット。
  2. 前記ウインカバルブは着色されていることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車のテールライトユニット。
  3. 前記ウインカレンズは、車体カバーの最も膨らんだ部分を通る横に延びる線を跨ぐように上下に配置され、側面視で前記線の延長線が通る前記ウインカレンズの境界部は、前記線より下方のウインカレンズよりも車体前後方向に幅が狭く形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動二輪車のテールライトユニット。
  4. 前記ウインカレンズの凹部は、前記テールライトレンズの両端部を収納するように形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の自動二輪車のテールライトユニット。
  5. 前記ベースに、前記テールライトバルブが取付けられるテールライト部と、前記ウインカバルブが取付けられるウインカ部と、これらのテールライト部とウインカ部とを仕切る仕切壁とが設けられるとともに、この仕切壁を車幅方向中央で分離する切欠部が形成され、前記テールライトバルブの光が前記テールライト部及び前記ウインカ部を通過して前記ライセンスプレートを照射することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の自動二輪車のテールライトユニット。
  6. 前記仕切壁の縁部に前記テールライトレンズ及び前記ウインカレンズの縁が挿入される溝が形成されていることを特徴とする請求項5記載の自動二輪車のテールライトユニット。
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