JP2009090761A - サスペンション装置 - Google Patents

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Yusuke Kageyama
雄介 影山
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Abstract

【課題】アクチュエータなどを使用することなく、車両の乗り心地を向上可能なトレーリングアーム式のサスペンション装置を提供する。
【解決手段】2本のトレーリングアーム8,9を備える。その2本のトレーリングアーム8,9を、車両側面視において交差させる。また、第1トレーリングアーム8を、前端取付け部8aは、後端取付け部8bよりも上方に位置させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両前後方向に延在して車輪側と車体側とを連結するトレーリングアームを備えたサスペンション装置に関する。
従来から、車両の走行時に、路面の凹凸等に起因して車輪に入力される衝撃を吸収することにより、車両の乗り心地を向上させることが可能なサスペンション装置がある。そのサスペンション装置としては、例えば、特許文献1に記載されているサスペンション装置がある。
このサスペンション装置では、後輪から車両前後方向前方に延びるトレーリングアームを備える。そのトレーリングアームの前端部を、アクチュエータを介して車体に連結する。また、後輪の上下ストロークを検出するストロークセンサを設ける。そして、そのストロークセンサの検出に基づき、後輪の上方へのストロークを検出すると、そのストロークに応じてアクチュエータを伸長駆動し、トレーリングアームの前端部を車両前後方向後方に変位させる。
このように、車両側面視における、車輪のホイールセンタの移動軌跡が路面法線に対し成す車両前後方向後方への軌跡傾角を増加させる。この結果、突起乗り越しの際などに車輪に入力した衝撃を吸収して、車両の乗り心地を向上させている。
特開平10−217735号公報
しかしながら、上記従来のサスペンション装置では、車輪のホイールセンタの移動軌跡を変更するために、トレーリンクアームの前端部を変位させるアクチュエータを設ける必要がある。このため、アクチュエータを配置するスペースを確保する必要がある。
また、アクチュエータを駆動させるための動力源や、アクチュエータを制御するコントローラ等が必要となるため、コスト及び質量が増加してしまう。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、アクチュエータなどを使用することなく、車両の乗り心地を向上可能なトレーリングアーム式のサスペンション装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明のサスペンション装置は、2本のトレーリングアームを備え、その2本のトレーリングアームを、車両側面視において交差させると共に、その2本のトレーリングアームのうちの少なくとも1本の車体側部材への前端取付け部を、車輪支持部材への後端取付け部よりも上方に位置させる。
本発明によれば、トレーリングアームを2本とすると共に、その2本のトレーリングアームを車両側面視で交差させるという簡易な構造を採用することで、突起乗り越し時における車輪のホイールセンタの移動軌跡を後上がりに設定し易くなる。この結果、アクチュエータなどを使用することなく、車両の乗り心地を向上することが出来る。
次に、本発明の第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態に係るトレーリングアームの配置を示すサスペンション装置を示す模式的側面図である。図2は、本実施形態に係るサスペンション装置を示す模式的上面図である。
(構成)
車輪1を回転自在に支持するアクスル2を備える。
そのアクスル2の下部と車体側部材7とを、図2に示すように、略車幅方向に延在する2本のロアリンク3,4によって連結する。その2本のロアリンク3,4の車輪側端部は、アクスル2に対してブッシュを介して揺動可能に連結すると共に、その2本のロアリンク3,4の車体側端部も、車体側部材7に対しブッシュを介して揺動可能に連結している。また、アクスル2の上部と車体側部材7とを、略車幅方向に延在するアッパリンク5によって連結する。そのアッパリンク5は、アクスル2に対してブッシュを介して揺動可能に連結すると共に、車体側部材7に対してもブッシュを介して揺動可能に連結している。
ここで、ブッシュは、入れ子状に配置した内筒と外筒との間にゴムなどの弾性体を介装して構成する。後述のブッシュ12,14なども同様である。
なお、本実施形態では、後側のロアリンク4に、サスペンションスプリング6の下端部が着座して取り付けてある。
本実施形態のサスペンション装置は、2本のトレーリングアーム8,9を備える。その2本のトレーリングアーム8,9は、ともに車両前後方向に延在している。その2本のトレーリングアーム8,9を区別する場合には、第1トレーリングアーム8及び第2トレーリングアーム9と呼ぶことにする。
第2トレーリングアーム9の前端取付け部9aは、車体側部材10に対し、ブッシュ11を介して上下揺動可能に連結している。例えば、そのブッシュ11の軸を上面視で車幅方向に向ける。また、第2トレーリングアーム9の後端取付け部9bは、アクスル2の車両前後方向前部に対し、ブッシュ12を介して上下揺動可能に連結している。その第2トレーリングアーム9の前端取付け部9aを、当該第2トレーリングアーム9の後端取付け部9bよりも上方に位置するように設定する。
第1トレーリングアーム8の前端取付け部8aは、車体側部材10に対し、ブッシュ13を介して上下揺動可能に連結している。例えば、そのブッシュ13の軸を上面視で車幅方向に向ける。また、アクスル2の車両前後方向前部には、車両前後方向前方に張り出したアーム2aを備える。そのアーム2aの先端部は、アクスル2の本体よりも車幅方向内側にオフセットして位置させる。そして、第1トレーリングアーム8の後端取付け部8bを、上記アーム2aの先端部に対し、ブッシュ14を介して上下揺動可能に連結することで、アクスル2に連結する。その第1トレーリングアーム8の前端取付け部8aを、当該第1トレーリングアーム8の後端取付け部8bよりも上方に位置するように設定する。
ただし、第1トレーリングアーム8の前端取付け部8aを、第2トレーリングアーム9の前端取付け部9aよりも上方に配置する。かつ第1トレーリングアーム8の後端取付け部8bを、第2トレーリングアーム9の後端取付け部9bよりも下方に配置する。すなわち、第1トレーリングアーム8は、第2トレーリングアーム9よりも前上がりの傾斜角が大きく設定してある。これによって、2本のトレーリングアーム8,9は、車両側面視において交差点Pで交差した配置となる。
また、上記アクスル2に、ショックアブソーバ15の下端部を取り付け、そのショックアブソーバ15の軸を上下に配置つまり、上方に延在させる。そのショックアブソーバ15の上端部は、車体に取り付ける。本実施形態では、上記ショックアブソーバ15の下端部よりも上端部を車両前後方向後方に配置することで、当該ショックアブソーバ15の軸を後傾させる。
ここで、アクスル2が車輪支持部材を構成する。また、ブッシュ12,14が、トレーリングアーム8,9をアクスル2に弾性的に支持させる部品となる。ショックアブソーバ15が緩衝器を構成する。
(動作)
車両が走行中に、上記車輪1が突起20を乗り越す場合を考える。
まず、第2トレーリングアーム9が無く、第1トレーリングアーム8しかない場合、つまり 図3のように、トレーリングアームが1本の場合を想定する。この場合、車輪1が突起20を乗り越したときに、車輪1が車両上方に変位することに伴い、第1トレーリングアーム8は、前端取付け部8a(車体側取付点)を中心に上方に揺動する。この揺動に伴い、車輪1のホイールセンタW/Cは、車両前後方向後方に移動する方が良い。すなわち、車輪1が突起20から遠ざかる向きに変位するので、突起20から車輪1に入力される力が小さくなる。その結果、突起20乗り越し時に乗員に伝わる衝撃、振動、騒音が小さくなる。
上述の揺動に伴い車輪1が移動する変位の向きは、第1トレーリングアーム8の前端取付け部8aが後端取付け部(アクスル2側取付点)よりも上側にあるほど、車輪1の変位の向きが上側かつ後方になる。
特に、トレーリングアーム8の前端取付け部8aと後端取付け部8bとの上下方向のスパンが大きいほど、上方へのストロークに伴う、車輪1が後方に移動する変位量が大きくなる。
しかし、実際の車両においては、乗員の快適性、荷室容量の確保を目的として乗員室のフロアを低くする必要があり、トレーリングアーム8の前端取付け8aを後端取付け部に対して大きなスパンで車両上側に配置することには限度がある。従ってトレーリングアーム8の前端取付け部8aは低く設定したい。しかし、トレーリングアーム8の前端取付け部8aを低くする設定するほどと、突起20乗り越し時に、車輪1は上方に向かうほど車両前後方向前方の軌跡となりやすくなり、乗り心地性能上、好ましくない。
また、トレーリングアーム8の前端取付け部8aを後端取付け部8bよりも上方に配置しても、トレーリングアーム8は、前端取付け部8aを中心にして後端取付け部8bが上下に円弧を描く軌跡で上下に変位する。このため、上方への変位初期では上述のように車両前後方向後方に変位するとしても、車輪1の上方への移動が大きくなると、車両前後方向前方に巻き込むように変位する。
上述のように、トレーリングアームが第1トレーリングアーム8しかない場合には、第1トレーリングアーム8の前端取付け部8aを回転中心にして、第1トレーリングアーム8の後端取付け部8bは、円弧の軌跡S1を描く。その軌跡S1の半径は、第1トレーリングアーム8のリンク長を半径とする。
これに対し、本実施形態のように、第1トレーリングアーム8よりも前上がりの傾斜が小さい角度の第2トレーリングアーム9を追加する場合を考える。
この場合には、図1に示すように、第2トレーリングアーム9は、自己の前端取付け部9aを回転中心して、第2トレーリングアーム9の後端取付け部9bが円弧の軌跡S2を描こうとする。この軌跡S2の半径は、第2トレーリングアーム9のリンク長を半径とする。
このことから、第2トレーリングアーム9によって、第1トレーリングアーム8の揺動によるアクスル2の軌跡S1を規制する。これによって、車輪1の上方向への軌跡が変化する。
この変化した軌跡S3は、2本のトレーリングアーム8,9の上方への揺動による車輪1の上方への移動に伴い、瞬間瞬間には、車両側面視における2本のトレーリングアーム8,9の交差点P(2本のトレーリングアーム8,9のリンク軸線の交差点P)を瞬間回転中心とした円弧を描く。同時に、上記交差点Pは、車輪1の上方への移動に伴い車両前後方向後方に移動する。この結果、全体として、上記変化した軌跡S3は、その回転中心が車両前後方向前方に大きく変位したような軌跡となる。
すなわち、上記変化した軌跡S3は、車輪1の上方への変位につれて、直線状に近い軌跡を描きつつ、上方かつ車両前後方向後方に変位する軌跡を描く。
この変化した軌跡S3は、図1のように、第1トレーリングアーム8の後端取付け部8bが描く円弧状の軌跡S1と第2トレーニングアーム9の後端取付け部9bが描く円弧状の軌跡S2との間を、斜め上方に延びるような直線に近い軌跡となる。すなわち、この変化した軌跡S3は、円弧半径が大きい軌跡となる。
すなわち、第1トレーリングアーム8の後端取付け部8bが描く軌跡は、車輪1の上方へのストロークが所定以上となると、車両前後方向前方側に変位する軌跡(前に巻き込むような軌跡)となる。しかしながら、上記変化した軌跡S3は、第1トレーリングアーム8の後端取付け部8bが描く軌跡が前に巻き込む軌跡状態となるほど車輪1が上方に変位しても、車両前後方向後方に変位する軌跡となる。
なお、トレーリングアーム8,9の後端取付け部8b、9bをブッシュ12,14を介してアクスル2に揺動可能に連結している。したがって、トレーリングアーム8,9とアクスル2の連結点での揺動分だけ、ホイールセンタW/Cの軌跡が若干変位する。しかしその変位は小さいので、ホイールセンタW/Cの軌跡も上記変化した軌跡S3とほぼ同じ軌跡を描いて、上方にストロークすることとなる。
(第1実施形態の効果)
(1)本実施形態では、トレーリングアーム8を変位させるアクチュエータを使用することなく、車輪1の上方へのストロークが大きくても、ホイールセンタW/Cの軌跡を車両前後方向後方に向かう軌跡とすることが出来る。すなわち、突起20が大きく、その突起20乗り越しの際の、車輪1の上方へのストロークが大きくても、車輪1のホイールセンタW/Cの変位軌跡を、路面の法線と成す軌跡傾角を後傾にしておくことが可能となる。つまり突起20の大小に関係なく、車輪1に入力される衝撃を吸収して、車両の乗り心地を向上させることが出来る。
(2)また、第1トレーリングアーム8の前端取付け部8aの高さを上方にオフセットさせること無く、車輪1のホイールセンタW/Cの変位軌跡を、路面の法線と成す軌跡傾角を後傾にしておくことが可能となる。すなわち、上記第1トレーリングアーム8よりも前上がりの傾斜角が小さな第2トレーリングアーム9を設けることだけで、車輪1のホイールセンタW/Cの変位軌跡を後傾にしておくことが可能となる。
またこのことは、フロアの下方に確保するトレーリングアーム8,9の遥動スペースのための空間を増加させる必要はない。すなわち、上記効果を有すると共に、車室空間の縮小やフロア高さの上昇等、車両レイアウトを変更する必要はない。
(3)ショックアブソーバ15の軸線の向きを、後傾させている。この結果、アクスル2の揺動の向き(車両上方かつ後方)に、ショックアブソーバ15の作動方向が一致するので、ショックアブソーバ15の作動効率を向上することができる。
特に、ショックアブソーバ15の軸線の向きを、上記変化した軌跡S3の直線状の向きに近づけるほど、ショックアブソーバ15の作動効率を向上させることが出来る。
(4)2本のトレーリングアーム8,9をアクスル2に連結しても、トレーリングアーム8,9の後端取付け部8b、9bを、ブッシュ12,14によってアクスル2に連結している。この結果、アクスル2の揺動を抑えることが出来る。
すなわち、車輪1の上下ストロークに伴う、2本のトレーリングアーム8,9の後端取付け部8b、9b(アクスル2側取付け点)の変位量及び向きが異なる。この変位の量・向きの差を吸収するように、アクスル2が回動変位する。アクスル2が変位すると、車輪1の姿勢が変化したり、ショックアブソーバ15の車体に対する姿勢が変化して、操縦安定性、乗り心地等の性能が悪化する。
これに対して、2本のトレーリングアーム8,9をアクスル2に対しブッシュ12,14を介して連結することにより、ブッシュ12,14が、上記変位量及び向きの差を吸収する。この結果、アクスル2の上記変位を小さくすることができる。
(5)上記実施形態では、2本のトレーリングアーム8,9の後端取付け部8b、9bを、ホイールセンタW/Cよりも車両前後方向前方に配置、つまりアクスル2の車両前後方向前部に連結している。このように、2本のトレーリングアーム8,9の後端取付け部8b、9bを、アクスル2のホイールセンタW/Cの周りに配置していないので、対象とする車輪1が駆動輪であっても、本実施形態のサスペンション装置を適用することが出来る。すなわち、駆動輪の場合には、アクスル2の中心(ホイールセンタW/C位置)にドライブシャフトを配置するが、そのドライブシャフトと2本のトレーリングアーム8,9との干渉を回避出来る。
(応用例)
(1)対象とする車輪1が駆動輪で無い場合には、ドライブシャフトとの干渉を考慮する必要はない。従って、2本のトレーリングアーム8,9の後端取付け部9bを、他の部品との干渉しない位置であれば、アクスル2のどの部分に連結しても良い。
(2)上記実施形態では、第2トレーリングアーム9も前端取付け部9aが後端取付け部9bよりも上方に位置するように設定して、第2トレーリングアーム9を傾斜させているが、これに限定されない。
第2トレーリングアーム9は、リンク軸線を水平に、つまり前端取付け部9aと後端取付け部9bとを同じ高さに設定しても良い。場合によっては、 第2トレーリングアーム9について、前端取付け部9aを若干後端取付け部9bよりも低めに設定しても良い。その例を図4に示す。
(3)上記実施形態では、第2トレーリングアーム9の後端取付け部9bをアーム2aによって車幅方向内側にオフセットさせているが、アクスル2の本体に直接に、ブッシュを介して連結しても良い。すなわち、2つのトレーリングアーム8,9の後端取付け部8b、9bの車幅方向の位置を同位置若しくは近づけても良い。この場合には例えば、第2トレーリングアーム9を、後端取付け部9bから車両前後方向前方に向かうにつれて車幅方向内方に向かうように傾斜させることで、第1トレーリングアーム8との干渉を回避すればよい。
(4)上記実施形態では、2本のトレーリングアーム8,9の後端取付け部8b、9bを共にブッシュ12,14を介して連結しているが、一方のトレーリングアーム8,9の後端取付け部8b、9bをボールジョイントで連結しても良い。
(5)緩衝器としてショックアブソーバ15を例示しているが、サスペンションスプリング6であっても良いし、ショックアブソーバ15及びサスペンションスプリング6の両方をアクスル2に取り付けても良い。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、上記実施形態と同様な部品などについては同一の符号を付して説明する。
本実施形態の基本構成は、上記第1実施形態と同じである。ただし、第1トレーリングアーム8の後端取付け部8bの取付け位置を変更している。
(構成)
第2トレーリングアーム9の後端取付け部9bは、アクスル2の車両前後方向前部にブッシュを介して連結する。一方、第1トレーリングアーム8の後端取付け部8bを、図5に示すように、第2トレーリングアーム9の後端取付け部9bよりも下方且つ車両前後方向後方位置でアクスル2に連結する。
本実施形態では、第1トレーリングアーム8の後端取付け部8bを、第1実施形態の場合よりも、下方位置かつホイールセンタW/Cに近い位置でアクスル2に連結している。
その他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第2実施形態の効果)
(1)基本的効果は上記第1実施形態と同様である。
(2)第1実施形態の場合に比べて、上記変化した軌跡S3を車両前後方向後方に寝かした傾斜とすることが出来る。この結果、突起20乗り越しの際の、車輪1に入力される衝撃をより吸収して、車両の乗り心地を更に向上させることが出来る。
このことは、上記第1実施形態で説明した効果を奏しつつ、例えば、突起20が小さくて、車輪1の上方へのストロークが小さい場合であっても、第1トレーリングアーム8の後端取付け部8bの軌跡S1に近づけることが出来て、小さな突起20の乗り越しの際に、車輪1に入力される衝撃の吸収を、第1トレーリングアーム8だけの場合に近づけることが出来る。
(3)また、第2トレーリングアーム9の後端取付け部9bを、アクスル2の車両前後方向前部9bに配置している。このため、その第2トレーリングアーム9の後端取付け部9bに対し、第1トレーリングアーム8の後端取付け部8bを、車両前後方向後方にオフセットして配置しやすくなっている。
本発明に基づく第1実施形態に係るサスペンション装置を説明する模式的側面図である。 本発明に基づく第1実施形態に係るサスペンション装置を説明する模式的上面図である。 トレーリングアームが1本しかない場合の動作を説明する側面図である。 本発明に基づく実施形態に係る動作を説明する側面図である。 本発明に基づく第2実施形態に係るサスペンション装置を説明する模式的側面図である。
符号の説明
1 車輪
2 アクスル
2a アーム
3,4 ロアリンク
5 アッパリンク
7、10 車体側部材
8 第1トレーリングアーム
8a 前端取付け部
8b 後端取付け部
9 第2トレーリングアーム
9a 前端取付け部
9b 後端取付け部
12,14 ブッシュ
15 ショックアブソーバ(緩衝器)
15 ショックアブソーバ
P 交差点
S3 変更した軌跡
W/C ホイールセンタ

Claims (5)

  1. 車輪を回転自在に支持する車輪支持部材と車体側部材とを連結して、それぞれ車両前後方向に延在する2本のトレーリングアームを備え、
    その2本のトレーリングアームは、車両側面視において交差すると共に、その2本のトレーリングアームのうちの少なくとも1本のトレーリングアームは、その車体側部材への前端取付け部を、車輪支持部材への後端取付け部よりも上方に位置することを特徴とするサスペンション装置。
  2. 2本のトレーリングアームの車輪支持部材への各後端取付け部について、下側に位置する後端取付け部を、上側に位置する後端取付け部よりも車両前後方向後方に位置させることを特徴とする請求項1に記載したサスペンション装置。
  3. 2本のトレーリングアームの車輪支持部材への各後端取付け部のうち、少なくとも上側に位置する後端取付け部を、ホイールセンタよりも車両前後方向前側に配置することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載したサスペンション装置。
  4. 車輪支持部材に下端部を連結して軸線を上下に配置する緩衝器を備え、その緩衝器の軸線を、上方に向かうにつれて車両前後方向後方に向かうように後傾させたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載したサスペンション装置。
  5. 2本のトレーリングアームのうち、少なくとも一方のトレーリングアームを、車輪支持部材に対し弾性体を介して連結することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載したサスペンション装置。
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