JP2009090480A - 画像記録装置 - Google Patents

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Yasuyuki Takanaka
康之 高中
Hiroaki Kato
宏昭 加藤
Kazuhiko Sato
和彦 佐藤
Atsushi Geshi
淳 下司
Masaki Nitta
正樹 新田
Katsushi Hara
勝志 原
Shuichi Masuda
修一 増田
Toshiaki Yamaguchi
敏明 山口
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Abstract

【課題】 空気の吸気量を低下させることなく、装置内の空気に含まれる揮発性有機化合物を効率よく捕集することができ、揮発性有機化合物の装置外への排出量を低減できる画像記録装置を提供する。
【解決手段】 画像記録装置において、装置内の空気を吸気する吸気手段と、吸気した空気を装置外に排気する排気口110を有する排気ダクト22と、を備える。排気口に空気中の揮発性有機化合物を捕集するためのフィルタ41を設け、排気ダクトの内部にフィルタへ向かう空気の流れが形成される空間部38を形成する。空間部からフィルタを通して装置外へ流れる空気の流れ抵抗は、空間部の上流で大きく、空間部の下流で小さくする。
【選択図】 図22

Description

本発明は、プリンタ、複写機及びファクシミリなどの画像記録装置に関し、特に、装置内で発生する揮発性有機化合物を捕集するための構成を備えた画像記録装置に関する。
プリンタ、複写機及びファクシミリ等の画像記録装置、並びにこれらの複合機器は、記録方式により、インクジェット式、熱転写式、レーザービーム式、感熱式、ワイヤドット式など、種々の形態に分類することができる。被記録材としても、普通紙の他、プラスチックシート、写真調印画紙、OHP、布など、種々の材質のシート材が使用されている。また、画像形成のための走査方式には、記録ヘッドの主走査による1ライン分の記録と被記録材のピッチ搬送(副走査)とを交互に繰り返すシリアルタイプがある。また、長尺記録ヘッドにより1ライン分を一括記録しながら被記録材を連続搬送(副走査)するラインタイプもある。上記インクジェット式(インクジェット記録装置)は、画像情報に基づいて記録ヘッドの吐出口から被記録材にインクを吐出して記録を行うものである。
まず、往復移動するキャリッジに搭載したインクジェット記録ヘッドを用いて記録するシリアルタイプのインクジェット記録装置を例に挙げて説明する。インクジェット記録装置においては、記録ヘッドからインクを吐出する際、画像形成に関わるインク主滴に伴い、微小な霧状の液滴(以下、インクミストと呼ぶ)を発生することがある。インクミストは、インク主滴に比べ微小な液滴であり、移動速度が非常に遅く、その大部分は被記録材に着弾しない。そして、このインクミストは、キャリッジの往復移動によって生起される複雑な気流により装置内の全域に拡散し、空気中を浮遊することになる。装置内で浮遊するインクミストは、キャリッジによって巻き起こされる気流によって、キャリッジ自身やシート材(被記録材)の搬送ガイド等の部材に衝突して付着する。また、キャリッジの停止中には、インクミストは、空気中を自然落下により沈降し、主に各部材の水平面部に付着する。この付着が幾層にも繰り返されると、堆積することになる。付着したりや堆積したインクミストは、シート材の汚れ、センサ等の電子部品の動作不良、あるいはキャリッジやローラ等の動作不良の原因となる。
このような不都合に対処する手段として、特許文献1には、インクミストが各部材に付着する前に吸引し、捕集する技術が開示されている。特許文献1では、インクミストを吸気する吸気ダクトと吸引ファンとの間の流路をラビリンス構造にすることで、重いインクミストを空気流から分離するように構成されている。特許文献1には、吸気ダクトと吸引ファンとの間の流路に発熱体を設けることで、液体としてのインクミストを除去し、固体化させる構成も開示されている。また、特許文献2には、インクミストを含む空気を吸引ファンによって吸引し、その空気流の流路中に捕集部材を配置する構成、並びに、排気口を覆うように捕集部材を配置する構成が開示されている。特許文献2の技術は、空気を捕集部材に通過させたり、捕集部材に接触させることで、インクミストやその気化成分(ガス成分)を捕集しようとするものである。
一方、複写機やレーザービームプリンタ(LBP)等の電子写真装置では、発熱源である定着器が設けられている。そして、シート材に転写したトナーを約摂氏150度〜約200度の下で被記録材(シート材)と共に加熱し、溶融・加圧する定着プロセスを行うことで、画像を記録している。その際、被記録材とローラとの間の剥離性向上のため、ローラにオイルを塗布することが行われる。このような定着プロセスにおいては、トナーやオイルからガスが発生する。また、被記録材として樹脂コート紙やフィルムなどを使用する場合は、これらの被記録材からもガスが発生する。特許文献3には、定着器でトナー、オイル及び被記録材等から発生するガスを定着器上部に配したファンによって吸気し、吸気したガスをフィルタで捕集する構成が開示されている。
一般に、プラスチック、インク、トナー等は、少なからず有機物をその組成としており、揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds:以下、VOCと称する)の発生源を含んでいる。発生したVOCは気体分子であって、空気中に拡散し、空気と渾然一体をなしている。また、VOCは、大気中に気体で存在する有機化合物のうち、沸点が約摂氏50度〜約260度の物質である(世界保健機構)。そこで、画像記録装置のうちのインクジェット記録装置では、微小液滴としてのインクミストが空気中を拡散する過程において気化し、VOCが発生する。また、インクミストを空気と共に吸気する際にも、インクミストが空気流の中で気化し、VOCが発生する。一方、画像記録装置のうちの複写機やLBPといった電子写真装置では、定着器等の熱源を有するため、前述した定着プロセスにおいてVOCが発生する。さらに、その他の熱源を使用する感熱記録方式や昇華型熱転写方式の画像記録装置においても、加熱の工程で少なからずVOCが発生する。
特開2004−237691号公報 特開2003−034057号公報 特開2006−220791号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、インクミストを捕集して除去することはできるものの、VOCを捕集することはできない。この特許文献1の構成では、装置のカバーとカバーの間の隙間、被記録材の給紙口、あるいは被記録材の排紙口などから、VOCが装置外に漏れ出すことがある。そこで、特許文献2及び特許文献3には、VOCを捕集するための部材として、装置内の空気を吸気するファンを設けるとともに、排気口にフィルタを配置する構成が開示されている。
しかしながら、特許文献2及び特許文献3の構成では、VOCを含む空気(以下、VOCガスと称す)をフィルタに通過するための通路を設けるだけであり、次のような課題があった。すなわち、第1に、排気口が狭い場合にはフィルタを通過する空気の流速が大きくなり、流速の略二乗に比例してフィルタを通過する流れ抵抗が増大する。つまり、排気抵抗が大きくなり、流れる空気量が減少し、その結果、インクミストやVOCの吸気量が低下してしまう。第2に、排気口が広い場合には、空気が排気口の一部の領域を通過するのみとなり、フィルタ全域を通過しなくなる。つまり、空気の実質的なフィルタ通過領域は上述の排気口が狭い場合と余り変わらなくなり、結局のところ、インクミストやVOCの吸気量が低下することになる。また、フィルタにVOCガスが通過しない部位が生じ、フィルタを有効に使用することができない。第3に、フィルタを通過する空気の流速が大きい場合には、通過時間が短くなり、VOCを捕集する効率が低下することになる。
本発明は以上のような技術的課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、空気の吸気量を低下させることなく、装置内の空気に含まれる揮発性有機化合物を効率よく捕集することができ、揮発性有機化合物の装置外への排出量を低減できる画像記録装置を提供することである。
本発明は、画像情報に基づいて記録ヘッドにより被記録材に記録を行う画像記録装置において、装置内の空気を吸気する吸気手段と、吸気した空気を装置外に排気する排気口を有する排気ダクトと、を備え、前記排気口に空気中の揮発性有機化合物を捕集するためのフィルタを設け、前記排気ダクトの内部に前記フィルタへ向けて空気が流れる空間部を形成し、前記空間部から前記フィルタを通して装置外へ流れる空気の流れ抵抗は、前記空間部の上流で大きく、該空間部の下流で小さいことを特徴とする。
また、本発明は、画像情報に基づいて記録ヘッドにより被記録材に記録を行う画像記録装置において、装置内の空気を吸気する吸気手段と、吸気した空気を装置外に排気する排気口を有する排気ダクトと、を備え、前記排気口に空気中の揮発性有機化合物を捕集するためのフィルタを設け、前記排気ダクトの内部に前記フィルタへ向けて空気が流れる空間部を形成し、前記フィルタの密度は、前記空間部の上流で大きく、該空間部の下流で小さいことを特徴とする。
また、本発明は、画像情報に基づいて記録ヘッドにより被記録材に記録を行う画像記録装置において、装置内の空気を吸気する吸気手段と、吸気した空気を装置外に排気する排気口を有する排気ダクトと、を備え、前記排気口に空気中の揮発性有機化合物を捕集するためのフィルタを設け、前記排気ダクトの内部に前記フィルタへ向けて空気が流れる空間部を形成し、前記フィルタと前記空間部との間に整流部材を設け、前記フィルタの密疎を一様にするとともに、前記整流部材の密度を前記空間部の上流では大きく、該空間部の下流では小さくすることを特徴とする。
本発明によれば、空気の吸気量を低下させることなく、装置内の空気に含まれる揮発性有機化合物を効率よく捕集することができ、揮発性有機化合物の装置外への排出量を低減できる画像記録装置が提供される。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を具体的に説明する。なお、各図面を通して同一符号は同一又は対応部分を示すものである。図1は本発明を適用した画像記録装置を前上から見た外観斜視図である。図2は図1の画像記録装置の内部構成を前上から見た斜視図である。図3は図1の画像記録装置の後下から見た外観斜視図である。図1〜図3において、1は記録装置部であり、記録装置部1はスタンド2によって支持されている。記録装置部1は、画像情報に基づいて記録ヘッドにより被記録材に記録を行う画像記録装置で構成されている。図示の画像記録装置は、シリアルタイプのインクジェット記録装置である場合を例示する。記録ヘッド8はキャリッジ3に搭載されている。キャリッジ3は、ガイドレール4に沿って往復移動可能に案内支持されており、不図示のキャリッジモータにより往復駆動される。キャリッジ3の移動に同期して記録ヘッド8の吐出口から用紙等の被記録材101へインクを吐出することにより1ライン分の画像が形成される。この1ライン分の記録と被記録材101の所定ピッチ送りを交互に繰り返すことで被記録材全域の記録が行われる。
かかる画像記録装置においては、記録に使用されるインクや被記録材から発生した揮発性有機化合物(VOC)が装置内の空気に含まれることがある。また、定着器等の発熱機器を備えた複写機やレーザーピームプリンタのような画像記録装置、あるいはその他の画像記録装置においても、記録動作に伴って発生した揮発性有機化合物(VOC)が装置内の空気に含まれることがある。本発明は、装置内の空気に含まれる揮発性有機化合物を効率よく捕集し、揮発性有機化合物の装置外への排出量を効果的に低減するものである。
5は被記録材101を搬送する搬送ローラであり、6は被記録材に搬送力を付与するために搬送ローラ5に対し従動回転可能に圧接されるピンチローラである。7は、記録ヘッド8と対向する位置で被記録材101を平面状に案内支持するプラテンである。なお、図1〜図3には、画像記録装置1を立体的に囲む6つの仮想平面が図示されている。6つの仮想平面は、正面F、上面T、背面R、下面B、右側面SR及び左側面SLで構成されている。以下の説明における吸引の方向及び排気の方向、すなわち吸気ダクト及び排気ダクトの位置及び流れ方向は、これら6つの面を基準として説明する。
図1〜図3において、11は、キャリッジ3の前側で被記録材101の上側に配置され、装置内の空気をキャリッジの正面側から吸気する吸気ダクトである。12は、キャリッジ3の後側で搬送ローラ5及びピンチローラ6の上側に配置され、装置内の空気をキャリッジの背面側から吸気する吸気ダクトである。13は、プラテン7の右側面側及び左側面側に配置され、装置内の空気を画像形成部で下向きに(下面方向へ)吸気する吸気ダクトである。21は、正面側の装置外へ空気を排気する排気ダクトであり、画像記録装置1の全幅方向(キャリッジ3の移動方向)に延在している。22は、画像記録装置1の背面側の装置外へ空気を排気する排気ダクトであり、装置の最大長さ方向(全幅方向)に延在している。23は、画像記録装置1の下面側の装置外へ空気を排気する排気ダクトであり、装置の最大長さ方向(全幅方向)に延在している。24は、画像記録装置1の上面側の装置外へ空気を排気する排気ダクトであり、装置の全幅方向(最大長さ方向)に延在している。25は、画像記録装置1の右側面または左側面の装置外へ空気を排気する排気ダクトである。
図2及び図3には、上記の各吸気ダクト11〜13及び排気ダクト21〜25の全てのダクトをまとめて装着した画像記録装置が記載されている。しかし、画像記録装置に適用する場合は、少なくとも1個ずつの吸気ダクト及び排気ダクトを組み合わせて使用される。つまり、画像記録装置における吸気手段及び排気手段においては、吸気ダクト及び排気ダクトを単独または複数で任意に組み合わせて装着することが可能である。図4は、吸気ダクトと排気ダクトの組み合わせの各種の形態を示す図5〜図19の対応表である。図5〜図19は、それぞれ、本発明を適用した画像記録装置における吸気ダクトと排気ダクトの組み合わせの形態を右側面から見た縦断面図である。
図5は吸気ダクト11により正面方向へ吸気した空気を排気ダクト21により正面方向へ排気する形態を示し、図6は吸気ダクト13により下面方向へ吸気した空気を排気ダクト21により正面方向へ排気する形態を示す。図7は吸気ダクト12により背面方向へ吸気した空気を排気ダクト21により正面方向へ排気する形態を示し、図8は吸気ダクト11により正面方向へ吸気した空気を排気ダクト22により背面方向へ排気する形態を示す。図9は吸気ダクト13により下面方向へ吸気した空気を排気ダクト22により背面方向へ排気する形態を示し、図10は吸気ダクト12により背面方向へ吸気した空気を排気ダクト22により背面方向へ排気する形態を示す。図11は吸気ダクト11により正面方向へ吸気した空気を排気ダクト23により下面方向へ排気する形態を示し、図12は吸気ダクト13により下面方向へ吸気した空気を排気ダクト23により下面方向へ排気する形態を示す。
図13は吸気ダクト12により背面方向へ吸気した空気を排気ダクト23により下面方向へ排気する形態を示し、図14は吸気ダクト11により正面方向へ吸気した空気を排気ダクト24により上面方向へ排気する形態を示す。図15は吸気ダクト13により下面方向へ吸気した空気を排気ダクト24により上面方向へ排気する形態を示し、図16は吸気ダクト12により背面方向へ吸気した空気を排気ダクト24により上面方向へ排気する形態を示す。図17は吸気ダクト12により正面方向へ吸気した空気を排気ダクト25により右側面または左側面方向へ排気する形態を示し、図18は吸気ダクト13により下面方向へ吸気した空気を排気ダクト25により右側面または左側面方向へ排気する形態を示す。図19は吸気ダクト12により背面方向へ吸気した空気を排気ダクト25により右側面または左側面方向へ排気する形態を示す。
図5〜図19において、キャリッジ3に記録ヘッド8が搭載されており、記録ヘッド8と対向する位置にシート状の被記録材101を案内支持するためのプラテン7が配されている。画像記録装置1の画像形成部は、キャリッジ3、記録ヘッド8及びプラテン7などで構成されている。被記録材101は搬送ローラ5及びピンチローラ6によりプラテン7上へ搬送される。プラテン7上で記録された被記録材101は不図示の排紙ローラを通して正面側から装置本体外へ排出される。
31は吸気ダクトと排気ダクトとを接続する経路の間に設けられたファンであり、吸気ダクトから吸気する吸気手段及び排気ダクトの排気口から排気する排気手段の駆動源となっている。画像記録装置で使用されるファン31のタイプとしては、一般に、シロッコファンまたは軸流ファンなどが使用される。なお、排気ダクト23を通して下面方向へ排気する場合は、記録装置部1の下方に空気流が確保されるようにスタンド2などのスペーサ部材が必要である。正面排気、上面排気、背面排気あるいは左右の側面排気の場合は、空気流が制約を受けることがないので、使用目的に応じてスタンド2の有無を選択することができる。
〔第1の実施形態〕
図20は第1の実施形態に係る排気手段を備えた画像記録装置を前上方向から見た斜視図である。図21は図20の画像記録装置を後上方向から見た斜視図である。図22は第1の実施形態に係る排気手段を示す図であり、(a)は(b)中の線a−aから見た平面断面図であり、(b)は後方から見た背面図である。なお、図20及び図21の画像記録装置に設けられた吸気手段及び排気手段は、図8に示すような吸気ダクト11により正面方向へ吸気した空気を排気ダクト22により背面方向へ排気する形態のものである。図20及び図21において、画像記録装置1は、記録ヘッド8からインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置で構成されており、プラテン7の右側には記録ヘッド8のインク吐出性能を維持回復させるための回復ユニット108が配設されている。回復ユニット108は、例えば、記録ヘッドの吐出口を覆うためのキャッピング手段、吐出口からインクを吸引排出させることで吐出口内のインクをリフレッシュさせる吸引回復手段、記録ヘッドの吐出面を拭き取り清掃するワイピング手段などを備えている。9は画像記録装置1の枠体としてのメインフレームである。
図20〜図22において、ファン31を駆動することにより、装置内の空気が吸気ダクト11から吸気される。吸気された空気は、吸気ダクト11からダクト32を通してファン31へ導入される。導入された空気はファン31の出口からダクト33を通して排気される。排気された空気はダクト34を介して排気ダクト22へ導入される。排気ダクト22は、装置の最大長さ方向に延在しており、図示の例ではメインフレーム9に設けられている。ダクト33、34は、ファン31からの排気を、回復ユニット108を迂回して排気ダクト22へ導出するように配されている。排気ダクト22には、そのほぼ全長にわたって吸気した空気を装置外へ排気するための排気口110が設けられている。排気口110には空気中の揮発性有機化合物(VOC)を捕集するためのフィルタ41が設けられている。排気ダクト22及び排気口110は画像記録装置1の左右方向のほぼ全領域にわたって設けられている。フィルタ41は排気口110と同じ大きさを有する。
インクを吐出する記録ヘッドを用いる画像記録装置では、記録動作などにおいてインクを吐出するとインクミストが発生する。吸気ダクト11からは、装置内の空気と共に、インクミストやVOC(揮発性有機化合物)が吸い込まれる。その際に発生するVOCガスを含んだ空気は、ダクト32、ファン31、ダクト33、ダクト34、排気ダクト22内の空間部38を流れる。この空気がフィルタ41を通して装置外へ排出される際に、該空気中のVOCがフィルタ41により捕集される。フィルタ41としては、多孔性で構成される織布、不織布あるいは薄板等の基材に、粒状の活性炭や球状の活性炭を保持させたものが好適である。また、繊維状の活性炭で構成してもよい。VOCガスがフィルタ41を通過する際にVOCの分子が活性炭に吸着することで、インクミストやVOCが捕集される。さらに、フィルタ41は、多孔性で構成される織布、不織布もしくは薄板等の基材に、白金やパラジウム等の貴金属あるいはマンガンや鉄等の卑金属系の酸化触媒を保持させたものであってもよい。このようなフィルタをVOCガスが通過する際にVOCの分子が酸化され、水蒸気や二酸化炭素に化学変化することで結果的にフィルタに捕集される。
次に、図22を用いて排気ダクト22とフィルタ41の関係について説明する。図22において、36はダクト34と排気ダクト22との接続部(排気ダクトの入口部)であり、接続部36はフィルタ41を通過する直前の空気流の起点となる。37は排気ダクト22の下流側の端部(先端部)である。排気ダクト22の内部には、フィルタ41へ向けて空気が流れる空間部38が形成されている。また、空間部38の内部には、接続部36から端部37まで矢印35で示すような空気(排気)の流れを生成されるように構成されている。排気ダクト22は装置の最大幅方向に延在し、排気口110及び空間部38は排気ダクト22のほぼ全長に形成されている。排気口110には、同じ広さのフィルタ41が設けられている。空間部38に導入された空気は、フィルタ41へ向けて流れ、該フィルタを厚み方向に通過することで装置外へ排出される。
そこで、空間部38からフィルタ41を通して装置外へ流れる空気(排気)の抵抗は、空間部38の上流(接続部36寄り)では大きく、空間部38の下流(端部37寄り)では小さくなるように構成されている。これを実現するため、本実施形態では、フィルタ41は、その密度が空間部38の上流では大きく、空間部38の下流で小さくなるように構成されている。また、本実施形態では、フィルタ41は、接続部36から端部37に向かって、その密度が連続的に密(高密度)から疎(低密度)に変化するように構成されている。このように、密とは、空気を流れにくくすることであり、流路抵抗が比較的に大きいことを意味する。一方、疎とは、空気を流れやすくすることであり、流路抵抗が比較的に小さいことを意味する。
この流路抵抗の大小は、フィルタ41の基材における通気性を変えたり、上述の活性炭や酸化触媒の量を変えることにより、適宜自由に設定することができる。流路抵抗が大きいということは通気性が低いということであり、流路抵抗が小さいということは通気性が高いということである。また、活性炭を用いたフィルタの場合は、密(流路抵抗が大)とは単位体積当りの活性炭量を多くすることであり、疎(流路抵抗が小)とは単位体積当りの活性炭量を少なくすることである。このように活性炭の量を変化させることによっても通気性を変えることができる。また、酸化触媒を用いたフィルタの場合は、密(流路抵抗が大)とは単位体積当りの酸化触媒量が多いことであり、疎(流路抵抗が小)とは単位体積当りの酸化触媒量が少ないことである。このように酸化触媒の量を変化させることによっても通気性を変えることができる。
本実施形態では、上述のフィルタ41は、空間部38の上流では流れ抵抗が大きく、下流では流れ抵抗が小さくなるように構成されている。このため、流れ35で示すように、空気(排気)は、排気ダクト22の内部の空間部38を接続部36から端部37までよどみなく流れ、空間部38の全領域においてフィルタ41に向かって流れる。そして、この空気(排気)は、フィルタ41の全域において、該フィルタを厚み方向に通過して流れ、装置外へ排出される。従って、フィルタ41の流れ抵抗を最小にすることで、吸気ダクト11での吸気量を低下させることなく、フィルタ41の全域でインクミストやVOCを効率よく捕集することができる。また、排気口110は装置の最長寸法を有する方向に形成されているので、排気の通過断面積を大きくすることができる。その結果、フィルタ41を通過する際の流速を小さくすることができ、通過時間を長くしてインクミストやVOCの捕集率を上げることができる。最長寸法を有する面は、背面部の他、上面部、正面部、下面部である。左右の側面はこれら4つの面より小さい。もし左右の側面が最長寸法を有する形態の画像記録装置の場合は、左右の側面方向へ排気する排気ダクト(上述の排気ダクト25)を設け、排気ダクト及び排気口を最大化することでインクミストやVOCの捕集率を上げることができる。
また、以上の構成によれば、排気手段の最下流部となる排気口110にフィルタ41を設けるので、吸気ダクト11からダクト34までの流れの過程でも、インクミストやVOCを除去するための液化処理を行うことができる。この液化処理としては、例えば、吸気ダクトと吸引ファンとの間の流路をラビリンス(迷路)構造にし、重いインクミストやVOCを空気流から分離して液状成分を回収する処理方法を採ることができる。かかる液化処理を行うことで、フィルタ41に液状のインクミストを到達させずに、その手前で除去することができ、気体としてのVOCガスを効率よく濾すことができる。かかる手段によれば、フィルタ41が濡れることで目詰まりしたり、VOCの吸着性能や酸化性能の低下を防止することができる。また、最下流部にフィルタ41を配することから、装置の外側から容易にフィルタ41にアクセスすることができ、フィルタ41を交換する場合でも煩雑な手順を必要とせず、メンテナンス性を向上させることができる。
図23は第1の実施形態に係る排気手段の変更例を示す図であり、(a)は(b)中の線a−aから見た平面断面図であり、(b)は後方から見た背面図である。図23の排気手段は、図22の排気手段と比べ、フィルタの構成が相違している。図23において、排気ダクト22の排気口110に装着されるフィルタは密度が異なる3つのフィルタ42、43、44で構成されている。接続部36に近い領域には高密度のフィルタ42が配され、排気口110の中間部には中密度のフィルタ43が配され、端部37に近い領域には低密度のフィルタ44が配されている。本変更例では、前述のフィルタ41とは異なり、空気の流れ抵抗を異ならせる手段として複数個の、密度が異なるフィルタ部材が使用されている。つまり、空間部38の上流のフィルタ42を高密度とし、中間のフィルタ43を中密度とし、下流のフィルタ44を低密度とすることにより、図22の場合と同様の空気の流れ35を形成している。本変更例のその他の構成は図22の場合と同じであり、対応する部分をそれぞれ同じ符号で示す。
図23の構成によっても、流れ35で示すように、空気(排気)は、空間部38の内部を接続部36から端部37までよどみなく流れ、空間部38の全領域において各フィルタ42、43、44に向かって流れる。従って、図22の場合と同様に、フィルタの全域でインクミストやVOCを効率よく捕集することができる。また、その他の第1の実施形態と同様の効果も得られる。
〔第2の実施形態〕
図24は第2の実施形態に係る排気手段を示す図であり、(a)は(b)中の線a−aから見た平面断面図であり、(b)は後方から見た背面図である。図24において、61は排気ダクトであり、45は排気ダクト61の排気口110に装着されたフィルタである。排気ダクト61は、内部の空間部38の断面積が接続部36から端部37まで次第に拡大する形状を有する。排気ダクト61を背面から見た形状は(b)に示すように前述の排気ダクト22と同じであるが、上から見た形状は(a)に示すように接続部36から端部37まで次第に奥行き寸法が大きくなっている。排気ダクト61のほぼ全長に形成された排気口110に設けられたフィルタ45は、前述のフィルタ41のような密疎がなく、全領域にわたって一様な密度になっている。排気ダクト61の形状によれば、接続部36の近傍の空間39と端部37の近傍の空間40とでは、同じ長さで比較すると、空間39の容積の方が空間40の容積より小さくなっている。また、空間39と空間40との間では、端部37へ行くに従い一定長さにおける容積が次第に大きくなっている。
本実施形態に係る排気手段は以上の点で第1の実施形態と相違しており、その他の点では同じ構成をしており、対応する部分をそれぞれ同じ符号で示す。本実施形態の構成によれば、フィルタ45の密疎は一様であり、フィルタ45自体の体積も一様である。このため、結果として、排気ダクト61の空間部38の単位容積当たりのフィルタ45の密疎(排気に対する流れ抵抗)は、空間39の領域では空間40の領域よりも密(大きい流れ抵抗)になっている。そして、空間39から空間40までの間では暫時密から疎に変化している。
本実施形態に係る排気手段によっても、図24中に流れ35で示すように、空気(排気)は、排気ダクト61の内部の空間部38を接続部36から端部37までよどみなく流れ、空間部38の全領域においてフィルタ45に向かって流れる。この空気は、フィルタ45の全域において、該フィルタを厚み方向に通過して流れ、装置外へ排出される。従って、フィルタ45の流れ抵抗を最小にすることで、吸気ダクトでの吸気量を低下させることなく、フィルタの全域でインクミストやVOCを効率よく捕集することができる。その他の第1の実施形態と同様の効果も得られる。
〔第3の実施形態〕
図25は第3の実施形態に係る排気手段を示す図であり、(a)は(b)中の線a−aから見た平面断面図であり、(b)は後方から見た背面図である。図25において、62は排気ダクトであり、46は排気ダクト62の排気口110に装着されたフィルタである。排気ダクト62は、内部の空間部38の断面積が接続部36から端部37まで次第に拡大する形状を有する。本実施形態では、排気ダクト62は(a)に示すように一様な奥行き寸法を有するが、高さ寸法は(b)に示すように接続部36から端部37まで次第に大きくなっている。排気口110の高さ寸法も接続部36から端部37まで次第に拡大している。排気口110には、同じ形状をした一様厚さのフィルタ46が設けられている。このフィルタ46は、前述のフィルタ41のような密疎がなく、全領域にわたって一様な密度になっている。排気ダクト62の形状によれば、接続部36の近傍の空間39と端部37の近傍の空間40とでは、同じ長さで比較すると、空間39の容積の方が空間40の容積より小さくなっている。また、空間39と空間40との間では、端部37へ行くに従い同じ長さにおける容積が次第に大きくなっている。
本実施形態に係る排気手段は以上の点で第1の実施形態と相違しており、その他の点では同じ構成をしており、対応する部分をそれぞれ同じ符号で示す。本実施形態の構成によれば、フィルタ46の密疎は一様であるが、フィルタ46の体積は接続部36から端部37まで次第に増大している。このため、接続部36寄りの空間39における排気口の流路抵抗は、端部37寄りの空間40における排気口の流路抵抗よりも大きい。また、空間39から空間40までの中間では、流路抵抗が次第に小さくなっている。従って、本実施形態に係る排気手段によっても、図25中に流れ35で示すように、空気(排気)は、排気ダクト62の内部の空間部38を接続部36から端部37までよどみなく流れ、空間部38の全領域においてフィルタ46に向かって流れる。この空気は、フィルタ46の全域において、該フィルタを厚み方向に通過して流れ、装置外へ排出される。従って、フィルタ46の流れ抵抗を最小にすることで、吸気ダクトでの吸気量を低下させることなく、フィルタの全域でインクミストやVOCを効率よく捕集することができる。その他の第1の実施形態と同様の効果も得られる。
〔第4の実施形態〕
図26は第4の実施形態に係る排気手段を示す図であり、(a)は(b)中の線a−aから見た平面断面図であり、(b)は後方から見た背面図である。図26において、本実施形態に係る排気手段では、排気ダクト22の内部の空間部38と排気口110に設けられたフィルタ45との間に整流部材47が設けられている。フィルタ45の密疎は一様であるが、整流部材47は密疎を有する構成になっている。具体的には、排気ダクト22の排気口110には同じ形状をしたフィルタ45が設けられており、フィルタ45は一様厚さでかつ全領域で流路抵抗が一様(密疎が一様)になるように構成されている。フィルタ45の内面(空間部38側の面)には全領域にわたって平板状の整流部材47が接合状態で配されている。整流部材47は密疎を有する構成(流路抵抗が異なる構成)となっており、接続部36から端部37まで連続的に密から疎になっている。つまり、整流部材47は、その密度が空間部38の上流では大きく、空間部38の下流では小さくなるように構成されている。整流部材47は、例えば、樹脂発泡材、金属メッシュあるいはスリット等の通気性の部材で構成されている。本実施形態の上記以外の構成は、図22の第1の実施形態と同じであり、対応する部分を同じ符号で示す。
本実施形態の構成では、フィルタ45の密疎は一様であるが、フィルタ45の面に沿って配された整流部材47の密度が端部37に向けて次第に密から疎になっており、排気口110における流れ抵抗が上流から下流へ次第に小さくなっている。従って、本実施形態によっても、流れ35で示すように、空気(排気)は、排気ダクト22の空間部38を接続部36から端部37までよどみなく流れ、空間部38の全領域において整流部材47及びフィルタ45に向かって流れる。そして、この空気は、整流部材47及びフィルタ45の全域において厚み方向に通過して流れ、装置外へ排出される。従って、排気口110における整流部材47及びフィルタ45の流れ抵抗を最小にすることで、吸気ダクト11での吸気量を低下させることなく、フィルタ45の全域でインクミストやVOCを効率よく捕集することができる。その他の第1の実施形態と同様の効果も得られる。
〔第5の実施形態〕
図27は第5の実施形態に係る排気手段を示す図であり、(a)は(b)中の線a−aから見た平面断面図であり、(b)は後方から見た背面図である。図27において、排気ダクト22の排気口110には、接続部36から端部37まで、複数のフィルタ48、49、50が設けられている。これらのフィルタの単位体積当たりの密疎は全て同じであるが、これらのフィルタの厚みが異なっている。各フィルタの厚みは、接続部36から端部37まで次第に小さく(薄く)なっている。図示の例では、接続部36寄りのフィルタ48の厚みが大きく、中間のフィルタ49の厚みが中くらいであり、端部37寄りのフィルタ50の厚みが小さくなっている。このような構成により、接続部36寄りフィルタ48では流路抵抗が大きく、端部37寄りのフィルタ50では流路抵抗が小さくなっている。中間部に複数のフィルタが配される場合は、接続部36側から端部37側へ次第に流路抵抗が小さくなるように配される。本実施形態の上記以外の構成は、図22の第1の実施形態と同じであり、対応する部分を同じ符号で示す。
本実施形態によっても、流れ35で示すように、空気は、排気ダクト22の内部の空間部38を接続部36から端部37までよどみなく流れ、空間部38の全領域において各フィルタ48、49、50に向かって流れる。この空気は、複数のフィルタ48、49、50の全域において、各フィルタを厚み方向に通過して流れ、装置外へ排出される。従って、フィルタの流れ抵抗を最小にすることで、吸気ダクトでの吸気量を低下させることなく、各フィルタの全域でインクミストやVOCを効率よく捕集することができる。その他の第1の実施形態と同様の効果も得られる。
〔第6の実施形態〕
図28は第6の実施形態に係る排気手段を示す図であり、(a)は(b)中の線a−aから見た平面断面図であり、(b)は後方から見た背面図である。図28において、本実施形態に係る排気手段においては、排気ダクト63の排気口110を長手方向以外に上面方向にも広く開口させ、この排気口に、長手方向及び上面方向の複数列にわたって密度が異なるフィルタ51〜55が配されている。排気ダクト63の排気口110は、長手方向以外に上面方向にも広げて形成されており、この排気口110に上下方向に3枚ずつと左右方向に3枚ずつの合計9枚のフィルタが設けられている。下段には、図示左側(接続部36寄り)から図示右側(端部37寄り)まで3列にフィルタ51、52、53が配列されている。中段には、図示左側から図示右側まで3列にフィルタ52、53、54が配列されている。上段には、図示左側から図示右側まで3列にフィルタ53、54、55が配列されている。
そこで、フィルタ51は、接続部36に最も近い位置に配されており、最も密で流路抵抗が最も大きいフィルタである。フィルタ52は2番目に密であり、フィルタ53は3番目に密であり、フィルタ54は4番目に密である。そして、フィルタ55は、接続部36から最も遠い位置に配されており、最も疎で流路抵抗が最も小さいフィルタである。このフィルタ55は、接続部36の対角に位置する端部56、すなわち接続部36から最も遠い上段の端部56に隣接した位置に配されている。また、下段の端部37に隣接した位置には、3番目に密なフィルタ53が配されている。このように、本実施形態では、接続部36から遠ざかるに従って、密から疎となるようなフィルタ配置になっている。すなわち、縦横複数段に配置された複数のフィルタ51〜55は、接続部36から遠くなるほど、疎で流路抵抗が小さくなるように配列されている。本実施形態の上記以外の構成は、図22の第1の実施形態と同じであり、対応する部分をそれぞれ同じ符号で示す。
本実施形態によっても、流れ35で示すように、空気(排気)は、排気ダクト63の内部の空間部38を接続部36から端部37及び端部56までよどみなく流れ、空間部38の全領域において各フィルタ51〜55に向かって流れる。この空気は、複数のフィルタ51〜55の全域において、各フィルタを厚み方向に通過して流れ、装置外へ排出される。従って、フィルタの流れ抵抗を最小にすることで、吸気ダクトでの吸気量を低下させることなく、各フィルタの全域でインクミストやVOCを効率よく捕集することができる。その他の第1の実施形態と同様の効果も得られる。
以上説明した第1の実施形態〜第6の実施形態では、吸気手段により装置内から吸気した空気を背面方向へ排気する排気手段を例に挙げて説明した。ただし、これらの実施形態は、正面方向、下面方向、上面方向あるいは側面方向へ排気する排気手段においても、同様に適用可能であり、同様の効果を奏するものである。また、これらの排気手段と組み合わせて使用される吸気手段は、正面方向、下面方向あるいは背面方向へ吸気するいずれの形態の吸気手段をであっても良い。また、組み合わせる吸気手段及び排気手段の数も、適宜選定することができる。すなわち、以上の各実施形態に係る排気手段は、吸気ダクトと排気ダクトの組み合わせが図4〜図19のいずれの形態である場合にも同様に適用することができ、組み合わせる吸気ダクト及び排気ダクトの数も適宜選定することができる。
〔第7の実施形態〕
図29は第7の実施形態に係る排気手段を示す図であり、(a)は画像形成部と共に示す背面斜視図であり、(b)は(a)中の断面Qから見た断面平面図である。本実施形態では、装置内の空気を背面方向へ吸気し、背面方向へ排気する形態の画像記録装置が例示されている。図29において、画像記録装置の背部には、左右方向に配列された2つの吸排気ユニット71、72が設けられている。各吸排気ユニット71、72は、背面方向へ吸気する吸気手段と背面方向へ排気する排気手段を一体化した構成を有する。そして、図示の例では、吸排気ユニット71、72のそれぞれに、専用の吸排気用のファン31が設けられている。つまり、各吸排気ユニット71、72は、それぞれ個別に、吸気ダクト12、ファン31、排気ダクト64及びフィルタ41を備えている。各フィルタ41は、各排気ダクト64に形成された排気口110のそれぞれに設けられている。各フィルタ41は、それぞれ、接続部36から端部37まで、流路抵抗が次第に大(密)から小(疎)になるように構成されている。本実施形態の上記以外の構成は、図20及び図2の第1の実施形態に係る画像記録装置と同じであり、対応する部分をそれぞれ同じ符号で示す。
本実施形態では、各吸排気ユニット71、72において、画像記録装置内の領域の半分ずつを受け持ちながら、装置内のインクミストやVOCを含んだ空気を吸気する。そして、各排気ダクト64に導入された空気中のインクミストやVOCをそれぞれのフィルタ41で捕集する。装置内の空気を吸気する作動が1個のファン31の吸気能力を越えている場合は、2個のファンを使用する必要がある。本実施形態では、このような事態に対応できるように、個別のファン31を備えた2つの吸排気ユニット71、72が設けられており、必要に応じて1個又は2個の吸排気ユニットを駆動することができる。
本実施形態によっても、各吸排気ユニット71、72において、流れ35で示すように、空気(排気)は、排気ダクト64の内部の空間部38を接続部36から端部37までよどみなく流れ、空間部38の全領域においてフィルタ41に向かって流れる。この空気は、フィルタ41の全域において、該フィルタを厚み方向に通過して流れ、装置外へ排出される。従って、フィルタの流れ抵抗を最小にすることで、吸気ダクトでの吸気量を低下させることなく、フィルタの全域でインクミストやVOCを効率よく捕集することができる。その他の第1の実施形態と同様の効果も得られる。
〔第8の実施形態〕
図30は第8の実施形態に係る排気手段を示す図であり、(a)は画像形成部と共に示す背面斜視図であり、(b)は(a)中の断面Qから見た断面平面図である。本実施形態でも、装置内の空気を背面方向へ吸気し、背面方向へ排気する形態の画像記録装置が例示されている。図30において、1個のファン31を作動させることにより、吸気ダクト12から装置内の空気を吸気し、ファン31から排気される空気(排気)を排気ダクト65から装置外へ排出する。排気ダクト65は2つの排気ダクト部73、74に分かれており、各排気ダクト部73、74に排気口部110A、110Bが形成されている。つまり、排気口110も、2つの排気ダクト部73、74に対応して2つの排気口部110A、110Bに分かれている。そして、各排気口部73、74のそれぞれにフィルタ41が設けられている。
ファン31から出た排気は排気ダクト65の分岐板66で左右に分かれ、各排気ダクト部73、74の内部の空間部38、88へ流入する。排気ダクト部73の空間部38へ流入した排気は、接続部36から端部37まで流れる。排気ダクト部74の空間部88へ流入した排気は、接続部81から端部82まで流れる。各フィルタ41は、第1の実施形態におけるフィルタ41と同様に密疎に形成され、排気口部110Aと排気口部110Bとで左右対称に配置される。すなわち、排気ダクト部73では、フィルタ41は接続部36から端部37まで密(流路抵抗大)から疎(流路抵抗小)へ次第に変化するように密疎に構成されている。排気ダクト部74では、フィルタ41は接続部81から端部82まで密(流路抵抗大)から疎(流路抵抗小)へ次第に変化するように密疎に構成されている。本実施形態の上記以外の構成は、図20及び図2の第1の実施形態に係る画像記録装置と同じであり、対応する部分をそれぞれ同じ符号で示す。
なお、本実施形態では、ファン31は排気ダクト65の左右方向中間部に配置されており、このファン31は、吸気手段のファンでもあることから、吸気ダクト12の左右方向中間部(略中央部)に配置されることになる。従って、ファン31を吸気ダクト12の略中央部に配置することにより、吸気流れ84で示すように、被記録材101の幅方向における吸気を均等化することができる。また、ファン31を略中央部に配置するとともに中央部で排気を左右方向の流れに分岐するので、容易に、排気口110の左右方向の長さを十分に長くして排気口面積を広く取ることができる。
本実施形態によっても、排気ダクト65の各排気ダクト部73、74のそれぞれにおいて、流れ35、83で示すように、空気(排気)は、排気ダクト部の内部の空間部38、88を接続部36、81から端部37、82までよどみなく流れる。そして、空間部38、88の全領域においてフィルタ41に向かって流れる。この空気は、各フィルタ41の全域において、該フィルタを厚み方向に通過して流れ、装置外へ排出される。従って、フィルタの流れ抵抗を最小にすることで、吸気ダクトでの吸気量を低下させることなく、フィルタの全域でインクミストやVOCを効率よく捕集することができる。その他の第1の実施形態と同様の効果も得られる。
〔第9の実施形態〕
図31は第9の実施形態に係る排気手段を備えた画像記録装置を前上方向から見た斜視図である。本実施形態は、画像記録装置が複写機やレーザーピームプリンタのような定着器を備えた構成を有し、定着器の近傍の空気を吸排気する吸排気手段を例示するものである。図31において、91、92は、被記録材であるシート材201にトナーを定着するために該シート材を裏表から挟持する一対の定着ローラである。定着ローラ91、92の近傍に、該定着ローラの近傍で発生するVOCガスを吸気するための吸気ダクト14が配置されている。吸気ダクト14は、定着ローラ91、92とほぼ同じ長さを有し、そのほぼ全長にわたって不図示の吸気口が形成されている。26は装置の左右方向(吸気ダクト14とほぼ平行)に配置された排気ダクトである。排気ダクト26の排気口にはフィルタ41が設けられている。このフィルタ41は、第1の実施形態におけるフィルタ41と同様、排気ダクト内の接続部36から端部37まで次第に密(流路抵抗大)から疎(流路抵抗小)へ変化する密疎構造になっている。吸気ダクト14で吸気された空気は、第1の実施形態と類似の経路を構成するダクト32→ファン31→ダクト33→ダクト34を経て流れ、排気となって排気ダクト26内へ導入される。そして、排気ダクト26内の空間部38からフィルタ41を通して装置外へ排出される。本実施形態の上記以外の構成は、図20及び図2の第1の実施形態に係る画像記録装置と同じであり、対応する部分をそれぞれ同じ符号で示す。
上記構成の排気手段によれば、排気ダクト26内の空間部に導入された空気(排気)は、図22中の流れ35で示すように、接続部36から端部37までよどみなく流れ、空間部38の全領域においてフィルタ41に向かって流れる。そして、この空気(排気)は、フィルタ41の全域において、該フィルタを厚み方向に通過して流れ、装置外へ排出される。従って、フィルタ41の流れ抵抗を最小にすることで、吸気ダクト14での吸気量を低下させることなく、フィルタ41の全域でVOCを効率よく捕集することができる。本実施形態に係る吸気手段及び排気手段は、熱源を有する画像記録装置、VOCを発生する画像記録装置などに適用するのに好適であり、VOCを捕集するとともに装置外へのVOCの排出を低減することができる。
なお、以上の各実施形態では、記録ヘッドを搭載して往復移動するキャリッジに搭載された記録ヘッドで記録を行うシリアルタイプの記録装置を例に挙げた。本発明は、被記録材の搬送方向の副走査のみで記録するラインタイプの記録装置など、他の記録方式の場合も同様に適用可能である。また、本発明は、プリンタ、ファクシミリ、複写機等の単体の記録装置の他、複合機器やシステム構成などにおける記録装置に対しても同様に適用可能である。
本発明を適用した画像記録装置を前上から見た外観斜視図である。 図1の画像記録装置の内部構成を前上から見た斜視図である。 図1の画像記録装置の後下から見た外観斜視図である。 吸気ダクトと排気ダクトの各種の組み合わせ形態を示す対応表である。 装置内の空気を正面方向へ吸気し、正面方向へ排気する形態の画像記録装置の縦断面図である。 装置内の空気を下面方向へ吸気し、正面方向へ排気する形態の画像記録装置の縦断面図である。 装置内の空気を背面方向へ吸気し、正面方向へ排気する形態の画像記録装置の縦断面図である。 装置内の空気を正面方向へ吸気し、背面方向へ排気する形態の画像記録装置の縦断面図である。 装置内の空気を下面方向へ吸気し、背面方向へ排気する形態の画像記録装置の縦断面図である。 装置内の空気を背面方向へ吸気し、背面方向へ排気する形態の画像記録装置の縦断面図である。 装置内の空気を正面方向へ吸気し、下面方向へ排気する形態の画像記録装置の縦断面図である。 装置内の空気を下面方向へ吸気し、下面方向へ排気する形態の画像記録装置の縦断面図である。 装置内の空気を背面方向へ吸気し、下面方向へ排気する形態の画像記録装置の縦断面図である。 装置内の空気を正面方向へ吸気し、上面方向へ排気する形態の画像記録装置の縦断面図である。 装置内の空気を下面方向へ吸気し、上面方向へ排気する形態の画像記録装置の縦断面図である。 装置内の空気を背面方向へ吸気し、上面方向へ排気する形態の画像記録装置の縦断面図である。 装置内の空気を正面方向へ吸気し、右側面または左側面方向へ排気する形態の画像記録装置の縦断面図である。 装置内の空気を下面方向へ吸気し、右側面または左側面方向へ排気する形態の画像記録装置の縦断面図である。 装置内の空気を背面方向へ吸気し、右側面または左側面方向へ排気する形態の画像記録装置の縦断面図である。 第1の実施形態に係る排気手段を備えた画像記録装置を前上方向から見た斜視図である。 図20の画像記録装置を後上方向から見た斜視図である。 第1の実施形態に係る排気手段を示す図であり、(a)は(b)中の線a−aから見た平面断面図であり、(b)は後方から見た背面図である。 第1の実施形態に係る排気手段の変更例を示す図であり、(a)は(b)中の線a−aから見た平面断面図であり、(b)は後方から見た背面図である。 第2の実施形態に係る排気手段を示す図であり、(a)は(b)中の線a−aから見た平面断面図であり、(b)は後方から見た背面図である。 第3の実施形態に係る排気手段を示す図であり、(a)は(b)中の線a−aから見た平面断面図であり、(b)は後方から見た背面図である。 第4の実施形態に係る排気手段を示す図であり、(a)は(b)中の線a−aから見た平面断面図であり、(b)は後方から見た背面図である。 第5の実施形態に係る排気手段を示す図であり、(a)は(b)中の線a−aから見た平面断面図であり、(b)は後方から見た背面図である。 第6の実施形態に係る排気手段を示す図であり、(a)は(b)中の線a−aから見た平面断面図であり、(b)は後方から見た背面図である。 第7の実施形態に係る排気手段を示す図であり、(a)は画像形成部と共に示す背面斜視図であり、(b)は(a)中の断面Qから見た断面平面図である。 第8の実施形態に係る排気手段を示す図であり、(a)は画像形成部と共に示す背面斜視図であり、(b)は(a)中の断面Qから見た断面平面図である。 第9の実施形態に係る排気手段を備えた画像記録装置を前上方向から見た斜視図である。
符号の説明
8 記録ヘッド
11、12、13、14 吸気ダクト
21、22、23、24、25、26、61、62、63、64,65 排気ダクト 41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、 54、55 フィルタ
31 ファン
35 排気の流れ
36 接続部(入口部)
37 端部(先端部)
38 空間部

Claims (6)

  1. 画像情報に基づいて記録ヘッドにより被記録材に記録を行う画像記録装置において、
    装置内の空気を吸気する吸気手段と、
    吸気した空気を装置外に排気する排気口を有する排気ダクトと、を備え、
    前記排気口に空気中の揮発性有機化合物を捕集するためのフィルタを設け、
    前記排気ダクトの内部に前記フィルタへ向けて空気が流れる空間部を形成し、
    前記空間部から前記フィルタを通して装置外へ流れる空気の流れ抵抗は、前記空間部の上流で大きく、該空間部の下流で小さいことを特徴とする画像記録装置。
  2. 画像情報に基づいて記録ヘッドにより被記録材に記録を行う画像記録装置において、
    装置内の空気を吸気する吸気手段と、
    吸気した空気を装置外に排気する排気口を有する排気ダクトと、を備え、
    前記排気口に空気中の揮発性有機化合物を捕集するためのフィルタを設け、
    前記排気ダクトの内部に前記フィルタへ向けて空気が流れる空間部を形成し、
    前記フィルタの密度は、前記空間部の上流で大きく、該空間部の下流で小さいことを特徴とする画像記録装置。
  3. 前記排気ダクトは装置の最大長さ方向に延在し、前記排気口及び前記空間部は前記排気ダクトのほぼ全長に形成され、前記空間部に導入された空気が前記フィルタを通過することを特徴とする請求項1または2に記載の画像記録装置。
  4. 画像情報に基づいて記録ヘッドにより被記録材に記録を行う画像記録装置において、
    装置内の空気を吸気する吸気手段と、
    吸気した空気を装置外に排気する排気口を有する排気ダクトと、を備え、
    前記排気口に空気中の揮発性有機化合物を捕集するためのフィルタを設け、
    前記排気ダクトの内部に前記フィルタへ向けて空気が流れる空間部を形成し、
    前記フィルタと前記空間部との間に整流部材を設け、
    前記フィルタの密疎を一様にするとともに、前記整流部材の密度を前記空間部の上流では大きく、該空間部の下流では小さくすることを特徴とする画像記録装置。
  5. 前記フィルタは活性炭を使用したフィルタであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  6. 前記フィルタは酸化触媒を使用したフィルタであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像記録装置。
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