JP2009089516A - 充電器 - Google Patents
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Abstract
【課題】継ぎ足し充電によるリチウムイオン電池からなる二次電池の劣化を防止できる充電器を提供する。
【解決手段】リチウムイオン電池からなる二次電池3の充電前の電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超えた状態で充電がなされた回数を高電圧時充電回数nとする。二次電池3の高電圧時充電回数nを検知する高電圧時充電回数検知手段を備える。充電対象となる二次電池3の高電圧時充電回数nが基準回数を超えているか否かを判定する高電圧時充電回数判定手段12を備える。充電対象となる二次電池3の高電圧時充電回数nが基準回数を超えている時に当該二次電池3の充電電圧Vを通常充電時よりも低く設定して低電圧充電を行う充電制御手段9を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】リチウムイオン電池からなる二次電池3の充電前の電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超えた状態で充電がなされた回数を高電圧時充電回数nとする。二次電池3の高電圧時充電回数nを検知する高電圧時充電回数検知手段を備える。充電対象となる二次電池3の高電圧時充電回数nが基準回数を超えているか否かを判定する高電圧時充電回数判定手段12を備える。充電対象となる二次電池3の高電圧時充電回数nが基準回数を超えている時に当該二次電池3の充電電圧Vを通常充電時よりも低く設定して低電圧充電を行う充電制御手段9を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明はリチウムイオン電池からなる二次電池を充電するための充電器に関する。
従来、ニカド電池やニッケル水素電池、リチウムイオン電池等の二次電池を充電するための充電器として例えば特許文献1に示す充電器が利用されており、このものは電動工具の電源となる電池パックに内蔵される二次電池を充電するものである(例えば特許文献1)。
ところで、上記のような充電器を用いて二次電池を残容量が多い状態で充電を開始する継ぎ足し充電を頻繁に行うと、二次電池がニカド電池やニッケル水素電池の場合にはメモリ効果現象が生じる恐れがある。また、リチウムイオン電池にあっては前記メモリ効果現象の問題は改善されるが、残容量が多い状態で頻繁に充電が行われると劣化しやすいという問題がある。
特開2007−236027号公報
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、継ぎ足し充電によるリチウムイオン電池からなる二次電池の劣化を防止できる充電器を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明に係る充電器は、定電流定電圧充電方式でリチウムイオン電池からなる二次電池3の充電を行う充電器であって、二次電池3の充電前の電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超えた状態で充電がなされた回数を高電圧時充電回数nとし、二次電池3の高電圧時充電回数nを検知する高電圧時充電回数検知手段と、充電対象となる二次電池3の高電圧時充電回数nが基準回数を超えているか否かを判定する高電圧時充電回数判定手段12と、充電対象となる二次電池3の高電圧時充電回数nが基準回数を超えている時に当該二次電池3の充電電圧Vを通常充電時よりも低く設定して低電圧充電を行う充電制御手段9を備えて成ることを特徴とする。
上記構成により、充電対象となる二次電池3の高電圧時充電回数nが基準回数を超えている時、即ち、過去に残容量が多い状態で充電された回数が多い二次電池3が充電器1にセットされた時には、当該二次電池3の充電電圧Vを通常充電時よりも低く設定でき、二次電池3の電池寿命と相関関係がある充電の電気量を少なくできる。
また、請求項2は請求項1において、充電対象となる二次電池3の充電前の電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超えているか否かを判定する充電前電池電圧判定手段11を備え、充電対象となる二次電池3の電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超えていない時と、電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超えているが高電圧時充電回数nが基準回数を超えていない時に、前記通常充電を行い、電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超え且つ高電圧時充電回数nが基準回数を超えている時に、当該二次電池3の定電圧充電時における充電電圧Vを前記所定電圧VHよりも低い所定電圧VLに設定して前記低電圧充電を行う充電制御手段9を備えて成ることを特徴とする。
上記構成により、充電対象となる二次電池3の電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超えていない時と、電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超えているが高電圧時充電回数nが基準回数を超えていない時に、当該二次電池3の定電圧充電時における充電電圧Vを所定電圧Vhに設定して通常充電を行い、電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超え且つ高電圧時充電回数nが基準回数を超えている時に、当該二次電池3の定電圧充電時における充電電圧Vを前記所定電圧VHよりも低い所定電圧VLに設定して低電圧充電を行うことができる。
また、請求項3は請求項2において、二次電池3の総充電回数Nを検知する総充電回数検知手段を備え、上記高電圧時充電回数判定手段12は、充電対象となる二次電池3の高電圧時充電回数nが予め設定された所定回数naを超えているか否かを判定する第一判定手段12bと、充電対象となる二次電池3の高電圧時充電回数nが当該二次電池3の総充電回数Nに所定比率Xを乗じた値を超えているか否かを判定する第二判定手段12cを備え、充電対象となる二次電池3の電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超えていない時と、充電対象となる二次電池3の電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超えているが、高電圧時充電回数nが所定回数na又は当該二次電池3の総充電回数Nに所定比率Xを乗じた値の少なくともいずれか一方を超えていない時に、当該二次電池3の定電圧充電時における充電電圧Vを所定電圧Vhに設定して通常充電を行い、充電対象となる二次電池3の電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超え、且つ高電圧時充電回数nが所定回数naを超え、且つ高電圧時充電回数nが当該二次電池3の総充電回数Nに前記所定比率Xを乗じた値を超えた時に、前記低電圧充電を行う充電制御手段9を備えて成ることを特徴とする。
上記構成により、充電対象となる二次電池3の電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超えていない時と、充電対象となる二次電池3の電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超えているが、高電圧時充電回数nが予め設定された所定回数na又は当該二次電池3の総充電回数Nに所定比率Xを乗じた値の少なくともいずれか一方を超えていない時に、当該二次電池3の定電圧充電時における充電電圧Vを所定電圧Vhに設定して通常充電を行い、充電対象となる二次電池3の電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超え、且つ高電圧時充電回数nが予め設定された所定回数naを超え、且つ高電圧時充電回数nが当該二次電池3の総充電回数Nに前記所定比率Xを乗じた値を超えた時に、当該二次電池3の定電圧充電時における充電電圧Vを前記所定電圧VHよりも低い所定電圧VLに設定して低電圧充電を行うことができる。
請求項1に係る発明では、充電対象となる二次電池の高電圧時充電回数nが基準回数を超えている時、即ち、過去に残容量が多い状態で充電された回数が多い二次電池が充電器にセットされた時には、当該二次電池の充電電圧Vを通常充電時よりも低く設定でき、二次電池の電池寿命と相関関係がある充電の電気量を少なくでき、例えば残容量を多く残して継ぎ足し充電を頻繁に行うユーザーがいたとしても、該ユーザーが使用する二次電池の急激な劣化を抑えて電池寿命を長くできる。
また請求項2に係る発明では、請求項1に係る発明の効果に加えて、充電対象となる二次電池の電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超えていない時と、電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超えているが高電圧時充電回数nが基準回数を超えていない時に、当該二次電池の定電圧充電時における充電電圧Vを所定電圧Vhに設定して通常充電を行い、電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超え且つ高電圧時充電回数nが基準回数を超えている時に、当該二次電池の定電圧充電時における充電電圧Vを前記所定電圧VHよりも低い所定電圧VLに設定して低電圧充電を行うことができ、充電器によって充電される二次電池が継ぎ足し充電が頻繁になされたものであったとしても、当該二次電池の電池電圧Vbが高いものであれば、つまり残容量が少ないものであれば、定電圧充電時における充電電圧Vを高く設定した通常充電を行うことができて充分な充電を行うことができる。
また請求項3に係る発明では、請求項2に係る発明の効果に加えて、充電対象となる二次電池の電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超えていない時と、充電対象となる二次電池の電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超えているが、高電圧時充電回数nが予め設定された所定回数na又は当該二次電池の総充電回数Nに所定比率Xを乗じた値の少なくともいずれか一方を超えていない時に、当該二次電池の定電圧充電時における充電電圧Vを所定電圧Vhに設定して通常充電を行い、充電対象となる二次電池の電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超え、且つ高電圧時充電回数nが予め設定された所定回数naを超え、且つ高電圧時充電回数nが当該二次電池の総充電回数Nに前記所定比率Xを乗じた値を超えた時に、当該二次電池の定電圧充電時における充電電圧Vを前記所定電圧VHよりも低い所定電圧VLに設定して低電圧充電を行うことができ、過去に残容量が多い状態で二次電池が充電された回数が多く、且つ過去に残容量が多い状態で二次電池が充電された頻度が高い場合にのみ低電圧充電を行って電池寿命が短くなることを防止できる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。本実施形態の一例の充電器1は電動工具の電源を構成する電池パック2を充電するものであり、図1に充電器と電池パックのブロック図を示す。
充電器1の充電対象となる電池パック2は電動ドライバのような電動工具に着脱自在に取り付けられるものであって、リチウムイオン電池からなる二次電池3を内蔵している。この電池パック2には図示しない電池パック側接続端子を設けてあり、電池パック側接続端子は充電を行うために電池パック2を充電器1にセットした状態で充電器1に設けた充電器側接続端子(図示せず)に接続され、これにより電池パック2は充電器1に電気的に接続される。また、電池パック2は、当該電池パック2の二次電池3が充電器1により充電された回数である総充電回数Nを記憶する総充電回数記憶手段5と、当該電池パック2の二次電池3が充電前の電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超えた状態で充電がなされた回数である高電圧時充電回数nを記憶する高電圧時充電回数記憶手段6を備えている。総充電回数記憶手段5及び高電圧時充電回数記憶手段6は共に電池パック2に設けたメモリ4で構成される。
一方、充電器1は、充電制御手段9と、電圧検知手段10と、充電前電池電圧判定手段11と、高電圧時充電回数判定手段12と、書換手段13を備え、これらは全て充電器1に設けた制御回路8によって構成され、商用電源に接続される。
充電制御手段9は充電対象となる二次電池、即ち充電器1にセットされた電池パック2の二次電池3を商用電源からの電力を基に定電流定電圧充電方式で充電する。定電流定電圧充電は電流値一定で充電を行う定電流充電の後に電圧値一定で充電を行う定電圧充電を行うものである。また、本例の充電制御手段9は前記二次電池3の定電流定電圧充電における定電圧充電時の充電電圧Vを可変にしてあり、定電圧充電時における充電電圧Vを所定電圧VHに設定した定電流定電圧充電からなる「通常充電」と、定電圧充電時における充電電圧Vを所定電圧VHよりも低い所定電圧VLとした定電流定電圧充電からなる「低電圧充電」との2種類の充電方法のうち、いずれか一方の選択された充電方法で充電を行うものである。なお、通常充電及び低電圧充電における定電流充電時の電流値は同じ値に設定するものとする。また、定電流充電から定電圧充電への移行は定電流充電時における充電電圧Vが所定値に達した時点で行うものであり、この際の所定値は例えば通常充電が所定電圧VHであり且つ低電圧充電が所定電圧VLであっても良いし、通常充電及び低電圧充電共に所定電圧VHであっても良いものとする。
電圧検知手段10は充電器1にセットされた電池パック2の二次電池3の電池電圧Vbを検知する。ここで、二次電池3の容量は電池電圧Vbに比例するので、前記電圧検知手段10により検知された電池電圧Vbは二次電池3の残容量の指標となるものである。充電前電池電圧判定手段11は前記電圧検知手段10により検知した二次電池3の充電前の電池電圧Vb0が予め設定した閾値Vb0aを超えているか否かを判定する。高電圧時充電回数判定手段12は充電器1にセットされた電池パック2の高電圧時充電回数記憶手段6で記憶した高電圧時充電回数nを読み出し、該高電圧時充電回数nと基準回数を比較して高電圧時充電回数nが基準回数を超えているか否かを判定する。
ここで、本例の高電圧時充電回数判定手段12は、読出手段12aと第一判定手段12bと第二判定手段12cとで構成してある。読出手段12aは充電器1にセットされた電池パック2の総充電回数記憶手段5で記憶した総充電回数N及び同電池パック2の高電圧時充電回数記憶手段6で記憶した高電圧時充電回数nを読み出すものであり、つまり本例では、読出手段12aが、二次電池3の総充電回数Nを検知する総充電回数検知手段と、二次電池3の高電圧時充電回数nを検知する高電圧時充電回数検知手段を構成する。第一判定手段12bは読出手段12aで読み出した高電圧時充電回数nが予め設定された所定回数naを超えているか否かを判定する。第二判定手段12cは読出手段12aで読み出した高電圧時充電回数nが読出手段12aで読み出した総充電回数Nに所定比率Xを乗じた値を超えているか否かを判定する。なお、本実施例では所定比率Xを80%に設定している。そして、高電圧時充電回数判定手段12は、第一判定手段12bにより高電圧時充電回数nが所定回数naを超えているという判定がなされ、且つ第二判定手段12cにより高電圧時充電回数nが総充電回数Nに所定比率Xを乗じた値を超えているという判定がなされた場合にのみ、高電圧時充電回数nが基準回数を超えていると判定し、それ以外、即ち、高電圧時充電回数nが所定回数na又は総充電回数Nに所定比率Xを乗じた値の少なくともいずれか一方を超えていない時には、高電圧時充電回数nが基準回数を超えてないと判定する。つまり本例の高電圧時充電回数判定手段12は所定回数naと総充電回数Nに所定比率Xを乗じた値のうち大きい値をとる方が判定の基準となる基準回数を構成する。
書換手段13は充電器1にセットされた電池パック2の総充電回数記憶手段5で記憶した総充電回数N及び同電池パック2の高電圧時充電回数記憶手段6で記憶した高電圧時充電回数nの書き換えを行うものであり、充電器1に電池パック2がセットされる毎に当該電池パック2に記憶させた総充電回数N及び高電圧時充電回数nのカウントを1だけ進めて更新する。
上記充電器1による電池パック2の二次電池3の充電は図2に示すように行われる。
即ち、充電器1に電池パック2がセットされると(S1)、充電器1は書換手段13により電池パック2の総充電回数記憶手段5で記憶した総充電回数Nを更新し(S2)、この後、電圧検知手段10により二次電池3の残容量の指標となる電池電圧Vbを検知する(S3)。
次に充電器1は充電前電池電圧判定手段11によりS3において電圧検知手段10で検知した二次電池3の充電前の電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超えているか否かを判定する(S4)。ここで、二次電池3の充電前の電池電圧Vbが閾値Vb0aを超えていなければ、二次電池3の残容量が少ないと判断し、充電制御手段9により前記定電圧充電時における充電電圧Vを所定電圧VHとした通常充電による充電を行う。また、二次電池3の充電前の電池電圧Vbが閾値Vb0aを超えていれば、二次電池3の残容量が多いと判断し、充電器1は書換手段13により電池パック2の高電圧時充電回数記憶手段6で記憶した高電圧時充電回数nを更新し(S6)、この後、以下の高電圧時充電回数判定手段12による高電圧時充電回数判定に移行する(S7、S9)。
高電圧時充電回数判定では、まず、第一判定手段12bにより読出手段12aで読み出した高電圧時充電回数nが所定回数naを超えているか否かを判定する(S7)。ここで、高電圧時充電回数nが所定回数naを超えていなければ、過去に残容量が多い状態で二次電池3が充電された総回数が少ないと判断し、充電制御手段9により前記定電圧充電時における充電電圧Vを所定電圧VHとした通常充電による充電を行う(S8)。また、高電圧時充電回数nが所定回数naを超えていれば、過去に残容量が多い状態で二次電池3が充電された総回数が多いと判断し、以下のS9に移行する。
S9では第二判定手段12cにより読出手段12aで読み出した高電圧時充電回数nが読出手段12aで読み出した総充電回数Nに所定比率Xを乗じた値を超えているか否かを判定する。ここで、高電圧時充電回数nが読出手段12aで読み出した総充電回数Nに所定比率Xを乗じた値を超えていなければ、過去に残容量が多い状態で二次電池3が充電された頻度が低いと判断し、充電制御手段9により前記定電圧充電時における充電電圧Vを所定電圧VHとした通常充電による充電を行う(S10)。また、高電圧時充電回数nが読出手段12aで読み出した総充電回数Nに所定比率Xを乗じた値を超えていれば、定電圧充電時における充電電圧Vを所定電圧VHよりも低い所定電圧VLに設定し(S12)、この後、定電圧充電時における充電電圧Vを所定電圧VHよりも低い所定電圧VLとした低電圧充電による二次電池3の充電を行う。
以上説明した本例の充電器1にあっては、充電対象となる二次電池3の高電圧時充電回数nが基準回数を超えている時、即ち、過去に残容量が多い状態で充電された回数が多い二次電池3が充電器1にセットされた時には、当該二次電池3の充電電圧Vを通常充電時よりも低く設定でき、二次電池3の電池寿命と相関関係がある充電の電気量を少なくできる。このため、例えば残容量を多く残して継ぎ足し充電を頻繁に行うユーザーがいたとしても、該ユーザーが使用する二次電池3の急激な劣化を抑えて電池寿命を長くできる。
また、本例では、充電対象となる二次電池3の電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超えていない時と、電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超えているが高電圧時充電回数nが基準回数を超えていない時に、当該二次電池3の定電圧充電時における充電電圧Vを所定電圧Vhに設定して通常充電を行い、電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超え且つ高電圧時充電回数nが基準回数を超えている時に、当該二次電池3の定電圧充電時における充電電圧Vを前記所定電圧VHよりも低い所定電圧VLに設定して低電圧充電を行うことができ、充電器1によって充電される二次電池3が継ぎ足し充電が頻繁になされたものであったとしても、当該二次電池3の電池電圧Vbが高いものであれば(つまり残容量が少ないものであれば)、定電圧充電時における充電電圧Vを高く設定した通常充電を行うことができて充分な充電を行うことができる。
また、本例では、充電対象となる二次電池3の電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超えていない時と、充電対象となる二次電池3の電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超えているが、高電圧時充電回数nが予め設定された所定回数na又は当該二次電池3の総充電回数Nに所定比率Xを乗じた値の少なくともいずれか一方を超えていない時に、当該二次電池3の定電圧充電時における充電電圧Vを所定電圧Vhに設定して通常充電を行い、充電対象となる二次電池3の電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超え、且つ高電圧時充電回数nが予め設定された所定回数naを超え、且つ高電圧時充電回数nが当該二次電池3の総充電回数Nに前記所定比率Xを乗じた値を超えた時に、当該二次電池3の定電圧充電時における充電電圧Vを前記所定電圧VHよりも低い所定電圧VLに設定して低電圧充電を行うことができ、過去に残容量が多い状態で二次電池3が充電された回数が多く、且つ過去に残容量が多い状態で二次電池3が充電された頻度が高い場合にのみ低電圧充電を行って二次電池3の劣化を抑えることができる。
1 充電器
3 二次電池
9 充電制御手段
11 充電前電池電圧判定手段
12 高電圧時充電回数判定手段
12b 第一判定手段
12c 第二判定手段
3 二次電池
9 充電制御手段
11 充電前電池電圧判定手段
12 高電圧時充電回数判定手段
12b 第一判定手段
12c 第二判定手段
Claims (3)
- 定電流定電圧充電方式でリチウムイオン電池からなる二次電池の充電を行う充電器であって、二次電池の充電前の電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超えた状態で充電がなされた回数を高電圧時充電回数nとし、二次電池の高電圧時充電回数nを検知する高電圧時充電回数検知手段と、充電対象となる二次電池の高電圧時充電回数nが基準回数を超えているか否かを判定する高電圧時充電回数判定手段と、充電対象となる二次電池の高電圧時充電回数nが基準回数を超えている時に当該二次電池の充電電圧Vを通常充電時よりも低く設定して低電圧充電を行う充電制御手段を備えて成ることを特徴とする充電器。
- 充電対象となる二次電池の充電前の電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超えているか否かを判定する充電前電池電圧判定手段を備え、充電対象となる二次電池の電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超えていない時と、電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超えているが高電圧時充電回数nが基準回数を超えていない時に、当該二次電池の定電圧充電時における充電電圧Vを所定電圧Vhに設定して前記通常充電を行い、電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超え且つ高電圧時充電回数nが基準回数を超えている時に、当該二次電池の定電圧充電時における充電電圧Vを前記所定電圧VHよりも低い所定電圧VLに設定して前記低電圧充電を行う充電制御手段を備えて成ることを特徴とする請求項1に記載の充電器。
- 二次電池の総充電回数Nを検知する総充電回数検知手段を備え、上記高電圧時充電回数判定手段は、充電対象となる二次電池の高電圧時充電回数nが予め設定された所定回数naを超えているか否かを判定する第一判定手段と、充電対象となる二次電池の高電圧時充電回数nが当該二次電池の総充電回数Nに所定比率Xを乗じた値を超えているか否かを判定する第二判定手段を備え、充電対象となる二次電池の電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超えていない時と、充電対象となる二次電池の電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超えているが、高電圧時充電回数nが所定回数na又は当該二次電池の総充電回数Nに所定比率Xを乗じた値の少なくともいずれか一方を超えていない時に、前記通常充電を行い、充電対象となる二次電池の電池電圧Vb0が閾値Vb0aを超え、且つ高電圧時充電回数nが所定回数naを超え、且つ高電圧時充電回数nが当該二次電池の総充電回数Nに前記所定比率Xを乗じた値を超えた時に、前記低電圧充電を行う充電制御手段を備えて成ることを特徴とする請求項2に記載の充電器。
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WO2012033093A1 (ja) * | 2010-09-10 | 2012-03-15 | 富士フイルム株式会社 | 超音波診断装置 |
JP2017051069A (ja) * | 2015-09-04 | 2017-03-09 | トヨタ自動車株式会社 | 充電装置 |
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2007
- 2007-09-28 JP JP2007255859A patent/JP2009089516A/ja not_active Withdrawn
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