JP2009207332A - パック電池の充電装置及びパック電池の品質判定装置 - Google Patents

パック電池の充電装置及びパック電池の品質判定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】パック電池を充電する際の充放電性能の低減を予防し、パック電池の信頼性及び安全性を確保できるパック電池の充電装置及びパック電池の品質判定装置を提供する。。
【解決手段】充電制御装置43は、二次電池セル10aの分散度合σに基づいてセル電圧値の最大値vmaxonを特定する最大値特定手段62と、前記最大値特定手段62により特定されたセル電圧値の最大値vmaxonが許容セル電圧値vに達しているか否かを判定する第三の判定手段63と、前記第三の判定手段63によりセル電圧値の最大値vmaxonが許容セル電圧値vより大きいと判定した場合に、セル電圧値の最大値vmaxonと許容セル電圧値vとの電圧差に基づいて、電圧供給手段41により印加される充電電圧を変更する充電電圧値変更手段64とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、パック電池の充電装置及びパック電池の品質判定装置の技術に関し、特に複数の二次電池セルが直列に接続されたパック電池を充電するパック電池の充電装置及びパック電池の品質を判定するパック電池の品質判定装置に関する。
ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池等の二次電池は、放電と充電のサイクルを繰り返すことにより、繰り返し利用することができる電池である。
しかし、前記二次電池セルを複数回充電すると、過充電や二次電池の電解液や電極板の劣化等の原因により、二次電池の蓄電容量が初期に比べて少なくなってしまい、二次電池の劣化が進行して最終的には二次電池セルを使用することができなくなっていた。
前記二次電池の劣化の主たる要因は、過充電であり、過充電を防止しつつ充電を行う方法が公知となっている(例えば、特許文献1から特許文献4参照。)。
特許第3913443号公報 特許第3539123号公報 特許第3430439号公報 特許第3752249号公報
しかし、二次電池セルが直列または並列に接続されたパック電池は、全体として充電電圧を印加すると、各二次電池セルの特性のばらつきによって、前記二次電池セルのうち一つあるいは数個が電圧超過となって過充電に陥り、その他の二次電池セルが正常であっても、過充電によって劣化した一つあるいは数個の二次電池セルによって、パック電池全体の充放電性能が低減してしまう場合があった。また、各二次電池セルの電圧値を個別に制御するためには、極めて複雑な制御が必要となり、充電の信頼性を損なうと同時に、コスト増加の原因ともなっていた。
また、前記パック電池は、充電の安全性が保障される必要がある。そのため、前記パック電池を構成する各二次電池セルの電圧値が一定値以上にならないようにする必要がある。例えば、前記二次電池セルをリチウムイオン電池で構成した場合、各二次電池セルに印加される電圧値は各電池メーカーが定めた最大印加電圧以下にする必要がある。
本発明はかかる課題に鑑み、パック電池を充電する際の充放電性能の低減を予防し、パック電池の信頼性及び安全性を確保できるパック電池の充電装置及びパック電池の品質判定装置を提供する。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、複数の二次電池セルが直列に接続されたパック電池を充電するパック電池の充電装置であって、前記パック電池に所定の充電電圧を供給する電圧供給手段と、前記パック電池を構成する二次電池セルごとのセル電圧値を検出するセル電圧値検出手段と、前記パック電池に供給される充電電圧を制御する充電制御手段とを具備してなり、前記充電制御手段は、前記セル電圧値検出手段により検出されたセル電圧値に基づいて二次電池セルの分散度合を算出する分散度合算出手段と、前記分散度合算出手段により算出された二次電池セルの分散度合に基づいてセル電圧値の最大値を特定する最大値特定手段と、前記最大値特定手段により特定されたセル電圧値の最大値が予め設定された許容セル電圧値に達しているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によりセル電圧値の最大値が許容セル電圧値より大きいと判定した場合に、セル電圧値の最大値と許容セル電圧値との電圧差に基づいて、前記電圧供給手段により印加される充電電圧を変更する充電電圧値変更手段とを具備してなるものである。
請求項2においては、前記セル電圧値検出手段は、前記パック電池を構成する二次電池セルごとの端子セル電圧値を検出する検出用端子が設けられ、検出対象の二次電池セルの端子セル電圧値と、検出対象の二次電池セルに対して低電位側の二次電池セルの端子セル電圧値との電位差に基づいて、検出対象の二次電池セルのセル電圧値を検出するものである。
請求項3においては、前記パック電池に流れる電流値を検出する電流値検出手段を具備してなり、前記充電制御手段は、前記パック電池への充電電圧を、満充電平衡電位値を超えるが不可逆化学反応領域には達しない所定の充電電圧値と、満充電平衡電位値を基準に設定されるチェック電圧値とに切り換える電圧値切換手段と、前記電圧値切換手段により前記パック電池に所定の充電電圧値が印加されるように切り換えられた状態で前記セル電圧値検出手段により検出された二次電池セルのセル電圧値と、前記電圧値切換手段により前記パック電池にチェック電圧値が印加されるように切り換えられた状態で前記セル電圧値検出手段により検出された二次電池セルのセル電圧値と、前記電流値検出手段により検出された電流値とに基づいて、二次電池セルの内部抵抗値を算出する内部抵抗値算出手段と、前記内部抵抗値により算出された二次電池セルの内部抵抗値に基づいて、二次電池セルの健全度を算出する健全度算出手段とを具備してなるものである。
請求項4においては、前記充電制御手段は、前記充電時に検出された電流値と放電電流の電流値とに基づいて、二次電池セルの残存蓄電量を算出する蓄電量算出手段を有するものである。
請求項5においては、複数の二次電池セルが直列に接続されたパック電池の品質を判定するパック電池の品質判定装置であって、前記パック電池に所定の外部電圧を供給する電圧供給手段と、前記パック電池を構成する二次電池セルごとのセル電圧値を検出するセル電圧値検出手段と、前記パック電池の品質を判定する品質判定手段とを具備してなり、前記品質判定手段は、前記セル電圧値検出手段により検出されたセル電圧値に基づいて二次電池セルの分散度合を算出する分散度合算出手段と、前記分散度合算出手段により算出された二次電池セルの分散度合に基づいてセル電圧値の最大値を特定する最大値特定手段と、前記最大値特定手段により特定されたセル電圧値の最大値が予め設定された許容セル電圧値に達しているか否かを判定する判定手段とを具備してなるものである。
請求項6においては、前記セル電圧値検出手段は、前記パック電池を構成する二次電池セルごとの端子セル電圧値を検出する検出用端子が設けられ、検出対象の二次電池セルの端子セル電圧値と、検出対象の二次電池セルに対して低電位側の二次電池セルの端子セル電圧値との電位差に基づいて、検出対象の二次電池セルのセル電圧値を検出するものである。
請求項7においては、前記パック電池に流れる電流値を検出する電流値検出手段を具備してなり、前記品質判定手段は、前記パック電池への外部電圧の印加と遮断を切り換える電圧値切換手段と、前記電圧値切換手段により前記パック電池に所定の外部電圧が印加されるように切り換えられた状態で前記セル電圧値検出手段により検出され二次電池セルのセル電圧値と、前記電圧値切換手段により前記パック電池に外部電圧が遮断されるように切り換えられた状態で前記セル電圧値検出手段により検出された二次電池セルのセル電圧値と、前記電流値検出手段により検出された電流値とに基づいて、二次電池セルの内部抵抗値を算出する内部抵抗値算出手段と、前記内部抵抗値により算出された二次電池セルの内部抵抗値に基づいて、二次電池セルの健全度を算出する健全度算出手段とを具備してなるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、パック電池を充電する際の充放電性能の低減を予防し、パック電池の信頼性及び安全性を確保できる。
請求項2においては、二次電池セルごとの検出用端子を設けることにより、各二次電池セルのセル電圧値の検出が容易となり、二次電池セルの特性のばらつきを容易に判定できる。
請求項3においては、過充電が発生することなく充電を行うことができるとともに、最も高い充電電圧が印加された二次電池セルの健全度から、使用者がパック電池全体の交換時期を知ることができるため、パック電池の信頼性及び安全性を高めることができる。
請求項4においては、当初から、前記パック電池の残存蓄電量がどのように変化したかを逐次検出することで、残存蓄電量からパック電池の充電時期を容易に判断することができる。
請求項5においては、パック電池を充電する際の充放電性能の低減を予防し、パック電池の信頼性及び安全性を確保できる。
請求項6においては、二次電池セルごとの検出用端子を設けることにより、各二次電池セルのセル電圧値の検出が容易となり、二次電池セルの特性のばらつきを容易に判定できる。
請求項7においては、最も高い充電電圧が印加された二次電池セルの健全度から、使用者がパック電池全体の交換時期を知ることができるため、パック電池の信頼性及び安全性を高めることができる。
次に、発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は本発明の一実施例に係る充電装置の構成を示したブロック図、図2はパック電池の構成を示した回路図、図3は充電制御の流れを示すフローチャート、図4は充電制御の流れを示すフローチャート、図5はセル電圧値に基づく充電制御の流れを示すフローチャート、図6は内部抵抗に基づく健全度の算出の流れを示すフローチャート、図7は品質判断装置の構成を示したブロック図、図8は品質判断の流れを示すフローチャート、図9はセル電圧値に基づく品質判断の流れを示すフローチャート、図10は内部抵抗に基づく健全度の算出の流れを示すフローチャートである。
まず、二次電池セル10aが直列に接続されたパック電池10の充電装置40について説明する。なお、本実施例で用いられるパック電池10は、10個の二次電池セル10aが直列に接続されている(図2参照)。
図1に示すように、前記充電装置40は、電圧供給装置41、セル電圧値検出装置42、充電制御装置43、電流値検出装置44、及び表示装置46を具備してなる。
前記電圧供給手装置41は、前記パック電池10に所定の充電電圧を供給するものであり、前記セル電圧値検出装置42は前記パック電池10を構成する二次電池セル10aごとのセル電圧値vを検出するものである。
また、前記充電制御装置43は、前記パック電池10に供給される充電電圧を制御するものであり、前記電流値検出装置44は前記パック電池10に流れる電流値Jを検出するものであり、前記表示装置46は、健全度SOH(State Of Health)及び残存蓄電量Qacumなどを表示するものである。
前記健全度SOHは、一般的に、パック電池10等の二次電池についての劣化の進行状況を示す指標であり、現在の蓄電容量の初期蓄電容量に対する比で表され、蓄電容量と内部抵抗との積は一定であることから、現在の二次電池の内部抵抗値の初期内部抵抗値に対する逆比で表される。
次に、充電制御装置43について説明する。
図1に示すように、前記充電制御装置43は、記憶部50、電圧値切換部45、インクリメント部51、第一の判定部52、及び第二の判定部53、分散度合算出部61、最大値特定部62、第三の判定部63、充電電圧値変更部64、内部抵抗値算出部65、健全度算出部66、及び残存蓄電量算出部67を具備してなる。
前記充電制御装置43は、各種処理が実行されるCPUや各種処理プログラム等が格納されるメモリ等とで構成されている。
前記記憶部50は、前記パック電池10の満充電平衡電圧値Eeqよりも低い最低チェック電圧値Eと、該満充電平衡電圧値Eeqを越えるが不可逆化学反応領域には達しない所定の充電電圧値Eと、所定の刻み幅の電圧値ΔEとを記憶するものである。
前記電圧値切換部45は、前記パック電池10への充電電圧を、満充電平衡電位値Eeqを超えるが不可逆化学反応領域には達しない所定の充電電圧値Eと、満充電平衡電位値Eeqを基準に設定されるチェック電圧値Eとに切り換えるものである。
前記第一の判定部52は、それまでのチェック電圧値Eに前記所定の刻み幅の電圧値ΔEを加算して新たなチェック電圧値Eを設定するインクリメント部51と、前記電流値検出装置44によって検出された電流値Jが、予め入力設定された判定基準値J以下になったか否かを判定するものである。
前記第二の判定部53は、前記第一の判定部52による前回の肯定判定から今回の肯定判定までの間の所要時間が、前々回の肯定判定から前回の肯定判定までの間の所要時間のr(rは1以上の実数)倍を超えたか否かを判定するものである。
前記分散度合算出部61は、前記セル電圧値検出装置42により検出されたセル電圧値vに基づいて二次電池セル10aの分散度合σを算出するものである。なお、この分散度合σとは、二次電池セル10aの特性のばらつきを電圧値に基づいて表したものである。
前記最大値特定部62は、前記分散度合算出部61により算出された二次電池セルの分散度合σに基づいて印加時セル電圧値vmonの最大値である最大印加時セル電圧値vmaxonを特定するものである。
前記第三の判定部63は、前記最大値特定部62により特定された最大印加時セル電圧値vmaxonが予め設定された許容セル電圧値vに達しているか否かを判定するものである。
前記充電電圧値変更部64は、前記第三の判定部63により最大印加時セル電圧値vmaxonが許容セル電圧値vより大きいと判定した場合に、最大印加時セル電圧値vmaxonと許容セル電圧値vとの電圧差に基づいて、前記電圧供給装置41により印加される充電電圧値Eを変更するものである。
また、前記内部抵抗値算出部65は、前記電圧値切換部45により前記パック電池10に所定の充電電圧値Eが印加されるように切り換えられた状態で,前記セル電圧値検出装置42により検出された二次電池セル10aの印加時セル電圧値vmonと、前記電圧値切換部45により前記パック電池10にチェック電圧値Eが印加されるように切り換えられた状態で前記セル電圧値検出装置42により検出された二次電池セル10aの閉回路時セル電圧値vmoffと、前記電流値検出装置44により検出された電流値Jとから、二次電池セル10aのセル内部抵抗値Rを算出するものである。
前記健全度算出部66は、前記最大値特定部62において最大印加時セル電圧値vmaxonを示した最劣化二次電池セル10Mのセル健全度SOHを算出するものであり、前記内部抵抗値算出部65により算出された最劣化二次電池セル10Mのセル内部抵抗値Rに基づいて、最劣化二次電池セル10Mのセル健全度SOHを算出するものである。
また、前記残存蓄電量算出部67は、充電時に検出された電流値Jと放電時に検出された放電電流値Joutとに基づいて、二次電池セル10aの残存蓄電量Qacumを算出するものである。
次に、本実施例にかかる充電制御装置43によるパック電池10の充電の流れについて説明する。
前記充電制御装置43は以下のステップに従って前記パック電池10の充電を制御するものである。
まず、図3に示すように、前記最低チェック電圧値Eで前記パック電池10を微少時間T印加して(ステップS10)、該微少時間Tの間に、前記電流値検出装置44によって前記パック電池10に流れている電流値Jを検出する(ステップS20)。
次に、前記第一の判定部52で検出された電流値Jの判定を行い(ステップS30)、該電流値Jが前記判定基準値Jを超えていれば、前記電圧値切換部45により充電電圧を前記所定の充電電圧値Eに切り換えて、該所定の充電電圧値Eでパック電池10を所定時間T印加する(ステップS40)。その後、前記電圧値切換部45により充電電圧を前記最低チェック電圧値Eに切り換え、前記ステップS10に戻る。
前記電流値Jが前記判定基準値J以下であれば、前記インクリメント部51により、それまでのチェック電圧値Eに前記所定の刻み幅の電圧値ΔEを加算して、新たなチェック電圧値Eを設定する(ステップS50)。
その後、前記電圧値切換部45により充電電圧を前記所定の充電電圧値Eに切り換えて、該所定の充電電圧値Eでパック電池10を所定時間T印加する(ステップS60)。前記ステップS60で、充電電圧値Eを所定時間T印加している間に、セル電圧値に基づく充電電圧制御を行う(ステップS65)。そして、前記電圧値切換部45により充電電圧を前記新たなチェック電圧値Eに切り換え、該新たなチェック電圧値Eでパック電池10を微少時間T印加する(ステップS70)。この微少時間Tの間に、最劣化二次電池セル10Mのセル内部抵抗値Rから最劣化二次電池セル10Mのセル健全度SOHの算出を行う(ステップS75)。
そして、前記第一の判定部52によって検出された電流値Jの判定を行い(ステップS90)、該電流値Jが前記判定基準値Jを超えていれば、前記ステップS50に戻り、該電流値Jが前記判定基準値J以下となっていれば、次のステップS100へ移行する。
図4に示すように、ステップS100では、前記第二の判定部53によって前記第一の判定部52による前回の肯定判定から今回の肯定判定までの間の所要時間の判定を行い、前記第一の判定部52による前回の肯定判定から今回の肯定判定までの間の所要時間Nが前々回の肯定判定から前回の肯定判定までの間の所要時間Ne−1のr倍以下であれば、前記ステップS50(図3参照)に戻り、前記第一の判定部52による前回の肯定判定から今回の肯定判定までの間の所要時間Nが前々回の肯定判定から前回の肯定判定までの間の所要時間Ne−1のr倍を越えていれば、充電停止信号を出力し(ステップS110)、前記パック電池10の充電が停止する(ステップS120)。
本実施例の充電装置40では、パック電池10(二次電池セル10a)の種類や型番等に関らず、どのようなパック電池10であっても、そのパック電池10の満充電平衡電圧値Eeqを探り当てながら、充電率が略100%となるように充電することができる。また、パック電池10の内部構造の一部が破損されて劣化している場合、すなわち、パック電池10を構成する二次電池セル10aの一部が破損されている場合であっても有効であり、そのパック電池10の現在の満充電平衡電圧値Eeqを探り当てて、現在の蓄電容量に対して略100%になるように充電することができる。
次に、ステップS65で行われるセル電圧値に基づく充電電圧制御の流れについて説明する。
図5に示すように、前記セル電圧値に基づく充電電圧制御は以下のステップで行われる。
まず、前記パック電池10を構成する各二次電池セル10a、10a、・・・の印加時端子セル電圧値Vmonを用いて印加時セル電圧値vmonを検出する(ステップS210)。
ここで、前記パック電池10を構成する各二次電池セル10a、10a、・・・のセル電圧値検出方法について説明する。
図2に示すように、本実施例のセル電圧値検出装置42は、パック電池10を構成する二次電池セル10aごとの印加時端子セル電圧値Vmonを検出する検出用端子42aがそれぞれ設けられている。この検出用端子42aによって、二次電池セル10a一個分の印加時端子セル電圧値V1on、二次電池セル10a二個分の印加時端子セル電圧値V2on・・・及び、二次電池セル10aのm個分(mは1≦m≦Nとなる整数)の印加時端子セル電圧値Vmonを検出することが可能となっている。前記印加時端子セル電圧値Vmonを用いることにより、各二次電池セル10aの印加時セル電圧値vmonは数式1で算出される。
Figure 2009207332
すなわち、数式1に示すように、セル電圧値検出装置42では、検出対象(m番目)の二次電池セル10aの印加時端子セル電圧値Vmonと、検出対象の二次電池セル10aに対して低電位側の二次電池セル10aの印加時端子セル電圧値V(m−1)onとの電位差に基づいて、検出対象(m番目)の二次電池セル10aの印加時セル電圧値vmonが検出される。そのため、二次電池セル10aの印加時セル電圧値vmonの検出が容易となり、特性のばらつきを容易に判定できる。
また、二次電池セル10aのN個分の印加時端子セル電圧値VNonはパック電池10全体の印加時端子セル電圧値と等しいので、パック電池10の印加時全電圧値をVSonとすると数式2で算出される。
Figure 2009207332
次に、各二次電池セル10aの印加時セル電圧値vmon及び印加時平均電圧値VMEANonを用いて、分散度合σ及び分散指数devを算出する(ステップS220)。
各二次電池セル10aの印加時平均電圧値VMEANonは数式3で算出される。
Figure 2009207332
前記二次電池セル10aの印加時セル電圧値vmonの分散度合σは数式4で算出される。
Figure 2009207332
また、前記分散度合σ、印加時平均電圧値VMEANon、及び各二次電池セル10aの印加時セル電圧値vmonより、分散指数devを数式5により算出する。なお、この分散指数devとは、上述した二次電池セル10aの特性のばらつきの程度を二次電池セル10aごとに表した指数のことである。
Figure 2009207332
次に、前記最大値特定部62により、前記分散度合算出部61により算出された二次電池セル10aの分散度合σに基づいて、上記ステップS220で算出された分散指数devから上述したセル電圧値の最大値を特定する。(ステップS230)。
ここでは、前記ステップS220において算出された各二次電池セル10aの分散指数devを比較して、最大の分散指数devが得られた最大印加時セル電圧値vmaxonを特定する。前記最大印加時セル電圧値vmaxonを示した最劣化二次電池セル10Mは、他の二次電池セル10aとセル内部抵抗値Rが異なる二次電池セル10aであり、すなわち、劣化している可能性が高く、過充電を行う可能性が高いものである。
次に、前記第三の判定部63を用いて前記最大値特定部62により特定されたセル最大印加時セル電圧値vmaxonが予め設定された許容セル電圧値vに達しているか否かを判定する(ステップS240)。
前記許容セル電圧値vよりも大きいと判断した場合には、前記充電電圧値変更部264により印加時全電圧値VSonを数式6に従い降下させるように、最大印加時セル電圧値vmaxonと許容セル電圧値vとの電圧差に基づいて、前記電圧供給装置41により印加される充電電圧値Eを変更する(ステップS250)。
Figure 2009207332
その後、前記セル電圧値に基づく充電電圧制御を終了する。また、最大印加時セル電圧値vmaxonが許容セル電圧値v以下であると判断した場合には、前記セル電圧値に基づく充電電圧制御を終了する。
なお、前記許容セル電圧値vは二次電池セルの種類ごとに規定されており、例えばリチウムイオン電池については4.2Vと規定されている。
次に、ステップS75で行われる最劣化二次電池セル10Mのセル健全度SOHの算出の流れについて説明する。
前記最劣化二次電池セル10Mのセル健全度SOHの算出は以下のステップで行われる。
まず、図6に示すように、閉回路時セル電圧値vmoff、及び電流値Jを検出する(ステップS310)。ここで前記閉回路時セル電圧値は前記数式3を用いて閉回路時端子セル電圧VmoffとV(m−1)offとから算出する。また、電流値Jは前記電流値検出装置44を用いて検出する。
次に、内部抵抗値算出部65によりセル内部抵抗値Rを算出する(ステップS320)。前記セル内部抵抗値Rは数式7より算出される。
Figure 2009207332
前記セル内部抵抗値Rを算出する対象となる二次電池セル10aは、最大の分散指数devが得られた最劣化二次電池セル10Mである。なお、前記最劣化二次電池セル10Mに限定せず、任意の二次電池セル10aを対象とすることも可能である。
また、最初の充電時においては、前記数式7より初期セル内部抵抗値Rmintを算出する。
前記Δvは前記各二次電池セル10aの印加時セル電圧値vmonと各二次電池セル10aの閉回路時セル電圧値vmoffとの電圧差であり数式8で算出される。
Figure 2009207332
次に、健全度算出部66により二次電池セル10aの劣化の進行状況を示す指標であるセル健全度SOHを算出する(ステップS330)。
前記セル健全度SOHは、二次電池セル10aの劣化の進行状況を示す指標であり、現在の蓄電容量の初期蓄電容量に対する比で表され、蓄電容量と内部抵抗との積は一定であることから、現在のセル内部抵抗値Rの初期セル内部抵抗値Rmintに対する逆比で表され、初期セル内部抵抗値をRmintとすると、数式9で算出することができる。
Figure 2009207332
すなわち、初期セル内部抵抗値Rmintを予め算出しておくことにより、現在のセル内部抵抗値Rからセル健全度SOHを算出することができる。
なお最初の充電時においては、初期セル内部抵抗値Rmintがセル内部抵抗値Rに代入されることとなり、その結果セル健全度SOHは100となる。
そして、表示部46によりステップS330で算出した健全度SOHを表示する(ステップS340)。
前記各二次電池セル10aのセル内部抵抗値Rは充電終期までは略一定値を取ることが分かっている。充電終期に入ると、不可逆化学反応を伴いセル内部抵抗値Rは一般に大きくなる。従って充電率が70%程度までであれば、正確に各二次電池セル10a本来のセル内部抵抗値Rを算出することができる。
なお、本実施例では、印加時セル電圧値vmon、閉回路時セル電圧値vmoff、及び電流値Jを用いてセル内部抵抗値Rを算出したが、パック電池10全体の印加時全電圧値VSon、閉回路時全電圧値VSoff、及び電流値Jを数式7及び数式8に代入してパック電池10全体の内部抵抗値Rを算出したり、前記内部抵抗値Rと初期内部抵抗値Rintを数式9に代入して前記パック電池10全体の健全度SOHを算出したりすることも可能である。
次に、前記残存蓄電量算出部67によりステップS210で検出された電流値Jを時間積算することにより前記パック電池10の残存蓄電量Qacumを算出する(ステップS350)。
前記残存蓄電量Qacumは、前記パック電池10の電流値Jを時間積算した積算値Qchargeと等しい。
そして、表示部46によりステップS350で算出した残存蓄電量Qacumを表示する(ステップS360)。
以上のように、本実施例の充電装置40は、パック電池10を構成する二次電池セル10aのうち、最も充電電圧値Eが印加された最劣化二次電池セル10Mを特定し、前記最劣化二次電池セル10Mにかかる充電電圧値Eを一定値以下に保って印加しつつ充電を行うことが可能であり、各二次電池セル10aの印加時セル電圧値vmonを個別で制御するのではなく、パック電池10の印加時全電圧値VSonを制御するように構成されているため、パック電池10を充電する際の充放電性能の低減を予防し、パック電池10の信頼性及び安全性を確保することができる。また、充電制御が容易となり、ひいては製造のコストを低減できる。
また、前記パック電池10を構成する各二次電池セル10aのいずれかについてセル内部抵抗値Rの経時的変化から劣化の程度を知ることが可能となり、使用者がパック電池10全体の交換時期を知ることができるため、突然、パック電池10に不具合が生じることを防止でき、パック電池10の信頼性及び安全性を高めることができる。
すなわち、セル健全度SOHが低い値を示したときに、パック電池10全体の健全度SOHが高い場合には、低いセル健全度SOHを示した二次電池セルのみが劣化している可能性が高いが、パック電池10全体の健全度SOHが低い場合には、パック電池10全体が劣化している可能性が高くなる。
さらには、当初から、前記パック電池10の残存蓄電量Qacumがどのように変化したかを逐次検出することで、残存蓄電量Qacumからパック電池10の充電時期を容易に判断することができる。
なお、本実施例の充電装置40としては、パック電池10を常にセットする機器として、例えば充電装置搭載型電動車等として構成することもできる。かかる構成とした場合には、当初から、前記パック電池10の残存蓄電量Qacumがどのように変化したかを逐次検出することができる。
次に、複数の二次電池セル10aが直列に接続されたパック電池10の品質を判定する品質判定装置としてのチェッカー200について説明する。
図7に示すように、前記チェッカー200は、電圧供給装置241、セル電圧値検出装置242、品質判定装置243、電流値検出装置244、及び表示部246とを具備してなる。
前記電圧供給装置241は、前記パック電池10に所定の外部電圧を供給するものである。
なお、前記セル電圧値検出装置242、電流値検出装置244、及び表示手段246はそれぞれ、上述した実施例(図1参照)におけるセル電圧値検出装置42、電流値検出装置44、及び表示手段46と同様の構成であるため詳細な説明は省略する。
次に、前記品質判定装置243について説明する。
図7に示すように、前記品質判定装置243は、パック電池10の品質を判定する装置であって、各種処理が実行されるCPUや各種処理プログラム等が格納されるメモリ等とで構成されている。具体的には、記憶部250、電圧値切換部245、分散度合算出部261、最大値特定部262、内部抵抗値算出部265、及び健全度算出部266を具備してなる。
前記記憶部250は、前記二次電池セル10aの許容セル電圧値vを記憶するものである。
前記電圧値切換部245は、前記パック電池10への外部電圧の印加又は遮断を切り換えるものである。
なお、前記分散度合算出部261、最大値特定部262、内部抵抗値算出部265、及び健全度算出部266はそれぞれ、上述した実施例(図1参照)における分散度合算出部61、最大値特定部62、内部抵抗値算出部65、及び健全度算出部66と同様の構成であるため詳細な説明は省略する。
次に、前記品質判定装置243を用いた品質判定の流れについて説明する。
まず、図8に示すように、前記電圧値切換部245を「ON」にして、前記電圧供給装置241より外部電圧を印加し、セル電圧値に基づく品質判定を行う(ステップS510)。そして、前記電圧値切換部245を「OFF」にして、外部電圧を遮断して、最劣化二次電池セル10Mのセル内部抵抗値Rから最劣化二次電池セル10Mのセル健全度SOHの算出を行う(ステップS520)。
図9に示すように、前記セル電圧値に基づく品質判定は以下のステップで行われる。
まず、前記パック電池10を構成する各二次電池セル10a、10a、・・・の印加時端子セル電圧値Vmonを用いて印加時セル電圧値vmonを検出する(ステップS610)。
ここで、前記パック電池10を構成する各二次電池セル10a、10a、・・・のセル電圧値検出方法は、上述した実施例におけるセル電圧値算出方法と同様であり(図5参照)、各二次電池セル10aの印加時セル電圧値vmonを前記数式1を用いて検出し、また、前記パック電池10の印加時全電圧値VSonを数式2を用いて算出する。
次に、前記分散度合算出部261により各二次電池セル10aの印加時セル電圧値vmon及び印加時平均電圧値VMEANonから、分散度合σ、及び分散指数devを算出する(ステップS620)。
ここで、印加時平均電圧値VMEANon、分散度合σ、及び分散指数devの算出方法は、上述した実施例における算出方法と同様であり(図5参照)、印加時平均電圧値VMEANonは数式3で、分散度合σは数式4で、分散指数devは数式5でそれぞれ算出する。
次に、前記最大値特定部262により、前記分散度合算出部261により算出された二次電池セル10aの分散度合σに基づいて、上記ステップS620で算出された分散指数devから上述したセル電圧値の最大値を特定する。(ステップS630)。
前記ステップS620において算出された各二次電池セル10aの分散指数devを比較して、最大の分散指数devが得られた最劣化二次電池セル10Mの最大印加時セル電圧値vmaxonを特定する。
前記最大印加時セル電圧値vmaxonを得られた最劣化二次電池セル10Mは、他の二次電池セル10aとセル内部抵抗値Rが異なる二次電池セル10aであり、すなわち、劣化している可能性が高く、過充電を行う可能性が高いものである。
次に、前記第四の判定部263により、前記最大値特定部262により特定された最大印加時セル電圧値vmaxonが予め設定された許容セル電圧値vに達しているか否かを判定する(ステップS640)。
前記最大印加時セル電圧値vmaxonが許容セル電圧値vよりも大きいと判断した場合には、前記最劣化二次電池セル10Mの最大印加時セル電圧値vmaxonを表示部246によって表示する(ステップS650)。このとき、前記最大印加時セル電圧値vmaxonの表示とともに、使用者に二次電池セル10aの劣化を知らせる警告を表示してもよい。その後、前記セル電圧値に基づく品質判定を終了する。また、最大印加時セル電圧値vmaxonが許容セル電圧値v以下であると判断した場合には、前記セル電圧値に基づく品質判定を終了する。
次に、図8に示すように、最劣化二次電池セル10Mのセル内部抵抗値Rから最劣化二次電池セル10Mのセル健全度SOHの算出を行う(ステップS520)。
前記最劣化二次電池セル10Mのセル健全度SOHの算出は以下のステップで行われる。
まず、図10に示すように、前記遮断時セル電圧値vmshut、及び電流値Jを検出する(ステップS710)。
ここで遮断時セル電圧値vmshutは前記数式1を用いて遮断時端子セル電圧値VmshutV(m−1)shutとから算出する。また、電流値Jは前記電流値検出装置44を用いて検出する。
次に、内部抵抗値算出部265により、セル内部抵抗値Rを算出する(ステップS720)。前記セル内部抵抗値Rは上述した実施例における算出方法と同様であり(図6参照)、同様に数式7から算出することができる。
前記セル内部抵抗値Rを算出する対象となる二次電池セル10aは、最大の分散指数devが得られた最劣化二次電池セル10Mである。なお、前記最劣化二次電池セル10Mに限定せず、任意の二次電池セル10aを対象とすることも可能である。
ここで、最初の充電時においては、前記数式7より初期セル内部抵抗値Rmintを算出する。
前記数式7のΔvは、前記各二次電池セル10aの印加時セル電圧値vmonと各二次電池セル10aの遮断時セル電圧値vmshutとの電圧差であり、数式10で算出される。
Figure 2009207332
次に、前記健全度算出部266により、二次電池セル10aの劣化の進行状況を示す指標であるセル健全度SOHを算出する(ステップS730)。
前記セル健全度SOHは、二次電池セル10aの劣化の進行状況を示す指標であり、現在の蓄電容量の初期蓄電容量に対する比で表され、蓄電容量と内部抵抗との積は一定であることから、現在のセル内部抵抗値Rの初期セル内部抵抗値Rmintに対する逆比で表され、初期セル内部抵抗値をRmintとすると、前記数式9で算出することができる。
なお、本実施例では、印加時セル電圧値vmon、遮断時セル電圧値vmshut、及び電流値Jを用いてセル内部抵抗値Rを算出したが、パック電池10全体の印加時全電圧値VSon、遮断時全電圧値VSshut、及び電流値Jを数式7及び数式10に代入してパック電池10全体の内部抵抗値Rを算出したり、前記内部抵抗値Rと初期内部抵抗値Rintを数式9に代入して前記パック電池10全体の健全度SOHを算出したりすることも可能である。
そして、表示部246によりセル内部抵抗値R、セル健全度SOHを表示する(ステップS740)。その後、前記前記最劣化二次電池セル10Mのセル健全度SOHの算出を終了する。
このように本実施例のチェッカー200では、パック電池10を構成する二次電池セル10aのうち、許容セル電圧値vよりも大きい最大印加時セル電圧値vmaxonの有無を判定することができるように構成されているため、かかるパック電池10を充電する際の充放電性能の低減を予防し、パック電池10の信頼性及び安全性を確保することができる。また、パック電池10の分散度合σと最大印加時セル電圧値vmaxonとから、パック電池10全体が劣化しているのか、二次電池セル10aが劣化しているのかを判断することができる。
また、パック電池10の健全度から、使用者がパック電池10の交換時期を知ることができるため、突然、パック電池10に不具合が生じることを防止することができ、パック電池10の信頼性及び安全性を高めることができる。
本発明の一実施例に係る充電装置の構成を示したブロック図。 パック電池の構成を示した回路図。 充電制御の流れを示すフローチャート。 充電制御の流れを示すフローチャート。 セル電圧値に基づく充電制御の流れを示すフローチャート。 内部抵抗に基づく健全度の算出の流れを示すフローチャート。 品質判断装置の構成を示したブロック図。 品質判断の流れを示すフローチャート。 セル電圧値に基づく品質判断の流れを示すフローチャート。 内部抵抗に基づく健全度の算出の流れを示すフローチャート。
符号の説明
10 パック電池
10a 二次電池セル
40 充電装置
41 電圧供給装置
42 セル電圧値検出装置
43 充電制御装置
44 電流値検出装置
45 電圧値切換部
61 分散度合算出部
62 最大値特定部
63 第三の判定部
64 充電電圧値変更部
65 内部抵抗値算出部
66 健全度算出部
67 残存蓄電量算出部

Claims (7)

  1. 複数の二次電池セルが直列に接続されたパック電池を充電するパック電池の充電装置であって、
    前記パック電池に所定の充電電圧を供給する電圧供給手段と、
    前記パック電池を構成する二次電池セルごとのセル電圧値を検出するセル電圧値検出手段と、
    前記パック電池に供給される充電電圧を制御する充電制御手段とを具備してなり、
    前記充電制御手段は、
    前記セル電圧値検出手段により検出されたセル電圧値に基づいて二次電池セルの分散度合を算出する分散度合算出手段と、
    前記分散度合算出手段により算出された二次電池セルの分散度合に基づいてセル電圧値の最大値を特定する最大値特定手段と、
    前記最大値特定手段により特定されたセル電圧値の最大値が予め設定された許容セル電圧値に達しているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によりセル電圧値の最大値が許容セル電圧値より大きいと判定した場合に、セル電圧値の最大値と許容セル電圧値との電圧差に基づいて、前記電圧供給手段により印加される充電電圧を変更する充電電圧値変更手段とを具備してなることを特徴とするパック電池の充電装置。
  2. 前記セル電圧値検出手段は、
    前記パック電池を構成する二次電池セルごとの端子セル電圧値を検出する検出用端子が設けられ、
    検出対象の二次電池セルの端子セル電圧値と、検出対象の二次電池セルに対して低電位側の二次電池セルの端子セル電圧値との電位差に基づいて、検出対象の二次電池セルのセル電圧値を検出することを特徴とする請求項1に記載のパック電池の充電装置。
  3. 前記パック電池に流れる電流値を検出する電流値検出手段を具備してなり、
    前記充電制御手段は、
    前記パック電池への充電電圧を、満充電平衡電位値を超えるが不可逆化学反応領域には達しない所定の充電電圧値と、満充電平衡電位値を基準に設定されるチェック電圧値とに切り換える電圧値切換手段と、
    前記電圧値切換手段により前記パック電池に所定の充電電圧値が印加されるように切り換えられた状態で前記セル電圧値検出手段により検出された二次電池セルのセル電圧値と、前記電圧値切換手段により前記パック電池にチェック電圧値が印加されるように切り換えられた状態で前記セル電圧値検出手段により検出された二次電池セルのセル電圧値と、前記電流値検出手段により検出された電流値とに基づいて、二次電池セルの内部抵抗値を算出する内部抵抗値算出手段と、
    前記内部抵抗値により算出された二次電池セルの内部抵抗値に基づいて、二次電池セルの健全度を算出する健全度算出手段とを具備してなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパック電池の充電装置。
  4. 前記充電制御手段は、
    前記充電時に検出された電流値と放電電流の電流値とに基づいて、二次電池セルの残存蓄電量を算出する蓄電量算出手段を有することを特徴とする請求項3に記載のパック電池の充電装置。
  5. 複数の二次電池セルが直列に接続されたパック電池の品質を判定するパック電池の品質判定装置であって、
    前記パック電池に所定の外部電圧を供給する電圧供給手段と、
    前記パック電池を構成する二次電池セルごとのセル電圧値を検出するセル電圧値検出手段と、
    前記パック電池の品質を判定する品質判定手段とを具備してなり、
    前記品質判定手段は、
    前記セル電圧値検出手段により検出されたセル電圧値に基づいて二次電池セルの分散度合を算出する分散度合算出手段と、
    前記分散度合算出手段により算出された二次電池セルの分散度合に基づいてセル電圧値の最大値を特定する最大値特定手段と、
    前記最大値特定手段により特定されたセル電圧値の最大値が予め設定された許容セル電圧値に達しているか否かを判定する判定手段とを具備してなることを特徴とするパック電池の品質判定装置。
  6. 前記セル電圧値検出手段は、
    前記パック電池を構成する二次電池セルごとの端子セル電圧値を検出する検出用端子が設けられ、
    検出対象の二次電池セルの端子セル電圧値と、検出対象の二次電池セルに対して低電位側の二次電池セルの端子セル電圧値との電位差に基づいて、検出対象の二次電池セルのセル電圧値を検出することを特徴とする請求項5に記載のパック電池の品質判定装置。
  7. 前記パック電池に流れる電流値を検出する電流値検出手段を具備してなり、
    前記品質判定手段は、
    前記パック電池への外部電圧の印加と遮断を切り換える電圧値切換手段と、
    前記電圧値切換手段により前記パック電池に所定の外部電圧が印加されるように切り換えられた状態で前記セル電圧値検出手段により検出され二次電池セルのセル電圧値と、前記電圧値切換手段により前記パック電池に外部電圧が遮断されるように切り換えられた状態で前記セル電圧値検出手段により検出された二次電池セルのセル電圧値と、前記電流値検出手段により検出された電流値とに基づいて、二次電池セルの内部抵抗値を算出する内部抵抗値算出手段と、
    前記内部抵抗値により算出された二次電池セルの内部抵抗値に基づいて、二次電池セルの健全度を算出する健全度算出手段とを具備してなることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のパック電池の品質判定装置。
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