JP2009089165A - 高周波モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】 高周波フィルタ素子のグランド電流が高周波信号配線に干渉するのを抑制し、高周波フィルタ素子の入出力間のアイソレーション特性を確保する。
【解決手段】 多層基板11の上面には、デュプレクサ6用の上面グランド電極21を設ける。多層基板11の下面には、外部のグランドに接続する下面グランド電極29を設ける。多層基板11の内部には、デュプレクサ6の下方に位置して高周波信号配線24を設けると共に、高周波信号配線24の周囲には内部グランド電極22,26,27を設ける。多層基板11には、内部グランド電極22,26,27に接続せずに、上面グランド電極21と下面グランド電極29を接続するグランド用スルーホール31〜33を設ける。これにより、デュプレクサ6のグランド電流が高周波信号配線24に干渉するのを防止する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば携帯電話機などの無線通信装置に用いられる高周波モジュールに関する。
携帯電話機などの無線通信装置は小型化および多機能化が進んでいる。このため、このような無線通信装置に内蔵するための無線通信回路部品の小型化が進んでいる。
小型の無線通信回路部品として、多層基板を備えた高周波モジュールが知られている(例えば特許文献1参照)。この高周波モジュールでは、無線通信回路の一部を構成する高周波フィルタなどの素子および配線を多層基板の各層に分散配置している。即ち、素子および配線を水平方向だけでなく、垂直方向にも分散させて配置することにより、素子および配線の高密度化を図り、高周波モジュールの小型化を実現している。
特開2005−217580号公報
多層基板を備えた小型の高周波モジュールでは、素子および配線が高密度に配置されている。このため、SAWフィルタ(表面弾性波フィルタ)等の高周波フィルタが実装位置付近にも、多層基板の内層側に高周波信号を伝送するための高周波信号配線を配置することがある。また、多層基板に実装された部品等をグランドに接続するために、多層基板の各層にはグランド配線パターンが設けられている。そして、高周波フィルタのグランド端子は、スルーホール等を用いてこれらのグランド配線パターンに接続されると共に、最終的には多層基板の最下層に設けられたグランド配線パターンに接続されている。
ところで、高周波フィルタが動作するときには、高周波フィルタのグランド端子から最下層のグランド配線パターンに向けてグランド電流(GND電流)が流れる。このとき、このグランド電流は、スルーホールや多層基板の内層に設けられたグランド配線パターンを介して内層の高周波信号配線に干渉(結合)することがある。この結果、この高周波信号配線を介して、高周波フィルタの入出力間のアイソレーション特性が劣化するという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、高周波フィルタ素子のグランド電流が高周波信号配線に干渉するのを抑制し、高周波フィルタ素子の入出力間のアイソレーション特性を確保することができる高周波モジュールを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、複数の絶縁層が積層された多層基板と、該多層基板の上面に実装された高周波フィルタ素子と、前記多層基板の上面に実装され該高周波フィルタ素子のグランド端子が接続された上面グランド電極と、前記多層基板の下面に設けられ外部のグランドに接続される下面グランド電極と、前記多層基板に設けられ上面グランド電極と下面グランド電極との間を接続するグランド用スルーホールとを備えた高周波モジュールに適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記多層基板の内部には、2つの絶縁層に挟まれた高周波信号を伝送するための高周波信号配線を設け、前記多層基板の内部には、該高周波信号配線が形成された絶縁層の表面および該高周波信号配線が形成された絶縁層を直接的あるいは間接的に挟む絶縁層の表面に内部グランド電極を設け、前記グランド用スルーホールは、いずれの内部グランド電極にも接続することなく、前記上面グランド電極と下面グランド電極との間を接続する構成としたことにある。
請求項2の発明では、前記高周波信号配線は前記高周波フィルタ素子の下方に配置している。
請求項3の発明では、前記内部グランド電極は、前記グランド用スルーホールとは異なる他のスルーホールを用いて下面グランド電極に接続する構成としている。
また、請求項4の発明が採用する構成の特徴は、前記多層基板の内部のうち前記高周波フィルタ素子の下方を除いた位置には、2つの絶縁層に挟まれ、高周波信号を伝送するための高周波信号配線を設け、前記多層基板の内部には、該高周波信号配線が形成された絶縁層の表面および該高周波信号配線が形成された絶縁層を直接的あるいは間接的に挟む絶縁層の表面に内部グランド電極を設け、前記グランド用スルーホールは、該内部グランド電極に接続する構成としたことにある。
請求項1の発明によれば、グランド用スルーホールは、高周波信号配線の周囲に位置するいずれの内部グランド電極にも接続することなく、上面グランド電極と下面グランド電極との間を接続する。このため、高周波フィルタ素子が動作してグランド用スルーホールをグランド電流が流れるときでも、このグランド電流が内部グランド電極に流れることがなくなる。この結果、グランド電流が高周波信号配線と干渉することがなくなるため、高周波フィルタ素子の入出力間のアイソレーション特性を確保することができる。
請求項2の発明によれば、高周波信号配線は高周波フィルタ素子の下方に配置されている。即ち、高周波フィルタ素子と高周波信号配線とは、多層基板の厚さ方向に見て重なるように配置されている。これにより、高周波信号配線を形成するために、多層基板ないし各絶縁層の表面面積が大きくなるのを防ぐことができ、高周波モジュールの小型化または高密度化を図ることができる。
また、高周波フィルタ素子のグランド電流はできるだけ最短の経路を通じて下面グランド電極に流れる傾向があるから、高周波フィルタ素子の下方に配置された高周波信号配線の周囲を通過する傾向がある。しかし、本発明では、グランド用スルーホールは、高周波信号配線の周囲に位置するいずれの内部グランド電極にも接続しない構成としたことから、グランド電流が高周波信号配線の近傍を通過するのを防ぐことができ、グランド電流が高周波信号配線に干渉するのを防ぐことができる。
請求項3の発明によれば、多層基板にはグランド用スルーホールとは異なる他のスルーホールを設けることによって、該他のスルーホールを用いて内部グランド電極を下面グランド電極に接続することができる。これにより、他の回路部品等が多層基板に実装されるときでも、内部グランド電極および下面グランド電極を通じて外部のグランドに接続することができる。
また、請求項4の発明によれば、高周波信号配線は、多層基板の内部のうち高周波フィルタの下方を除いた位置に配置した。また、高周波信号配線の周囲に内部グランド電極を設けると共に、グランド用スルーホールは該内部グランド電極に接続する構成とした。このとき、高周波フィルタ素子のグランド電流はできるだけ最短の経路を通じて下面グランド電極に流れる傾向があるから、このグランド電流は高周波フィルタ素子の下方に向けて流れる。このため、グランド用スルーホールを内部グランド電極に接続しても、グランド電流は高周波フィルタ素子の下方周囲を通過して、高周波信号配線の周囲は通過しなくなる。この結果、グランド電流が高周波信号配線と干渉することがなくなるから、高周波フィルタ素子の入出力間のアイソレーション特性を確保することができる。また、上面グランド電極と内部グランド電極とを、別個のスルーホールを用いて下面グランド電極に接続する必要がなくなる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。
まず、図1および図2は本発明の第1の実施の形態を示し、図1において、1は本発明の高周波モジュールを含む無線通信回路である。無線通信回路1は例えば携帯電話機などの無線通信装置に内蔵される。
2はベースバンド処理回路である。ベースバンド処理回路2は、ベースバンド信号を送信信号TSに変換する。また、ベースバンド処理回路2は、受信信号RSをベースバンド信号に変換する。
3は送信回路である。送信回路3は、ベースバンド処理回路2から供給された送信信号TSを変調し、送信用の高周波信号RF1を生成する。
4はアンテナである。アンテナ4は高周波信号RF1を送信すると共に、高周波信号RF2を受信する。
5は受信回路である。受信回路5は、アンテナ4により受信された受信用の高周波信号RF2を復調し、これにより受信信号RSを生成し、この受信信号RSをベースバンド処理回路2へ出力する。
6は高周波フィルタ素子としてのデュプレクサである。デュプレクサ6は、高周波信号RF1の送信と高周波信号RF2の受信を1個のアンテナ4で行うに当たり、高周波信号RF1と高周波信号RF2とを相互に分離させる。デュプレクサ6は、高周波信号RF2を遮断し、高周波信号RF1の通過を許す高周波フィルタ6Aを備えている。高周波フィルタ6Aは、送信回路3とアンテナ4との間に接続されている。また、デュプレクサ6は、高周波信号RF1を遮断し、高周波信号RF2の通過を許す高周波フィルタ6Bを備えている。高周波フィルタ6Bは、アンテナ4と受信回路5との間に接続されている。高周波フィルタ6A、6Bはそれぞれ、例えば表面弾性波フィルタである。なお、高周波フィルタ6A、6BはLCフィルタなどの他のフィルタでもよい。
高周波信号RF1,RF2の周波数はそれぞれ、例えばおよそ数百MHzから数GHzまでの範囲であり、無線通信装置が採用する電波の周波数帯により決まる。また、高周波信号RF1の周波数と高周波信号RF2の周波数は互いに異なる。例えば、無線通信装置が採用する周波数帯が2.1GHz帯である場合には、高周波信号RF1の周波数は1920〜1980MHzであり、高周波信号RF2の周波数は2110〜2170MHzである。
図2において、10は、図1中のデュプレクサ6を含む高周波モジュールである。このとき、高周波モジュール10には、デュプレクサ6に加えて、例えば高周波信号RF1を増幅する電力増幅器や高周波信号RF2を増幅する低雑音増幅器等(いずれも図示せず)が実装されている。なお、高周波モジュール10には、送信回路3、受信回路5等を実装する構成としてもよい。
11はデュプレクサ6が実装された多層基板である。多層基板11は、垂直方向に上から下に向けて、例えば上部絶縁層12、内部絶縁層13、内部絶縁層14、内部絶縁層15および下部絶縁層16を備え、これらの絶縁層12〜16は厚さ方向に積み重なって積層されている。
各絶縁層12〜16は、例えばガラスエポキシ樹脂またはセラミック材料などの誘電体により形成されている。
多層基板11の上面には、上部絶縁層12の表面に位置して上面グランド電極21が実装されている。上面グランド電極21には、デュプレクサ6のグランド端子6Cが接続されている。これにより、多層基板11の上面には、デュプレクサ6が実装されている。
多層基板11のうち内部絶縁層13と上部絶縁層12との間には、多層基板11の内部に位置して内部グランド電極22,23が形成されている。このとき、直下側の内部グランド電極22は、デュプレクサ6の下方に配置されている。一方、周囲側の内部グランド電極23は、デュプレクサ6の下方を除いた位置に配置されている。そして、内部グランド電極22,23は、デュプレクサ6の周囲では互いに分離され、内部グランド電極22,23の間に隙間が形成されている。また、内部グランド電極22は、後述する高周波信号配線24と内部絶縁層13を挟んで厚さ方向上側の異なる位置に配置され、高周波信号配線24の上方を覆っている。このため、内部グランド電極22は、高周波信号配線24が形成された内部絶縁層14を挟む内部絶縁層13,15のうち上側の内部絶縁層13の表面に形成され、1層の内部絶縁層13を挟んで高周波信号配線24と対面している。
多層基板11のうち内部絶縁層13,14の間には、多層基板11の内部で内部絶縁層14の表面に位置して高周波信号配線24が形成されている。ここで、高周波信号配線24は、高周波信号RF1,RF2のいずれかを伝送する構成としてもよく、例えば電力増幅器、低雑音増幅器、送信回路3、受信回路5等の動作に伴う他の高周波信号を伝送する構成としてもよい。そして、高周波信号配線24は、図2の紙面と垂直な方向に伸びており、デュプレクサ6の下方に配置されている。
また、内部絶縁層13,14の間には、高周波信号配線24の周囲に位置して低周波信号配線25が設けられている。ここで、低周波信号配線25は、例えば電力増幅器、低雑音増幅器、送信回路3、受信回路5等を駆動するための駆動電圧等を供給する。
さらに、内部絶縁層13,14の間には、内部絶縁層14の表面に位置して内部グランド電極26が形成されている。このとき、内部グランド電極26は、高周波信号配線24と厚さ方向の同じ位置に配置されると共に、信号配線24,25の周囲に位置してデュプレクサ6の下方に配置されている。但し、内部グランド電極26は、信号配線24,25と絶縁されている。
多層基板11のうち内部絶縁層14,15の間には、内部グランド電極27が形成されている。内部グランド電極27は、高周波信号配線24と内部絶縁層14を挟んで厚さ方向下側の異なる位置に配置され、デュプレクサ6の下方に位置して信号配線24,25の下方を覆っている。このため、内部グランド電極27は、高周波信号配線24が形成された内部絶縁層14を挟む内部絶縁層13,15のうち下側の内部絶縁層15の表面に形成され、1層の内部絶縁層14を挟んで高周波信号配線24と対面している。
多層基板11のうち内部絶縁層15と下部絶縁層16との間には、内部グランド電極28が形成されている。内部グランド電極28は、デュプレクサ6の下方に位置して信号配線24,25の下方を覆っている。但し、内部グランド電極28と高周波信号配線24との間には、2層の内部絶縁層14,15および内部グランド電極27が配置されている。
多層基板11の下面には、下部絶縁層16の下面に位置して下面グランド電極29が形成されている。下面グランド電極29は、高周波モジュール10を外部のグランドに接続するための電極である。下面グランド電極29は、図1に示すように、高周波モジュール10全体のグランド端子10Aを介して、外部のグランド7に電気的に接続されるものである。
31,32,33は、上部絶縁層12上に形成された上面グランド電極21を下部絶縁層16の下面に形成された下面グランド電極29に電気的に接続するグランド用スルーホールである。スルーホール31は多層基板11を垂直方向に貫通し、その上端は上面グランド電極21に接続され、下端は下面グランド電極29に接続されている。スルーホール32は上部絶縁層12を垂直方向に貫通し、その上端は上面グランド電極21に接続され、下端は周囲側の内部グランド電極23に接続されている。スルーホール33は絶縁層13〜16を垂直方向に貫通し、その上端は内部グランド電極23に接続され、下端は下面グランド電極29に接続されている。一方、スルーホール31,32,33はそれぞれ、絶縁層12,13間に形成された直下側の内部グランド電極22、絶縁層13,14間に形成された内部グランド電極26、および絶縁層14,15間に形成された内部グランド電極27には接続されておらず、構造的に分離されている。
即ち、スルーホール31,32,33は、高周波信号配線24と厚さ方向の同じ位置に配置された内部グランド電極26、および高周波信号配線24と1層の絶縁層13,14を挟んで厚さ方向の上,下に異なる位置に配置された内部グランド電極22,27のいずれにも接続されていない。一方、スルーホール31,33は、高周波信号配線24と2層の絶縁層14,15を挟んで厚さ方向の異なる位置に配置された内部グランド電極28には接続されている。
34,35,36,37は、絶縁層12,13間に形成された直下側の内部グランド電極22、絶縁層13,14間に形成された内部グランド電極26、および絶縁層14,15間に形成された内部グランド電極27を、下面グランド電極29に電気的に接続する他のスルーホールである。スルーホール34,35はそれぞれ、絶縁層13,14を垂直方向に貫通し、その上端は内部グランド電極22に接続され、下端は内部グランド電極27に接続されている。スルーホール36,37はそれぞれ、絶縁層15,16を垂直方向に貫通している。スルーホール36,37は、その上端は内部グランド電極27に接続され、途中位置が内部グランド電極28に接続されると共に、下端は下面グランド電極29に接続されている。
本実施の形態による無線通信回路1は上述のような構成を有するもので、次にその作動について説明する。
まず、無線通信回路1が送信動作を行うときには、図1中の送信回路3から出力された高周波信号RF1は、デュプレクサ6の高周波フィルタ6Aによってフィルタ処理を施した後に、アンテナ4に供給されて、外部に向けて送信される。
一方、無線通信回路1が受信動作を行うときには、アンテナ4から受信した高周波信号RF2は、デュプレクサ6の高周波フィルタ6Bによってフィルタ処理を施した後に、受信回路5に供給されて、検波処理等が行われる。
然るに、デュプレクサ6のグランド電流は、多層基板11の上面に形成された上面グランド電極21およびスルーホール31を流れる。また、デュプレクサ6のグランド電流は、上面グランド電極21、スルーホール32、周囲側の内部グランド電極23およびスルーホール33を流れる(図2中の矢印参照)。
ここで、図3に示す比較例による高周波モジュール100の場合、多層基板111の上部絶縁層112上に形成された上面グランド電極121は、スルーホール122,123,124を介して、絶縁層112〜116の間にそれぞれ形成された内部グランド電極125,126,127,128に接続されると共に、下面グランド電極129に接続されている。
この場合、デュプレクサ101のグランド電流は、多層基板111の上部絶縁層112上に形成された上面グランド電極121、スルーホール122,123,124を介して、多層基板111の内部に形成された内部グランド電極125,126,127を流れる(図3中の矢印参照)。このとき、内部グランド電極126は、絶縁層113,114間に形成された高周波信号配線131および低周波信号配線132と厚さ方向(垂直方向)の同じ位置に配置されている。また、内部グランド電極125,127は、高周波信号配線131と1層の絶縁層113,114を挟んで厚さ方向で対面している。このため、内部グランド電極125,126,127は、高周波信号配線131と垂直方向または水平方向において接近している。この結果、デュプレクサ101のグランド電流は、高周波信号配線131と干渉(結合)することがあり、このグランド電流の干渉に伴ってフィルタの入出力間のアイソレーション特性や送信受信間のアイソレーション特性が劣化する虞れがある。
これに対し、本実施の形態では、スルーホール31,32,33は、高周波信号配線24と厚さ方向の同じ位置に配置された内部グランド電極26、および高周波信号配線24と1層の絶縁層13,14を挟んで厚さ方向の上,下に異なる位置に配置された内部グランド電極22,27のいずれにも接続しない構成とした。このため、デュプレクサ6のグランド電流が、高周波信号配線24と厚さ方向の同じ位置に配置された内部グランド電極26、および高周波信号配線24と1層の絶縁層13,14を挟んで厚さ方向の上,下に異なる位置に配置された内部グランド電極22,27のいずれにも流れることはない。
図2に示すように、絶縁層12,13間に形成された内部グランド電極22は、高周波信号配線24の上方を通過し、しかも内部グランド電極22と高周波信号配線24とは1層の絶縁層13を挟んで垂直方向において互いに隣り合っている。このため、デュプレクサ6のグランド電流が内部グランド電極22を流れるときには、このグランド電流が高周波信号配線24と干渉(結合)する虞れがある。また、絶縁層14,15間に形成された内部グランド電極27は、高周波信号配線24の下方を通過し、しかも内部グランド電極27と高周波信号配線24とは1層の絶縁層13を挟んで垂直方向において互いに隣り合っている。このため、内部グランド電極27と高周波信号配線24との間でも、内部グランド電極22と同様にグランド電流の干渉が生じする虞れがある。さらに、内部グランド電極26は、高周波信号配線24と厚さ方向の同じ位置に配置されると共に、高周波信号配線24の周囲(デュプレクサ6の下方)に配置されている。このため、内部グランド電極26と高周波信号配線24との間でも、内部グランド電極22と同様にグランド電流の干渉が生じする虞れがある。
しかし、本実施の形態では、デュプレクサ6のグランド電流は、内部グランド電極22,26,27のいずれも流れない。従って、デュプレクサ6のグランド電流が、内部グランド電極22,26,27を介して、高周波信号配線24に干渉することもない。
このように、高周波モジュール10(多層基板11)では、図2中の二点鎖線で示すように、デュプレクサ6のグランド電流が流れる経路である上面グランド電極21、周囲側の内部グランド電極23およびスルーホール31,32,33と、垂直方向および水平方向において高周波信号配線24に接近している内部グランド電極22,26,27とを構造的に分離し、両者が交わらないようにしている。これにより、デュプレクサ6のグランド電流が内部グランド電極22,26,27を通じて高周波信号配線24と干渉するのを防ぎ、高周波信号配線24を介して、デュプレクサ6の高周波フィルタ6A,6Bの入出力間のアイソレーション特性(送信受信間のアイソレーション特性)の劣化を防止することができる。この結果、デュプレクサ6の入出力間のアイソレーション特性を確保することができる。
また、高周波モジュール10(多層基板11)では、図2に示すように、高周波信号配線24がデュプレクサ6の下方に配置されている。即ち、上部絶縁層12上に実装されたデュプレクサ6と絶縁層13,14間に形成された高周波信号配線24とが垂直方向に見て重なるように配置されている。これにより、高周波信号配線24を形成するために、多層基板11の表面面積が大きくなるのを防ぐことができ、高周波モジュール10の小型化または高密度化を図ることができる。
従って、高周波モジュール10(多層基板11)によれば、高周波モジュール10の小型化および高密度化を図りながら、送信受信間のアイソレーション特性の劣化を防止することができる。即ち、高周波モジュール10の小型化および高密度化と通信性能の向上を同時に実現することができる。
また、多層基板11にはグランド用スルーホール31〜33とは異なる他のスルーホール34〜37を設けたから、該他のスルーホール34〜37を用いて内部グランド電極22,26,27を下面グランド電極29に接続することができる。これにより、デュプレクサ6以外の他の回路部品等が多層基板11に実装されるときでも、内部グランド電極22,26,27および下面グランド電極29を通じて外部にグランドに接続することができ、内部グランド電極22,26,27のグランド電位を安定させることができる。
また、アイソレーション特性に影響を与えるデュプレクサ6のグランド電流は高周波の電流となるから、できるだけ最短の経路を通じて下面グランド電極29に流れる傾向がある。このため、デュプレクサ6のグランド電流は、デュプレクサ6の周囲に配置されたグランド用スルーホール31〜33は通過するものの、デュプレクサ6から離れた位置に配置された電極やスルーホールは通過しない。このため、直下側の内部グランド電極22は、必ずしも他のスルーホール34〜37を通じて下面グランド電極29に接続する必要はない。即ち、直下側の内部グランド電極22は、例えば厚さ方向の同じ位置に配置された周囲側の内部グランド電極23に対してデュプレクサ6から離れた位置で接続し、この内部グランド電極23を介して下面グランド電極29に接続する構成としてもよい。
次に、図4は本発明の第2の実施の形態による高周波モジュールを示し、本実施の形態の特徴は、高周波信号配線は多層基板の内部のうち高周波フィルタの下方を除いた位置に配置する構成としたことにある。なお、本実施の形態では、第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
50は本実施の形態による高周波モジュールである。高周波モジュール50は、多層基板51を用いて構成され、この多層基板51は、第1の実施の形態による多層基板11とほぼ同様に、垂直方向に上から下に向けて、例えば上部絶縁層52、内部絶縁層53、内部絶縁層54、内部絶縁層55および下部絶縁層56を備え、これらの絶縁層52〜56は厚さ方向に積み重なって積層されている。
多層基板51のうち絶縁層53,54間には、内部絶縁層54の表面に位置して、第1の実施の形態による高周波信号配線24とほぼ同様な高周波信号配線57が形成されている。但し、高周波信号配線57は、第1の実施の形態による高周波信号配線24と異なり、デュプレクサ6の下方を除いた位置(下方から外れた位置)に配置されている。
多層基板51の上面には、デュプレクサ6のグランド端子6Cに接続される上面グランド電極21が設けられている。多層基板51の下面には、外部のグランドに接続するための下面グランド電極29が実装されている。これにより、多層基板51の上面には、デュプレクサ6が実装されている。
また、絶縁層52〜56間には、内部グランド電極58〜61が形成されている。但し、内部グランド電極58〜61は、高周波信号配線57と絶縁されている。このとき、内部グランド電極58は、高周波信号配線57が形成された内部絶縁層54を挟む内部絶縁層53,55のうち上側の内部絶縁層53の表面に形成されている。また、内部グランド電極59は、高周波信号配線57が形成された内部絶縁層14の表面に形成されている。さらに、内部グランド電極60は、高周波信号配線57が形成された内部絶縁層54を挟む内部絶縁層53,55のうち下側の内部絶縁層55の表面に形成されている。
62,63,64は、上部絶縁層52上に形成された上面グランド電極21を下部絶縁層56下面に形成された下面グランド電極29に電気的に接続するグランド用スルーホールである。スルーホール62は多層基板51を垂直方向に貫通し、その上端は上面グランド電極21に接続され、下端は下面グランド電極29に接続されている。スルーホール63は上部絶縁層52を垂直方向に貫通し、その上端は上面グランド電極21に接続され、下端は内部グランド電極58に接続されている。スルーホール64は絶縁層53〜56を垂直方向に貫通し、その上端は内部グランド電極58に接続され、下端は下面グランド電極29に接続されている。スルーホール62,63,64は、内部グランド電極58〜61にも接続されている。
かくして、本実施の形態では、高周波信号配線57は、多層基板51の内部のうちデュプレクサ6の下方を除いた位置に配置した。また、高周波信号配線57の周囲に内部グランド電極58〜60を設けると共に、グランド用スルーホール62〜64は該内部グランド電極58〜60に接続する構成とした。このとき、デュプレクサ6のグランド電流はできるだけ最短の経路を通じて下面グランド電極29に流れる傾向があるから、このグランド電流は、その殆どがスルーホール62〜64を通過してデュプレクサ6の下方に向けて流れる(図4中の矢印参照)。このため、グランド用スルーホール62〜64を内部グランド電極58〜60に接続しても、グランド電流はデュプレクサ6の下方周囲を通過して、高周波信号配線57の周囲は通過しなくなる。この結果、グランド電流が高周波信号配線57と干渉することがなくなるから、デュプレクサ6の入出力間(送信受信間)のアイソレーション特性を確保することができる。また、上面グランド電極21と内部グランド電極58〜60を共通のグランド用スルーホール62〜64を用いて下面グランド電極29に接続することができるから、内部グランド電極58〜60専用のスルーホールが必要なくなる。
なお、前記第2の実施の形態では、グランド用スルーホール62〜64は全ての内部グランド電極58〜60に接続する構成としたが、内部グランド電極58〜60のうち1つの内部グランド電極にのみ接続し、他の内部グランド電極とは、第1の実施の形態と同様に分離する構成としてもよい。
また、前記各実施の形態では、高周波信号配線24,57の上方に位置し、高周波信号配線24,57に接近している内部グランド電極22,58、高周波信号配線24,57の下方に位置し、高周波信号配線24,57に接近している内部グランド電極27,60、および高周波信号配線24,57と厚さ方向の同じ位置に形成され、高周波信号配線24,57に接近している内部グランド電極26,59を全て設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、高周波信号配線と厚さ方向の同じ位置に配置された内部グランド電極および高周波信号配線と1層の絶縁層を挟んで厚さ方向の上,下に配置された内部グランド電極のうちのいずれか1つまたはいずれか2つのみ設ける構成としてもよい。
また、本発明は、5層の絶縁層12〜16,52〜56を備えた多層基板11,51を例に挙げて説明したが、5層にこだわることなく、絶縁層を複数積層してなる多層基板にも適用することができる。
また、前記各実施の形態では、高周波フィルタ素子としてデュプレクサが実装されている高周波モジュール10,50を例にあげたが、本発明はこれに限られない。本発明は、例えば表面弾性波フィルタ、LCフィルタなど他の高周波フィルタ素子を実装した高周波モジュールにも適用することができる。
また、前記各実施の形態では、携帯電話機の無線通信回路に内蔵される高周波モジュールを例にあげたが、本発明はこれに限られない。本発明の高周波モジュールは、例えば無線LAN(Local Area Network)やFWA(Fixed Wireless Access)を利用した無線通信装置やコンピュータなど、種々の無線通信装置あるいは種々の無線通信機能を持ったコンピュータに適用することができる。
また、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う高周波モジュールもまた本発明の技術思想に含まれる。
本発明の第1の実施の形態による高周波モジュールを含む無線通信回路を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態による高周波モジュールのデュプレクサおよび多層基板を示す断面図である。 比較例による高周波モジュールのデュプレクサおよび多層基板を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態による高周波モジュールのデュプレクサおよび多層基板を示す断面図である。
符号の説明
6 デュプレクサ(高周波フィルタ素子)
6C グランド端子
10,50 高周波モジュール
11,51 多層基板
12,52 上部絶縁層(絶縁層)
13〜15,53〜55 内部絶縁層(絶縁層)
16,56 下部絶縁層(絶縁層)
21 上面グランド電極
22,26,27,58,59,60 内部グランド電極
24,57 高周波信号配線
29 下面グランド電極
31,32,33,62,63,64 グランド用スルーホール(第1のグランド経路)
34,35,36,37 スルーホール(他のスルーホール)

Claims (4)

  1. 複数の絶縁層が積層された多層基板と、該多層基板の上面に実装された高周波フィルタ素子と、前記多層基板の上面に実装され該高周波フィルタ素子のグランド端子が接続された上面グランド電極と、前記多層基板の下面に設けられ外部のグランドに接続される下面グランド電極と、前記多層基板に設けられ上面グランド電極と下面グランド電極との間を接続するグランド用スルーホールとを備えた高周波モジュールにおいて、
    前記多層基板の内部には、2つの絶縁層に挟まれた高周波信号を伝送するための高周波信号配線を設け、
    前記多層基板の内部には、該高周波信号配線が形成された絶縁層の表面および該高周波信号配線が形成された絶縁層を直接的あるいは間接的に挟む絶縁層の表面に内部グランド電極を設け、
    前記グランド用スルーホールは、いずれの内部グランド電極にも接続することなく、前記上面グランド電極と下面グランド電極との間を接続する構成としたことを特徴とする高周波モジュール。
  2. 前記高周波信号配線は前記高周波フィルタ素子の下方に配置してなる請求項1に記載の高周波モジュール。
  3. 前記内部グランド電極は、前記グランド用スルーホールとは異なる他のスルーホールを用いて下面グランド電極に接続する構成としてなる請求項1または2に記載の高周波モジュール。
  4. 複数の絶縁層が積層された多層基板と、該多層基板の上面に実装された高周波フィルタ素子と、前記多層基板の上面に実装され該高周波フィルタ素子のグランド端子が接続された上面グランド電極と、前記多層基板の下面に設けられ外部のグランドに接続される下面グランド電極と、前記多層基板に設けられ上面グランド電極と下面グランド電極との間を接続するグランド用スルーホールとを備えた高周波モジュールにおいて、
    前記多層基板の内部のうち前記高周波フィルタ素子の下方を除いた位置には、2つの絶縁層に挟まれ、高周波信号を伝送するための高周波信号配線を設け、
    前記多層基板の内部には、該高周波信号配線が形成された絶縁層の表面および該高周波信号配線が形成された絶縁層を直接的あるいは間接的に挟む絶縁層の表面に内部グランド電極を設け、
    前記グランド用スルーホールは、該内部グランド電極に接続する構成としたことを特徴とする高周波モジュール。
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