JP2009088763A - 画像形成装置及びオプション機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置に接続されたオプション機器が他機種用のものかを認識し、オプション機器の設定を自動的に行い、機能を制限することも可能な画像形成装置又はオプション機器を提供する。
【解決手段】機能追加等のためオプション機器が接続された画像形成装置において、装置本体の動作を制御するメインCPU10等と、オプション機器には、オプション機器の動作を制御するFAXCPU20等と、オプション機器の制御プログラムが格納されるROM等と、オプション機器の接続対象となる装置の機種、及び、オプション機器が実現する機能の情報を含む機種情報を記憶するICチップ29とが備えられ、ICチップ29は、メインCPU10等に向け機種情報を送信し、メインCPU10等は、受信した機種情報に基づき装置で使用できる機能の設定を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、機能追加又は拡張のため、オプション機器を接続可能な画像形成装置に関する。又、画像形成装置に接続されるオプション機器に関する。
従来から、複写機、複合機、プリンタ等の各種画像形成装置では、画像形成装置の機能を拡張、追加するために接続される各種のオプション機器が用意されている。例えば、画像形成装置でFAX通信を行えるようにするためのFAXボード(基板)や、各種コネクタが実装されネットワーク通信を行えるようにするためのネットワークボードや、画像形成済みのシートに対して処理を施すための後処理装置や、複数枚の原稿をセットして自動的に連続読み取りを行うための原稿自動送り装置など、多種多様なオプション機器が存在する。
このような、オプション機器を接続可能な画像形成装置の一例が特許文献1に記載されている。具体的に、特許文献1には、AC電源ラインと、AC電源をDC電源に変換するAC/DCコンバータとを備え、装置本体に対して少なくとも1つのオプション機器を接続することが可能な画像形成装置が記載されている(特許文献1:請求項1等参照)。
特開2006−047774
一般に、オプション機器ごとに、接続対象となる画像形成装置の機種は決められる。言い換えると、画像形成装置の各機種で接続可能なオプション機器が指定される。しかし、画像形成装置とオプション機器との接続部分は、規格上、コスト対策等のため、ある程度共通化されている場合があり、他機種用のオプション機器が画像形成装置に接続される場合がある。例えば、FAXボードやネットワークボードは、他機種用のものを画像形成装置の基板に設けられるソケットに差し込んで接続可能な場合がある。
このような誤ったオプション機器の接続は、使用者が、前の使用機種のオプション機器を現在の使用機種でも使えると思い接続してしまう場合や、使用機種用のオプション機器であると勘違いして他機種用のオプション機器を購入し、接続してしまう場合などになされる。FAXボードを例にとれば、他機種用のFAXボードが接続された場合、オプション機器は全く使用できないか、又は、各FAXボードの基本的なハード構成はほぼ同じであることがあるため、一部の機能は使用可能な状態となる場合もあり得る。
更に、オプション機器に記憶される制御用プログラムを書き換えて、他機種用のオプション機器を別の機種で使用可能として、販売、使用等する悪意のケースも存在する。この場合、オプション機器が正常に動作する場合があり、例えば、高価格のオプション機器でのみ実現される機能が、低価格の下位機種用のオプション機器で実現されることや、旧機種用のオプション機器を悪用して低価格で販売する事態も生じ得る。
このように、他機種用のオプション機器が接続された場合、使用者が善意の場合は、オプション機器が十分に使用できない状態となり、使用者が悪意の場合は、少なくとも、プロテクトをかけ、オプション機器の機能を制限する必要があるという問題がある。即ち、画像形成装置は、接続されたオプション機器が他の機種用のオプション機器であるか否か及びオプション機器が有する機能を確実に認識し、かつ、オプション機器の設定を自動的に行って、場合によっては、オプション機器により実現される機能を制限する必要があるという問題がある。
尚、上記特許文献1には、オプション機器を接続可能な画像形成装置が記載されているものの、他機種用のオプション機器が画像形成装置に接続される問題についての言及はなく、上記課題を解決することはできない。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、画像形成装置に接続されたオプション機器が他機種用のものであるか、そして、有する機能を確実に認識し、更に、オプション機器の設定を自動的に行って、場合によっては、その機能を制限することが可能な画像形成装置又はオプション機器を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため請求項1に係る発明は、機能追加又は拡張のためのオプション機器が接続された画像形成装置において、装置本体側には、装置本体の動作を制御する本体制御部が備えられ、前記オプション機器には、前記本体制御部と通信可能であるとともに、前記オプション機器の動作を制御するオプション制御部と、前記オプション機器の動作を制御するための複数のプログラムが格納されるオプション記憶部と、前記オプション機器の接続対象となる装置の機種、及び、前記オプション機器が実現する機能の情報を含む機種情報を記憶し、前記本体制御部及び前記オプション制御部と通信可能である機種情報制御部とが備えられ、前記機種情報制御部は、前記本体制御部に向け前記機種情報を送信し、前記本体制御部は、受信した前記機種情報に基づき、装置で使用できる機能の設定を行うこととした。
この構成によれば、オプション機器は、オプション機器が対応する画像形成装置の機種や実現する機能の情報である機種情報を記憶し、本体側制御部と通信を行う機種情報制御部を有するから、機種情報制御部から画像形成装置の本体に向けて機種情報を送信することで、接続されたオプション機器が、その画像形成装置用のものかを容易に認識することができる。又、機種情報にはオプション機器の実現する機能情報も含まれるから、機種情報に基づき、画像形成装置で使用できる機能の設定を自動で行うことができる。更に、オプション機器を制御するためのプログラムとは別に、機種情報が記憶されるから、オプション記憶部の書換、交換等によって他機種用のオプション機器を画像形成装置に使用可能とする行為を防ぐことができる。即ち、プロテクトをかけることができる。
又、請求項2に係る発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記本体制御部は、受信した前記機種情報に基づき、接続された前記オプション機器が他機種用のものかどうかを判断し、他機種用のオプション機器が接続されていると判断した場合、使用できる機能を制限することとした。
この構成によれば、画像形成装置に接続されたオプション機器が、他機種用のものと判断される場合、使用できる機能を制限するから、例えば、必要最低限の機能のみを使用可能とするような制限をかけることが可能となる。具体的には、下位機種用の低価格のオプション機器に改変を加え、上位機種用のオプション機器として使用する行為がなされたとしても、上位機種用のオプション機器でのみ実現される機能の利用を防ぐことができる。又、他機種用のオプション機器を誤って購入した使用者が、そのオプション機器を画像形成装置に接続しても、オプション機器の機能を最低限利用可能とすることができる。
又、請求項3に係る発明は、請求項2記載の画像形成装置において、装置の操作、入力を行うための操作入力部を有し、前記本体制御部は、他機種用のオプション機器が接続されていると判断した場合、制限した機能についての前記操作入力部への操作、入力を受け付けないこととした。
この構成によれば、オプション機器からの機種情報に基づき、オプション機器の機能設定を自動的に行った結果、利用できない機能に対して操作・入力を行えないようにすることができる。尚、本発明は好適な実施形態の1つである。
又、請求項4に係る発明は、請求項1乃至3に記載の画像形成装置において、前記オプション制御部は、前記本体制御部から機能の設定情報を受け取り、前記設定情報に対応させて使用するプログラムを選択することとした。
この構成によれば、機種情報に基づき、本体制御部での機能自動設定の結果をオプション機器側に反映させることができる。即ち、オプション機器側での設定も自動的に行うことができる。
又、請求項5に係る発明は、請求項1乃至4に記載の画像形成装置において、前記機種情報制御部は、前記本体制御部に前記機種情報を送信する場合、前記オプション記憶部に記憶されるプログラムを確認し、そのプログラムで実現される機能が前記機種情報と対応するか否かを照合し、照合結果を前記機種情報とともに前記本体制御部に送信することとした。
この構成によれば、機種情報の正確性を確認することができる。又、制御プログラムが記憶されるオプション記憶部に改変があったことも認識することができる。例えば、オプション記憶部に改変があった場合、オプション機器により実現される機能を全く使用できないという制限もかけることができる。
又、請求項6に係る発明は、請求項1乃至5に記載の画像形成装置において、前記機種情報制御部は、前記本体制御部に向けて前記機種情報を送信する場合、前記機種情報に暗号化を施すこととした。
この構成によれば、機種情報に暗号化を施して、機種情報の送信を行うから、オプション機器に対する改変のための機種情報の解析を困難なものとすることができる。
又、請求項7に係る発明は、請求項1乃至6に記載の画像形成装置において、前記オプション機器は、装置からファクシミリ通信を行うためのFAXボードであることとした。
この構成によれば、オプション機器のうち、FAXボードは、特に、各機種で基本的なハードウェア構成が共通し(FAXボードに記憶されるプログラムの内容で価格設定がなされる場合もある。)、装置本体の基板への差込部分も規格上統一されている等の理由により、他のオプション機器よりも他機種用のFAXボードが画像形成装置に比較的接続し易いが、この他機種用のFAXボードの接続に対し、制限をかけることができる。
又、請求項8に係る発明は、請求項7記載の画像形成装置において、前記機種情報制御部は、前記FAXボードによりファクシミリ通信可能な国又は地域を示す情報、及び、各国又は各地域での前記FAXボードの設定情報を含む地域設定情報を前記機種情報として1記憶し、前記本体制御部は、前記オプション制御部に向けて、画像形成装置を使用する国又は地域を示す使用地域情報を送信可能であって、前記オプション制御部は、前記本体制御部から前記使用地域情報を受けた場合、前記機種情報制御部から前記地域設定情報を受け取り、前記FAXボードの設定を自動で行うこととした。
FAXボードでは、仕向地において、電話線に流れる信号の電力レベルや電圧の仕様など、ファクシミリ通信における各国での規格の違いに対応して、様々な設定を行う必要があるが、この構成によれば、FAXボードの設定を自動的に行うことができる。
又、請求項9に係る発明は、請求項7又は8記載の画像形成装置において、前記本体制御部が、接続対象でないFAXボードが接続されていると判断した場合、前記本体制御部及び/又は前記オプション制御部は、FAX通信機能を使用不可とすることとした。
この構成によれば、場合によっては、不適合なFAXボードでは、各国の規格上に沿った通信を行えない場合があり、このような場合、使用不可とすることができる。
又、請求項10に係る発明は、機能追加又は拡張のため画像形成装置に接続されるオプション機器において、前記オプション機器の動作を制御するオプション制御部と、前記オプション機器の動作を制御するための複数のプログラムが格納されるオプション記憶部と、前記オプション機器の接続対象となる装置の機種、及び、前記オプション機器が実現する機能の情報を含む機種情報を記憶する機種情報制御部とが備えられ、前記機種情報制御部は、受信した機種情報に基づき、画像形成装置で使用できる機能の設定を行うことができるように、画像形成装置の制御部に向けて機種情報を送信することとした。
この構成によれば、オプション機器は、オプション機器の接続の対象となる画像形成装置や、オプション機器で実現される機能に関する機種情報を本体側制御部に向けて送信可能であり、自動的にオプション機器や画像形成装置の設定や機能制限を行えるオプション機器を提供することができる。又、オプション機器に対する改変にも強く、不正なオプション機器の使用を防止可能なオプション機器を提供することができる。
上述したように、本発明によれば、画像形成装置に接続されたオプション機器が、他機種用のものか否かを適切に判断することができ、オプション機器から送信される機種情報に基づき、画像形成装置は、各種の機能設定を同時に行うことができる。又、オプション機器の記憶部に改変加えるような不正な使用にたいし、オプション機器で実現される機能に制限、プロテクトをかけることができる。
以下、本発明の実施形態について図1〜4を参照しつつ説明する。但し、本実施の形態に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定するものではなく単なる説明例にすぎない。尚、本発明は、各種画像形成装置、オプション機器に適用可能であるが、画像形成装置は複合機1を、オプション機器はFAXボード2とした場合を一例として説明する。
まず、図1に基づき、複合機1について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る複合機1の概略構造を示す模型的正面断面図である。
図1に示すように、本実施形態にかかる複合機1は、上部に原稿自動送り装置3が設けられ、その下部の複合機1本体に、原稿読取部4、画像形成部5、シート供給部6、シート搬送路7を備える。又、破線で示すように、複合機1の正面上部に操作パネル8(操作入力部に相当)が備えられる。尚、原稿自動送り装置3もオプション機器の一種である。
前記原稿読取部4は、原稿を読み取り、読み取った原稿の画像データを形成するものである。原稿読取部4内には、露光ランプ、反射板、ミラー、レンズ、CCDセンサ(不図示)等が設けられ、光学的に原稿を走査し、画像データを生成する。又、原稿読取部4の上面にはコンタクトガラス41が設けられ、原稿読取部4は、載置読取用コンタクトガラス41a上に載置される原稿や、原稿自動送り装置3により自動原稿送り用コンタクトガラス41bを接するようにして搬送される原稿を読み取り、画像データを生成する。
前記原稿自動送り装置3は、原稿読取部4に向け自動かつ連続的に原稿を搬送する。原稿自動送り装置3は、原稿載置トレイ31上の原稿を1枚ずつ原稿ピックアップローラ32により、原稿搬送路33に送り出す。そして、複数の原稿搬送ローラ対34は原稿を自動原稿送り用コンタクトガラス41bに接するように搬送する。尚、原稿自動送り装置3は、紙面奥側において支点が設けられ、上方に持ち上げ可能であり、例えば書籍等の原稿を載置読取用コンタクトガラス41aに載せて、1枚ずつ原稿の読み取りが可能である。
前記画像形成部5は、シート搬送路7よって搬送されてきたシートに対して所定の画像形成を行うものである。画像形成部5は、主として、画像形成ユニット51及び画像形成ユニット51のシート搬送方向下流側に設けられる定着部58を備える。
前記画像形成ユニット51は、図1中に示す矢印方向に回転可能に支持された感光体ドラム52、感光体ドラム52の周囲に配設された帯電部53、現像部54、レーザ走査ユニット55、転写ローラ56、クリーニング部57を備える。
前記感光体ドラム52は、画像形成ユニット51の中心に設けられ、所定方向に回転駆動される。帯電部53は、感光体ドラム52の上方に設けられ、感光体ドラム52の表面を所定電位に均一に帯電させる。レーザ走査ユニット55は、帯電部53の上方に設けられ、原稿読取部4で形成された画像データやネットワークにより接続される外部コンピュータ100、相手方FAX装置から送信された画像データに基づき、レーザ光55aをレーザ出力部(不図示)から出力し、感光体ドラム52表面を走査露光して画像情報に応じた静電潜像を形成する。現像部54は、感光体ドラム52の右方に設けられ、感光体ドラム52上の静電潜像にトナーを供給して現像する。感光体ドラム52の下方に設けられる転写ローラ56と感光体ドラム52との間ではニップが形成され、このニップを通過する際、搬送されてきたシートに感光体ドラム52上のトナー像が転写される。クリーニング部57は、転写の終了後、感光体ドラム52の表面に残留するトナーを清掃する。
定着部58は、シートに転写されたトナー像を定着させる。本実施形態における定着部58は、主として加熱ローラ58aと加圧ローラ58bとで構成される。加熱ローラ58aと加圧ローラ58bは圧接してニップを形成し、加熱ローラ58aには、発熱体が内蔵される。そして、トナー像の転写されたシートが、加熱ローラ58aと加圧ローラ58bとのニップを通過することで、トナーが溶融・加熱され、トナー像がシートに定着する。
前記シート供給部6は、画像形成部5にシートを供給する。シート供給部6は、各サイズの用紙等のシートが収納されるカセット61、各カセット61からシートを1枚ずつシート搬送路7に送り出すピックアップローラ62等を備える。例えば、使用者が、操作パネル8で使用するシート(用紙)のサイズを選択し、スタートキー82を使用者が押すと、ピックアップローラ62が回転駆動し、画像形成に必要となるシートが1枚ずつシート搬送路7に供給される。
前記シート搬送路7は、シート供給部6から供給されたシートを、画像形成ユニット51、定着部58を経て排出トレイ71まで搬送する。シート搬送路7には、複数の搬送ローラ対72及び搬送されてくるシートを画像形成部5の手前で待機させ、トナー像形成のタイミングを合わせてシートを送り出すレジストローラ73が設けられる。
前記操作パネル8は、複合機1の正面上方に設けられ、テンキー81、スタートキー82等の入力、設定用の各種キーを備える(図4参照)。そして、操作パネル8は、装置の動作状態や各種メッセージを表示し、又、タッチパネルにより各種設定、モード選択等を行うことができる液晶表示部83を備える。従って、使用者は、操作パネル8から複合機1の動作について操作・設定可能である。
具体的に、使用者は、印刷枚数の設定や、画像形成や画像スキャンの際の拡大・縮小処理、濃度変更処理、枠消し処理等、複合機1の有する機能を設定できる。又、本発明に関し、複合機1でFAX通信を行う場合、操作パネル8の左端に位置するFAX機能キー84を押した後、例えば、相手方のFAX番号をテンキー81から入力したり、液晶表示部83で記憶された相手方を指定したり、送信する原稿の読取、解像度、用紙のサイズ等の設定等を行うことができる。又、例えば、他機種用のFAXボード2が複合機1に接続されている場合、使用できない機能は、液晶表示部83に表示されない、若しくは、タッチパネルで指定しても、何ら反応を示さないように本体制御部15により制御される。
次に、図2に基づき、本発明の実施形態に係るオプション機器が接続された複合機1の構成について説明する。図2は、本発明の実施形態に係るオプション機器として、FAXボード2が接続された複合機1の構成を説明するためのブロック図である。
図2に示すように、本実施形態に係る複合機1は、複合機1内に適宜配される制御基板上に設けられる本体制御部15を有する。この制御部は、複合機1全体の動作を制御し、例えば、メインCPU10、RAM11、ROM12、HDD13、本体側インターフェイス部14等から構成される。
前記メインCPU10は、中央演算処理装置であって、ROM12、HDD13に格納され、RAM11に展開される制御プログラムに基づき複合機1の各部を制御する。前記ROM12は、複合機1の制御用プログラムや制御用データを格納し、メインCPU10が制御用プログラム等を読み出す場合などに用いられる。RAM11は、制御用プログラムを一時的に展開する場合や、画像データを一時的に保存しておく場合などに用いられる。HDD13は、大容量の記憶装置であって、制御用プログラムや制御用データ、原稿読取部4で読み取った画像データや、FAX通信(送受信)での画像データを保存する。
そして、各種制御プログラムをROM12等から読み出して、RAM11上に展開し制御プログラムを駆動させ、メインCPU10が処理、演算することで、複合機1を構成する原稿読取部4、画像形成部5等の各部の動作が的確に制御される。
前記本体側インターフェイス部14は、複合機1に接続されるオプション機器や、ネットワークにより接続されたPC(ユーザ端末)等の外部コンピュータ100とのデータの送受信を行うためなど、複合機と他の機器、装置とのデータの入出力を行うための部分である(接続される外部コンピュータ100は複数台でもよい)。本実施形態では、本体側インターフェイス部14の一部として、FAXボード2用のインターフェイスも設けられており、このインターフェイスにFAXボード2を差し込むと、FAXボード2と複合機1が接続され、データの送受信が可能となる。
前記FAXボード2には、FAXCPU20、RAM21、ROM22(オプション記憶部に相当)、フラッシュメモリ23(オプション記憶部に相当)、画像メモリ24、符号化部25、復号化部26、モデム27、網制御部28、ICチップ29(機種情報制御部に相当)等が設けられ、これらの構成は、データのやり取りを可能とするため、信号線により接続される。尚、FAXボード2には、本体側インターフェイス部14に対応するボード側インターフェイス部2bが設けられ、接続により、FAXボード2は、複合機1(本体制御部15)とデータのやり取りが可能となる。
前記FAXCPU20は、中央演算処理装置であり、ROM22やフラッシュメモリ23に格納され、RAM21に展開される制御プログラムに基づきFAXボード2の各部の動作を制御する。ROM22やフラッシュメモリ23は、FAXボード2の制御用プログラムや各種データ等を記憶し、FAXCPU20が制御用プログラム等を読み出す場合などに用いられる。RAM21は、制御プログラムを一時的に展開する場合や、画像データを一時的に保存しておく場合などに用いられる。そして、例えば、FAXCPU20、RAM21、ROM22、フラッシュメモリ23等で、FAXボード2を制御するためのFAXボード制御部2a(オプション制御部に相当)を構成することができる。このFAXボード制御部2aにより、FAXボード2の動作が制御され、各機能が実現される。
このFAXボード制御部2aは、本体制御部15とのデータのやりとりが可能である。例えば、FAX送信を行うデータを本体制御部15からFAXボード制御部2aが受け取り、FAX送信を行う。一方、FAX受信した画像データをFAXボード制御部2aから本体制御部15に送信し、その画像データを受けて、本体制御部15はその画像データに基づき、印刷出力の制御を行う。
そして、ROM22やフラッシュメモリ23には、オプション機器としてのFAXボード2が実現する各機能を実現するためのプログラムが複数格納される。例えば、指定時間にFAX送信を行うタイマー送信機能や、送信相手方を指定する親展機能や、メモリ転送機能や、Fネット回線対応機能や、受信データの印刷出力において両面印刷を行う機能(両面受信機能)や、2枚の画像データを1枚の画像データに落とし込む機能(2in1受信機能)や、複合機1とネットワークを構成するPCから送信されたデータをFAX送信するネットワークFAX機能、公衆回線を2本装着して2回線に対応できるマルチポート機能など、その他多数のFAX通信における機能を実現するため、FAXボード2を制御するための制御プログラムが複数格納される。
前記画像メモリ24は、原稿読取部4で読み取られた画像データや、外部コンピュータ100から送信されたFAX送信を行う画像データを一時的に保存する。又、受信した相手方FAX装置からの画像データを一時的に保存する。
前記符号化部25は、送信する画像データを規格上(例えばG3規格)定められる方式で、データの圧縮を行う部分である。一方、復号化部26は、相手方FAX装置から受信した画像データは、送信時の符号化によりデータが圧縮されているので、その復号化を行う部分である。
前記モデム27は、FAX送信する場合、符号化部25により符号化された画像データの変調を行い、相手方FAX装置から受信した画像データの復調も行う部分でもある。即ち、モデム27は、画像データを公衆回線(電話回線)により送信するための信号への変換、逆変換を行う。網制御部28は、交換機に対し回線の接続、相手側のFAX番号の通知、切断、通信先等の変更等の処理を行う部分であり、公衆回線に実際に接続される。
前記ICチップ29(機種情報制御部に相当)は、いわゆるワンチップマイコン(ひとつのICチップ29内にCPUからRAM、ROM、各種入出力装置などを搭載した処理装置)であって、本体制御部15及びFAXボード制御部2aと通信可能である。そして、ICチップ29内のメモリには、FAXボード2の接続対象となる複合機1の機種、及び、FAXボード2が実現する機能の情報を含む機種情報が記憶される。
この機種情報は、FAXボード2が対応する複合機1の機種をコードで表した機種コードや、例えば、マルチポート機能や2in1受信機能等、FAXボード2が実現する機能をコードで表した機能コードで表現可能である。従って、例えば、高価格の上位機種用のFAXボード2と低価格の下位機種用のFAXボード2では、接続が予定される複合機1の機種は異なり、又、FAXボード2で実現される機能には差があるから、機種情報は、各FAXボード2のタイプにより異なる。
尚、機種情報には、FAXボード2でファクシミリ通信可能な国又は地域を示す情報、及び、各国又は各地域での行うべきFAXボード2の設定情報からなる地域設定情報が含まれ、ICチップ29はこの地域設定情報を機種情報の1つとして記憶する。
次に、図3及び4に基づき、メインCPU10、FAXCPU20、ICチップ29間のデータの通信及び処理について説明する。図3は、本発明の実施形態に係るメインCPU10、FAXCPU20、ICチップ29間のデータのやり取りを説明するための説明図である。図4は、本発明の実施形態に係る操作パネル8の一例を示す正面図である。
図3に示すように、メインCPU10とFAXCPU20は通信可能である。又、FAXCPU20とICチップ29は、信号線で接続される(図2参照)。従って、ICチップ29とメインCPU10は、FAXCPU20を介してデータの送受信が可能である。尚、メインCPU10とICチップ29間に専用の信号線を設けてもよい。
このような、接続のもと、メインCPU10、FAXCPU20、ICチップ29間のデータ通信について詳細に説明する。
まず、複合機1の電源が投入された場合、メインCPU10は、各オプション機器が接続されているかどうかを確認するための信号を、各オプション機器に向けて送信する(図3中のA信号)。この信号は、本体側、ボード側インターフェイス部14、2bを介し、複合機1に接続されるFAXボード2に向けても送信され、ICチップ29は、FAXCPU20を介し、この信号を受信する。そして、FAXボード2が接続されていることを肯定する信号(ACK信号)を、ICチップ29は、メインCPU10に向けて、FAXCPU20を介し送信する(図3中のB信号)。
従来は、基本的にメインCPU10に対し、FAXCPU20がACK信号を返信していたが、本実施形態では、ICチップ29がその役割を果たす。従って、本実施形態に係るFAXボード2では、ICチップ29が存在しなければ、FAXボード2の接続が認識されない。
メインCPU10は、このACK信号の返信を受け、次にICチップ29に向けて、データ要求信号を発信する(図3中のC信号)。このデータ要求信号は、FAXCPU20を介しICチップ29に到達する。このデータ要求信号を受け、ICチップ29は、メインCPU10に向け、自己が保持する上記した機種情報を送信する(図3中のD信号)。
このICチップ29からの機種情報を受けて、メインCPU10は、複合機1で使用できる機能の設定を行う。具体的には、まず、受信した機種情報(機種コード)に基づき、接続されたFAXボード2が複合機1の接続対象か否かを判断する。言い換えると、FAXボード2が他機種用のものかどうかを認識する。
使用する複合機1用のFAXボード2であるならば、更に、機種情報に含まれるFAXボード2が実現する機能情報(機能コード)を読み取って、複合機1で使用できる機能の設定を行う。例えば、使用する複合機1に対応するFAXボード2が複数種ある場合、それぞれにおいて、各FAXボード2で実現する機能が若干異なる場合や、反対に、FAXボード2側で実現可能であっても複合機1側が対応していない場合も考えられ、複合機1側が対応可能かつFAXボード2が実現可能な機能を使用できるようにメインCPU10は、複合機1の設定を自動的に行う。
その設定の結果は、例えば、操作パネル8の液晶表示部83に、FAXにおいて使用可能な機能が表示され、設定入力が可能とされるというように反映される。又、複合機1とネットワーク接続される外部コンピュータ100(ユーザ端末)上のFAXに関するソフトウェア(管理ソフト、ドライバソフト等)からの設定入力を受け付けるというように反映される。
一方、認識の結果、使用する複合機1用のFAXボード2でない場合、言い換えると、他機種用のFAXボード2である場合、メインCPU10は、FAXボード2の機能を制限する設定を行う。
特に、FAXボード2は、本体側及びボード側のインターフェイス部2b、14が、一般に、規格等により共通している等の理由により、他機種用のFAXボード2が接続されやすい。又、FAXボード2のハード面における構成をほぼ共通化し(メモリ容量に差があるなどの相違はある)、FAXボードに記憶されるプログラムの内容(即ち、機能を実現するための制御プログラムの数や種類)によって、価格設定を行う場合もある。
このような事情により、例えば、以前の機種で使用していたFAXボード2を接続することや、使用者が誤って他機種用のFAXボード2を購入しても、気づかずにそのまま接続できてしまうことがある。そして、FAXの通信規格はある程度定まっていることもあり、他機種用のFAXボード2でも動作してしまうことがある。例えば、下位機種用のFAXボード2が上位機種で動作する場合や、その反対の場合もある。
更に、FAXボード2でのハードウェア構成の共通性は、複合機1の下位機種用のFAXボード2(一般に低価格)のROMやフラッシュメモリを、複合機1の上位機種用のFAXボード2(一般に高価格)の制御プログラム等に書き換えて、下位機種用のFAXボード2を上位機種で使用できるようにするという悪質な改変の一因となっている。
しかし、このような他機種用のFAXボード2の接続や、更に、制御プログラムの改変を受けたFAXボード2の接続は、本来、FAXボード2が有する機能が、的確に実現されない、若しくは、実現されても不正な方法であって、動作も不安定となり得る。
そこで、本実施形態では、接続対象でない他機種用のオプション機器(FAXボード2)が接続されていると判断された場合、例えば、最低限のFAX送受信機能のみだけ確保したり、FAX機能を使用不可としたりして、使用できる機能を制限する。又、機能制限方法としては、機種情報により判断して、接続されているFAXボード2が本来有する機能までは実現させてもよく、その制限の内容は、適宜設定可能である。
しかも、本実施形態では、機種情報は、ICチップ29から本体制御部15に向けて送信され、機種情報がFAXボード2のROM22やフラッシュメモリ23に記憶されるものではないから、ROM22やフラッシュメモリ23の書き換えや交換によっても、複合機1が他機種用のFAXボード2であるか否かの判断は、正確に行われる。又、ICチップ29の付け替えを考慮した場合、本実施形態におけるICチップ29は、いわば専用品といえるものであって、一般に流通する汎用品では代用することができない。従って、従来よりも、プロテクト効果が高いと言える。
そして、他機種用のFAXボード2が接続されたことをメインCPU10が認識し、機能の制限を行った結果は、例えば、複合機1の操作、入力を行うための操作パネル8からのFAX送信に関する操作、入力を受け付けないかたちで反映される。例えば、FAXの送受信機能のみ認め、他の機能の使用を一切認めない制限を加えるならば、図4に示すように、操作パネル8の液晶表示部83に、「他機種用のFAXシステムが接続されています。」「FAXの送受信のみ行えます(機能制限中)。」のようなメッセージを表示させることができる。又、複合機1と接続されるPC上でも同様の表示がされてもよい。
そして、FAXボード2側でも、本体制御部15、メインCPU10から、制限した機能の設定情報を受け取り、設定情報に対応させて、オプション機器で使用される制御プログラムを選択する。例えば、FAXの送受信のみ行えるように制限した場合は、FAXの送受信機能のみを行えるようにFAXCPU20は設定を行う。
尚、ICチップ29から、メインCPU10に向けて機種情報を送信する場合、FAXボード2のROM22やフラッシュメモリ23に格納される各機能を実現させるためのプログラムと、機種情報内の機能コードとの照合の演算を行った上で、照合結果を機種情報とともに本体制御部15に送信するようにしてもよい。この照合を行うことで、例えば、機種情報と照合しない機能は使用可能であっても使用しないといった制限や、あるいは、全ての機種情報と照合できたが、照合できない制御プログラムがその他多数記憶されている場合は、ROM、フラッシュメモリの記憶内容の改変が行われたとして、FAX機能を使用できなくする等、制限をかける際の参考とすることができる。
更に、ICチップ29は、本体制御部15に向けて機種情報を送信する場合、機種情報に暗号化を施すようにしてもよい。これにより、悪意の者による機種情報の解析を困難にすることができる。
次に、図3に戻り、FAXの仕向地ごとの設定について説明する。
特に、FAXボード2においては、各仕向地(国、地域)によって、適切な設定を行う必要がある。これは、各仕向地で、規格や電話線に流れる信号の電力レベルや電圧の仕様が異なる点や、又、各仕向地での特有の公衆回線サービス(例えば、日本では、NTTによるFネット)に対応できるようにするためである。
そこで、本実施形態では、例えば、操作パネル8から複合機1が使用される仕向地の設定を行うことができる。この仕向地(国又は地域)のうち実際に使用される国又は地域を示す使用地域情報は、本体制御部15からFAXボード制御部2aに送信される(図3中のE信号)。
この使用地域情報を受けた場合、FAXボード制御部2aは、FAXボード2によってファクシミリ通信可能な国又は地域を示す情報、及び、各国又は各地域でのFAXボード2の設定情報を含む地域設定情報をICチップ29から受け取る(図3中のF信号)。
ここで、地域設定情報にファクシミリ通信可能な国又は地域を示す情報が含まれるのは、例えば、FAXボード2が北米仕様、欧州仕様というように、ある程度仕向地が限定されて、製造、出荷される場合もあり得るからである。そして、機種情報に各国又は各地域でのFAXボード2の設定情報が含まれるのは、その情報に基づき、FAXボード2の機能設定を自動的に行うためである。
このように、自動的にFAXボード2の設定を、ICチップ29からの地域設定情報に基づき自動的に行うことで、使用者等は、各仕向地に対応させる複雑なFAXボード2の設定をしなくてよくなる。即ち、使用者の利便性が向上する。
尚、各仕向地での自動設定は、接続されたFAXボード2が他機種用でも、例えば、最低限、FAXの送受信のみは、複合機1の使用国、使用地域で行えるように設定することも可能ではある(他機種用のFAXボード2のICチップ29に地域設定情報が記憶されている、若しくは、HDD13等の本体側に別途地域設定情報を記憶しておく。)。
しかし、機種情報を本体制御部15が確認した結果、接続対象でないFAXボード2が接続されていると判断した場合、本体制御部15及びオプション制御部は、FAX通信機能を使用不可とするようにしてもよい。
尚、「接続対象でない」とは、他機種用のFAXボード2が接続されただけではなく、仕向地が異なるFAXボード2も含むようにとしてもよい。例えば、日本仕様のFAXボード2を、北米やアフリカ等、他の地域、国で使用しようとしても、規格等に一部適合することができない場合もある。この場合、たとえ、FAX通信を行えたとしても、規格上適合しないものとなり、最悪の場合は、FAXボード2や複合機1に故障、破壊が生じてしまうことも考えられる。そこで、本実施形態では、FAXボード制御部2aは、FAX通信機能を使用不可とすることもできる。
このようにして、本実施形態の構成によれば、オプション機器(例えば、FAXボード2)は、オプション機器が対応する画像形成装置(複合機1)の機種や実現する機能の情報である機種情報を記憶し、本体側制御部と通信を行う機種情報制御部(ICチップ29)を有するから、機種情報制御部から画像形成装置の本体に向けて機種情報を送信することで、接続されたオプション機器が、その画像形成装置用のオプション機器であるかを容易に認識することができる。又、機種情報にはオプション機器の実現する機能情報も含まれているから、機種情報に基づき、画像形成装置で使用できる機能の設定を画像形成装置が自動で行うことができる。更に、オプション機器を制御するための制御プログラムとは別に、機種情報が記憶されるから、オプション記憶部の書換、交換等によって他機種用のオプション機器を画像形成装置に使用可能とする行為を防ぐことができる。即ち、プロテクトをかけることができる。
又、画像形成装置に接続されたオプション機器が、他機種用のものと判断される場合、使用できる機能を制限するから、例えば、必要最低限の機能のみを使用可能とする制限をかけることが可能となる。具体的には、下位機種用の低価格のオプション機器に改変を加え、上位機種用のオプション機器として使用する行為がなされたとしても、上位機種用のオプション機器でのみ実現される機能の利用を防ぐことができる。又、他機種用のオプション機器を誤って購入した使用者が、そのオプション機器を画像形成装置に接続しても制限付きではあるが、とりあえずオプション機器の機能を利用可能とすることができる。
又、オプション機器からの機種情報に基づき、オプション機器の機能設定を自動的に行った結果、利用できない機能に対して操作・入力を行えないようにすることができる。又、機種情報に基づき、本体制御部15での機能自動設定の結果をオプション機器側に反映させることができる。即ち、オプション機器側での設定も自動的に行うことができる。
又、オプション記憶部(ROM22、フラッシュメモリ23等)に記憶されるプログラムと機種情報の照合を行うので、機種情報の正確性を確認することができる。又、制御プログラムが記憶されるオプション記憶部に改変があったことも認識することができる。例えば、オプション記憶部に改変があった場合、オプション機器により実現される機能を全く使用できないという制限もかけることができる。
又、機種情報に暗号化を施して、機種情報の送信を行うから、オプション機器に対する改変のための機種情報の解析を困難なものとすることができる。又、オプション機器のうち、FAXボード2は、特に、各機種で基本的なハードウェア構成が共通し、装置本体の基板への差込部分も規格上統一されている等の理由により、他のオプション機器よりも他機種用のFAXボード2が画像形成装置に比較的接続し易いが、この他機種用のFAXボード2の接続に対し、制限をかけることができる。
又、FAXボード2では、仕向地において、電話線に流れる信号の電力レベルや電圧の仕様など、ファクシミリ通信における各国での規格の違いに対応して、様々な設定を行う必要があるが、機種情報制御部からの情報により、FAXボード2の設定を自動的に行うことができる。又、場合により、不適合なFAXボード2では、各国の規格上に沿った通信を行えない場合があり、このような場合、使用不可とすることができる。
又、オプション機器として、本発明を捉えれば、オプション機器は、オプション機器の接続の対象となる画像形成装置や、オプション機器で実現される機能に関する機種情報を本体側制御部に向けて送信可能であり、自動的にオプション機器や画像形成装置の設定や機能制限を行えるオプション機器を提供することができる。又、オプション機器のメモリ等に対する不正な改変にも強く、不正なオプション機器の使用を防止可能なオプション機器を提供することができる。
以下、別実施形態について説明する。上述の実施形態では、オプション機器を装着した複合機1について示したが、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等のオプション機器が用意される画像形成装置に適用することができる。尚、カラーの画像形成装置でも、本発明は適用できる。
又、上述の実施形態では、オプション機器として、主に、FAXボード2を例に挙げ説明したが、使用対象機種が定められ、制御部を有し、本体制御部15と通信を行うオプション機器であれば、本発明を適用することができる。例えば、オプション機器としては、後処理装置(フィニッシャ)、大容量給紙デッキ、マルチトレイ、ペーパーフィーダ、両面ユニット、ネットワークボード、セキュリティキット等に適用可能である。
又、本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、複写機、複合機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置等及びこれに使用するオプション機器に利用可能である。
本発明の実施形態に係る複合機の概略構造を示す模型的正面断面図である。 本発明の実施形態に係るオプション機器として、FAXボードが接続された複合機の構成を説明するためのブロック図である。 本発明の実施形態に係るメインCPU、FAXCPU、ICチップ間のデータのやり取りを説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る操作パネルの一例を示す正面図である。
符号の説明
1 複合機(画像形成装置) 20 FAXCPU(オプション制御部)
10 メインCPU(本体制御部) 22 ROM(オプション記憶部)
15 本体制御部 23 フラッシュメモリ(オプション記憶部)
2 FAXボード 29 ICチップ(機種情報制御部)
2a FAXボード制御部(オプション制御部) 8 操作パネル(操作入力部)

Claims (10)

  1. 機能追加又は拡張のためのオプション機器が接続された画像形成装置において、
    装置本体側には、装置本体の動作を制御する本体制御部が備えられ、
    前記オプション機器には、
    前記本体制御部と通信可能であるとともに、前記オプション機器の動作を制御するオプション制御部と、
    前記オプション機器の動作を制御するための複数のプログラムが格納されるオプション記憶部と、
    前記オプション機器の接続対象となる装置の機種、及び、前記オプション機器が実現する機能の情報を含む機種情報を記憶し、前記本体制御部及び前記オプション制御部と通信可能である機種情報制御部とが備えられ、
    前記機種情報制御部は、前記本体制御部に向け前記機種情報を送信し、
    前記本体制御部は、受信した前記機種情報に基づき、装置で使用できる機能の設定を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記本体制御部は、受信した前記機種情報に基づき、接続された前記オプション機器が他機種用のものかどうかを判断し、他機種用のオプション機器が接続されていると判断した場合、使用できる機能を制限することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 装置の操作、入力を行うための操作入力部を有し、
    前記本体制御部は、他機種用のオプション機器が接続されていると判断した場合、制限した機能についての前記操作入力部への操作、入力を受け付けないことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記オプション制御部は、前記本体制御部から機能の設定情報を受け取り、前記設定情報に対応させて使用するプログラムを選択することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記機種情報制御部は、前記本体制御部に前記機種情報を送信する場合、前記オプション記憶部に記憶されるプログラムを確認し、そのプログラムで実現される機能が前記機種情報と対応するか否かを照合し、照合結果を前記機種情報とともに前記本体制御部に送信することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記機種情報制御部は、前記本体制御部に向けて前記機種情報を送信する場合、前記機種情報に暗号化を施すことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記オプション機器は、装置からファクシミリ通信を行うためのFAXボードであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記機種情報制御部は、前記FAXボードによりファクシミリ通信可能な国又は地域を示す情報、及び、各国又は各地域での前記FAXボードの設定情報を含む地域設定情報を前記機種情報として記憶し、
    前記本体制御部は、前記オプション制御部に向けて、画像形成装置を使用する国又は地域を示す使用地域情報を送信可能であって、
    前記オプション制御部は、前記本体制御部から前記使用地域情報を受けた場合、前記機種情報制御部から前記地域設定情報を受け取り、前記FAXボードの設定を自動で行うことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記本体制御部が、接続対象でないFAXボードが接続されていると判断した場合、
    前記本体制御部及び/又は前記オプション制御部は、FAX通信機能を使用不可とすることを特徴とする請求項7又は8記載の画像形成装置。
  10. 機能追加又は拡張のため画像形成装置に接続されるオプション機器において、
    前記オプション機器の動作を制御するオプション制御部と、
    前記オプション機器の動作を制御するための複数のプログラムが格納されるオプション記憶部と、
    前記オプション機器の接続対象となる装置の機種、及び、前記オプション機器が実現する機能の情報を含む機種情報を記憶する機種情報制御部とが備えられ、
    前記機種情報制御部は、受信した機種情報に基づき、画像形成装置で使用できる機能の設定を行うことができるように、画像形成装置の制御部に向けて機種情報を送信することを特徴とするオプション機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016005894A (ja) * 2014-05-29 2016-01-14 セイコーエプソン株式会社 印刷装置

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