JP2009088170A - 半導体ウエハ加工装置 - Google Patents

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【課題】半導体ウエハの加工能率を向上させながら、洗浄装置の異常停止に起因する歩留まりの低下を抑制することが可能な半導体ウエハ加工装置を提供する。
【解決手段】この半導体ウエハ加工装置は、複数の半導体ウエハ100を同時に研磨する研磨装置2と、その研磨装置2で研磨された半導体ウエハ100を洗浄する洗浄装置4と、研磨装置2から洗浄装置4へ研磨後の複数の半導体ウエハ100を同時に搬送する搬送装置6とを備える。搬送装置6は、純水中に漬かるように研磨後の半導体ウエハ100を収容する一対の搬送槽32,32を含み、各搬送槽32は、研磨装置2で一度に処理される最大数の半導体ウエハ100を収容可能な収容量を有する。そして、この半導体ウエハ加工装置では、洗浄装置4が異常停止したときに研磨装置2で処理中の半導体ウエハ100を研磨後に一対の搬送槽32,32のうち一方の搬送槽32内に貯留する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体ウエハ加工装置に関するものである。
従来、半導体ウエハの製造工程及び加工工程では、インゴットから切り出されたウエハ基板に対してラッピング、エッチング、粗研磨、鏡面研磨の各工程が行われた後、洗浄工程が行われ、半導体ウエハ表面の高清浄化が図られている。このような半導体ウエハの製造加工工程において、前記各研磨工程から前記洗浄工程に至る工程を行うための装置の一例が下記の特許文献1に開示されている。
この特許文献1には、半導体ウエハの表面研磨を行う研磨装置と、研磨後の半導体ウエハの最終洗浄を行う洗浄装置と、これら研磨装置と洗浄装置の間に介在し、研磨装置から洗浄装置へ研磨後の半導体ウエハを搬送するウエハ搬送部とを備えた半導体ウエハ加工装置が開示されている。この半導体ウエハ加工装置では、前記研磨装置において半導体ウエハが1枚ずつ研磨されるとともに、前記ウエハ搬送部において搬送機構が前記研磨装置と前記洗浄装置の間を直線的に往復移動して研磨後の半導体ウエハを1枚ずつ前記洗浄室へ搬送し、その洗浄装置において前記研磨後の半導体ウエハが1枚ずつ洗浄されるようになっている。
ところで、前記研磨装置における研磨工程では、半導体ウエハの表面に研磨剤や研磨屑、金属不純物等の汚染物質が付着する。そして、前記ウエハ搬送部での搬送中に半導体ウエハの表面が乾燥すると、前記汚染物質が半導体ウエハの表面に固着し、後に前記洗浄装置で半導体ウエハを洗浄したとしてもその汚染物質を除去することが困難になる。
そこで、この特許文献1の半導体ウエハ加工装置では、液体を満たすウエハ保持用トレーをウエハ搬送部の搬送機構に設け、前記研磨後の半導体ウエハをそのトレー内で液体中に浸漬させた状態で洗浄装置側へ搬送することにより、半導体ウエハの搬送中の乾燥によって前記汚染物質が半導体ウエハに固着して洗浄工程で除去しにくくなるのを防いでいる。
特開2001−313278号公報
上記特許文献1に示された半導体ウエハ加工装置では、1枚ごとに半導体ウエハの研磨、搬送、洗浄を行っているため、半導体ウエハの加工能率を向上させることが困難であるという問題点がある。
この問題点を解消するためには、研磨装置で同時に複数の半導体ウエハを研磨するとともに、その同時に研磨された複数の半導体ウエハをウエハ搬送部によって同時に洗浄装置へ搬送し、洗浄装置でそれらの半導体ウエハを洗浄することにより半導体ウエハの加工能率を向上させる構成も考えられる。
しかしながら、この構成において、ウエハ搬送部のウエハ保持用トレーに半導体ウエハが残っている状態で洗浄装置が不具合等により異常停止した場合には、多くの不良品の半導体ウエハが生じ、歩留まりが低下する虞がある。すなわち、ウエハ搬送部のウエハ保持用トレーに半導体ウエハが残っている状態で洗浄装置が異常停止すると、そのとき研磨装置で研磨しかかっている半導体ウエハの行き場がなく、研磨後に放置されることとなり、その半導体ウエハに前記汚染物質が固着して不良品となる。そして、この構成では、研磨装置で複数の半導体ウエハを同時に研磨していることに起因して、それらの半導体ウエハが全て不良品となる虞があり、多くの不良品の半導体ウエハが生じることになる。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、半導体ウエハの加工能率を向上させながら、洗浄装置の異常停止に起因する歩留まりの低下を抑制することが可能な半導体ウエハ加工装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明による半導体ウエハ加工装置は、半導体ウエハの研磨を行った後、その半導体ウエハの洗浄を行う半導体ウエハ加工装置であって、複数の前記半導体ウエハを同時に研磨する研磨装置と、その研磨装置で研磨された前記半導体ウエハを洗浄する洗浄装置と、前記研磨装置と前記洗浄装置の間に介在し、前記研磨装置から前記洗浄装置へ研磨後の前記複数の半導体ウエハを同時に搬送する搬送装置と、前記研磨装置、前記洗浄装置及び前記搬送装置の動作を制御する制御装置とを備え、前記搬送装置は、液体を内部に収容するとともにその液体中に漬かるように研磨後の前記半導体ウエハを収容する一対の搬送槽と、前記研磨装置から前記研磨後の半導体ウエハを受け取る受け取り位置と前記洗浄装置へ前記研磨後の半導体ウエハを受け渡す受け渡し位置との間で前記一対の搬送槽を互いに入れ替えるように移動させる搬送槽移動機構と、前記一対の搬送槽のうち前記受け取り位置にある搬送槽内に前記研磨装置から受け取った前記研磨後の半導体ウエハを装入する装入装置と、前記一対の搬送槽のうち前記受け渡し位置にある搬送槽内から前記研磨後の半導体ウエハを取り出して前記洗浄装置へ受け渡す取出装置とを含み、前記一対の搬送槽は、合計で少なくとも前記研磨装置で一度に処理される最大数の前記半導体ウエハを収容可能な収容量を有し、前記制御装置は、前記洗浄装置が異常停止したときに前記研磨装置で処理中の前記半導体ウエハを研磨後に前記装入装置によって前記一対の搬送槽のうち少なくとも一方に装入させて貯留させる。
この半導体ウエハ加工装置では、複数の半導体ウエハを研磨装置で同時に研磨するとともに、その研磨後の複数の半導体ウエハを搬送装置で同時に洗浄装置へ搬送するので、従来のように半導体ウエハ1枚ごとに研磨、搬送、洗浄を行う場合に比べて半導体ウエハの加工能率を向上させることができる。
また、この半導体ウエハ加工装置では、搬送装置において一対の搬送槽を前記受け取り位置と前記受け渡し位置との間で互いに入れ替えながら半導体ウエハを搬送させるので、1つの搬送槽を受け取り位置と受け渡し位置の間で往復移動させて半導体ウエハを搬送させる場合に比べて半導体ウエハの搬送効率を向上させることができる。これにより、半導体ウエハ加工装置全体としての半導体ウエハの加工能率をより向上させることができる。
さらに、この半導体ウエハ加工装置では、洗浄装置が異常停止したときに研磨装置で処理中の半導体ウエハを研磨後に搬送装置の搬送槽内の液体中で貯留することができるため、洗浄装置が異常停止したときに研磨装置で処理中の複数の半導体ウエハがその後乾燥するのを防ぐことができ、それらの半導体ウエハに研磨剤や研磨屑、金属不純物等の汚染物質が固着するのを防ぐことができる。その結果、洗浄装置の異常停止に起因して多くの不良品の半導体ウエハが生じるのを防ぐことができ、歩留まりの低下を抑制することができる。従って、この半導体ウエハ加工装置では、半導体ウエハの加工能率を向上させながら、洗浄装置の異常停止に起因する歩留まりの低下を抑制することができる。
上記半導体ウエハ加工装置において、前記各搬送槽は、前記研磨装置で一度に処理される最大数の前記半導体ウエハを収容可能な収容量をそれぞれ有し、前記制御装置は、前記洗浄装置が異常停止したときに前記研磨装置で処理中の前記半導体ウエハを研磨後に前記装入装置によって前記一対の搬送槽のうち一方の搬送槽内に装入させて貯留させるのが好ましい。
洗浄装置が異常停止したときに研磨装置で処理中の複数の半導体ウエハを一対の搬送槽に分けて貯留する場合には、異常停止した洗浄装置の動作が再開されたときに両搬送槽を受け取り位置と受け渡し位置との間で移動させて各搬送槽に貯留された半導体ウエハをそれぞれ洗浄装置へ受け渡す制御を行う必要がある。これに対して、上記構成では、異常停止した洗浄装置の動作が再開されたときに一方の搬送槽からのみ貯留されていた半導体ウエハを取り出して洗浄装置へ受け渡せばよいので、上記のように各搬送槽に分けて半導体ウエハを貯留する場合に比べて洗浄装置の動作が再開されたときに前記貯留されていた半導体ウエハを洗浄装置へ受け渡す制御を簡略化することができる。
上記半導体ウエハ加工装置において、前記搬送装置は、前記各搬送槽を前記受け取り位置と前記受け渡し位置でそれぞれ位置決めするための位置決め装置を含むのが好ましい。
このように構成すれば、位置決め装置により各搬送槽を前記受け取り位置と前記受け渡し位置で正確に位置決めすることができ、位置ずれに起因する搬送槽内への半導体ウエハの装入ミスや搬送槽内からの半導体ウエハの取り出しミスの発生を防ぐことができる。
上記半導体ウエハ加工装置において、前記搬送槽移動機構は、前記一対の搬送槽をともに支持する旋回体と、前記受け取り位置と前記受け渡し位置の間に位置する軸を中心として前記受け取り位置と前記受け渡し位置との間で前記一対の搬送槽を互いに入れ替えるように前記旋回体を回転させる旋回機構とを含むのが好ましい。
このように構成すれば、旋回体を回転させるだけで前記受け取り位置と前記受け渡し位置との間で一対の搬送槽を互いにかつ同時に入れ替えることができるので、搬送槽移動機構に一対の搬送槽をそれぞれ移動させるための駆動体を個別に設ける場合に比べて搬送槽移動機構の構成を簡素なものとすることができる。
上記半導体ウエハ加工装置において、前記研磨装置は、前記研磨後の半導体ウエハを当該研磨装置から前記搬送装置へ水平方向に搬出する搬出装置を有し、前記洗浄装置は、前記搬送装置によって搬送された前記研磨後の半導体ウエハをその搬送装置内に水平方向に進出して受け取った後、当該洗浄装置内に水平方向に搬入する搬入装置を有し、前記装入装置は、前記搬出装置により前記研磨装置から搬出された前記研磨後の半導体ウエハを把持して受け取った後、前記受け取り位置にある搬送槽内に上方から下方へ向かって装入する装入機構を有し、前記取出装置は、前記受け渡し位置にある搬送槽内の前記研磨後の半導体ウエハを把持して上方に取り出した後、前記洗浄装置から前記搬送装置内に進出している前記搬入装置に受け渡す取出機構を有するのが好ましい。
このように構成すれば、研磨装置から搬送装置が半導体ウエハを受け取る部分の構造と研磨装置から洗浄装置へ半導体ウエハを受け渡す部分の構造を構成することができる。
上記半導体ウエハ加工装置において、前記搬送装置は、前記受け取り位置にある前記搬送槽内に前記液体を充填する液体充填装置を含むのが好ましい。
搬送槽内の液体は、その中に漬けられる半導体ウエハに付着した汚染物質によって汚れてくるため、入れ替えが必要となるが、上記の構成によれば、搬送槽が前記受け取り位置に配置されたときにその搬送槽内に液体充填装置によってきれいな液体を充填することができ、使用者が搬送槽内の液体を入れ替える場合と異なり、使用者の作業負担を増大させることなく、搬送槽内の液体をきれいな状態に保つことができる。
この場合において、前記液体充填装置は、前記受け取り位置にある前記搬送槽内にその底部付近から前記液体を導入するとともにその搬送槽の上部から前記液体をオーバーフローさせることによってその搬送槽内に前記液体を充填する導入部を有するのが好ましい。
このように構成すれば、搬送槽内に底部から導入されてその搬送槽の上部からオーバーフローする液体の流れができるため、その液体の流れによって搬送槽内に残留する前記汚染物質を搬送槽の外部へ効果的に排出することができる。このため、搬送槽内の液体をよりきれいな状態に保つことができる。
上記半導体ウエハ加工装置において、前記搬送装置は、前記受け渡し位置において前記搬送槽内の前記液体を排出するための切換操作を行い、その搬送槽が前記受け渡し位置から前記受け取り位置へ移動する過程でその搬送槽から前記液体を排出させる液体排出装置を含むのが好ましい。
このように構成すれば、搬送槽の移動と搬送槽からの液体の排出を並行して行うことができるので、搬送槽が受け取り位置へ移動した後に液体を排出させる場合に比べて半導体ウエハの搬送効率をさらに向上させることができる。このため、半導体ウエハ加工装置における半導体ウエハの加工能率をさらに向上させることができる。
この場合において、前記搬送装置は、前記搬送槽が前記受け渡し位置から前記受け取り位置へ移動する経路に沿ってその搬送槽から排出される前記液体を受ける排液受部を含むのが好ましい。
このように構成すれば、搬送槽の移動過程で排出される液体を排液受部によって受けてその液体が搬送装置の外部へ漏出するのを防ぐことができる。
上記半導体ウエハ加工装置において、前記制御装置は、異常停止していた前記洗浄装置の動作が再開されたことに応じて、前記半導体ウエハが貯留された前記搬送槽を前記搬送槽移動機構により前記受け渡し位置へ移動させるとともに、前記取出装置によりその搬送槽内に貯留された前記半導体ウエハを貯留された順番で取り出させて前記洗浄装置へ渡させるのが好ましい。
このように構成すれば、洗浄装置の異常停止中に搬送槽に貯留された半導体ウエハが同じ順番で洗浄装置の動作が再開された後に洗浄装置へ受け渡されるので、洗浄装置の異常停止に起因して半導体ウエハの加工順番が狂うのを防ぐことができる。
上記半導体ウエハ加工装置において、前記搬送装置は、当該搬送装置内における前記研磨後の半導体ウエハの汚染を防ぐための汚染防止機構を含み、この汚染防止機構は、前記一対の搬送槽、前記搬送槽移動機構、前記装入装置及び前記取出装置を収容するクリーンブースと、このクリーンブース内に清浄な空気を導入するためのクリーンフィルタユニットと、前記クリーンブース内における前記研磨後の半導体ウエハの帯電を防ぐための除電装置と、前記クリーンブース内から空気を排出するための排気装置とを有するのが好ましい。
このように構成すれば、クリーンブース内の清浄な空気中で半導体ウエハの搬送及び貯留を行うことができるとともに、除電装置により半導体ウエハの帯電を防止してダストの引き寄せを抑制することができる。これにより、搬送装置での搬送過程及び貯留過程において半導体ウエハの表面が汚染されるのを防ぐことができる。
以上説明したように、本発明によれば、半導体ウエハの加工能率を向上させながら、洗浄装置の異常停止に起因する歩留まりの低下を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態による半導体ウエハ加工装置の全体構成を概略的に示した図である。図2は、図1に示した半導体ウエハ加工装置の搬送装置6内を上方から見た図であり、図3は、搬送装置6内を側方から見た図である。ただし、図2では、装入装置36、取出装置38、支柱49及びアーム部49a,49bを省略している。図4は、図3中の搬送槽32近傍の構造を拡大して示した図であり、図5は、液体充填装置44により搬送槽32内に純水を充填する際の状態を示した図であり、図6は、搬送槽32と液体充填装置44の導入部44bを示した縦断面図である。まず、図1〜図6を参照して、本発明の一実施形態による半導体ウエハ加工装置の構成について説明する。
本実施形態による半導体ウエハ加工装置は、半導体ウエハ100の表面研磨を行った後、その半導体ウエハ100の洗浄を行うものである。この半導体ウエハ加工装置は、図1に示すように、研磨装置2と、洗浄装置4と、搬送装置6と、制御装置8とを備えている。
前記研磨装置2は、半導体ウエハ100の表面研磨を行うものであり、複数(本実施系形態では4枚)の半導体ウエハ100を同時に表面研磨できるように構成されている。
具体的には、この研磨装置2は、供給ロボット12と、ステージ14と、1次研磨テーブル16と、2次研磨テーブル18と、3次研磨テーブル20と、図略の複数の回転ドラムと、搬出ロボット22とを備えている。
前記供給ロボット12は、研磨前の供給カセット23から半導体ウエハ100を1枚ずつ取り出して4枚1組となるように前記ステージ14上に載せるものである。
前記1次研磨テーブル16は、前記図略の回転ドラムによって回転させられた半導体ウエハ100が押し付けられることによりその半導体ウエハ100の表面の粗研磨を行うためのものである。この1次研磨テーブル16は、その上面を覆う研磨布を有しており、その研磨布に研磨剤が塗布される。研磨剤は、アルカリ液と砥粒とを混合させたスラリー状のものであり、この研磨剤のアルカリ成分によるエッチング作用と砥粒による機械的な研磨とによって半導体ウエハ100の表面研磨が行われる。
前記2次研磨テーブル18は、半導体ウエハ100の表面の中仕上げ研磨を行うためのものであり、前記3次研磨テーブル20は、半導体ウエハ100の表面の最終仕上げ研磨を行うためのものである。これら2次研磨テーブル18及び3次研磨テーブル20は、前記1次研磨テーブル16とほぼ同様に構成されている。ただし、2次研磨テーブル18で用いられる研磨剤中の砥粒は、前記1次研磨テーブル16で用いられる研磨剤中の砥粒に比べて細かく、3次研磨テーブル20で用いられる研磨剤中の砥粒は、前記2次研磨テーブル18で用いられる研磨剤中の砥粒に比べてさらに細かくなっている。これにより、1次研磨テーブル16から2次研磨テーブル18を経て3次研磨テーブル20へ行くに従って半導体ウエハ100の表面が段階的に鏡面に仕上られるようになっている。
前記図略の複数の回転ドラムは、半導体ウエハ100を研磨時に回転させるものである。各回転ドラムの下部には、半導体ウエハ100を貼り付けるための取着部が設けられている。回転ドラムは、前記ステージ14上に載せられた4枚の半導体ウエハ100の上面に対して自らの取着部を押し付けることによりその取着部に半導体ウエハ100を貼り付けるように構成されている。
そして、回転ドラムは、半導体ウエハ100を貼り付けた状態で前記1次研磨テーブル16上に移動し、その1次研磨テーブル16の研磨剤が塗布された研磨布に半導体ウエハ100の下面を押し付けながら回転させることにより半導体ウエハ100の粗研磨を行う。その後、回転ドラムは、2次研磨テーブル18上で同様にして半導体ウエハ100の中仕上げ研磨を行った後、3次研磨テーブル20上で同様にして半導体ウエハ100の最終仕上げ研磨を行い、前記ステージ14上に戻る。このステージ14上において、回転ドラムの取着部から研磨後の4枚の半導体ウエハ100が剥がされて置かれる。
前記ステージ14上で半導体ウエハ100が貼り付けられる工程、1次研磨テーブル16、2次研磨テーブル18及び3次研磨テーブル20での各研磨工程、半導体ウエハ100が剥がされて前記ステージ14上に置かれる工程が複数の回転ドラムのそれぞれによって順番に行われ、それら各工程が各回転ドラムで並行して行われる。
すなわち、本実施形態による研磨装置2では、前記供給ロボット12によってステージ14上に載せられる4枚の半導体ウエハ100と、1次研磨テーブル16上で研磨される4枚の半導体ウエハ100と、2次研磨テーブル18上で研磨される4枚の半導体ウエハ100と、3次研磨テーブル20上で研磨される4枚の半導体ウエハ100と、研磨後にステージ14上に置かれる4枚の半導体ウエハ100の合計20枚の半導体ウエハ100が同時に処理される。
前記搬出ロボット22は、前記回転ドラムから剥がされて前記ステージ14上に置かれた4枚の研磨後の半導体ウエハ100を1枚ずつ前記搬送装置6へ搬出するものである。この搬出ロボット22は、本発明の搬出装置の概念に含まれるものである。搬出ロボット22は、半導体ウエハ100を把持する把持部22aを有しており、その把持部22aによって半導体ウエハ100の周縁部を把持して半導体ウエハ100を前記搬送装置6へ搬出する。
この際、搬出ロボット22は、把持部22aにより前記ステージ14上の半導体ウエハ100を持ち上げた後、前記搬送装置6側へ向きを変えるとともに把持部22aをその軸回りに回動させて水平に寝ていた半導体ウエハ100を鉛直に立てた状態とし、その状態で把持部22a及び半導体ウエハ100を前記搬送装置6内へ水平方向に進出させて半導体ウエハ100を搬出する。
なお、研磨装置2と搬送装置6との間を仕切る隔壁3には、シャッタ3aによって開閉される開口部3bが設けられている。この開口部3bは、搬送装置6への半導体ウエハ100の搬出が行われるときのみ開放されて前記把持部22a及び半導体ウエハ100がその開口部3bを通じて搬送装置6内に進出し、それ以外のときは開口部3bは閉じられて研磨装置2内の空間と搬送装置6内の空間との間が遮断されるようになっている。
前記洗浄装置4は、前記研磨装置2で研磨された後、前記搬送装置6によって搬送される研磨後の半導体ウエハ100を洗浄するものである。この洗浄装置4は、搬入ロボット24(図3参照)を有している。
この搬入ロボット24は、本発明の搬入装置の概念に含まれるものであり、前記搬送装置6によって搬送されてきた半導体ウエハ100を洗浄装置4内へ搬入するものである。また、搬入ロボット24は、半導体ウエハ100を把持する把持部24aを有しており、その把持部24aによって半導体ウエハ100の周縁部を把持して半導体ウエハ100を洗浄装置4内に搬入する。
この際、搬入ロボット24は、把持部24aを水平方向に搬送装置6内に進出させ、その把持部24aにより搬送装置6の後述する取出装置38の把持部38bによって鉛直に立てられた姿勢で把持された半導体ウエハ100を受け取る。その後、把持部24a及び半導体ウエハ100が洗浄装置4内に退避することによって、洗浄装置4内に半導体ウエハ100が搬入される。洗浄装置4内では、搬入された半導体ウエハ100が各種洗浄工程を経て高度に清浄化された後、図略の収納カセットに加工順番に従って収納されるようになっている。
なお、洗浄装置4と搬送装置6との間を仕切る隔壁5には、シャッタ5aによって開閉される開口部5bが設けられている。この開口部5bは、洗浄装置4内への前記半導体ウエハ100の搬入が行われるときのみ開放されて前記把持部44a及び半導体ウエハ100がその開口部5bを通じて進退移動し、それ以外のときは開口部5bは閉じられて洗浄装置4内の空間と搬送装置6内の空間との間が遮断されるようになっている。
前記搬送装置6は、前記研磨装置2と前記洗浄装置4の間に介在し、その研磨装置2から洗浄装置4へ研磨後の複数(本実施形態では4枚)の半導体ウエハ100を同時に搬送するものである。この搬送装置6は、図1〜図3に示すように、一対の搬送槽32,32と、搬送槽移動機構34と、位置決め装置35と、装入装置36と、取出装置38と、液体排出装置40と、排液受部42と、液体充填装置44と、汚染防止機構46とを備えている。
前記一対の搬送槽32,32は、純水を内部に収容するとともにその純水中に漬かるように前記研磨後の半導体ウエハ100を収容するものである。なお、純水は、本発明における液体の概念に含まれるものである。本実施形態の搬送装置6では、前記研磨後の半導体ウエハ100をこの搬送槽32内に収容した状態で前記洗浄装置4側へ搬送するようになっている。
各搬送槽32は、図4〜図6に示すように、上部が開口した箱形に形成されており、その上部の開口を通じて半導体ウエハ100が装入され、その内部に複数の半導体ウエハ100が鉛直に立てられた姿勢で間隔をあけて収容される。搬送槽32内には、3つの支持部材33が設けられており、各支持部材33により立直状態の半導体ウエハ100の周縁部の下端中央位置と両側部の上下方向中心位置からわずかに下側の位置とがそれぞれ支持される。これにより、搬送槽32内で半導体ウエハ100が純水中に漬かった状態で保持される。
また、各搬送槽32は、前記研磨装置2で一度に処理可能な最大数の半導体ウエハ100、すなわち本実施形態では20枚の半導体ウエハ100を収容可能な収容量を有している。ただし、通常の搬送時には、各搬送槽32に前記研磨装置2で同一の回転ドラムに貼り付けられて同時に研磨される4枚の半導体ウエハ100が収容されて搬送される。
前記研磨装置2では、その研磨工程において研磨剤や研磨屑、金属不純物等が付着しており、半導体ウエハ100は研磨された後、それらの汚染物質を付着した状態で搬送装置に運ばれてくる。半導体ウエハ100に研磨剤が長時間付着していると、研磨剤中のアルカリ成分によってエッチングが進行する虞がある。また、研磨剤中の砥粒、研磨屑、金属不純物等は、半導体ウエハ100の搬送中に乾燥して固着し、後の洗浄装置4による洗浄でも除去できなくなる虞がある。そこで、本実施形態では、上記のように搬送槽32内で半導体ウエハ100を純水中に漬けた状態で搬送することにより、前記アルカリ成分によるエッチングの進行を抑制するとともに、半導体ウエハ100の乾燥を防ぎ、前記汚染物質の固着を抑制するようになっている。
また、搬送槽32は、その内部に収容された半導体ウエハ100の金属汚染を防ぐために樹脂製である。また、搬送槽32の上縁32aは略水平方向に延びているとともにのこぎり歯状に形成されている。これにより、前記液体充填装置44によって後述するように搬送槽32内に純水が充填されたときに搬送槽32の上縁32a全体から均等に純水がオーバーフローするように構成されており、搬送槽32の上縁32aの特定箇所に偏って純水がオーバーフローしないように構成されている。
また、搬送槽32の上部には、前記上縁32aからオーバーフローした水を前記排液受部42へ受け流すための溢水受部32bが設けられている。この溢水受部32bは、前記上縁32aからオーバーフローした水を受ける受部32cと、その受部32cで受けた水を前記排液受部42へ導く導水管部32dとからなる。
前記受部32cは、搬送槽32の上部の周りを囲むように設けられている一方、前記導水管部32dは、前記受部32cの底部の所定箇所に形成された孔部に取り付けられるとともに搬送槽32の側面に沿って鉛直方向に延びている。前記オーバーフローした水は、前記受部32cで受けられた後、前記導水管部32d内を通って前記排液受部42へ流されるようになっている。
また、搬送槽32の底部には、搬送槽32内の純水を排出するための排出コック32eが設けられている。この排出コック32eは、搬送槽32内に純水を貯めておくときは搬送槽32の底部の排出孔32fを塞いでおり、排水する際に引き下げられることによって前記排出孔32fを開放し、その排出孔32fを通じて搬送槽32内の純水が排出されるようになっている。
また、搬送槽32の下部には、前記排出孔32fを通じて排出された純水を前記排液受部42へ流すための排液誘導部32gが取り付けられている。この排液誘導部32gは、搬送槽32の下部の周りを囲むように設けられているとともに、搬送槽32の底部に対向するように設けられた傾斜部32hを有している。この傾斜部32hは、後述する旋回体34aの径方向内側へ向かって下がるように傾斜しており、前記排出孔32fを通じて排出された純水は、この傾斜部32hの上面を伝って前記排液受部42へ流れ落ちる。
前記搬送槽移動機構34は、図1に示すように、前記研磨装置2から研磨後の半導体ウエハ100を受け取る受け取り位置Aと前記洗浄装置4へ研磨後の半導体ウエハ100を受け渡す受け渡し位置Bとの間で前記一対の搬送槽32,32を互いに入れ替えるように移動させるものである。この搬送槽移動機構34は、旋回体34aと、旋回機構34bとを備えている。
前記旋回体34aは、前記一対の搬送槽32,32をともに支持する平板状でかつ円環状の部材である。前記一対の搬送槽32,32は、この旋回体34a上の互いに対向する位置に固定されている。旋回体34aの外縁には歯車部34cが設けられている。また、旋回体34aは、前記受け取り位置Aと前記受け渡し位置Bの中間位置、すなわち当該旋回体34aの中心の回りに回転可能となっている。
前記旋回機構34bは、前記受け取り位置Aと前記受け渡し位置Bの間に位置する軸、すなわち前記旋回体34aの中心軸を中心として前記受け取り位置Aと前記受け渡し位置Bとの間で一対の搬送槽32,32を互いに入れ替えるように前記旋回体34aを回転させるものである。この旋回機構34bは、LMガイド34dと、ベアリング34e(図3及び図4参照)と、駆動部34fとを有する。
前記LMガイド34dは、前記旋回体34aの回転を誘導するものである。このLMガイド34dは、旋回体34aの下面と後述するクリーンブース46aの床面上に設置された架台48の上面との間に設けられており、円環状の旋回体34aに沿うように設けられている。
前記ベアリング34eは、前記旋回体34aを回転可能に支持するものである。このベアリング34eは、旋回体34aの下面と前記架台48の上面との間に設けられているとともに、前記LMガイド34dに沿って円環状にその径方向外側を囲むように配設されている。前記旋回体34aは、このベアリング34eと前記LMガイド34dによって支持されながら回転するように構成されている。
前記駆動部34fは、前記旋回体34aに回転のための駆動力を与えるものであり、旋回体34aの径方向外側の所定箇所に設置されている。この駆動部34fは、サーボモータ34gと、旋回体34aの歯車部34cに噛み合う外歯歯車34hとを有しており、サーボモータ34gの駆動力を外歯歯車34hを介して旋回体34aに伝達することによって旋回体34aを回転させる。そして、この駆動部34fは、前記制御装置8によって駆動制御されており、旋回体34aを180°ごとに回転させることによって、前記一対の搬送槽32,32を前記受け取り位置Aと前記受け渡し位置Bとの間で互いに入れ替わるように移動させる。
前記位置決め装置35は、前記各搬送槽32の位置を前記受け取り位置Aと前記受け渡し位置Bでそれぞれ位置決めするものである。この位置決め装置35は、搬送装置6内に2つ設けられており、それら2つの位置決め装置35は、前記旋回体34aの径方向外側で互いに対向する位置に配置されている。各位置決め装置35は、図2に示すように、本体部35aと、突出部35bと、突出部受部35cとを有している。
前記本体部35aは、後述するクリーンブース46aの床面上に固定されており、前記突出部35bを前記旋回体34aの径方向内外へ進退移動させる。
前記突出部35bは、前記本体部35aから前記旋回体34aの径方向内側に突出するように移動し、前記突出部受部35cと係合するものである。
前記突出部受部35cは、前記旋回体34aに取り付けられており、前記突出部35bの先端が嵌り込む凹部35dを有している。
この位置決め装置35は、前記制御装置8によって制御されており、旋回体34aの回転により各搬送槽32が前記受け取り位置Aと前記受け渡し位置Bにそれぞれ配置されると、本体部35aから突出部35bを突出させて突出部受部35cの凹部35dに係合させることにより突出部35bをストッパとして機能させ、旋回体34a及び各搬送槽32の位置決めを行う。
前記装入装置36は、前記一対の搬送槽32,32のうち前記受け取り位置Aにある搬送槽32内に前記研磨装置2から受け取った研磨後の半導体ウエハ100を1枚ずつ装入するものである。この装入装置36は、図3に示すように、搬送装置6内の中央に設置された支柱49から延びる一対のアーム部49a,49bのうち一方のアーム部49aに設けられ、前記受け取り位置A上に配設されている。また、装入装置36は、研磨装置2から搬送装置6内に搬出ロボット22によって搬出された研磨後の半導体ウエハ100を把持して受け取った後、前記受け取り位置Aにある搬送槽32内に上方から下方へ向かって装入する装入機構36aを有している。
具体的には、この装入機構36aは、把持部36bを有しており、前記搬出ロボット22の把持部22aによって鉛直に立てられた姿勢で水平方向に運ばれてきた半導体ウエハ100の周縁部を把持部36bによって上下から挟むように把持することでその半導体ウエハ100を搬出ロボット22から受け取る。その後、装入機構36aは降下することによって搬送槽32内に半導体ウエハ100を立てた状態で装入する。また、装入機構36aは、この動作を繰り返すことによって複数の半導体ウエハ100を搬送槽32内に順次装入するが、先の半導体ウエハ100を装入した後、次の半導体ウエハ100を装入する際には、前記搬出ロボット22の進出方向と直交する水平方向にわずかに移動して後の半導体ウエハ100を先の半導体ウエハ100との間に間隔をあけて搬送槽32内に装入する。
前記取出装置38は、前記一対の搬送槽32,32のうち前記受け渡し位置Bにある搬送槽32内から研磨後の半導体ウエハ100を1枚ずつ取り出して前記洗浄装置4へ受け渡すものである。この取出装置38は、前記一対のアーム部49a,49bのうち他方のアーム部49bに設けられ、前記受け渡し位置B上に配設されている。また、取出装置38は、前記受け渡し位置Bにある搬送槽32内の研磨後の半導体ウエハ100を把持して上方に取り出した後、洗浄装置4から搬送装置6内に進出してくる搬入ロボット24にその半導体ウエハ100を受け渡す取出機構38aを有している。
具体的には、この取出機構38aは、把持部38bを有しており、受け渡し位置Bにおいて降下することによりその位置にある搬送槽32内に前記把持部38bを挿入してその搬送槽32内の半導体ウエハ100の周縁部を把持部38bで上下から挟むように把持する。その後、取出機構38aは半導体ウエハ100を把持したまま上昇して所定位置で停止し、この状態で、前記搬入ロボット24の把持部24aが半導体ウエハ100の周縁部を水平方向両側から挟むように把持することによってその半導体ウエハ100が受け渡される。
前記液体排出装置40は、前記受け渡し位置Bにおいて搬送槽32内の全ての半導体ウエハ100が取り出された後、その搬送槽32内の水を排出させるための切換操作を行い、その搬送槽32が前記受け渡し位置Bから前記受け取り位置Aへ移動する過程で水を排出させるものである。この液体排出装置40は、図4に示すように、操作棒40aと、支持部40bと、操作棒駆動部40cと、ロック機構40dとを有する。
前記操作棒40aは、搬送槽32の排出コック32eによる排出孔32fの開閉を操作するものである。この操作棒40aの一端部が前記排出コック32eに接続されている。
前記支持部40bは、前記操作棒40aを揺動可能に支持するものであり、搬送槽32の底面に取り付けられている。
前記操作棒駆動部40cは、前記操作棒40aの他端部を押し上げて操作棒40aを揺動させることにより前記排出コック32eの切換操作を行うものである。操作棒駆動部40cは、2つ設けられており、この2つの操作棒駆動部40c,40cは、図2に示すように、前記旋回体34aの内側で前記受け渡し位置Bに対応する箇所と前記受け取り位置Aに対応する箇所にそれぞれ設置されている。受け渡し位置B側の操作棒駆動部40cは、受け渡し位置Bに配置された搬送槽32に付設の前記操作棒40aの他端部に対して押し上げ可能に当接する一方、受け取り位置A側の操作棒駆動部40cは、受け取り位置Aに配置された搬送槽32に付設の前記操作棒40aの他端部に対して押し上げ可能に当接する。
前記ロック機構40dは、前記操作棒40aの姿勢を仮固定するものである。このロック機構40dは、搬送槽32の下部の側面に取り付けられており、操作棒40aの前記支持部40bよりも前記他端部側に接続された接続部40eと、その接続部40eを下方へ弾発するバネ部材40fとを有している。ロック機構40dは、前記接続部40eが一度押し上げられるとその押し上げられた位置で接続部40eを仮固定するとともに、再度接続部40eが押し上げられると仮固定が解除され、バネ部材40fの弾発力で接続部40eを下方に突出させるように構成されている。
そして、受け渡し位置B側の操作棒駆動部40cにより前記操作棒40aの他端部が押し上げられると、操作棒40aが揺動して前記接続部40eが押し上げられるとともに操作棒40aの一端部によって排出コック32eが引き下げられ、前記接続部40eと操作棒40aはその姿勢でロック機構40dによって仮固定される。その後、受け取り位置A側の操作棒駆動部40cにより操作棒40aの他端部が再度押し上げられると、前記接続部40eも再度押し上げられて仮固定が解除され、バネ部材40fの弾発力により接続部40eと操作棒40aの他端部側が押し下げられるとともに操作棒40aの一端部により排出コック32eが押し上げられて搬送槽32の排出孔32fが塞がれる。
この液体排出装置40では、前記両操作棒駆動部40c,40cが前記制御装置8によって制御されており、受け渡し位置Bにおいて搬送槽32内の全ての半導体ウエハ100が洗浄装置4へ受け渡された後、その受け渡し位置B側の操作棒駆動部40cと操作棒40a及びロック機構40dの上記動作によって前記排出コック32fが引き下げられて搬送槽32内の水が排出孔32fから排出される。その後、搬送槽32は、受け渡し位置Bから受け取り位置Aへ移動しながらその内部の水を排出する。そして、搬送槽32が受け取り位置Aに到達すると、その受け取り位置A側の操作棒駆動部40cと操作棒40a及びロック機構40dの上記動作によって前記排出コック32fが押し上げられて搬送槽32の排出孔32fが塞がれるようになっている。
前記排液受部42は、搬送槽32が前記受け渡し位置Bから前記受け取り位置Aへ移動する経路においてその搬送槽32から前記液体排出装置40によって排出される純水を受けるものである。この排液受部42は、前記旋回体34aの内周に沿って設けられており、前記架台48に固定されている。前記排液誘導部32gの傾斜部32hの下縁部は、この排液受部42上に配置されており、搬送槽32とともに排液誘導部32gが前記受け渡し位置Bから前記受け取り位置Aへ移動しながら搬送槽32の純水が排液誘導部32gの傾斜部32hの上面を伝って排液受部42に流れ落ちるようになっている。
前記液体充填装置44は、前記受け取り位置Aにある搬送槽32内に純水を充填するものである。この液体充填装置44は、図5に示すように、供給部44aと導入部44bとを有する。
前記供給部44aは、純水を供給する部分であり、後述するクリーンブース46a内に固定されている。この供給部44aは、上下に移動可能な接続部44cを有している。
前記導入部44bは、各搬送槽32にそれぞれ付設されており、各搬送槽32内に底部付近から純水を導入するとともにその搬送槽32の上部からオーバーフローさせることによってその搬送槽32内に純水を充填するものである。この導入部44bは、縦配管44dと、被接続部44eと、横配管44fとを有している。
前記縦配管44dは、搬送槽32の側方において鉛直方向に延びる配管である。この縦配管44dの上端に前記被接続部40eが設けられている一方、下端に前記横配管44fが接続されている。
前記被接続部44eは、前記供給部44aの接続部44cと接続される部分である。この被接続部44eは、前記接続部44cが降下して押し付けられることによってその接続部44cと相互に接続するように構成されている。
前記横配管44fは、図6に示すように、前記縦配管44dの下端から搬送槽32の下部の側壁を貫通してその搬送槽32内の空間に水平方向に延びている。この横配管44fの前記搬送槽32内に位置する部分には、その上部に内外を貫通する複数の貫通孔が設けられており、これら複数の貫通孔は横配管44fの長手方向に並んで設けられている。前記被接続部44eに前記接続部44cが接続されて供給部44aから純水が縦配管44dを通って横配管44fに供給されることにより、横配管44fの貫通孔を通じて純水が上方へ噴出し、搬送槽32内に導入される。
この液体充填装置44は、前記制御装置8によって制御されており、搬送槽移動機構34によって受け渡し位置Bから受け取り位置Aに移動させられるとともに前記液体排出装置40によって排水されて空になった搬送槽32に対して、前記供給部44aの接続部44cを降下させてその搬送槽32に付設の前記導入部44bの被接続部44eと接続させるとともに供給部44aから導入部44bの縦配管44d及び横配管44fを通じて純水を搬送槽32内に導入させる。純水は、搬送槽32の上部からオーバーフローするまで供給され、そのオーバーフローした時点で純水の供給が停止されるとともに前記接続部44cと前記被接続部44eの接続が解除されて接続部44cが上昇するようになっている。
前記汚染防止機構46は、搬送装置6内における半導体ウエハ100の汚染を防ぐためのものである。この汚染防止機構46は、図1及び図2に示すように、クリーンブース46aと、クリーンフィルタユニット46bと、除電装置46cと、排気装置46dとによって構成されている。
前記クリーンブース46aは、上記した搬送装置6を構成する各装置、機構及び部材を内部に収容し、その内部空間を外部と隔離するものである。
前記クリーンフィルタユニット46bは、前記クリーンブース46a内に清浄な空気を導入するためのものである。このクリーンフィルタユニット46bは、クリーンブース46a内の天井部分に設置されている。
前記除電装置46cは、クリーンブース46a内における半導体ウエハ100の帯電を防ぐために除電を行うものである。この除電により半導体ウエハ100の帯電に起因するダストの付着が抑制される。この除電装置46cは、前記クリーンフィルタユニット46bと同様、クリーンブース46a内の天井部分に設置されている。
前記排気装置46dは、クリーンブース46a内から空気を排出するためのものであり、クリーンブース46aの下部の側面に取り付けられている。この排気装置46dによってクリーンブース46a内の空気がその下部から排気されるとともに、前記クリーンフィルタユニット46bによってクリーンブース46a内に上部から清浄な空気が導入されることによってクリーンブース46a内の空気が清浄な状態に維持されるようになっている。
前記制御装置8は、前記研磨装置2、前記洗浄装置4及び前記搬送装置6の各部の動作を制御するものである。この制御装置8は、洗浄装置4が異常停止したときに研磨装置2で処理中の半導体ウエハ100を研磨後に搬送装置6の装入装置36によって前記受け取り位置Aにある搬送槽32内に装入させて貯留させる制御を行う。また、この制御装置8は、異常停止していた洗浄装置4の動作が再開されたことに応じて、その異常停止の間に受け取り位置Aにおいて半導体ウエハ100が貯留された搬送槽32を前記搬送槽移動機構により受け渡し位置へ移動させるとともに、前記取出装置によりその搬送槽32内に貯留された半導体ウエハ100を貯留された順番で取り出させて洗浄装置へ受け渡させる制御を行う。
洗浄装置4が異常停止したときには、研磨装置2で処理中の半導体ウエハ100の行き場がなくなるため、それらの半導体ウエハ100について前記研磨剤のアルカリ成分によるエッチングの進行や前記汚染物質の固着が生じる懸念がある。そこで、本実施形態では、洗浄装置4が異常停止したときには、それらの半導体ウエハ100を搬送装置6の搬送槽32内で純水中に漬かった状態で貯留することによって、前記エッチングの進行や前記汚染物質の固着を抑制するようにしている。そして、洗浄装置4が復帰したときには、その貯留していた半導体ウエハ100を貯留された順番で洗浄装置4へ受け渡すことによって加工順番が狂うことも防いでいる。
次に、本実施形態による半導体ウエハ加工装置の動作について説明する。
本実施形態による半導体ウエハ加工装置では、まず、研磨装置2において半導体ウエハ100の表面研磨が行われる。この際、4枚の半導体ウエハ100を1組として回転ドラムへの貼り付け工程、1次研磨テーブル16、2次研磨テーブル18、3次研磨テーブル20での各研磨工程、研磨後の半導体ウエハ100の回転ドラムからの剥離工程が並行して行われ、合計20枚の半導体ウエハ100が同時に処理される。研磨後の半導体ウエハ100は、搬出ロボット22によって1枚ずつ搬送装置6へ搬出される。
搬送装置6では、液体充填装置44が受け取り位置Aにある搬送槽32内に純水を充填する。この際、液体充填装置44の導入部44bにより搬送槽32内にその底部付近から純水が導入され、搬送槽32の上縁32aからオーバーフローするまで純水が充填される。これにより、搬送槽32内の底部から上部へ向かう水の流れによって搬送槽32内に残留した前記汚染物質が排出される。
そして、搬送槽32に純水が充填された状態でその搬送槽32内に前記研磨装置2から搬出された研磨後の半導体ウエハ100が1枚ずつ装入される。この際、研磨装置2の搬出ロボット22の把持部22aによって鉛直に立てられた姿勢で保持されている半導体ウエハ100の周縁部を搬送装置6の装入装置36の把持部36bが上下から挟むように把持してその半導体ウエハ100を受け取る。その後、装入装置36の装入機構36aが降下して半導体ウエハ100を搬送槽32内に装入し、離すことによって半導体ウエハ100が搬送槽32内で純水中に漬かるように収容される。
装入機構36aは、半導体ウエハ100を搬送槽32内に装入した後、上昇し、次に研磨装置2から搬出ロボット22によって搬出されてきた半導体ウエハ100を受け取って上記と同様にして搬送槽32内に装入する。装入機構36aは、この動作を繰り返して研磨装置2で同時に研磨された4枚の半導体ウエハ100を搬送槽32内に装入する。
次に、搬送槽移動機構34の旋回体34aが180°回転し、受け取り位置Aと受け渡し位置Bとの間で一対の搬送槽32,32が互いに入れ替わるように移動する。これにより、上記操作によって4枚の半導体ウエハ100を収容した搬送槽32が受け取り位置Aから受け渡し位置Bへ移動する一方、空の搬送槽32が受け渡し位置Bから受け取り位置Aへ移動する。
受け渡し位置Bでは、取出装置38が搬送槽32内の半導体ウエハ100を1枚ずつ取り出す。具体的には、取出装置38の取出機構38aが降下して把持部38bを搬送槽32内に挿入し、その把持部38bによって搬送槽32内の半導体ウエハ100の周縁部を上下から挟むように把持する。その後、取出機構38aが上昇することによって搬送槽32内から半導体ウエハ100を取り出す。
この後、洗浄装置4から搬入ロボット24が搬送装置6内に水平方向に進出し、その搬入ロボット24の把持部24aが前記取出装置38の把持部38bに把持された半導体ウエハ100の周縁部を水平方向両側から挟むように把持する。これによって、半導体ウエハ100が受け渡される。半導体ウエハ100を受け取った搬入ロボット24は、洗浄装置4内に移動し、図略の洗浄器内にその半導体ウエハ100をセットする。受け渡し位置Bでは、これらの動作が繰り返されることによって、搬送槽32内の4枚の半導体ウエハ100が1枚ずつ洗浄装置4へ受け渡される。洗浄装置4では、半導体ウエハ100について各種洗浄工程が行われ、その後、半導体ウエハ100が収納カセットに収納される。
前記受け渡し位置Bでの受け渡し動作と並行して前記受け取り位置Aでは、移動してきた空の搬送槽32に対して上記した研磨後の半導体ウエハ100の装入が行われる。そして、受け渡し位置Bでの4枚の半導体ウエハ100の受け渡しと、受け取り位置Aでの4枚の半導体ウエハ100の装入とが完了すると、受け渡し位置Bにある搬送槽32内の水を排出するための切換操作が液体排出装置40によって行われる。これにより、搬送槽32の底部の排出コック32eが引き下げられて排出孔32fから搬送槽32内の水の排出が開始される。
その後、再び旋回体34aが180°回転し、受け渡し位置Bと受け取り位置Aの間で両搬送槽32,32が互いに入れ替わるように移動する。この際、受け渡し位置Bから受け取り位置Aへ移動する搬送槽32では、移動しながらその内部の水が排出される。この排出される水は、搬送槽32に付設の排液誘導部32gの傾斜部32h上を伝って排液受部42に流れ落ちる。そして、受け取り位置Aに移動し、水が排出された後の搬送槽32に対して排出コック32eが液体排出装置40によって押し上げられて排出孔32fが塞がれる。
この後、上記と同様にして液体充填装置44により受け取り位置Aにある搬送槽32内に純水が充填された後、研磨装置2から搬出された4枚の研磨後の半導体ウエハ100が装入されるとともに、受け渡し位置Bにある搬送槽32から半導体ウエハ100が取り出されて洗浄装置4に受け渡され、上記した一連の動作が繰り返し行われる。
そして、本実施形態では、洗浄装置4が異常停止した場合に、制御装置8がその異常停止を検知してそのとき研磨装置2で処理中の20枚の半導体ウエハ100を研磨後に装入装置36によって前記受け取り位置Aにある搬送槽32に装入させて貯留させる。
具体的には、制御装置8は、洗浄装置4が不具合等により異常停止すると、それを検知し、研磨装置2で処理中の前記20枚の半導体ウエハ100について研磨装置2の搬出ロボット22と搬送装置6の装入装置36に上記搬出・装入動作と同様の動作を行わせる。これにより、前記20枚の半導体ウエハ100が前記受け取り位置Aにある搬送槽32内に1枚ずつ装入されて純水中に漬かった状態で貯留される。このため、洗浄装置4の異常停止中におけるそれら半導体ウエハ100の前記汚染物質の固着や研磨剤中のアルカリ成分によるエッチングの進行が回避される。
そして、異常停止していた洗浄装置4の動作が再開されると、制御装置8はそれに応じて搬送槽移動機構34に前記両搬送槽32,32の入れ替え動作を行わせ、前記20枚の半導体ウエハ100が貯留された搬送槽32を前記受け渡し位置Bへ移動させる。その後、制御装置8は、取出装置38と洗浄装置4の搬入ロボット24に上記した搬送槽32内からの半導体ウエハ100の取り出し、その半導体ウエハ100の受け渡し及びその半導体ウエハ100の洗浄装置4内への搬入の各動作と同様の動作を行わせる。これにより、搬送槽32内の20枚の半導体ウエハ100が貯留された順番で取り出されて洗浄装置4へ受け渡される。
なお、異常停止していた洗浄装置4の動作が前記20枚の半導体ウエハ100の研磨から搬送槽32内への装入終了までの間に再開された場合には、制御装置8は、前記搬出ロボット22と前記装入装置36による受け取り位置Aにある搬送槽32内への半導体ウエハ100の装入動作を一旦停止させ、その時点で受け取り位置Aにある搬送槽32内に装入された分の半導体ウエハ100を搬送槽移動機構34によって受け渡し位置Bへ搬送させるとともに、その半導体ウエハ100を前記取出装置38と前記搬入ロボット24により洗浄装置4へ受け渡させる。
以上のようにして、本実施形態の半導体ウエハ加工装置における各動作が行われる。
以上説明したように、本実施形態では、複数の半導体ウエハ100を研磨装置2で同時に研磨するとともに、その研磨後の複数の半導体ウエハ100を搬送装置6で同時に洗浄装置4へ搬送するので、従来のように半導体ウエハ1枚ごとに研磨、搬送、洗浄を行う場合に比べて半導体ウエハ100の加工能率を向上させることができる。
また、本実施形態では、搬送装置6において一対の搬送槽32,32を受け取り位置Aと受け渡し位置Bとの間で互いに入れ替えながら半導体ウエハ100を搬送させるので、1つの搬送槽を受け取り位置と受け渡し位置の間で往復移動させて半導体ウエハ100を搬送させる場合に比べて半導体ウエハ100の搬送効率を向上させることができる。これにより、半導体ウエハ加工装置全体としての半導体ウエハ100の加工能率をより向上させることができる。
さらに、本実施形態では、洗浄装置4が異常停止したときに研磨装置2で処理中の半導体ウエハ100を研磨後に搬送装置6の搬送槽32内の純水中で貯留することができるため、洗浄装置4が異常停止したときに研磨装置2で処理中の複数の半導体ウエハ100について乾燥による前記汚染物質の固着や前記研磨剤のアルカリ成分によるエッチングの進行を防ぐことができる。その結果、洗浄装置4の異常停止に起因して多くの不良品の半導体ウエハ100が生じるのを防ぐことができ、歩留まりの低下を抑制することができる。従って、本実施形態では、半導体ウエハ100の加工能率を向上させながら、洗浄装置4の異常停止に起因する歩留まりの低下を抑制することができる。
また、本実施形態では、洗浄装置4が異常停止したときに研磨装置2で処理中の全ての半導体ウエハ100を研磨後に一方の搬送槽32内に貯留するので、両搬送槽32,32に分けて貯留する場合のように洗浄装置4が復帰したときに両搬送槽32,32を受け取り位置Aと受け渡し位置Bとの間で移動させて各搬送槽32に貯留された半導体ウエハ100をそれぞれ洗浄装置4へ受け渡す制御を行う必要がない。このため、洗浄装置4が復帰したときに前記貯留されていた半導体ウエハ100を洗浄装置4へ受け渡す制御を簡略化することができる。
また、本実施形態では、各搬送槽32を受け取り位置Aと受け渡し位置Bでそれぞれ位置決めするための位置決め装置35が設けられているので、位置決め装置35により各搬送槽32を受け取り位置Aと受け渡し位置Bで正確に位置決めすることができ、位置ずれに起因する搬送槽32内への半導体ウエハ100の装入ミスや搬送槽32内からの半導体ウエハ100の取り出しミスの発生を防ぐことができる。
また、本実施形態では、搬送槽移動機構34が一対の搬送槽32,32をともに支持する旋回体34aと、受け取り位置Aと受け渡し位置Bとの間で一対の搬送槽32,32を互いに入れ替えるように旋回体34aを回転させる旋回機構34bとを有するので、旋回体34aを回転させるだけで受け取り位置Aと受け渡し位置Bとの間で一対の搬送槽32,32を互いにかつ同時に入れ替えることができる。このため、搬送槽移動機構34に一対の搬送槽32,32をそれぞれ移動させるための駆動体を個別に設ける場合に比べて搬送槽移動機構34の構成を簡素なものとすることができる。
また、本実施形態では、搬送装置6が受け取り位置Aにある搬送槽32内に純水を充填する液体充填装置44を有するので、搬送槽32が受け取り位置Aに配置されたときにその搬送槽32内にきれいな純水を充填することができ、使用者が搬送槽32内の水を入れ替える場合と異なり、使用者の作業負担を増大させることなく、搬送槽32内の水をきれいな状態に保つことができる。
また、本実施形態では、液体充填装置44が受け取り位置Aにある搬送槽32内にその底部付近から純水を導入するとともにその搬送槽32の上縁32aから純水をオーバーフローさせることによってその搬送槽32内に純水を充填する導入部44bを有する。これにより、搬送槽32内に底部から上部への純水の流れができるため、その純水の流れによって搬送槽32内に残留する前記汚染物質を外部へ効果的に排出することができる。このため、搬送槽32内の水をよりきれいな状態に保つことができる。
また、本実施形態では、搬送装置6が、受け渡し位置Bにおいて搬送槽32内の水を排出するための切換操作を行い、その搬送槽32が受け渡し位置Bから受け取り位置Aへ移動する過程でその搬送槽32から水を排出させる液体排出装置40を有する。このため、搬送槽32の移動と搬送槽32からの水の排出を並行して行うことができるので、搬送槽32が受け取り位置へ移動した後に水を排出させる場合に比べて半導体ウエハ100の搬送効率をさらに向上させることができる。このため、半導体ウエハ加工装置における半導体ウエハ100の加工能率をさらに向上させることができる。
また、本実施形態では、搬送装置6が、搬送槽32が受け渡し位置Bから受け取り位置Aへ移動する経路に沿ってその搬送槽32から排出される水を受ける排液受部42を有するので、搬送槽32の移動過程で排出される水が搬送装置6の外部へ漏出するのを防ぐことができる。
また、本実施形態では、異常停止していた洗浄装置4の動作が再開されたことに応じて、半導体ウエハ100が貯留されていた搬送槽32を受け渡し位置Bへ移動させるとともに、その搬送槽32内の半導体ウエハ100を貯留された順番で取り出させて洗浄装置4へ受け渡させるので、洗浄装置4の異常停止に起因して半導体ウエハ100の加工順番が狂うのを防ぐことができる。
また、本実施形態では、搬送装置6がクリーンブース46a、クリーンフィルタユニット46b、除電装置46c及び排気装置46dを含む汚染防止機構46を備えているので、クリーンブース46a内の清浄な空気中で半導体ウエハ100の搬送及び貯留を行うことができるとともに、除電装置46cにより半導体ウエハ100の帯電を防止してダストの引き寄せを抑制することができる。これにより、搬送装置6での搬送過程及び貯留過程において半導体ウエハ100の表面が汚染されるのを防ぐことができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
上記実施形態では、搬送槽32に充填する液体として純水を用いたが、これ以外の液体を用いてもよい。例えば、半導体ウエハ100の表面から前記汚染物質を離脱させる効果を有するオゾン水等の各種機能水を適宜選択して搬送槽32に充填してもよい。この場合には、複数種類の液体から所望の液体を選択して搬送槽32に充填するための液体切換機構を前記液体充填装置44に具備させれば、搬送槽32に充填する液体の変更を容易に行えるとともに、各種液体の混合調整も行うことができる。
また、前記液体として前記研磨剤中のエッチング作用を有する成分の中和が可能な液体を用いてもよい。例えば、上記実施形態のように研磨装置2においてアルカリ液を含む研磨剤を用いている場合には、前記純水の代わりに酸性の液体を搬送槽32に充填し、搬送槽32での搬送中及び貯留中に半導体ウエハ100に付着した前記アルカリ液を中和するようにしてもよい。また、上記実施形態と異なり、研磨装置2において酸性の研磨剤を用いる場合もあり、この場合には、アルカリ性の液体を搬送槽32に充填し、搬送槽32での搬送中及び貯留中に半導体ウエハ100に付着した前記酸性の研磨剤を中和するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、搬送装置6が一対の搬送槽32,32のみを備える場合を例示したが、搬送装置6が一対の搬送槽32,32に限らずさらに多くの搬送槽を備えていてもよい。この場合には、例えば、各搬送槽を前記搬送槽移動機構34の旋回体34a上に所定角度ごとに離間して設置し、それら各搬送槽を搬送槽移動機構34により所定角度ごとに旋回させながら前記受け取り位置Aと前記受け渡し位置Bとの間で搬送槽を入れ替えて研磨後の半導体ウエハ100を搬送または貯留するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、各搬送槽32が研磨装置2で一度に処理される最大数の半導体ウエハ100を収容可能な収容量を有しており、洗浄装置4が異常停止したときに研磨装置2で処理中の半導体ウエハ100を一方の搬送槽32にのみ貯留したが、本発明はこの構成に限らない。
すなわち、一対の搬送槽が合計で少なくとも研磨装置2で一度に処理される最大数の半導体ウエハ100を収容可能な収容量を有していればよく、さらに洗浄装置4が異常停止したときに研磨装置2で処理中の半導体ウエハ100を両搬送槽に分けて貯留してもよい。この場合には、一方の搬送槽が半導体ウエハ100で一杯になったら、前記搬送槽移動機構34によって両搬送槽を入れ替えてもう一方の搬送槽に残りの半導体ウエハ100を貯留するのが好ましい。そして、洗浄装置4の動作が再開されたときには、半導体ウエハ100が貯留された順番で洗浄装置4へ受け渡されるように両搬送槽を移動させながら前記取出装置38による前記搬入ロボット24への半導体ウエハ100の受け渡しが行われるように制御するのが好ましい。
本発明の一実施形態による半導体ウエハ加工装置の全体構成を概略的に示した図である。 図1に示した半導体ウエハ加工装置の搬送装置内を上方から見た図である。 搬送装置内を側方から見た図である。 図3中の搬送槽近傍の構造を拡大して示した図である。 液体充填装置により搬送槽内に液体を充填する際の状態を示した図である。 搬送槽と液体充填装置の導入部を示した縦断面図である。
符号の説明
2 研磨装置
4 洗浄装置
6 搬送装置
8 制御装置
22 搬出ロボット(搬出装置)
24 搬入ロボット(搬入装置)
32 搬送槽
34 搬送槽移動機構
34a 旋回体
34b 旋回機構
35 位置決め装置
36 装入装置
36a 装入機構
38 取出装置
38a 取出機構
40 液体排出装置
42 排液受部
44 液体充填装置
44b 導入部
46 汚染防止機構
46a クリーンブース
46b クリーンフィルタユニット
46c 除電装置
46d 排気装置
100 半導体ウエハ
A 受け取り位置
B 受け渡し位置

Claims (11)

  1. 半導体ウエハの研磨を行った後、その半導体ウエハの洗浄を行う半導体ウエハ加工装置であって、
    複数の前記半導体ウエハを同時に研磨する研磨装置と、
    その研磨装置で研磨された前記半導体ウエハを洗浄する洗浄装置と、
    前記研磨装置と前記洗浄装置の間に介在し、前記研磨装置から前記洗浄装置へ研磨後の前記複数の半導体ウエハを同時に搬送する搬送装置と、
    前記研磨装置、前記洗浄装置及び前記搬送装置の動作を制御する制御装置とを備え、
    前記搬送装置は、液体を内部に収容するとともにその液体中に漬かるように研磨後の前記半導体ウエハを収容する一対の搬送槽と、前記研磨装置から前記研磨後の半導体ウエハを受け取る受け取り位置と前記洗浄装置へ前記研磨後の半導体ウエハを受け渡す受け渡し位置との間で前記一対の搬送槽を互いに入れ替えるように移動させる搬送槽移動機構と、前記一対の搬送槽のうち前記受け取り位置にある搬送槽内に前記研磨装置から受け取った前記研磨後の半導体ウエハを装入する装入装置と、前記一対の搬送槽のうち前記受け渡し位置にある搬送槽内から前記研磨後の半導体ウエハを取り出して前記洗浄装置へ受け渡す取出装置とを含み、
    前記一対の搬送槽は、合計で少なくとも前記研磨装置で一度に処理される最大数の前記半導体ウエハを収容可能な収容量を有し、
    前記制御装置は、前記洗浄装置が異常停止したときに前記研磨装置で処理中の前記半導体ウエハを研磨後に前記装入装置によって前記一対の搬送槽のうち少なくとも一方に装入させて貯留させる、半導体ウエハ加工装置。
  2. 前記各搬送槽は、前記研磨装置で一度に処理される最大数の前記半導体ウエハを収容可能な収容量をそれぞれ有し、
    前記制御装置は、前記洗浄装置が異常停止したときに前記研磨装置で処理中の前記半導体ウエハを研磨後に前記装入装置によって前記一対の搬送槽のうち一方の搬送槽内に装入させて貯留させる、請求項1に記載の半導体ウエハ加工装置。
  3. 前記搬送装置は、前記各搬送槽を前記受け取り位置と前記受け渡し位置でそれぞれ位置決めするための位置決め装置を含む、請求項1または2に記載の半導体ウエハ加工装置。
  4. 前記搬送槽移動機構は、前記一対の搬送槽をともに支持する旋回体と、前記受け取り位置と前記受け渡し位置の間に位置する軸を中心として前記受け取り位置と前記受け渡し位置との間で前記一対の搬送槽を互いに入れ替えるように前記旋回体を回転させる旋回機構とを含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体ウエハ加工装置。
  5. 前記研磨装置は、前記研磨後の半導体ウエハを当該研磨装置から前記搬送装置へ水平方向に搬出する搬出装置を有し、
    前記洗浄装置は、前記搬送装置によって搬送された前記研磨後の半導体ウエハをその搬送装置内に水平方向に進出して受け取った後、当該洗浄装置内に水平方向に搬入する搬入装置を有し、
    前記装入装置は、前記搬出装置により前記研磨装置から搬出された前記研磨後の半導体ウエハを把持して受け取った後、前記受け取り位置にある搬送槽内に上方から下方へ向かって装入する装入機構を有し、
    前記取出装置は、前記受け渡し位置にある搬送槽内の前記研磨後の半導体ウエハを把持して上方に取り出した後、前記洗浄装置から前記搬送装置内に進出している前記搬入装置に受け渡す取出機構を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体ウエハ加工装置。
  6. 前記搬送装置は、前記受け取り位置にある前記搬送槽内に前記液体を充填する液体充填装置を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体ウエハ加工装置。
  7. 前記液体充填装置は、前記受け取り位置にある前記搬送槽内にその底部付近から前記液体を導入するとともにその搬送槽の上部から前記液体をオーバーフローさせることによってその搬送槽内に前記液体を充填する導入部を有する、請求項6に記載の半導体ウエハ加工装置。
  8. 前記搬送装置は、前記受け渡し位置において前記搬送槽内の前記液体を排出するための切換操作を行い、その搬送槽が前記受け渡し位置から前記受け取り位置へ移動する過程でその搬送槽から前記液体を排出させる液体排出装置を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の半導体ウエハ加工装置。
  9. 前記搬送装置は、前記搬送槽が前記受け渡し位置から前記受け取り位置へ移動する経路に沿ってその搬送槽から排出される前記液体を受ける排液受部を含む、請求項8に記載の半導体ウエハ加工装置。
  10. 前記制御装置は、異常停止していた前記洗浄装置の動作が再開されたことに応じて、前記半導体ウエハが貯留された前記搬送槽を前記搬送槽移動機構により前記受け渡し位置へ移動させるとともに、前記取出装置によりその搬送槽内に貯留された前記半導体ウエハを貯留された順番で取り出させて前記洗浄装置へ渡させる、請求項1〜9のいずれか1項に記載の半導体ウエハ加工装置。
  11. 前記搬送装置は、当該搬送装置内における前記研磨後の半導体ウエハの汚染を防ぐための汚染防止機構を含み、
    この汚染防止機構は、前記一対の搬送槽、前記搬送槽移動機構、前記装入装置及び前記取出装置を収容するクリーンブースと、このクリーンブース内に清浄な空気を導入するためのクリーンフィルタユニットと、前記クリーンブース内における前記研磨後の半導体ウエハの帯電を防ぐための除電装置と、前記クリーンブース内から空気を排出するための排気装置とを有する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の半導体ウエハ加工装置。
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