JP2009087668A - 気中開閉器 - Google Patents

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JP2009087668A JP2007254958A JP2007254958A JP2009087668A JP 2009087668 A JP2009087668 A JP 2009087668A JP 2007254958 A JP2007254958 A JP 2007254958A JP 2007254958 A JP2007254958 A JP 2007254958A JP 2009087668 A JP2009087668 A JP 2009087668A
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Tomokazu Akiyama
知一 秋山
Daisuke Shiga
大介 志賀
Akira Baba
昭 馬場
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Abstract

【課題】アークホーンを簡素化させた気中開閉器を提供することにある。
【解決手段】先端部が幅方向の所定側に傾斜された可動接触子4と、可動接触子を投入させた際に可動接触子の幅方向の両平坦面と接触させるように先端部を可動接触子側に折り曲げられて折曲部2a1,2b1及び接触部2a2,2b2を有して形成された固定接触子2と、可動接触子が固定接触子から離れる際に発生したアークが移行するアークホーン5と、アークホーンと可動接触子の間で持続するアークを消弧する消弧室と、消弧室の外部に設けられた磁性体とを備えた気中開閉器を対象とし、アークホーン5は耐弧メタル5aと、耐弧メタルを着脱自在にさせる取付部材5bとからなり、耐弧メタルは固定接触子の幅方向平坦面と垂直方向でアークが移動する側に配置され、かつ、折曲部2a1,2b1の先端位置よりも可動接触子が離れる側に平行に近接配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、アークホーンと、消弧室と、消弧室の外部に設けられた磁性体とを備えた気中開閉器に関するものである。
従来、帯板からなる可動接触子と、一対の帯板からなる固定接触子とを備えた気中開閉器においては、可動接触子が固定接触子から離れると、可動接触子と固定接触子間でアークが発生する。このアークは固定接触子の周囲に設けられたアークホーンに移行し、このアークホーンと可動接触子の間でアークが持続する。このアークは、可動接触子が固定接触子から更に離れると、それに伴いアークが延びると共に消弧室の細隙部に導かれ、アークが触れることにより消弧室から発生する消弧性ガスによりアークが消弧される。
ところで、上記可動接触子の先端形状が、この接触子が固定接触子から開離する場合にアークが発生する時点において可動接触子の先端部と固定接触子とが平行になって、アークのスポットが固定されず、可動接触子の先端部全長に亘って発生していた。したがって、消弧性能を低下させないためには、消弧室の細隙部を可動接触子の通過経路の全長に亘って設ける必要があり、消弧室の形状が大きくなるという問題があった。
そこで、上記細隙部を囲むように消弧室の外部にコ字状の磁性体を設けることにより、上記発生したアークの周りに磁束が生じ、この磁束による電磁力でアークを可動接触子の幅方向の所定側へ移動させるようにしている。さらに、可動接触子の先端部を幅方向の所定側に傾斜させることにより、アークを可動接触子の幅方向の所定側へ集中させるようにしている。このような気中開閉器は、例えば、特許文献1に示されている。
図2(A)は、遮断電流が大きい場合の、従来の気中開閉器の要部を示す概略構成図、(B)は(A)のA−A線断面矢視図であり、消弧室及び磁性体を省略して示している。図示するように、開閉器ケース(図示せず)内に取り付けられた支持碍子10の基端部には、固定接触子20が取り付けられる共に、固定接触子20と電源側ブッシングの貫通導体(図示せず)とが接続される接続導体(図示せず)を接続させる接続金具30がボルトにより取り付けられている。固定接触子20は一対の帯板からなり、帯板からなる可動接触子40を固定接触子20に投入させた際に、可動接触子40の幅方向の両平坦面と接触させるように、先端部を可動接触子40側にそれぞれ折り曲げられて2つの折曲部20a1,20b1及び2つの接触部20a2,20b2を有してコ字状に形成されている。
固定接触子20の外側には、この固定接触子20を囲むと共に、先端に形成した開口部50aが上記2つの折曲部20a1,20b1に近接配置されるように、アークホーン50が設けられている。アークホーン50は、遮断電流が大きい場合、一対の帯板からなる取付板50a1,50b1の長手方向の一端(先端)に、この取付板50a1,50b1の幅方向に亘って、例えばステンレス材、Cu−W材等からなる耐弧メタル50a2,50b2がそれぞれロー付けされて構成されており、この耐弧メタル50a2,50b2を上記2つの折曲部20a1,20b1にそれぞれ近接配置させ、取付板50a1,50b1の他端を固定接触子20と共に接続金具30にネジ60によりそれぞれ取り付けている。
固定接触子20と取付板50a1,50b1との間には、一対の帯板からなる接圧バネ70が設けられ、この接圧バネが取付板50a1,50b1及び固定接触子20と共に接続金具30にネジ60によりそれぞれ取り付けられており、可動接触子40が投入状態になると、可動接触子40を接触部20a1,20b1が挟持して接圧を保つようになっている。
特開2000−173412号公報
従来のアークホーンは固定接触子を囲むように設けられるために、一対(2個)とするか、または、長尺形状にする必要がある。また、電流容量により固定接触子を大型化する場合、アークホーンも大型化するためコストも高くなる。さらに、アークホーンは取付板にロー付け固定しているため、特殊作業となりコストが高くなる。
本発明の目的は、アークホーンを簡素化させた気中開閉器を提供することにある。
第1の発明は、帯板からなり、先端部が幅方向の所定側に傾斜された可動接触子と、帯板からなり、可動接触子を投入させた際に、可動接触子の幅方向の両平坦面と接触させるように先端部を可動接触子側にそれぞれ折り曲げられて2つの折曲部及び2つの接触部を有してコ字状に形成された固定接触子と、可動接触子が固定接触子から離れる際に発生したアークが移行するアークホーンと、アークホーンと可動接触子の間で持続するアークを可動接触子の長手方向に形成された細隙部に導いて消弧する消弧室と、細隙部を囲むように消弧室の外部に設けられたコ字状の磁性体とを備えた気中開閉器を対象とし、アークホーンは棒状の耐弧メタルと、耐弧メタルを固定接触子と導通させると共に着脱自在にさせる取付部材とからなり、耐弧メタルは固定接触子の幅方向平坦面と垂直方向でアークが移動する側に配置され、かつ、2つの折曲部の先端位置よりも可動接触子が離れる側に平行に近接配置されるようにしたものである。
以上のように、第1の発明によれば、アークホーンを構成する耐弧メタルが1つになるので、コスト低減が図れる。また、耐弧メタルの取り付けがネジ固定構造になるので、ロー付けがなくなり、コスト低減が図れる。
図1(A)は、本発明に係る気中開閉器の一実施形態の要部を示す概略構成図、(B)は(A)のA−A線断面矢視図であり、消弧室及び磁性体を省略して示している。図示するように、閉器ケース(図示せず)内に取り付けられた支持碍子1の基端部には、2つのボルト貫通孔が形成された固定接触子2がボルト6により取り付けられており、固定接触子2は一対の帯板2a,2bからなり、帯板からなる可動接触子4を固定接触子2に投入させた際に、可動接触子4の幅方向の両平坦面と接触させるように、先端部を可動接触子4側にそれぞれ折り曲げられて2つの折曲部2a1,2b1及び2つの接触部2a2,2b2を有してコ字状に形成されている。
固定接触子2の近傍には、アークホーン5が設けられている。アークホーン5は、例えば、ステンレス材、Cu−W材等からなる棒板状の耐弧メタル5aと、耐弧メタル5aを固定接触子2と導通させると共に着脱自在にさせる取付部材5bとからなる。取付部材5bは、基部5b1と、基部5b1の両端からそれぞれ起立した起立部5b2とからなり、起立部5b2の端部にはそれぞれネジ貫通孔が形成された耐弧メタル取付座5b22が設けられており、支持碍子1の基端部と固定接触子2との間の基端部側に配置され、基部5b1に形成された2つのボルト貫通孔にボルト6を挿通させて取り付けられている。耐弧メタル取付座5b22には、これに形成されたネジ貫通孔に対応させて2つのタップ穴が形成されている耐弧メタル5aがネジ8を螺合させて取り付けられている。耐弧メタル5aは、固定接触子2の幅方向平坦面と垂直方向でアークが移動する側に配置され、かつ、2つの折曲部2a1,2b1の先端位置よりも可動接触子4が離れる側に平行に近接配置されている。
固定接触子2には、電源側ブッシングの貫通導体(図示せず)と接続させる接続導体9が、支持碍子1の基端部と固定接触子2との間に配置されて固定接触子2に接した状態でボルト6により締め付けられて取り付けられている。
固定接触子2とアークホーン5の取付部材5bとの間には、コ字状に形成された帯板からなる接圧バネ7が設けられ、この接圧バネ7の基部が取付部材5bと接続導体9との間のに配置され、この基部に形成された2つのボルト貫通孔にボルト6を挿通させて取り付けられており、可動接触子4が投入状態になると、可動接触子4を接触部2a1,3b1が挟持して接圧を保つようになっている。
(A)は、本発明に係る気中開閉器の一実施形態の要部を示す概略構成図、(B)は(A)のA−A線断面矢視図である。 (A)は、従来の気中開閉器の要部を示す概略構成図、(B)は(A)のA−A線断面矢視図である。
符号の説明
2 固定接触子
2a1,2b1 折曲部
2a2,2b2 接触部
5 アークホーン
5a 耐弧メタル
5b 取付部材

Claims (1)

  1. 帯板からなり、先端部が幅方向の所定側に傾斜された可動接触子と、
    帯板からなり、前記可動接触子を投入させた際に、可動接触子の幅方向の両平坦面と接触させるように先端部を可動接触子側にそれぞれ折り曲げられて2つの折曲部及び2つの接触部を有してコ字状に形成された固定接触子と、
    前記可動接触子が固定接触子から離れる際に発生したアークが移行するアークホーンと、
    前記アークホーンと可動接触子の間で持続するアークを可動接触子の長手方向に形成された細隙部に導いて消弧する消弧室と、
    前記細隙部を囲むように消弧室の外部に設けられたコ字状の磁性体とを備えた気中開閉器において、
    前記アークホーンは棒状の耐弧メタルと、耐弧メタルを固定接触子と導通させると共に着脱自在にさせる取付部材とからなり、
    前記耐弧メタルは固定接触子の幅方向平坦面と垂直方向でアークが移動する側に配置され、かつ、2つの折曲部の先端位置よりも可動接触子が離れる側に平行に近接配置された気中開閉器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011065925A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Daihen Corp 細隙消弧型気中開閉器
JP2012204055A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Tokyo Electric Power Co Inc:The 消弧装置および気中開閉器
CN103500674A (zh) * 2013-09-12 2014-01-08 安徽驰纬电气有限公司 一种抗熔焊能力强的触刀装置

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