JP2009176442A - 開閉器 - Google Patents

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Katsuhiko Horinouchi
克彦 堀之内
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Abstract

【課題】シールド部材へのアークの転移を防ぐと共に、消弧性能の低下を防ぎ、地絡の発生を防止した開閉器を得る。
【解決手段】筒状の固定アーク電極2と、この固定アーク電極のまわりに配設された固定主電極3と、これら固定アーク電極及び固定主電極に対して接離する可動電極4と、上記固定主電極のまわりを包囲し上記可動電極側の端部に開口部を有するシールド部材5と、このシールド部材及び上記固定主電極の間に介装されシールド部材の内周面との間に上記固定アーク電極の中空部に連通する通路6を形成すると共に、先端部が上記シールド部材の開口部5a近傍に伸び、開極時のアークによって発生したガスを上記通路を経由して上記シールド部材の開口部に吹き付けるように形成されたガイド部材7を備えた。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば小電流の遮断を行う機能をもつ断路器などとして好ましく用いることができる開閉器に関する。
従来の開閉器として、消弧流体を充填した固定室内に、接離自在な一対の接触子と、この一対の接触子の対向電極間を包囲し、開極時上記接触子間に発生するアークにより昇圧される消弧流体を収納するとともにその消弧流体を上記アークに吹き付ける昇圧室と、この昇圧室に隣接したシリンダー室とを設け、上記シリンダー室にはばねにより弾性的に保持されるとともに上記昇圧室とシリンダー室とを区画するピストンを設け、このピストンが上記昇圧室の圧力とばねの圧力との圧力差によって動作するようにしたものがある(例えば特許文献1参照。)。
特開昭59−33725号公報(第2頁、第2図〜第3図)
上記のような従来の開閉器においては、特にアークの移動を制限する手段が設けられていないため、固定主電極(固定接触子)のまわりに電界緩和用のシールド部材が設けられているものでは、小電流を遮断しアークが点弧しているときにアークの自然な動きによりシールド部材にアークが転移する恐れがあった。シールド部材にアークが転移すると消弧性能が著しく低下し、場合によっては地絡などが発生する恐れもある。さらに永久磁石やコイルなどを用いてアークを駆動し消弧性能を高めたいわゆる磁気駆動方式を用いている場合には、さらにシールド部材に転移する可能性が高い。また、一般にシールド部材は耐弧性能が接点ほどに高くないためアークが転移するとシールドの損傷が激しいという課題もあった。
この発明は、上記のような従来技術の課題を解決するためになされたものであり、シールド部材へのアークの転移を防ぐと共に、消弧性能の低下を防ぎ、地絡の発生を防止した開閉器を得ることを目的としている。
この発明に係る開閉器は、筒状の固定アーク電極と、この固定アーク電極のまわりに配設された固定主電極と、これら固定アーク電極及び固定主電極に対して接離する可動電極と、上記固定主電極のまわりを包囲し上記可動電極側の端部に開口部を有するシールド部材と、このシールド部材及び上記固定主電極の間に介装され該シールド部材の内周面との間に上記固定アーク電極の中空部に連通する通路を形成すると共に、上記可動電極側の先端部が上記シールド部材の開口部近傍に伸びて、開極時のアークによって発生したガスを上記通路を経由して上記シールド部材の開口部に吹き付けるように形成されたガイド部材と、を備えるようにしたものである。
この発明においては、シールド部材の内周面との間に固定アーク電極の中空部に連通する通路を形成すると共に、可動電極側の先端部がシールド部材の開口部近傍に伸びて形成されたガイド部材によって、開極時のアークにより発生したガスを上記通路を経由して上記シールド部材の開口部に吹き付けるようにしたことにより、アークのシールド部材への転移が防止され、従ってシールド部材の損傷を防ぐと共に、消弧性能の低下を防ぎ、地絡の発生が防止される。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1による開閉器としての断路器の消弧室部分を示す要部断面図である。なお、この実施の形態1では、ループ電流開閉責務という例えば1〜8kA程度の通電電流を遮断する責務を有し、開極による電流遮断時には電極間にアークが発生する断路器の場合について説明する。断路器1の消弧室は、全体が同軸円筒形態をしており、略円筒状に形成された固定アーク電極2と、この固定アーク電極2のまわりに配設された閉極状態において電流を通電するための固定通電電極である固定主電極3と、これら固定アーク電極2及び固定主電極3に対して、図示省略している操作機構により図の左右方向に進退することで接離する棒状で先端部(図の右端部)に固定アーク電極2を受け入れて該固定アーク電極2に摺接する穴4aを有する可動電極4と、固定主電極3のまわりを包囲するように設けられ可動電極4側の端部に開口部5aを有するシールド部材5と、このシールド部材5及び固定主電極3の間に介装されシールド部材5の内周面5bとの間に固定アーク電極2の中空部2aに連通する通路6を形成すると共に、可動電極4側の先端部7aがシールド部材5の開口部5a近傍に伸び、開極時のアークAによって発生したガスを、通路6を経由してシールド部材5の開口部5aに吹き付けるように形成された例えば金属材からなる筒状のガイド部材7を備えている。
上記固定アーク電極2及び固定主電極3の基部(図の右側端部)には、可動電極4側の中心部に設けられた連通穴8を介して固定アーク電極2の中空部2aに連通され、径方向に数ヵ所設けられた放出穴9aを介して上記通路6に連通された圧力室9が設けられている。なお、可動側と固定側の極間の電界緩和のために設けられたシールド部材5は、開極状態において閃絡事故などが発生しないようにする目的で備えられている。また固定主電極3の上記可動電極4側の端部3aの位置は、固定アーク電極2の先端2bの位置よりも図の右方にあるように配置され、該端部3aの外周面3bは固定アーク電極2の先端2bに向けてスロープ状に傾斜して形成されている。さらに、ガイド部材7の先端部7a近傍も、開口部5aへの吹き付けがスムーズに行われるように固定主電極3の外周面3bに沿ってスロープ状に形成され、ガイド部材7の先端部7aとシールド部材5の開口部5aとでノズル様に形成されている。なお、例えばSFガスなどの消弧性ガスの充填等、その他の構成は従来の断路器と同様であるので図示及び説明を省略する。
次に上記のように構成された実施の形態1の動作について説明する。まず、閉極状態においては可動電極4は図の右方向に移動して固定主電極3及び可動電極4と接触しており、電流は通常、可動電極4と固定主電極3を流れている。断路器が開極動作に入り、可動電極4が図の左方向に駆動し始めると、まず固定主電極3が可動電極4と離れる。可動電極4と固定アーク電極2が接触している間は、これら可動電極4と固定アーク電極2の両電極間に電流が流れる。一方、可動電極4と固定アーク電極2との接触が断たれた場合には両電極間にアークAが発生し、アークAを介して両電極に電流が流れる。開極動作が進み、図1に示すように可動電極4の先端が固定アーク電極2の先端よりも左方向に位置するようになったときにも可動電極4と固定アーク電極2の間にアークAが発生する。
発生したアークは、一般的に高温でかつ高圧力であることにより、周囲のガスや空気の温度分布や圧力分布を変形させたりする他、アークが接している電極表面の形状や材料の状態によって、さらに、アークや消弧室の構造物を流れる電流により作られる磁場によって自身で変形し、あるいは移動する。また、コイルや永久磁石を消弧室内に配置し、その磁場によってアークを駆動させる磁気駆動方式を用いて断路器の消弧性能を高めたものもある。何れの場合も従来装置ではアークの転移を防ぐ手段を備えていないので、アークは自身や磁気駆動によって移動し、場合によってはシールド部材5に転移する場合があり、シールド部材5にアークが転移した場合には消弧性能が著しく低下する。また、シールド部材5は通常アルミ材料で構成されており、電極に使われている銅や銅タングステン合金に比べて熱に対する耐性が高くないため転移することによる損傷が激しい。また、アークがシールド部材5に転移することにより更にアークがシールド部材5を伝って図1で径方向に移動が進むことで、最終的に地絡に至る恐れもあった。
これに対し、この実施の形態1の断路器では、アークAで発生した高温高圧のガスの一部は、中空円筒状の固定アーク電極2の中空部2aから図中矢印で示すように連通穴8を経て図1において右方に設けられた圧力室9に導かれ、さらに、放出穴9aから通路6を通り、シールド部材5の先端部の開口部5aまで導かれる。ここで、ガイド部材7はシールド部材5の開口部5a方向へ向けられており、通路6を通ってきたガスはシールド部材5の先端部の開口部5aに吹き付けられる。高温のガスは圧力室9や通路6を通ってくる間に冷却されており、シールド部材5の開口部5aに至るときには十分に温度が低下している。このようにシールド部材5の開口部5aにガスが吹き付けられるため、アークAがシールド部材5に接近してきた場合でも、吹き付けたガスにより移動が制限されて、アークAがシールド部材5に転移することはなくなる。なお、アークAは、開極が完了するまでの間に従来のループ電流開閉責務をもつ断路器と同様、通例の使用形態である3相交流の電圧零点近傍で消弧される。
上記のようにこの実施の形態1によれば、シールド部材5の内周面5bとの間に、固定アーク電極2の中空部2aに連通する通路6を形成し、かつ、先端部7aがシールド部材5の開口部5a近傍に伸びて、開極時のアークAによって発生したガスを通路6を経由してシールド部材5の開口部5aに吹き付けるように形成されたガイド部材7を備えたので、開極時のアークAによって発生した高圧のガスは、中空部2a、連通穴8、圧力室9、放出穴9a、及び通路6を順次経由して開口部5aに吹き付けられることによって、アークAがシールド部材5に転移することが防止され、消弧性能が低下することがなくなる。また、シールド部材5の損傷も低減され、地絡発生も抑えられる。
実施の形態2.
図2はこの発明の実施の形態2による開閉器としての断路器を示す要部断面図である。図において、ガイド部材7Aは、その全体が例えばPTFE(テフロン(登録商標))などのような絶縁材料によって構成されている。その他の構成は上記実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
この実施の形態2は上記のようにガイド部材7Aを絶縁材料によって構成にしたことにより、シールド部材5へのアークAの転移による消弧性能の低下やシールド部材5の損傷を低減し、地絡発生を抑制すると共に、アークAのガイド部材7Aへの転移を防ぐことができ、従ってガイド部材7Aの損傷も防ぐことができる。さらに、ガイド部材7Aに転移することによる消弧性能の低下も防ぐことができる。また、ガイド部材が金属である場合には、開極状態において先端部における電界の形状に乱れが生じる可能性があるが、この実施の形態2では絶縁材料にしたことにより、電界の乱れが緩和されるという効果も得られる。
実施の形態3.
図3はこの発明の実施の形態3による開閉器としての断路器を示す要部断面図である。図において、ガイド部材7Bは、PTFEなどの絶縁材料によって構成された先端部材71と、アルミなどの金属材料によって構成された筒状の包囲部材72の2つの部材からなっている。その他の構成は上記実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
上記のように構成された実施の形態3においては、開極時のアークAによって発生した高温高圧のガスが通路6を通っていくときに、通路6の内周部を構成する主要部が金属の包囲部材72からなっているので、金属の熱伝導により冷却が促進され、より低い温度でガスを開口部5aに吹き付けられる一方、実施の形態2の例のように、先端部材71での電界形状の乱れを緩和することもできるという効果が得られる。
なお、上記実施の形態では開閉器が断路器の場合について説明したが、この発明の用途は必ずしも断路器に限定されるものではないことは言うまでもない。
この発明の実施の形態1による開閉器としての断路器を示す要部断面図。 この発明の実施の形態2による開閉器としての断路器を示す要部断面図。 この発明の実施の形態3による開閉器としての断路器を示す要部断面図。
符号の説明
1 断路器、 2 固定アーク電極、 2a 中空部、 2b 先端、 3 固定主電極、 3a 端部、 3b 外周面、 4 可動電極、 4a 穴、 5 シールド部材、 5a 開口部、 5b 内周面、 6 通路、 7、7A、7B ガイド部材、 7a 先端部、 71 先端部材、 72 包囲部材、 8 連通穴、 9 圧力室、 9a 放出穴、 A アーク。

Claims (5)

  1. 筒状の固定アーク電極と、この固定アーク電極のまわりに配設された固定主電極と、これら固定アーク電極及び固定主電極に対して接離する可動電極と、上記固定主電極のまわりを包囲し上記可動電極側の端部に開口部を有するシールド部材と、このシールド部材及び上記固定主電極の間に介装され該シールド部材の内周面との間に上記固定アーク電極の中空部に連通する通路を形成すると共に、上記可動電極側の先端部が上記シールド部材の開口部近傍に伸びて、開極時のアークによって発生したガスを上記通路を経由して上記シールド部材の開口部に吹き付けるように形成されたガイド部材と、を備えたことを特徴とする開閉器。
  2. 上記ガイド部材の上記可動電極側の先端部は、上記シールド部材の開口部に向けて湾曲形成されていることを特徴とする請求項1に記載の開閉器。
  3. 上記ガイド部材は、絶縁材料からなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の開閉器。
  4. 上記ガイド部材の上記可動電極側の先端部は絶縁材料からなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の開閉器。
  5. 上記通路と上記固定アーク電極の中空部との間に圧力室が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の開閉器。
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