JP2009087191A - 可撓管の変形シミュレーション方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】解析手段10Bは可撓管40の形状を示す形状データD1に基づいて構造データを生成する。解析手段10Bは、構造データと材料特性データD2と拘束条件データD3と境界条件データD4とに基づいて有限要素法による計算を行い、可撓管40の両端が構造物に取り付けられた状態で可撓管40の内周面に圧力が作用しない無負荷状態での変形挙動を示す第1のデータD10を出力手段10Cを介して出力する。また、解析手段10Bは、前記各データと可撓管40の内部に加わる圧力を示す圧力データD5とに基づいて有限要素法による計算を行い、可撓管40の内周面に前記圧力が作用した負荷状態での変形挙動を示す第2のデータD12を出力手段10Cを介して出力する。
【選択図】図4
Description
近年、エンジンルームの高密度化が進み、可撓管と他の部品や構造物との間のクリアランスが狭くなる傾向にあることから、可撓管をエンジンルームに組み付けた状態での可撓管の軌跡、すなわち、変形挙動を設計段階で正確に把握することが重要となっている。
そのため、CADソフトを用いることによって可撓管の軌跡をスプライン曲線、直線、円弧などの単純化された幾何学形状の組み合わせに基づいて作図している。
ところが、このような幾何学形状の組み合わせによって再現された可撓管の軌跡は、その再現にあたって可撓管の材料特性などが考慮されていないことから、実際にエンジンルームに組み付けた可撓管の軌跡と異なることが多く、可撓管が他の部材や構造物に干渉してしまうおそれがあった。
そこで、可撓管の軌跡を有限要素法を用いて解析する技術が提案されている(特許文献1、2参照)。
また、可撓管を中実のソリッド要素、あるいは、梁要素として要素分解して解析しているため、可撓管内部に流体の圧力が作用することで生じる可撓管の伸びや振れを含む変形挙動を解析結果に反映することができず、使用状態における可撓管の変形挙動を正確に得ることができない不利があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、設計効率の向上、設計コストの低減を図りつつ、可撓管の変形挙動を正確に再現する上で有利な可撓管の変形シミュレーション方法を提供することにある。
図1は本発明方法を実行するために使用されるコンピュータ10の構成を示すブロック図、図2はコンピュータ10の機能ブロック図である。
まず、本発明方法を実行するコンピュータコンピュータ10について説明する。
図1に示すように、コンピュータ10は、CPU12と、不図示のインターフェース回路およびバスラインを介して接続されたROM14、RAM16、ハードディスク装置18、ディスク装置20、キーボード22、マウス24、ディスプレイ26、プリンタ28などを有している。
ROM14は制御プログラムなどを格納し、RAM16はワーキングエリアを提供するものである。
ハードディスク装置18は本発明に係る可撓管の変形シミュレーション方法を実現するための解析プログラムを格納している。
ディスク装置20はCDやDVDなどの記録媒体に対してデータの記録および/または再生を行うものである。
キーボード22およびマウス24は、操作者による操作入力を受け付けるものであり、入力手段10A(図2)を構成するものである。
ディスプレイ26はデータを表示出力するものであり、プリンタ28はデータを印刷出力するものであり、ディスプレイ26およびプリンタ28によってデータを出力する出力手段10C(図2)が構成されている。
入力手段10Aは、操作者による操作入力を受け付けることにより、可撓管を有限要素法によって解析するにあたって必要なデータを入力するものであり、それらデータについては後述する。
解析手段10Bは、入力手段10Aによって入力されたデータに基づいて有限要素法による解析処理を行うものであり、図1に示すハードディスク装置18に格納されている解析プログラムがRAM16にロードされ、CPU12が解析プログラムに基づいて動作することで実現される。
出力手段10Cは、解析手段10Bによる計算結果から構成されるデータを出力するものである。
図3(A)は可撓管40の正面図、(B)は可撓管40の側面図である。
なお、本実施の形態では、可撓管40が、自動車のエンジンルームに組み付けられ流体を輸送するものである場合について説明する。
図3(A)、(B)に示すように、可撓管40は、可撓性を有する材料によって筒状に構成され、内部に流体を輸送するための内部空間Sが形成されており、本実施の形態では、可撓管40は円筒状を呈している。
可撓管40は長手方向の両端40A、40Bがそれぞれエンジンルーム内の取り付け箇所にそれぞれ取り付けられることでエンジンルームに組み付けられる。
本実施の形態では、図3(A)に示すように、可撓管40は、チューブ層42と、補強部材44と、カバー層46とを備えている。
チューブ層42は内部空間Sに臨んで円筒壁状に形成され、内部空間Sを輸送される流体をチューブ層42の外側に漏らさない材料、例えば、ゴムなどで形成されている。
補強部材44は、チューブ層42の強度を補強するためにチューブ層42に設けられている。本実施の形態では、補強部材44は、図中二点鎖線で示すように、チューブ層42の厚さ方向(半径方向)の内部において可撓管40の長手方向および周方向にわたって円筒状をなすように埋め込まれている。
カバー層46は、チューブ層42の外周面を覆うように円筒壁状に設けられ、チューブ層42を保護している。
言い換えると、可撓管40は、管状に形成されたチューブ層42およびカバー層46からなる母材と、この母材を補強するために該母材に設けられた補強部材44とを含んで構成された複合材料で構成されている。
補強部材44としては、例えば、繊維材料あるいは金属材料が採用可能であり、一層あるいは複数層設けられている。
図5(A)、(B)は可撓管40の取り付け時の動きを模式的に示す説明図である。
可撓管40をエンジンルームに取り付けるに際しては、図5(A)の位置(イ)に示すように、直線状に延在する可撓管40の一端40Aをエンジンルームの取り付け位置gに固定し、次いで、位置(ロ)に示すように、可撓管40の他端40Bを当初の位置eから中間位置e′まで変位させる。
次いで、図4(B)に位置(ハ)で示すように、可撓管40の他端40Bを中間位置e′から取付位置e″まで変位させ、他端40Bを取付位置e″で固定する。
このような可撓管40の動きを有限要素法を用いて解析して再現するにあたって、可撓管40の各部分の位置をエンジンルームを示す図面上の3次元座標を基準として表現すると、図面上の3次元座標の原点や座標軸は可撓管40の動きとは無関係に定義されていることから解析時の計算が複雑になる不都合がある。
そのため、エンジンルームの3次元空間を示す座標を図面上の3次元座標から、解析時の計算が簡素となるように有限要素法解析用の3次元座標に変換する(ステップS10)。
すなわち、図5(A)、(B)を用いて説明すると、有限要素法解析用の3次元座標は、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸上の座標で定義される。
そして、図5(A)に示すように、位置(イ)で示す直線状に延在する可撓管40の一端40Aの位置をX軸およびY軸の原点に定め、他端40BをX軸上の座標eとし、可撓管40がX軸上に延在しているものとする。
このように、可撓管40の両端40A、40Bや取り付け箇所、あるいは、可撓管40の中間箇所がX軸、Y軸、Z軸、XY平面、YZ平面、XZ平面の何れかに位置するように有限要素法解析用の3次元座標への変換を行うことで解析時の計算の単純化を図っている。
なお、このような座標の変換処理は必須ではないが、本実施の形態のように変換処理を行うことで解析時の計算の単純化を図れ、解析時間の短縮を図る上で有利となる。
境界条件は、図5(A)、(B)に示すように、位置(イ)、位置(ロ)、位置(ハ)の順番で可撓管40を動かした際における両端40A、40Bの位置、移動量を示すものである。
図5の例では、可撓管40を位置(イ)から位置(ロ)に動かす際には、まず、可撓管40の他端40BをX軸に対してφ度傾斜させて位置e′に移動させ、次いで可撓管40の角度φを保ちつつ位置e″に移動させている。したがって、図5の例では、境界条件を示す位置や移動量は、上述した角度φや他端40Bの座標の移動量(図中lx、lyで示されている)で表現されることになる。
形状データD1としては、例えば、可撓管40の長さ、外径、内径、および、可撓管40を構成するチューブ層42、補強部材44、カバー層46の形状や構造を含む。より詳細には、補強部材44の層数や補強部材44を構成する繊維部材の配向方向などを含む。
次に、解析手段10Bは形状データD1に基づいて可撓管40を要素分割し複数の要素と複数の節点を設定することで構造データを生成する(ステップS16:構造データ生成ステップ)。
この構造データ生成ステップによる要素分割は、可撓管40の母材であるチューブ層42およびカバー層46をシェル要素またはソリッド要素でモデル化するとともに、補強部材44を補強材要素でモデル化することでなされる。
すなわち、可撓管40のモデル化に際して、シェル要素またはソリッド要素を用いて可撓管40を中空の管体として厳密にモデル化するとともに、補強材要素を用いて補強部材44の特性を厳密に反映してモデル化する。
なお、補強材要素は、市販されている有限要素法解析プログラムにおいて既に使用されており、例えば、ダッソーシステムズ社の有限要素法解析プログラムであるABAQUS(登録商標)では、補強材要素がリバー要素という名称で使用されている。
本実施の形態では、チューブ層42、補強部材44、カバー層46の材料特性データD2を設定する。
材料特性としては、例えば、ヤング率、ポアソン比、密度(質量密度)などが挙げられる。
拘束条件は、各節点に対して該節点の持つ各自由度(6自由度)の固定あるいは自由を設定するものであり、従来公知の有限要素法の手法に基づいて設定される。
すなわち、可撓管40の両端40A、40Bを構造物などに取り付ける際の両端40A、40Bの移動量および位置を定義する境界条件を示す境界条件データD4が解析手段10Bに設定される。
本実施の形態では、出力手段10Cから出力されるデータD10は節点の変位量を示す変位量データD10として得られる。
この変位量データD10は、例えば、可撓管40を3次元的に示した画像などによって表現されるが、変位量データD10をどのような形態で出力し、表現するかは任意である。
すなわち、位置(イ)で示すように一端40Aが固定された状態で直線状に延在する可撓管40を位置(ロ)まで動かし、次いで、可撓管40を位置(ハ)まで動かして他端40Bを取り付け位置にまで動かした状態を示している。
なお、図中、符号(ニ)で示す太実線は、スプライン曲線、直線、円弧などの単純化された幾何学形状の組み合わせに基づいて求められた可撓管40の変形挙動(軌跡)を示すものであり、解析手段10Bで得られた変位量データD10で示される可撓管40の変形挙動(軌跡)に比較して可撓管40の中間部の湾曲が反映されていないことがわかる。
図7は、可撓管40の全長を2種類に変更した場合を示している。
すなわち、可撓管40の全長をL1と、L2(L2>L1)との2種類に変更した場合、可撓管40の全長がL1、L2の場合の変形挙動をそれぞれ位置(ホ)、位置(へ)で示す。
可撓管40の全長がL1の場合に比較して全長がL2と長くなると、可撓管40の中間部の湾曲がより大きくなっていることがわかる。
圧力設定ステップによる圧力データD5の設定は、前記圧力が時間経過によらず一定となるように、言い換えると静的な圧力が作用するものとしてもよいし、あるいは、前記圧力が時間経過とともに変化するように、言い換えると動的な圧力が作用するものとしてもよい。
本実施の形態では、出力手段10Cから出力される第2のデータD12も節点の変位量を示す変位量データD12として得られる。すなわち、この変位量データD12は可撓管40に圧力が加わることで発生する可撓管40の伸びや振れを反映したものとなる。
変位量データD12も可撓管40を3次元的に示した画像などによって表現されるが、どのような形態で出力し、表現するかは任意である。
ステップS32によって設計が適当であると評価されたならば、一連の処理を終了する。
すなわち、可撓管40の無負荷状態での変形挙動を実線(位置(ハ))で、負荷状態での変形挙動を破線(位置(ト))で示す。
可撓管40に圧力による負荷がかかることで、可撓管40に伸びや振れが生じることにより、無負荷状態の可撓管40に比較して可撓管40の中間部の湾曲が若干大きくなっていることがわかる。
図9は可撓管40の無負荷状態での変形挙動を3次元的に示す説明図であり、(A)は可撓管40の正面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は(B)のC矢視図である。また、図10は可撓管40の負荷状態での変形挙動を3次元的に示す説明図であり、(A)は可撓管40の正面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は(B)のC矢視図である。
この場合も可撓管40に圧力による負荷がかかることで、無負荷状態の可撓管40に比較して可撓管40の中間部の湾曲度合いが変化(増大)していることがわかる。
また、従来のように、実際に製造された可撓管を用いてねじり剛性や曲げ剛性の実測データを得るとともに、それら実測データを用いて解析を行う必要が無いため、可撓管の現物を用いることなく、可撓管の変形挙動を得ることができる。
したがって、設計効率の向上、設計コストの低減を図りつつ、可撓管の変形挙動を正確に再現する上で有利となる。
したがって、従来のように可撓管40を中実のソリッド要素あるいは梁要素でモデル化する場合に比較して、可撓管40の変形挙動を正確に再現する上でより有利となる。
また、本実施の形態では、補強材要素を用いて補強部材44の特性を厳密に反映してモデル化した。
したがって、可撓管40が補強部材44を有したものである場合において可撓管40の変形挙動を正確に再現する上でより一層有利となる。
また、このような補強材要素を用いる代わりに、材料特性設定ステップによって設定される可撓管40の材料特性データに、補強部材44の材料特性を示す材料特性データを含ませるようにすることで補強部材44の特性を反映して可撓管40をモデル化してもよく、この場合にも、可撓管40が補強部材44を有したものである場合において可撓管40の変形挙動を正確に再現する上で有利となる。
なお、補強部材44が強度について異方性を有している場合、補強部材44の材料特性データとして補強部材44の異方性を示す材料特性データが含まれていれば、補強部材44の異方性を反映して可撓管40をモデル化でき、可撓管40の変形挙動を正確に再現する上でより有利となる。
この場合には、可撓管40内部の流体の質量が反映されるため、可撓管40の変形挙動を正確に再現する上でより一層有利となる。
すなわち、入力手段10Aおよび出力手段10Cを構成する第1のコンピュータと、解析手段10Bを構成する第2のコンピュータとを別々のコンピュータ10で構成し、各手段の間でのデータのやり取りをネットワーク32経由で行うことで本発明方法を実現してもよい。
また、解析手段10Bで得られた解析結果を格納する第3のコンピュータをネットワーク32に接続して設け、第3のコンピュータに格納されている解析結果をネットワーク32経由で第3のコンピュータ以外のコンピュータから読み出すようにするなど任意である。
Claims (8)
- 可撓管の両端が構造物に取り付けられた状態における前記可撓管の変形挙動を有限要素法によりコンピュータを用いて解析する可撓管の変形シミュレーション方法であって、
前記コンピュータは、操作者による操作入力を受け付ける入力手段と、有限要素法による解析処理を行う解析手段と、データの出力を行う出力手段とを備え、
操作者が前記入力手段に対して操作入力を行うことにより前記可撓管の形状を示す形状データを前記解析手段に与える形状データ入力ステップと、
前記解析手段が前記形状データに基づいて前記可撓管を要素分割し複数の要素と複数の節点を設定することで構造データを生成する構造データ生成ステップと、
操作者が前記入力手段に対して操作入力を行うことにより前記可撓管の材料特性を示す材料特性データを前記解析手段に設定する材料特性設定ステップと、
操作者が前記入力手段に対して操作入力を行うことにより前記可撓管の拘束条件を示す拘束条件データを前記解析手段に設定する拘束条件設定ステップと、
操作者が前記入力手段に対して操作入力を行うことにより前記可撓管の両端を前記構造物に取り付ける際の前記両端の移動量および位置を定義する境界条件を示す境界条件データを前記解析手段に設定する境界条件設定ステップと、
前記解析手段が、前記構造データ生成ステップで生成された構造データと前記材料特性設定ステップで設定された材料特性データと前記拘束条件設定ステップで設定された拘束条件データと前記境界条件設定ステップで設定された境界条件データとに基づいて有限要素法による計算を行い、前記可撓管の両端が前記構造物に取り付けられた状態で前記可撓管の内周面に前記圧力が作用しない無負荷状態での変形挙動を示す第1のデータを出力する第1のデータ出力ステップと、
操作者が前記入力手段に対して操作入力を行うことにより前記可撓管の内周面に作用する圧力を示す圧力データを前記解析手段に設定する圧力設定ステップと、
前記解析手段が、前記構造データ生成ステップで生成された構造データと前記材料特性設定ステップで設定された材料特性データと前記拘束条件設定ステップで設定された拘束条件データと前記境界条件設定ステップで設定された境界条件データと前記圧力設定ステップで設定された圧力に基づいて有限要素法による計算を行い、前記可撓管の両端が前記構造物に取り付けられた状態で前記可撓管の内周面に前記圧力が作用した負荷状態での変形挙動を示す第2のデータを出力する第2のデータ出力ステップとを含む、
ことを特徴とする可撓管の変形シミュレーション方法。 - 前記構造データ生成ステップによる要素分割は前記可撓管をシェル要素またはソリッド要素でモデル化することでなされる、
ことを特徴とする請求項1記載の可撓管の変形シミュレーション方法。 - 前記可撓管は、管状に形成された母材と、前記母材を補強するために該母材に設けられた補強部材とを含んで構成され、
前記構造データ生成ステップによる要素分割は、前記母材をシェル要素またはソリッド要素でモデル化するとともに、前記補強部材を補強材要素でモデル化することでなされる、
ことを特徴とする請求項1記載の可撓管の変形シミュレーション方法。 - 前記可撓管は、管状に形成された母材と、前記母材を補強するために該母材に設けられた補強部材とを含んで構成され、
前記構造データ生成ステップによる要素分割は、前記可撓管をシェル要素またはソリッド要素でモデル化することでなされ、
前記材料特性設定ステップによって設定される前記可撓管の材料特性データは、前記補強部材の材料特性を示す材料特性データを含む、
ことを特徴とする請求項1記載の可撓管の変形シミュレーション方法。 - 前記補強部材はその強度が異方性を有し、
前記補強部材の材料特性を示す材料特性データは、前記補強部材の異方性を示す材料特性データを含む、
ことを特徴とする請求項4記載の可撓管の変形シミュレーション方法。 - 操作者が前記入力手段に対して操作入力を行うことにより前記可撓管の内部を通る流体の質量密度を示す流体密度データを前記解析手段に設定する流体密度設定ステップを更に有し、
前記解析手段による前記計算は、前記流体密度設定ステップで設定された前記流体密度データから求められる前記可撓管内部の流体の質量が前記可撓管に作用する荷重を反映してなされる、
ことを特徴とする請求項1記載の可撓管の変形シミュレーション方法。 - 前記出力ステップによって出力される前記可撓管の変形挙動を示すデータは、前記複数の節点の変位量で示される、
ことを特徴とする請求項1記載の可撓管の変形シミュレーション方法。 - 前記圧力設定ステップによる圧力データの設定は、前記圧力が時間経過によらず一定となるように、あるいは、前記圧力が時間経過とともに変化するようになされる、
ことを特徴とする請求項1記載の可撓管の変形シミュレーション方法。
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