JP2009086223A - 投射機能付き電子機器 - Google Patents

投射機能付き電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2009086223A
JP2009086223A JP2007254949A JP2007254949A JP2009086223A JP 2009086223 A JP2009086223 A JP 2009086223A JP 2007254949 A JP2007254949 A JP 2007254949A JP 2007254949 A JP2007254949 A JP 2007254949A JP 2009086223 A JP2009086223 A JP 2009086223A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
projection
image
light source
size
electronic device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007254949A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Fujinawa
展宏 藤縄
Tetsuya Yamamoto
哲也 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2007254949A priority Critical patent/JP2009086223A/ja
Publication of JP2009086223A publication Critical patent/JP2009086223A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】消費電力を減少させるために、光源に供給する電力を減少させても、投射画像の明るさの低減を抑制できる投射機能付き電子機器を提供する。
【解決手段】LED光源223が発生する光を利用して投射画像を投射する投射ユニット200と、LED光源223に供給する電力を制御する光源供給電力制御部101Aと、投射ユニット200によって投射する投射画像のサイズを制御する投射画像サイズ制御部101Bと、電力を供給するバッテリ321の残量を検出するバッテリ残量予測回路323とを備え、光源供給電力制御部101Aは、バッテリ321の残量に基づいて、LED光源223に供給する電力を変更し、投射画像サイズ制御部101Bは、LED光源223に供給される電力に基づいて、投射画像のサイズを変更する。
【選択図】図2

Description

本発明は、投射機能付き電子機器に関する。
電池の残容量の減少に応じて、投射される画像の明るさを低下させる電池駆動式プロジェクタが従来技術として知られている(たとえば、特許文献1参照)。この電池駆動式プロジェクタでは、電池の残容量の減少に応じて、光源ランプから射出される照明光の明るさを低下させる。これにより、光源ランプの消費電力を減少させ、電池の寿命を延長することができるので、プロジェクタの使用可能時間を延長することができる。
特開2003−149733号公報
特許文献1に記載の電池駆動式プロジェクタでは、電池の残容量が少なくなると、投射される画像が暗くなり、見づらくなるという問題点がある。
(1)請求項1の発明の投影機能付き電子機器は、光源が発生する光を利用して投射画像を投射する投射手段と、光源に供給する電力を制御する電力制御手段と、投射手段によって投射する投射画像のサイズを制御するサイズ制御手段と、電力を供給するバッテリの残量を検出する残量検出手段とを備え、電力制御手段は、残量検出手段によって検出したバッテリの残量に基づいて、光源に供給する電力を変更し、サイズ制御手段は、光源に供給される電力に基づいて、投射画像のサイズを変更することを特徴とする。
(2)請求項2の発明は、請求項1に記載の投射機能付き電子機器において、電力制御手段は、バッテリの残量が減少すると、光源に供給する電力を小さくすることを特徴とする。
(3)請求項3の発明は、請求項1に記載の投射機能付き電子機器において、投射機能付き電子機器を第1のモードと第2のモードとに設定するモード設定手段を備え、電力制御手段は、モード設定手段によって第1のモードが設定されたとき、バッテリの残量が減少すると、光源に供給する電力を小さくし、モード設定手段によって第2のモードが設定されたとき、バッテリの残量が減少しても光源に供給する電力を小さくしないことを特徴とする。
(4)請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の投射機能付き電子機器において、投射手段は、投射レンズと、投射レンズのレンズ位置を変更するアクチュエータを有し、サイズ制御手段は、アクチュエータにより投射レンズのレンズ位置を変更することによって投射画像のサイズを変更することを特徴とする。
(5)請求項5の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の投射機能付き電子機器において、投射手段は、レンズ位置を変更することによって投射画像のサイズを変更する投射レンズと、投射レンズの位置調整を行う操作部材とを有し、サイズ制御手段は、投射レンズのレンズ位置の変更をユーザに指示する投射画像を投射することを特徴とする。
(6)請求項6の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の投射機能付き電子機器において、サイズ制御手段は、投射画像が投射されている投射面に投射機能付き電子機器を近づけるようにユーザに指示する投射画像を投射することを特徴とする。
(7)請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の投射機能付き電子機器において、被写体を撮像して画像信号を出力する撮像手段を備え、投射機能付き電子機器は、投射機能付きカメラであることを特徴とする。
(8)請求項8の発明は、請求項7項に記載の投射機能付き電子機器において、被写体の輝度を検出する輝度検出手段と、検出された輝度に基づいて露出値を演算する演算手段と、演算された露出値で撮像手段による撮像を制御する撮像制御手段とを有し、サイズ制御手段は、輝度検出手段によって検出された被写体の輝度に基づいて、投射画像のサイズを変更することを特徴とする。
本発明によれば、光源に供給する電力に基づいて、投射画像のサイズを変更するようにした。したがって、投射機能付き電子機器の消費電力を減少させるために、光源に供給する電力を減少させても、投射画像における明るさの低減を抑制できる。
−第1の実施形態−
以下、図面を参照して本発明を実施するための第1の実施形態の投射機能付きカメラ1について説明する。投射機能付きカメラ1は、撮影機能と投射機能とを有する。図1(a)は、本発明の第1の実施形態による投射機能付きカメラ1を前方から見た図である。図1(a)において、投射機能付きカメラ1の正面には、撮像光学系121(図示せず。図2参照。)を構成する撮影レンズ121Aと、投射光学系221(図示せず。図2参照。)の投射窓221Aが設けられている。
投射機能付きカメラ1は、机上などに載置された状態、または不図示のクレードル上に載置された状態で、前方のスクリーンなどに向けて、内蔵する投射ユニット200(プロジェクタ)によって画像などの投射情報を投射する。投射機能付きカメラ1の上面には、レリーズスイッチ103Aが設けられている。後述する撮像ユニット100(図2)の撮像光学系121と、投射ユニット200の投射光学系221とは縦方向に並べて配設される。
図1(b)は、本発明の第1の実施形態による投射機能付きカメラ1を後方から見た図である。図1(b)において、投射機能付きカメラ1の背面には、液晶モニタ105の表示部105Aと、撮影/液晶再生/投射再生切替ボタン103Bと、モードボタン103Cと、マルチセレクタスイッチ103Dと、投射スタートボタン103Eと、メニューボタン103Fと、削除ボタン103Gとが設けられている。
投射機能付きカメラ1は、静止画像や動画などを投射するのと同時に、投射している静止画像や動画などを液晶モニタ105の表示部105Aに表示することができる。
撮影/液晶再生/投射再生切替ボタン103Bは、撮影モードと、液晶再生モードと、投射再生モードとの間を切り替えるためのボタンである。撮影モードは、撮影するとき(撮影機能を動作させるとき)のモードであり、液晶再生モードは、画像などを液晶モニタ105で再生するときのモードであり、投射再生モードは、画像などを投射して再生するとき(投射機能を動作させるとき)のモードである。撮影モードが選択されているときに、撮影/液晶再生/投射再生切替ボタン103Bを押すと液晶再生モードに切り替わる。液晶再生モードが選択されているとき、撮影/液晶再生/投射再生切替ボタン103Bを押すと投射再生モードに切り替わる。投射再生モードが選択されているとき、撮影/液晶再生/投射再生切替ボタン103Bを押すと撮影モードに切り替わる。
モードボタン103Cは、液晶モニタ105の表示部105Aにモードメニューを表示させるためのボタンである。たとえば、投射再生モードにおいて、モードボタン103Cを押すと、設定モードや撮影画像確認モードなどからなるモードメニューが表示される。マルチセレクタスイッチ103Dを操作して、液晶モニタ105の表示部105Aに表示されたモードメニューの中から各種モードを選択することができる。投射スタートボタン103Eは、投射画像の投射を開始するためのボタンである。
メニューボタン103Fは、モードボタン103Cによって選択されたモードに応じたメニューを表示させるためのボタンである。たとえば、投射再生の設定モードを選択した後、メニューボタン103Fを押すと、バッテリ残量に応じて後述するLED光源223に供給する電力を制御する省エネモード、あるいはバッテリ残量に応じて、後述するLED光源223に供給する電力の制御を行わないノーマルモードに設定するメニューが表示される。このメニューより、省エネモードあるいはノーマルモードを選択することにより、投射再生のモードを省エネモードあるいはノーマルモードに設定することができる。
図2は、投射機能付きカメラ1の構成を説明するブロック図である。図2において投射機能付きカメラ1は、撮像ユニット100と、投射ユニット200と、電源部300と、制御回路101と、メモリ102と、操作部材103と、外部インターフェイス(I/F)回路104と、液晶モニタ105と、メモリカードインターフェイス(I/F)106とを備えている。メモリカードインターフェイス106には、メモリカード150が接続される。
制御回路101は、制御プログラムに基づいて、カメラ内各部から入力される信号を用いて所定の演算を行い、カメラ内各部に対する制御信号を送出する。これにより、投射機能付きカメラ1の撮影動作、液晶再生動作および投射再生動作をそれぞれ制御する。なお、制御プログラムは制御回路101内の不図示のROMに格納される。また、制御回路101には不図示の画像処理用半導体が内蔵されている。画像処理用半導体は、液晶モニタ105や投射画像に静止画像や動画を表示するための画像処理を行う。
制御回路101は、光源供給電力制御部101Aと、投射画像サイズ制御部101Bとを有する。光源供給電力制御部101Aは、電源部300から出力されるバッテリの残量データ、つまりバッテリの残量に基づいて、投射ユニット200の光源に供給する駆動電流を制御する。投射画像サイズ制御部101Aは、投射ユニット200の光源に供給する駆動電流に基づいて、投射ユニット200から投射させる画像のサイズを制御する。
メモリ102は制御回路101の作業用メモリとして使用される。操作部材103はレリーズスイッチ103A、撮影/液晶再生/投射再生切替ボタン103B、モードボタン103C、マルチセレクタスイッチ103D、投射スタートボタン103E、メニューボタン103Fおよび削除ボタン103Gを含み、操作されたボタンやスイッチに対応する操作信号を制御回路101へ送出する。メモリカード150は、制御回路101の指示によりデータの書き込み、保存および読み出しが可能である。
液晶モニタ105は、制御回路101からの指示により画像やテキストなどの情報を表示する。テキスト情報は、投射機能付きカメラ1の操作メニュー、メッセージなどである。外部インターフェイス回路104は、制御回路101からの指示により外部機器(パーソナルコンピュータ、テレビジョン、ビデオデッキ、プリンタ、クレードルなど)との間でコマンドおよびデータを送受信する。
図2の撮像ユニット100は、撮像光学系121、撮像素子122および撮像制御回路123を有し、制御回路101からの指示に応じて被写体の撮像を行う。撮像光学系121は、撮像素子122の撮像面上に被写体像を結像させる。撮像素子122としては、CCDやCMOS撮像素子などが用いられる。撮像制御回路123は、制御回路101からの指示により撮像素子122を駆動制御するとともに、撮像素子122から出力される画像信号に対して所定の信号処理を行う。信号処理後の画像のデータは、所定形式の画像ファイルとしてメモリカード150に記録される。
制御回路101は、撮像素子122から出力される画像信号を用いて被写体の輝度を算出する。そして、算出した輝度に基づき、露出演算を行い、露出値を算出することができる。
撮像ユニット100は、投射ユニット200から投射された画像を撮像できる構成になっている。投射された画像を撮影したときの撮像素子122から出力される画像信号より、投射された画像の明るさ(輝度)を検出する。
図2の投射ユニット200は、投射光学系221、液晶パネル222、LED光源223、投射制御回路224およびレンズ駆動回路225を含む。LED光源223は、供給電流に応じた明るさで液晶パネル222を照明する。液晶パネル222は、投射制御回路224からの駆動信号に応じて光像を生成する。投射光学系221は、液晶パネル222から射出される光像を投射する。投射制御回路224は、制御回路101からの指示により、LED光源223および液晶パネル222へ制御信号を送出する。レンズ駆動回路225は、投射制御回路224から出力されるフォーカス調節信号に基づいて、投影光学系221を構成する投影レンズのレンズ位置を光軸方向に変更するアクチュエータである。
図3を参照して、投射機能付きカメラ1に内蔵されている投射ユニット200について詳細に説明する。図3(a)は、投射機能付きカメラ1を前方から見たときの投射ユニット200を説明するための図である。図3(b)は、図4(a)のA−A断面図である。投射ユニット200は、L字形状のモジュールである。
投射ユニット200には、投射光学系221、液晶パネル222およびLED光源223のほかに集光光学系226と、PBS(偏光ビームスプリッタ)ブロック227とが含まれる。また、投射光学系221には、屈曲プリズム221Bと投射レンズ221Cとが含まれる。LED光源223の底面には放熱板228が設けられる。
上記構成の投射ユニット200による投射機能について説明する。上記構成の投射ユニット200において、不図示のハーネスおよびパターンを介してLED光源223に駆動電流が供給される。LED光源223は、駆動電流に応じた明るさの光を集光光学系226へ向けて射出する。集光光学系226はLED光を略平行光にしてPBSブロック227へ入射させる。
PBSブロック227へ入射された光束は、PBSブロック227を透過して液晶パネル222を照明する。液晶パネル222は反射型液晶パネルで、赤、緑、青のフィルターが形成された複数の画素から構成され、カラーの画像を生成するように駆動されている。液晶パネル222の液晶層を透過する光は液晶パネル222の反射面で反射された後、液晶パネル222から射出され、PBSブロック227へ再度入射される。PBSブロック227は、再入射された光束を偏光分離部227aで反射(折り曲げる)し、上方の投射光学系221へ向けて投射光として射出する。投射光学系221に入射した光束は、屈曲プリズム221Aで折り曲げられ、投射機能付きカメラ1の前方へ放射される。
投射ユニット200には、上述のレンズ駆動装置225が設けられている。レンズ駆動回路225は、制御回路101からの指示に応じて投射レンズ221Cのレンズ位置を電動で変更する。これにより、投射レンズ221Cの焦点距離が変わり、投射ユニット200から投射される画像のサイズが変更される。
図2の電源部300は、バッテリ321、電源回路322、およびバッテリ残量予測回路323を含む。バッテリ321は充電式電池、着脱可能な電池パックや乾電池などによって構成される。電源回路322は、バッテリ321から供給される電圧を所定電圧に変換する。バッテリ残量予測回路323は、バッテリ321の残量を予測して、制御回路101に残量データとして出力する。
図4を参照してバッテリ残量予測回路323について説明する。バッテリ残量予測回路323は、制御回路421、電圧・電流検出回路422、A/Dコンバータ523、RAM424およびデータテーブルROM425を有する。制御回路421は、バッテリ残量予測回路323のバッテリ残量予測機能を制御する。電圧・電流検出回路422は、バッテリ321の電池電圧と、消費電流を検出する。A/Dコンバータ423は、電圧・電流検出回路422が検出したアナログデータをデジタルデータに変換する。RAM424は、デジタルデータに変換した電圧データを一時的に記憶する。データテーブルROM425は、バッテリ321の電池電圧をバッテリ321の残量に換算するデータテーブルを記憶する。
バッテリ残量予測回路323のバッテリ残量予測処理について、図5のフローチャートを参照して説明する。図5の処理は、制御回路421において実行される。
ステップS501では、電圧・電流検出回路422でバッテリ321の電池電圧を検出する。ステップS502では、電圧・電流検出回路422で検出したバッテリ321の電池電圧をA/Dコンバータ423においてデジタルデータに変換する。ステップS503では、デジタルデータに変換した電圧値をRAM424において一時記憶する。ステップS504では、RAM424に一時記憶している電圧値を、データテーブルROM425に記憶しているデータテーブルと照合する。ステップS505では、データテーブルの照合により算出されたバッテリ残量を残量データとして制御回路101に出力する。
図6を参照して、省エネモード時の光源供給電力制御部101AにおけるLED光源223に供給する駆動電流の制御について説明する。光源供給電力制御部101Aは、バッテリ残量予測回路323が算出したバッテリ321の残量データに基づいて、LED光源223に供給する駆動電流を制御する。バッテリ残量が50%より大きいときは、W1(たとえば、700)(mA)の駆動電流をLED光源223に供給する。一方、バッテリ残量が50%以下のときは、W2(たとえば、175)(mA)の駆動電流をLED光源223に供給する。
図7を参照して、省エネモード時の投射画像サイズ制御部101Bにおける投射画像のサイズ制御について説明する。投射画像サイズ制御部101Bは、LED光源223に供給する駆動電流に基づいて、投射画像のサイズを制御する。投射画像サイズ制御部101Bは、投射光学系221を構成する投射レンズ221Cの投写倍率を制御することによって投射された画像のサイズを変更する。LED光源223に供給する駆動電流の情報は、光源供給電力制御部101Aより取得する。LED光源223に供給する駆動電流がW2(たとえば、175)(mA)より大きい場合は、投射レンズ221Cの投写倍率をL1にする。その結果、図8(a)に示すように、サイズが大きい投射画像81が投射面に投射される。一方、LED光源223に供給する駆動電流がW2(たとえば、175)(mA)以下場合は、投射レンズ221Cの投写倍率をL2にする。その結果、図8(b)に示すように、サイズが小さい投射画像82が投射面に投射される。レンズによって、投写距離一定のまま倍率を変えることも可能(ズーム)であるし、ピント位置が変わって倍率が変わる構成でもよい。ただし、この場合はユーザに投写距離変更を通知することが好ましい。
ノーマルモード時、光源供給電力制御部101Aは、バッテリ残量予測回路323が算出したバッテリ321の残量データに基づいて、LED光源223に供給する駆動電流を制御しない。また、ノーマルモード時、投射画像サイズ制御部101Bは、LED光源223に供給する駆動電流に基づいて、投射された画像のサイズを制御しない。
以上説明した第1の実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)LED光源223に供給する駆動電流に基づいて、投射画像81,82のサイズを制御するようにした。したがって、投射機能付きカメラ1の消費電力を減少させるために、LED光源223に供給する駆動電流を減少させても、投射画像82のサイズを小さくすることによって、投射画像82の明るさの低減を抑制できる。
(2)バッテリ321の残量に基づいて、LED光源223に供給する駆動電流を制御するようにした。したがって、LED光源223の消費電力を減少させ、バッテリ321の寿命を延長することができる。
(3)バッテリ残量に応じてLED光源223に供給する電力を制御する省エネモードおよびバッテリ残量に応じてLED光源223に供給する電力の制御を行わないノーマルモードを、ユーザの操作部材103の操作で設定できるようにした。そして、投射画像サイズ制御部101Bは、省エネモード時、LED光源223に供給する駆動電流に基づいて投射された画像のサイズを制御し、ノーマルモード時、LED光源223に供給する駆動電流に基づいて投射された画像のサイズを制御しないようにした。これにより、ユーザの選択により、LED光源223に供給する駆動電流に基づいて投射された画像のサイズを変更するか否かを決定することができ、投射機能付きカメラ1の利便性が向上する。
(4)LED光源223に供給する駆動電流に基づいて、投射ユニット200から投射される画像のサイズが電動で変更されるようにした。これにより、LED光源223に供給する駆動電流に基づいて、投射ユニット200から投射される画像のサイズが自動的に変更されるようになり、投射機能付きカメラ1の利便性が向上する。
以上の第1の実施形態を次のように変形することができる。
(1)投射された画像のサイズを変更するため、電動で投射レンズ221Cのレンズ位置を変更できるようにした。しかし、投射レンズ221Cのレンズ位置を変更できる操作部材を投射機能付きカメラ1に設け、ユーザが手動で投射された画像のサイズを変更するようにしてもよい。投射ユニット200にレンズ駆動回路225を設ける必要がないので、投射機能付きカメラ1を小型化できるとともに製造コストも安くできる。この場合、LED光源223に供給する駆動電流を減少させるとき、ユーザに手動操作で投射画像のサイズを減少させるように通知する。たとえば、図9に示すように、投射画像81に重ねて、手動操作で投射画像のサイズを減少させることを指示する指示画面91を表示する。投射レンズ221Cのレンズ位置が固定されている場合、ユーザに対して、投射機能付きカメラ1を投射面に近づけるように通知してもよい。投射機能付きカメラ1を投射面に近づけることによっても、投射画像のサイズを小さくすることができるからである。
(2)LED光源223に供給する駆動電流に基づいて、投射画像81,82のサイズを制御するようにした。しかし、投射画像81の明るさに基づいて、投射画像81,82のサイズを制御するようにしてもよい。これにより、LED光源223に供給する駆動電流に関係なく、一定の明るさで投射画像81,82を視認することができる。投射画像81,82の明るさは、撮像ユニット100の撮像素子122から出力される信号によって検出される。
図10を参照して、投射画像の明るさに基づく投射画像のサイズ制御処理について説明する。図10の処理は、投射機能付きカメラ1により投射が開始されるとスタートするプログラムを実行して制御回路101において行われる。
ステップS1001では、撮像ユニット100で投射画像を撮像し、投射画像の明るさを検出する。ステップS1002では、撮像ユニット100が検出した明るさは所定の明るさ(たとえば、200lx)より明るいか否かを判定する。撮像ユニット100が検出した明るさは所定の明るさより明るい場合はステップS1002が肯定判定され、ステップS1003へ進む。撮像ユニット100が検出した明るさは所定の明るさより明るくない場合はステップS1002が否定判定され、ステップS1004へ進む。ステップS1003では、投射レンズ221Cのレンズ位置を変更させて、投射画像のサイズを増加させる。
ステップS1004では、撮像ユニット100が検出した明るさは所定の明るさ(たとえば、200lx)より暗いか否かを判定する。撮像ユニット100が検出した明るさは所定の明るさより暗い場合はステップS1004が肯定判定され、ステップS1005へ進む。撮像ユニット100が検出した明るさは所定の明るさより暗くない場合、つまり撮像ユニット100が検出した明るさは所定の明るさの場合はステップS1004が否定判定され、リターンする。ステップS1005では、投射レンズ221Cのレンズ位置を変更させて、投射画像のサイズを減少させる。
投射機能付きカメラに測光装置が設けられている場合、測光装置で、投射画像の明るさを検出するようにしてもよい。測光装置は、測光センサによる検出信号を用いて被写体の輝度を算出し、輝度情報を制御回路101へ送出する。制御回路101は輝度情報に基づき、撮影モード時には露出演算を行い、露出値を算出することができる。
(3)投射機能付きカメラの設定されている部屋の明るさを、撮像ユニット100あるいは測光装置で検出し、検出した部屋の明るさから、投射画像に必要な明るさを算出し、投射画像がその算出した明るさになるように、投射画像のサイズを制御するようにしてもよい。たとえば、部屋の明るさに比べて、部屋の明るさの3倍の明るさだけ大きい明るさで投射画像が投射されるように、投射画像のサイズを変更するようにしてもよい。部屋の明るさが50lxの場合、(50×3+50)lxの明るさ、つまり、200lxの明るさになるように投射画像のサイズを制御する。一方、部屋の明るさが200lxの場合、(200×3+200)lxの明るさ、つまり、800lxの明るさになるように投射画像のサイズを制御する。投射画像の明るさが適切になり、投射画像の視認性がさらに向上する。
(4)投射機能付きカメラに対する電力の供給が、バッテリ321からの供給からバッテリ321以外の電源、たとえば商用電源からの供給(コンセントからの供給など)に切り替わると、省エネモードからノーマルモードに切り替わるようにしてもよい。バッテリ321の消耗を考慮する必要がないからである。
(5)投影画像の内容によって、投影画像のサイズを変更するようにしてもよい。たとえば、投影画像がメニュー画面などの文字が表示されている画面の場合、ユーザが文字を読めるようにするため、投影画像のサイズを変更しない。一方、投影画像が撮影画像の場合、LED光源223に供給する電力に応じて投影画像のサイズを変更するようにしてもよい。
(6)LED光源223に供給する電力を変更する場合、LED光源223に供給する電流値を変更したが、LED光源223に供給する電力を変更する方法は実施の形態に限定されない。たとえば、一定値の電流を流す期間を変えるPWM( Pulse Width Modulation )によってLED光源223に供給する電力を変更するようにしてもよい。
−第2の実施形態−
以下、図面を参照して本発明を実施するための第2の形態について説明する。
図11は、本発明の第2の実施形態によるプロジェクタ装置の斜視図である。図11において、プロジェクタ装置10は、操作部材503と、液晶モニタ505と、照度センサ窓508Aと、投射レンズ621とを有する。
プロジェクタ装置10は机上などに載置され、スクリーンもしくは壁に向けて画像などの情報を投影する。プロジェクタ装置10は、情報を投影する代わりに、情報を液晶モニタ505に表示することも可能に構成されている。
操作部材503を操作することによって、バッテリ残量に応じて後述するLED光源623に供給する電力を制御する省エネモード、あるいはバッテリ残量に応じて後述するLED光源623に供給する電力の制御を行わないノーマルモードにプロジェクタ装置10を設定することができる。
図12は、以上説明したプロジェクタ装置10の構成を説明するブロック図である。図12においてプロジェクタ装置10は、制御回路501と、メモリ502と、操作部材503と、外部インターフェイス(I/F)504と、液晶モニタ505と、メモリカードインターフェイス(I/F)506と、ステレオスピーカ507と、ハードディスクドライブ装置508と、照度センサ509と、プロジェクタ部600と、電源部700とを有する。メモリカードインターフェイス506には、メモリカード550が接続されている。
プロジェクタ装置10は、電子カメラで撮影された画像データ(画像ファイル)をメモリカード550やハードディスクドライブ装置508から読出すなどして、画像データによる再生画像をプロジェクタ部600で投影したり、液晶モニタ505で表示したりする。プロジェクタ装置10は、プロジェクタ装置10内に保存されている画像データの他、外部インターフェイス504を介して外部機器から供給される画像データによる再生画像を投影する(もしくは表示する)ことも可能である。プロジェクタ装置10はさらに、再生データをコピーしてハードディスクドライブ装置508に保存したり、再生データの管理情報を作成・保存したりする。
制御回路501は、制御プログラムに基づいて、プロジェクタ装置10を構成する各部から入力される信号を用いて所定の演算を行うなどして、プロジェクタ装置10の各部に対する制御信号を送出することにより、プロジェクタ装置10による情報再生動作の制御を行う。なお、制御プログラムは制御回路501内の不図示の不揮発性メモリに格納されている。
メモリ502は制御回路501の作業用メモリとして使用される。操作部材503は、メインスイッチ、表示装置切替えスイッチ、ソース切替えスイッチ、十字キーなどを含む複数の操作部材によって構成される。操作部材503は、操作内容に応じた操作信号を制御回路501へ送出する。
メモリカード550は、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリによって構成される。メモリカード550は、制御回路501の指令により映像データや音声データの書き込み、保存および読み出しが可能である。ハードディスクドライブ装置508は、メモリカード550に比べて大容量の記録装置である。ハードディスクドライブ装置508は、制御回路501からの指令により映像データや音声データなどのデータの書き込み、保存および読み出しが可能である。
外部インターフェイス504は、ビデオカメラなどの外部機器から送信されるビデオ信号を画像データに変換し、変換後の画像データを制御回路501へ送出する。また、外部インターフェイス504は、外部機器から送信される信号をステレオスピーカ507で再生させるための音声データに変換し、変換後の音声データを制御回路501へ送出する。
液晶モニタ505は、制御回路501の指令により画像やテキストなどの情報を再生表示する。テキスト情報は、プロジェクタ装置10の動作状態、操作メニューなどである。制御回路501が液晶モニタ505へ再生表示を指示する場合、上記画像データを用いて液晶モニタ505の表示解像度(たとえば横320×縦200ピクセル)に応じた再生用データを生成し、生成したデータを液晶モニタ505へ送出する。ステレオスピーカ507は、制御回路501から出力される音声データによる音声を再生する。
照度センサ509は、プロジェクタ装置10の筐体においてプロジェクタ部600の開口を有する面に上記開口と並べて配設される。照度センサ509は、フォトダイオードやフォトトランジスタなどで構成され、プロジェクタ部600から投射される投射画像の明るさ(照度)を検出する。照度センサ509が検出した明るさの情報は制御回路501へ送信される。
プロジェクタ部600は、制御回路501の指令により画像やテキストなどの情報を再生投影する。プロジェクタ部600は、投射レンズ621と、液晶パネル622と、LED光源623と、投射制御回路624と、レンズ駆動回路625とを含む。投射制御回路624は、制御回路501から出力される投影指令に応じてLED光源623に駆動電流を供給する。LED光源623は、供給された電流に応じた明るさで液晶パネル622を照明する。
制御回路501がプロジェクタ部6へ再生投影を指示する場合、上記画像データを用いて液晶パネル622の表示解像度(プロジェクタ部600による投影解像度に相当し、たとえば横640×縦400ピクセル)に応じた再生用データを生成し、生成したデータをプロジェクタ部6へ送出する。投射制御回路624は、制御回路501から送出される再生用データに応じて液晶パネル駆動信号を生成し、生成した駆動信号で液晶パネル622を駆動する。具体的には、液晶層に対して再生用データに応じた電圧を画素ごとに印加する。電圧が印加された液晶層は液晶分子の配列が変わり、当該液晶層の光の透過率が変化する。このように、再生用データに応じてLED光源623からの光を変調することにより、液晶パネル622が光像を生成する。
投射レンズ621は、液晶パネル62から射出される光像をスクリーンなどへ向けて投影する。レンズ駆動回路625は、投射制御回路624から出力されるオフセット調節信号に基づいて、投射レンズ621を光軸に対して直交する方向へ進退駆動する。また、レンズ駆動回路625は、投射制御回路624から出力されるフォーカス調節信号に基づいて、投射レンズ621を構成するフォーカスレンズ(不図示)を光軸方向へ進退駆動する。レンズ駆動回路625はさらに、投射制御回路624から出力されるズーム調節信号に基づいて、投射レンズ621を構成するズームレンズ(不図示)を光軸方向へ進退駆動する。オフセット調節量、フォーカス調節量およびズーム調節量は、制御回路501から投射制御回路64へ指示される。
(投射画像のオフセット)
投射レンズ621が光軸と直交する向きにシフトされることにより、プロジェクタ部600から射出される光束の射出方向が変化し、投射画像がオフセットされる。投射画像のオフセットは、投射レンズ621をシフトさせて行う他にも、液晶パネル622、LED光源623を光軸に対して垂直方向にシフトさせて行う構成としてもよい。すなわち、投射レンズ621と液晶パネル622の相対的位置関係を光軸に垂直な方向に変化させることで、投射画像のオフセットを実現できる。
(投射画像のキーストン補正)
投射レンズ621、液晶パネル622、LED光源623の一部を光軸に対して垂直方向にシフトさせる際には、そのシフト量に応じて投影するデータに対するキーストン補正を行う。投射画像に上記オフセットを与えるだけでは投射画像が台形状に変化するので、制御回路501は、投射画像を台形状から長方形状に補正するために画像処理による電気的なキーストン補正を施す。制御回路501内のメモリには、あらかじめ投射画像を長方形状に補正するための初期補正値が記憶されている。制御回路501は、オフセット調節量に対応する初期補正値を読み出し、読み出した初期補正値をもとに投射する画像のデータに対するキーストン補正処理をメモリ502上で施し、キーストン補正処理後の画像データを投射制御回路64へ送出する。
(投射画像のフォーカス調節)
投射レンズ621を構成するフォーカスレンズを光軸方向にシフトすることにより、プロジェクタ部600は投射画像のフォーカス調節を行う。フォーカス調節を行う場合の制御回路501は、操作部材503からの操作信号に応じてフォーカス調節信号を投射制御回路64へ送る。
(投射画像のズーム調節)
投射レンズ621を構成するズームレンズを光軸方向にシフトして焦点距離を制御することにより、プロジェクタ部600は投射画像のズーム調節を行う。制御回路501は、操作部材503からの操作信号、またはLED光源623に供給する電力に応じてズーム調節信号を投射制御回路64へ送る。
図12の電源部700は、バッテリ721、電源回路722、およびバッテリ残量予測回路723を含む。バッテリ721は充電式電池、着脱可能な電池パックや乾電池などによって構成される。電源回路722は、バッテリ721から供給される電圧を所定電圧に変換する。バッテリ残量予測回路723は、バッテリ721の残量を予測して、制御回路501に残量データとして出力する。
バッテリ残量予測回路723は、図4のバッテリ残量予測回路323と同様の構成を有するので、バッテリ残量予測回路723の説明は省略する。
バッテリ残量予測回路723のバッテリ残量予測処理は、図4のバッテリ残量予測回路323と同様であるので、バッテリ残量予測回路723のバッテリ残量予測処理の説明は省略する(図5参照)。
省エネモード時の光源供給電力制御部501AにおけるLED光源623に供給する駆動電流の制御は、投射機能付きカメラ1におけるLED光源323に供給する駆動電流の制御(図6参照)と同様である。したがって、省エネモード時の光源供給電力制御部501AにおけるLED光源623に供給する駆動電流の制御の説明は省略する。
省エネモード時の投射画像サイズ制御部501Bにおける投射された画像のサイズ制御は、投射機能付きカメラ1における投射された画像のサイズ制御(図7参照)と同様である。
LED光源623に供給する駆動電流がW2(たとえば、175)(mA)より大きい場合は、ズームレンズの焦点距離をL1(mm)にする。その結果、図13(a)に示すように、サイズが大きい投射画像1301が投射面に投射される。一方、LED光源623に供給する駆動電流がW2(たとえば、175)(mA)以下場合は、ズームレンズの焦点距離をL2(mm)にする。その結果、図13(b)に示すように、サイズが小さい投射画像1302が投射面に投射される。
ノーマルモード時、光源供給電力制御部501Aは、バッテリ残量予測回路723が算出したバッテリ721の残量データに基づいて、LED光源623に供給する駆動電流を制御しない。また、ノーマルモード時、投射画像サイズ制御部501Bは、LED光源623に供給する駆動電流に基づいて、投射された画像のサイズを制御しない。
以上説明した第2の実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)第1の実施形態と同様に、LED光源623に供給する駆動電流に基づいて、投射画像1301,1302のサイズを制御するようにした。したがって、プロジェクタ装置10の消費電力を減少させるために、LED光源623に供給する駆動電流を減少させても、投射画像1302のサイズを小さくすることによって、投射画像1302の明るさの低減を抑制できる。
(2)第1の実施形態と同様に、バッテリ721の残量に基づいて、LED光源623に供給する駆動電流を制御するようにした。したがって、LED光源623の消費電力を減少させ、バッテリ721の寿命を延長することができる。
(3)第1の実施形態と同様に、バッテリ残量に応じてLED光源623に供給する電力を制御する省エネモードおよびバッテリ残量に応じてLED光源623に供給する電力の制御を行わないノーマルモードを設定できるようにした。そして、投射画像サイズ制御部501Bは、省エネモード時、LED光源623に供給する駆動電流に基づいて投射された画像のサイズを制御し、ノーマルモード時、LED光源623に供給する駆動電流に基づいて投射された画像のサイズを制御しないようにした。これにより、ユーザの選択により、LED光源623に供給する駆動電流に基づいて投射された画像のサイズを変更するか否かを決定することができ、プロジェクタ装置10の利便性が向上する。
(4)第1の実施形態と同様に、LED光源623に供給する駆動電流に基づいて、プロジェクタ部600から投射される画像のサイズが電動で変更されるようにした。これにより、LED光源623に供給する駆動電流に基づいて、プロジェクタ部600から投射される画像のサイズが自動的に変更されるようになり、プロジェクタ装置10の利便性が向上する。
以上の第2の実施形態を次のように変形することができる。
(1)投射された画像のサイズを変更するため、電動でズームレンズのレンズ位置を変更できるようにした。しかし、投射された画像のサイズを変更するため、手動でズームレンズのレンズ位置を変更できるようにしてもよい。この場合、プロジェクタ装置10の投射レンズ621の周囲にズーム環が設けられる。ユーザは、投射レンズ621の光軸を中心にズーム環を回動することによって、投射された画像のサイズを変更することができる。プロジェクタ部600にレンズ駆動回路625を設ける必要がないので、プロジェクタ装置10を小型化できるとともに製造コストも安くできる。この場合、LED光源623に供給する駆動電流を減少させるとき、第1の実施形態と同様に、ユーザに手動操作で投射画像のサイズを減少させるように通知する。たとえば、第1の実施形態(図9参照)と同様に、投射画像に重ねて、手動操作で投射画像のサイズを減少させることを指示する指示画面を表示する。ズームレンズがない場合、ユーザに対して、プロジェクタ装置10を投射面に近づけるように通知してもよい。プロジェクタ装置10を投射面に近づけることによっても、投射画像のサイズを減少させることができる。
(2)LED光源623に供給する駆動電流に基づいて、投射画像1301,1302のサイズを制御するようにした。しかし、投射画像1301,1302の明るさに基づいて、投射画像1301,1302のサイズを制御するようにしてもよい。これにより、LED光源623に供給する駆動電流に関係なく、一定の明るさで投射画像1301,1302を視認することができる。投射画像1301,1302の明るさは、照度センサ509によって検出される。
図14を参照して、投射画像の明るさに基づく投射画像のサイズ制御処理について説明する。図14の処理は、プロジェクタ装置10により投射が開始されるとスタートするプログラムを実行して制御回路501において行われる。第1の実施形態における投射画像のサイズ制御処理(図10参照)と同様な処理については同じ符号を付し、第1の実施形態における投射画像のサイズ制御処理(図10参照)と異なる部分を主に説明する。
ステップS1401では、照度センサ509を用いて投射画像の明るさを検出する。そして、ステップS1002へ進む。
(3)第1の実施形態の変形例と同様に、プロジェクタ装置10の設定されている部屋の明るさを、照度センサ509で検出し、検出した部屋の明るさから、投射画像に必要な明るさを算出し、投射画像がその算出した明るさになるように、投射画像のサイズを制御するようにしてもよい。投射画像の明るさが適切になり、投射画像の視認性がさらに向上する。
(4)第1の実施形態と同様に、プロジェクタ装置10に対する電力の供給が、バッテリ621からの供給からバッテリ621以外の電源、たとえば商用電源からの供給に切り替わると、省エネモードからノーマルモードに切り替わるようにしてもよい。バッテリ621の消耗を考慮する必要がないからである。
(5)第2の実施形態におけるプロジェクタ装置10は液晶を用いた画像投影装置であったが、MEMSミラー装置を用いて3原色のレーザ光を投影面に走査して、投射画像を投射するレーザスキャン式の画像投影装置でもよい。投射画像を小さくすることによって、ビームが密集するので、単位大きさあたりの明るさが上げられる。その分、レーザ光の発光強度を弱めても元の明るさを維持できるので、レーザ光発生装置の消費電力を少なくすることができる。
なお、上記実施例では、2段階の制御で説明したが、多段階であってもよい。細かく刻めば、見た目の変化が少なくて済むメリットもある。
以上の説明はあくまで一例であり、本発明は上記実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
本発明の第1実施の形態による投射機能付きカメラを前方および後方から見た図である。 投射機能付きカメラの構成を説明するブロック図である。 投射ユニットを説明するための図である。 バッテリ残量予測回路の構成を説明するための図である。 バッテリ残量予測回路のバッテリ残量予測処理を説明するためのフローチャートである。 省エネモード時の光源供給電力制御部におけるLED光源に供給する駆動電流の制御を説明するための図である。 省エネモード時の投射画像サイズ制御部における投射画像のサイズ制御を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態における投射画像の画像サイズの変更を説明するための図である。 投射画像の画像サイズを手動で変更することを指示する指示画面を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態における投射画像の明るさに基づく投射画像のサイズ制御処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施の形態によるプロジェクタ装置を前方から見た図である。 プロジェクタ装置の構成を説明するブロック図である。 本発明の第2の実施形態における投射画像の画像サイズの変更を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態における投射画像の明るさに基づく投射画像のサイズ制御処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 投射機能付きカメラ
10 プロジェクタ装置
100 撮像ユニット
101,501 制御回路
101A,501A 光源供給電力制御部
101B,501B 投射画像サイズ制御部
102 メモリ
200 投射ユニット
221 投影光学系
223,623 LED光源
225,625 レンズ駆動回路
300,700 電源部
321,721 バッテリ
323,723 バッテリ残量予測回路
600 プロジェクタ部
621 投射レンズ

Claims (8)

  1. 光源が発生する光を利用して投射画像を投射する投射手段と、
    前記光源に供給する電力を制御する電力制御手段と、
    前記投射手段によって投射する投射画像のサイズを制御するサイズ制御手段と、
    電力を供給するバッテリの残量を検出する残量検出手段とを備え、
    前記電力制御手段は、前記残量検出手段によって検出したバッテリの残量に基づいて、前記光源に供給する電力を変更し、
    前記サイズ制御手段は、前記光源に供給される電力に基づいて、前記投射画像のサイズを変更することを特徴とする投射機能付き電子機器。
  2. 請求項1に記載の投射機能付き電子機器において、
    前記電力制御手段は、前記バッテリの残量が減少すると、前記光源に供給する電力を小さくすることを特徴とする投射機能付き電子機器。
  3. 請求項1に記載の投射機能付き電子機器において、
    前記投射機能付き電子機器を第1のモードと第2のモードとに設定するモード設定手段を備え、
    前記電力制御手段は、前記モード設定手段によって前記第1のモードが設定されたとき、前記バッテリの残量が減少すると、前記光源に供給する電力を小さくし、前記モード設定手段によって前記第2のモードが設定されたとき、前記バッテリの残量が減少しても前記光源に供給する電力を小さくしないことを特徴とする投射機能付き電子機器。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の投射機能付き電子機器において、
    前記投射手段は、投射レンズと、前記投射レンズのレンズ位置を変更するアクチュエータを有し、
    前記サイズ制御手段は、前記アクチュエータにより前記投射レンズのレンズ位置を変更することによって前記投射画像のサイズを変更することを特徴とする投射機能付き電子機器。
  5. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の投射機能付き電子機器において、
    前記投射手段は、レンズ位置を変更することによって前記投射画像のサイズを変更する投射レンズと、前記投射レンズの位置調整を行う操作部材とを有し、
    前記サイズ制御手段は、前記投射レンズのレンズ位置の変更をユーザに指示する投射画像を投射することを特徴とする投射機能付き電子機器。
  6. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の投射機能付き電子機器において、
    前記サイズ制御手段は、投射画像が投射されている投射面に前記投射機能付き電子機器を近づけるようにユーザに指示する投射画像を投射することを特徴とする投射機能付き電子機器。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の投射機能付き電子機器において、
    被写体を撮像して画像信号を出力する撮像手段を備え、
    前記投射機能付き電子機器は、投射機能付きカメラであることを特徴とする投射機能付き電子機器。
  8. 請求項7項に記載の投射機能付き電子機器において、
    被写体の輝度を検出する輝度検出手段と、
    前記検出された輝度に基づいて露出値を演算する演算手段と、
    前記演算された露出値で前記撮像手段による撮像を制御する撮像制御手段とを有し、
    前記サイズ制御手段は、前記輝度検出手段によって検出された前記被写体の輝度に基づいて、前記投射画像のサイズを変更することを特徴とする投射機能付き電子機器。
JP2007254949A 2007-09-28 2007-09-28 投射機能付き電子機器 Pending JP2009086223A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007254949A JP2009086223A (ja) 2007-09-28 2007-09-28 投射機能付き電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007254949A JP2009086223A (ja) 2007-09-28 2007-09-28 投射機能付き電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009086223A true JP2009086223A (ja) 2009-04-23

Family

ID=40659742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007254949A Pending JP2009086223A (ja) 2007-09-28 2007-09-28 投射機能付き電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009086223A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2755380A1 (en) 2013-01-15 2014-07-16 Ricoh Company, Ltd. Image projection apparatus and power control method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2755380A1 (en) 2013-01-15 2014-07-16 Ricoh Company, Ltd. Image projection apparatus and power control method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8498532B2 (en) Digital camera with projector and digital camera system
JP5173453B2 (ja) 撮像装置及び該撮像装置の表示制御方法
JP4139942B2 (ja) 発光体付きカメラ
TWI509342B (zh) Image signal supply device, image display device, control method of image signal supply device, and image display system
JP2007060118A (ja) 投影装置及び投影制御方法
JP5076595B2 (ja) プロジェクタ付きカメラ
JP2007047758A (ja) 表示モニタ付き投影装置
JP2008046255A (ja) Af補助光搭載カメラ
JP2007074212A (ja) プロジェクタ付き電子カメラおよび電子カメラシステム
JP2008288682A (ja) 載置台
JP2009086223A (ja) 投射機能付き電子機器
JP4986791B2 (ja) 画像表示装置、プログラム、及び撮像装置
JP7010076B2 (ja) 画像投写システム、プロジェクター及び画像投写システムの制御方法
JP2008252483A (ja) プロジェクタ付きカメラ
JP5181416B2 (ja) 投影装置
JP5245362B2 (ja) プロジェクタ付きカメラ
JP2005249960A (ja) 撮像装置及び撮像装置での補助光使用方法
JP2009206725A (ja) カメラおよび照度制限方法
JP2007264565A (ja) プロジェクタ及びプログラム、画像投影方法
JP2006171155A (ja) 画像投影装置
JP2006323080A (ja) 撮影装置
JP2005328273A (ja) 撮像装置及びその制御方法及びプログラム及び記憶媒体
JP5573360B2 (ja) 画像記憶装置および画像表示システム
JP2004163833A (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP2009111581A (ja) 表示装置、表示方法及び撮影装置