JP2008252483A - プロジェクタ付きカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】プロジェクタによる画像投影中に、カメラ本体に直接触れることなく投影画像に対する操作を可能にする。
【解決手段】プロジェクタ付きカメラは、被写体像を撮像する撮像手段40と、画像を投影する投影手段30と、カメラ本体10に着脱可能に設けられ、装着時にはカメラ本体の外形の一部を構成する着脱部20と、カメラ本体10に設けられ、カメラの機能に関するユーザの操作入力を受け付ける第1操作部材104、105と、着脱部20に設けられ、カメラの機能に関するユーザの操作入力を受け付ける第2操作部材21と、着脱部20に設けられ、投影手段30の機能に関するユーザの操作入力を受け付ける第3操作部材21とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、プロジェクタを備えるカメラに関する。
従来から、画像を投影するためのプロジェクタ装置を備えたカメラが知られている(たとえば特許文献1)。
特開2006−222547号公報
しかしながら、プロジェクタによる画像投影中に操作ボタンを操作するためには、机上などに置かれたカメラ本体にユーザが直接触れなければならず、カメラの位置が動いて投影画像のピントがぼやけるなどの問題がある。
請求項1の発明によるプロジェクタ付きカメラは、被写体像を撮像する撮像手段と、画像を投影する投影手段と、カメラ本体に着脱可能に設けられ、装着時には前記カメラ本体の外形の一部を構成する着脱部と、カメラ本体に設けられ、カメラの機能に関するユーザの操作入力を受け付ける第1操作部材と、着脱部に設けられ、カメラの機能に関するユーザの操作入力を受け付ける第2操作部材と、着脱部に設けられ、投影手段の機能に関するユーザの操作入力を受け付ける第3操作部材とを備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のプロジェクタ付きカメラにおいて、第1操作部材で操作入力を受け付けるカメラの機能と、第2操作部材で受け付けるカメラの機能とはそれぞれ異なることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載のプロジェクタ付きカメラにおいて、カメラ本体に設けられ、光を介して通信する第1通信手段と、着脱部に設けられ、光を介して通信する第2通信手段と、カメラ本体に設けられ、第1通信手段が通信のために発光および受光のいずれかに用いる光を透過する第1窓部と、着脱部に設けられ、第2通信手段が通信のために発光および受光のいずれかに用いる光を透過する第2窓部とをさらに備え、第1通信手段および第2通信手段は、着脱部の前記カメラ本体からの着脱の有無に関わらず、相互に通信可能であることを特徴とする。
本発明によれば、カメラ本体に触れることなく投影手段の機能に関する操作ができるので、安定して画像を投影できる。
図面を参照しながら、本発明の実施の形態によるプロジェクタ付き電子カメラを説明する。図1に示す電子カメラ1において、電子カメラ1のボディ10の正面には、撮影レンズ101、照明光窓102、およびプロジェクタ投射窓103が設けられている。電子カメラ1の上面には、レリーズボタン104、メインスイッチ105、およびアクリルなどの透光性の素材で形成された通信窓部108aが設けられている。通信窓部108aの内部には、後述する操作部20またはリモコン80からの操作信号を受信するためのインタフェースである通信部108が設けられている。通信窓部108aは操作部20またはリモコン80の操作位置(電子カメラ1に対して前方、側方、後方)によらず出力される操作信号を受信可能となるように、ボディ10の正面から見て上面左端部に設けられている。
図2は、図1の電子カメラ1を後方から見た斜視図である。図2(a)示すように、ボディ10の背面には、液晶表示器107、およびリモコンとしても利用可能な操作部20が設けられている。操作部20は、はめ込み機構もしくはマグネットなどによりボディ10に着脱可能に設けられ、ボディ10への装着時には、ボディ10の外形の一部を形成する。図2(b)には、ボディ10から操作部20を取り外した状態を示す。
操作部20は、ボディ10に設けられたレリーズボタン104やメインスイッチ105とは異なる操作をするための操作部材21、および通信窓部22aを備える。操作部材21は、拡大縮小ボタン210、モードボタン211、切替ボタン212、メニューボタン(MENU)213、削除ボタン214、ロータリーセレクタ215、およびOKボタン216などを含む。操作部材21の上記各種ボタンは、後述するカメラモードにおいて操作されるとともに、投影モードにおいて操作されるものが含まれている。なお、操作部材21により行なわれる操作については、後に詳説する。
通信窓部22aは操作部20の上部右端部、すなわち操作部20をボディ10に装着した場合に、通信窓部108aと隣接する位置に設けられる。通信窓部22aの内部には操作部材21による操作内容を示す各種の操作信号を通信部108へ送信するためのインタフェースである通信部22が設けられている。操作部材21から出力される操作信号は、操作部20のボディ10への装着の有無によらず、通信窓部22aおよび108aを介してボディ10側に送信される。操作信号の送信はたとえば赤外線通信などの光を用いた通信により行なわれる。
図3は、電子カメラ1とは別に設けられて、電子カメラ1を操作するためのリモコン80の外観を示す図である。リモコン80は切替ボタン81、調整ボタン82、設定ボタン83、LED84、および通信窓部85aを備える。なお、リモコン80については、後に詳細に説明する。
図4のブロック図に示すように、電子カメラ1は、操作部20、プロジェクタ部30、撮像部40、制御回路50、メモリ60、半押しスイッチ104a、全押しスイッチ104b、メインスイッチ105、液晶表示器107、通信部108、およびメモリカードインタフェース109を有する。
制御回路50は、制御プログラムに基づいて、電子カメラ1を構成する各部から入力される信号を用いて所定の演算を行なうなどして、電子カメラ1の各部に対する制御信号を送出して、撮影動作および投影動作の制御を行なう。なお、制御プログラムは制御回路50内の不図示の不揮発性メモリに格納されている。
メモリ60は制御回路50の作業用メモリとして使用される。半押しスイッチ104aおよび全押しスイッチ104bは、それぞれレリーズボタン104の押下操作に連動してオン信号もしくはオフ信号を制御回路50へ出力する。
メモリカードインタフェース109は、メモリカード110が着脱可能なインタフェースである。メモリカードインタフェース109は、制御回路50の制御に基づいて、画像ファイルをメモリカード110に書き込んだり、メモリカード110に記録されている画像ファイルを読み出すインタフェース回路である。メモリカード110はコンパクトフラッシュ(登録商標)やSDカードなどの半導体メモリカードである。
−撮像部−
撮像部40は、撮影レンズ401(図1において101)、撮像素子(イメージセンサ)402、レンズ駆動回路403、および撮影制御回路404を含む。イメージセンサ402としては、CCDやCMOS撮像素子などが用いられる。撮影制御回路404は、制御回路50からの指令によりイメージセンサ402およびレンズ駆動回路403を駆動制御するとともに、イメージセンサ402から出力される撮像信号(蓄積電荷信号)に対して所定の画像処理を行なう。画像処理は、ホワイトバランス処理やガンマ処理などである。
撮影レンズ401は、イメージセンサ402の撮像面上に被写体像を結像させる。撮影制御回路404は、撮影開始指示に応じてイメージセンサ402に撮像を開始させ、撮像終了後にイメージセンサ402から蓄積電荷信号を読出し、上記画像処理を施した上で画像データとして制御回路50へ送出する。
レンズ駆動回路403は、撮影制御回路404から出力されるズーム調節信号に基づいて、撮影レンズ401を構成するズームレンズ(不図示)を光軸方向(テレ側もしくはワイド側)へ進退駆動する。
−プロジェクタ部−
図4、図5を参照して、プロジェクタ部30について説明する。図4のブロック図、および図5のプロジェクタ部30の構成図に示すように、プロジェクタ部30は、レンズ駆動回路300、投影光学系301、液晶パネル302、LED光源303、集光光学系304、PBS(偏光ビームスプリッタ)ブロック305、投射制御回路306、および屈曲プリズム307を備える。液晶パネル302は、投射制御回路306からの駆動信号に応じて光像を生成する。なお、本実施の形態では、液晶パネル302として図5に示すように反射型の液晶パネルを使用する。投射制御回路306は、制御回路50から出力される投影指令に応じてLED光源303および液晶パネル302へ制御信号を送出する。
LED光源303は、白色光を射出する白色LEDであり、投射制御回路306を介して入力した制御回路50の投影指令に基づいて、図5に示す光軸L1に沿って白色光を射出する。集光光学系304は、LED光源303から射出されて入射した白色光をほぼ平行光にしてPBSブロック305へ向けて射出する光学系である。PBSブロック305は、集光光学系304から射出される照明光の光軸L1に対して45度の角度をなす偏光分離部305aを有する偏光ビームスプリッタである。PBSブロック305の面305bには、たとえば、黒色処理などの無反射処理が施される。PBSブロック305の右側面には反射型液晶素子(LCOS)によって構成される液晶パネル302が配設される。液晶パネル302は、赤、緑、青のフィルターが形成された複数の画素から構成され、カラーの画像を生成するように投射制御回路306により駆動される。
PBSブロック305へ入射された偏光光束(たとえばP偏光)は、PBSブロック305を透過して液晶パネル302を照明する。液晶パネル302の液晶層を透過する光は、液晶パネル302へ入射されると液晶層を右向きに進行し、液晶パネル302の反射面で反射された後、液晶層を左向きに進行して液晶パネル302から射出され、PBSブロック305へ再度入射される。電圧が印加された液晶層は位相板として機能するので、PBSブロック305へ再度入射される光は、S偏光である変調光とP偏光である非変調光との混合光である。PBSブロック305は、再入射された光束のうちS偏光成分である変調光のみを偏光分離部305aで光軸L2に沿った方向へ反射(折り曲げる)し、上方の投影光学系301へ向けて射出する。
投影光学系301は、液晶パネル302から射出される光像を屈曲プリズム307へ導く。レンズ駆動回路300は、投射制御回路306から出力されるフォーカス調節信号に基づいて、投影光学系301を構成するフォーカスレンズ(不図示)を光軸L2方向へ進退駆動する。レンズ駆動回路300はさらに、投射制御回路306から出力されるズーム調節信号に基づいて、投影光学系301を構成するズームレンズ(不図示)を光軸L2方向へ進退駆動する。屈曲プリズム307は投影光学系301から入射した投影光を光軸L3の方向へ偏向してプロジェクタ投射窓103から投影画像をボディ10の正面に向けて投影する。
電子カメラ1には、上述したプロジェクタ装置(プロジェクタ部)30が搭載されている。この電子カメラ1は正面に配設されるスクリーンなどに向けて、画像などの情報をプロジェクタ投射窓103から投影する。そのため、電子カメラ1は、プロジェクタ装置30により画像を投影するための投影モードと、撮像部40により画像を撮影するためのカメラモードとを動作モードとして有する。
次に、操作部20およびリモコン80について説明する。操作部20により操作可能な内容に関しては、機能限定が加えられていない。たとえば、投影画像のガンマ補正やホワイトバランスの調整などを操作部材21からの操作で行なうことができる。一方、リモコン80による操作可能な内容は、操作部20で操作可能な内容の一部となるように機能限定が加えられ、たとえば上記のガンマ補正やホワイトバランスの調整などの調整頻度の低い項目の調整を行なうことができない。すなわち、リモコン80は簡易的な調整に用いられるものである。
−操作部20−
拡大縮小ボタン210が操作されると、拡大縮小スイッチ210aから各種の操作信号が出力される。拡大縮小スイッチ210aは異なる操作信号を択一的に出力するシーソースイッチとして構成され、操作内容に応じて右押し操作信号、左押し操作信号、右長押し操作信号、および左長押し操作信号が出力される。電子カメラ1がカメラモードで動作中には、拡大縮小ボタン210は撮影レンズ401のズーミング調整、および液晶表示器107に再生表示中の画像の拡大縮小操作に用いられる。電子カメラ1が投影モードで動作中には、拡大縮小ボタン210は、投影画像のズーミング操作に用いられる。また、投影モードにおいて後述の調整モードが起動されている場合は、拡大縮小ボタン210の操作により、各種の調整用パラメータを変更操作することができる。
モードボタン211が操作されると、モードスイッチ211aから切替操作信号が出力され、カメラモードで動作中の電子カメラ1の動作を撮影モードと再生モードと間で切り替えることができる。投影モードで動作中の場合は、モードボタン211の操作により、投影画像の各種設定をするための調整モードが起動される。調整モードでは、後述するように、たとえば投影画像の焦点状態、光量、画角、および台形補正などの調整内容におけるそれぞれの調整用パラメータを設定することができる。モードボタン211が操作されるごとに、焦点調整指示信号、光量調整指示信号、画角調整指示信号、および台形補正指示信号が後述する操作部制御回路23により上記の順にサイクリックに出力され、通信部22により送信される。
切替ボタン212は、カメラモードと投影モードとの間で電子カメラ1の動作モードを切替えるためのモード切替え操作部材であり、切替ボタン212が操作されると切替スイッチ212aから切替操作信号が出力される。また、投影モードにおいて調整モードが起動されている場合に切替ボタン212を操作すると、調整モードを終了することができる。メニューボタン213がユーザにより操作されると、メニュースイッチ213aから操作信号が出力されて、液晶表示器107には電子カメラ1の各種機能を選択、設定するためのメニュー画面が表示される。なお、メニュー画面においては、投影モードで投影する画像に対する調整内容のうち調整モードでは調整できない内容、たとえばガンマ補正などの設定を行なうことができる。
ロータリーセレクタ215は、カメラモードで動作中の電子カメラ1において、ユーザは液晶表示器107に表示されたメニュー画面上の各種メニューを選択操作するために用いられ、ロータリーセレクタ215の操作に応じて、スイッチ215aから操作信号が出力される。ロータリーセレクタ215で選択された内容は、OKボタン216の操作により、メニュー画面上で選択された設定内容が決定される。また、再生モードに設定されている場合は、ロータリーセレクタ215の操作により、液晶表示器107に再生表示中の画像をコマ送りもしくはコマ戻しを行なうことができる。電子カメラ1が投影モードで動作中の場合には、ロータリーセレクタ215の操作により投影画像を切り替えることがきる。削除ボタン214が操作されると、削除スイッチ214aから削除指示信号が出力され、制御回路50により画像データが記録媒体から削除される。操作部制御回路23は、各スイッチ210a〜216aから出力される操作信号に応じた各種信号を通信部22に出力する。通信部22は、操作部制御回路23から受信した信号を、たとえば赤外線で送信する。
−リモコン80−
切替ボタン81はカメラモードと投影モードとの間で動作モードを切り替える際に操作される。また、切替ボタン81は、電子カメラ1の電源がオフの場合は、電源オン操作に用いられる。電子カメラ1の電源がオンの場合は、切替ボタン81が操作されると、切替スイッチ81aから切替操作信号が出力される。また、投影モードにおいて調整モードが起動中の場合は、切替ボタン81の操作により調整モードを終了することができる。
調整ボタン82は、電子カメラ1がカメラモードで動作している間は、レリーズボタン104と同様に画像の取得を指示する際に操作される。投影モードで動作中の場合は、調整ボタン82は投影画像の各種設定をするための調整モードの起動および調整内容の切り替えを指示する際に用いられる。調整ボタン82が操作されるごとに、調整スイッチ82aから焦点調整指示信号、光量調整指示信号、画角調整指示信号、および台形補正指示信号がリモコン制御回路86により上記の順にサイクリックに出力され、通信部85により送信される。
設定ボタン83が操作されると設定スイッチ83aから操作信号が出力される。設定スイッチ83aは操作部20の拡大縮小スイッチ210aと同様に、異なる操作信号を択一的に出力するシーソースイッチである。設定ボタン83が押下操作されると、電子カメラ1ではプロジェクタ部30により投影されている画像の切り替え処理、および上記調整モードにおける調整用パラメータの変更処理が行なわれる。また、設定ボタン83が長押し操作されると、電子カメラ1ではカメラモードで動作中には撮影レンズ401のズーミング調整、投影モードで動作中には投影画像のズーミング調整が行なわれることになる。
上述した切替ボタン81、設定ボタン82および設定ボタン83は、たとえばアクリルなどの光透過性の材料で形成されている。上記の操作ボタンのいずれかがユーザにより押下操作されると、後述するリモコン制御回路86はLED84を点灯する。LED84の点灯により、切替ボタン81、調整ボタン82、および設定ボタン83が照明される。上記操作ボタンの操作後、所定時間たとえば5秒間、いずれの操作ボタンも操作されない場合は、リモコン制御回路86はLED84を消灯する。LED84が点灯している間、すなわち最初の操作から5秒以内に上記の操作ボタンのいずれかが再び操作されると、操作内容を示す各種操作信号が通信部85から送信される。なお、以下の説明では、切替ボタン81、調整ボタン82、および設定ボタン83はLED84の点灯中に操作されたものとして説明する。また、操作内容に応じてリモコン制御回路86はLED84の発光色を変更してもよい。たとえば、調整モードにおいて焦点状態が調整されている場合は赤、光量が調整されている場合は緑、画角が調整されている場合は黄、台形補正されている場合は青などのように発光色を切り替えることができる。
リモコン制御回路86は、各スイッチ81a〜83aから出力される操作信号に応じた各種信号を通信部85に出力する。通信部85は、リモコン制御回路86から受信した各信号を、たとえば赤外線で送信する。
リモコン80の外表面には、LED84の発光色と調整モードによる調整内容との対応関係を示す指標87が印刷されている。指標87は、たとえば赤色で「焦点調節」、緑色で「光量」、黄色で「画角」、青色で「台形補正」のように印刷されている。したがって、ユーザは、LED84の発光色と指標87の印刷色とを比較することによりいずれの調整内容を調整しているのかを容易に把握できる。
次に、電子カメラ1の動作について説明する。
−カメラモード−
電子カメラ1の電源がオフの状態でメインスイッチ105もしくはリモコン80の切替ボタン81が操作されると、電子カメラ1の電源がオンする。そして、制御回路50は、電子カメラ1の動作をカメラモードに設定して、撮像部40を起動する。カメラモードは、被写体像を撮影し、撮影した画像データをメモリカード110などで構成される記録媒体に撮影画像ファイルとして保存する動作モードである。撮影開始指示は、レリーズボタン104もしくはリモコン80の調整ボタン82の押下操作に応じて出力される操作信号が対応する。
撮像部40は、撮影レンズ401を構成するズームレンズを光軸方向にシフトすることにより、撮影レンズ40の光学ズーム調節を行う。制御回路50は、受信した操作信号に応じて上述したズーム調節信号を撮影制御回路404へ送る。制御回路50は、右長押し操作信号を受信した場合にズームアップするようにズーム調節信号を送り、左長押し操作信号を受信した場合にはズームダウンするようにズーム調節信号を送る。
−投影モード−
制御回路50は、電子カメラ1がカメラモードで起動中に、切替ボタン212または81の操作に伴い出力される切替操作信号を受信すると、たとえば「投影モードに移行しますか。移行する場合には切替ボタンを操作してください」などのメッセージを液晶表示器107に表示する。再度切替操作信号を受信すると、制御回路50は、電子カメラ1の動作を投影モードに切替える。すなわち、制御回路50は、液晶表示器107による表示を中止し、LED光源303を点灯する。この時、制御回路50は内部メモリから読み出した壁紙画像データに対応する壁紙画像を投影する。なお、投影モードでは、記録媒体以外から読出された画像データや、電子カメラ1の外部から供給される画像データによる再生画像を投影可能に構成されていてもよい。
投影モードにおいて、拡大縮小ボタン210または設定ボタン83がユーザにより長押し操作されるごとに、投影画像のズーミングを指示する操作信号が通信部22または85から出力されて通信部108から制御回路50へ送信される。制御回路50は、受信した操作信号に応じたズーム調整信号を投影制御回路306へ送出する。このズーム調整信号に基づいて投影光学系301を構成するズームレンズを光軸L2方向にシフトすることにより、プロジェクタ部30は投射像の光学ズーム調整を行なう。なお、カメラモードの場合と同様に、制御回路50は、右長押し操作信号を受信した場合にズームアップするようにズーム調整信号を送り、左長押し操作信号を受信した場合にはズームダウンするようにズーム調整信号を送る。
モードボタン211または調整ボタン82の操作にともなって出力される操作信号を制御回路50が受信すると、制御回路50は投影画像の各種設定をするための調整モードを起動する。調整モードでは、上述した投影画像の焦点状態、光量、画角、および台形補正などの調整内容におけるそれぞれの調整用パラメータを設定することができる。モードボタン211または調整ボタン82が操作されるごとに、焦点調整指示信号、光量調整指示信号、画角調整指示信号、台形補正指示信号、および調整モード終了信号が上記の順に通信部22または85からサイクリックに出力される。その結果、制御回路50は調整モードにおける調整内容を焦点状態→光量→画角→台形補正の順にサイクリックに切り替え、調整用画面を投影させる。調整モード起動中に切替ボタン212または81の操作に応じて出力される切替操作信号を受信すると、制御回路50は調整モードを終了して通常の画像投影状態に戻す。
(投影像の焦点状態調整)
投影光学系301を構成するフォーカスレンズを光軸方向にシフトすることにより、プロジェクタ部30は投射像の焦点調整を行なう。焦点調整を行なうための調整値は、調整モード起動中に拡大縮小ボタン210または設定ボタン83が操作されると変更される。すなわち、制御回路50は右押しまたは左押し操作信号を受信するごとに、調整パラメータの値を所定値ごとに引上げまたは引き下げて調整値を変更する。制御回路50は設定された調整値に応じたフォーカス調整信号を投射制御回路306へ出力する。このフォーカス調整信号に基づいて、上述したように、レンズ駆動回路300は、投影光学系301を構成するフォーカスレンズ(不図示)を光軸L2方向へ進退駆動する。
(投影光量の調整)
LED光源303への駆動電流値を制御することにより、プロジェクタ部30は投射像の光量調整を行なう。光量調整を行なうための調整値は、調整モード起動中に拡大縮小ボタン210または設定ボタン83が操作されると変更される。制御回路50は、設定された調整値に応じた光量調整信号を投射制御回路306へ出力する。投射制御回路306は、この光量調整信号に基づいてLED光源303の発光量、すなわち駆動電流値を制御する。
(投影像の画角調整)
制御回路50は、画像データに対して電子ズーム処理を施すことにより、投射像の画角調整を行なう。画角調整を行なうための調整値は、調整モード起動中に拡大縮小ボタン210または設定ボタン83が操作されると変更される。調整パラメータの変更された調整値は、制御回路50内の所定の記録領域に記録される。制御回路50はこの調整値を読み出し、読み出した調整値に基づいて投影する画像データに対する電子ズーム処理をメモリ60上で施し、処理後の画像データを投射制御回路306へ送出する。
(投影像の台形補正)
投射像が台形状に変化する場合には、制御回路50は、投射像を台形状から長方形状に補正するために画像処理による電気的な台形補正(キーストン補正)を施す。投射像を方形状に補正するための補正値は、調整モード起動中に拡大縮小ボタン210または設定ボタン83が操作されると変更される。調整パラメータの変更された補正値は、制御回路50内の所定の記録領域に記録される。制御回路50はこの補正値を読み出し、読み出した補正値に基づいて投影する画像データに対する台形補正処理をメモリ60上で施し、処理後の画像データを投射制御回路306へ送出する。
(投影画像の選択)
プロジェクタ部30は、制御回路50の制御により内部メモリまたはメモリカード110のいずれかによるコンテンツを投影する。制御回路50は、切替ボタン212または81の操作により投影モードが設定された直後には、内部メモリに記録された画像データの中から、液晶表示器107の壁紙に指定されている画像データを読み出し、プロジェクタ部30へ送出する。そして、ロータリーセレクタ215または設定ボタン83の操作による操作信号が入力されるごとに、制御回路50は、メモリカード110内の記録日時が最も古い(記録されている画像データの中で最初に撮影されたもの)画像データから順に読み出し、読み出した画像データをプロジェクタ部30へ送出する。
メモリカード110内の画像データが全て読み出されると、制御回路50は、ロータリーセレクタ215または設定ボタン83の操作に応じて、内部メモリに記録された画像データを記録日時の古い順に読み出して、プロジェクタ部30へ送出する。ただし、電子カメラ1にメモリカード110が装着されていない場合には、内部メモリに記録された画像データが上記した順序で読み出される。
電子カメラ1が投影モードで動作中に、切替ボタン212または81が操作され、制御回路50が切替操作信号を受信すると、制御回路50は液晶表示器107の表示を再開して、たとえば「カメラモードに移行しますか。移行する場合には切替ボタンを操作してください」などのメッセージを表示する。再度切替操作信号を受信すると、制御回路50は投影モードを終了する。すなわちLED光源303を消灯する。そして、制御回路50はカメラモードを起動して上述のように撮像部40を制御する。
図6、7は、電子カメラ1の制御回路50が実行するプログラムによる処理の流れを説明するフローチャートである。図6、7による処理を行なうプログラムはメモリ(不図示)に格納されており、カメラモードで起動中に切替ボタン212または81の操作による切替操作信号が制御回路50へ入力されると起動する。なお、本発明は上記電子カメラ1の投影モードにおける動作に特徴を有するので、投影モード起動中に制御回路50によって行われる制御を中心に説明する。
図6のステップS101において、液晶表示器107に「投影モードに移行しますか。移行する場合には切替ボタンを操作してください」などのメッセージを表示してステップS102へ進む。ステップS102においては、切替操作信号を受信したか否かを判定する。切替操作信号を受信した場合は、ステップS102が肯定判定されてステップS103へ進む。ステップS103においては、液晶表示器107による表示を中止してステップS104へ進む。
ステップS104では、LED光源303を点灯してステップS105へ進む。ステップS105においては、内部メモリに記録されている壁紙指定された画像データを読み出してステップS106へ進む。ステップS106では、ステップS105で読み出した画像データに基づいて壁紙画像を投影してステップS107へ進む。
ステップS107においては、操作信号を受信したか否かを判定する。操作信号を受信した場合は、ステップS107が肯定判定されてステップS108へ進む。操作信号を受信しない場合は、ステップS107における判定処理を繰り返す。ステップS108においては、ステップS107で受信した操作信号が投影画像の切替を指示する信号か否かを判定する。ロータリーセレクタ215または設定ボタン83の操作による操作信号の場合は、ステップS108が肯定判定されてステップS109へ進む。
ステップS109においては、投影中の画像が壁紙画像であるか否かを判定する。壁紙画像が投影されている場合は、ステップS109が肯定判定されてステップS110へ進む。ステップS110においては、メモリカード110または内部メモリに記録された画像データの中から記録日時が最も古い画像データを読み出してステップS112へ進む。投影画像が壁紙画像ではない場合は、ステップS109が否定判定されてステップS111へ進む。ステップS111においては、メモリカード110または内部メモリから次画像データまたは前画像データを読み出してステップS112へ進む。
ステップS112においては、ステップS110またはS111で読み出された画像データに基づいて画像を投影してステップS113へ進む。ステップS113においては、切替操作信号を受信したか否かを判定する。切替操作信号を受信した場合は、ステップS113が肯定判定されてステップS114へ進む。切替操作信号を受信しない場合は、ステップS113が否定判定されてステップS107へ戻る。
ステップS114においては、液晶表示器107による表示を再開し、「カメラモードに移行しますか。移行する場合には切替ボタンを操作してください」などのメッセージを表示してステップS115へ進む。ステップS115においては、切替操作信号を受信したか否かを判定する。切替操作信号を受信した場合は、ステップS115が肯定判定されてステップS116へ進む。ステップS116では、LED光源303を消灯して投影モードにおける一連の処理を終了する。
ステップS115で切替操作信号を受信せず、ステップS115が否定判定されて進んだステップS117においては、ステップS113において切替操作信号を受信してから所定時間が経過したか否かを判定する。所定時間が経過した場合は、ステップS117が肯定判定されてステップS118へ進み、ステップS114で表示を再開した液晶表示器107による表示を中止してステップS107へ戻る。所定時間が経過していない場合は、ステップS117が否定判定されてステップS114へ戻る。
ステップS102で切替操作信号を受信せず、ステップS102が否定判定されて進んだステップS119においても、ステップS117と同様にして所定時間が経過したか否かを判定する。所定時間が経過していない場合は、ステップS119が否定判定されてステップS101へ戻る。所定時間が経過した場合は、ステップS119が肯定判定されて一連の処理を終了する。
一方、ステップS107で受信した操作信号が投影画像の切替えを指示する信号でない場合は、ステップS108が否定判定されてステップS120へ進む。ステップS120においては、受信した操作信号が右長押しまたは左長押し操作信号であるか否かを判定する。右長押しまたは左長押し操作信号の場合は、ステップS120が肯定判定されてステップS121へ進む。ステップS121においては、投影光学系301を構成するズームレンズを光軸L2方向にシフトして、投射像の光学ズーム調整を行なってステップS112へ進む。
モードボタン211または調整ボタン82の操作による操作信号を受信した場合は、ステップS120が否定判定されてステップS122へ進む。ステップS122においては、調整モードにおける各処理を実行する。調整モードにおける処理を実行中に切替ボタン212または81の操作による切替操作信号を受信した場合は、調整モードを終了してステップS112へ進む。調整モードにおける各処理については、図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。
図7のステップS201において、焦点状態の調整モードを起動してステップS202へ進む。ステップS202においては、拡大縮小ボタン210または設定ボタン83の操作による右押しまたは左押し操作信号を受信したか否かを判定する。操作信号を受信しない場合は、ステップS202が否定判定されてステップS203へ進む。ステップS203においては、モードボタン211または調整ボタン82が操作されたか否かを判定する。調整指示信号を受信した場合は、ステップS203が肯定判定されてステップS206へ進む。調整指示信号を受信しない場合は、ステップS202へ戻る。
操作信号を受信した場合は、ステップS202が肯定判定されてステップS204へ進む。ステップS204においては、ステップS202で受信した操作信号に応じて調整パラメータを変更してステップS205へ進む。ステップS205においては、変更された調整パラメータに基づいてフォーカス調整信号を出力し、投影光学系301を構成するフォーカスレンズを光軸方向にシフトしてステップS202へ戻る。
ステップS206においては、ステップS203で受信した調整指示信号が光量調整指示であるか否かを判定する。光量調整指示であればステップS206が肯定判定されてステップS207へ進む。ステップS207においては、光量調整モードを起動してステップS208へ進む。ステップS208(拡大縮小ボタンまたは設定ボタンの操作有無判定)からステップS210(パラメータ変更)までの各処理は、ステップS202(拡大縮小ボタンまたは設定ボタンの操作有無判定)からステップS204(パラメータ変更)までの各処理と同様の処理を行なう。ステップS211においては、ステップS210で変更された調整パラメータに基づいて光量調整信号を出力し、LED光源303の光量を変更してステップS208へ戻る。
ステップS206において、調整指示信号が光量調整指示でない場合は、ステップS206が否定判定されてステップS212へ進む。ステップS212においては、指示信号が画角調整指示信号であるか否かを判定する。画角調整指示信号を受信した場合は、ステップS212が肯定判定されてステップS213へ進む。
ステップS213においては、画角調整モードを起動してステップS214へ進む。ステップS214(拡大縮小ボタンまたは設定ボタンの操作有無判定)からステップS216(パラメータ変更)までの各処理は、ステップS202(拡大縮小ボタンまたは設定ボタンの操作有無判定)からステップS204(パラメータ変更)までの各処理と同様の処理を行なう。ステップS217においては、ステップS216で変更された調整パラメータに基づいて設定した画角調整信号を出力し、画像データに対して電子ズーム処理を施して画角を変更してステップS214へ戻る。
ステップS212において、調整指示信号が画角調整指示信号ではない場合は、ステップS212が否定判定されてステップS218へ進む。ステップS218においては、調整指示信号が台形補正指示信号か否かを判定する。台形補正指示信号の場合は、ステップS218が肯定判定されてステップS219へ進む。
ステップS219においては、台形補正モードを起動してステップS220へ進む。ステップS220(拡大縮小ボタンまたは設定ボタンの操作有無判定)からステップS222(パラメータ変更)までの各処理は、ステップS202(拡大縮小ボタンまたは設定ボタンの操作有無判定)からステップS204(パラメータ変更)までの各処理と同様の処理を行なう。ステップS223においては、ステップS222で変更された調整パラメータに基づいて設定した補正値を出力し、画像処理により台形補正を施してステップS220へ戻る。
ステップS218において、調整指示信号が台形補正指示信号ではない場合は、ステップS218が否定判定されてステップS224へ進む。ステップS224においては、調整指示信号が焦点調整指示信号であるか否かを判定する。焦点調整指示信号の場合は、ステップS224が肯定判定されてステップS201へ戻る。焦点調整指示信号ではない場合は、ステップS224が否定判定されてステップS206へ戻る。
以上で説明した実施の形態の電子カメラ1によれば、以下の作用効果が得られる。
(1)ボディ10に着脱可能な操作部20に操作部材21を設けた。操作部材21による操作には、プロジェクタ部30の機能に関する動作が含まれるようにした。したがって、投影モードにおいてはボディ10から取り外した操作部20から投影画像に関する各種操作ができるので、ユーザの操作によりボディ10の載置位置が移動して投影画像のピントや投影位置などがずれるという事態を防ぐことができる。
(2)操作部20を装着時にはボディ10の外形の一部を構成するようにし、操作部材21で操作可能な電子カメラ1の機能と、レリーズボタン104およびメインスイッチ105で操作可能な電子カメラ1の機能とはそれぞれ異なるようにした。したがって、操作部材21で操作可能な機能とボディ10側で操作可能な機能とが重複しないので、撮影動作などのように操作部20をボディ10に装着したまま使用する場合であっても、従来からのカメラの操作感覚を損なうことなく使用できる。
(3)ボディ10に設けられた通信部108と、操作部20に設けられた通信部22により、操作部材21の操作に応じて出力される各種操作信号を通信可能にした。通信部108はボディ10の正面から見て上面左端部に設けられているので、ユーザは電子カメラ1から離れた場所から、電子カメラ1に対する操作位置(前方、後方、横側)によらずに操作することができる。したがって、会議やプレゼンなどのユーザが電子カメラ1の近傍で投影画像に関して操作できない場合であっても、操作部20により操作可能になるので使い勝手が向上する。
(4)リモコン80において受け付ける操作入力は、ボディ10および操作部20において受け付ける操作入力の一部とした。すなわち、リモコン80から操作可能な機能は、ボディ10および操作部20から操作可能な機能と比べて使用頻度の高い機能に限定されるようにした。したがって、小型軽量で操作ボタンが少ない、操作が簡単なリモコン80を用いて、電子カメラ1から離れた位置からでも被写体の撮影または画像の投影に関する最低限の操作を行なうことができるので、利便性が向上する。
(5)リモコン80にLED84を設け、切替ボタン81、調整ボタン82および設定ボタン83のいずれかが操作されると発光するようにした。したがって、暗い室内などで画像を投影する場合に、ユーザは上記の各ボタンを確実に把握(操作)することができる。
さらに、調整モードにおいて調整内容が切り替わるごと、すなわち調整ボタン82が操作されるごとにLED84の発光色を制御して変更するようにした。したがって、LED84の発光色を確認することにより、いずれの調整内容が調整されているかを把握することができるので、利便性が向上する。
(6)LED84が発光中に切替ボタン81、調整ボタン82および設定ボタン83が操作されると、操作内容に応じた操作信号が通信部85からボディ10の通信部108へ送信されるようにした。したがって、暗い室内などで操作する場合に、ユーザは所望の操作ボタンを確認してから操作を行なうことができるので、誤操作を防止することができる。
以上で説明した実施の形態による電子カメラ1を以下のように変形できる。
(1)プロジェクタ投射窓103が図8に示される位置に設けられるようにしてもよい。この場合、操作部20をボディ10から取り外すことにより、プロジェクタ部30による画像の投影が可能になる。
(2)操作部20がボディ10に装着されている場合には、赤外線通信に代えて接点通信によって各種操作信号を送信してもよい。また、通信部22および108による通信は、たとえばWiFiなどの双方向無線通信により送受信可能に行なわれてもよい。もしくは、通信部22および108を備える代わりに、たとえばケーブルなどで接続されて有線通信を行なってもよい。
(3)電子カメラ1の電源がオフの場合に切替ボタン81の操作によりカメラモードで起動するものに代えて、投影モードで起動してもよい。また、ユーザにより起動するモードを選択できるようにしてもよい。この場合、制御回路50は、液晶表示器107に、たとえば「カメラモードと投影モードのどちらで起動しますか」などのメッセージを表示する。そして、たとえばロータリーセレクタ215や設定ボタン83をユーザが操作することにより、いずれのモードで起動するかを選択すればよい。
(4)電子カメラ1の電源がオンの場合にのみリモコン80からの操作信号を受け付けるようにしてもよい。すなわち、切替ボタン81の操作で電子カメラ1の電源オン操作を行なわないものでもよい。
(5)操作部20またはリモコン80は、メモリカード110が着脱可能に構成されていてもよい。この場合、投影モードにおいては、操作部20またはリモコン80に装着されたメモリカード110に記録された画像データの画像が優先的に投影される。すなわち、投影モード起動後に壁紙画像が投影された状態で、ロータリーセレクタ215または設定ボタン83が操作されると、操作部20またはリモコン80に装着されたメモリカード110に記録された画像のうち記録日時が最古の画像が投影される。
(6)調整モードにおいて、モードボタン211または調整ボタン82が操作されるごとに調整内容が切り替わるものとして説明したが、操作信号を受信しない状態で所定時間が経過するごとに次の調整内容に切り替わるようにしてもよい。この場合、焦点状態調節の調整内容が起動中に、拡大縮小ボタン210または設定ボタン83が、たとえば30秒間操作されない場合に、光量調整の調整内容を起動すればよい。
(7)調整モードにおいて、たとえば光量が調整されている場合には、「光量調整モード」などのように調整中の内容を投影画像の上端または下端などに表示してもよい。
また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
本発明の実施の形態による電子カメラの外観図であり、(a)は電子カメラの上面を示し、(b)は電子カメラの正面を示す。 電子カメラの背面斜視図であり、(a)は操作部装着時の外観を示し、(b)は操作部取り外し時の外観を示す。 電子カメラのリモコンの外観図である。 電子カメラにおける制御系の要部構成を説明するブロック図である。 プロジェクタ部の構成を説明する電子カメラの断面図であり、(a)は図1(a)のA−A線断面図を示し、(b)は図1(a)のB−B線断面図を示す。 電子カメラの投影モードにおける処理を説明するフローチャートである。 電子カメラの調整モードにおける処理を説明するフローチャートである。 本発明の変形例における電子カメラの操作部を取り外した状態での背面斜視図である。
符号の説明
10 ボディ 20 操作部
21 操作部材 22 通信部
22a 通信窓部 30 プロジェクタ部
40 撮像部 104 レリーズボタン
105 メインスイッチ 108 通信部
108a 通信窓部

Claims (3)

  1. 被写体像を撮像する撮像手段と、
    画像を投影する投影手段と、
    カメラ本体に着脱可能に設けられ、装着時には前記カメラ本体の外形の一部を構成する着脱部と、
    前記カメラ本体に設けられ、カメラの機能に関するユーザの操作入力を受け付ける第1操作部材と、
    前記着脱部に設けられ、カメラの機能に関するユーザの操作入力を受け付ける第2操作部材と、
    前記着脱部に設けられ、前記投影手段の機能に関するユーザの操作入力を受け付ける第3操作部材とを備えることを特徴とするプロジェクタ付きカメラ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタ付きカメラにおいて、
    前記第1操作部材で操作入力を受け付けるカメラの機能と、前記第2操作部材で受け付けるカメラの機能とはそれぞれ異なることを特徴とするプロジェクタ付きカメラ。
  3. 請求項1または2に記載のプロジェクタ付きカメラにおいて、
    前記カメラ本体に設けられ、光を介して通信する第1通信手段と、
    前記着脱部に設けられ、光を介して通信する第2通信手段と、
    前記カメラ本体に設けられ、前記第1通信手段が通信のために発光および受光のいずれかに用いる光を透過する第1窓部と、
    前記着脱部に設けられ、前記第2通信手段が通信のために発光および受光のいずれかに用いる光を透過する第2窓部とをさらに備え、
    前記第1通信手段および前記第2通信手段は、前記着脱部の前記カメラ本体からの着脱の有無に関わらず、相互に通信可能であることを特徴とするプロジェクタ付きカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010181511A (ja) * 2009-02-04 2010-08-19 Nikon Corp 電子機器
JP2011197452A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Fujifilm Corp 複眼撮像装置およびその制御方法
JP2012023587A (ja) * 2010-07-15 2012-02-02 Nikon Corp 電子機器

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