JP2009083902A - 家庭用薄葉紙収納容器及び薄葉紙包装体 - Google Patents
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【解決手段】家庭用薄葉紙収納容器100における容器本体1の取出口11を塞ぐように上蓋3を閉じて、その容器を閉蓋状態にすることによって、家庭用薄葉紙Pが内包されている薄葉紙包装体200の開口部200aと、容器本体1の取出口11に配されている気密部材6と、上蓋3の密閉部34とを密着させることができるので、その家庭用薄葉紙収納容器100内において、薄葉紙包装体200の開口部200a側を密閉された空間とするようにして、その容器内の気密性を確保することを可能にした。
【選択図】図1
Description
そして、ウェットタイプの家庭用薄葉紙が折り畳まれ、複数枚積層された状態で封入された包装体を、家庭用薄葉紙収納容器に設けられている取出口の内面側に着脱可能に固定して、その取出口から家庭用薄葉紙を取り出しやすくした容器が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
家庭用薄葉紙が内包されている薄葉紙包装体を内側に収納するとともに、上面に前記家庭用薄葉紙の取出口を有する容器本体と、前記容器本体に設けられ前記取出口を開閉する上蓋と、を備える家庭用薄葉紙収納容器であって、
前記取出口には、その取出口の周囲開口に密接する環状の気密部材が備えられ、
前記上蓋には、前記取出口を閉蓋する際に前記気密部材と密着する第一の密着部が設けられ、
当該家庭用薄葉紙収納容器は、前記薄葉紙包装体の開口部を、前記気密部材に密着させる第二の密着部を有することを特徴とする。
前記第二の密着部は、前記容器本体に設けられていることを特徴とする。
前記第二の密着部は、前記気密部材に設けられていることを特徴とする。
前記薄葉紙包装体の開口部は、前記気密部材と密着する形状を有する環状部材を備えることを特徴とする。
家庭用薄葉紙が内包されている薄葉紙包装体を内側に収納するとともに、上面に前記家庭用薄葉紙の取出口を有する容器本体と、前記容器本体に設けられ前記取出口を開閉する上蓋と、を備える家庭用薄葉紙収納容器であって、
前記薄葉紙包装体の開口部には、前記取出口の周囲に密接する気密部材が備えられ、
前記上蓋には、前記取出口を閉蓋する際に前記気密部材と密着する密着部が設けられていることを特徴とする。
家庭用薄葉紙を内包するとともに、上面に前記家庭用薄葉紙の取出口を有する容器本体と、前記容器本体に設けられ前記取出口を開閉する上蓋と、を備える家庭用薄葉紙収納容器の内側に収納される薄葉紙包装体であって、
当該薄葉紙包装体の開口部には、前記取出口の周囲に密接する気密部材が備えられており、
前記気密部材は、前記上蓋が前記取出口を閉蓋する際に、その上蓋と密着することを特徴とする。
つまり、家庭用薄葉紙収納容器の上蓋を閉じて、容器を閉蓋状態とすることによって、容器内の気密性を確保することができるので、家庭用薄葉紙収納容器に収納された薄葉紙包装体に内包されているウェットタイプの家庭用薄葉紙の乾燥を防ぐことや、その家庭用薄葉紙に異物が付着することを好適に防ぐことができる。
図1は、本発明を適用した好適な実施形態1として例示する家庭用薄葉紙収納容器100を示す斜視図であり、図2は、家庭用薄葉紙収納容器100を示す正面図である。図3及び図4は、家庭用薄葉紙収納容器100を示す平面図であり、図5は、家庭用薄葉紙収納容器100の底蓋2を示す平面図である。図6は、家庭用薄葉紙収納容器100における容器本体1と底蓋2との係合状態を示す説明図である。図7は、図3のVII−VII線における家庭用薄葉紙収納容器100の断面図である。
なお、以下の説明では、家庭用薄葉紙収納容器100の前後方向をX軸方向として、操作部4が設けられている側を前側とし、操作部4と反対側を後側とする。また、左右方向をY軸方向とし、上下方向をZ軸方向とする。
具体的に、家庭用薄葉紙収納容器100は、例えば、ウェットシートやウェットティシュー等の家庭用薄葉紙Pを内包する詰替え用の薄葉紙包装体200(図7参照)を内側に収納するとともに、上面に家庭用薄葉紙Pの取出口11を有し、底面に底面開口15を有する容器本体1と、容器本体1の上部に回動自在に設けられ取出口11を開閉する上蓋3と、容器本体1の底面開口15を塞ぐ底蓋2と、取出口11を開蓋状態とするために操作される操作部4等を備えて構成されている。
具体的に、容器本体1は、図1〜図7に示すように、下端部に平面視にて略楕円形状を呈する底面開口15と、上部側ほど小径となるように湾曲して形成された周面部14と、この周面部14の上端に連続して形成された上面部12と、この上面部12に設けられ、収納部5に収納された家庭用薄葉紙Pを取り出すための取出口11等を備えている。
この容器本体1は、容器本体1の底面開口15を塞ぐように底蓋2が取り付けられることで、その底蓋2とともに家庭用薄葉紙P(薄葉紙包装体200)を収納する収納部5としての空間を確保するものである。
具体的に、底蓋2には、図1〜図7に示すように、その外周縁に底周壁22が立設されており、底周壁22の先端部から下方に向けては第2底周壁23が吊設されている。さらに、第2底周壁23の先端縁から上方に向けて第3底周壁24が立設されており、第2底周壁23と第3底周壁24により断面形状U字状の嵌合溝25が形成されている。
そして、底蓋2の嵌合溝25と容器本体1の底面開口部15とが嵌合することで、容器本体1が密閉されるようになっている。
各把持部21は、第3底周壁25の周縁の前側であって、正面視にて操作部4の左右両側から容器の外側に向けてそれぞれ突設されている。この把持部21の上面における基端側中央には、容器本体1の底面開口部15の周縁に設けられた本体側ガイド凸部155、155と係合する底蓋側ガイド凹部211、211が設けられている。
そして、この係合部としての底蓋側ガイド凹部211、211に、被係合部としての本体側ガイド凸部155、155が合致するように係合させることにより、容器本体1の底面開口部15と底蓋2の嵌合溝25とが、正しい位置で係合されるようになっている。なお、容器本体1と底蓋2とが係合される正しい位置とは、互いに略同一の楕円形状からなる容器本体1の底面開口部15と底蓋2の嵌合溝25とが係合した際に、一方(容器本体1)と他方(底蓋2)の楕円の長軸方向と短軸方向とが一致することにより容器本体1や底蓋2に歪みや変形が生じることがなく、容器本体1と蓋体2とが隙間無く密閉されて気密性を損なうことがない状態を維持可能な取り付け位置のことである。
つまり、収納部5に家庭用薄葉紙P(薄葉紙包装体200)を収納する場合には、容器本体1から底蓋2を取り外して、容器本体1の内側に家庭用薄葉紙P(薄葉紙包装体200)を収容した後、容器本体1に底蓋2を取り付けて、底面開口部15を閉塞するようになっている。
この気密部材6の底面側の内縁には、薄葉紙包装体200の開口部200aと連通するようになる内縁開口部62が形成されており、また、気密部材6の上面側には、上方に延在する密閉環部63が形成されている。
回動取付部16は、図3、図4、図7に示すように、上蓋3の軸部分31に形成されたY軸方向に沿う回動軸311を軸心に、その上蓋3を回動可能に取り付けるためのものであり、Y軸方向に沿って形成された凹型の軸受部164を有している。この軸受部164は、図3、図4に示すように、2つの回動軸311、311に対応させてY軸方向に並んで設けられている。
そして、この軸受部164が回動軸311を軸支することで、軸受部164と回動軸311とによる回動軸部が構成されて、上蓋3が回動可能に回動取付部16に配設されるようになる。
この対向面部13には、X軸方向前側に向けて突出する本体側凸部131が形成されている。
上蓋3は、図1〜図7に示すように、平面視にて略楕円形状を呈し、取出口11を閉塞するように容器本体1に取り付けられた状態で容器本体1の外面部とともに略半球状をなすように形成されている。
具体的には、上蓋3は、容器本体1の回動取付部16に取り付けられる回動軸311を有する軸部分31と、この軸部分31から前方及び側方に延出され、容器本体1の外面部の曲率に合わせて所定の曲率を有する湾曲部32と、この湾曲部32の前端部から略真下に延出された前端面部33と、湾曲部32の内面側に設けられた第一の密着部である密閉部34等を備えている。
湾曲部32は、上蓋3が閉蓋状態に配置される際に、家庭用薄葉紙収納容器100の天面をなす。
前端面部33は、湾曲部32から連続して形成されており、その下端部には、X軸方向後側に向けて突出する上蓋側凸部331が形成されている。
密閉部34は、上蓋3の内面側から略真下に向いて延出された2重環状の部材であり、上蓋3が閉蓋される際に、取出口11の気密部材6と密着するようになっており、第一の密着部として機能する。
更に、その取出口11を上蓋3で閉蓋した際、2重環状の密閉部34が、気密部材6の密閉環部63を挟み込むようにして(図7参照)、密閉部34と気密部材6とが密着するようになっている。
操作部4は、図1〜図7に示すように、容器本体1における取出口11よりも前側であって、対向面部13よりも前方となる操作部取付部156の所定位置に固定された下摘み部41と、この下摘み部41の上側に回動可能に設けられた上摘み部42等を備えて構成されている。
回動軸部422は、上摘み部42の中央軸部424から、Y軸方向に沿い左右方向にそれぞれ延在するように形成されており、後述する取付穴部152内を摺接移動可能に嵌め込まれている。
接触部423は、上蓋3を跳ね上げる際には上蓋3の前端面部33の下端部に接触し、また、容器本体1の対向面部13に形成されている被係合穴13aに係入されている場合には、上摘み部42の回動を規制するようになっている。なお、接触部423は、図4に示すように、Y軸方向に並んで所定間隔を空けて2つ設けられている。
この取付穴部152は、Y軸方向に所定の深さ座刳られてなり、X軸方向に沿って延在する略長円形状に形成されている。そして、取付穴部152のX軸方向の長さは、上摘み部42をX軸方向にスライドさせて、操作部4による取出口11を開蓋状態とするための操作をロックするロック位置とアンロックするアンロック位置に配置することができる程度となっている。
即ち、上摘み部42がアンロック位置に配された状態では、取付穴部152の内周面の前側部分に上摘み部42の回動軸部422の外面が接触した状態となり、また、上摘み部42がロック位置に配された状態では、取付穴部152の内周面の後側部分に上摘み部42の回動軸部422の外面が接触した状態となる。
位置規制凸部153は、取付穴部152の内周面の前側部分或いは後側部分に接触する位置にスライド移動した回動軸部422のX軸方向の位置を規制するものである。即ち、上摘み部42をロック位置とアンロック位置との間で移動する場合には、回動軸部422が位置規制凸部153を乗り越えるようにしてX軸方向に移動することとなり、上摘み部42がロック位置若しくはアンロック位置に配された状態では、位置規制凸部153により回動軸部422が取付穴部152内にてX軸方向に自由に移動することが規制されるようになっている。
また、家庭用薄葉紙収納容器100内に異物等が混入してしまうことを防ぎ、その容器内に収納されている家庭用薄葉紙Pが汚染されないようにすることができる。
次に、本発明に係る家庭用薄葉紙収納容器の実施形態2について説明する。なお、実施形態1と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
この取出口11の内周面には、図8に示すように、気密部材6aを取り付けるための環状溝部11aが形成されている。
この気密部材6aの底面側の内縁には、薄葉紙包装体200の開口部200aと連通するようになる内縁開口部62が形成されており、また、気密部材6aの上面側には、上方に延在する密閉環部63が形成されている。
更に、気密部材6aにおける内縁開口部62よりも下方側には、収納部5に収納する薄葉紙包装体200の開口部200aを気密部材6aに密着させて取り付けるための第二の密着部としての密着溝部64が形成されている。
なお、薄葉紙包装体200の開口部200aは、包装体本体200bと一体に形成されたものであることに限らず、例えば、包装体本体200bの引出口の周囲にシリコンゴムなどの弾性材料からなる環状部材200aを開口部(200a)として接着や圧着などによって取り付けたものであってもよい。
また、家庭用薄葉紙収納容器1000内に異物などが混入してしまうことを防ぎ、その容器内に収納されている家庭用薄葉紙Pが汚染されないようにすることができる。
次に、本発明に係る家庭用薄葉紙収納容器の実施形態3について説明する。なお、実施形態1と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
この取出口11の内周面には、図9に示すように、気密部材6bを取り付けるための環状溝部11aが形成されている。
この気密部材6bの底面側の内縁には、薄葉紙包装体210の開口部210aと連通するようになる内縁開口部62が形成されており、また、気密部材6bの上面側には、上方に延在する密閉環部63が形成されている。
押上部230は、上底板220の下面と底蓋2との間に取り付けられて、その上底板220を上方の取出口11の気密部材6bに向けて押し上げるようになっており、例えば、スポンジやスプリング(ばね部材)などによって構成されている。
なお、薄葉紙包装体210の開口部210aは、包装体本体210bと一体に形成されたものであることに限らず、例えば、包装体本体210bの引出口の周囲にシリコンゴムなどの弾性材料からなる環状部材210aを開口部(210a)として接着や圧着などによって取り付けたものであってもよい。
また、家庭用薄葉紙収納容器2000内に異物などが混入してしまうことを防ぎ、その容器内に収納されている家庭用薄葉紙Pが汚染されないようにすることができる。
次に、本発明に係る家庭用薄葉紙収納容器の実施形態4について説明する。なお、実施形態1と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
この家庭用薄葉紙収納容器3000に収容される薄葉紙包装体600は、図10に示すように、複数のウェットタイプの家庭用薄葉紙Pを積層した状態で内包する包装体本体600bと、その薄葉紙包装体600の開口部を構成する環状の気密部材60とを備えている。
この気密部材60の底面側の内縁には、内縁開口部62が形成されており、また、気密部材60の上面側には、上方に延在する密閉環部63が形成されている。
また、家庭用薄葉紙収納容器3000内に異物などが混入してしまうことを防ぎ、その容器内に収納されている家庭用薄葉紙Pが汚染されないようにすることができる。
例えば、本実施形態においては、薄葉紙包装体の開口部を密着溝部(第二の密着部)を介して気密部材に密着させることと、上底部と押上部とによって薄葉紙包装体を押し上げて、薄葉紙包装体の開口部を気密部材に密着させることを、それぞれ個別に行うようにしたが、これらを共用する構成にしてもよい。
また、気密部材(60)が一体に設けられている薄葉紙包装体(600)を用いる家庭用薄葉紙収納容器(3000)に、上底部と押上部を備えて、薄葉紙包装体を押し上げるようにしてもよい。
11 取出口
11a 環状溝部
11b 密着溝部(第二の密着部)
2 底蓋
3 上蓋
34 密閉部(第一の密着部)
4 操作部
6 気密部材
61 外縁部
62 内縁開口部
63 密閉環部
200 薄葉紙包装体
200a 開口部、環状部材
100 家庭用薄葉紙収納容器
6a 気密部材
64 密着溝部(第二の密着部)
1000 家庭用薄葉紙収納容器
6b 気密部材
220 上底部(第二の密着部)
230 押上部(第二の密着部、付勢手段)
210 薄葉紙包装体
210a 開口部、環状部材
2000 家庭用薄葉紙収納容器
60 気密部材
600 薄葉紙包装体
3000 家庭用薄葉紙収納容器
P 家庭用薄葉紙
Claims (6)
- 家庭用薄葉紙が内包されている薄葉紙包装体を内側に収納するとともに、上面に前記家庭用薄葉紙の取出口を有する容器本体と、前記取出口を開閉する上蓋と、を備える家庭用薄葉紙収納容器であって、
前記取出口には、その取出口の周囲に密接する気密部材が備えられ、
前記上蓋には、前記取出口を閉蓋する際に前記気密部材と密着する第一の密着部が設けられ、
当該家庭用薄葉紙収納容器は、前記薄葉紙包装体の開口部を、前記気密部材に密着させる第二の密着部を有することを特徴とする家庭用薄葉紙収納容器。 - 前記第二の密着部は、前記容器本体に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の家庭用薄葉紙収納容器。
- 前記第二の密着部は、前記気密部材に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の家庭用薄葉紙収納容器。
- 前記薄葉紙包装体の開口部は、前記気密部材と密接する環状部材を備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の家庭用薄葉紙収納容器。
- 家庭用薄葉紙が内包されている薄葉紙包装体を内側に収納するとともに、上面に前記家庭用薄葉紙の取出口を有する容器本体と、前記取出口を開閉する上蓋と、を備える家庭用薄葉紙収納容器であって、
前記薄葉紙包装体の開口部には、前記取出口の周囲に密接する気密部材が備えられ、
前記上蓋には、前記取出口を閉蓋する際に前記気密部材と密着する密着部が設けられていることを特徴とする家庭用薄葉紙収納容器。 - 家庭用薄葉紙を内包するとともに、上面に前記家庭用薄葉紙の取出口を有する容器本体と、前記取出口を開閉する上蓋と、を備える家庭用薄葉紙収納容器の内側に収納される薄葉紙包装体であって、
当該薄葉紙包装体の開口部には、前記取出口の周囲に密接する気密部材が備えられており、
前記気密部材は、前記上蓋が前記取出口を閉蓋する際に、その上蓋と密着することを特徴とする薄葉紙包装体。
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