JP2009083801A - バンパ取付部の排気管プロテクタ構造 - Google Patents

バンパ取付部の排気管プロテクタ構造 Download PDF

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Abstract

【課題】排気管の後端部が干渉物に干渉して弾性支持部を支点に前上方に揺動して、バンパ取付部に弾性的に押付けられて引っ掛かり、その排気熱でリヤバンパが損傷するのを防止するバンパ取付部の排気管プロテクタ構造を提供とする。
【解決手段】リヤサイドフレーム13の下方に排気管9が揺動可能に弾性支持され、リヤサイドフレーム13の後部にリヤバンパ4が取付けられるものにおいて、リヤサイドフレーム13とリヤバンパ4との接合部下方に設けられ、車両前方に延設されて排気管9の後端部の揺動軌跡上に位置する揺動規制部材30を設けたことを特徴とする。
【選択図】図5

Description

この発明は、リヤサイドフレームの下方に排気管が、揺動可能に弾性支持されると共に、上記リヤサイドフレームの後部にリヤバンパが取付けられた車両におけるバンパ取付部の排気管プロテクタ構造に関する。
一般に、リヤサイドフレームの下方には排気管が、ラバー部材およびハンガ部材を介して揺動可能に弾性支持されると共に、リヤサイドフレームの後部には、合成樹脂製のリヤバンパが配設されている。
このような車両において、排気管の後端部(例えばサイレンサ等)が、路面上の障害物などの干渉物と干渉すると、排気管はその弾性支持部を支点として前方かつ上方に揺動し、該排気管がバンパ取付部に弾性的に押付けられて、排気管後端部がリヤバンパに引っ掛かる場合があり、この場合には、排気管内を流通する排気ガスの排気熱により、上記リヤバンパが熱劣化、損傷する問題点があった。
一方、特許文献1には排気管の熱害を対策した構造が開示されている。
すなわち、図12に示すように、合成樹脂製のリヤバンパ91の後部面91aに開口部92を設け、この開口部92にはアルミニュウム等からなる環状部材93を嵌入し、この環状部材93の内周部には筒体94の小径部94aを嵌入固着し、さらに該筒体94には小径部94a連接する大径部94bを設け、この大径部94bが、リヤバンパ91の後部面91aよりも車体前方側にある排気管テールパイプ95の後部95aに設けられた排気口96の近傍外周部を覆うように構成したものである。なお、図12において矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示す。
この特許文献1に開示された構造は、単に排気管テールパイプ95による樹脂バンパ91への熱的影響を回避したものに過ぎず、排気管テールパイプの後端部が干渉物に干渉した時、排気管が弾性支持部を支点として揺動することに起因するリヤバンパへの引っ掛かりを考慮した技術思想までは開示されていない。
特開2004−308551号公報
そこで、この発明は、リヤサイドフレームとリヤバンパとの接合部下方に設けられ、車両前方に延設されて排気管の後端部の揺動軌跡上に位置する揺動規制部材を設けることで、
排気管の後端部が干渉物に干渉して弾性支持部を支点に前上方に揺動して、バンパ取付部に弾性的に押付けられて引っ掛かり、その排気熱でリヤバンパが損傷するのを防止することができるバンパ取付部の排気管プロテクタ構造の提供を目的とする。
この発明によるバンパ取付部の排気管プロテクタ構造は、リヤサイドフレームの下方に排気管が揺動可能に弾性支持されると共に、上記リヤサイドフレームの後部にリヤバンパが取付けられる車両において、上記リヤサイドフレームとリヤバンパとの接合部下方に設けられ、車両前方に延設されて上記排気管の後端部の揺動軌跡上に位置する揺動規制部材を設けたものである。
上記構成によれば、排気管の後端部の揺動軌跡上に位置する揺動規制部材を設けたので、次のような効果がある。
すなわち、排気管の後端部が干渉物(路面上の障害物など)に干渉して、該排気管が弾性支持部を支点として前方かつ上方に揺動するのを、上記揺動規制部材にて規制することができるので、バンパ取付部に排気管が弾性的に押付けられて引っ掛かるのを防止することができ、この結果、排気熱でリヤバンパが熱劣化および損傷することを防止できる。
この発明の一実施態様においては、上記揺動規制部材が上記リヤサイドフレームと上記リヤバンパとの間に設けられリヤバンパを取付けるためのバンパステーに一体または一体的に形成されたものである。
上記構成によれば、既存部品としてのバンパステーを有効利用して揺動規制部材を一体または一体的に形成するので、バンパステーの形状の工夫のみで対策を行なうことができる。
この発明の一実施態様においては、上記揺動規制部材がリヤエンドパネルおよびバンパレインフォースメントの車幅方向外側で上記排気管の上方位置に設けられたものである。
上記構成によれば、リヤエンドパネルおよびバンパレインフォースメントとの干渉を防止した上で、排気管の揺動規制を確実に行なうことができる。
この発明の一実施態様においては、上記揺動規制部材が上記排気管の後端部の車両前方へのストローク端よりも前方に延びるように設けられたものである。
上記構成によれば、揺動規制部材が排気管の後端部の車両前方へのストローク端よりも前方に位置するので、排気管の後端部が干渉物に干渉して弾性支持部を支点として揺動するのを、該位置の揺動規制部材にて確実に揺動規制することができる。
この発明によれば、リヤサイドフレームとリヤバンパとの接合部下方に設けられ、車両前方に延設されて排気管の後端部の揺動軌跡上に位置する揺動規制部材を設けたので、排気管の後端部が干渉物に干渉して弾性支持部を支点に前上方に揺動して、バンパ取付部に男性的に押付けられて引っ掛かり、その排気熱でリヤバンパが損傷するのを防止することができる効果がある。
排気管後端部が干渉物に干渉して揺動するのを規制し、排気管の排気熱でリヤバンパが熱劣化し、損傷するのを防止するという目的を、リヤサイドフレームの下方に排気管が揺動可能に弾性支持されると共に、上記リヤサイドフレームの後部にリヤバンパが取付けられる車両において、上記リヤサイドフレームとリヤバンパとの接合部下方に設けられ、車両前方に延設されて上記排気管の後端部の揺動軌跡上に位置する揺動規制部材を設けるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図1はバンパ取付部の排気管プロテクタ構造を備えた車両の斜視図であって、この車両は、フロントドア1、リヤドア2、バックドア3を有し、バックドア3の下方には、後述するリヤサイドフレームの後部に取付けられる合成樹脂製のリヤバンパ4を備えている。
図2は図1で示した車両のフロアパネル下部に設けられた排気経路の一部を示す平面図であって、排気通路としてのミドルエキゾーストパイプ5の下流にはプリサイレンサ6を接続し、このプリサイレンサ6の下流には、排気通路としてのリヤエキゾーストパイプ7を接続している。
また、上述のリヤエキゾーストパイプ7の下流には、比較的大型のサイレンサ8(詳しくは、メインサイレンサ)を車幅方向に向けて接続すると共に、このサイレンサ8の両サイドには左右一対のテールパイプ9,9を取付けている。
ここで、上記一対のテールパイプ9,9は図1にも示している。また上述のリヤバンパ4において、その下方にテールパイプ9,9が配設される部分には凹部10,10が形成されている。
次に、図3〜図8を参照してバンパ取付部の排気管プロテクタ構造について説明するが、左右の排気管プロテクタ構造は左右対称に構成されているので、以下の説明においては左側の構成について述べる。
図3はバンパ取付部の排気管プロテクタ構造を示す分解斜視図、図4は組付け後の背面図、図5は図4のA−A線矢視断面図、図6はバンパステーの背面図、図7はバンパステーの斜視図、図8は図5の要部拡大図である。
図3において、フロアパネルとしてのリヤフロア11(車体フロア)の中央部には、スペアタイヤパン12を段下げ形成する一方、このリヤフロア11の両サイド下部(但し、図面では左側下部のみを示す)には、車両の前後方向に延びる車体剛性部材としてのリヤサイドフレーム13を接合固定して、このリヤサイドフレーム13と、リヤフロア11との間には車両の前後方向に延びる閉断面14を形成している。
排気管としての上述のテールパイプ9は、リヤサイドフレーム13の下方に揺動可能に弾性支持されている。
すなわち、テールパイプ9はサイレンサ8に一体的に連通形成されており、図3に示すように、サイレンサ8と、車体側のリヤサイドフレーム13との間には、ブラケット15、ハンガロッド16、弾性部材としてのハンガラバー17、ラバーブラケット18、ハンガロッド19から成るサイレンサハンガ20を用いて、サイレンサ8とテールパイプ9とを、一体的かつ揺動可能に弾性支持している。
また、上述のテールパイプ9は図5に示すように、テールパイプインナ9aと、このテールパイプインナ9aにスペーサ21,22を介して取付けられた大径のテールパイプアウタ9bとを備えたものである。
図3に示すように、上述のリヤサイドフレーム13の後端には、接合フランジ部13a,13b,13cを、一体または一体的に折曲げ形成し、これらの各接合フランジ部13a,13b,13cにはバンパブラケット23を結合固定している(図5参照)。
上述のリヤサイドフレーム13の後部と上下方向に対向するリヤフロア11の下部には、図3、図5に示すように、側面視L字状のエンドブラケット24を結合固定している。
そして、上述のバンパブラケット23の背面(リヤ側の面)と、エンドブラケット24の背面とには、車幅方向に延びてリヤエンド部を構成するリヤエンドパネル25を接続固定している(図3、図5参照)。
また、このリヤエンドパネル25の背面において、リヤサイドフレーム13およびバンパブラケット23と対応する位置には、バンパステー26を接続固定している(図3、図5参照)。
このバンパステー26は、図5に示すように、上述のリヤサイドフレーム13と、上述のリヤバンパ4と、の間に設けられリヤバンパ4を取付けるための部材である。
上述のバンパステー26は、リヤサイドフレーム13と対応して左右一対設けられるものであって、これら左右のバンパステー26,26の背面相互間には、車幅方向に延びる断面ハット形状のバンパレインフォースメント27が接続固定される(図3、図5参照)。
図5に示すように、この実施例では、バンパブラケット23、エンドブラケット24、リヤエンドパネル25、バンパステー26、バンパレインフォースメント27の各要素を、かしめピン等の取付け部材28…を用いて一体的に結合固定するが、かしめピンに代えて、ボルト、ナット等の他の取付け部材により結合固定してもよい。但し、図面においては、かしめピンをかしめる前の状態で図示している。
また、図3において、エンドブラケット24の後端折曲げ片に形成された孔24a,24aは、リヤエンドパネル25、バンパステー26、バンパレインフォースメント27に設けられた孔26a,26a、27a,27aと対向し、バンパブラケット23の下部に形成された孔23b,23bは、リヤエンドパネル25、バンパステー26、バンパレインフォースメント27のそれぞれの下部に設けられた孔26b,26b、27b,27bと対向しており、これらの各孔および上述の取付け部材28…を用いて、バンパブラケット23,エンドブラケット24、リヤエンドパネル25、バンパステー26、バンパレインフォースメント27の各要素を結合固定するものである。
しかも、図5に示すように、リヤサイドフレーム13と、このリヤサイドフレーム13の後部に取付けられたリヤバンパ4と、の接合部下方には、車両前方に延設されて上述のテールパイプ9(詳しくは、テールパイプアウタ9b)の後端部の揺動軌跡上に位置する揺動規制部材としてのプロテクタ30を設け、このプロテクタ30でテールパイプ9の前方かつ上方への揺動を規制すべく構成している。
この実施例では、図5、図6、図7に示すように、上記プロテクタ30は、リヤサイドフレーム13とリヤバンパ4との間に設けられ、かつ、リヤバンパ4を取付けるためのバンパステー26に一体に折曲げ形成されており、部品点数の増加を招くことなく、プロテクタ30を設けるように構成している。
また、図4に背面図で示すように、上述のプロテクタ30は、バンパステー26取付け位置におけるリヤエンドパネル25の車幅方向外側で、かつ、バンパレインフォースメント27(図3参照)の車幅方向外側であって、さらに、上述のテールパイプ9(特に、テールパイプアウタ9b参照)の上方位置に位置するように設けられていて、リヤエンドパネル25およびバンパレインフォースメント27との干渉を防止した上で、テールパイプ9の揺動規制を行なうように構成している。
ここで、上述のテールパイプ9の後端部が車両走行時に干渉物(路面上の障害物など)に干渉した際、該テールパイプ9は弾性支持部(ハンガラバー17参照)を支点として、図5に示す実線位置から同図に仮想線αで示すように、矢印a方向、つまり前方かつ上方に揺動(図5にテールパイプ9のストローク量を矢印STで示す)するので、上述のプロテクタ30は、テールパイプ9、特にテールパイプアウタ9bの後端部の車両前方へのストローク端βよりも、所定量L(図8参照)だけ車両前方に延びるように設けられており、この構成によりプロテクタ30でテールパイプ9の揺動規制をより一層確実に行なうように構成している。
また、図4に示すように、上述のプロテクタ30は所定の車幅方向長さWを有すると共に、このプロテクタ30の下面過半部は、リヤバンパ4の凹部10の頂点よりも所定高さH(図8参照)だけ下方に位置するように形成されている。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車両内方を示し、矢印OUTは車両外方を示し、矢印UPは車両上方を示す。
このように、図1〜図8で示した実施例のバンパ取付部の排気管プロテクタ構造は、リヤサイドフレーム13の下方に排気管(テールパイプ9参照)が揺動可能に弾性支持されると共に、上記リヤサイドフレーム13の後部にリヤバンパ4が取付けられる車両において、上記リヤサイドフレーム13とリヤバンパ4との接合部下方に設けられ、車両前方に延設されて上記排気管(テールパイプ9参照)の後端部の揺動軌跡上に位置する揺動規制部材(プロテクタ30参照)を設けたものである(図5参照)。
この構成によれば、排気管(テールパイプ9参照)の後端部の揺動軌跡上に位置する揺動規制部材(プロテクタ30参照)を設けたので、次のような効果がある。
すなわち、排気管(テールパイプ9参照)の後端部が図示しない干渉物(路面上の障害物など)に干渉して、該排気管(テールパイプ9、特にテールパイプアウタ9b参照)が弾性支持部(ハンガラバー17参照)を支点として前方かつ上方に揺動するのを、上記揺動規制部材(プロテクタ30参照)にて規制することができる。この実施例では、テールパイプ9は図5に示す仮想線α位置までは揺動するが、それ以上、前方かつ上方への揺動はプロテクタ30にて規制されることになる。これにより、バンパ取付部に排気管(テールパイプ9参照)が弾性的に押付けられて引っ掛かるのを防止することができ、この結果、排気熱でリヤバンパ4が熱劣化および損傷することを防止できる。
また、上記揺動規制部材プロテクタ30参照が上記リヤサイドフレーム13と上記リヤバンパ4との間に設けられリヤバンパ4を取付けるためのバンパステー26に一体または一体的に形成されたものである(図5参照)。
この構成によれば、既存部品としてのバンパステー26を有効利用して揺動規制部材(プロテクタ30参照)を一体または一体的に形成するので、バンパステー26の形状の工夫のみで対策を行なうことができる。
さらに、上記揺動規制部材(プロテクタ30参照)がリヤエンドパネル25およびバンパレインフォースメント27の車幅方向外側で上記排気管(テールパイプ9参照)の上方位置に設けられたものである(図4参照)。
この構成によれば、リヤエンドパネル25およびバンパレインフォースメント27との干渉を防止した上で、排気管(テールパイプ9参照)の揺動規制を確実に行なうことができる。
しかも、上記揺動規制部材(プロテクタ30参照)が上記排気管(テールパイプ9参照)の後端部の車両前方へのストローク端βよりも前方に延びるように設けられたものである(図8参照)。
この構成によれば、揺動規制部材(プロテクタ30参照)が排気管(テールパイプ9参照)の後端部の車両前方へのストローク端βよりも前方に位置するので、排気管(テールパイプ9参照)の後端部が干渉物に干渉して弾性支持部(ハンガラバー17参照)を支点として揺動するのを、該位置の揺動規制部材(プロテクタ30参照)にて確実に揺動規制することができる。
さらに実施例で開示したように、揺動規制部材としてのプロテクタ30の下面一部を、リヤバンパ4の凹部10の頂点よりも若干(プロテクタ30の略肉厚に相当する高さ)下方に位置させると、見栄えを確保した上で、テールパイプ9が揺動してリヤバンパ4に引っ掛かるのを確実に防止することができる。
図9はバンパ取付部の排気管プロテクタ構造の他の実施例を示し、この実施例ではバンパブラケット23に揺動規制部材としてのプロテクタ30を一体に折曲げ形成したものである。
この実施例においても上記プロテクタ30がリヤエンドパネル25およびバンパレインフォースメント27の車幅方向外側で、かつ、テールパイプ9の上方位置に設けられると共に、該プロテクタ30がテールパイプ9の後端部の車両前方へのストローク端βよりも所定量Lだけ前方に延びるように設けられた構成、並びに、プロテクタ30が所定の車幅方向長さWを有する構成、プロテクタ30の下面一部がリヤバンパ4の凹部10の頂点より所定高さHだけ下方に位置する構成については、先の実施例と同様である。
このように構成しても、図1〜図8で示した先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するので、図9において、前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
図10はバンパ取付部の排気管プロテクタ構造のさらに他の実施例を示し、この実施例ではバンパレインフォースメント27に揺動規制部材としてのプロテクタ30を一体に折曲げ形成したものである。
この実施例においても上記プロテクタ30がリヤエンドパネル25の車幅方向外側で、かつ、テールパイプ9の上方位置に設けられると共に、該プロテクタ30がテールパイプ9の後端部の車両前方へのストローク端βよりも所定量Lだけ前方に延びるように設けられた構成、並びに、プロテクタ30が所定の車幅方向長さWを有する構成、プロテクタ30の下面一部がリヤバンパ4の凹部10の頂点より所定高さHだけ下方に位置する構成については、先の実施例と同様である。
このように構成しても、図1〜図8で示した先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するので、図10において、前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
図11はバンパ取付部の排気管プロテクタ構造のさらに他の実施例を示し、この実施例では、ボルト、ナット等の取付け部材31を介してリヤサイドフレーム13の下部にプロテクタ32を取付け、このプロテクタ32がリヤサイドフレーム13とリヤバンパ4との接合部下方に位置するように構成し、かつ、該プロテクタ32がテールパイプ9の後端部の揺動軌跡上に位置するように構成したものである。
この実施例においても上記プロテクタ32がリヤエンドパネル25およびバンパレインフォースメント27の車幅方向外側で、かつ、テールパイプ9の上方位置に設けられると共に、該プロテクタ32がテールパイプ9の後端部の車両前方へのストローク端βよりも所定量Lだけ前方に延びるように設けられた構成、並びに、プロテクタ32が所定の車幅方向長さWを有する構成、プロテクタ32の下面一部がリヤバンパ4の凹部10の頂点より所定高さHだけ下方に位置する構成については、先の実施例と同様である。
このように構成しても、図1〜図8で示した先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するので、図11において、前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の排気管は、実施例のテールパイプ9に対応し、
以下同様に、
揺動規制部材は、プロテクタ30,32に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
本発明のバンパ取付部の排気管プロテクタ構造を備えた車両の斜視図 排気経路の一部を示す平面図 バンパ取付部の排気管プロテクタ構造を示す分解斜視図 バンパ取付部の排気管プロテクタ構造を示す背面図 図4のA−A線矢視断面図 バンパステーの背面図 バンパステーの斜視図 図5の要部拡大側面図 バンパ取付部の排気管プロテクタ構造の他の実施例を示す側面図 バンパ取付部の排気管プロテクタ構造のさらに他の実施例を示す側面図 バンパ取付部の排気管プロテクタ構造のさらに他の実施例を示す側面図 従来の排気管取付け構造を示す側面図
符号の説明
4…リヤバンパ
9…テールパイプ(排気管)
13…リヤサイドフレーム
25…リヤエンドパネル
26…バンパステー
27…バンパレインフォースメント
30,32…プロテクタ(揺動規制部材)
β…ストローク端

Claims (4)

  1. リヤサイドフレームの下方に排気管が揺動可能に弾性支持されると共に、
    上記リヤサイドフレームの後部にリヤバンパが取付けられる車両において、
    上記リヤサイドフレームとリヤバンパとの接合部下方に設けられ、車両前方に延設されて上記排気管の後端部の揺動軌跡上に位置する揺動規制部材を設けた
    バンパ取付部の排気管プロテクタ構造。
  2. 上記揺動規制部材が上記リヤサイドフレームと上記リヤバンパとの間に設けられリヤバンパを取付けるためのバンパステーに一体または一体的に形成された
    請求項1記載のバンパ取付部の排気管プロテクタ構造。
  3. 上記揺動規制部材がリヤエンドパネルおよびバンパレインフォースメントの車幅方向外側で上記排気管の上方位置に設けられた
    請求項1または2記載のバンパ取付部の排気管プロテクタ構造。
  4. 上記揺動規制部材が上記排気管の後端部の車両前方へのストローク端よりも前方に延びるように設けられた
    請求項1〜3の何れか1に記載のバンパ取付部の排気管プロテクタ構造。
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