JP2009083632A - 移動物体検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自車影を移動物体として誤検出してしまうことを抑制できる移動物体検出装置を提供する。
【解決手段】車両の移動中にカメラ12によって2枚の画像を撮像し、鳥瞰変換手段18において、その2枚の画像を鳥瞰変換する。そして、鳥瞰変換後の2枚の画像の座標系を座標系統一手段20において統一した後、画像差分手段22において、2枚の画像を差分を計算する。その差分結果によって移動物体の候補として検出された検出領域を極座標変換手段24にて極座標変換する。自車影判別手段26では、極座標変換後の検出領域の形状に基づいて検出領域が自車影によるものであるか否かを判別する。移動物体検出手段28は、画像差分手段22の差分結果によって検出された検出領域のうち、自車影によるものでないと判別された領域を移動物体として検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、単眼カメラで撮像した画像を用いて車両周辺の移動物体を検出する移動物体検出装置に関する。
単眼カメラで撮像した画像を用いて車両周辺の障害物を検出する障害物検出装置が知られている。たとえば特許文献1に記載されている装置がそれである。特許文献1に記載の装置では、車両に備えた単眼カメラを用いて、車両の移動に伴って少しずつ異なった撮影位置で画像を撮影している。そして、それら複数の画像の路面上の特徴点が重なるように画像変換を行った後に、2つの画像から差分画像を生成している。この差分画像において閾値よりも高い領域を立体物として識別している。
特開2003−44996号公報
移動物体も立体物であるので、上記特許文献1の装置を用いれば、車両周辺に存在する移動物体も検出できることになる。しかし、画像中に自車影が含まれている場合、車両の移動に伴って撮影した複数の画像における自車影の領域は完全には重ならない。そのため、特許文献1の装置では、画像中の自車影の一部分を立体物として誤検出してしまう可能性があった。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、自車影を移動物体として誤検出してしまうことを抑制できる移動物体検出装置を提供することにある。
その目的を達成するための請求項1記載の発明は、水平方向の位置が車両の隅部を除く部分とされて車両に取り付けられており、車両周辺の画像を撮像する単眼のカメラと、
互いに異なる車両位置において前記カメラによってそれぞれ撮像された2枚の画像を保持する画像保持手段と、
前記画像保持手段に保持されている一方の画像が撮像された時点から他方の画像が撮像された時点までの前記車両の移動量を計算する車両移動量計算手段と、
前記画像保持手段に保持されている2枚の画像を、前記カメラの直下を原点とする鳥瞰座標系の画像に変換する鳥瞰変換手段と、
前記車両移動量計算手段によって計算された車両の移動量に基づいて、前記鳥瞰変換手段によって変換された2枚の画像の座標系を統一する座標系統一手段と、
その座標系統一手段によって座標系が統一された2枚の画像の差分を計算する画像差分手段と、
その画像差分手段の差分結果に基づいて移動物体を検出する移動物体検出手段とを備えた移動物体検出装置であって、
前記画像差分手段の差分結果によって移動物体の候補として検出された検出領域を極座標変換する極座標変換手段と、
その極座標変換手段による極座標変換後の検出領域の形状に基づいて検出領域が自車影によるものであるか否かを判別する自車影判別手段とをさらに備え、
前記移動物体検出手段は、前記画像差分手段の差分結果によって検出された検出領域のうち、自車影によるものでないと判別された領域を移動物体として検出することを特徴とする。
カメラによって撮像した画像をカメラ直下を原点とする鳥瞰座標系に変換すると、立体物は原点を中心とした円の径方向に延びる形状となる。移動物体も立体物であるので、鳥瞰座標系に変換された画像では移動物体も原点を中心とした円の径方向に延びる形状となる。従って、画像差分手段における差分結果も移動物体に対応するものは、鳥瞰座標の原点を中心とした円の径方向に延びる形状となる。
一方、鳥瞰座標系の画像において自車影は、その輪郭が原点を取り囲むように現れる。そして、画像差分手段においては、自車影の輪郭部分が検出されることになるので、自車影に対応する差分結果は、鳥瞰座標の原点を囲むような形状となる。
このように、移動物体の差分結果は鳥瞰座標の原点を中心とした円の径方向に延びる形状となる一方、自車影の差分結果は鳥瞰座標の原点を囲む形状となることから、極座標系に変換すると両者の差が顕著となる。従って、極座標変換手段による変換後の検出領域の形状に基づいて、画像差分手段の差分結果によって検出された検出領域が自車影によるものであるか否かを判別できるのである。そして、移動物体検出手段は、画像差分手段の差分結果によって検出された検出領域のうち、自車影によるものでないと判別された領域を移動物体として検出することから、自車影を移動物体として誤検出してしまうことを抑制できる。
自車影判別手段は、請求項2のように、極座標変換手段による極座標変換後の検出領域の縦横比に基づいて検出領域が自車影によるものであるか否かを判別してもよいし、また、請求項3のように、前記極座標変換手段による極座標変換後の検出領域の傾きに基づいて検出領域が自車影によるものであるか否かを判別してもよい。
図1は本発明の実施形態となる移動物体検出装置10の構成を示すブロック図である。カメラ12は単眼カメラであり、CCDカメラ等のデジタルカメラを用いることができる。このカメラ12は車両に固定されており、その固定位置は、水平方向の位置が車両の隅部を除く部分に取り付けられる。水平方向の位置が車両の隅部でなければ、カメラ12は、車両前部、車両側部、車両後部のいずれの部分に固定してもよい。また、高さ方向の固定位置には特に制限はない。カメラ12の画角も、移動物体を検出することが必要な領域が撮像可能であれば特に制限はない。本実施形態のカメラ12は、図示しない制御装置によって制御されることにより、車両の移動中に、車両を基準として同じ範囲の画像を所定周期で連続的に撮像する。そして、カメラ12は、撮像した画像を画像保持手段14に逐次入力する。なお、カメラ12を制御する制御装置は、カメラ12内に備えられていてもよいし、カメラ12とは別の場所に備えられていてもよい。
画像保持手段14は、書き換え可能なメモリであり、カメラ12から入力された画像を少なくとも2枚記憶することができる記憶容量を有している。この画像保持手段14には、たとえばRAMやEEPROMを用いることができる。
車両移動量計算手段16は、たとえば車速センサとステアリングセンサとを備えており、車両の移動量として、並進量と回転量とを算出する。なお、ステアリングセンサに代えてジャイロセンサを用いてもよい。この車両移動量計算手段16は、上記センサを用いて、カメラ12によって画像を撮像したときの前回撮影時に対する車両の移動量を算出する。
鳥瞰変換手段18は、画像保持手段14に保持されている画像を、カメラ直下を原点とする鳥瞰座標系の画像に逐次変換する。変換のタイミングとしては、たとえば、カメラ12の撮像に同期して行い、画像保持手段14に保持されている画像のうちの最新の画像を変換するようにする。
図2は、鳥瞰変換の原理を説明する図である。図2においてカメラ12はz軸上に位置しており、見下ろし角tで地平面(xy座標面)を撮像している。このx軸、y軸、z軸によって表される座標系を地平面座標系(x,y,z)という。この地平面座標系に対して、カメラ座標系(x”,y”,z”)は、地平面座標系(x,y,z)の原点Oをカメラ位置まで平行移動させ、x軸を回転軸として、角度tだけ回転させた座標系である。従って、地平面座標系(x,y,z)の点をカメラ座標系(x”,y”,z”)に変換する式は、下記式1によって表すことができる。
Figure 2009083632
次に、地平面座標系(x,y,z)からディスプレイ座標系(Xm,Ym)への変換を説明する。このディスプレイ座標系(Xm,Ym)とは、カメラ12からの焦点距離fにあるスクリーン平面上の座標系である。これは、地平面座標系(x,y,z)の物体をf/y”だけ縮小させてスクリーン平面上に投影することに相当する。また、地平面座標系においてはz=0である。従って、カメラ座標系からディスプレイ座標系(Xm,Ym)への投影は下記式2で表すことができる。なお、式2において、XMAXおよびYMAXは、それぞれ、ディスプレイの画像サイズであり、XMAX/2およびYMAX/2は、処理の都合上、原点を画面中心に移動させるための移動量である。原点をXm軸とYm軸との交点とする場合にはこの移動量(XMAX/2およびYMAX/2)は不要である。
Figure 2009083632
式2を式に1代入し、z=0とすることにより式3が得られる。この式3が地平面座標系をディスプレイ座標系へ変換するための式である。
Figure 2009083632
この式3をxとyについて解いてやればディスプレイ座標系を地平面座標系(すなわち鳥瞰座標系)へ変換するための式が得られる。その式を用いて、画像保持手段14に保持されている画像の座標変換を行なうことにより、カメラ直下を原点とする鳥瞰座標系の画像が得られる。
図3は、この鳥瞰変換手段18による鳥瞰変換の例を示す図である。図3において、左図はカメラ12によって撮像された元画像であり、右図が鳥瞰変換された画像である。この画像は、画角120°のカメラを用いて、車両後方4.8m、幅6.4mの範囲を鳥瞰変換した例である。
座標系統一手段20は、鳥瞰変換手段18によって鳥瞰変換された2枚の画像の座標系を統一する。上記2枚の画像は、ともにカメラ直下を原点として鳥瞰変換した画像であるが、これらの画像は車両の移動中に撮像されている。従って、上記2枚の画像は座標系を互いに異にしている。そこで、カメラ12によって2枚の画像を撮像した間に車両が移動した移動量(並進量および回転量)を車両移動量計算手段16によって計算し、その計算した並進量および回転量を用いて、一方の鳥瞰変換された画像の座標系を他方の鳥瞰変換された画像の座標系に合わせるのである。
図4の(A)図および(B)図は、それぞれ、時点tおよび時点t−1においてカメラ12が撮像した画像を鳥瞰変換した画像である。(C)図は、車両移動量計算手段16が計算した並進量および回転量に応じて、(B)の画像を平行移動および回転移動させた画像である。なお、図4の例は、カメラ12の設置位置は車両側面において前後方向の中央部である。
画像差分手段22は、座標系統一手段20によって座標系を統一した後の2枚の画像のフレーム間差分を行なう。ここで、時点tにおける鳥瞰画像をI、時点t−1における鳥瞰画像をIt−1、その鳥瞰画像It−1を座標系統一手段20にて平行移動および回転移動させた鳥瞰画像をI’t−1とすると、差分結果D(i,j)は、次の式4で表すことができる。
Figure 2009083632
さらに、画像差分手段22は、差分結果に対して2値化処理を行い、且つ、基準面積以下の領域を除去する小領域除去処理を行なう。これにより、差分が大きい部分がある面積の領域を検出することになる。図4(D)は、図4の(A)図と(C)図に対してフレーム間差分を行い、且つ、2値化処理と小領域除去を行なった結果の画像である。(D)図の例では、足に相当する部分が白色になっており、移動物体である人が適切に検出できている。
しかしながら、カメラ12によって撮像された画像に自車影が写っている場合、自車影の一部を移動物体として誤検出してしまう可能性がある。このことを次に説明する。図5に示す例は、左図が鳥瞰変換手段18によって変換した2枚の画像のうちの新しい側の画像である。この左図に示す画像には自車影が写っている。また、この画像には人の足も写っている。なお、この図5の例も、カメラ12の設置位置は、車両側面において前後方向の中央部である。
図5の右図は、左図に画像差分手段22によって検出された領域を重畳した画像である。この右図に示すように、足が写っている部分が検出領域1として検出されている。しかし、これ以外に、自車影の縁部分が検出領域2、3として検出されている。このように、カメラ12によって撮像された画像に自車影が写っている場合、自車影の一部を移動物体として誤検出してしまう可能性があるのである。
そこで、本実施形態では、誤検出を防止するために極座標変換手段24と自車影判別手段26とを備えている。極座標変換手段24は、画像差分手段22によって検出された検出領域を、カメラ位置を原点とする極座標系(以下、鳥瞰極座標系という)に変換する。ここで、鳥瞰画像上の点をPBV(x,y)とすると、鳥瞰極座標上の点PBVPOLAR(r,θ)は次の式5で表すことができる。
Figure 2009083632
図6は、この極座標系変換手段24によって得られた画像である。なお、図6の例は、説明を分かりやすくするため、図5の右図(すなわち、鳥瞰画像に画像差分手段22によって検出された領域を重畳した画像)を鳥瞰極座標系に変換した図であるが、実際には、画像差分手段22によって検出された領域を鳥瞰極座標系に変換すればよい。
自車影判別手段26は、極座標系変換手段24によって鳥瞰極座標系に変換された後の検出領域の形状に基づいて各検出領域が自車影によるものであるか否かを判別する。本実施形態では、検出領域の形状を検出領域の縦横比Rで把握する。この縦横比Rとは、検出領域のr方向の長さをLとし、検出領域のθ方向の長さをLθとしたとき、次式6で表すものである。
(式6) R=L/Lθ
ここで、図6から分かるように、移動物体である人の足に対応する検出領域1は縦長の形状(r軸方向に長い形状)である一方で、自車影に対応する検出領域2、3は、横長(θ軸方向に長い形状)である。図6の例に限らず、移動物体に対応する検出領域は縦長になり、自車影に対応する検出領域は横長になる。この理由を次に説明する。
まず、移動物体に対応する検出領域が縦長になる理由を説明する。カメラ12によって撮像した画像をカメラ直下を原点とする鳥瞰座標系に変換すると、本来は立体物であるものをカメラ直下を原点とする地平面座標系に透視変換することになる。従って、鳥瞰座標系に変換された画像では、立体物は、原点を中心とする円を仮定した場合の径方向に延びる形状となる。移動物体も立体物であるので、鳥瞰座標系に変換された画像では、移動物体は原点を中心とした円の径方向に延びる形状となる。移動物体が原点を中心とした円の径方向に延びる形状となるのは、車両に対する移動物体の位置によらないことから、差分結果の形状も、原点を中心とした円の径方向に延びる形状となる。従って、鳥瞰極座標系に変換した場合には、移動物体に起因する検出領域の形状は縦長の形状(r軸方向に長い形状)となるのである。
次に、自車影に対応する検出領域が横長になる理由を説明する。画像差分手段22において、自車影に起因して検出されるのは、その自車影の輪郭付近である。ここで、カメラ12の取り付け位置を車両の隅部を除く部分としているので、カメラ直下を原点とする鳥瞰画像においては、自車影はその輪郭が原点を取り囲むように現れることになる。そのため、画像差分手段22において自車影に起因して検出される形状は、原点を中心とする円弧状に近い形状となる。従って、鳥瞰極座標系に変換した場合には、自車影に起因する検出領域の形状は横長の形状(θ軸方向に長い形状)となるのである。
上述のように、鳥瞰極座標系に変換されると、移動物体に対応する検出領域は縦長になり、自車影に対応する検出領域は横長になることから、自車影判別手段26は、縦横比Rが閾値T未満の検出領域を自車影であると判別する。上記閾値Tは、たとえば、1に設定される。
そして、移動物体検出手段28では、画像差分手段22によって検出された検出領域のうち、自車影判別手段26によって自車影ではないと判別と判別された領域、すなわち、縦横比Rが閾値T以上の検出領域を移動物体として検出する。
次に、本実施形態の移動物体検出装置10の処理を図7に示すフローチャートを用いて説明する。この図7に示す処理は、たとえば、ユーザの周辺監視開始指示操作に基づいて開始する。また、駐車操作を自動的に検出して開始するようになっていてもよい。
まず、カメラ12が画像を撮像する(ステップS1)。続くステップS2では、カメラ12が撮像した画像を画像保持手段14に保存する。ステップS3では、ステップS2で保存した画像をカメラ直下を原点とする鳥瞰座標系に変換する。
ステップS4では、直前のステップS3で座標系を変換した画像の座標系と、前回のステップS3で座標系を変換した画像の座標系とを、2つの画像を撮像する間の車両の移動量に基づいて統一する。
ステップS5では、ステップS4で座標系を統一した2つの画像のフレーム間差分を行い、且つ、その差分後の画像に対して2値化処理と小領域除去を行う。そして、ステップS6では、差分による検出領域があるか否かを判断する。すなわち、ステップS5における2値化処理によって検出領域とされ、且つ、小領域除去によっても除去されなかった検出領域があるか否かを判断する。この判断が否定判断となった場合には、ステップS12へ進む。一方、肯定判断の場合にはステップS7へ進む。
ステップS7では、ステップS5の画像差分処理によって検出された各検出領域を、鳥瞰極座標系に変換する。ステップS8では、ステップS7で座標系を変換した後の各検出領域に対して、縦横比Rを計算する。ステップS9では、ステップS8で計算した縦横比Rが閾値T以下であるか否かを判断する。この判断が肯定判断である場合には、ステップS10において、その縦横比Rが閾値T以下である検出領域を自車影と判定する。一方、ステップS9が否定判断である場合には、ステップS11において、その縦横比Rが閾値Tよりも大きい検出領域を移動物体として検出する。なお、ステップS9の判断は検出領域毎に行う。
ステップS10またはステップS11を実行後はステップS12へ進む。ステップS12では、移動物体検出を終了するか否かを判断する。この判断は、たとえば、ユーザの周辺監視終了指示操作が行われた場合に肯定判断する。また、駐車操作終了を自動的に検出してこのステップS12を肯定判断するようにしてもよい。ステップS12が肯定判断である場合には処理を終了する。一方、ステップS12が否定判断である場合にはテップS1へ戻る。なお、ステップS1は、ステップS12の判断後、直ちに実行してもよいし、所定の実行周期が来た時点で実行するようにしてもよい。
以上、説明したように、本実施形態の移動物体検出装置10は、画像差分手段22によって検出された検出領域が自車影によるものであるか否かを、その検出領域の形状を示す縦横比Rに基づいて判別することができる。従って、自車影を移動物体として誤検出してしまうことを抑制できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
たとえば、前述の実施形態では、検出領域の形状を検出領域の縦横比Rで把握していたが、検出領域の傾きで把握してもよい。検出領域の傾きは、検出領域の重心周りのモーメントを用いて算出することができる。検出領域の画像I(θ,r)の重心座標を(θ,rg)とすると、検出領域の重心周りのモーメントMpqは次の式7で表すことができる。
Figure 2009083632
さらに、θ軸とのなす角をαとすると、式7から下記式8が得られる。この式8によって図形(ここでは検出領域)の傾きを表すことができることが知られている。
Figure 2009083632
従って、この式8によって求められるαがある閾値以下であれば自車影であると判別することになる。
本発明の実施形態となる移動物体検出装置10の構成を示すブロック図である。 鳥瞰変換の原理を説明する図である。 図1の鳥瞰変換手段18による鳥瞰変換の例を示す図である。 図1の座標系統一手段20および画像差分手段22によって得られる画像の例である。 自車影の一部を移動物体として誤検出してしまう可能性があることを説明する図である。 極座標系変換手段24によって得られた画像の例である。 本実施形態の移動物体検出装置10の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10:移動物体検出装置
12:カメラ
14:画像保持手段
16:車両移動量計算手段
18:鳥瞰変換手段
20:座標系統一手段
22:画像差分手段
24:極座標変換手段
26:自車影判別手段
28:移動物体検出手段

Claims (3)

  1. 水平方向の位置が車両の隅部を除く部分とされて車両に取り付けられており、車両周辺の画像を撮像する単眼のカメラと、
    互いに異なる車両位置において前記カメラによってそれぞれ撮像された2枚の画像を保持する画像保持手段と、
    前記画像保持手段に保持されている一方の画像が撮像された時点から他方の画像が撮像された時点までの前記車両の移動量を計算する車両移動量計算手段と、
    前記画像保持手段に保持されている2枚の画像を、前記カメラの直下を原点とする鳥瞰座標系の画像に変換する鳥瞰変換手段と、
    前記車両移動量計算手段によって計算された車両の移動量に基づいて、前記鳥瞰変換手段によって変換された2枚の画像の座標系を統一する座標系統一手段と、
    その座標系統一手段によって座標系が統一された2枚の画像の差分を計算する画像差分手段と、
    その画像差分手段の差分結果に基づいて移動物体を検出する移動物体検出手段とを備えた移動物体検出装置であって、
    前記画像差分手段の差分結果によって移動物体の候補として検出された検出領域を極座標変換する極座標変換手段と、
    その極座標変換手段による極座標変換後の検出領域の形状に基づいて検出領域が自車影によるものであるか否かを判別する自車影判別手段とをさらに備え、
    前記移動物体検出手段は、前記画像差分手段の差分結果によって検出された検出領域のうち、自車影によるものでないと判別された領域を移動物体として検出することを特徴とする移動物体検出装置。
  2. 請求項1において、
    前記自車影判別手段は、前記極座標変換手段による極座標変換後の検出領域の縦横比に基づいて検出領域が自車影によるものであるか否かを判別することを特徴とする請求項1記載の移動物体検出装置。
  3. 請求項1において、
    前記自車影判別手段は、前記極座標変換手段による極座標変換後の検出領域の傾きに基づいて検出領域が自車影によるものであるか否かを判別することを特徴とする請求項1記載の移動物体検出装置。
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