JP2009083398A - 樹脂体の製造方法、樹脂体の製造装置及び樹脂フィルタ - Google Patents
樹脂体の製造方法、樹脂体の製造装置及び樹脂フィルタ Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】メッシュサイズが500メッシュ以上の金網フィルタ8と、60μm以下の濾過精度を有する金属不織布フィルタ9とを積層することによりフィルタ5を構成する。
【選択図】図2
Description
更に、請求項4に係る樹脂体の製造方法は、請求項1又は請求項2に記載の樹脂体の製造方法において、前記樹脂体は樹脂ペレットであることを特徴とする。
また、請求項5に係る樹脂体の製造方法は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の樹脂体の製造方法において、前記溶融樹脂はエチレン共重合樹脂であることを特徴とする。
更に、請求項6に係る樹脂体の製造方法は、請求項5に記載の樹脂体の製造方法において、前記エチレン共重合樹脂はエチレン酢酸ビニル共重合樹脂であることを特徴とする。
このように、金網と金属不織布とを積層することによりフィルタが構成されているので、金網によるフィルティング効果と金属不織布のフィルティング効果とを相乗的に発現して、フィッシュアイの原因となる溶融樹脂中の架橋ゲルを広範囲で且つ効率的に濾過精製することが可能となり、フィッシュアイを格段に低減した樹脂体を製造することができる。
また、請求項3及び請求項7に記載されているように、前記製造方法により製造される樹脂体は樹脂フィルムであってもよく、また、請求項4に記載されているように樹脂ペレットであってもよい。
更に、請求項5に記載されているように、前記製造方法で使用される溶融樹脂としてはエチレン共重合樹脂が使用され、特に、請求項6記載されているようにエチレン共重合樹脂としてはエチレン酢酸ビニル共重合樹脂が望ましい。
このように、金網と金属不織布とを積層することによりフィルタが構成されているので、金網によるフィルティング効果と金属不織布のフィルティング効果とを相乗的に発現して、フィッシュアイの原因となる溶融樹脂中の架橋ゲルを広範囲で且つ効率的に濾過精製することが可能となり、フィッシュアイを格段に低減させることができる。
このように、金網と金属不織布とを積層することによりフィルタが構成されているので、金網によるフィルティング効果と金属不織布のフィルティング効果とを相乗的に発現して、フィッシュアイの原因となる溶融樹脂中の架橋ゲルを広範囲で且つ効率的に濾過精製することが可能となり、フィッシュアイを格段に低減した樹脂体を製造することができる。
先ず、本実施形態に係る樹脂フィルム製造装置について、図1に基づき簡単に説明する。図1は樹脂フィルム製造装置を模式的に示す説明図である。
ここに、押出機2は、エチレン共重合樹脂、例えば、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂を溶融するとともに、窒素ガスをパージしながら高圧で溶融樹脂を押し出す。
尚、メッシュサイズと濾過精度のマトリックスで示される各欄において、上段の値は、1m2当たりで測定された50μm以下のフィッシュアイの数と50μmより大きいフィッシュアイの数とを合計したフィッシュアイの数を示す。また、中段の値は、1m2当たりで測定された50μm以下のフィッシュアイの数を示す。更に、下段の値は、1m2当たりで測定された50μm以上のフィッシュアイの数を示す。
尚、フィッシュアイのトータル個数が4600個を超える場合であっても、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂フィルムは、その使用目的・特性に応じて各種表面保護フィルムに適用することができる。
このように、金網フィルタ8と金属不織布フィルタ9とを積層することによりフィルタ5が構成されているので、金網フィルタ8によるフィルティング効果と金属不織布フィルタ9のフィルティング効果とを相乗的に発現して、フィッシュアイの原因となる溶融樹脂中の架橋ゲルを広範囲で且つ効率的に濾過精製することが可能となり、フィッシュアイを格段に低減した樹脂フィルムを製造することができる。
例えば、前記実施形態に係る樹脂フィルム製造装置1では、各押出機2から押し出された溶融樹脂を各樹脂供給管3中を搬送する過程でフィルタ5を介して溶融樹脂の濾過精製を行った後、ダイ4、フィルム成形ローラ6、フィルム成形機7を介して樹脂フィルムを成形するように構成しているが、フィルタ5を介して濾過精製された溶融樹脂をペレタイザ(単軸造粒押出機)に供給し、ペレタイザにて樹脂ペレットを製造するように構成してもよい。
2 押出機
3 導管
4 ダイス
5 フィルタ
6 フィルタリングユニット
Claims (10)
- 高圧で押し出された溶融樹脂をフィルタに供給するとともに、フィルタを通過した溶融樹脂から樹脂体を製造する樹脂体の製造方法において、
前記フィルタは、金網と金属不織布とを積層してなることを特徴とする樹脂体の製造方法。 - 前記金網は500メッシュ以上であり、前記金属不織布の濾過精度は60μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の樹脂体の製造方法。
- 前記樹脂体は樹脂フィルムであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の樹脂体の製造方法。
- 前記樹脂体は樹脂ペレットであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の樹脂体の製造方法。
- 前記溶融樹脂はエチレン共重合樹脂であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の樹脂体の製造方法。
- 前記エチレン共重合樹脂はエチレン酢酸ビニル共重合樹脂であることを特徴とする請求項5に記載の樹脂体の製造方法。
- 請求項1又は請求項2に記載の樹脂体の製造方法によって製造された樹脂フィルム。
- 樹脂押出機と、樹脂押出機から押し出された溶融樹脂から樹脂体を成形する樹脂体成形装置とを連結する樹脂供給路に配設され、溶融樹脂の濾過精製を行うフィルタであって、
前記フィルタは、金網と金属不織布とを積層してなることを特徴とする樹脂フィルタ。 - 樹脂押出機と、
前記樹脂押出機から押し出された溶融樹脂を案内供給する樹脂供給路と、
前記樹脂供給路から案内供給された溶融樹脂から樹脂体を成形する樹脂体成形装置と、
前記樹脂供給路に配設され、樹脂押出機から押し出された溶融樹脂の濾過精製を行うフィルタとを備え、
前記フィルタは、金網と金属不織布とを積層してなることを特徴とする樹脂体の製造装置。 - 前記金網は500メッシュ以上であり、前記金属不織布の濾過精度は60μm以下であることを特徴とする請求項8に記載の樹脂フィルタ又は請求項9に記載の樹脂体の製造装置。
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