JP2009083126A - 化粧シート、化粧シートの製造方法、化粧材 - Google Patents

化粧シート、化粧シートの製造方法、化粧材 Download PDF

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Abstract

【課題】パターンが剥れることなく立体的な意匠表現が可能な化粧シートを提供する。
【解決手段】基材2と、基材2上に順次積層された下地印刷層3a及びパターン化印刷層3bからなる印刷層3と、パターン化印刷層3bを被覆するようにパターン形成された第1の保護層4と、第1の保護層4の非形成領域Wから露出する下地印刷層3a上に形成された第2の保護層5とを備え、第2の保護層5の下地印刷層3aからの膜面高さが第1の保護層4の下地印刷層3aからの膜面高さよりも高いことを特徴とする化粧シート1。
【選択図】図1

Description

本発明は、化粧シートおよび化粧シートの製造方法、ならびに化粧シートを用いた化粧材の改良に関するものである。
従来から、住宅等の建築物における壁面および床面等の内装材、建具、家具、家電製品等の表面化粧の用途には、基材の表面に木目などの絵柄を設けた化粧シートを、パーティクルボード、ベニヤ板、プラスチック部材等の基板に貼着した化粧材が使用されている。
このような化粧材およびそれを使用した化粧製品は、通常は数年ないし数十年に渡って使用されるものであり、使用中に人体や器物との衝突や摩擦によって、傷が付いたり表面が削られたりして、意匠性が損なわれることが起こりにくいように、十分な耐傷付き性や耐摩耗性が要求されている。
このため、耐傷付き性や耐摩耗性を改善するため、化粧シートの表面に、合成樹脂系の塗料中にアルミナ又は炭化珪素等の無機耐摩剤を添加して塗装を行うことにより、保護層を形成する手法が広く行われている。
しかしながら、上記のように無機耐摩剤を添加した保護層を設けた化粧材は、その表面の意匠表現が限られるという問題があった。
つまり、例えば木目柄等の印刷紙や印刷フィルムを使用した化粧シートにあっては、それらの意匠が印刷による平面的なものであり、立体的な意匠感が不足するので、化粧シートの表面に導管柄等のエンボスを施すことによって、立体的な意匠感を補い、天然木の無垢材に匹敵する意匠感を達成する手法などが広く行われている。
ところが、無機耐摩剤を添加した保護層を設けた化粧シートの場合には、無機耐摩剤の配合による耐傷付き性や耐摩耗性の効果を十分に得るためには、粒径が十数μmないし数十μmといった大粒径の無機耐摩剤を使用する必要がある場合が多く、従って必然的に、保護層の膜厚も数十μm程度は必要となる。
すると、未塗装の化粧シートの基材にまずエンボスを施した後に、無機耐摩剤を配合した塗料を塗装しようとした場合には、厚塗りのための高粘度の塗料が、エンボスによる凹凸のある基材の表面にうまく馴染めずに塗装ムラを発生したり、エンボスの凹部に無機耐摩剤が詰まることで、エンボスの立体効果が減殺されてしまうといった問題が生じる。また、詰まった無機耐摩剤のために、エンボスの凹部が白化もしくは着色されたり、エンボスの凹部に詰まった無機耐摩剤が原因となって、塗装時にスジムラを発生したりする場合があるなどの問題が生じる。
一方、上記の問題を回避するために、基材の表面にまず無機耐摩剤を配合した塗料を塗装して保護層を設けた後に、その表面にエンボスを施そうとすると、無機耐摩剤が邪魔となってエンボスがうまく入らなかったり、エンボスの圧力による無機耐摩剤と塗料樹脂との界面剥離がきっかけとなって保護層に亀裂が発生したり、無機耐摩剤によってエンボス版に傷が付いて製造継続不能に陥ったりする場合があるなどの問題がある。
また、無機耐摩剤を添加した保護層を設けた化粧シートの他の問題点として、前述のような大粒径の無機耐摩剤を使用することから、無機耐摩剤が保護層の平均表面から突出した構造になりやすく、この突出した無機耐摩剤が外力により耐摩耗樹脂層から離脱して、化粧シートの表面を擦られることにより、化粧シートの表面に傷が付き易いことや、突出した無機耐摩剤が、化粧材の表面に接触した物品を削ってしまう場合があるなどの問題がある。
さらに、製造面では、印刷後の熱硬化処理が必要であるために処理時間が長く、多くのエネルギーが必要なために多大な生産コストを要するといった、生産性が低いという問題がある。
そこで、上記問題点を解決するために、特許文献1、特許文献2および特許文献3には、例えば図3に示すような構造を有する化粧シート11が開示されている。化粧シート11は、基材12上に一様な着色層13aおよびパターンインキ13bからなる印刷層13が形成され、次にエンボス加工を施す替わりに、印刷層13上に無機耐摩剤を含有する第1の保護層14が全面印刷によって形成され、さらに第1の保護層14上に第2の保護層15がパターン印刷によって形成されている。
開示された化粧シート11では、第1の保護層14が無機耐摩剤を含有しているため、優れた耐傷付き性や耐摩耗性を備えている。また、化粧シート11は、第1の保護層14上に第2の保護層15がパターン印刷されているため、立体感が付与されて意匠性が向上するとともに、無機耐摩剤によって接触する物品を傷つけることを防止することができる。
さらに、特許文献1、特許文献2および特許文献3では、第1の保護層14および第2の保護層15に電子線硬化樹脂を用いることが開示されている。電子線硬化型樹脂を使用した場合、電子線照射により常温かつ短時間で保護層を硬化させることができるため、生産性が大幅に向上される。
特開2001−138469号公報 特開2001−315286号公報 特開2006−281631号公報
しかし、第1の保護層上に第2の保護層をパターン印刷する場合には、リコート(再塗装)性が問題となる。すなわち、第2の保護層が第1の保護層上に配置されるためには、第1の保護層との密着性を確保する必要があるところ、密着性が足りずにパターン印刷された第2の保護層が剥れてしまうという問題があった。このため、第2の保護層の材料選択が限られていた。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、パターンが剥れることなく立体的な意匠表現が可能な化粧シートおよびその製造方法ならびにこれらを適用した化粧材を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
本発明の化粧シートは、基材と、基材上に順次積層された下地印刷層及びパターン化印刷層からなる印刷層と、パターン化印刷層を被覆するようにパターン形成された第1の保護層と、第1の保護層の非形成領域から露出する下地印刷層上に形成された第2の保護層とを備え、第2の保護層の下地印刷層からの膜面高さが第1の保護層の下地印刷層からの膜面高さよりも高いことを特徴とする。
また、本発明の化粧シートは、第1の保護層および第2の保護層の一方または両方が電離放射線硬化性樹脂からなることが好ましく、第1の保護層は無機耐摩剤を含有し、第2の保護層は無機耐摩剤を含有しないことが好ましい。
さらに、本発明の化粧シートは、基材が紙であることが好ましく、印刷層の柄が木目調であることが好ましい。
本発明の化粧シートの製造方法は、基材上に下地印刷層とパターン化印刷層とを順次形成して印刷層を形成する工程と、パターン化印刷層を被覆するように第1の保護層を形成する工程と、第1の保護層の非形成領域から露出する下地印刷層上に第1の保護層の下地印刷層からの膜面高さよりも高く第2の保護層を形成する工程と、第1の保護層及び第2の保護層を同時に放射線により硬化する工程とを有することを特徴とする。
また、本発明の化粧材は、上述した化粧シートを基板に貼着してなることを特徴とする。
以上のように、本発明の化粧シートは、第1の保護層の非形成領域から露出する下地印刷層上に第2の保護層が形成されているため、第2の保護層に第1の保護層に対してリコート性(再塗装性)が悪い材料を用いた場合でも、第2の保護層は化粧シートから剥れることがない。また、本発明の化粧シートは、第2の保護層の下地印刷層からの膜面高さが、第1の保護層の下地印刷層からの膜面高さよりも高く形成されているため、第2の保護層によって立体性を付与することができる。したがって、パターンが剥れることなく立体的な意匠表現が可能な化粧シートを提供することが可能となる。
また、本発明の化粧シートは、第1の保護層および第2の保護層の一方または両方が電離放射線硬化性樹脂からなる場合は、常温かつ短時間で保護層を硬化することが可能とされるため、生産性を向上することができる。
さらに、本発明の化粧シートは、第1の保護層は無機耐摩剤を含有し、第2の保護層は無機耐摩剤を含有しない場合は、パターン形成された印刷層が第1の保護層に被覆されるため、優れた耐傷付き性や耐磨耗性を備えることができる。一方、無機耐摩剤を含有しない第2の保護層は、第1の保護層よりも下地印刷層からの膜面高さが高いため、接触する物品の表面を削ることを防ぐことができる。さらに、無機耐摩剤を含有する第1の保護層を艶消し状態とし、無機耐摩剤を含有しない第2の保護層を艶有り状態として、高い意匠性を表現することができる。
本発明の化粧シートの製造方法は、第1の保護層及び第2の保護層を同時に放射線により硬化するため、常温かつ短時間で保護層を硬化することが可能とされる。このため、生産性を向上することができる。
本発明の化粧材は、上述した化粧シートを用いるため、無機耐摩剤の使用により優れた耐傷付き性や耐摩耗性を備えると共に、立体的な意匠表現が可能であり、接触する物品の表面を削ることのない化粧材を安価に大量に提供することができる。
以下、本発明を適用した化粧シートについて、図面を参照して詳細に説明する。
本発明の一実施形態として、図1に示す化粧シート1の構成について説明する。尚、以下の図は本実施形態の化粧シートの構成を説明するためのものであり、図示される各部の大きさや厚みや寸法等は、実際の化粧シートの寸法関係とは異なる場合がある。
本実施形態の化粧シート1は、図1に示すように、基材2と、基材2上に形成された着色層(下地印刷層)3a及び導管インキ層(パターン化印刷層)3bからなる印刷層3と、導管インキ層3bを被覆するように形成された第1の保護層4と、第1の保護層4の非形成領域Wから露出する着色層3a上に形成された第2の保護層5とから概略構成されている。
<基材>
基材2は特に限定されるものではなく、従来ある化粧シートの基材として一般に広く使用されているものから任意に選んで使用することができる。なお、本実施形態では、基材2は紙類であることが好ましい。
具体的には、例えば薄葉紙、チタン紙、樹脂含浸紙、紙間強化紙、樹脂コート紙、樹脂ラミネート紙、透明紙、晒又は未晒クラフト紙、上質紙、板紙、難燃紙、無機質紙等の紙類や、天然繊維又は合成繊維からなる織布又は不織布などを使用することができる。
また、例えばポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ABS樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、フッ素系樹脂、繊維素誘導体等の熱可塑性樹脂からなるフィルムなどを使用することもできる。
また、上記した各種の熱可塑性樹脂や、例えば不飽和ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、メラミン系樹脂、尿素系樹脂、アルキド系樹脂等の熱硬化性樹脂などからなる板状体ないし成形品などを使用することもできる。
また、例えば木材単板、突板、合板、集成材、パーティクルボード、中密度繊維板等の木質系基材や、石膏板、セメント板、ケイ酸カルシウム板、ガラス板、陶磁器板等の無機質系基材、鉄、銅、真鍮、アルミニウム、ステンレス等の金属系基材などであってもよい。
また、以上に列挙した各種の材料から選ばれる複数の材料を混合、複合又は積層した基材であってもよい。
<印刷層>
印刷層3は、基材2上に形成されており、下地印刷層及びパターン化印刷層から構成されている。下地印刷層は、例えば一様な着色層3aであり、パターン化印刷層としては、例えば導管インキ層3bから構成されている。これにより、例えば印刷層3は木目柄とされている。
印刷層3を構成する着色層3aおよび導管インキ層3bに用いられるインキの材質は、特に限定されるものではないが、基材2との密着性が良好であって、所要の絵柄を構成可能であることが好ましい。なお、本実施形態の化粧シート1は、印刷層3の柄が木目調であることが好ましい。
基材2が紙の場合には、アクリル硝化綿系インキが好ましい。また、基材2がオレフィン系樹脂の場合には、ウレタン系インキが好ましい。また、基材2が塩化ビニル系樹脂の場合には、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体系インキが好ましい。
なお、前記アクリル硝化綿系インキは、アクリル樹脂と硝化綿の混合物であり、両者を任意の割合で混合して用いることができる。アクリル樹脂としては、ポリ(メタ)アクリル酸ブチル、ポリ(メタ)アクリル酸エチル、ポリ(メタ)アクリル酸プロピル、ポリ(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸メチル・(メタ)クリル酸ブチル共重合体、(メタ)アクリル酸エチル・(メタ)アクリル酸ブチル共重合体、エチレン・(メタ)アクリル酸メチル共重合体、スチレン・(メタ)アクリル酸メチル共重合体等の(メタ)アクリル酸エステルを含む単独又は共重合体からなるアクリル樹脂(但し、ここで(メタ)アクリルとはアクリル又はメタアクリルを意味するものとし、以下同様である。)が挙げられる。これらのアクリル樹脂から選ばれた少なくとも1種と硝化綿を混合して印刷層3のインキとして用いることが好ましい。
<保護層>
保護層は、第1の保護層4と第2の保護層5とから構成されている。また、第1の保護層4は、パターン化印刷層(導管インキ層)3bを被覆するように形成されている。また、第2の保護層5は、第1の保護層4の非形成領域Wから露出されている下地印刷層(着色層)3a上に形成されている。なお、第2の保護層5は、第1の保護層4の膜面に僅かに重なるようにオーバーラップ部分を設けるように形成されてもよい。これにより第2の保護層5と第1の保護層4との界面の気密性が高くなり、着色層3aを効果的に保護することができる。
第2の保護層5の着色層3aからの膜面高さは、第1の保護層4の着色層3aからの膜面高さよりも高く形成されている。また、第2の保護層5の膜面は平滑面に限定されることはなく、第2の保護層5の着色層3aからの最も低い膜面高さが、第1の保護層4の着色層3aからの最も高い膜面高さよりも高く形成されている場合において、中央部が凹んだ面であってもよい。
これらの第1の保護層4及び第2の保護層5には、分子中に重合性不飽和結合または、エポキシ基を有するプレポリマー、オリゴマー、モノマーを適宜混合した、電離放射線により硬化可能な組成物(電離放射線硬化性樹脂)を用いることができる。本実施形態においては、電離放射線硬化性樹脂として電子線硬化型樹脂を用いることが好ましい。なお、電子線硬化型樹脂とは、電子線の照射によって高硬度に硬化する樹脂のことである。
先述のプレポリマーおよびオリゴマーとしては、不飽和ジカルボン酸と多価アルコールの縮合物等の不飽和ポリエステル類、ポリエステルメタクリレート、ポリエーテルメタクリレート、ポリオールメタクリレート、メラミンメタクリレート等のメタクリレート類、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエーテルアクリレート、ポリオールアクリレート、メラミンアクリレート等のアクリレート、カチオン重合型エポキシ化合物等を例示することができる。
ウレタンアクリレートとしては、例えばポリエーテルジオールとジイソシアネートとを反応させて得られる下記の一般式で表されるポリエーテル系ウレタン(メタ)アクリレートが挙げられる。
CH=C(R1)−COOCHCH−OCONH−X−NHCOO−〔−CH(R2)−(CH−O−〕−CONH−X−NHCOO−CHCHOCOC(R1)=CH2
(式中、R1,R2はそれぞれ水素またはメチル基であり、Xはジイソシアネート残基、nは1〜3の整数、mは6〜60の整数である。)
上記のポリエーテル系ウレタン(メタ)アクリレートに使用されるジイソシアネートとしては、例えば、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート等が挙げられる。
上記のポリエーテルジオールとしては、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシテトラメチレングリコール等が挙げられる。
電子線硬化型樹脂に用いるモノマーとしては、スチレン、αメチルスチレン等のスチレン系モノマー、
アクリル酸メチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸メトキシエチル、アクリル酸ブトキシエチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸メトキシブチル、アクリル酸フェニル等のアクリル酸エステル類、
メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸メトキシエチル、メタクリル酸エトキシメチル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ラウリル等のメタクリル酸エステル類、
アクリル酸−2−(N,N−ジエチルアミノ)エチル、メタクリル酸−2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル、アクリル酸−2−(N,N−ジベンジルアミノ)メチル、アクリル酸−2−(N,N−ジエチルアミノ)プロピル等の不飽和置換酸の置換アミノアルコールエステル類、
アクリルアミド、メタクリルアミド等の不飽和カルボン酸アミド、
エチレングリコールジアクリレート、プロピレングリコールジアクリレート、プロピレングリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、1,6ヘキサンジオールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート等の化合物、
ジプロピレングリコールジアクリレート、エチレングリコールジアクリレート、プロピレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート等の多官能性化合物、
分枝中に2個以上のチオール基を有するポリチオール化合物、例えばトリメチロールプロパントリチオグリコレート、トリメチロールプロパントリチオプロピレート、ペンタエリスリトールテトラチオグリコール等が挙げられる。
第1の保護層4には、耐擦傷性を付加する目的で球状粒子を混合分散してもよい。球状粒子の材質は架橋硬化性樹脂よりも高硬度であれば良く、無機粒子及び有機樹脂粒子のいずれも用いることができるが、耐摩耗性、硬度の点で、無機粒子が推奨される。なお、第1の保護層4に無機耐磨材を含ませることで、第1の保護層4表面を艶消状態とすることができる。これに対して、第2の保護層5には無機耐磨材が含まれておらず、艶消状態の第1の保護層4表面と比較して艶ありの状態とすることができる。
球状粒子の材質としては、具体的には、α−アルミナ、シリカ、酸化クロム、酸化鉄、ダイヤモンド、黒鉛等の無機粒子、および架橋アクリルなどの合成樹脂ビーズ等の有機樹脂粒子が挙げられる。
球状粒子は、真球状、あるいは球を扁平にした回転楕円状などのように、表面が滑らかであり、粒子表面に凹部がない形状が好ましい。球状粒子は同じ材料の不定形の粒子と比較して、表面樹脂層それ自体の耐摩耗性を大きく向上させると共に、塗工装置を摩耗させず、塗膜の硬化後もこれと接触する他の物を摩耗させることを防ぐことができる。
また、第1の保護層4及び第2の保護層5には、耐汚染性を損なわない範囲で、電子線非硬化型樹脂を添加することができる。該電子線非硬化型樹脂としてウレタン系、繊維素系、ポリエステル系、アクリル系、ブチラール系、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル等の熱可塑性樹脂を用いることができ、特に繊維素系、ウレタン系、ブチラール系は、可撓性の点から好ましい。
第1の保護層4の塗工組成物には、上記の成分以外に、表面樹脂層としての透明性や耐摩耗性等を損なわない範囲において、染料や顔料等の着色剤、その他のCaCO、BaSO等の公知の艶消調整剤や増量剤といった充填材、消泡剤、レベリング剤、チクソトロピー性付与剤などの塗料、インキに通常添加される添加剤を加えることができる。
第2の保護層5は、第1の保護層4の形成後に印刷すること、第1の保護層4よりも着色層3aからの膜面高さが高くなるように形成することが必要である。したがって、第1の保護層4より高く盛るために、第2の保護層5は高粘度であることが望ましい。また、硬化前の乾燥における溶剤の蒸発による体積収縮をなくすためにできるだけ高固形分であることが望ましい。さらに、第2の保護層5は、第1の保護層4が形成されていない凹部に充填することとなるため、電子線を照射するまでの間においてインキに流動性を持たせることが好ましい。第2の保護層5のインキの成分としては、第1の保護層4の硬化に用いられる電離放射線により硬化可能な組成物を用いることができる。
第2の保護層5の塗工組成物には、粘度を調整するために樹脂成分を希釈することが可能であり、常圧における沸点が70℃〜150℃の範囲となる溶剤を用いることができる。なお、上記溶剤としては塗料、インキなどに通常使用されるものを適用することができるが、近年の環境対応の観点から水を用いるのが好ましい。
また、第2の保護層5は、第1の保護層4の非形成領域Wから露出している着色層3a上に形成される。これにより、第2の保護層5の塗工組成物の選択に際して、第1の保護層4とのリコート性(再塗装性)を加味することなく、幅広い材料選択をすることができる。
次に、上述した化粧シート1の製造方法について説明する。本実施形態の化粧シート1の製造方法は、基材2上に下地印刷層3aとパターン化印刷層3bとを順次形成して印刷層3を形成する工程と、パターン化印刷層3bを被覆するように第1の保護層4を形成する工程と、第1の保護層4の非形成領域Wから露出する下地印刷層3a上に第1の保護層4の下地印刷層3aからの膜面高さよりも高く第2の保護層5を形成する工程と、第1の保護層4及び第2の保護層5を同時に放射線により硬化する工程とから概略構成されている。以下に各工程について詳細に説明する。
<印刷層の形成工程>
印刷層3を形成する工程は、先ず、基材1上に下地印刷層として例えば一様な着色層3aを形成する。着色層3aの形成方法はグラビア印刷を用いることができる。また、凸版、グラビアオフセット、フレキソ、オフセット、スクリーン印刷を用いることができる。
次に、着色層3a上に、パターン化印刷層として例えば導管インキ層3bを形成する。導管インキ層3bの形成方法は、グラビア印刷を用いることができる。また、凸版、グラビアオフセット、フレキソ、オフセット、スクリーン印刷を用いることができる。このようにして、印刷層3(着色層3a及び導管インキ層3b)を形成する。
<第1の保護層の形成工程>
第1の保護層4を形成する工程は、先ず、上述の電子線硬化型樹脂、球状アルミナ、プラスチックビーズ及びその他の添加剤等を含む塗工組成物を、導管インキ層3bを被覆するように形成する。なお、意匠性を表現するために、導管インキ層3bが形成されていない着色層3a上に、第1の保護層4をパターン形成してもよい。
第1の保護層4の形成としては、導管インキ層3b上に塗工組成物を直接塗工する直接法、又は、剥離性の別基材表面に第1の保護層4を予め形成した後、該層を導管インキ層3b上に転写する転写法を用いることができる。例えば、基材2として化粧紙を用いた場合において、化粧紙原紙の材質として塗工組成物が浸透しないものを使用した場合には、上記の直接法と転写法のいずれを用いることができるが、第1の保護層4と第2の保護層5に対し立体的に視覚に訴える機能を持たせるため、直接法を用いることが好ましい。
上記直接法として、凸版、グラビアオフセット、フレキソ、オフセット、スクリーン印刷、グラビアオフセットコート、シルクスクリーンなどの公知の方法を用いることができ、グラビア印刷を用いることがより好ましい。
上記転写コーティング法として、(a)特公平2−42080号公報、特公平4−19924号公報等に開示されるような射出成形同時転写法或いは特公昭50−19132号公報に開示されるような射出成形同時ラミネート法、(b)特開平4−288214号公報、特開平5−57786号公報に開示されるような真空成形同時転写法或いは特公昭56−45768号公報に開示されるような真空成形同時ラミネート法、(c)特公昭59−51900号公報、特公昭61−5895号公報、特公平3−2666号公報等に開示されるようなラッピング同時転写法、又はラッピング同時ラミネート法などの公知の方法を用いることができる。
次に、第1の保護層4を熱乾燥によって溶剤を除去する。熱乾燥方法は、特に限定されるものではなく、周知の方法を周知の条件にて適用することができる。また、乾燥条件は塗工組成物に用いた溶剤との関係において、適宜変更することができる。このようにして、第1の保護層4を形成する。
<第2の保護層の形成工程>
第2の保護層5を形成する工程は、先ず、第1の保護層4の非形成領域Wから露出する下地印刷層上、すなわち着色層3a上に塗工生成物を形成する。なお、第2の保護層5の形成方法は、上述の第1の保護層4と同様の方法を用いることができる。このようにして、第2の保護層5を形成する。
<保護層の硬化工程>
第2の保護層5の形成後、第1の保護層及び第2の保護層を同時に放射線により硬化する。第1の保護層4及び第2の保護層5を構成する電離放射線硬化性樹脂を硬化させるための放射線は、装置のコストや製品に要求される物性に応じ、適宜選択することが可能である。例えば電子線、紫外線、α線、β線、γ線、X線、中性子線等を用いることができるが、取扱い安さや安全性を考慮すると電子線や紫外線が好ましい。また、電子線による硬化であれば、加速電圧30〜500KVの電子線を照射することが好ましく、特に50〜200KVの電子線を照射することがより好ましい。また、照射線量としては5〜200KGy程度が好ましく、更に好ましくは10〜100KGyである。
以上のようにして、本実施形態の化粧シート1が製造される。
<化粧材>
次に、本発明の一実施形態である化粧材6について、図2を参照しながら説明する。本実施形態の化粧材6は、図2示すように、本発明を適用した化粧シート1を基板7に貼着してなるものである。また、化粧シート1と基板7との貼着は、基板7の表面に接着剤8を塗布した後、化粧シート1を接着剤8と接するように基板7と積層して一体化される。なお、接着剤8は、化粧シート6側に塗布してもよい。
以上のように、本発明を適用した化粧シート1は、第1の保護層4の非形成領域Wから露出する下地印刷層(着色層3a)上に第2の保護層5が形成されているため、第2の保護層5に第1の保護層4に対してリコート性(再塗装性)が悪い材料を用いた場合でも、第2の保護層5は化粧シート1から剥れることがない。また、第1の保護層4とのリコート性を加味しないで製品設計できるために、第2の保護層の選択の幅が広くなり、安価な材料を用いることが可能となる。
また、第2の保護層5の着色層3aからの膜面高さが、第1の保護層4の着色層3aからの膜面高さよりも高く形成されているため、第2の保護層5によって立体性を付与することができる。したがって、パターンが剥れることなく立体的な意匠表現が可能な化粧シート1を提供することができる。
また、第1の保護層4および第2の保護層5の両方が電離放射線硬化性樹脂から構成されるため、常温かつ短時間で保護層を硬化することができる。これにより、生産性を向上することができる。
また、第1の保護層4は無機耐摩剤を含有するため、パターン形成された導管インキ層3bが第1の保護層4に被覆されることにより、優れた耐傷付き性や耐磨耗性を備えることができる。一方、無機耐摩剤を含有しない第2の保護層5は、第1の保護層4よりも着色層3aからの膜面高さが高いため、接触する物品の表面を削ることを防ぐことができる。
さらに、無機耐摩剤を含有する第1の保護層4を艶消し状態とし、無機耐摩剤を含有しない第2の保護層5を艶有り状態として、高い意匠性を表現することができる。
本実施形態の化粧シート1の製造方法は、第1の保護層4及び第2の保護層5を同時に放射線により硬化するため、常温かつ短時間で保護層を硬化することが可能とされる。このため、生産性を向上することができる。
本実施形態の化粧材6は、上述した化粧シート1を用いるため、無機耐摩剤の使用により優れた耐傷付き性や耐摩耗性を備えると共に、立体的な意匠表現が可能であり、接触する物品の表面を削ることのない化粧材を安価に大量に提供することができる。
以下に、本発明の化粧シートの具体的な実施例を挙げ、本発明をより詳細に説明する。
(実施例)
坪量30g/mの建材用紙間強化紙を基材とし、6色グラビア印刷機を使用し、以下の順序により各印刷インキや塗工剤を順次印刷又は塗工して、図1に示すような本発明を適用した化粧シート1と同じ構成を有する化粧シートを作製した(図1参照)。
<印刷順序>
印刷順序として、先ず、第1ユニットとして、ベタインキ層(下地印刷層)を硝化綿系薄紙用インキで形成する。次に、第2ユニットから第4ユニットとして、3色の木目柄インキ層を硝化綿系薄紙用インキで形成する。但し、第4ユニットは導管柄(パターン化印刷層)である。次に、第5ユニットとして、第1の保護層を5(g/mdry)の塗布量で形成する。最後に、第6ユニットとして、第2の保護層を8(g/mdry)の塗布量で形成する。
<第1の保護層(第5ユニット)の塗工剤組成>
主剤(ウレタンアルクリレート系樹脂) 100 重量部
スリップ剤(変性シリコーン系) 2 重量部
耐摩剤(球形アルミナ、平均粒径30μm) 10 重量部
沈降防止剤(ウレタン変性エーテル系) 2 重量部
分散剤(アクリルポリマー系) 2 重量部
<第2の保護層(第6ユニット)の塗工剤組成>
主剤(アクリルポリオール系樹脂) 100 重量部
離型剤(シリコーン系) 9 重量部
なお、第6ユニット後の放射線としては、電子線を用いて加速電圧130KV,照射線量50KGyで照射を行った。
(比較例)
坪量30g/mの建材用紙間強化紙を基材とし、6色グラビア印刷機を使用し、以下の順序により各印刷インキや塗工剤を順次印刷又は塗工して、図3に示すような従来の化粧シート11と同じ構成を有する化粧シートを作製した(図3参照)。
<印刷順序>
印刷順序として、先ず、第1ユニットとして、ベタインキ層(下地印刷層)を硝化綿系薄紙用インキで形成する。次に、第2ユニットから第4ユニットとして、3色の木目柄インキ層を硝化綿系薄紙用インキで形成する。但し、第4ユニットは導管柄(パターン化印刷層)である。次に、第5ユニットとして、第1の保護層を5(g/mdry)の塗布量で形成する。最後に、第6ユニットとして、第2の保護層を8(g/mdry)の塗布量で形成する。
<第1の保護層(第5ユニット)の塗工剤組成>
主剤(アクリルポリオール系樹脂) 100 重量部
硬化剤(ヘキサメチレンジイソシアネート系) 30 重量部
<第2の保護層(第6ユニット)の塗工剤組成>
主剤(アクリル系樹脂) 100 重量部
スリップ剤(シリコーン系) 1 重量部
耐摩剤(球形アルミナ、平均粒径30μm) 20 重量部
これら実施例及び比較例について、碁盤目粘着テープ密着試験、耐汚染性試験及び磨耗試験を行った。ここで、碁盤目粘着テープ密着試験とは、試験片に縦横11本の格子を1mm間隔で作成して1mmの面積のマスを100マス作成した後に、粘着テープにて4回引き剥しを繰り返した後の残存したマスの数を評価する方法である。また、耐汚染性試験とは、試験片に赤色クレヨンで1cm×4cmの幅で描画後に4時間放置し、試験片の半分を隠したその残りについて、メタノールまたはエタノールでふき取りを行い、クレヨンが落ちるかどうかを確認する試験である。また、磨耗試験とは、1kgの荷重を有する磨耗輪を試験片上に載せ、磨耗試験機(TABER社製 Taber Rotary Abraser 5135)を用い、200回転させた後の印刷柄残存面積について評価する方法である。
碁盤目粘着テープ密着試験の結果は、実施例と比較例のいずれも100/100マス残存であった。また、耐汚染性試験については、いずれも良好にクレヨンの描画を除去することが可能であった。
これに対して、磨耗試験の結果は、実施例と比較例のいずれも試験後の印刷柄残存面積の程度に変わりが確認されなかったが、一様な着色層に達しない程度まで比較的深く磨耗された部分において、実施例では艶出の表面及び艶消の表面が共に表現されていたのに対して、比較例では第2の保護層が剥離されて艶の状態の変化が見られなくなったという違いが確認された。
図1は、本発明を適用した化粧シートを示す断面模式図である。 図2は、本発明を適用した化粧シートを用いた化粧材を示す断面模式図である。 図3は、従来の化粧シートを示す断面模式図である。
符号の説明
1・・・化粧シート、2・・・基材、3・・・印刷層、3a・・・下地印刷層(着色層)、3b・・・パターン化印刷層(導管インキ層)、4・・・第1の保護層、5・・・第2の保護層、6・・・化粧材、7・・・基板、8・・・接着剤、W・・・第1の保護層の非形成領域

Claims (7)

  1. 基材と、前記基材上に順次積層された下地印刷層及びパターン化印刷層からなる印刷層と、前記パターン化印刷層を被覆するようにパターン形成された第1の保護層と、前記第1の保護層の非形成領域から露出する前記下地印刷層上に形成された第2の保護層とを備え、前記第2の保護層の前記下地印刷層からの膜面高さが前記第1の保護層の前記下地印刷層からの膜面高さよりも高いことを特徴とする化粧シート。
  2. 前記第1の保護層および前記第2の保護層の一方または両方が電離放射線硬化性樹脂からなることを特徴とする請求項1に記載の化粧シート。
  3. 前記第1の保護層は無機耐摩剤を含有し、前記第2の保護層は無機耐摩剤を含有しないことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の化粧シート。
  4. 前記基材が紙であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の化粧シート。
  5. 前記印刷層の柄が木目調であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の化粧シート。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の化粧シートの製造方法であって、
    基材上に下地印刷層とパターン化印刷層とを順次形成して印刷層を形成する工程と、前記パターン化印刷層を被覆するように第1の保護層を形成する工程と、前記第1の保護層の非形成領域から露出する前記下地印刷層上に前記第1の保護層の前記下地印刷層からの膜面高さよりも高く第2の保護層を形成する工程と、前記第1の保護層及び前記第2の保護層を同時に放射線により硬化する工程とを有することを特徴とする化粧シートの製造方法。
  7. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の化粧シートを基板に貼着してなることを特徴とする化粧材。
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