JP2009082242A - 医療用チューブ - Google Patents

医療用チューブ Download PDF

Info

Publication number
JP2009082242A
JP2009082242A JP2007252746A JP2007252746A JP2009082242A JP 2009082242 A JP2009082242 A JP 2009082242A JP 2007252746 A JP2007252746 A JP 2007252746A JP 2007252746 A JP2007252746 A JP 2007252746A JP 2009082242 A JP2009082242 A JP 2009082242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
tube
medical tube
intermediate layer
catheter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007252746A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Inamoto
聡 稲本
Akitoshi Sakata
哲年 坂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaneka Corp
Original Assignee
Kaneka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kaneka Corp filed Critical Kaneka Corp
Priority to JP2007252746A priority Critical patent/JP2009082242A/ja
Publication of JP2009082242A publication Critical patent/JP2009082242A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 本発明は、例えば血栓吸引療法において、操作性、耐座屈性および薄肉化のバランスを高度に達成させた医療用チューブを提供することを目的とする。
【解決手段】 補強層(1)、前記補強層(1)の外側に配置される柔軟性を有する中間層(2)、前記中間層(2)の外側に配置される外層(3)を含む医療用チューブであって、前記中間層(2)が、前記外層(3)より柔軟であることを特徴とする医療用チューブを提供した。これにより、操作性、耐座屈性および薄肉化の優れた各種カテーテル(例えば、血栓吸引カテーテル等)を提供することが可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、医療用チューブ及びそのチューブを備えたカテーテルに関する。たとえば、経皮的経管的に体内に導入され、体内の血管に生成した血栓や血管内に遊離したアテローマなどのデブリス(異物)を、カテーテル手元端から加える陰圧により体外に吸引除去する吸引カテーテルとして好適に用いることができる医療用チューブに関する。
近年、冠動脈を中心とした血管において、血管内腔に形成された血栓により狭窄あるいは閉塞が生じた場合、特許文献1に記載されているような吸引カテーテルを用いて、血栓を吸引除去する血栓吸引療法が、第一選択の治療法になっている。この特許文献1に記載された吸引カテーテルは、血管に挿入したガイドワイヤに沿わせて挿入するため、ガイドワイヤを挿通するためのガイドワイヤルーメンをカテーテルの遠位端に有する構造(ラピッドエクスチェンジ構造)を採用している。
この構造の吸引カテーテルは、遠位端から近位端にわたってガイドワイヤルーメンを有する構造(オーバーザワイヤ構造)の吸引カテーテルと異なり、体外側(近位端側)においてガイドワイヤとカテーテルが分離されている。したがって、非常に迅速な操作が可能となる。このような吸引カテーテルを用いる際には、術者が患者の冠動脈中の、血栓のある位置までカテーテルの吸引口を導き、患者の体外にあるカテーテルの近位端部分を操作することで、カテーテル遠位端側を移動させながら血栓の吸引が行われる。そのため遠位端側は、冠動脈内壁を傷つけずに自在に屈曲できるよう柔軟性が要求される。また、カテーテル遠位端側で血栓を確実に吸引するためには、カテーテル近位端側から加える機械的な力を確実にカテーテル遠位端側に加えるような押込み性及び操作の際に折れ曲がりが生じない耐座屈性が要求される。さらに、吸引ルーメンの断面積の大きさが吸引性能に直接関わることから、細径でありながらも大きな断面積の吸引ルーメンを有する必要があるので、必然的に薄肉であることも要求される。よって押込み性、耐座屈性及び薄肉化のバランスを高度に達成させるために、多くのカテーテル構造が提案されている。
例えば特許文献2では、柔軟な内層と、該内層の外側に設けられたコイル層と比較的高い剛性を有する剛性層とからなる中間層と、該中間層の外側に設けられた比較的柔軟な外層から構成された本体部を有するカテーテルが記載されている。該カテーテルは、コイル層により耐座屈性を、ポリイミド、液晶ポリマー等の剛性材料を中間層とすることで押し込み性を付与しているが、コイル層と剛性層とからなる中間層との密着性の不具合から層間剥離を生じる恐れがあり、結果、応力集中により座屈を生じる可能性があることから好ましくない。
また特許文献3では、フッ素樹脂からなる内層、内層の外周面を熱可塑性樹脂を用いて押出成形により被覆する中間層、該中間層の外周面を囲う金属細線からなる編組及び該編組の外周面を囲う熱可塑性樹脂からなる外層からなり、中間層の熱可塑性樹脂の弾性率が、外層の熱可塑性樹脂の弾性率以下であり、且つ編組が実質的に中間層に埋め込まれている医療用チューブが記載されている。この方法によれば、柔軟な中間層への編組埋め込みにより編組の飛び出しが生じず、各層間の接着性が優れ、操作性に優れる。しかしながら中間層において極細芯線での被覆成形が必要で精度が要求されることから、偏肉が生じる可能性がある。これにより、金属細線での編組時の食い込みムラから、中間層と外層との局所的な層間剥離を生じる可能性があることから好ましくない。
例えば特許文献4では、内層、中間層、および外層からなる三層構造を有し、該中間層は該内層外周に介在している金属補強材を巻着し、該中間層と該外層とが同一材料に設定されており、内層から外層に向かってガラス転移温度が次第に低くなる方向で徐変したカテーテルが記載されている。巻着された金属補強材上に剛性のある中間層を被覆するとひけによる表面凹凸が生じることから、さらに最外層に柔軟材料で被覆することで表面平滑性、柔軟性を付与している。しかしながら、中間層のひけにより巻着された金属補強材との密着性を損なう可能性があることから、最外層に表面平滑性及び柔軟性を付与したとしても、屈曲管中で座屈を生じる可能性があることから好ましくない。
特開2004−65326号公報 特開2002−272852号公報 特開2001−112870号公報 特開平11−206887号公報
上記現状に鑑み、本発明の課題は、例えば血栓吸引療法において、操作性、耐座屈性及び薄肉化のバランスを高度に達成させた医療用チューブを提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の1または複数の特徴を有する。
補強層(1)、前記補強層(1)の外側に配置される柔軟性を有する中間層(2)、前記中間層(2)の外側に配置される外層(3)を含む医療用チューブであって、
前記中間層(2)が、前記外層(3)より柔軟であることを特徴とする医療用チューブ。
補強層(1)、前記補強層(1)の外側に配置される柔軟性を有する中間層(2)、前記中間層(2)の外側に配置される外層(3)を含み、前記中間層(2)が、前記外層(3)より柔軟である本体部と、
補強層(1)、前記補強層(1)の外側に配置される外層(4)を含む先端部を有して形成されることを特徴とする医療用チューブ。
前記補強層(1)の内側に、更に内層(5)が配置されていることを特徴とする前記医療用チューブ。
前記中間層(2)の曲げ弾性率が、390MPa以下であることを特徴とする前記医療用チューブ。
前記外層(3)の曲げ弾性率が、400MPa以上であることを特徴とする前記医療用チューブ。
前記外層(3)の曲げ弾性率(M1)と前記中間層(2)の曲げ弾性率(M2)の比(M1/M2)が、1.5以上であることを特徴とする前記医療用チューブ。
前記補強層(1)が編組層であることを特徴とする前記医療用チューブ。
前記補強層(1)がコイル層であることを特徴とする前記医療用チューブ。
前記補強層(1)が金属管であることを特徴とする前記医療用チューブ。
前記医療用チューブを備えたことを特徴とするカテーテル。
前記医療用チューブにおける先端部の外側にガイドワイヤルーメンが配置されていることを特徴とするカテーテル。
血栓吸引カテーテルであることを特徴とする前記カテーテル。
上記の各特徴を含む本発明のその他の特徴およびその効果は、以下の実施形態の説明によって明らかにされる。
本発明の医療用チューブによれば、操作性、耐座屈性及び薄肉化のバランスを高度に達成した医療用チューブを提供することが可能となり、バランスの優れた各種カテーテル(例えば、血栓吸引カテーテル等)を提供することが可能となる。
以下、本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
以下、本発明の医療用チューブの一例である図1、2を用いて説明するが、図1、2は本発明の構成の特徴を模式的に示した一例であり、医療用チューブとして好適に用いることができるものであれば、請求の範囲に記載された本発明の範囲を逸脱することなく、適宜変更することができる。
001は補強層(1)、002は中間層(2)、003は外層(3)を示す。図1における補強層(1)は、編組を用いて形成されており、図2における補強層(1)は、コイルを用いて形成されている。補強層(1)は、これら以外に金属管等、更にはこれらの組み合わせ等、各種構造のものが使用可能であるが、特に医療用チューブに対して耐座屈性を付与することが可能なものであることが望ましい。
1.医療用チューブ中間層(2)及び外層(3)の曲げ弾性率
本発明の「曲げ弾性率」は、測定規格ISO178における曲げ弾性率を示す。本発明の医療用チューブにおける中間層(2)の「曲げ弾性率」は、390MPa以下、特に10MPa以上であることが好ましい。更には、15MPa以上、340MPa以下、特に20MPa以上、290MPa以下であることが好ましい。曲げ弾性率を上記範囲内のようにすることで、例えば、手元部で急速な操作行った為にチューブの折れ曲がりが生じそうになった際でも、中間層(2)が充分に補強層(1)の局所応力を緩和し、チューブの座屈を防止することができる。
ただし中間層(2)の曲げ弾性率が低すぎると、外層(3)との剛性変化が急激に変化する可能性があるため、中間層(2)と外層(3)の層間剥離によりチューブ本体に座屈を生じる可能性があり好ましくない。また曲げ弾性率が高すぎると局所応力が緩和できず、同じく座屈を生じる可能性があり好ましくない。
本発明の医療用チューブにおける外層(3)の「曲げ弾性率」は、400MPa以上、特に5000MPa以下であることが好ましい。更には、450MPa以上、4500MPa以下、特に500MPa以上、4000MPa以下であることが好ましい。曲げ弾性率を上記範囲内のようにすることで、例えば、中間層(2)による補強層(1)の応力緩和を図りながら、且つ操作時における近位端側の力を、高弾性率の外層(3)により、確実に遠位端側に伝達することができる。従って、外層(3)の曲げ弾性率が低すぎると、近位端側の力が遠位端側に充分に伝わらず操作性が劣る可能性があり好ましくない。また外層(3)の曲げ弾性率が高すぎると中間層(2)との剛性変化が急激に変化し、中間層(2)と外層(3)の層間剥離によりチューブ本体に座屈を生じる可能性があり好ましくない。
本発明における医療用チューブの曲げ弾性率は、操作性及び耐座屈性の観点から外層(3)が中間層(2)より高いことが好ましい。すなわち医療用チューブの外層(3)の曲げ弾性率(M1)と中間層(2)の曲げ弾性率(M2)の比(M1/M2)が1.5以上、300以下であり、好ましくは1.7以上、250以下、さらに好ましくは1.9以上、200以下である。この曲げ弾性率の比により、操作性を維持したままで、チューブ近位端の耐座屈性を確保することが可能となる。但し曲げ弾性率の比が大きすぎると、中間層と外層の層間剥離により座屈を引き起こしやすくなるため好ましくない。
2.中間層及び外層
中間層を形成する材質としては、例えば、ポリアミドエラストマー、ポリエステルエラストマー、ポリウレタンエラストマー、ポリオレフィンエラストマー、ポリスチレンエラストマー、フッ素系エラストマー、シリコーンゴム、ラテックスゴム、軟質ポリ塩化ビニル等の各種エラストマー、またはこれらのうちの2以上を組み合わせたもの等が好適に使用可能である。
外層を形成する材質としては、上記とあわせ、ポリアミド、芳香族ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリアリレート、ポリエステル、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレンスルフィド、ケブラーに代表される芳香族ポリアラミドなど、これらのうちのいずれかを含むポリマーアロイが好適に使用できる。さらにX線透視下でのカテーテルの視認性を向上させるために、前記材質に対してX線不透過性を有する物質を含んでいてもよい。X線不透過物質としては、十分なX線不透過性を有するものであればいかなるものでもよく、例えば、硫酸バリウム、三酸化ビスマス、次炭酸ビスマス、塩基性炭酸ビスマス、タングステン酸ビスマス、粉末状タングステン、粉末状タンタルあるいはこれらを組み合わせたものが好適に使用できる。
中間層及び外層の被覆方法としては特に限定されず、例えば共押出による通常の押出被覆による方法や加熱することによりその径が縮小する性質を有する熱収縮チューブを用いて、各層を加熱融着する方法が好適に実施される。また中間層と外層の接着性を向上させることを目的として、中間層に表面処理を施しても良い。表面処理の方法として特に限定されるものでないが、例えば、コロナ放電処理、プラズマエッチング処理、エキシマーレーザー処理、シランカップリング剤等の表面処理、ナトリウムエッチング処理等が好適に使用できる。
3.補強層
本発明における補強層の形態としては、特に限定されるものではないが、例えば編組、コイル、金属管等、或いはこれらの組合せで形成することができる。
編組或いはコイルに使用される材質としては、特に限定されるものではないが、金属素線、合成樹脂素線が適宜使用される。
また、金属素線としては、ステンレス鋼、バネ鋼、オイルテンパー線、銅、タングステン、ニッケル、チタン、ピアノ線、Ni−Ti合金、Ni−Ti−Co合金、Ni−Al合金、Cu−Zn合金、Cu−Zn−X合金(例えば、X=Be,Si,Sn,Al,Ga)のような超弾性合金、アモルファス合金等の各種金属素線が用いられる。これらの材料のうち、加工性、経済性、毒性がないこと等の理由から、ステンレス、銅の使用が好ましい。
また金属素線の線形状としては、丸線、平角線、楕円形状、三角線からなる異形線等が適宜使用される。素線厚みとして、5μm以上、100μm以下とするのが加工安定性の上で好ましい。
合成樹脂素線として用いられるものとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリメチレンテレフタレートのようなポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレンのようなポリオレフィン、硬質ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリイミド、ポリスチレン、熱可塑性ポリウレタン、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリメチルメタクリレート、ポリアセタール、ポリアリレート、ポリオキシメチレン、高張力ポリビニルアルコール、フッ素樹脂、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、エチレン−酢酸ビニルケン化物、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレンスルフィド、ケブラーに代表される芳香族ポリアラミドなど、これらのうちのいずれかを含むポリマーアロイ、カーボンファイバー、グラスファイバーが挙げられる。また線形状として、丸線や三角線からなる異形線等が適宜使用される。素線厚みとして、5μm以上、100μm以下とするのが加工安定性の上で好ましい。
金属管として用いられるものとしては、ステンレス鋼、バネ鋼、銅、鉄とニッケル、クロム、モリブデン等の合金、Ni−Ti合金、Ni−Ti−Co合金、Ni−Al合金、Cu−Zn合金、Cu−Zn−X合金(例えば、X=Be,Si,Sn,Al,Ga)のような超弾性合金、アモルファス合金等が挙げられる。
金属管形状として、テーパー形状のもの、スリットが入っているもの等が屈曲血管への挿入性及び遠位端における柔軟性を付与する上で適宜使用される。金属管厚みとして、5μm以上、100μm以下とするのが上記の理由から好ましい。
4.内層
内層を形成する材質としては、吸引の際、血栓の付着が生じ難い材質を選定することが好ましい。すなわち抗血栓性に優れている材質であることが好ましい。抗血栓性に優れている材質としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)などのフッ素系樹脂や高密度ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリアミドエラストマー、ポリウレタンエラストマーなどが好適に挙げられる。材質によっては、シリコンコーテイング等が施されていてもよい。
5.構成
本発明に於いては、補強層(1)、中間層(2)、外層(3)の3層を有する部分のみで医療用チューブを構成しても良いが、この様な形態の本体部と、これ以外の形態の部分、例えば、補強層(1)の外側に外層(4)を配置した先端部を更に有する医療用チューブ、更には上記補強層(1)の内側に、内層(5)が配置され医療用チューブ等、各種の構成が可能である。尚、本体部と先端部を有する構成は、長さ方向における剛性の変化を持たせるために有効に用いることができる。特に、吸引カテーテル等のカテーテルでは、先端部は本体部よりも低弾性で構成することが望まれることが多く、本発明においても、この様に形成することが好ましい。その方法としては、例えば、単に先端部が本体部に対し中間層(2)が除かれる為に全体として低弾性に形成させる方法でも良いし、先端部と本体部で外層、或いは補強層(1)、内層(5)を形成するチューブの材質、或いはその厚みを変更して先端部を低弾性に形成しても良い。尚、この様に先端部と本体部で剛性を変えた医療用チューブを形成する方法としては、中間層及び外層の被覆方法と同じく、例えば、先端部及び本体部において硬度の異なるチューブを熱収縮チューブを用いて加熱融着により外層を被覆する方法、切替押出により硬度の異なる樹脂を順次外層被覆する方法、本体部から先端部にかけて線径が漸減する素線を用いての編組或いはコイルを補強層として付与する方法、本体部から先端部にかけて内層の肉厚が漸減する方法、或いはこれらを組み合わせた方法が適宜選択される。
6.ガイドワイヤルーメン
本発明の医療用チューブでは、各種形態でガイドワイヤルーメンを設けることが可能であるが、例えば吸引カテーテルなどで考えた場合、そのカテーテルの遠位端から近位端まで連通した吸引ルーメンを含む第1チューブの遠位端付近に併設して接合される第2チューブにより形成されていることが好ましい。また、その併設時の配置形態は、第1チューブと第2チューブの遠位端の端部が一致する形態、もしくは第2チューブの遠位端の端部が第1チューブ遠位端の端部より先端側に突出する形態等が好適に挙げられる。遠位端にガイドワイヤルーメンを有することにより、血管形成術を行う術者がガイドワイヤを病変部末梢まで進めることが可能であり、引き続いて、本発明における吸引カテーテルをこのガイドワイヤに沿って容易に操作することが可能となる。
第1チューブと第2チューブの接合方法は特に限定されないが、第1チューブと第2チューブが相互に融着可能な材料種である場合は、熱融着等の公知の方法によって接合することが可能である。ただし熱融着の際の過剰な熱エネルギーにより、第1チューブ及び/または第2チューブを構成する材料が流動し、局所的に薄肉化した個所が生じる可能性がある。結果、接合部の強度低下をもたらす可能性がある。よって、材料の流動を防ぐために、第1チューブ或いは第2チューブにγ線や電子線を照射することで架橋構造を導入する方法、樹脂ペレットにγ線や電子線を照射することで架橋構造を導入し、その後チューブを作製する方法、樹脂と反応性架橋剤を用いて反応押出を行い、架橋構造を導入したチューブを作製する方法、架橋剤を混練したペレットを用いてチューブを作製し、その後γ線や電子線を照射して架橋構造を導入する方法等が適宜選択される。
さらに、融着によって充分な接合強度が発現されない材料種である場合は、接着剤を用いて接合しても良い。その際、接着剤は特に限定されず、シアノアクリレート系、ウレタン系、エポキシ系、シリコーン系等の接着剤が好適に使用される。また、接着剤の硬化形式も何ら制限されず、吸水硬化型、2液混合硬化型、光硬化型等の接着剤が好適に使用される。難接着性の材料から構成される場合は、酸素プラズマやコロナ放電、シランカップリング剤等により表面処理を適宜実施しても良い。
7.カテーテル
本発明における上記医療用チューブを備えたカテーテルは、例えば血栓吸引カテーテル、ワイヤーサポートカテーテル、穿通カテーテル、またはマイクロカテーテル等として使用可能である。例えば、吸引カテーテルとして使用する際には、コネクタを、シリンジ、吸引ポンプ等の負圧発生源に接続してもよい。コネクタの近位端は、シリンジあるいはトラップを備えた吸引ポンプ等の負圧発生源に接続することができる。また、コネクタの遠位端は、第1チューブに接続できる構造になっている。第1チューブの吸引ルーメン内を負圧にすることで、吸引ルーメンの遠位端側開口に吸引力が発生し、遠位端側開口から血栓等を吸引することができる。コネクタの材質は特に限定されないが、例えば、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアセタール樹脂、スチレンブタジエン共重合体樹脂など比較的剛性のある熱可塑性樹脂を用いることが好ましい。
また、上記カテーテルは、必要に応じて、X線透視下でカテーテルの先端部の位置を確認するために、X線不透過マーカーを有してもよい。X線不透過マーカーの形状は特に限定されないが、リング状またはコイル状であることが好ましい。X線不透過マーカーを設ける位置は、ガイドワイヤルーメンの遠位端付近であっても良いし、吸引ルーメンの遠位端付近であっても良い。X線不透過マーカーの材質はX線透視下で充分な視認性を有する材質であれば良く、白金系金属、金系金属およびタングステン系金属が使用される。例えば、白金系金属は白金や、白金とロジウム、イリジウム、オスミウム、パラジウム、ルテニウム、ニッケル、レニウム、タングステン、タンタル、鉛等との合金が挙げられる。金系金属とは純金や、金と銅、銀、ロジウム、イリジウム、オスミウム、パラジウム、ルテニウム、レニウム、タンタル、タングステン、鉛などとの合金が挙げられる。タングステン系金属とは純タングステン及び上記合金の他、W−45Mo合金、W−5Mo−5Ni(Co、Fe)合金、W−Re系合金、W−ThO合金、さらにはタングステンと銅、炭素との合金が挙げられる。
X線不透過マーカーの取り付け方法は特に限定するものでないが、接着剤による医療用チューブへの固定、或いはかしめによる医療用チューブへの固定が適宜選択される。X線不透過マーカーは、第1チューブもしくは第2チューブの内周面あるいは外周面に装着しても良いし、埋設しても良い。X線不透過マーカーの表面と取り付けた管の内周面あるいは外周面の間の段差をできるだけ減少させて、カテーテルの吸引性能、ガイドワイヤの摺動性能及び血管への挿入性能が低下しないようにすることが好ましい。
カテーテルの外面には、血管内或いはガイドカテーテル内への挿入を容易にする為に第1チューブ、第2チューブ等の性状に合わせて親水性のコーティングを適宜施すことができる。但し、親水性のコーティングを施す長さについてはカテーテルの使用目的に応じて決定できる。親水性のコーティングの種類は本発明の効果を制限するものではなく、例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリエチレングリコール、無水マレイン酸共重合体、ポリアクリルアミド、ポリ(2−ヒドロキシエチルメタクリレート)、ポリビニルピロリドン、水溶性ナイロン等の親水性ポリマーが好適に使用できる。
8.評価方法
本明細書にいう評価値は、次の方法により測定された値を意味する。
(医療用チューブ外径/内径)
キーエンス株式会社製 レーザー外径測定機LS−3100を用い、得られた医療用チューブの外径を計測した。また該チューブの内径は、株式会社アイゼン製ピンゲージを用いて計測した。肉厚は下式で算出した。
(肉厚/mm)=(チューブ外径/mm−チューブ内径/mm)/2
(3点曲げによる耐座屈試験)
図3に示すように、株式会社東洋精機製作所製ストログラフEIIを用い、ロードセル5N、支点間距離15mm、チャックスピード50mm/minにて3点曲げ試験を実施した。座屈が始まる最大点荷重(N)及び最大点変位(mm)を測定し、耐座屈性の指標とした。特に最大点変位が大きいほど、靭性があることから、耐座屈性があるチューブと判定される。
(操作性試験)
操作性試験として、図4に示すように、37℃の生理食塩水を満たした水槽004中に大動脈弓模擬管005及びガイドカテーテル006を配置し、Y型コネクタ007をガイドカテーテル006に固定した。ガイディングカテーテル006の先端は心臓冠動脈を模擬した評価プレート008に接続し、ガイドカテーテル006の内部には0.014”インチのガイドワイヤを予め挿通した。図5に拡大して示す評価プレート008は、φ4.0mmの溝011になっており、屈曲部010を有する。屈曲部010の曲率半径はそれぞれ10mmとした。また、実施例及び比較例のカテーテル012をY型コネクタ007を通じてガイドカテーテル006内のガイドワイヤに沿って挿入したときの操作時における座屈性有無を評価した。
評価法は、カテーテル009を50mm/secの速度でプレートに挿入し、120mm挿入した際の本体部における座屈の有無を目視にて確認した。本体部が座屈しなかったものを○、本体部が座屈したものを×とした。また120mm挿入できたものを○、100mm挿入できたものを△、できなかったものを×とした。
以下に本発明に係る具体的な実施例及び比較例について詳説するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1)
直径1.1mmの金属芯線上に、補強層として編組機を用いてステンレス(SUS304WPB)製の素線(断面厚み0.020mm、幅0.100mm)を編組した。編み方として、持ち数を1本、打ち数を16打ちに設定した。その上に中間層としてポリアミドエラストマー製チューブE−A(PEBAX7033 Arkema社製)を熱収縮チューブを用いて融着被覆し、熱収縮チューブを剥離後、さらに本体部の外層としてポリアミドチューブPA−A(リルサンAESN Arkema製)を、また先端部外層として中間層を介さずにポリアミドエラストマー製チューブ(PEBAX3533)を繋ぎ合せ融着被覆した。その後、金属芯線を減径させた後に引き抜き、内径1.1mm、外径1.3mm、長さ1.5mのチューブAを作製した。
(実施例2)
直径1.3mmの金属芯線を使用する以外は、実施例1と同様にチューブBを作製した。
(実施例3)
本体部の外層としてポリアミドチューブPA−B(クリスタミドMS1100 Arkema製)を使用する以外は、実施例1と同様にチューブCを作製した。
(実施例4)
本体部の中間層としてポリアミドエラストマー製チューブE−B(PEBAX3533 Arkema社製)及び外層としてポリイミドチューブPI−A(Code480 Micorolumen社製)を使用する以外は、実施例1と同様にチューブDを作製した。
(実施例5)
補強層としてコイリングマシンを用いて、ステンレス(SUS304WPB)製の素線(断面厚み0.02mm、幅0.10mm)をコイルした。コイルピッチは、0.04mmに設定した。コイル以外は、実施例1と同様にチューブEを作製した。
(実施例6)
内層として直径1.1mmの金属芯線上にPTFE(ポリフロンPTFE F207 ダイキン工業株式会社製)を厚さ0.02mmで被覆し表面処理を施した以外は、実施例1と同様にチューブFを作製した。
(実施例7)
直径1.3mmの金属芯線上にPTFEを被覆する以外は、実施例6と同様にチューブGを作製した。
(実施例8)
本体部の外層としてポリアミドチューブPA−B(クリスタミドMS1100 Arkema社製)を使用する以外は、実施例6と同様にチューブHを作製した。
(実施例9)
本体部の中間層としてポリアミドエラストマー製チューブE−B(PEBAX3533 Arkema社製)及び外層としてポリアミドチューブPI−A(Code480 Micorolumen社製)を使用する以外は、実施例6と同様にチューブIを作製した。
(実施例10)
内層として直径1.1mmの金属芯線上にPFA(ネオフロンPFA AP210 ダイキン工業株式会社製)を使用する以外は、実施例6と同様にチューブJを作製した。
(実施例11)
補強層としてコイリングマシンを用いて、ステンレス(SUS304WPB)製の素線(断面厚み0.02mm、幅0.10mm)を直径1.1mmのPTFE被覆芯線上にコイルした。コイルピッチは、0.04mmに設定した。コイル以外は、実施例6と同様にチューブKを作製した。
(実施例12)
本体部の中間層としてポリアミドエラストマー製チューブE−C(PEBAX5533 Arkema社製)、外層としてポリアミエラストマーチューブE−A(PEBAX7033 Arkema社製)を使用する以外は、実施例1と同様にチューブLを作製した。
(実施例13)
本体部の中間層としてポリアミドエラストマー製チューブE−D(PEBAX2533 Arkema社製)、外層としてポリアミエラストマーチューブPI−A(Code480 Microlumen社製)を使用する以外は、実施例1と同様にチューブMを作製した。
(実施例14)
本体部の中間層としてポリアミドエラストマー製チューブE−C(PEBAX5533 Arkema社製)、外層としてポリアミエラストマーチューブE−A(PEBAX7033 Arkema社製)を使用する以外は、実施例6と同様にチューブNを作製した。
(実施例15)
本体部の中間層としてポリアミドエラストマー製チューブE−D(PEBAX2533 Arkema社製)、外層としてポリアミエラストマーチューブPI−A(Code480 Microlumen社製)を使用する以外は、実施例6と同様にチューブOを作製した。
(比較例1)
直径1.1mmの金属芯線上に、補強層として編組機を用いてステンレス(SUS304WPB)製の素線(断面厚み0.020mm、幅0.100mm)を編組した。編み方として、持ち数を1本、打ち数を16打ちに設定した。その上に中間層としてポリアミドエラストマー製チューブPA−A(リルサンAESN Arkema製)を熱収縮チューブを用いて融着被覆し、熱収縮チューブを剥離後、さらに本体部の外層としてポリアミドチューブPA−A(リルサンAESN Arkema製)を、また先端部外層としてポリアミドエラストマー製チューブ(PEBAX3533)を繋ぎ合せ融着被覆した。その後、金属芯線を減径させた後に引き抜き、内径1.1mm、外径1.3mm、長さ1.5mのチューブLを作製した。
(比較例2)
直径1.3mmの金属芯線を使用する以外は、比較例1と同様にチューブMを作製した。
(比較例3)
補強層としてコイリングマシンを用いて、ステンレス(SUS304WPB)製の素線(断面厚み0.02mm、幅0.10mm)をコイルした。コイルピッチは、0.04mmに設定した。コイル以外は、比較例1と同様にチューブRを作製した。
(比較例4)
内層として直径1.1mmの金属芯線上にPTFE(ポリフロンPTFE F207 ダイキン工業株式会社製)を厚さ0.02mmで被覆し表面処理を施した以外は、比較例1と同様にチューブSを作製した。
(比較例5)
直径1.3mmの金属芯線上にPTFEを被覆する以外は、比較例4と同様にチューブTを作製した。
(比較例6)
内層として直径1.1mmの金属芯線上にPFA(ネオフロンPFA AP210 ダイキン工業株式会社製)を使用する以外は、比較例6と同様にチューブUを作製した。
(比較例7)
補強層としてコイリングマシンを用いて、ステンレス(SUS304WPB)製の素線(断面厚み0.02mm、幅0.10mm)を直径1.1mmのPTFE被覆芯線上にコイルした。コイルピッチは、0.04mmに設定した。コイル以外は、比較例6と同様にチューブVを作製した。
表1における各実施例と比較例の結果から、中間層を外層より柔軟にし、弾性率の比を1.5以上とすることで、耐座屈性の指標である最大点変位が大きくなっていることが分かる。またその結果に応じて、本体部の座屈を生じずに末梢到達が可能となることから、操作性も向上していることが分かる。即ち、中間層を外層より柔軟にすることで、中間層で補強層由来の局所応力が緩和され、耐座屈性、操作性及び薄肉化のバランスを高度に達成させた医療用チューブを提供することが可能になることが分かる。
Figure 2009082242
本発明の実施形態としての医療用チューブの側面図である。 本発明の実施形態としての医療用チューブの側面図である。 3点曲げによる耐座屈試験法の一例を示す模式図である。 操作性評価方法の一例を示す模式図である。 図4に示される操作性評価装置に用いる評価プレートの拡大図である。
符号の説明
001 補強層(1)
002 中間層(2)
003 外層(3)
004 水槽
005 大動脈弓模擬管
006 ガイドカテーテル
007 Y型コネクタ
008 評価プレート
009 カテーテル
010 評価プレートの屈曲部
011 評価プレートの溝

Claims (12)

  1. 補強層(1)、前記補強層(1)の外側に配置される柔軟性を有する中間層(2)、前記中間層(2)の外側に配置される外層(3)を含む医療用チューブであって、
    前記中間層(2)が、前記外層(3)より柔軟であることを特徴とする医療用チューブ。
  2. 補強層(1)、前記補強層(1)の外側に配置される柔軟性を有する中間層(2)、前記中間層(2)の外側に配置される外層(3)を含み、前記中間層(2)が、前記外層(3)より柔軟である本体部と、
    補強層(1)、前記補強層(1)の外側に配置される外層(4)を含む先端部を有して形成されることを特徴とする医療用チューブ。
  3. 前記補強層(1)の内側に、更に内層(5)が配置されていることを特徴とする請求項1または2の何れか1項に記載の医療用チューブ。
  4. 前記中間層(2)の曲げ弾性率が、390MPa以下であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の医療用チューブ。
  5. 前記外層(3)の曲げ弾性率が、400MPa以上であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の医療用チューブ。
  6. 前記外層(3)の曲げ弾性率(M1)と前記中間層(2)の曲げ弾性率(M2)の比(M1/M2)が、1.5以上であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の医療用チューブ。
  7. 前記補強層(1)が編組層であることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の医療用チューブ。
  8. 前記補強層(1)がコイル層であることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の医療用チューブ。
  9. 前記補強層(1)が金属管であることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の医療用チューブ。
  10. 請求項1〜9の何れか1項に記載の医療用チューブを備えたことを特徴とするカテーテル。
  11. 請求項2〜9の何れか1項に記載の医療用チューブにおける先端部の外側にガイドワイヤルーメンが配置されていることを特徴とするカテーテル。
  12. 前記カテーテルが、血栓吸引カテーテルであることを特徴とする請求項10又は11の何れか1項に記載のカテーテル。
JP2007252746A 2007-09-27 2007-09-27 医療用チューブ Pending JP2009082242A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007252746A JP2009082242A (ja) 2007-09-27 2007-09-27 医療用チューブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007252746A JP2009082242A (ja) 2007-09-27 2007-09-27 医療用チューブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009082242A true JP2009082242A (ja) 2009-04-23

Family

ID=40656539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007252746A Pending JP2009082242A (ja) 2007-09-27 2007-09-27 医療用チューブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009082242A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011224132A (ja) * 2010-04-19 2011-11-10 Kaneka Corp 医療用コネクター/シャフト組立体、或いはその製造方法
JP2017225831A (ja) * 2011-03-17 2017-12-28 コンバテック・テクノロジーズ・インコーポレイテッドConvatec Technologies Inc 高バリアエラストマーの糞便カテーテルまたはオストミーパウチ

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0670982A (ja) * 1992-08-29 1994-03-15 Kurabe Ind Co Ltd カテーテルチューブとその製造方法
JPH09294810A (ja) * 1996-05-08 1997-11-18 Asahi Intec Kk カテーテル
JP2004081883A (ja) * 2003-12-10 2004-03-18 Asahi Intecc Co Ltd カテーテル
JP2007000392A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Kaneka Corp カテーテルチューブ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0670982A (ja) * 1992-08-29 1994-03-15 Kurabe Ind Co Ltd カテーテルチューブとその製造方法
JPH09294810A (ja) * 1996-05-08 1997-11-18 Asahi Intec Kk カテーテル
JP2004081883A (ja) * 2003-12-10 2004-03-18 Asahi Intecc Co Ltd カテーテル
JP2007000392A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Kaneka Corp カテーテルチューブ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011224132A (ja) * 2010-04-19 2011-11-10 Kaneka Corp 医療用コネクター/シャフト組立体、或いはその製造方法
JP2017225831A (ja) * 2011-03-17 2017-12-28 コンバテック・テクノロジーズ・インコーポレイテッドConvatec Technologies Inc 高バリアエラストマーの糞便カテーテルまたはオストミーパウチ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11819631B2 (en) Catheter shaft and associated devices, systems, and methods
US20170072163A1 (en) Catheter shaft and associated devices, systems, and methods
JP5769992B2 (ja) カテーテル
JP4980605B2 (ja) ガイドワイヤ
JP2008229160A (ja) カテーテル
JP2007236472A (ja) カテーテル
EP3347078B1 (en) Polymeric catheter shaft with reinforcement
JPWO2018181178A1 (ja) カテーテル組立体
JP2006314623A (ja) カテーテル
JP4734015B2 (ja) ガイドワイヤの製造方法
JP2012249811A (ja) 医療用器具
JP2009082566A (ja) カテーテル
WO2008056625A1 (fr) Tube cathéter destiné à un usage médical
JP2007000392A (ja) カテーテルチューブ
JP2007236632A (ja) カテーテルシャフト
JP2006271901A (ja) コイル状造影マーカーとその製造方法、及びカテーテル
JP2009000389A (ja) 柔軟性スリットマーカー及びそれを備えたカテーテル
JP2018079246A (ja) ガイドワイヤ
JP5066992B2 (ja) バルーンカテーテル
JP5248172B2 (ja) 医療用カテーテル組立体
JP2009082242A (ja) 医療用チューブ
JP5473677B2 (ja) ガイドワイヤ
JP5037030B2 (ja) カテーテルチューブ
JP4734029B2 (ja) ガイドワイヤの製造方法
JP2012249812A (ja) 医療用器具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100721

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120214

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120619