JP2009081957A - 直流モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】両回転で同等の回転特性を発揮しつつその回転特性をともに向上できる直流モータを提供する。
【解決手段】正転方向に所定角度シフトさせた正転用ブラシ7a,7bと、逆転方向に正転側と同量シフトさせた逆転用ブラシ7c,7dとを有し、切替スイッチSWにより、正転駆動時には正転用ブラシ7a,7bによる給電、逆転駆動時には逆転用ブラシ7c,7dによる給電に切り替える構成とした。
【選択図】図2
【解決手段】正転方向に所定角度シフトさせた正転用ブラシ7a,7bと、逆転方向に正転側と同量シフトさせた逆転用ブラシ7c,7dとを有し、切替スイッチSWにより、正転駆動時には正転用ブラシ7a,7bによる給電、逆転駆動時には逆転用ブラシ7c,7dによる給電に切り替える構成とした。
【選択図】図2
Description
本発明は、両回転駆動させる用途に用いると好適な給電ブラシ付きの直流モータに関するものである。
直流モータは、電機子に回転駆動のための給電を行う整流子が備えられており、その整流子に対し給電ブラシを摺接させて給電を行うことで回転駆動するように構成されている。このような直流モータにおいては、例えば特許文献1にて示されているように、給電ブラシが軸方向に押圧接触されると共に、給電ブラシが摺接する摺接面が軸直交平面となる平面型の整流子のものが提案されている。
特開2007−181275号公報
ところで、上記のような給電ブラシ付きの直流モータを一方向回転に限定する用途に使用する場合では、他方向側への回転特性を犠牲にしてまでもその一方側への回転特性の向上に特化させることが可能である。これに対し、その直流モータを両回転駆動させる用途に使用する場合では、両回転駆動を見据えた妥当な設定として両回転で同等な回転特性を発揮するように構成することが一般的に採用されることから、各方向の回転特性をともに向上させる余地があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、両回転で同等の回転特性を発揮しつつその回転特性をともに向上させることができる直流モータを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数個のセグメントが周方向に並設された整流子に給電ブラシを押圧接触させ、その給電ブラシ及び整流子にて電機子に回転駆動のための電源供給がなされる構成の直流モータであって、前記給電ブラシは、正転方向にシフトさせて配置した正転用ブラシと、逆転方向に正転側と同量シフトさせて配置した逆転用ブラシとで構成され、正転駆動時には前記正転用ブラシによる給電、逆転駆動時には前記逆転用ブラシによる給電に切り替える切替手段を備えたことをその要旨とする。
この発明では、正転方向にシフトさせた正転用ブラシと、逆転方向に正転側と同量シフトさせた逆転用ブラシとで給電ブラシが構成され、切替手段により、正転駆動時には正転用ブラシによる給電、逆転駆動時には逆転用ブラシによる給電に切り替えられる。これにより、いずれの方向に回転させても整流時のコイル電流変化が改善されるため(図5及び実施形態参照)、このことが磁気変動や火花放電の低減に繋がり、モータの振動低減や給電ブラシの磨耗低減を図ることが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の直流モータにおいて、前記正転用ブラシ及び前記逆転用ブラシは、各方向の回転時において前記セグメントから離間する側に高抵抗部分が設けられていることをその要旨とする。
この発明では、正転用ブラシ及び逆転用ブラシは、各方向の回転時においてセグメントから離間する側に高抵抗部分が設けられることから、整流時のコイル電流変化がより改善され、より一層のモータの振動低減や給電ブラシの磨耗低減を図ることが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の直流モータにおいて、陽極側と陰極側とで対をなす前記給電ブラシが3組以上配置可能であり、前記正転用ブラシ及び前記逆転用ブラシは、対をなす陽極側と陰極側とがそれぞれ隣接して配置されるとともに、正転用と逆転用とが狭角度範囲側で互いに近接する方向にシフトして配置されていることをその要旨とする。
この発明では、給電ブラシが3組以上配置可能なモータにおいて、正転用ブラシ及び逆転用ブラシは、対をなす陽極側と陰極側とがそれぞれ隣接して配置され、正転用と逆転用とが狭角度範囲側で互いに近接する方向にシフトして配置される。これにより、給電ブラシがより集合した配置となるため、各ブラシまでの電源線の長さを短くすること等に貢献できる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の直流モータにおいて、前記正転用ブラシ及び前記逆転用ブラシは、1組ずつ用いられていることをその要旨とする。
この発明では、正転用ブラシ及び逆転用ブラシは1組ずつ用いられるため、部品数の極力少ない構成が可能となる。
この発明では、正転用ブラシ及び逆転用ブラシは1組ずつ用いられるため、部品数の極力少ない構成が可能となる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の直流モータにおいて、前記正転用ブラシ及び前記逆転用ブラシは、両者間のブラシシフト量の合計が前記セグメントの1個分に相当する角度範囲内に設定されていることをその要旨とする。
この発明では、正転用ブラシ及び逆転用ブラシは、両者間のブラシシフト量の合計がセグメントの1個分に相当する角度範囲内となるようにシフト量が設定され、整流時のコイル電流変化の改善が図られる。
本発明によれば、両回転で同等の回転特性を発揮しつつその回転特性をともに向上させることができる直流モータを提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態の直流モータを示す。本実施形態の直流モータは、両回転駆動するものであり、車両に搭載されるパワーウインド装置用の駆動源として使用される。有底円筒状のモータハウジング1の内周面には、6磁極を構成するマグネット2が固着されており、該ハウジング1の底部中央には軸受3aが固定されている。モータハウジング1の開口部は、電機子11を収容した後に略円板状のエンドフレーム4にて閉塞され、このエンドフレーム4の中央には前記軸受3aと対をなす軸受3bが固定されている。
図1は、本実施形態の直流モータを示す。本実施形態の直流モータは、両回転駆動するものであり、車両に搭載されるパワーウインド装置用の駆動源として使用される。有底円筒状のモータハウジング1の内周面には、6磁極を構成するマグネット2が固着されており、該ハウジング1の底部中央には軸受3aが固定されている。モータハウジング1の開口部は、電機子11を収容した後に略円板状のエンドフレーム4にて閉塞され、このエンドフレーム4の中央には前記軸受3aと対をなす軸受3bが固定されている。
エンドフレーム4におけるモータハウジング1側の面には、ブラシホルダ5が固定されている。ブラシホルダ5は、エンドフレーム4に固定される円板状の固定板5aと、該固定板5a上から軸方向に延びる四角筒状のブラシ保持部5bとが一体に形成されてなる。各ブラシ保持部5bは、固定板5aの中心の同一円周上において、周方向に所定間隔を有して4つ設けられている(図1では、2つを図示)。各ブラシ保持部5bの近傍には、それぞれ板ばね6が備えられている。各ブラシ保持部5bには、それぞれ略直方体状をなす給電ブラシ7a〜7dが収容され、各給電ブラシ7a〜7dは、後述の整流子21に押圧接触するように板ばね6により付勢され、整流子21の同一円周上を摺接する。
給電ブラシ7a〜7dは、図2に示すように、陽極側及び陰極側で一対の正転用ブラシ7a,7bと、一対の逆転用ブラシ7c,7dとで構成されている。
正転用ブラシ7a,7bは、その陽極側用に対して陰極側用が正転方向に60°間隔(隣接するマグネット2の磁極中心間の角度間隔に相当)を有して配置されている。この正転用ブラシ7a,7bは、本実施形態では図3(a)に示すように、それぞれ対応するマグネット2の磁極中心線から正転方向(CW方向)に所定角度(例えば4°)シフトした位置にそれぞれ配置されている。逆転用ブラシ7c,7dも同様に、その陽極側用に対して陰極側用が正転方向に60°間隔を有して配置されている。この逆転用ブラシ7c,7dは、本実施形態では図3(b)に示すように、それぞれ対応するマグネット2の磁極中心線から逆転方向(CCW方向)に正転側と同量(例えば4°)にシフトした位置にそれぞれ配置されている。また、正転用ブラシ7a,7b及び逆転用ブラシ7c,7dは、狭角度範囲側(120°範囲側)で同極同士が互いに近接する方向にシフトして配置され、逆転用ブラシ7c,7dが正転用ブラシ7a,7bに対して正転方向側に配置されている。これら正転用ブラシ7a,7b及び逆転用ブラシ7c,7dは、一方の半周領域に集合させて配置されている。
正転用ブラシ7a,7bは、その陽極側用に対して陰極側用が正転方向に60°間隔(隣接するマグネット2の磁極中心間の角度間隔に相当)を有して配置されている。この正転用ブラシ7a,7bは、本実施形態では図3(a)に示すように、それぞれ対応するマグネット2の磁極中心線から正転方向(CW方向)に所定角度(例えば4°)シフトした位置にそれぞれ配置されている。逆転用ブラシ7c,7dも同様に、その陽極側用に対して陰極側用が正転方向に60°間隔を有して配置されている。この逆転用ブラシ7c,7dは、本実施形態では図3(b)に示すように、それぞれ対応するマグネット2の磁極中心線から逆転方向(CCW方向)に正転側と同量(例えば4°)にシフトした位置にそれぞれ配置されている。また、正転用ブラシ7a,7b及び逆転用ブラシ7c,7dは、狭角度範囲側(120°範囲側)で同極同士が互いに近接する方向にシフトして配置され、逆転用ブラシ7c,7dが正転用ブラシ7a,7bに対して正転方向側に配置されている。これら正転用ブラシ7a,7b及び逆転用ブラシ7c,7dは、一方の半周領域に集合させて配置されている。
このような正転用ブラシ7a,7b及び逆転用ブラシ7c,7dは、図2に示すように、切替スイッチSWに電源線8を介して接続され、該切替スイッチSWを介して外部電源Eから駆動電源の供給を受ける。因みに、正転用ブラシ7a,7bと逆転用ブラシ7c,7dとは、挟角度範囲で互いに近接する方向にシフトして配置されることから、電源線8の長さを短くすることにも貢献している。そして、切替スイッチSWは、正転駆動時には正転用ブラシ7a,7bを介して電機子11に駆動電源を供給し、逆転駆動時には逆転用ブラシ7c,7dを介して電機子11に駆動電源を供給するように切り替えられるようになっている。この切替スイッチSWは直流モータに一体に備えられ、別体に備える構成とすることもできる。
図1に示すように、前記モータハウジング1及びエンドフレーム4にて囲まれた空間内には、電機子11が回転可能に収容されている。電機子11を構成する回転軸12は、一対の前記軸受3a,3bによって回転可能に支持され、該回転軸12の一部がエンドフレーム4から外部に突出している。回転軸12に固定されたコア13は、図1及び図2に示すように、等角度間隔で放射状に延びる8個のティース14a〜14hを有している。コア13には、装着されたインシュレータ15の上から各ティース14a〜14hに導線がそれぞれ集中巻きにて巻回され、8個のコイル16a〜16hが構成される。
前記回転軸12におけるコア13の前記ブラシホルダ5側には、整流子21が固定される。整流子21は、周方向に配置された24個のセグメント22の一部、及び同電位となるセグメント22同士を短絡するための短絡部材23の全部が絶縁樹脂材料よりなる保持部24に埋設されるように構成されている。24個のセグメント22は、軸方向から見た形状が略扇形状をなす互いに同形状をなし、軸直交平面となる露出した一面が前記各給電ブラシ7a〜7dの摺接する摺接面22aとなっている。図2に示すように、各セグメント22には、ティース14a〜14hの正面に配置された隣り合うセグメント22のそれぞれに対し(1個のセグメント22を空けた2個ずつのセグメント22に対し)、コイル16a〜16hの端末線16xのそれぞれが接続されている。また、各セグメント22は、短絡部材23により120°間隔を空けて配置されたセグメント22にそれぞれ接続され、これらのセグメント22同士が短絡される。
このように構成された本実施形態の直流モータでは、切替スイッチSWにより給電ブラシ7a〜7dが切り替えられ、正転駆動時には正転用ブラシ7a,7bが、逆転駆動時には逆転用ブラシ7c,7dがそれぞれ選択され、その選択されたブラシ7a〜7dにて電機子11に駆動電源の供給が行われる。この場合、正転用ブラシ7a,7b及び逆転用ブラシ7c,7dは、それぞれマグネット2の磁極中心線上の通常位置から所定角度(例えば4°)シフトされる、即ちシミュレーション等にて設定される磁気偏倚が小さくなる角度シフトされることから、図5(a)に示すように、いずれの方向に回転させても整流時のコイル電流が急激に変化する部分の落差A1が小さくなり、若干ながらも改善が見られる。
ここで、図5(c)に示す整流時のコイル電流変化は、給電ブラシ7a〜7dのシフトを行わない場合のものであり、整流時のコイル電流が急激に変化する部分の落差A0は大きい。因みに、この落差が大きい程、磁気変動が大きいことを意味しているため、回転時の振動増となり、またこの落差が大きい程、火花放電が生じ易いため、ブラシの磨耗も増大する。これに対し本実施形態では、整流時のコイル電流が急激に変化する部分の落差A1が小さいことから、磁気変動によるモータの振動が低減されるとともに、火花放電による給電ブラシ7a〜7dの磨耗が低減されている。
尚、ブラシシフト量は、正転用ブラシ7a,7b及び逆転用ブラシ7c,7dの個々で例えば4°とし、両者間の合計で8°としているが、両者間でセグメント22の1個分の角度、本実施形態ではセグメント数が24個であるため15°未満のブラシシフトで磁気偏倚の改善がみられた。従って、ブラシシフト量は、正転用と逆転用との両者間の合計がセグメント22の1個分の角度範囲内で適宜変更可能である。
更に、図4に示すように、給電ブラシ7a〜7dを、高抵抗材料よりなる高抵抗部分7xを有する2層構造とし、正転用ブラシ7a,7bでは正転方向後側(逆転方向側)に、逆転用ブラシ7c,7dでは逆転方向後側(正転方向側)にそれぞれ設けられている。つまり、各方向の回転時においてそれぞれ高抵抗部分7xにてセグメント22から離間することから、図5(b)に示すように、いずれの方向に回転させても整流時のコイル電流が急激に変化する部分の落差A2がより小さく抑えられる。つまり、このような2層構造の給電ブラシ7a〜7dを用いる態様は、モータの振動や給電ブラシ7a〜7dの磨耗がより一層低減される好ましい態様である。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)本実施形態では、正転方向に所定角度(例えば4°)シフトさせた正転用ブラシ7a,7bと、逆転方向に正転側と同量シフトさせた逆転用ブラシ7c,7dとを有し、切替スイッチSWにより、正転駆動時には正転用ブラシ7a,7bによる給電、逆転駆動時には逆転用ブラシ7c,7dによる給電に切り替える構成とした。この場合の両者間のブラシシフト量の合計は、セグメント22の1個分に相当する角度範囲内(15°未満)となるように設定されている。このような構成としたことにより、いずれの方向に回転させても整流時のコイル電流変化が図5(a)に示すように図5(b)のシフトなしと比べて改善されるため、このことが磁気変動や火花放電の低減に繋がり、モータの振動低減や給電ブラシの磨耗低減を図ることができる。従って、両回転で同等の回転特性を発揮しつつその回転特性をともに向上させることができる。
(1)本実施形態では、正転方向に所定角度(例えば4°)シフトさせた正転用ブラシ7a,7bと、逆転方向に正転側と同量シフトさせた逆転用ブラシ7c,7dとを有し、切替スイッチSWにより、正転駆動時には正転用ブラシ7a,7bによる給電、逆転駆動時には逆転用ブラシ7c,7dによる給電に切り替える構成とした。この場合の両者間のブラシシフト量の合計は、セグメント22の1個分に相当する角度範囲内(15°未満)となるように設定されている。このような構成としたことにより、いずれの方向に回転させても整流時のコイル電流変化が図5(a)に示すように図5(b)のシフトなしと比べて改善されるため、このことが磁気変動や火花放電の低減に繋がり、モータの振動低減や給電ブラシの磨耗低減を図ることができる。従って、両回転で同等の回転特性を発揮しつつその回転特性をともに向上させることができる。
(2)給電ブラシが3組配置可能な本実施形態のモータにおいて、正転用ブラシ7a,7b及び逆転用ブラシ7c,7dは、対をなす陽極側と陰極側とがそれぞれ隣接して配置され、正転用と逆転用とが狭角度範囲側で互いに近接する方向にシフトして配置されている。これにより、給電ブラシ7a〜7dがより集合した配置となるため、各ブラシ7a〜7dまでの電源線8の長さを短くすること等に貢献することができる。
(3)給電ブラシが3組配置可能な本実施形態のモータにおいて、正転用ブラシ7a,7b及び逆転用ブラシ7c,7dを1組ずつの構成としたため、部品数の極力少ない構成とすることができる。
(4)図4のように正転用ブラシ7a,7b及び逆転用ブラシ7c,7dに対し、各方向の回転時においてセグメント22から離間する側に高抵抗部分7xを設けることで、整流時のコイル電流変化を図5(b)に示すようにより改善でき、より一層のモータの振動低減や給電ブラシの磨耗低減を図ることが可能である。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、マグネット2側の磁極数を「6」、電機子11側の磁極数(コイル数)を「8」、整流子21のセグメント数を「24」、給電ブラシ7a〜7dの個数を2組で「4」のモータに実施したが、4個(2組)以上の給電ブラシが配置可能なモータであれば、それらの数を適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、マグネット2側の磁極数を「6」、電機子11側の磁極数(コイル数)を「8」、整流子21のセグメント数を「24」、給電ブラシ7a〜7dの個数を2組で「4」のモータに実施したが、4個(2組)以上の給電ブラシが配置可能なモータであれば、それらの数を適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、正転用ブラシ7a,7bと逆転用ブラシ7c,7dとが狭角度範囲側で互いに近接する方向にシフトして配置されているが、例えば正転用ブラシ7a,7bと逆転用ブラシ7c,7dとを入れ替える等して、狭角度範囲側で互いに離間する方向にシフトした配置としてもよい。また、正転用ブラシ7a,7b及び逆転用ブラシ7c,7dでそれら陽極側と陰極側とを隣接させたが、例えば正転用と逆転用とで交互に配置させてもよい。また、1組分の空いている場所を使用し、正転用ブラシ7a,7b及び逆転用ブラシ7c,7dを周方向に分散して配置させてもよい。
・上記実施形態では、軸直交平面の摺接面22aを有する平面型の整流子21を用いたモータに実施したが、外周面にセグメントを並設した円筒状の整流子を用いたモータに実施してもよい。
・上記実施形態では、車載のパワーウインド装置用のモータに実施したが、パワーウインド装置以外の車載の装置又は車載以外の装置の両回転駆動モータに実施してもよい。
7a,7b…正転用ブラシ(給電ブラシ)、7c,7d…逆転用ブラシ(給電ブラシ)、7x…高抵抗部分、11…電機子、21…整流子、22…セグメント、SW…切替手段としての切替スイッチ。
Claims (5)
- 複数個のセグメントが周方向に並設された整流子に給電ブラシを押圧接触させ、その給電ブラシ及び整流子にて電機子に回転駆動のための電源供給がなされる構成の直流モータであって、
前記給電ブラシは、正転方向にシフトさせて配置した正転用ブラシと、逆転方向に正転側と同量シフトさせて配置した逆転用ブラシとで構成され、
正転駆動時には前記正転用ブラシによる給電、逆転駆動時には前記逆転用ブラシによる給電に切り替える切替手段を備えたことを特徴とする直流モータ。 - 請求項1に記載の直流モータにおいて、
前記正転用ブラシ及び前記逆転用ブラシは、各方向の回転時において前記セグメントから離間する側に高抵抗部分が設けられていることを特徴とする直流モータ。 - 請求項1又は2に記載の直流モータにおいて、
陽極側と陰極側とで対をなす前記給電ブラシが3組以上配置可能であり、
前記正転用ブラシ及び前記逆転用ブラシは、対をなす陽極側と陰極側とがそれぞれ隣接して配置されるとともに、正転用と逆転用とが狭角度範囲側で互いに近接する方向にシフトして配置されていることを特徴とする直流モータ。 - 請求項3に記載の直流モータにおいて、
前記正転用ブラシ及び前記逆転用ブラシは、1組ずつ用いられていることを特徴とする直流モータ。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の直流モータにおいて、
前記正転用ブラシ及び前記逆転用ブラシは、両者間のブラシシフト量の合計が前記セグメントの1個分に相当する角度範囲内に設定されていることを特徴とする直流モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007249883A JP2009081957A (ja) | 2007-09-26 | 2007-09-26 | 直流モータ |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009081957A true JP2009081957A (ja) | 2009-04-16 |
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ID=40656303
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2009081957A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018125980A (ja) * | 2017-02-01 | 2018-08-09 | 株式会社デンソー | モータ |
-
2007
- 2007-09-26 JP JP2007249883A patent/JP2009081957A/ja active Pending
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