JP2009081550A - 赤外線リモートコントロール装置および赤外線リモートコントロール方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】利用者が家電機器付属のリモコンを通常操作するだけで当該リモコンのコードを学習してゆく使い勝手のよい自動学習リモコン装置を提供する。
【解決手段】自動学習リモコン装置2のコントローラ29は、受光ユニット21,23により赤外線信号が受光されたときに、低精度信号処理回路22および高精度信号処理ユニット24により生成された信号コード識別データおよび送信コードのデータがデータベース25に記憶されているか否かを確認し、これらのデータのうちのいずれか一つのデータがデータベース25に未記憶の場合、ユーザにこれらのデータの操作情報を問い合わせ、受付ユニット27により受け付けられた操作情報を、生成された信号コード識別データおよび/または送信コードのデータと対応付けてデータベース25に登録する。
【選択図】図1
【解決手段】自動学習リモコン装置2のコントローラ29は、受光ユニット21,23により赤外線信号が受光されたときに、低精度信号処理回路22および高精度信号処理ユニット24により生成された信号コード識別データおよび送信コードのデータがデータベース25に記憶されているか否かを確認し、これらのデータのうちのいずれか一つのデータがデータベース25に未記憶の場合、ユーザにこれらのデータの操作情報を問い合わせ、受付ユニット27により受け付けられた操作情報を、生成された信号コード識別データおよび/または送信コードのデータと対応付けてデータベース25に登録する。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えばテレビジョンやレコーダなどの家庭電化製品(以下「家電機器」と称す)および扇風機などの電気機器を遠隔操作するための赤外線リモートコントロール装置および赤外線リモートコントロール方法に関する。
近年、家電機器の多様化・情報化に伴い、テレビジョン・ビデオテープレコーダ・DVDプレイヤー・ハードディスクレコーダなどを初めとするAV機器や、照明・エアーコンディショナー・扇風機などの住宅設備機器・空調機器などのような多くの電気機器には、遠隔から操作できるように赤外線を使ったリモートコントローラ(以下「リモコン装置」と称す)が付属されている。
また、電気機器およびリモコンの機能の多様化に伴い、リモコン装置の操作ボタンが増え、操作手順も複雑になってきている。
ユーザは、電気機器毎にリモコン装置を一つ一つ持ち、それぞれの操作ボタンの意味を理解していなければ、家電機器を思うように操作できない。
このような問題を解決する技術として、異なる複数のリモコン装置の機能を一つのリモコン装置で操作できるように、予め各製造メーカ及び家電機器を分類し、それぞれのリモコン装置の送信コードのデータをROMに記憶しており、ユーザが最初に使用する機器の製造メーカを選択することで、一つのリモコン装置から複数の家電機器を操作可能にする技術(一般にマルチリモコンなどと呼ばれる)が知られている。
また、複数の家電製品を統括して遠隔操作する汎用のリモコン装置として学習リモコンがある。この学習リモコンは、上述したような製造メーカが分類されている他に、設定しようとする家電機器付属のリモコン装置のコード信号の体系が予め自身のメモリに記憶されていない場合に、家電機器付属のリモコン装置の送光部を、自身の受光部に当接して家電機器付属のリモコン装置のキーを順次操作してゆくことにより、受光部で受信された赤外線信号のコードをメモリに新規登録する機能、つまり学習機能を有している。
また、機器の選択を容易にする従来の技術としては、決められたコード体系の操作ボタン(例えば電源ボタンなど)を押下すると、そのとき発信される赤外信号で家電機器を判別する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2005−318098公報
しかしながら、上記マルチリモコンの場合、設定しようとする側のリモコン装置のメモリに予め複数のリモコンのコード信号の体系を記憶しておく必要があり、メモリに記憶されていないコード信号の体系のリモコンには対応できない。
また、上記学習リモコンの場合、各々のリモコンの送光部と受光部とを当接させてキーを1つ1つ操作しなければならず、設定登録のために多くの手間がかかるだけでなく、操作が非常に煩雑であった。
加えて、マルチリモコンおよび学習リモコンのいずれも、設定登録しようとするリモコン装置の側で事前に設定登録の手順を行っておく必要があり、また設定登録後にも動作確認を行なう必要があり、ユーザが行わなければならない操作が多く非常に煩わしいものであった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、利用者が学習元の赤外線リモートコントロール装置を通常操作するだけで当該赤外線リモートコントロール装置のコードを学習してゆく使い勝手のよい赤外線リモートコントロール装置および赤外線リモートコントロール方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明の赤外線リモートコントロール装置は、学習元のリモートコントロール装置の操作ボタンがユーザにより操作されることで発光される電気機器遠隔操作用の赤外線信号を受光する受光ユニットと、前記受光ユニットにより受光された赤外線信号から、前記リモートコントロール装置の信号コードを識別可能な信号コード識別データを生成する第1信号処理ユニットと、前記受光ユニットにより受光された赤外線信号から、受光された前記赤外線信号を送信可能な送信コードのデータを生成する第2信号処理ユニットと、前記信号コード識別データと、前記送信コードのデータと、前記操作ボタンの操作内容を示す操作情報とを対応付けて記憶可能な記憶ユニットと、前記受光ユニットにより前記赤外線信号が受光されたときに、前記第1信号処理ユニットおよび前記第2信号処理ユニットにより生成されたデータが前記記憶ユニットに記憶されているか否かを確認する確認ユニットと、前記信号コード識別データおよび前記送信コードのデータのうちのいずれか一つのデータが前記記憶ユニットに記憶されていない場合、前記操作情報の入力を促すための報知を行う問い合わせユニットと、前記問い合わせユニットからの報知により、ユーザから入力された前記操作情報を受け付ける受付ユニットと、前記受付ユニットにより受け付けられた前記操作情報を、予め前記記憶ユニットに記憶されていた、または前記各ユニットにより生成された、前記信号コード識別データおよび/または前記送信コードのデータと対応付けて前記記憶ユニットに登録する登録ユニットと、電気機器を遠隔操作するための入力情報を入力可能な入力ユニットと、前記入力ユニットに前記入力情報が入力されたときに、前記入力情報に対応して前記記憶ユニットに前記送信コードのデータが登録されていた場合、前記送信コードのデータを読み出して赤外線信号を発光する発光ユニットとを具備することを特徴とする。
本発明の赤外線リモートコントロール方法は、受光ユニット、第1信号処理ユニット、第2信号処理ユニット、記憶ユニット、確認ユニット、問い合わせユニット、受付ユニット、入力ユニット、発光ユニットを備えた赤外線リモートコントロール装置が、学習元のリモートコントロール装置の送信コードを学習する赤外線リモートコントロール方法であって、学習元のリモートコントロール装置の操作ボタンがユーザにより操作されることで発光される電気機器制御用の赤外線信号を前記受光ユニットが受光するステップと、前記受光ユニットにより受光された赤外線信号から、前記リモートコントロール装置の信号コードを識別可能な信号コード識別データを前記第1信号処理ユニットが生成するステップと、前記受光ユニットにより受光された赤外線信号から、受光された前記赤外線信号を送信可能な送信コードのデータを前記第2信号処理ユニットが生成するステップと、前記受光ユニットにより前記赤外線信号が受光されたときに、前記第1信号処理ユニットおよび前記第2信号処理ユニットにより生成されたデータが前記記憶ユニットに記憶されているか否かを確認ユニットが確認するステップと、前記信号コード識別データおよび前記送信コードのデータのうちのいずれか一つのデータが前記記憶ユニットに記憶されていない場合、問い合わせユニットが、前記操作ボタンの操作内容を示す操作情報の入力を促すための報知を行うステップと、前記問い合わせユニットからの報知により、ユーザから前記受付ユニットに入力された前記操作情報を受け付けるステップと、前記受付ユニットにより受け付けられた前記操作情報を、前記登録ユニットが、予め前記記憶ユニットに記憶されていた、または前記各ユニットにより生成された、前記信号コード識別データおよび/または前記送信コードのデータと対応付けて前記記憶ユニットに登録するステップと、電気機器を遠隔操作するための入力ユニットから入力情報が入力されたときに、前記入力情報に対応して前記記憶ユニットに前記送信コードのデータが登録されていた場合、前記発光ユニットが、前記送信コードのデータを赤外線信号にして発光するステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、利用者が学習元の赤外線リモートコントロール装置を通常操作するだけで当該赤外線リモートコントロール装置のコードを学習してゆく使い勝手のよい赤外線リモートコントロール装置および赤外線リモートコントロール方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施形態に係る赤外線コントロールシステムの概要構成を示すブロック図、図2は赤外線コントロールシステムの自動学習リモコン装置の構成を示す図である。
図1に示すように、この赤外線コントロールシステムは、家電製品または電気機器としてのテレビジョン3と、テレビジョン3に付属されたテレビジョン専用の第1赤外線リモートコントロール装置1(以下「付属リモコン1」と称す)、この付属リモコン1の赤外線コードを自動的に学習する第2赤外線リモートコントロール装置2(以下「自動学習リモコン装置2」と称す)とを有している。
テレビジョン3には、赤外線受光部3aが設けられている。赤外線受光部3aは、それぞれのリモコン1,2からの赤外線信号を受光してテレビジョン3内のコントローラ(図示せず)に送り、テレビジョン3の機能を動作させる。
図2に示すように、自動学習リモコン装置2は、第1受光ユニットとしての広範囲受光ユニット21、第1信号処理ユニットとしての低精度信号処理回路22、第2受光ユニットとしての近距離受光ユニット23、第2信号処理ユニットとしての高精度信号処理回路24、データベース25、問い合わせユニット26、受付ユニット27、発光ユニット28、コントローラ29を有している。
広範囲受光ユニット21は、例えばVISHAY社製のTSOP1838SS3V等のフォトモジュールが使用される。フォトモジュール内には、フォトダイオード、AGC回路、バンドパスフィルタ、モジュレータなどが内蔵されており、遠距離から送信される赤外信号を広い範囲で受光し、信号コードの識別のみ可能な低精度信号(図4(b)参照)を生成する。
低精度信号処理回路22は、広範囲受光ユニット21より生成された低精度信号から「0」または「1」の論理値をとるデジタル信号列を生成する。
近距離受光ユニット23は、例えば東芝製TPS703などのフォトダイオードが使用される。近距離受光ユニット23は、送信元から送信された赤外線信号を近距離で受光し、受光した赤外線信号から、送信可能な高精度信号(図4(a)参照)を生成する。
高精度信号処理回路24は、近距離受光ユニット23より生成された高精度信号から「0」または「1」の論理値をとるデジタル信号列を生成する。
データベース25は、フラッシュメモリなどの読み出しおよび書き込み自在な不揮発性メモリなどで構成されている。データベース25には、予め各家電機器それぞれの付属リモコン1の操作ボタンと送信コードのデータとが対応して各製造メーカ毎を分類されて登録されている。
一例としては、図3に示すように、データベース25には、信号意味、低精度信号のデジタルデータおよび高精度信号のデジタルが対応して登録されている。信号意味としては、ユーザ(利用者)が理解可能な言葉やボタン名などのデータ(テキストデータ等)が登録される。低精度信号は、広い範囲から受光された信号のため信号コードの識別に利用可能な信号であり、送信は不可である。高精度信号は、受信される赤外線信号と同等の高精度の信号のため送信可能である。
このようにデータベース25には、予め送信コードのデータが登録されている他、空き領域(追記領域)が設けられており、新たな未知の送信コードのデータが随時登録可能である。
すなわち、データベース25には、低精度信号処理回路22で得られた低精度信号のコードのデジタルデータ(信号コード識別データ)と高精度信号処理回路24で得られた高精度信号のデジタルデータ(送信コードのデータ)と、受付ユニット27で受け付けられた音声の認識結果の意味情報(テキストデータ)とが対応付けて登録される。
問い合わせユニット26は、外部から受信された信号コードの意味が不明な場合に、予め設定された音声メッセージまたはビープ音などを発生して、不明なコードの意味をユーザに問い合わせる。
受付ユニット27は、テレビジョン3に限らず、家電機器を操作するための各種操作ボタン(入力手段)、マイク及び音声認識回路などにより構成されている。受付ユニット27は、問い合わせユニット26から音声メッセージが発せられてから、所定時間以内にマイクで集音されたユーザの音声を認識して得られた音声のテキストデータをコントローラ29へ送る。受付ユニット27は、上記マイクを含む構成以外に、キーボードなどを設けていてもよい。操作ボタンは、電気機器を遠隔操作するための入力情報を入力可能な入力ユニットとして機能する。
発光ユニット28は、コントローラ29により制御されて赤外線信号を発信(発光)する。操作ボタンが操作、もしくはユーザの音声指示が入力されたときに、その操作情報に対応してデータベース25に登録されていた送信コードのデータをコントローラ29が読み出して発光ユニット28から赤外線信号を発光する。
コントローラ29は、各信号処理回路から赤外線信号のデジタルデータが入力された際に、データベース25を参照して該当コードの有無の判定及び該当コードを特定する。
コントローラ29は、各信号処理回路22,24により生成されたデータがデータベース25に記憶されているか否かを確認する確認ユニットとして機能する。
またコントローラ29は、生成された信号コード識別データおよび送信コードのデータのうちのいずれか一つのデータがデータベース25に記憶されていない場合、操作情報の入力を促すための報知を問い合わせユニット26に行わせる。
コントローラ29は、問い合わせユニット26からの報知により、利用者から受付ユニット27に入力された操作情報、予めデータベース25に記憶されていた、または各処理回路により新たに生成された、信号コード識別データおよび/または送信コードのデータと対応付けてデータベース25に登録する。
コントローラ29は、各信号処理回路22,24により生成されたデジタルデータに対するコードデータ(送信コード識別データまたは送信コードのデータ)がデータベース25に存在しない場合、問い合わせユニット26を制御して問い合わせメッセージまたはビープ音などを発生させる。
コントローラ29は、データベース25を参照した結果、該当コードデータが存在した場合、該当コードデータに対する赤外線信号を発光ユニット28から送信(発光)させる。
コントローラ29は、データベース25に信号コードの意味が登録されてなければ、問い合わせユニット26により信号コードの意味を問い合わせ、受付ユニット27により信号コードの意味が受け付けられた場合、その信号コードの意味と低精度信号のコードデータとを対応させてデータベース25に登録する。
コントローラ29は、低精度信号処理回路22で低精度信号のデジタルデータが生成され、高精度信号処理回路24で高精度信号のデジタルデータが生成された場合、互いを対応付けてデータベース25に登録する。登録後、受付ユニット27により信号の意味が受け付けられた場合、コントローラ29は、それをデータベース25の該当レコードに登録する。
信号の意味を登録後、その信号の意味に対応する高精度信号のデジタルデータが登録されていた場合、コントローラ29は、そのデジタルデータを発光ユニット28へ送り、発光ユニット28から送信コードとして発信し、機器の操作を可能とする。
ここで、低精度信号処理回路22と高精度信号処理回路24について説明する。
付属リモコン1は、38KHzのキャリア波に乗せて「家電協フォーマット」または「NECフォーマット」などと呼ばれるフォーマットで赤外線信号を送信する。
付属リモコン1は、38KHzのキャリア波に乗せて「家電協フォーマット」または「NECフォーマット」などと呼ばれるフォーマットで赤外線信号を送信する。
自動学習リモコン装置2の高精度信号処理回路24は、受信された赤外線信号をバンドパスフィルタを通さずに受信し、もしくはバンドパスフィルタを通して受信した後に検出したキャリア波に応じて再度、変調して、図4(a)に示すよう送信された赤外線信号とほぼ同じ波形の高精度信号を生成する。
一方、自動学習リモコン装置2の低精度信号処理回路22は、受信された赤外線信号をバンドパスフィルタを通して、図4(b)に示すような低精度信号を生成する。
そして、低精度信号処理回路22は、38KHzのキャリア波のON/OFFの周期を検出して、図4(C)に示すように、「0」または「1」の論理値のデジタルデータとしてコントローラ29へ出力する。
このときのON/OFFのパターン、Duty比などは、各社各機器により異なる。このため、付属リモコン1の送光部と自動学習リモコン装置2の近距離受光ユニット23との距離が離れてしまうと、高精度信号は正確には得られない。そこで、本システムでは、近距離受光ユニット23の他に広範囲受光ユニット21と問い合わせユニット26を備え、それぞれの受光ユニットで信号が受信されたときの状態に応じて、信号の意味や送信コードを学習する。
以下、図5、図6を参照してこの赤外線コントロールシステムの動作を説明する。
ここでは、多チャンネル時代のテレビ放映を想定して、テレビジョン3のチャンネルを進める機器操作(チャネルアップボタンの操作)を行った場合について説明する。
ここでは、多チャンネル時代のテレビ放映を想定して、テレビジョン3のチャンネルを進める機器操作(チャネルアップボタンの操作)を行った場合について説明する。
この赤外線コントロールシステムの場合、付属リモコン1の操作で発信(発光)される赤外線信号(リモコン信号)のコードを学習するとき(学習時)と、学習後のリモコン信号に基づき、テレビジョン3を操作するとき(操作時)に動作が分けられる。
まず、図5を参照して学習時の動作を説明する。
学習時には、付属リモコン1と操作対象機器であるテレビジョン3との間に自動学習リモコン装置2を配置し、ユーザは、付属リモコン1をテレビジョン3の方向に向けて操作する。
学習時には、付属リモコン1と操作対象機器であるテレビジョン3との間に自動学習リモコン装置2を配置し、ユーザは、付属リモコン1をテレビジョン3の方向に向けて操作する。
この際に、付属リモコン1のボタン操作によって発信された赤外線信号が自動学習リモコン装置2の広範囲受光ユニット21により受光されて、低精度信号処理回路22で低精度信号が得られると(ステップS101のYes)、コントローラ29は、高精度信号処理回路24で高精度信号が得られたか否かを判定する(ステップS102)。
この判定の結果、高精度信号処理回路24で高精度信号が得られていない場合(ステップS102のNo)、コントローラ29は、データベース25を参照して、得られた低精度信号の意味がデータベース25に登録されているか否かを判定する(ステップS103)。低精度信号の意味は、ここでは機器操作の内容、一般の学習リモコンではリモコンのボタン名に相当する。
この判定の結果、低精度信号の意味がデータベース25に登録されていない場合(ステップS103のNo)、コントローラ29は、問い合わせユニット26を制御してその低精度信号の意味をユーザに問い合わせる(ステップS104)。
問い合わせるメッセージは、例えば受付ユニット27に設けられている操作ボタンのうち、「該当ボタンを押してください”」などといった音声メッセージでもよく、音声合成処理により“今、何をしたの”等というように、ユーザに対して声で応答を求める旨の問い合わせであってもよい。
この問い合わせに対する応答内容として、例えば「チャンネルアップボタン」とユーザが返事をして、受付ユニット27によりその応答内容が受け付けられた場合(ステップS105のYes)、受付ユニット27は、受け付けた音声を音声認識処理によりテキストデータに変換して、コントローラ29に渡す。
コントローラ29は、受付ユニット27から受け取った信号の意味を示すテキストデータ「チャンネルアップボタン」と、低精度信号処理回路22から入力された低精度信号のデジタルデータとを対応付けてデータベース25に登録する(ステップS106)。
一方、別の機会に、低精度信号処理回路22と高精度信号処理回路24とで低精度信号と高精度信号が共に得られた場合(ステップS102のYes)、コントローラ29は、データベース25を参照して、低精度信号または高精度信号に対応する信号の意味が登録されているか否かを判定する(ステップS107)。
この判定の結果、データベース25に信号の意味が登録されている場合(ステップS107のYes)、コントローラ29は、その信号の意味に、得られた低精度信号のデジタルデータおよび高精度信号のデジタルデータを対応させてデータベース25に登録する(ステップS106)。
この際、低精度信号に対応する信号の意味が登録されてない場合には(ステップS107のNo)、コントローラ29は、問い合わせユニット26を制御してユーザに対して信号の意味を問い合わせ(ステップS104)、受付ユニット27により受け付けられた音声を変換したテキストデータと低精度信号および高精度信号のデジタルデータとを対応させてデータベース25に登録する(ステップS106)。
これにより、家電機器が付属リモコン1によって操作されるたびに該当リモコンコードとその意味がデータベース25に学習(登録)されるようになる。
次に、図6を参照して操作時の動作を説明する。
操作時に、信号の意味が受付ユニット27によって受け付けられたときに(ステップS201のYes)、コントローラ29は、その信号の意味を検索キーとしてデータベース25に照合する(ステップS202)。
操作時に、信号の意味が受付ユニット27によって受け付けられたときに(ステップS201のYes)、コントローラ29は、その信号の意味を検索キーとしてデータベース25に照合する(ステップS202)。
この照合の結果、信号の意味がデータベース25に登録されている場合、信号の意味に対応して該当する高精度信号のデジタルデータが登録されているか否かを判定する(ステップS203)。
この判定の結果、データベース25に該当高精度信号のデジタルデータ(送信コードのデータ)が登録されていた場合、コントローラ29は、その高精度信号のデジタルデータ(送信コードのデータ)をデータベース25から読み出して、発光ユニット28より赤外線信号を送信してテレビジョン3の操作(ステップS204)、つまり動作制御する。
このようにこの実施形態の赤外線コントロールシステムによれば、広範囲受光ユニット21により赤外線信号が受光されたときに、低精度信号処理回路22により生成された信号コード識別データがデータベース25に記憶されているか否かを確認し、データがデータベース25に未記憶の場合、ユーザに該当データの操作情報を問い合わせ、受付ユニット27により受け付けられた操作情報を、生成された信号コード識別データと対応付けてデータベース25に登録しておき、次の機会に、近距離受光ユニット23を通じて高精度信号が得られた場合にそれをデータベース25の該当する信号コード識別データまたは操作情報に対応して登録する。
すなわち、ユーザが付属リモコン1を通常操作し自動学習リモコン2に低精度信号が受信されるたびに少なくとも2つのデータ(低精度信号とその操作情報と)を対応させてデータベース25に登録しておき、別途、自動学習リモコン2に高精度信号が得られた場合にその高精度信号とデータベース25の該当データとを対応させて登録することでリモコン信号を自動的に学習するので、ユーザは手間なく自動学習リモコン装置2に学習させることができる。
これにより、利用者が付属リモコン1を通常操作するだけで当該リモコン1のコードを学習してゆく使い勝手のよい自動学習リモコン装置2を提供することができる。
なお、本願発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形してもよい。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより、種々の発明を構成できる。
例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば上記実施形態では、広範囲受光ユニット21と近距離受光ユニット23を別のユニットにしたが、図7に示すように、これらを一つの受光ユニット31にしてもよい。この場合、受光ユニット31は、高精度信号および低精度信号などのいずれの赤外線信号も受信できるものである。
この場合、高精度信号処理回路24に、信号判定回路24aを設け、受光ユニット31で受光された赤外線信号の種類(高精度信号か低精度信号か)を信号判定回路24aで判定して、入力された高精度信号をこの高精度信号処理回路24で処理するようにする。
また、既存の家電製品のリモコン信号のコードとその操作情報とを予めデータベース25に登録しておくことで、赤外線の送信コードのうちの一部のコードしか得られなかった場合に、送信された赤外線のコードの候補をデータベース25から抽出し、抽出された中からユーザが選択したコードを送信するようにしてもよい。
1…第1赤外線リモートコントロール装置(付属リモコン)、2…第2赤外線リモートコントロール装置(自動学習リモコン装置)、3a…赤外線受光部、21…広範囲受光ユニット、22…低精度信号処理ユニット、23…近距離受光ユニット、24…高精度信号処理回路、25…データベース、26…問い合わせユニット、27…受付ユニット、29…コントローラ、31…受光ユニット。
Claims (4)
- 学習元のリモートコントロール装置の操作ボタンがユーザにより操作されることで発光される電気機器遠隔操作用の赤外線信号を受光する受光ユニットと、
前記受光ユニットにより受光された赤外線信号から、前記リモートコントロール装置の信号コードを識別可能な信号コード識別データを生成する第1信号処理ユニットと、
前記受光ユニットにより受光された赤外線信号から、受光された前記赤外線信号を送信可能な送信コードのデータを生成する第2信号処理ユニットと、
前記信号コード識別データと、前記送信コードのデータと、前記操作ボタンの操作内容を示す操作情報とを対応付けて記憶可能な記憶ユニットと、
前記受光ユニットにより前記赤外線信号が受光されたときに、前記第1信号処理ユニットおよび前記第2信号処理ユニットにより生成されたデータが前記記憶ユニットに記憶されているか否かを確認する確認ユニットと、
前記信号コード識別データおよび前記送信コードのデータのうちのいずれか一つのデータが前記記憶ユニットに記憶されていない場合、前記操作情報の入力を促すための報知を行う問い合わせユニットと、
前記問い合わせユニットからの報知により、ユーザから入力された前記操作情報を受け付ける受付ユニットと、
前記受付ユニットにより受け付けられた前記操作情報を、予め前記記憶ユニットに記憶されていた、または前記各ユニットにより生成された、前記信号コード識別データおよび/または前記送信コードのデータと対応付けて前記記憶ユニットに登録する登録ユニットと、
電気機器を遠隔操作するための入力情報を入力可能な入力ユニットと、
前記入力ユニットに前記入力情報が入力されたときに、前記入力情報に対応して前記記憶ユニットに前記送信コードのデータが登録されていた場合、前記送信コードのデータを読み出して赤外線信号を発光する発光ユニットと
を具備することを特徴とする赤外線リモートコントロール装置。 - 前記問い合わせユニットは、
前記操作情報を問い合わせるために音声メッセージを発生することを特徴とする請求項1記載の赤外線リモートコントロール装置。 - 前記受付ユニットは、
問い合わせに対してユーザが応答した音声を集音するマイクと、
前記マイクにより集音されたユーザの音声を認識し前記操作情報を生成する音声認識手段と
を具備することを特徴とする請求項1記載の赤外線リモートコントロール装置。 - 受光ユニット、第1信号処理ユニット、第2信号処理ユニット、記憶ユニット、確認ユニット、問い合わせユニット、受付ユニット、入力ユニット、発光ユニットを備えた赤外線リモートコントロール装置が、学習元のリモートコントロール装置の送信コードを学習する赤外線リモートコントロール方法であって、
学習元のリモートコントロール装置の操作ボタンがユーザにより操作されることで発光される電気機器制御用の赤外線信号を前記受光ユニットが受光するステップと、
前記受光ユニットにより受光された赤外線信号から、前記リモートコントロール装置の信号コードを識別可能な信号コード識別データを前記第1信号処理ユニットが生成するステップと、
前記受光ユニットにより受光された赤外線信号から、受光された前記赤外線信号を送信可能な送信コードのデータを前記第2信号処理ユニットが生成するステップと、
前記受光ユニットにより前記赤外線信号が受光されたときに、前記第1信号処理ユニットおよび前記第2信号処理ユニットにより生成されたデータが前記記憶ユニットに記憶されているか否かを確認ユニットが確認するステップと、
前記信号コード識別データおよび前記送信コードのデータのうちのいずれか一つのデータが前記記憶ユニットに記憶されていない場合、問い合わせユニットが、前記操作ボタンの操作内容を示す操作情報の入力を促すための報知を行うステップと、
前記問い合わせユニットからの報知により、ユーザから前記受付ユニットに入力された前記操作情報を受け付けるステップと、
前記受付ユニットにより受け付けられた前記操作情報を、前記登録ユニットが、予め前記記憶ユニットに記憶されていた、または前記各ユニットにより生成された、前記信号コード識別データおよび/または前記送信コードのデータと対応付けて前記記憶ユニットに登録するステップと、
電気機器を遠隔操作するための入力ユニットから入力情報が入力されたときに、前記入力情報に対応して前記記憶ユニットに前記送信コードのデータが登録されていた場合、前記発光ユニットが、前記送信コードのデータを赤外線信号にして発光するステップと
を有することを特徴とする赤外線リモートコントロール方法。
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2007
- 2007-09-25 JP JP2007247744A patent/JP2009081550A/ja not_active Withdrawn
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