JP2007228520A - リモートコントロール装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】リモコンにおける各種の操作を行うに際し、リモコンから案内音声を出力することで各種設定や操作を簡便且つ観念的に行う。
【解決手段】
異なる機種に関する複数の制御コマンド群を記憶し、この複数の制御コマンド群の中から特定機種に対応する制御コマンド群を各指示キーの制御コマンドとして設定可能とするリモートコントロール装置において、ユーザからの音声による指示を認識し、この認識の結果、当該指示に対応する音声案内データに基づいて制御コマンドの設定に関する案内音声を出力する。その後、案内音声に応答して入力される音声指示に基づいて、設定する制御コマンドを前記複数の制御コマンド群の中から抽出し、この抽出された制御コマンドを前記各指示キーの制御コマンドとして設定を行う。また、マクロ設定がなされた指示キーが操作されると、マクロを構成する各制御コマンドの内容を音声で案内する。
【選択図】図6
【解決手段】
異なる機種に関する複数の制御コマンド群を記憶し、この複数の制御コマンド群の中から特定機種に対応する制御コマンド群を各指示キーの制御コマンドとして設定可能とするリモートコントロール装置において、ユーザからの音声による指示を認識し、この認識の結果、当該指示に対応する音声案内データに基づいて制御コマンドの設定に関する案内音声を出力する。その後、案内音声に応答して入力される音声指示に基づいて、設定する制御コマンドを前記複数の制御コマンド群の中から抽出し、この抽出された制御コマンドを前記各指示キーの制御コマンドとして設定を行う。また、マクロ設定がなされた指示キーが操作されると、マクロを構成する各制御コマンドの内容を音声で案内する。
【選択図】図6
Description
本発明は、リモートコントロール装置及びプログラムに係り、特に、リモートコントロール制御を受ける複数の機器に対応する制御コマンドを設定可能とし、この制御コマンドの設定に関する音声案内エージェント機能を有するリモートコントロール装置及びプログラムに関する。
テレビジョンやオーディオプレーヤを始めとするAV(Audio Visual)機器、PC(Personal Computer)やその周辺機器、いわゆるカーナビ等のナビゲーションシステムやカーステレオ等の電気・電子機器は、リモートコントロール装置(以下、「リモコン」という。)を用いて遠隔操作を可能にする場合が多く、種々の研究が盛んに行われている。特に、マイコン制御技術の飛躍的発達に応じて電気・電子機器の多機能化が図られる昨今では、リモコンに要求される遠隔制御機能の多機能化が最も重要な課題ともいえる。
通常リモコンは、1つのAV機器に対して1つのリモコンが備えられる。従って、所有するAV機器が増える度に新たなリモコンが増加し、ユーザには夫々のAV機器を遠隔操作する度にリモコンを持ち替えて操作を行うという煩雑さが生ずる。リモコンも操作する機器の種類や製造者毎にその仕様が少なからず異なり、入力インターフェースとしての操作上の煩雑さも生ずる。上述のようにリモコンに多機能化が要求される昨今では、複数のリモコンを使い分けるのは困難な場合が多く、簡便な遠隔制御環境を阻害する要因にも成りかねないという問題がある。
このような中、近年ではリモコンの操作性向上を目的として、種々の研究開発が行われている。例えば、複数のAV機器の遠隔制御を1台のリモコンに統合することができるリモコンが開発されている。このようなリモコンは、機種や製造者の異なる複数のAV機器に関する制御コマンドのデータベースが予め記憶されており、各AV機器に対応する制御コマンドの一覧表等に基づいて、ユーザ自身の手により各キーに制御コマンドを設定させるように構成されている。
また、ユーザ自身の手により指示キーを押下することなく、音声入力により操作指示を入力することが可能なリモコンの発明も行われている。例えば、特許文献1には、リモコンで取得した音声信号にFM変調を行いリモコン受信機に送信し、この信号をリモコン受信機側で復調してリモコン受信機側に内蔵された音声認識DSP(Digital Signal Processor)及び音声認識用メモリにより音声認識を行う発明が開示されている。
特開平07−030982号公報
ところで、特許文献1に開示される発明のように、音声入力により各種指示を入力可能とするリモコンであっても、機種毎に異なる制御コマンドの設定等では、ユーザが各AV機器に対応する制御コマンドの一覧表等に基づいて直接音声により入力するにすぎず、一覧表から自己のAV機器に対応する制御コマンドを調べなくてはならないという煩雑さは依然として残る。
また、1つの指示キーに複数の制御コマンドを対応させて、複数の遠隔制御を同時に行うことを可能とするいわゆるマクロ機能を使用する場合、ユーザは、このマクロ機能によりどのような制御が行われたかを認識することができない。マクロ設定がなされたキーのより詳細な内容が把握できると便利である。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、リモコンにおける各種の操作を行うに際し、リモコンから案内音声を出力することで各種設定や操作を簡便且つ観念的に行うことである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、異なる機種に関する複数の制御コマンド群を記憶し、前記複数の制御コマンド群の中から特定機種に対応する制御コマンド群を各指示キーの制御コマンドとして設定可能とするリモートコントロール装置において、
ユーザからの音声による指示を認識する音声認識手段と、
前記制御コマンドの設定に関する案内を示す音声案内データを記憶する記憶手段と、
前記音声認識手段が前記制御コマンドの設定を指示する音声を認識した結果、当該認識した内容に対応する案内音声を前記音声案内データに基づいて出力する音声出力手段と、
前記音声出力手段により出力される案内音声に応答して前記音声認識手段に入力される音声指示に基づいて、設定する制御コマンドを前記複数の制御コマンド群の中から抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された制御コマンドを前記各指示キーの制御コマンドとして設定を行う設定手段と、を備えることを特徴とする。
ユーザからの音声による指示を認識する音声認識手段と、
前記制御コマンドの設定に関する案内を示す音声案内データを記憶する記憶手段と、
前記音声認識手段が前記制御コマンドの設定を指示する音声を認識した結果、当該認識した内容に対応する案内音声を前記音声案内データに基づいて出力する音声出力手段と、
前記音声出力手段により出力される案内音声に応答して前記音声認識手段に入力される音声指示に基づいて、設定する制御コマンドを前記複数の制御コマンド群の中から抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された制御コマンドを前記各指示キーの制御コマンドとして設定を行う設定手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のリモートコントロール装置において、
他のリモコン装置から送出される制御コマンドを受け、所定のキーの制御コマンドとして設定するコマンド学習手段を更に備え、
前記抽出手段が前記複数の制御コマンドの中から制御コマンドを抽出する際、前記音声認識手段に入力された音声指示に該当する制御コマンドが前記複数の制御コマンドの中に無い場合、前記音声出力手段は、前記音声案内データに基づいて、前記コマンド学習手段による設定を行うか否かの案内音声を出力することを特徴とする。
他のリモコン装置から送出される制御コマンドを受け、所定のキーの制御コマンドとして設定するコマンド学習手段を更に備え、
前記抽出手段が前記複数の制御コマンドの中から制御コマンドを抽出する際、前記音声認識手段に入力された音声指示に該当する制御コマンドが前記複数の制御コマンドの中に無い場合、前記音声出力手段は、前記音声案内データに基づいて、前記コマンド学習手段による設定を行うか否かの案内音声を出力することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のリモートコントロール装置において、
前記複数の制御コマンド群から所定の制御コマンドを組み合わせ、1つの指示キーの制御コマンドとして設定するマクロ設定手段と、
前記マクロ設定手段により組み合わされた各制御コマンドの内容を示す音声データを記憶する音声データ記憶手段とをさらに備え、
前記1つの指示キーが操作された場合、前記音声出力手段は、前記組み合わされた各制御コマンドの内容を前記音声データに基づいて出力することを特徴とする。
前記複数の制御コマンド群から所定の制御コマンドを組み合わせ、1つの指示キーの制御コマンドとして設定するマクロ設定手段と、
前記マクロ設定手段により組み合わされた各制御コマンドの内容を示す音声データを記憶する音声データ記憶手段とをさらに備え、
前記1つの指示キーが操作された場合、前記音声出力手段は、前記組み合わされた各制御コマンドの内容を前記音声データに基づいて出力することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、プログラムであって、異なる機種に関する複数の制御コマンド群を記憶し、前記複数の制御コマンド群の中から特定機種に対応する制御コマンド群を各指示キーの制御コマンドとして設定可能とするリモートコントロール装置を制御するコンピュータに、
ユーザからの音声による指示を認識する音声認識機能と、
前記制御コマンドの設定に関する案内を示す音声案内データを記憶する記憶機能と、
前記音声認識機能で前記制御コマンドの設定を指示する音声を認識する場合、前記音声案内データに基づいて案内音声を出力する音声出力機能と、
前記音声出力機能により出力される案内音声に応答して前記音声認識機能により入力された音声指示に基づいて、設定する制御コマンドを前記複数の制御コマンド群の中から抽出する抽出機能と、
前記抽出機能により抽出された制御コマンドを前記各指示キーの制御コマンドとして設定を行う設定機能と、を実現させることを特徴とする。
ユーザからの音声による指示を認識する音声認識機能と、
前記制御コマンドの設定に関する案内を示す音声案内データを記憶する記憶機能と、
前記音声認識機能で前記制御コマンドの設定を指示する音声を認識する場合、前記音声案内データに基づいて案内音声を出力する音声出力機能と、
前記音声出力機能により出力される案内音声に応答して前記音声認識機能により入力された音声指示に基づいて、設定する制御コマンドを前記複数の制御コマンド群の中から抽出する抽出機能と、
前記抽出機能により抽出された制御コマンドを前記各指示キーの制御コマンドとして設定を行う設定機能と、を実現させることを特徴とする。
本発明によれば、制御コマンド群が異なる機種に対応する制御コマンドを設定可能とするリモートコントロール装置において、音声出力手段が制御コマンドの設定に関する音声案内データに基づいて案内音声を出力するため、ユーザはこの案内音声に従って簡便に制御コマンドの操作を行うことができる。更に、音声認識手段を備えるため、ユーザは、この案内音声に応答して音声指示を入力することができ、観念的に操作を行うことができるという効果がある。
また、記憶手段に、ユーザの音声指示に対応する制御コマンドが記憶されていない場合でも、コマンド学習手段を備えることでほぼ全ての制御コマンドをリモートコントロール装置に設定することができるという効果がある。更に、コマンド学習手段を使用するに際し、音声出力手段によりコマンド学習手段による設定を行うか否かの案内音声を出力するため、ユーザはより直感的にコマンド学習手段による設定を行うか否かの判断を行うことができるという効果がある。
また、マクロ設定手段により複数の制御コマンドが設定された指示キーが操作されると、マクロにより組み合わされた複数の制御コマンドの夫々に対して、その内容を音声出力することから、マクロの内容を簡便且つ観念的に把握することができるという効果がある。
次に、図を用いて本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明を適用したリモコン1の機能構成を示したブロック図である。リモコン1は、CPU2、ROM3、RAM4、記憶部5、キー入力部6、音声認識部7、マイク8、音源IC9、アンプ10、スピーカ11、LED12及び赤外線受光部13から構成される。
図1は、本発明を適用したリモコン1の機能構成を示したブロック図である。リモコン1は、CPU2、ROM3、RAM4、記憶部5、キー入力部6、音声認識部7、マイク8、音源IC9、アンプ10、スピーカ11、LED12及び赤外線受光部13から構成される。
CPU2は、ROM3や記憶部5に格納されたプログラムを読み出し、ワークエリアとしてのRAM4に展開し、各種の演算処置を実行してリモコン1の全体制御を行う。特に、本実施の形態では、「自動セットアップ処理」を行う。「自動セットアップ処理」は、AV機器の製造者、型式や年式によって異なる制御コマンドを自動的にセットアップする処理である。
また、CPU2は、「自動セットアップ処理」において、セットアップ手順等を音声により案内するエージェント処理を実行する。例えば、セットアップ時に必要なAV機器の製造者名や型番等の情報を、マイク8を介してユーザからの音声入力により取得し、これを認識し、次にユーザが行うべき手順等を、スピーカ11を介して指示するようになっている。従来、AV機器の製造者や形式が異なるとリモコンの制御コマンドは必ずしも一致せず、ユーザが商品パッケージ等に同梱されたコード表を頼りに手入力を行っていた(例えば、予め製造者ごとに「4649」や「0097」等のコードが割り振られており、ユーザのAV機器にあわせて規定のコードを入力することでセットアップ作業を行っていた。)。エージェントによるセットアップ手順の音声案内を行うことで、ユーザ自身が手入力することなく簡便且つ観念的にセットアップを行うことができる。
また、CPU2は、「自動セットアップ処理」において、セットアップ手順等を音声により案内するエージェント処理を実行する。例えば、セットアップ時に必要なAV機器の製造者名や型番等の情報を、マイク8を介してユーザからの音声入力により取得し、これを認識し、次にユーザが行うべき手順等を、スピーカ11を介して指示するようになっている。従来、AV機器の製造者や形式が異なるとリモコンの制御コマンドは必ずしも一致せず、ユーザが商品パッケージ等に同梱されたコード表を頼りに手入力を行っていた(例えば、予め製造者ごとに「4649」や「0097」等のコードが割り振られており、ユーザのAV機器にあわせて規定のコードを入力することでセットアップ作業を行っていた。)。エージェントによるセットアップ手順の音声案内を行うことで、ユーザ自身が手入力することなく簡便且つ観念的にセットアップを行うことができる。
記憶部5は、不揮発性の半導体メモリから構成され、プリセットデータ15、ラーニングデータ16及びエージェントデータ17を格納する。プリセットデータ15は、AV機器の製造者名や型式毎のリモコンの制御コマンドであり、製品出荷時に予め記憶されているものである。図2にプリセットデータ15の格納態様を模式的に示す。図2において、制御コマンドの種別は、「機器名」、「製造者名」及び「機種」毎にテーブル上に分類され夫々のデータが対応付けて記憶されている。例えば、ユーザのAV機器が、「機器名」は「テレビ」、「製造者名」は「テレビA社」、「機種」は「AAA−01型」の場合、当該AV機器に対応する制御コマンドは「5566」である。この「5566」に分類される制御コマンドに対し、テレビ受信チャンネル等と各キーとの対応付けがなされたコマンドデータが対応付けられている。
ラーニングデータ16は、リモコン1にユーザのAV機器に対応するコマンドデータが無い場合等に、特定のキーに制御コマンドを対応付けて記憶させる公知のラーニング処理により取得したコマンドデータを記憶するものである。手順の一例を示すと、先ず、プリセットデータの無いAV機器のリモコンのLED部分とリモコン1の赤外線受光部13とを対向させて、プリセットデータの無いAV機器から所定の制御コマンド(例えば、チャンネル1)を送出する。リモコン1の受光部でこの送出された制御コマンドを受光してコード化し、リモコン1上の所定のキー(例えば、1チャンネル)に割付ける(記憶する)。これにより、以後、リモコン1で1チャンネルのキーを操作すると、プリセットデータの無いAV機器のチャンネル1に相当する制御コマンドが送出され、リモコン1での遠隔操作が可能となる。
エージェントデータ17は、「自動セットアップ処理」において、セットアップ手順を案内する音声案内データである。図4に、「自動セットアップ処理」で使用する音声データの格納態様を示す。「自動セットアップ処理」ではデータ番号として音声案内データ1から5までが格納されている。各音声案内データは、「自動セットアップ処理」における所定の手順で使用されることが予め定められており、所定のタイミングで逐次CPU2により読み出され音源IC9及びアンプ10を経てスピーカ11から音声出力されるようになっている。
なお、本実施の形態では、録音データを使用する構成としているが、音声合成を行う構成としてもよい。
なお、本実施の形態では、録音データを使用する構成としているが、音声合成を行う構成としてもよい。
キー入力部6は、テレビのチャンネル操作、VCRやDVDプレーヤ等の各種の映像ソース機器の再生や停止等の操作に対応する制御コマンドが対応付けられた釦(キー)等から構成される。図3に、キー配列の一例を示す。キーとしては、電源キー50、操作する機種の種別を指示する機種キー群51、テレビのチャンネル等を指示するチャンネルキー群52、VCRやDVDプレーヤ等の操作や各種モード設定を指示する操作キー群53、音量キー54、AV機器の各種機能の選択及び決定を操作する十字キー群56及びマクロキー群55が設けられる。
各キーは、予め設定することにより、AV機器の種類に応じて対応するプリセットデータ15等と対応付けがなされるようになっている。例えば、図2に示すプリセットデータ15の例を示すと、図3におけるテレビモードキーM2を、図2における「テレビA社製」の「AAA−01型」の制御コマンド「5566」と対応付けを行い、図3におけるDVDモードキーM5を図2の「DVD−E社製」の「EEE−20型」の制御コマンド「7221」と対応付けを行うとする。ユーザがテレビモードキーM2を押下すると、チャンネルキー群52の各チャンネルキーC1、C2、C3・・・は、テレビ受信機のチャンネル制御コマンドに対応付けられ、チャンネルの切り替えを行うことができる。一方、ユーザがDVDモードキーM2を押下すると、チャンネルキー群52の各チャンネルキーC1、C2、C3・・・は、DVDプレーヤの受信機におけるチャンネル制御コマンドに対応付けられるようになっている。
マクロキー群55は、公知のマクロ機能を実行するキーであり、異なる2以上の制御コマンドを互いに対応付けて、同時に複数の制御処理を行うことを可能とするキーである。例えば、テレビとVCRの電源をON/OFFする際、通常、先ずテレビモードキーM2を押下してテレビ用の制御コマンドに切り替え、その後に電源キー50を押下してテレビの電源をON/OFFする。その次に、VCRキーM6を押下してVCR用の制御コマンドに切り替え、その後に、電源キー50を押下してVCRの電源をON/OFFする。このように機器毎に制御コマンドを切り替えて逐次操作する必要がある。
そこで、マクロキーMC1に、予めテレビ及びVCRの電源をON/OFFする制御コマンドを対応付けて、記憶部5に記憶しておくことで、マクロキーMC1を1回押下するだけで、テレビとVCRの電源ON/OFF制御コマンドを自動的に送出し、両方の電源をON/OFF制御可能とすることができるようになっている。
そこで、マクロキーMC1に、予めテレビ及びVCRの電源をON/OFFする制御コマンドを対応付けて、記憶部5に記憶しておくことで、マクロキーMC1を1回押下するだけで、テレビとVCRの電源ON/OFF制御コマンドを自動的に送出し、両方の電源をON/OFF制御可能とすることができるようになっている。
図1に戻り、音声認識部7は、ユーザによってマイク8を介して入力された音声の波形を所定の周期でサンプリングしてデジタル音声データに変換し、予め記憶されたパターン化された音声データ(不図示)との照合を行うことで音声入力を可能とする音声認識DSP(Digital Signal Processor)である。例えば、ユーザにより「テレビ電源ON」と音声入力されると、CPU2の制御信号に基づいて、音声を認識し、テレビの電源をON/OFFする制御コマンドをLED12から送出するようになっている。
音源IC9は、「自動セットアップ処理」において、CPU2からの制御信号に基づいて、エージェントデータ17から読み出された音声案内データをデジタル音声データから音声信号に変換し出力する回路である。出力する音声信号はアンプ10により増幅されてスピーカ11から音声出力される。
LED12は、CPU2からの制御信号に従い、制御コマンドをAV機器や後述するレシーバ30に赤外線を送出する発光部である。赤外線受光部13は、後述するレシーバ30から送出される赤外線や上述のラーニング処理で他のリモコンから送出される赤外線を受光する赤外線センサである。受光した赤外線から制御コマンド等の各種のコマンドデータをCPU2に送信する。
次に、リモコン1を含むリモコンシステム20について説明する。図5にリモコンシステム20の概要構成を示す。リモコンシステム20は、リモコン1とレシーバ30とから構成される。レシーバ30は、AVセレクタとして複数のAV機器と接続可能であり、これらAV機器から出力される映像信号等を切り替え可能とするものである。本実施の形態では、テレビジョン40、VCR(Video Cassette Recorder)41及びDVD(Digital Versatile Disc)プレーヤ42と接続される。なお、各種AV機器は例示であり、ユーザの任意により種々のAV機器を接続することができる。また、レシーバ30として音響システム等の制御デッキを適用する構成としてもよい。
テレビ40、VCR41及びDVDプレーヤ42には、赤外線受光部40a、41b及び42cが夫々備えられる。リモコン1から送出される各種の制御コマンドを受光し、このコマンドに従って遠隔制御が行われるようになっている。なお、以下の説明で、各AV機器は制御コマンドが異なるものであるものとする。
レシーバ30は、赤外線受光部31、LED32、マイクロコンピュータ33、映像信号セレクタ34、音声信号検出センサ35、信号検出回路36a、36b、映像出力端子38、音声入力端子37、映像入力端子39a及び39bより構成される。
マイクロコンピュータ33は、映像入力端子39a及び39bを介して入力され、信号検出回路36a及び36bで検出される検出信号を受信し、VCR41及びDVDプレーヤ42に電源が入っているか否かを判別するようになっている。一般にVCR41及びDVDプレーヤ42は、ビデオカセットやDVDの再生中以外でも、映像の乱れを防止するために電源ON中はブルーバック(青色背景)の映像信号を出力している。従って、信号検出回路36a及び36bが映像信号を検出している間は、VCR41及びDVDプレーヤ42の電源がONであることを判別することができる。
また、マイクロコンピュータ33は、音声入力端子37を介して入力され、音声信号検出センサ35で検出される検出信号を受信し、テレビ40に電源が入っているか否かを判別するようになっている。即ち、テレビ40等のモニタ装置は、原則として独立して外部に信号を出力することを前提に構成されていないが、一般に、外部オーディオデッキ等への音声出力端子を備えている。本実施の形態では、このテレビ40に備えられる音声出力端子(不図示)から出力される音声信号を音声信号検出センサ35で受信し、テレビ40の電源ON/OFF状態を監視するように構成している。
また、マイクロコンピュータ33は、赤外線受光部31を介してリモコン1から送信される制御コマンドに従い、VCR41及びDVDプレーヤ42等のソース機器から出力される映像信号を切り替える制御信号を映像信号セレクタ34に出力する。この切替制御信号を受信した映像信号セレクタ34は、ソース機器から出力される映像信号の切替を行い、映像出力端子38を介してテレビ40に出力するようになっている。
更にマイクロコンピュータ33は、後述する「全電源ON/OFF処理」において、リモコン1から送信される制御信号に従い、現在、テレビ40、VCR41及びDVDプレーヤ42の電源がONであるかOFFであるかの情報を、LED32を介して送出するようになっている。リモコン1は、この情報に基づいて、「全電源ON/OFF処理」において、テレビ40、VCR41及びDVDプレーヤ42の夫々に送出するべき制御コマンドがONコマンドであるかOFFコマンドであるかを判別することができるようになる。
次に、以上の構成を有するリモコン1及びリモコンシステム20で行われる「自動セットアップ処理」及び「全電源ON/OFF処理」について図6から図8に示すフロー図を用いて説明する。
先ず、「自動セットアップ処理」について説明する。「自動セットアップ処理」は、リモコン1において行われる処理である。なお、以下の説明で、制御コマンドはデフォルトの状態とする。
先ず、「自動セットアップ処理」について説明する。「自動セットアップ処理」は、リモコン1において行われる処理である。なお、以下の説明で、制御コマンドはデフォルトの状態とする。
図6のフロー図において、ステップS101で、CPU2は、マイク8を介して入力されたユーザの音声を取得する。今仮に、ユーザから「DVD再生」との音声入力があったものとする。
ステップS102で、CPU2は、制御信号を送信し音声認識部7で、音声データの認識処理を行う。具体的には、取得した「DVD再生」との音声信号の波形を所定の周期でサンプリングし、多値のデジタルデータに変換する。その後、音声認識部の記憶部(不図示)に予め記憶されたパターン化された音声データとの比較を行い、両データが一致又は所定の閾値を超えるほどに一致する場合に、当該入力された音声の意味を認識する。
次いで、ステップS103で、CPU2は、プリセットデータを参照し、ステップS102で認識した音声入力データに対応する制御コマンドの検索を行う(本実施の形態では、リモコン1はデフォルトであるためプリセットデータが未設定状態であるが、これ以前に特定の制御コマンドが設定されている場合は、当該設定されている制御コマンド内を検索する)。
ステップS104で、CPU2は、ステップS103で検索した結果、音声入力データに対応する制御コマンドが有るか否かを判断する。CPU2は、該当する制御コマンドがある場合には、本フローを抜けて処理を終了する(ステップS104:YES)。該当する制御コマンドない場合には、ステップS105に進む(ステップS104:NO)。
ステップS105で、CPU2は、エージェントデータ17を参照し、該当する制御コマンドが無い場合の音声案内データを検索する。
ステップS106で、CPU2は、ステップS106で検索した音声案内データを抽出し、音源IC9に送信してスピーカ11からセットアップを行うか否かの音声案内を出力する。このときの音声案内を、例えば、「該当するコマンドが設定されていません。セットアップを行いますか?セットアップを行う場合は、マイクに向かって『セットアップ』と音声入力してください。」であるものとする。
ステップS106で、CPU2は、ステップS106で検索した音声案内データを抽出し、音源IC9に送信してスピーカ11からセットアップを行うか否かの音声案内を出力する。このときの音声案内を、例えば、「該当するコマンドが設定されていません。セットアップを行いますか?セットアップを行う場合は、マイクに向かって『セットアップ』と音声入力してください。」であるものとする。
ステップS107で、CPU2は、ユーザから『セットアップ』の音声入力があるか否かを判断する。即ち、マイク8及び音声認識部7を介して入力された音声入力データが、予め音声認識部7の記憶部(不図示)に記憶されたパターン化された『セットアップ』の音声データに一致するか否かを判断する。CPU2は、ユーザから『セットアップ』の音声入力有りと判断する場合、ステップS108に進む。逆にCPU2は、『セットアップ』の音声入力無しと判断する場合ステップS127に進む。
ステップS108で、CPU2は、エージェントデータ17を参照し、スピーカ11を介して、『セットアップを行います。機器名を音声入力してください。』との音声案内を出力する。
ステップS109で、CPU2は、マイク8を介してユーザから「DVDプレーヤ」との音声を取得し、音声認識部7で音声入力データに変換する音声認識処理を行う。
ステップS110で、CPU2は、プリセットデータ15を参照し(図2参照)、ステップS109で変換した音声入力データ(「DVDプレーヤ」)に対応する機器名の検索を行う。
ステップS110で、CPU2は、プリセットデータ15を参照し(図2参照)、ステップS109で変換した音声入力データ(「DVDプレーヤ」)に対応する機器名の検索を行う。
ステップS111で、CPU2は、音声入力データに対応する機器名が有るか否かの判断を行う。対応する機器名がある場合には、ステップS112に進む(ステップS111:YES)。逆に、CPU2は、対応する機器が無い場合にはステップS127に進む。
ステップS112で、CPU2は、エージェントデータ17を参照し、「製造者名(メーカー名)を音声入力してください。」との製造者名を音声入力する旨の音声案内を、スピーカ11を介して行う。
ステップS113で、CPU2は、ユーザからマイク8を介して「DVD−D社」との音声を取得し、音声認識部7で音声入力データに変換する。
ステップS114で、CPU2は、プリセットデータ15を参照し(図2参照)、ステップS113で変換した音声入力データ(「DVD―D社」)に対応する製造者名の検索を行う。
ステップS114で、CPU2は、プリセットデータ15を参照し(図2参照)、ステップS113で変換した音声入力データ(「DVD―D社」)に対応する製造者名の検索を行う。
ステップS115で、CPU2は、音声入力データに対応する製造者名が有るか否かの判断を行う。対応する製造者名がある場合には、ステップS116に進む(ステップS115:YES)。逆に、CPU2は、対応する機器が無い場合にはステップS127に進む。
このステップS115の判断がYESである時点で、プリセットデータは、「DVDプレーヤ」で「DVD−D社」製であるところまで絞られる。図2に示すプリセットデータ15によれば、プリセットデータとして予め記憶されている機種は「DDD−10型」と「DDD―20型」との2つしかない。
従って、ステップS116で、CPU2は、先ず、制御コマンド種別として「DDD‐10型」に対応する制御コマンド「1234」を一時的に設定する。
従って、ステップS116で、CPU2は、先ず、制御コマンド種別として「DDD‐10型」に対応する制御コマンド「1234」を一時的に設定する。
ステップS117で、CPU2は、エージェントデータ17を参照し、「只今より、テスト信号を送信します。リモコンを機器の方に向けて、電源がON又はOFFになったら『OK』と音声入力してください。」との音声案内を、スピーカ11を介して出力する。
ステップS118で、CPU2は、制御コマンド「1234」における電源ON/OFFの制御コマンドを、LED12を介して送出する。このとき、制御コマンド「1234」に対応する機器であれば、電源がON又はOFFになり、ユーザがリモコン1による遠隔制御ができているか否かを判断することができる。
ステップS119で、CPU2は、ユーザからの『OK』の音声入力の検出又は所定時間の経過を判断する。CPU2は、ユーザからの『OK』の音声入力の検出がある場合にステップS120に進み、現在一時的に設定している「1234」の制御コマンドを正式な制御コマンドとして設定し、本フローを抜ける。
逆に、ユーザからの『OK』の音声入力を検出しない場合に、ステップS121に進む。
逆に、ユーザからの『OK』の音声入力を検出しない場合に、ステップS121に進む。
ステップS121で、CPU2は、製造者名「DVD−D社」に対応する他の制御コマンドが有るかを判別する。CPU2は、他の制御コマンドがあると判断する場合には、ステップS122に進む(ステップS121:YES)。逆にCPU2は、他の制御コマンドが無いと判断する場合は、ステップS127に進む(ステップS121:NO)。
ステップS122で、CPU2は、新たに他の制御コマンドに対応する制御コマンドを一時的に設定する。本実施の形態では、「DDD−20型」に対応する制御コマンドである「1212」の制御コマンドもあるため、この制御コマンドを一時的に設定する。
その後、ステップS123で、CPU2は、エージェントデータ17を参照し、「只今より、テスト信号を送信します。リモコンを機器の方に向けて、電源がON又はOFFになったら『OK』と音声入力してください。」との音声案内を、スピーカ11を介して出力する。
ステップS124で、CPU2は、制御コマンド「1212」における電源ON/OFFの制御コマンドを送出する。
ステップS125で、CPU2は、ユーザからの『OK』の音声入力の検出するかを判断する。CPU2は、ユーザからの『OK』の音声入力の検出がある場合にステップS126に進み(ステップS125:YES)、現在一時的に設定している「1212」の制御コマンドを正式な制御コマンドとして設定する。
逆に、ユーザからの『OK』の音声入力を検出しない場合に(ステップS125:NO)、ステップS127に進む。
ステップS125で、CPU2は、ユーザからの『OK』の音声入力の検出するかを判断する。CPU2は、ユーザからの『OK』の音声入力の検出がある場合にステップS126に進み(ステップS125:YES)、現在一時的に設定している「1212」の制御コマンドを正式な制御コマンドとして設定する。
逆に、ユーザからの『OK』の音声入力を検出しない場合に(ステップS125:NO)、ステップS127に進む。
ステップS127で、CPU2は、エージェントデータ17を参照し、「該当するプリセットデータがありません。全キーのラーニング処理を行いますか?ラーニング処理を行う場合は、『ラーニング』と音声入力をしてください。」との音声案内を行う。
ステップS128で、CPU2は、『ラーニング』の音声入力があるか否かを判断する。音声入力が無い場合には、本フローを抜け処理を終了する(ステップS128:YES)。逆に、CPU2は、『ラーニング』の音声入力を検出すると、ステップS129に進む。
ステップS129で、CPU2は、全キーラーニング処理を実行する。
ステップS129で、CPU2は、全キーラーニング処理を実行する。
以上の「自動セットアップ処理」によれば、従来、ユーザがコード表等を未ながら手入力していたセットアップ処理を、音声入力及び音声案内により簡便且つ観念的に行うことができる。特に、予め記憶された複数種類の制御コマンドから、該当する制御コマンドを検索するという処理がエージェントにより自動的に行われるため、複雑な設定操作をユーザに課すことなく好適に行うことができる。
次に、リモコンシステム20における、「全電源ON/OFF処理」について図8のフロー図を用いて説明する。「全電源ON/OFF処理」は、一度の音声入力で、全てのAV機器(テレビ40、VCR41及びDVDプレーヤ42)の電源を、ON又はOFF状態にする処理である。通常、各AV機器の電源ON/OFF処理は、例えば、図3に示すテレビモードキーM2やDVDモードキーM5等を押下して、リモコン1の制御コマンドの種別を夫々のAV機器用の制御コマンドに切り替え、逐次電源のON/OFFコマンドを送信することにより行われる。本実施の形態では、マクロ機能によりこれら複数の制御コマンドを予め1回の操作(キー入力又は音声入力)により自動的に処理する構成ととし、このマクロ機能においてエージェント機能を適用するように構成している。
以下の説明でリモコンシステム20のレシーバ30には、図5に示す如く、テレビ40、VCR41及びDVDプレーヤ42が接続されているものとする。また、テレビ40の電源はON、VCR41の電源はOFF及びDVDプレーヤ42の電源はONであるものとして説明を行う。
ステップS301で、CPU2は、マイク8を介してユーザからの『全電源OFF(又はON)の音声を取得する。
ステップS302で、CPU2は、音声認識部7に制御信号を送信し、音声データの認識処理を行う。
ステップS303で、CPU2は、LED12を介して、現在の各AV機器(テレビ40、VCR41及びDVDプレーヤ42)の電源ON/OFF状態の情報を要求する信号コマンドを送出する。
ステップS401で、レシーバ30のマイクロコンピュータ33は、現在の電源ON/OFF状態の情報を要求する信号コマンドを受光する。
ステップS402で、マイクロコンピュータ33は、音声信号検出センサ35、信号検出回路36a及び36bの信号検出状況の検出を行う。
ステップS403で、マイクロコンピュータ33は、ステップS402で検出した結果を、LED32を介して信号コマンドとして送出する。
ステップS304で、リモコン1のCPU2は、赤外線受光部13を介して、このレシーバ30側から送出された信号コマンドを受信し、現在の各AV機器(テレビ40、VCR41及びDVDプレーヤ42)の電源ON/OFF状態の情報を取得する。
今、テレビ40とDVDプレーヤ42のみがONであるため、テレビ40とDVDプレーヤ42の電源ON/OFFコマンドを送出すれば全てのAV機器の電源がOFFとなる。
そこで、ステップS305で、CPU2は、プリセットデータ15及び/又はラーニングデータ16からテレビ40とDVDプレーヤ42の電源ON/OFFコマンドを読み出し、LED12を介して順次送出する。テレビ40及びDVDプレーヤ42は、赤外線受光部40a又は42cを介して、この電源ON/OFFコマンドを受信し、電源をOFFにする。
そこで、ステップS305で、CPU2は、プリセットデータ15及び/又はラーニングデータ16からテレビ40とDVDプレーヤ42の電源ON/OFFコマンドを読み出し、LED12を介して順次送出する。テレビ40及びDVDプレーヤ42は、赤外線受光部40a又は42cを介して、この電源ON/OFFコマンドを受信し、電源をOFFにする。
更に、ステップS306で、エージェントデータ17を参照し、テレビ40とDVDプレーヤ42の電源のみをOFFとする旨の音声案内データを読み出し、スピーカ11を介して『テレビとDVDプレーヤの電源をOFFにしました。』と音声案内を出力する。
以上の様に、「全電源ON/OFF処理」において、マクロ処理の個別の内容を逐次音声により案内することにより、ユーザがその処理内容を簡便且つ観念的に把握することができ、リモコンシステム20の利便性が向上するという効果がある。
以上、本発明を適用したリモコン1によれば、制御コマンドのセットアップを行う際、音声による案内が行われるため、簡便且つ観念的にセットアップ作業を行うことができる。特に、音声案内が一方向的ではなく対話調に展開されるため、セットアップ作業に趣向を凝らすことができるという固有の効果を奏する。
また、このような音声案内を行うエージェント機能をリモコン装置に備えることで、あたかもリモコンが擬人化されたような感覚を演出することができる。
更に、マクロ機能においても、マクロに含まれる各制御コマンド(電源のON/OFF)の内容を音声案内するため、ユーザが各AV機器の状態を把握することができるという効果がある。
以上、本発明を実施するための最良の形態について説明したが、本発明は上述の種々の例に限定されるものではない。例えば、マクロ機能に対する音声案内では、「全電源ON/OFF処理」を例として説明したが、VCRで再生された映像データをDVDプレーヤで受信して録画するためにVCRの再生コマンドとDVDプレーヤの録画コマンドとをマクロで組み合わせるようにしても本発明の効果を十分に発揮することができる。特にこの場合は、各機器に正常に制御コマンドが送信されたことが容易に把握することができるという効果がある。
1 リモコン
2 CPU
3 ROM
4 RAM
5 記憶部
6 キー入力部
7 音声認識部
8 マイク
9 音源IC
10 アンプ
11 スピーカ
12、32 LED
13、31、40a、41b、42c 赤外線受光部
15 プリセットデータ
16 ラーニングデータ
17 エージェントデータ
20 リモコンシステム
30 レシーバ
33 マイクロコンピュータ
34 映像信号セレクタ
35 音声信号検出センサ
36a、36b 信号検出回路
37 音声入力端子
38 映像出力端子
39a、39b 映像入力端子
40 テレビ
41 VCR
42 DVDプレーヤ
50 電源キー
51 機種キー群
52 チャンネルキー群
53 操作キー群
54 音量キー
55 マクロキー群
56 十字キー群
MC1、MC2、MC3 マクロキー
M1 CATVモードキー
M2 テレビモードキー
M3 BSモードキー
M4 アンプモードキー
M5 DVDモードキー
M6 ビデオモードキー
C1、C2、C3、C4、C5、C6、C7、C8、C9、C10、C11、C12 チャンネルキー
L1、L2、L3、L4、L5、L6、L7、L8 操作キー
2 CPU
3 ROM
4 RAM
5 記憶部
6 キー入力部
7 音声認識部
8 マイク
9 音源IC
10 アンプ
11 スピーカ
12、32 LED
13、31、40a、41b、42c 赤外線受光部
15 プリセットデータ
16 ラーニングデータ
17 エージェントデータ
20 リモコンシステム
30 レシーバ
33 マイクロコンピュータ
34 映像信号セレクタ
35 音声信号検出センサ
36a、36b 信号検出回路
37 音声入力端子
38 映像出力端子
39a、39b 映像入力端子
40 テレビ
41 VCR
42 DVDプレーヤ
50 電源キー
51 機種キー群
52 チャンネルキー群
53 操作キー群
54 音量キー
55 マクロキー群
56 十字キー群
MC1、MC2、MC3 マクロキー
M1 CATVモードキー
M2 テレビモードキー
M3 BSモードキー
M4 アンプモードキー
M5 DVDモードキー
M6 ビデオモードキー
C1、C2、C3、C4、C5、C6、C7、C8、C9、C10、C11、C12 チャンネルキー
L1、L2、L3、L4、L5、L6、L7、L8 操作キー
Claims (4)
- 異なる機種に関する複数の制御コマンド群を記憶し、前記複数の制御コマンド群の中から特定機種に対応する制御コマンド群を各指示キーの制御コマンドとして設定可能とするリモートコントロール装置において、
ユーザからの音声による指示を認識する音声認識手段と、
前記制御コマンドの設定に関する案内を示す音声案内データを記憶する記憶手段と、
前記音声認識手段が前記制御コマンドの設定を指示する音声を認識した結果、当該認識した内容に対応する案内音声を前記音声案内データに基づいて出力する音声出力手段と、
前記音声出力手段により出力される案内音声に応答して前記音声認識手段に入力される音声指示に基づいて、設定する制御コマンドを前記複数の制御コマンド群の中から抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された制御コマンドを前記各指示キーの制御コマンドとして設定を行う設定手段と、を備えることを特徴とするリモートコントロール装置。 - 請求項1に記載のリモートコントロール装置において、
他のリモコン装置から送出される制御コマンドを受け、所定のキーの制御コマンドとして設定するコマンド学習手段を更に備え、
前記抽出手段が前記複数の制御コマンドの中から制御コマンドを抽出する際、前記音声認識手段に入力された音声指示に該当する制御コマンドが前記複数の制御コマンドの中に無い場合、前記音声出力手段は、前記音声案内データに基づいて、前記コマンド学習手段による設定を行うか否かの案内音声を出力することを特徴とするリモートコントロール装置。 - 請求項1又は2に記載のリモートコントロール装置において、
前記複数の制御コマンド群から所定の制御コマンドを組み合わせ、1つの指示キーの制御コマンドとして設定するマクロ設定手段と、
前記マクロ設定手段により組み合わされた各制御コマンドの内容を示す音声データを記憶する音声データ記憶手段とをさらに備え、
前記1つの指示キーが操作された場合、前記音声出力手段は、前記組み合わされた各制御コマンドの内容を前記音声データに基づいて出力することを特徴とするリモートコントロール装置。 - 異なる機種に関する複数の制御コマンド群を記憶し、前記複数の制御コマンド群の中から特定機種に対応する制御コマンド群を各指示キーの制御コマンドとして設定可能とするリモートコントロール装置を制御するコンピュータに、
ユーザからの音声による指示を認識する音声認識機能と、
前記制御コマンドの設定に関する案内を示す音声案内データを記憶する記憶機能と、
前記音声認識機能で前記制御コマンドの設定を指示する音声を認識する場合、前記音声案内データに基づいて案内音声を出力する音声出力機能と、
前記音声出力機能により出力される案内音声に応答して前記音声認識機能により入力された音声指示に基づいて、設定する制御コマンドを前記複数の制御コマンド群の中から抽出する抽出機能と、
前記抽出機能により抽出された制御コマンドを前記各指示キーの制御コマンドとして設定を行う設定機能と、を実現させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006050254A JP2007228520A (ja) | 2006-02-27 | 2006-02-27 | リモートコントロール装置及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006050254A JP2007228520A (ja) | 2006-02-27 | 2006-02-27 | リモートコントロール装置及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007228520A true JP2007228520A (ja) | 2007-09-06 |
Family
ID=38549839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006050254A Pending JP2007228520A (ja) | 2006-02-27 | 2006-02-27 | リモートコントロール装置及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007228520A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010219832A (ja) * | 2009-03-17 | 2010-09-30 | Onkyo Corp | リモコン装置 |
US8253618B2 (en) | 2009-03-17 | 2012-08-28 | Onkyo Corporation | Remote controller |
WO2018168006A1 (ja) * | 2017-03-14 | 2018-09-20 | シャープ株式会社 | ネットワークシステム、情報処理方法、サーバ、および端末 |
-
2006
- 2006-02-27 JP JP2006050254A patent/JP2007228520A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010219832A (ja) * | 2009-03-17 | 2010-09-30 | Onkyo Corp | リモコン装置 |
US8253618B2 (en) | 2009-03-17 | 2012-08-28 | Onkyo Corporation | Remote controller |
WO2018168006A1 (ja) * | 2017-03-14 | 2018-09-20 | シャープ株式会社 | ネットワークシステム、情報処理方法、サーバ、および端末 |
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