JP2009079652A - 樹脂ライナ付き球面すべり軸受およびロッドエンド軸受 - Google Patents

樹脂ライナ付き球面すべり軸受およびロッドエンド軸受 Download PDF

Info

Publication number
JP2009079652A
JP2009079652A JP2007248688A JP2007248688A JP2009079652A JP 2009079652 A JP2009079652 A JP 2009079652A JP 2007248688 A JP2007248688 A JP 2007248688A JP 2007248688 A JP2007248688 A JP 2007248688A JP 2009079652 A JP2009079652 A JP 2009079652A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer ring
resin liner
inner ring
ring
spherical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007248688A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Sasaki
元 佐々木
Mitsunori Oura
光徳 大浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minebea Co Ltd
Original Assignee
Minebea Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minebea Co Ltd filed Critical Minebea Co Ltd
Priority to JP2007248688A priority Critical patent/JP2009079652A/ja
Priority to US12/236,710 priority patent/US20090080818A1/en
Priority to CNA2008101687275A priority patent/CN101398029A/zh
Publication of JP2009079652A publication Critical patent/JP2009079652A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C11/00Pivots; Pivotal connections
    • F16C11/04Pivotal connections
    • F16C11/06Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints
    • F16C11/0614Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints the female part of the joint being open on two sides
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C23/00Bearings for exclusively rotary movement adjustable for aligning or positioning
    • F16C23/02Sliding-contact bearings
    • F16C23/04Sliding-contact bearings self-adjusting
    • F16C23/043Sliding-contact bearings self-adjusting with spherical surfaces, e.g. spherical plain bearings
    • F16C23/045Sliding-contact bearings self-adjusting with spherical surfaces, e.g. spherical plain bearings for radial load mainly, e.g. radial spherical plain bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/02Parts of sliding-contact bearings
    • F16C33/04Brasses; Bushes; Linings
    • F16C33/20Sliding surface consisting mainly of plastics
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2220/00Shaping
    • F16C2220/02Shaping by casting
    • F16C2220/04Shaping by casting by injection-moulding

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Abstract

【課題】スラスト方向の負荷容量を大きく確保でき、また外輪の強度を確保でき、更に樹脂ライナの共回りを防止できる構造の樹脂ライナ付き球面すべり軸受を提供する。
【解決手段】外輪100の開口の径を内輪300の球径よりも小さくし、さらに内輪300を入れ込むための一対の切り欠き部103および104を外輪100の開口縁に設ける。内輪300を外輪100の内部に組み込んだ後、両者間の隙間と切り欠き部103および104に樹脂を充填し、樹脂ライナ200を形成する。樹脂ライナ200が受けるスラスト荷重が外輪100の内側で支えられるので、樹脂の変形や漏出を抑えることができ、大きな負荷容量を確保することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、大きなスラスト荷重に耐えることができる樹脂ライナ付き球面すべり軸受およびロッドエンド軸受に関する。
球面すべり軸受は、凸球面の外面を備えた内輪が凹球面の内面を備えた外輪に、すべりが可能な状態で支持される基本構造を有している。球面すべり軸受に関しては、例えば特許文献1〜4に記載されている。
図9は、従来技術における樹脂ライナ付き球面すべり軸受の概要を示す断面図であり、(A)は、断面構造の概要であり、(B)は、軸方向のスラスト荷重に耐えられなくなり、内輪が抜け出る状態を示し、(C)は、外輪内球の曲率中心の関係を示す。
従来技術における樹脂ライナ付き球面すべり軸受は、図9(A)に示すように、金属製の外輪1に金属製の内輪2が樹脂ライナ3を介して支持された基本構造を有している。この構造によれば、内輪2は、射出成形法によって充填される樹脂ライナ3によって、外輪1の内側に回転自在な状態で保持される。また、外輪1の内側には、外輪1に樹脂ライナ3を拘束させるための樹脂拘束溝4が形成されている。この構造において、内輪2を回転させようとする力が働くと、内輪2が潤滑性のある樹脂ライナ3に対してすべり、外輪1内で内輪2が回転する。これが、樹脂ライナ付き球面すべり軸受の基本的な構造と動作原理である。
図9に示す樹脂ライナ付き球面すべり軸受は、組み立て時に外輪1の内側に内輪2を入れなければならないので、外輪1の端面部分の開口径φA(トバ口径という)は、内輪2の球径SφBよりも大きくする必要がある。そのため、外輪1の凹球面と内輪2の凸球面の間には大きな隙間が存在することになり、そのままでは外輪1内に内輪2を保持させることはできないが、図9(A)に図示するように、内輪2は、射出成形法を用いて該隙間内に充填される樹脂が固化して樹脂ライナ3が形成されることによって外輪1から外れないように保持される。
特開平7−42729号(要約書) 実公平3−20573号(図6、図7) 特開平6−200931(要約書) 実開平6−40448号(要約書)
従来の樹脂ライナ付き球面すべり軸受では、内輪2にスラスト方向(軸方向:この場合は、紙面の左右方向)に力(スラスト荷重)が加わると、内輪2は軸方向に押されて移動しようとするが、内輪2の球径SφBが外輪1のトバ口径よりも大きいので、樹脂ライナの部分のみでこの力を受けることになる。従って、この力に負け、樹脂ライナ3が大きく変形あるいは流動化し、内輪2の保持構造が耐えられなくなると、内輪2が外輪1から抜ける。つまり、球面すべり軸受は破損し、機能しなくなる。この内輪2が抜け出る状態となる負荷の値、あるいは樹脂ライナ3の変形により、球面すべり軸受として機能しなくなる負荷の値は抜け荷重と呼ばれ、球面すべり軸受の負荷容量を評価する指標の一つである。抜け荷重は、内輪の端面に負荷するスラスト荷重を徐々に大きくしていったときの荷重−変位曲線における荷重の最大値として測定することができる。図9に示す構造において、スラスト方向の負荷容量を決めるのは、樹脂ライナ3のせん断強度である。また、負荷容量は、樹脂ライナ3の厚みが薄い方が大きくできる。しかしながら、上述のようにφA>SφBとしなければならないので、樹脂ライナ3の厚みをあまり薄くすることはできない。このため、図9に示す球面すべり軸受は、負荷容量を大きく確保する点で不利となる。
また、φA>SφBとしなければならないことに関連して、図9(C)に示すように、外輪1内側の凹球面1aの曲率中心Oは、内輪2外側の凸球面2aの曲率中心Oよりも外輪から遠くに位置する関係とされる。このため、外輪1内側の凹球面1aと内輪2外側の凸球面2aとの隙間(つまり樹脂ライナ3で埋まる隙間)の間隔は、開口出口の方向にむかって大きくなる。この構造は、スラスト荷重を受けた際に、樹脂ライナが変形し、外側にはみ出ようとする傾向を助長する。このことも負荷容量を大きくできない要因となる。
また、内輪2の回転時に、樹脂ライナ3が内輪2に引きずられ、樹脂ライナ3が内輪2と一緒に共回りする問題がある。図9に示す構造では、樹脂拘束溝4によりこの問題の発生を抑えているが、樹脂ライナ3の拘束効果を高めるには、溝を深くさらに多数にしなくてはならない。しかしながら、樹脂拘束溝4を深くし、更にその数を増やすと、外輪1の強度が低下し、軸受としての強度が低くなる。
以上のような背景において、本発明は、負荷容量を大きく確保でき、また外輪の強度を確保でき、更に樹脂ライナの共回りを防止できる構造の樹脂ライナ付き球面すべり軸受を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、凸球面の外面を有し、両極の部分が切り落とされた形状を有する内輪と、凹面の内面を有し、前記内面で囲まれた空間内に前記内輪を所定の隙間を有した状態で収容した外輪と、前記外輪に設けられた前記内輪の外径よりも小さい内径を有し、前記内面に囲まれた空間へ続く開口部と、前記開口部の縁に設けられた前記内輪を組み込むための切り欠き部と、前記隙間および前記切り欠き部に一体的に充填された樹脂ライナ部とを備えることを特徴とする樹脂ライナ付き球面すべり軸受である。
請求項1に記載の発明において、凹面の内面というのは、内側の面が窪んでいる状態であり、開口部の開口径より、中央部の内径が大きい状態のことをいう。この構造によれば、外輪の端面部分の開口径(トバ口径という)を内輪の球径よりも小さくすることができる。また、内輪は、切り欠き部を利用して外輪の内側に入れ込むことができる。これらの理由により、内輪の球径を制限する制約がなく、設計上の自由度が増大する。
また、外輪の開口部の内径を内輪の球径よりも小さくした構造とすることで、スラスト荷重が加わった際に、樹脂ライナが内輪から受ける力が外輪の凹面の一部で受け止められる構造とすることができる。この部分では、樹脂ライナが厚み方向に圧縮されるので、負荷容量は、樹脂ライナのせん断強度のみで決まらず、圧縮強度にも関係する。樹脂ライナの圧縮強度はせん断強度よりも大きいから、上記のようにして樹脂ライナが圧縮される状態を利用してスラスト荷重を支える構造は、従来技術のように、樹脂ライナのせん断強度に頼ってスラスト荷重を支える場合に比較して、より大きなスラスト荷重に耐えることができる。また、外輪を樹脂ライナよりも剛性の高い金属で形成した場合、金属製外輪の凹面でスラスト荷重を受け止めることによって、より大きなスラスト荷重に耐えることができる。
また、外輪の端面部分の開口径(トバ口径という)を内輪の球径よりも小さくすることができることによって、外輪内側の凹面と内輪外側の凸球面との隙間の間隔を、開口出口の方向にむかって大きくする必要がなくなる。このため、スラスト荷重が加わった際の樹脂ライナの外部漏出が生じがたい構造とすることができる。この点も大きなスラスト荷重に耐える点で有利となる。
また、樹脂ライナを構成する樹脂が、凹面と凸球面の間の隙間のみならず、切り欠き部にも隙間無く連続的に充填されるので、固化後は樹脂ライナと一体の突出部を切り欠き部に嵌め込んだような構造となり、樹脂ライナを外輪の内側に拘束する機能が強化されるとともに樹脂ライナが内輪と一緒に共回りすることをより効果的に防止できる。このため、樹脂ライナを外輪の内側に拘束するために設けられる溝を無くす、あるいは溝を設けるのであっても、それが外輪の強度に悪影響を与えない程度の寸法や数にすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、内面の少なくとも一部が凹球面であることを特徴とする。外輪の内側の少なくとも一部を凹球面とすることで、この凹球面とした部分における樹脂ライナに加わる荷重を偏りのないものとすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、内輪と外輪との間の隙間の寸法は、前記内面の中央部から外輪の開口部に向かって減少していることを特徴とする。この構成によれば、スラスト荷重を受けた際に、樹脂ライナがこの隙間から外部に漏出し難い厚み分布を有する樹脂ライナとすることができる。このため、より大きなスラスト荷重に耐えることが可能な構造とすることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、外輪の内面の凹球面の曲率中心は、内輪の外面の凸球面の曲率中心よりも外輪に近い位置にあることを特徴とする。請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明を実現することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の発明の樹脂ライナ付き球面すべり軸受を備え、外輪に半径方向に延在するネジ部を更に設けたことを特徴とするロッドエンド軸受である。請求項5に記載の発明によれば、請求項1に記載の優位性を備えたロッドエンド軸受を得ることができる。
本発明によれば、負荷容量を大きく確保でき、また外輪の強度を確保でき、更に樹脂ライナの共回りを防止できる構造の樹脂ライナ付き球面すべり軸受を提供することができる。
(1)第1の実施形態
以下、本発明を利用した実施形態を説明する。図1は、本発明を利用した樹脂ライナ付き球面すべり軸受の概要を示す斜視図である。図1には、樹脂ライナ付き球面すべり軸受10が示されている。樹脂ライナ付き球面すべり軸受10は、外輪100の内側に樹脂ライナ200を介して、内輪300が回転自在な状態で保持された基本構造を有している。外輪100および内輪300は、強度を確保する観点から金属により構成されている。勿論、強度が許容されるのであれば、金属に材質が限定されるものではない。例えば、焼結合金、エンジニアリングプラスチックや複合材であっても良い。
以下、樹脂ライナ付き球面すべり軸受10の詳細について説明する。図2は、外輪100の概要を示す斜視図(A)および正面図(B)である。樹脂ライナ付き球面すべり軸受10の外輪100を、図2(A)のY軸の方向に向かって見た状態が図2(B)に示されている。また、図2(B)におけるA−Aの線で切断した断面が図3(A)に示され、B−Bの線で切断した断面が図3(B)に示されている。
図2および図3に示すように、外輪100は、外側が円筒形状であって、内側に凹球面を有した内面102を備えた空洞101を備えている。空洞101の内面は、球面が完全に実現されている訳ではなく、Y軸方向の2箇所においてX−Z平面で切りとられ、Y軸方向に2箇所で開放された開口を有している。また、その内の一つの開口101aの縁の部分には、一対の切り欠き部103と104が形成されている。
切り欠き部103および104は、球面を有した内面を空洞101の開口101aの側から、内部(Y軸方向)に向かって2箇所で切削し、その部分で開口を部分的に広げることで形成されている。勿論、切削以外の方法で切り欠き部103および104を形成することもできる。
切り欠き部103と104の部分では、開口が広くなっている。つまり、図2(B)に示されているように、空洞101の開口101aのX軸方向の径寸法φaは、切り欠き部103と104とが形成されていることで、Y軸方向の開口径φbより大きくされている。なお、開口101aの切り欠き部103および104が形成されていない部分における縁は、球面を有した内面102の一部(内面102の縁部分)である。
図4は、樹脂ライナ付き球面すべり軸受10の組み立て手順の一例を示す工程断面図である。図4(A)には、内輪300が示されている。内輪300は、内部に円筒形状の空洞300aを有した球体を、この円筒形状の中心軸を軸とする両極の部分で切り落とした形状を有している。また、内輪300の外面を構成する凸球面300bは、空洞101の凹球面を有した内面102と所定の隙間を有した状態で空洞101の内側に収容される構造とされている。
すなわち、図2および図3に示すように、外輪100の端面部分の開口101aは、X軸方向における開口径がφaとされている。この部分は、切り欠き部103および104が形成されていることによりZ軸方向における開口径φbに比較して開口径が大きくされている(φa>φb)。また、φaは、内輪300の外面を構成する凸球面300bの直径よりも僅かに大きな値とされている。φcは、凹球面102の直径であり、φaより僅かに大きく(φc>φa)、さらに内輪300を構成する凸球面300bの直径より所定の寸法差だけ大きい値とされている。また、dの値が、内輪300の軸(空洞300aの中心軸)方向の寸法よりわずかに大きな値となるように、切り欠き部103および104の寸法が調整されている。なお、切り欠き部103および104が設けられていない部分は、球面102が維持されている。
以下、図4を用いて樹脂ライナ付き球面すべり軸受の組み立て手順の一例を説明する。まず外輪100と内輪300を用意し、内輪300の軸(円筒形状の空洞300aの軸)を、外輪100の切り欠き部が設けられていない径方向(図2のZ軸方向)に合わせた状態とする(図4(A)の状態)。次に図4(A)の状態において、内輪300を外輪100の方向に相対的にスライドさせ、内輪300を外輪100の切り欠き部に組み込む。この際、図2および図3に示すφaは、内輪300の外面を構成する凸球面300bの直径より僅かに大きい値とされ、さらにdは、内輪300の軸方向の長さより僅かに大きな値とされているので、図4(A)に示す状態から図4(B)に示す状態のように、外輪100の切り欠き部に内輪300を入れ込むことができる。
またφcは、内輪300を構成する凸球面の直径より所定の寸法差だけ大きい値とされているので、図4(B)の状態から外輪100に対して内輪300を回転させることができる。すなわち、図4(B)→図4(C)→図4(D)と内輪300を回転させることができる。図4(D)には、内輪300の円筒形状の空洞300aの軸と、外輪100の空洞101の開放方向の軸とを合わせた状態が示されている。
φcは、内輪300を構成する凸球面の直径より所定の寸法差だけ大きい値とされている。したがって、図4(D)に示す状態では、外輪100と内輪300との間には、この所定の寸法差に起因する隙間が存在する。そこで、外輪100と内輪300との間の相対的な位置関係および軸位置を調整し、この調整後に両者の位置関係を固定した状態で、この隙間に樹脂を射出成形法によって充填する。樹脂としては、例えば6ナイロン、12ナイロンをベースとした樹脂等を用いることができる。
外輪100と内輪300との間および切り欠き部に樹脂を一体的に充填し、固化させることで、樹脂ライナ200が形成された樹脂ライナ付き球面すべり軸受10を得る(図4(E))。上記の樹脂の充填の際、樹脂を十分加熱して流動性を持たせて外輪100と内輪300との間および切り欠き部に隙間無く連続して充填されるようにし、その後、固化させることで外輪と樹脂を溶着させることで、樹脂ライナ200は外輪100に確実に固定され、樹脂ライナ200と内輪300との間の共回りが防止される。
こうして、外輪100に対して内輪300が回転自在な状態を有する樹脂ライナ付き球面すべり軸受10が得られる。例えば、樹脂ライナ付き球面すべり軸受10は、内輪300の円筒形状の空洞300aに軸部材を通して固定し、外輪100を他の部材に固定した状態で利用される。この場合、当該軸部材が、その軸回りの回転および軸部材を傾ける動きが許容される状態で支持される軸受構造を得ることができる。
図5および図6は、外輪内側の凹球面の曲率中心と内輪外側の凸球面の曲率中心との関係の一例を示す概念図である。図5および図6は、最大径の部分を図1におけるY−Z平面で切断した断面をX軸の方向から見た状態が示されている。
図5に示す例では、外輪100内側の凹球面102の曲率中心と、内輪300の外側を構成する凸球面300bの曲率中心の位置は、ともに位置Oであり、両者は一致している。この場合、外輪100と内輪300の軸を一致させた状態において、外輪100の内側を構成する凹球面102と、内輪300の外側を構成する凸球面300bとの間の隙間(樹脂ライナ200の厚み)の寸法tは、一定値となる。
図5に示す構成において、外輪100に内輪300を組み込んだ状態をY軸の方向から見ると、厚みLの部分で両者が重なる。このため、内輪300がスラスト方向(軸方向)の力を受けると、この厚みLの部分では、内輪300のスラスト方向に移動しようとする力が、樹脂ライナ200に加わり、さらにその圧力は、外輪100の内側で受け止められる。このため、従来技術に比較して、樹脂ライナ200の変形、さらにはそのはみ出しに至る臨界値が大きくなり、内輪のスラスト方向の力に耐える能力が向上する。また、隙間寸法tが一定であるので、この点においても樹脂ライナ200の変形さらにはそのはみ出しに至る臨界値を大きくすることができる。このような理由により、スラスト荷重に対する負荷容量を大きく確保することができる。
図6に示す例では、外輪100内側の凹球面102の曲率中心は位置Oであり、内輪300外側の凸球面300bの曲率中心の位置は、位置Oであり、両者は一致していない。この場合、Oは、Oより外側にある。つまり、外輪100内側の球面102の曲率中心Oは、内輪300の外面の球面300bの曲率中心Oよりも外輪100に近い位置にある。この構成によれば、外輪100の内側を構成する凹球面102と、内輪300の外側を構成する凸球面300bとの間の隙間(樹脂ライナ200の厚み)の寸法は、開口にむかって漸次狭くなる。すなわち、開口に近い部分における隙間寸法tは、中央付近の隙間寸法tよりも小さくなる。
図6に示す構成においても、外輪100に内輪300を組み込んだ状態をY軸の方向から見ると、厚みLの部分で両者が重なる。このため、内輪300がスラスト方向の力を受けると、この厚みLの部分では、内輪300のスラスト方向に移動しようとする力が、樹脂ライナ200に加わり、さらにその圧力は、外輪100の内側で受け止められる。このため、従来技術に比較して、樹脂ライナ200の変形、さらにはそのはみ出しに至る臨界値が大きくなり、内輪のスラスト方向の力に耐える能力が向上する。また、隙間寸法tが開口の方向に向かって小さくなるので、樹脂のはみ出しを抑える機能は、図5に示す例示の場合よりも高くなる。このため、図5に例示する構成よりもさらに内輪のスラスト方向の力に耐える能力を高くすることができる。
また、図1〜図6に示す構成では、樹脂ライナ200を構成する樹脂が、切り欠き部103および104の部分にも一体的に充填されるので、樹脂ライナ200を外輪100の内側に拘束する機能が強化される。このため、樹脂ライナ200を外輪100の内側に拘束するために必要とされる溝を無くすことができ、溝の形成による外輪100の強度低下を防止することができる。
なお、樹脂ライナ200を外輪100の内側に拘束するための溝を凹球面102に設けることもできる。この場合、切り欠き部103および104による樹脂ライナ200の外輪100への拘束機能があるので、溝の深さを従来よりも浅くし、更にその数を減らすことができ、外輪の強度低下を抑えることができる。溝の形状としては、閉じた円形や螺旋型を採用することができるが、切り欠き部103および104の部分では不連続になる。
(2)第2の実施形態
図1に示す樹脂ライナ付き球面すべり軸受10は、ロッドエンド軸受に利用することができる。図7は、ロッドエンド軸受の概要を示す斜視図である。図7(A)には、ロッドエンド軸受700が示されている。図7(A)に示す発明実施品1のロッドエンド軸受700は、半径方向に延在する螺子ロッド(螺子山が形成された棒状部材)701aが一体となった外輪701を備えている。外輪701には、第1の実施形態と同様に、樹脂ライナ702を介して内輪705が回転可能な状態で支持されている。この構造では、符号703および704の部分が切り欠き部となる(図には、樹脂ライナを構成する樹脂材料が充填された状態が示されている)。
図7(A)に示すロッドエンド軸受700は、螺子ロッド701aが固定対象の部材に設けられた相手螺子構造(螺子ロッド701aと噛み合う螺子構造)に螺合されることで、該固定対象の部材に固定される。また、回転自在に支持される被支持部材の軸を開口706に挿入して固定する。こうすることで、この被支持部材を支持する軸受構造が得られる。なお、図7の実施形態では螺子ロッド701がオネジとなっているが、必要に応じてメネジとしてもよい。
図7(B)には、図7(A)に示すのとは、切り欠き部の位置が異なる発明実施品2が示されている。図7(B)に示すロッドエンド軸受700は、図7(A)の場合と切り欠き部の位置が90°回転しており、符号712および713の部分に切り欠き部が設けられている。他は、図7(A)に示す構造と同じである。
図7(C)には、図7(A)に示すのと切り欠き部の構造が異なる発明実施品3が示されている。図7(C)に示すロッドエンド軸受700は、切り欠き部が符号722で示される部分の一つしかない。このため、図7(A)や(B)に示す場合に比較して切り欠き部722の厚み寸法は厚く設定されている。
以下、図7(A)〜(C)に示す構造を採用したロッドエンドのスラスト荷重に対する静荷重性能を調べた結果を説明する。表1には、図9に示す構造を有し、切り欠き部の無い従来構造を備えたロッドエンド(従来品)、および上述した発明実施品1〜3に対して行った抜け荷重試験の結果が示されている。ここで、従来品および発明実施品1〜3は、同じ内輪および同じ外径寸法と巾寸法の外輪を用いた。また、抜け荷重試験において、発明実施品1〜3に対しては、切り欠き部を設けた端面側から切り欠き部を設けていない端面側に向かってスラスト荷重を負荷した。いずれの場合も、スラスト荷重を徐々に増大させたときの荷重−変位曲線における荷重の最大値を抜け荷重とした。また、表1には従来品の抜け荷重を100%としたときの比較値を示した。表1より、本発明品は抜け荷重が従来品よりも大幅に向上していることが確認できる。
Figure 2009079652
(3)他の実施形態
外輪内側の凹面の形状のバリエーションとして幾つかの例を挙げることができる。図8は、発明を利用した他の樹脂ライナ付き球面すべり軸受の概要を示す断面図である。図8A)には、外輪内側の凹面を円錐面と球面とで構成した例が示され、図8(B)には、外輪内側の凹面を円錐面と円筒面とで構成した例が示されている。なお、特に言及しない符号部分は、図5および図6で説明したものと同じであるので説明は省略する。
図8(A)に示す外輪100の内側の面は、円錐面801と球面802とで構成された凹面とされている。円錐面801と内球300の外面との間の隙間寸法tは、一定ではない。球面802は、曲率中心がOとされている。この構造では、隙間寸法tおよびtが、外輪300の開口の方向に向かって小さくなるので、図6に例示する構造の場合と同様に、樹脂のはみ出しを抑える点で有利となる。
図8(B)に示す外輪100の内側の面は、円筒面803と球面804とで構成された凹面とされている。この構造でも隙間寸法tが、外輪300の開口の方向に向かって小さくなるので、図6に例示する構造の場合と同様に、樹脂のはみ出しを抑える点で有利となる。また、内面を球面によって構成する場合に比較して、加工コストを下げることができる。
本発明は、樹脂ライナ付き球面すべり軸受に利用することができる。また、本発明は、球面すべり軸受を備えたロッドエンド軸受に利用することができる。
発明を利用した樹脂ライナ付き球面すべり軸受の概要を示す斜視図である。 発明を利用した樹脂ライナ付き球面すべり軸受の外輪の概要を示す斜視図(A)および正面図(B)である。 発明を利用した樹脂ライナ付き球面すべり軸受の外輪の概要を示す側断面図である。 発明を利用した樹脂ライナ付き球面すべり軸受の組み立て状態の一例を示す組み立て工程分解図である。 発明を利用した樹脂ライナ付き球面すべり軸受の概要を示す断面図である。 発明を利用した樹脂ライナ付き球面すべり軸受の概要を示す断面図である。 発明を利用したロッドエンド軸受の発明実施品1〜3を示す斜視図である。 発明を利用した他の樹脂ライナ付き球面すべり軸受の外輪の概要を示す側断面図である。 従来技術における樹脂ライナ付き球面すべり軸受の概要を示す側断面図である。
符号の説明
10…樹脂ライナ付き球面すべり軸受、100…外輪、101…空洞、101a…空洞の開口、102…内面を構成する球面、103…切り欠き部、104…切り欠き部、200…樹脂ライナ、300…内輪、300a…円筒形状の空洞、300b…外面を構成する球面。

Claims (5)

  1. 凸球面の外面を有し、両極の部分が切り落とされた形状を有する内輪と、
    凹面の内面を有し、前記内面で囲まれた空間内に前記内輪を所定の隙間を有した状態で収容した外輪と、
    前記外輪に設けられた前記内輪の外径よりも小さい内径を有し、前記内面に囲まれた空間へ続く開口部と、
    前記開口部の縁に設けられた前記内輪を組み込むための切り欠き部と、
    前記隙間および前記切り欠き部に一体的に充填された樹脂ライナ部と
    を備えることを特徴とする樹脂ライナ付き球面すべり軸受。
  2. 前記内面の少なくとも一部が凹球面であることを特徴とする請求項1に記載の樹脂ライナ付き球面すべり軸受。
  3. 前記隙間の寸法は、前記内面の中央部から前記開口部に向かって減少していることを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂ライナ付き球面すべり軸受。
  4. 前記外輪の内面の凹球面の曲率中心は、前記内輪の外面の凸球面の曲率中心よりも外輪に近い位置にあることを特徴とする請求項2に記載の樹脂ライナ付き球面すべり軸受。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の樹脂ライナ付き球面すべり軸受を備え、
    前記外輪に半径方向に延在するネジ部を更に設けたことを特徴とするロッドエンド軸受。
JP2007248688A 2007-09-26 2007-09-26 樹脂ライナ付き球面すべり軸受およびロッドエンド軸受 Pending JP2009079652A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007248688A JP2009079652A (ja) 2007-09-26 2007-09-26 樹脂ライナ付き球面すべり軸受およびロッドエンド軸受
US12/236,710 US20090080818A1 (en) 2007-09-26 2008-09-24 Spherical bearing with resin liner and rod end bearing
CNA2008101687275A CN101398029A (zh) 2007-09-26 2008-09-26 带有树脂衬垫的球面滑动轴承及杆端轴承

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007248688A JP2009079652A (ja) 2007-09-26 2007-09-26 樹脂ライナ付き球面すべり軸受およびロッドエンド軸受

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009079652A true JP2009079652A (ja) 2009-04-16

Family

ID=40471719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007248688A Pending JP2009079652A (ja) 2007-09-26 2007-09-26 樹脂ライナ付き球面すべり軸受およびロッドエンド軸受

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20090080818A1 (ja)
JP (1) JP2009079652A (ja)
CN (1) CN101398029A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012072828A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Ntn Corp 滑り軸受
KR101242474B1 (ko) 2010-12-10 2013-03-12 한재형 그립퍼의 관절 결합구조
KR20160006611A (ko) * 2014-07-09 2016-01-19 가부시키가이샤 에바라 세이사꾸쇼 연마 장치
JP2019132272A (ja) * 2018-01-29 2019-08-08 健生 仲村 回転型梃子装置
WO2021045111A1 (ja) * 2019-09-02 2021-03-11 ヤマハ発動機株式会社 傾斜車両

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5525858B2 (ja) * 2010-02-26 2014-06-18 株式会社フジキン ボール弁
US9702402B2 (en) * 2011-10-28 2017-07-11 Textron Innovations Inc. Increased capacity spherical lined bearings
DE102013220038A1 (de) * 2013-10-02 2015-04-02 Zf Friedrichshafen Ag Kugelgelenk mit belastungsoptimierter Kugelschale
US9925838B2 (en) 2014-03-04 2018-03-27 Federal-Mogul Motorparts Llc Ball joint assembly for a control arm
US9327570B2 (en) 2014-03-04 2016-05-03 Federal-Mogul Motorparts Corporation Ball joint assembly for a control arm
US10119562B2 (en) * 2014-12-16 2018-11-06 Itt Manufacturing Enterprises Llc One-hand operable end fitting connector assembly
US9765811B2 (en) 2014-12-23 2017-09-19 Federal-Mogul Motorparts Corporation Ball socket assembly
US10520012B1 (en) * 2015-04-14 2019-12-31 Roller Bearing Company Of America, Inc. Rod end having wear mitigation features for an augmenter nozzle on a jet engine turbine
DE102016220438A1 (de) * 2016-10-19 2018-04-19 Zf Friedrichshafen Ag Hülsengelenk, insbesondere für ein Fahrzeug
CN108547860B (zh) * 2018-06-26 2024-08-06 湖州职业技术学院 一种自润滑推力关节轴承及其制造方法
CN109027007A (zh) * 2018-07-13 2018-12-18 平湖巨龙紧固件有限公司 一种轴承隔套
EP3767117B1 (en) * 2019-07-19 2023-04-19 Goodrich Actuation Systems SAS Socket fretting corrosion proof solution
DE102019129271B3 (de) * 2019-10-30 2020-06-04 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Vorrichtung und Verfahren zur Montage eines Gleitlagers
EP4047226B1 (en) 2021-02-23 2024-07-24 Roller Bearing Company of America, Inc. Single slot loader slot bearing
CN113550995B (zh) * 2021-07-13 2022-07-01 株洲时代新材料科技股份有限公司 一种杆端球铰的隔套设计方法
FR3125566B1 (fr) * 2021-07-21 2023-06-16 Skf Aerospace France Rotule avec bague extérieure à encoches

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6319211A (ja) * 1986-07-09 1988-01-27 エスカ−エフ グライトラ−ガ− ゲ−エムベ−ハ− 注型あるいは射出成形された滑り層をもつ自動調心軸受の製造方法
JPH01172625A (ja) * 1987-12-28 1989-07-07 Taiho Kogyo Co Ltd 球面軸受
JPH0742729A (ja) * 1993-07-30 1995-02-10 Ntn Corp 球面滑り軸受
JPH09151947A (ja) * 1995-11-30 1997-06-10 Nok Corp 球面軸受
JP2000081033A (ja) * 1998-09-07 2000-03-21 Koyo Seiko Co Ltd 球面軸受
JP2005030492A (ja) * 2003-07-11 2005-02-03 Minebea Co Ltd 球面軸受

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2047885A (en) * 1933-02-08 1936-07-14 Riebe August Journal bearing
US3116539A (en) * 1961-02-21 1964-01-07 Southwest Products Co Method of making self-aligning bearings
US3371398A (en) * 1965-08-03 1968-03-05 Fafnir Bearing Co Method of making plain spherical bearings
US3589779A (en) * 1969-11-24 1971-06-29 Rex Chainbelt Inc Sealed loader slot bearing
US4060287A (en) * 1976-06-30 1977-11-29 Kamatics Corporation Bearing seal and method of forming same
US4848934A (en) * 1985-01-11 1989-07-18 The Boeing Company Lightweight high performance titanium sliding contact bearing
US5073038B1 (en) * 1990-07-12 1999-05-11 Tuthill Corp Swivel bearing
JP3531836B2 (ja) * 1992-06-18 2004-05-31 オイレス工業株式会社 球面軸受及びその製造方法
US5265965A (en) * 1992-09-02 1993-11-30 Rexnord Corporation Composite ball and socket bearing with convex outer surface

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6319211A (ja) * 1986-07-09 1988-01-27 エスカ−エフ グライトラ−ガ− ゲ−エムベ−ハ− 注型あるいは射出成形された滑り層をもつ自動調心軸受の製造方法
JPH01172625A (ja) * 1987-12-28 1989-07-07 Taiho Kogyo Co Ltd 球面軸受
JPH0742729A (ja) * 1993-07-30 1995-02-10 Ntn Corp 球面滑り軸受
JPH09151947A (ja) * 1995-11-30 1997-06-10 Nok Corp 球面軸受
JP2000081033A (ja) * 1998-09-07 2000-03-21 Koyo Seiko Co Ltd 球面軸受
JP2005030492A (ja) * 2003-07-11 2005-02-03 Minebea Co Ltd 球面軸受

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012072828A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Ntn Corp 滑り軸受
KR101242474B1 (ko) 2010-12-10 2013-03-12 한재형 그립퍼의 관절 결합구조
KR20160006611A (ko) * 2014-07-09 2016-01-19 가부시키가이샤 에바라 세이사꾸쇼 연마 장치
JP2016016491A (ja) * 2014-07-09 2016-02-01 株式会社荏原製作所 研磨装置
KR102314416B1 (ko) * 2014-07-09 2021-10-19 가부시키가이샤 에바라 세이사꾸쇼 연마 장치
JP2019132272A (ja) * 2018-01-29 2019-08-08 健生 仲村 回転型梃子装置
WO2021045111A1 (ja) * 2019-09-02 2021-03-11 ヤマハ発動機株式会社 傾斜車両

Also Published As

Publication number Publication date
US20090080818A1 (en) 2009-03-26
CN101398029A (zh) 2009-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009079652A (ja) 樹脂ライナ付き球面すべり軸受およびロッドエンド軸受
JP5227562B2 (ja) ベルクランクフォーク上で首振りを行う装置からなるアセンブリ、このアセンブリを備える可変ピッチ整流器用制御システム、およびそれが設けられている航空機用エンジン
EP3244101B1 (en) Seal assemblies with flexible locking rings and related methods
JP5384014B2 (ja) 焼結軸受
WO2014192503A1 (ja) 転がり軸受用保持器、転がり軸受、及び転がり軸受用保持器の製造方法
CN107743555B (zh) 球铰链
WO2011111729A1 (ja) 保持器および転がり軸受
KR102013084B1 (ko) 원추 롤러 베어링 및 원추 롤러 베어링의 제조 방법
US6000850A (en) Dynamic pressure bearing made of porous material
CN100591442C (zh) 铁类预成型件
US20130145878A1 (en) Scissors gear structure and manufacturing method thereof
CN110023638B (zh) 用于球铰链的球窝
JP2006214003A (ja) 焼結金属材およびこの金属材で形成された焼結含油軸受
KR20170135929A (ko) 테이퍼 롤러 베어링
EP3026280A1 (en) Sintered bearing and process for producing same
US8360648B2 (en) Oil-impregnated sintered bearing and method of producing the same
JP2007292296A (ja) シールリングおよびシールリング製造方法
EP3278909B1 (en) Method for densifying and sizing a sintered body
CN104169594A (zh) 球形接头
KR20080084983A (ko) 분말 금속 부품의 정밀 배치 및 적은 힘을 이용한재포지셔닝
WO2017061417A1 (ja) アンギュラ玉軸受およびこれを用いたボールねじ装置
JP6516322B2 (ja) マンドレル
CN108779803A (zh) 动压轴承及其制造方法
JP2015137743A (ja) ボールねじ
US20180003217A1 (en) Bearing Assembly With Inner Race Having One or More Flats

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100614

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110715

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110908

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120213