JP6516322B2 - マンドレル - Google Patents

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Description

本発明は、管材を曲げ加工する際に管材の内部に挿入されるマンドレルに関する。
パイプ(管材)を所定の曲率に曲げ加工するための曲げ加工装置として、例えば、パイプの一端側における一部を支持する第一の支持部と、パイプの他端側における一部を支持する第二の支持部とを備え、第一の支持部を所定の回転軸回りに回動させると共に第二の支持部を直線移動させることにより、パイプを第一の支持部に設けられた円弧形状から成るガイド面に沿って曲げるものがある。
このような曲げ加工装置には、曲げ加工時におけるパイプの変形(扁平)を防止するためのマンドレルが備えられており、このマンドレルをパイプの内部に挿入した状態でパイプの曲げ加工は行われる。
マンドレルを用いたパイプの曲げ加工においては、パイプの内面とマンドレルとの摺動摩擦を低減し、パイプの内面における傷の発生を防止するために、潤滑油が使用されることがある。しかし、潤滑油を使用した曲げ加工においては、パイプの内面に潤滑油が付着するため、当該曲げ加工後には、パイプの内部を洗浄して潤滑油を除去する洗浄作業が必要となる。
そこで、パイプの曲げ加工において潤滑油を使用せず、潤滑油を除去する洗浄作業を不要とするために、マンドレルの先端部にMCナイロン等の合成樹脂を設ける技術がある。このようにMCナイロン等の合成樹脂を設けた技術として、例えば、特許文献1に記載のものがある。
特開2012−166246号公報
特許文献1においては、工具鋼から成る円柱形状の本体に雄ねじ部を設け、合成樹脂(MCナイロン)から成る半球面状の球面部に雌ねじ部を設け、本体と球面部とをねじ締結によって組み付けて成るマンドレルが開示されている。
しかし、特許文献1に記載のマンドレルは、本体と球面部とのねじ締結部に空隙が生じ、マンドレルの球面部に変形が生じる虞がある。
また、特許文献1に記載のマンドレルにおいては、本体への雄ねじ部の加工と、球面部への雌ねじ部の加工がそれぞれ個別になされるため、当該雄ねじ部と雌ねじ部とをねじ締結した際に、本体と球面部との中心軸がずれてしまう虞がある。このような本体と球面部との中心軸のずれは、曲げ加工の精度に影響を与えるだけでなく、マンドレルの強度に影響する。なお、この中心軸を合わせるためには、本体への雄ねじ部の加工および球面部への雌ねじ部の加工を高精度に行う必要がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、二つの部材から成るマンドレルの形状を保持することを目的とする。
上記課題を解決する第一の発明に係るマンドレルは、管材を曲げ加工する際に前記管材の内部に挿入されるマンドレルであって、棒状の本体部と、前記本体部の一端側に設けられて前記本体部よりも細い小径部とを有する芯部材と、前記芯部材の一端側に設けられ、前記小径部を覆って前記芯部材と一体的に成形される先端部材とを備え、前記小径部が、溝部を有するものであり、前記先端部材が、前記溝部を埋めるように前記芯部材に成形されるものであり、前記溝部は、前記先端部材の抜け止めとなる形状であることを特徴とする。
上記課題を解決する第二の発明に係るマンドレルは、第一の発明に係るマンドレルにおいて、前記溝部の径方向長さを、前記先端部材の成形厚さの50〜100%とすることを特徴とする。
上記課題を解決する第の発明に係るマンドレルは、第一または第二の発明に係るマンドレルにおいて、前記先端部材が、射出成形によって成形される樹脂部材であることを特徴とする。
上記課題を解決する第の発明に係るマンドレルは、第一または第二の発明に係るマンドレルにおいて、前記先端部材が、焼結によって成形されるセラミックス部材であることを特徴とする。
上記課題を解決する第五の発明に係るマンドレルは、第一から第四のいずれか一つの発明に係るマンドレルにおいて、前記小径部の端面は曲面形状であり、前記先端部材は、前記小径部の周面全体を覆う円筒部と、前記小径部の端面全体を覆う半球体部とから構成されていることを特徴とする。
第一の発明に係るマンドレルによれば、芯部材と先端部材とから成るマンドレルにおいて、圧入またはねじ締結等によって先端部材を芯部材に組み付けるのではなく、先端部材を芯部材における小径部を覆うように芯部材と一体的に成形することにより、芯部材と先端部材との密着度が向上し、マンドレルの形状を保持することができる。また、圧入またはねじ締結等によって先端部材を芯部材に組み付けるのではなく、先端部材を芯部材と一体的に成形することにより、芯部材と先端部材との中心軸のずれを抑えることができるので、マンドレルの形状を保持することができる。また、芯部材の小径部に溝部を設けることにより、先端部材が当該溝部に入り込んで成形されるので、溝部が抜け止めとして作用することとなる。つまり、マンドレルにおいて、芯部材に対して先端部材が抜ける方向への力が作用した際に、先端部材は、芯部材における溝部に引っ掛かるので、芯部材から抜け出ることはない。
の発明に係るマンドレルによれば、樹脂製の先端部材を射出成形によって成形することにより、芯部材に対して先端部材を確実に密着して成形することができる。また、樹脂部材によって、曲げ加工に供される管材とマンドレルとの摺動性が良くなるので、管材の曲げ加工において潤滑油を使用せず、潤滑油を除去するための洗浄作業を不要とすることができる。
の発明に係るマンドレルによれば、セラミックス製の先端部材を焼結によって成形することにより、芯部材に対して先端部材を確実に密着して成形することができる。また、セラミックス部材によって、曲げ加工に供される管材とマンドレルとの摺動性が良くなるので、管材の曲げ加工において潤滑油を使用せず、潤滑油を除去するための洗浄作業を不要とすることができる。
実施例1に係るマンドレルが備えられた曲げ加工装置(動作前)の構造を示す説明図である。 実施例1に係るマンドレルが備えられた曲げ加工装置(動作後)の構造を示す説明図である。 実施例1に係るマンドレルを示す説明図である。 実施例2に係るマンドレルを示す説明図である。
以下に、本発明に係るマンドレルの実施例について、添付図面を参照して詳細に説明する。もちろん、本発明は以下の実施例に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは言うまでもない。
[実施例1]
本発明の実施例1に係るマンドレルが備えられた曲げ加工装置の構造について、図1A,図1Bおよび図2を参照して説明する。
図1Aに示すように、曲げ加工装置1には、パイプ(管材)Pの先端側(図1Aにおける右方側)における一部を支持する第一の支持部10と、パイプPの後端側(図1Aにおける左方側)における一部を支持する第二の支持部20とが設けられている。
第一の支持部10は、所定の曲率の円弧形状から成るガイド面11を有し、このガイド面11の円弧中心に位置する回転軸12回りに回動するようになっている。一方、第二の支持部20は、第一の支持部10の回動に伴ってパイプPを先端側(ガイド面11の接線方向)へ押し進めるように直線移動するようになっている。よって、パイプPは、第一の支持部10の回動および第二の支持部20の直線移動によって、第一の支持部10におけるガイド面11に沿って曲げられるようになっている。
曲げ加工装置1には、曲げ加工中にパイプPが押し潰されないようにするためのマンドレル30が設けられており、このマンドレル30は、第一の支持部10および第二の支持部20に支持されたパイプPの内部に挿入されるようになっている。
よって、直線形状のパイプPに所定の曲率の曲げ加工を施す際には、図1Aに示すように、パイプPの先端側(一端側)における一部を第一の支持部10によって支持し、パイプPの後端側(他端側)における一部を第二の支持部20によって支持する共に、パイプPの内部にマンドレル30を挿入する。そして、この状態で、図1Bに示すように、第二の支持部20を直線移動すると共に、第一の支持部10を回転軸12回りに所定の角度(図1Bにおいては、90°)だけ回動することにより、パイプPの扁平を防止しつつ、パイプPに所定の曲率から成る曲げ部Pcを形成することができる。
マンドレル30は、略円柱形状(棒状)の芯金(芯部材)40と、芯金40の一端側(図1Aにおける右方側)、すなわち、マンドレル30において曲げ加工時にパイプPの内面Pfに接触し得る範囲に設けられる先端部材50とから構成される。
芯金40は、パイプPの内部に挿入可能な外径D1を有する円柱形状(棒状)の本体部41と、本体部41の一端側(図1Aにおける右方側)に設けられて本体部41よりも細い(外径D1よりも小さい外径D2を有する)小径部42とから構成されている。なお、芯金40は、パイプPの曲げ加工時にパイプPから受ける高い圧力に耐える剛性の高い材料から成り、芯金40の材料としては、例えば、アルミニウム青銅や工具鋼などの金属が挙げられる。
先端部材50は、芯金40における小径部42を覆うように芯金40と一体的に成形されており、芯金40における本体部41の外径D1と略同じ外径を有して芯金40における小径部42の周面42aを覆う円筒部51と、当該円筒部51の先端側に設けられて芯金40における小径部42の端面42bを覆う半球体部52とから構成されている。なお、先端部材50は、曲げ加工時にパイプPの内面Pfとの摺動摩擦を低減する摺動性の良い材料から成り、先端部材50の材料としては、例えば、フェノール樹脂などの摺動性の良い樹脂が挙げられる。
先端部材50は、射出成形によって芯金40と一体的に成形されており、マンドレル30においては、芯金40と先端部材50とが隙間なく密着されている。マンドレル30の製造方法、すなわち、芯金40に先端部材50を一体的に成形する方法の一例を以下に示す。
まず、図2に示すように、転造等によって製作される金属製の芯金40に射出成形用の金型60を取り付ける。この金型60には、芯金40における本体部41の外径D1と略同じ内径を有して開口する周面部61が設けられており、その底部(図2における右方側の部分)には、周面部61の内径と略同じ内径の半球面部62が設けられている。よって、この金型60を芯金40に取り付けた状態では、金型60と芯金40との間に、樹脂を注入可能な空間部70が形成されるようになっている。
金型60には、半球面部62の先端側(図2における右方側)に臨んで開口する樹脂注入口63と、周面部61に臨んで開口するエア抜き穴64とが形成されており、樹脂注入口63から前記空間部70に溶融された樹脂が注入されると共に、前記空間部70内の空気がエア抜き穴64から抜けて樹脂が前記空間部70内に充満されるようになっている。このように、金型60が芯金40に取り付けられ、芯金40と金型60との間に形成される空間部70に樹脂が注入されることにより、先端部材50は、芯金40と一体的に成形される。
また、芯金40における小径部42の周面42aには、周方向に沿う溝部43が形成されており、この溝部43を埋めるようにして先端部材50が設けられる。よって、溝部43において固化された樹脂は、先端部材50の抜け止めとして作用することとなる。つまり、マンドレル30において、芯金40に対して先端部材50が抜ける方向への力が作用した際に、先端部材50は、芯金40における溝部43に引っ掛かるので、芯金40から抜け出ないようになっている。
上述したように射出成形によって樹脂製の先端部材50を芯金40と一体的に成形することにより、芯金40と先端部材50とを確実に密着させることができると共に、芯金40と先端部材50との軸中心を容易に合わせることができる。
なお、従来のように、圧入またはねじ締結等によって先端部材を芯部材に組み付けた場合には、芯部材と先端部材との間に空隙が生じると共に、芯部材の中心軸と先端部材の中心軸とがずれることにより、先端部材の形状が変わる虞がある。また、圧入またはねじ締結等による芯部材と先端部材との組み付けにおいて、芯部材の中心軸と先端部材の中心軸とを合わせるためには、芯部材および先端部材の高精度な加工が必要となる。
本発明の実施例1に係るマンドレル30が備えられた曲げ加工装置の動作について、図1A,図1Bおよび図2を参照して説明する。
まず、図1Aに示すように、パイプPを曲げ加工装置1にセットする。つまり、パイプPの先端側における一部を第一の支持部10によって支持し、パイプPの後端側における一部を第二の支持部20によって支持すると共に、第一の支持部10および第二の支持部20によって支持されたパイプPの内部にマンドレル30を挿入する。
次に、第一の支持部10を回転軸12回りに回動すると共に(図1Aにおいては、左回転)、当該回動に伴って第二の支持部20を直線移動する(図1Aにおいては、右方向への移動)。このとき、曲げ加工装置1におけるマンドレル30の位置は変わらず、マンドレル30に対してパイプPが摺動することとなる(図1Aにおいては、第二の支持部20と同じく、右方向への摺動)。
そして、図1Bに示すように、第一の支持部10が所定の角度(図1Bにおいては、90°)だけ回動されると共に、第二の支持部20が第一の支持部10の回動した分だけ直線移動されることにより、パイプPに所定の角度(図1Bにおいては、90°)の曲げ部Pcが形成される。
マンドレル30は、先端部材50が射出成形によって芯金40と一体的に成形されることにより、芯金40と先端部材50とが隙間なく確実に密着されると共に、芯金40と先端部材50との中心軸が合致している。よって、先端部材50の強度が十分に確保され、曲げ加工時にパイプPから受ける圧力や摩擦等によって先端部材50が損傷することはない。
また、芯金40における小径部42の周面42aに溝部43を設け、当該溝部43を埋めるように先端部材50を設けていたことにより、芯金40に対して先端部材50が抜ける方向への力が作用した場合においても、先端部材50は、芯金40における溝部43に引っ掛かるので、芯金40から抜け出ることはない。
本実施例に係るマンドレル30においては、芯金40における小径部42の周面42aに周方向に沿う溝部43を形成したが、本発明における溝部は、これに限定されることはなく、芯金40と一体的に成形される先端部材50の抜け止めとなり得るものであれば良い。本発明における溝部として、例えば、マンドレル30において、小径部42の周面42aに周方向に沿う溝部43を軸方向に複数設けても良く、小径部42の周面42aの一部を切り欠いた切り欠き部を設けても良い。
なお、溝部43において固化される樹脂の強度を保つ、すなわち、先端部材50の抜け防止効果を十分に発揮するために、溝部43を鈍角または曲面から成るものとすることが好ましく、また、溝部43の深さ(径方向長さ)dを先端部材50の成形厚さtの50〜100%程度とすることが好ましい。
また、芯金40における小径部42の強度、および、当該小径部42に設けられる先端部材50の強度を確保するためには、芯金40における本体部41の直径D1に対して、小径部42における直径D2をD2≒D1/2とし、先端部材50における成形厚さtをt≒D2/2≒D1/4とすることが好ましい。
[実施例2]
本発明の実施例2に係るマンドレルが備えられた曲げ加工装置の構造について、図1A,図1Bおよび図3を参照して説明する。
本実施例に係るマンドレル130は、本発明の実施例1における曲げ加工装置1のマンドレル30に代えて、備えられるものである(図1Aおよび図1B参照)。つまり、本実施例に係るマンドレル130が備えられた曲げ加工装置は、マンドレル130の構成、詳細には、マンドレル130における先端部材150を樹脂に代えてセラミックスで製作したことを除いて、本発明の実施例1に係るマンドレル30が備えられた曲げ加工装置1と同様な構造を有するものである。よって、本実施例に係るマンドレル130が備えられた曲げ加工装置における実施例1と同様な構造に対する重複説明は適宜省略する。
マンドレル130は、略円柱形状(棒状)の芯金140と、芯金140の一端側(図3における右方側)に設けられる先端部材150とから構成される。ここで、芯金140の構造は、実施例1に係るマンドレル30の芯金40と同様な構造であるので、これについての詳細な説明は省略する。
先端部材150は、芯金140における小径部142を覆うように芯金140と一体的に成形されており、芯金140における本体部141の外径D1と略同じ外径を有して芯金140における小径部142の周面142aを覆う円筒部151と、当該円筒部151の先端側に設けられて芯金140における小径部142の端面142bを覆う半球体部152とから構成されている。なお、先端部材150は、曲げ加工時にパイプPの内面Pfとの摺動摩擦を低減する摺動性の良い材料から成り、先端部材150の材料としては、例えば、セラミックスが挙げられる。
先端部材150は、焼結によって芯金140と一体的に成形されており、マンドレル130においては、芯金140と先端部材150とが隙間なく密着されている。マンドレル130の製造方法、すなわち、芯金140に先端部材150を一体的に成形する方法の一例を以下に示す。
図3に示すように、転造等によって製作される金属製の芯金140に、図示しない金型を用いてセラミックス粉末150aを加圧成形し、高温で加熱焼結することにより、先端部材150は、芯金140と一体的に成形される。
また、芯金140における小径部142の周面142aには、周方向に沿う溝部143が形成されており、この溝部143を埋めるようにしてセラミックス粉末150aは加圧成形される。よって、溝部143において焼結されたセラミックスは、先端部材150の抜け止めとして作用することとなる。つまり、マンドレル130において、芯金140に対して先端部材150が抜ける方向への力が作用した際に、先端部材150は、芯金140における溝部143に引っ掛かるので、芯金140から抜け出ないようになっている。
上述したように加圧成形および焼結によってセラミックス製の先端部材150を芯金140と一体的に成形することにより、芯金140と先端部材150とを確実に密着させることができると共に、芯金140と先端部材150との軸中心を容易に合わせることができる。
本実施例に係るマンドレル130においては、芯金140における小径部142の周面142aに周方向に沿う溝部143を形成したが、本発明における溝部は、これに限定されることはなく、芯金140と一体的に成形される先端部材150の抜け止めとなり得るものであれば良い。本発明における溝部として、例えば、マンドレル130において、小径部142の周面142aに周方向に沿う溝部143を軸方向に複数設けても良く、小径部142の周面142aの一部を切り欠いた切り欠き部を設けても良い。
なお、溝部143において焼結されるセラミックスの強度を保つ、すなわち、先端部材150の抜け防止効果を十分に発揮するために、溝部143を鈍角または曲面から成るものとすることが好ましく、また、溝部143の深さ(径方向長さ)dを先端部材150の成形厚さtの50〜100%程度とすることが好ましい。
また、芯金140における小径部142の強度、および、当該小径部142に設けられる先端部材150の強度を確保するためには、芯金140における本体部141の直径D1に対して、小径部142における直径D2をD2≒D1/2とし、先端部材150における成形厚さtをt≒D2/2≒D1/4とすることが好ましい。
1 曲げ加工装置
10 第一の支持部
11 第一の支持部のガイド面
12 第一の支持部の回転軸
20 第二の支持部
30 マンドレル
40 芯金(芯部材)
41 芯金の本体部
42 芯金の小径部
42a 小径部の周面
42b 小径部の端面
43 芯金の溝部
50 先端部材
51 先端部材の円筒部
52 先端部材の半球体部
60 射出成形用の金型
61 金型の円柱開口部
62 金型の半球面部
63 樹脂注入口
64 エア抜き穴
70 空間部
P パイプ(管材)
Pc パイプの曲げ部
Pf パイプの内面

Claims (5)

  1. 管材を曲げ加工する際に前記管材の内部に挿入されるマンドレルであって、
    棒状の本体部と、前記本体部の一端側に設けられて前記本体部よりも細い小径部とを有する芯部材と、
    前記芯部材の一端側に設けられ、前記小径部を覆って前記芯部材と一体的に成形される先端部材とを備え
    前記小径部が、溝部を有するものであり、
    前記先端部材が、前記溝部を埋めるように前記芯部材に成形されるものであり、
    前記溝部は、前記先端部材の抜け止めとなる形状である
    ことを特徴とするマンドレル。
  2. 前記溝部の径方向長さを、前記先端部材の成形厚さの50〜100%とする
    ことを特徴とする請求項1に記載のマンドレル。
  3. 前記先端部材が、射出成形によって成形される樹脂部材である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のマンドレル。
  4. 前記先端部材が、焼結によって成形されるセラミックス部材である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のマンドレル。
  5. 前記小径部の端面は曲面形状であり、
    前記先端部材は、前記小径部の周面全体を覆う円筒部と、前記小径部の端面全体を覆う半球体部とから構成されている
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のマンドレル。
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