JP2009078638A - 車両の操舵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な制御、構造で、適切な操舵角を応答性良く得る。
【解決手段】ステアリングホイール2から入力される操舵力は、ステアリングギヤボックス3内の操舵機構4に伝達され、左右の操舵輪5L、5Rを転舵する操舵力として左右のタイロッド6L、6Rに伝達される。操舵機構4は、ステアリングギヤボックス3の略中央に配設された差動機構11と、この差動機構11と左右のタイロッド6L、6Rとの間にそれぞれ介装された左右のボールねじ機構12L、12Rと、差動機構11による差動を制御することにより左右の操舵輪5L、5Rのトー角を制御するトーコントロールモータ13と、操舵力をアシストする電動パワーステアリングモータ14とを有して構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、左右の操舵輪を適切に制御する車両の操舵装置に関する。
近年、車両においては、効率の良い操舵を実現するために、様々な操舵装置の技術が提案され、実用化されている。
例えば、特開2007−99144号公報では、第1モータと、第1モータによって駆動される回転可能な第1ナットと、一対の車輪のうち一方の車輪を転舵する第1操舵軸と、第1ナットの回転運動を第1操舵軸の軸方向運動に変換する第1ねじ機構と、第2モータと、回転可能な第2ナットと、第2モータによって駆動される駆動対象部を有し、駆動対象部が第2モータによって駆動されることにより、第1ナットに与えられるトルクを第2ナットに伝達すると共に、第1ナットの回転角度に対する第2ナットの回転角度を変化させる駆動伝達手段と、第1操舵軸と分離され、一対の車輪のうち他方の車輪を転舵する第2操舵軸と、第2ナットの回転運動を第2操舵軸の軸方向運動に変換する第2ねじ機構とを備えた操舵装置が開示されている。
特開2007−99144号公報
しかしながら、上述の操舵装置の技術では、構造が極めて複雑であり、伝達比可変装置のモータに加え、第1モータ、第2モータと3つのモータが必要で、コストも高くなるという問題がある。そして、適切な操舵角を得るには、これらのモータを協調制御するため、制御性も難しく、応答性も悪化するという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、簡単な制御、構造で、適切な操舵角を応答性良く得ることができる車両の操舵装置を提供することを目的としている。
本発明は、操舵力を入力する操舵入力軸と、入力部から入力された力を一方の出力部と他方の出力部とから差動を許容して出力する差動機構とを備え、上記操舵入力軸を上記差動機構の入力部に接続すると共に、上記差動機構の一方の出力部を操舵輪の左輪側と接続し、上記他方の出力部を操舵輪の右輪側と接続したことを特徴としている。
本発明による車両の操舵装置によれば、簡単な制御、構造で、適切な操舵角を応答性良く得ることが可能となる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1〜図6は本発明の実施の第1形態を示し、図1は前輪操舵系の要部断面図、図2は前輪操舵系の要部スケルトン図、図3は前輪操舵制御プログラムのフローチャート、図4はハンドル角と車速に応じて設定されるモータ回転角の特性図、図5は操舵時の操舵輪の様子を示す説明図、図6は図5における各操舵輪に作用する力の説明図である。
図1及び図2において、符号1は車両の操舵装置を示し、ステアリングホイール2から入力される操舵力は、ステアリングギヤボックス3内の操舵機構4に伝達され、左右の操舵輪5L、5Rを転舵する操舵力として左右のタイロッド6L、6Rから左右のナックルアーム7L、7Rに伝達される。
操舵機構4は、ステアリングギヤボックス3の略中央に配設された差動機構11と、この差動機構11と左右のタイロッド6L、6Rとの間にそれぞれ介装されて回転運動を幅方向の並進運動に変換する左右のボールねじ機構12L、12Rと、差動機構11による差動を制御することにより左右の操舵輪5L、5Rのトー角を制御するトーコントロールモータ13と、操舵力をアシストする電動パワーステアリングモータ14とを有して主要に構成されている。
差動機構11は、デファレンシャルケース15の右端部に、リングギヤ16が形成されており、このリングギヤ16に、ステアリングギヤボックス3から上方に突出されて、ステアリングホイール2からのステアリング軸17と連結されるピニオン軸18の下端に設けられたピニオンギヤ19が噛合されている。
更に、デファレンシャルケース15のリングギヤ16には、電動パワーステアリングモータ14の出力軸14aに設けられたピニオンギヤ20が噛合されており、電動パワーステアリングモータ14による操舵アシスト力が伝達されるようになっている。この操舵アシスト力は、例えば、予め設定された、ドライバによる操舵トルクと車速に応じた特性マップにより設定される。
また、差動機構11は、デファレンシャルケース15内に、左右のボールねじ機構12L、12Rとそれぞれ連結される左右のサイドギヤ21L、21Rと、これらサイドギヤ21L、21Rと噛合されるベベルギヤ22とが回転自在に格納されており、ベベルギヤ22の一つには、何らかの異常時(フェール時)にベベルギヤ22の回転を禁止させる禁止手段としてのクラッチ23が設けられている。これにより、フェール時においては、ベベルギヤ22の回転が禁止されるため、ドライバによりステアリングホイール2が回転されるとピニオンギヤ19、リングギヤ16を介してデファレンシャルケース15が回転され、このデファレンシャルケース15と一体的に左右のサイドギヤ21L、21Rが回転される。
左右のボールねじ機構12L、12Rは、ステアリングギヤボックス3に回転自在に配設された外筒部24L、24Rと、左右逆のねじ溝が刻設された軸部25L、25Rとを有して構成されており、外筒部24L、24Rの中央側端部がサイドギヤ21L、21Rと接続されると共に、軸部25L、25Rの外側端部がタイロッド6L、6Rと接続されている。これにより、サイドギヤ21L、21Rが回転されると外筒部24L、24Rが回転され、軸部25L、25Rが並進方向に移動されて、タイロッド6L、6Rを並進方向に移動させる。
一方、左のボールねじ機構12Lと差動機構11との間、すなわち、サイドギヤ21Lと外筒部24Lとの間には、トーコントロールモータ13の出力軸13aに設けられたドライブギヤ26と噛合されるドリブンギヤ27が設けられており、トーコントロールモータ13により後述するように操舵角が制御自在になっている。
そして、車両の操舵装置1に対する操舵制御は、操舵制御部30により後述する前輪操舵制御プログラムを実行することにより行われ、通常時においては、車速センサ41からの車速V、ハンドル角センサ42からのハンドル角θHに応じ、トーコントロールモータ13のモータ回転角θMをモータ角センサ43からの信号を参照してトーコントロールモータ駆動部31に信号出力してトーコントロールモータ13を制御する。また、フェール時においては、クラッチ駆動部32に信号出力してクラッチ23を作動させ、差動機構11のベベルギヤ22の回転を禁止させる。すなわち、操舵制御部30は差動制御手段としての機能を有して構成されている。
次に、図3のフローチャートにより、上述の前輪操舵制御プログラムを説明する。
まず、ステップ(以下、「S」と略称)101で、必要パラメータ、すなわち、車速V、ハンドル角θH、モータ回転角θMを読み込む。
次いで、S102に進み、正常な制御状態(例えば、モータ回転角θMが異常な値を示していない場合等)か否か判定し、正常な制御状態であれば、S103に進み、トーコントロールモータ13のモータ回転角θMを設定し、トーコントロールモータ駆動部31に信号出力してプログラムを抜ける。このS103におけるトーコントロールモータ13のモータ回転角θMの設定は、例えば、図4に示すように、予め設定しておいた車速V−ハンドル角θHの特性マップを参照することにより実行される。この車速V−ハンドル角θHの特性マップは、左右輪の横力が等しくなるような左右輪の操舵角の特性を、予め実験、計算等により求めて設定したものである。
尚、左右の操舵輪5L、5Rの最終的な操舵角θfl、θfrは、それぞれ以下の(1)式、(2)式となる。
θfl=(θH/n)+(θM/m) …(1)
θfr=(θH/n)−(θM/m) …(2)
ここで、nはステアリングホイール2からリングギヤ16への減速比、mはドライブギヤ26からサイドギヤ21Lへの減速比である。
一方、上述のS102で正常ではないと判定した場合は、S104に進み、クラッチ駆動部32に信号出力してクラッチ23を作動させ、差動機構11のベベルギヤ22の回転を禁止させてプログラムを抜ける。
このように、本実施の第1形態によれば、ステアリングホイール2から入力される操舵力を差動機構11のリングギヤ16、ベベルギヤ22を介して、左右のサイドギヤ21L、21Rに伝達し、これら左右のサイドギヤ21L、21Rから左右のボールねじ機構12L、12Rを経て左右のタイロッド6L、6Rに伝達するように構成されている。このため、左右の操舵輪5L、5Rの横力が、差動機構11により機構的に略同じ値に維持されて、応答性良く左右の操舵角を適切に保つことが可能となる。
すなわち、図5(a)に示すように、操舵輪の左右の横力が異なる場合の一例として、左輪側のみで横力を発生して旋回するような場合と、図5(b)に示すように、操舵輪の左右の横力が等しい場合を考える。
図5(a)の左輪の横力Ffl1に対し、コーナリングフォースはYfl1となりコーナリングドラッグはDfl1となる。右輪では、横力、コーナリングフォース、コーナリングドラッグは0となっている。
図5(b)では、左輪の横力Ffl2に対し、コーナリングフォースはYfl2となりコーナリングドラッグはDfl2となり、右輪の横力Ffr2に対し、コーナリングフォースはYfr2となりコーナリングドラッグはDfr2となっている。
そして、これら図5(a)の場合と図5(b)の場合とを横力が等しい(Ffl1=Ffl2+Ffr2)として、重ねて比較すると、図6に示すように、コーナリングフォースは図5(b)の方がΔY(=Yfl2+Yfr2−Yfl1)大きくなるが、コーナリングドラッグは図5(a)の方がΔD(=Dfl1−Dfl2−Dfr2)大きくなる。
すなわち、左右輪の横力を等しくして旋回する方が、コーナリングドラッグを小さくすることができ、効率の良い旋回特性が得られ、操舵ゲインを向上することが可能となるのである。そして、コーナリングドラッグを小さくすることにより、走行抵抗を減少させることができ、トラクション性能の向上、及び、燃費の向上を図ることができる。また、タイヤにかかる負荷も小さくなるため、偏摩耗も有効に防止することができる。
また、本実施の第1形態によれば、トーコントロールモータ13により差動機構11の左右輪間の差回転が適切な値に制御できるようになっているので、制動時や路面状態により差動機構11による差動機能を適切に作用させることが困難な場合であっても適切な操舵角に制御することができ、安定した操舵機構を実現することが可能である。
更に、本実施の第1形態によれば、採用するモータもトーコントロールモータ13のみで左右輪間の操舵角を適切に制御できるので、構造も簡単で部品点数も少なく小型軽量に実現することができる。そして、制御もトーコントロールモータ13のみに対する制御であるため、簡単な制御で実現でき、応答性も良い。
また、フェール時においては、クラッチ23によりベベルギヤ22の回転を禁止させてステアリングホイール2の回転と一体的に左右のサイドギヤ21L、21Rが回転されて確実に操舵が行われるようになっている。
次に、図7は本発明の実施の第2形態による、前輪操舵系の要部スケルトン図である。尚、本実施の第2形態は、電動パワーステアリングモータによる操舵アシスト力が、直接、ステアリング軸に付加されるようにした点が前記第1形態と異なり、他の構成、作用は第1形態と同様であるので同じ構成に対しては同じ符号を記し、説明は省略する。
すなわち、図7に示すように、符号50は、第2形態による車両の操舵装置を示し、ステアリング軸17と連結されるピニオン軸51は、さらに前方まで突出されて、中途部にデファレンシャルケース15のリングギヤ16と噛合するピニオンギヤ19が設けられ、前端には電動パワーステアリングモータ14の出力軸14aに設けられたピニオンギヤ20と噛合するピニオンギヤ52が設けられている。
このような構成とすることにより、電動パワーステアリングモータ14による操舵アシスト力は、ピニオンギヤ52、ピニオン軸51を介してステアリング軸17に付加されるため、前述の第1形態と同様の効果を得ると共に、デファレンシャルケース15のリングギヤ16の設計の自由度をより向上させることができる。
次に、図8は本発明の実施の第3形態による、前輪操舵系の要部スケルトン図である。尚、本実施の第3形態は、電動パワーステアリングモータをピニオン軸側に設け、電動パワーステアリングモータによる操舵アシスト力が、直接、ステアリング軸に付加されるようにした点が前記第1形態と異なり、他の構成、作用は第1形態と同様であるので同じ構成に対しては同じ符号を記し、説明は省略する。
すなわち、図8に示すように、符号60は、第3形態による車両の操舵装置を示し、ステアリング軸17と連結されるピニオン軸61の前端にはデファレンシャルケース15のリングギヤ16と噛合するピニオンギヤ19が設けられ、ピニオン軸61の中途部にはピニオン軸61側に設けた電動パワーステアリングモータ14の出力軸14aに設けられたピニオンギヤ20と噛合するピニオンギヤ62が設けられている。
このような構成とすることにより、電動パワーステアリングモータ14による操舵アシスト力は、ピニオンギヤ62、ピニオン軸61を介してステアリング軸17に付加されるため、前述の第1形態と同様の効果を得ると共に、デファレンシャルケース15のリングギヤ16の設計の自由度をより向上させることができる。また、電動パワーステアリングモータ14をステアリングギヤボックス3から分離して設けるため、ステアリングギヤボックス3を簡素化し小型化することができる。
次に、図9は本発明の実施の第4形態による、前輪操舵系の要部スケルトン図である。尚、本実施の第4形態は、トーコントロールモータ、電動パワーステアリングモータ、及び、クラッチを省略し、最も最小の構成である差動機構のみにより操舵角を適切に保つようにした点が前記第1形態と異なり、他の構成、作用は第1形態と同様であるので同じ構成に対しては同じ符号を記し、説明は省略する。
すなわち、図9に示すように、符号70は、第4形態による車両の操舵装置を示し、ステアリング軸17と連結されるピニオン軸18の前端に設けられたピニオンギヤ19は、差動機構11のデファレンシャルケース15の右端部に形成されたリングギヤ16と噛合されている。
差動機構11は、デファレンシャルケース15内に、左右のボールねじ機構12L、12Rとそれぞれ連結される左右のサイドギヤ21L、21Rと、これらサイドギヤ21L、21Rと噛合されるベベルギヤ22とが回転自在に格納されている。
このように、車両のスペックによっては、より簡素な操舵装置70とすることにより、左右の操舵輪の横力が略同じとなる適切な操舵角を優れた応答性を確保しつつ実現し、より簡素で、小型軽量化して安価な操舵装置を提供するものである。尚、電動パワーステアリングモータのみを本実施の第4形態に適用する場合は、前述の第1、第2、第3の何れかの形態で説明したように配設して実現することが可能である。また、フェール時を考慮して、ベベルギヤ22の回転を禁止させるクラッチを設ける場合も同様に、前述の第1、第2、第3の何れかの形態で説明したように配設して実現することが可能である。
次に、図10は本発明の実施の第5形態による、前輪操舵系の要部スケルトン図である。尚、本実施の第5形態は、トーコントロールモータを差動機構と一体的に設けた点が前記第4形態とは異なり、他の構成、作用は第4形態と同様であるので同じ構成に対しては同じ符号を記し、説明は省略する。
すなわち、図10に示すように、符号80は、第5形態による車両の操舵装置を示し、ステアリング軸17と連結されるピニオン軸18の前端に設けられたピニオンギヤ19は、差動機構81のデファレンシャルケース82の右端部に形成されたリングギヤ16と噛合されている。
差動機構81は、デファレンシャルケース82内に、左右のボールねじ機構12L、12Rとそれぞれ連結される左右のサイドギヤ21L、21Rと、これらサイドギヤ21L、21Rと噛合されるベベルギヤ22とが回転自在に格納されている。
また、差動機構81のデファレンシャルケース82には、ベベルギヤ22の回転を制御するトーコントロールモータ13と、何らかの異常時(フェール時)にベベルギヤ22の回転を禁止させるクラッチ23が、デファレンシャルケース82と一体的に設けられている。
このような構成とすることにより、前述の第4形態で説明した効果に加え、更に、トーコントロールモータ13を設けることにより、前述の第1形態で説明したように、制動時や路面状態により差動機構81による差動機能を適切に作用させることが困難な場合であっても適切な操舵角に制御することができ、安定した操舵機構を実現することが可能となる。尚、電動パワーステアリングモータを本実施の第5形態に適用する場合は、前述の第1、第2、第3の何れかの形態で説明したように配設して実現することが可能である。
次に、図11は本発明の実施の第6形態による、前輪操舵系の要部スケルトン図である。尚、本実施の第6形態は、トーコントロールモータを差動機構ではなくステアリングギヤボックス側に設けた点が前記第5形態とは異なり、他の構成、作用は第5形態と同様であるので同じ構成に対しては同じ符号を記し、説明は省略する。
すなわち、図11に示すように、符号90は、第6形態による車両の操舵装置を示し、ステアリング軸17と連結されるピニオン軸18の前端に設けられたピニオンギヤ19は、差動機構91のデファレンシャルケース92の右端部に形成されたリングギヤ16と噛合されている。
差動機構91は、デファレンシャルケース92内に、左右のボールねじ機構12L、12Rとそれぞれ連結される左右のサイドギヤ21L、21Rと、これらサイドギヤ21L、21Rと噛合されるベベルギヤ22、93とが回転自在に格納されている。
また、差動機構91のデファレンシャルケース92内には、左サイドギヤ21Lの回転軸外周に沿って、第1のピニオン軸94が回転自在に挿通されており、この第1のピニオン軸94のデファレンシャルケース92内の左サイドギヤ21L側端部には、第1のピニオンギヤ95が設けられると共に、デファレンシャルケース92外側の左ボールねじ機構12L側端部には、トーコントロールモータ13の出力軸13aに設けられたドライブギヤ26と噛合されるドリブンギヤ96が設けられている。
上述のサイドギヤ21L、21Rと噛合されるベベルギヤ93は、第2のピニオン軸97の内側端部に設けられており、この第2のピニオン軸97の外側端部には、上述の第1のピニオンギヤ95と噛合する第2のピニオンギヤ98が設けられている。
このような構成とすることにより、トーコントロールモータ13による駆動力は、ドリブンギヤ96、第1のピニオン軸94、第1のピニオンギヤ95、第2のピニオンギヤ98、第2のピニオン軸97、ベベルギヤ93へと伝達され、ベベルギヤ93の回転を制御することができるようになっている。このため、トーコントロールモータ13を差動機構91とは別の、ステアリングギヤボックス側に固定することが可能となり、トーコントロールモータ13の配設をより簡単に行うことが可能となる。尚、電動パワーステアリングモータを本実施の第6形態に適用する場合は、前述の第1、第2、第3の何れかの形態で説明したように配設して実現することが可能である。
次に、図12は本発明の実施の第7形態による、前輪操舵系の要部スケルトン図である。尚、本実施の第7形態は、左右のボールねじ機構の間に介装される差動機構に加え、左右操舵輪制御用の差動機構を更に併設し、該左右操舵輪制御用差動機構をトーコントロールモータで制御するようにした点が前記第4形態とは異なり、他の構成、作用は第4形態と同様であるので同じ構成に対しては同じ符号を記し、説明は省略する。
すなわち、図12に示すように、符号100は、第7形態による車両の操舵装置を示し、ステアリング軸17と連結されるピニオン軸18の前端に設けられたピニオンギヤ19は、第1の差動機構101の第1のデファレンシャルケース102の右端部に形成されたリングギヤ16と噛合されている。
第1の差動機構101は、第1のデファレンシャルケース102内に、左右のボールねじ機構12L、12Rとそれぞれ連結される第1の左右サイドギヤ103L、103Rと、これらサイドギヤ103L、103Rと噛合されるベベルギヤ104とが回転自在に格納されている。
また、第1の差動機構101には、何らかの異常時(フェール時)にベベルギヤ104の回転を禁止させるクラッチ23が、デファレンシャルケース102と一体的に設けられている。
そして、操舵装置100には、上述の第1の差動機構101に加え、左右操舵輪制御用の第2の差動機構105が併設されており、トーコントロールモータ13の出力軸13aに設けられたドライブギヤ26は、第2の差動機構105の第2のデファレンシャルケース106の右端部に形成されたドリブンギヤ107と噛合されている。
第2の差動機構105は、第2のデファレンシャルケース106内に、第2の左右サイドギヤ108L、108Rと、これらサイドギヤ108L、108Rと噛合されるベベルギヤ109とが回転自在に格納されている。
そして、第1の差動機構101の第1の左サイドギヤ103Lと左ボールねじ機構12Lとの間には第1のギヤ110が設けられており、この第1のギヤ110は第2の差動機構105の第2の左サイドギヤ108Lと連結された第2のギヤ111と噛合されている。
また、第1の差動機構101の第1の右サイドギヤ103Rと右ボールねじ機構12Rとの間には第3のギヤ112が設けられており、この第3のギヤ112は第2の差動機構105の第2の右サイドギヤ108Rと連結された第4のギヤ113と噛合されている。
このような構成とすることにより、トーコントロールモータ13は、第2の差動機構105を介して左右の操舵輪を制御することができるので、モータ出力のより小さいモータを採用することが可能となる。
尚、第2の差動機構は、本実施の第7形態では、ベベルギヤを用いた構成の差動機構で実現しているが、他の構成、例えば、周知のプラネタリギヤを用いた構成の差動機構で実現するものであっても良い。また、電動パワーステアリングモータを本実施の第7形態に適用する場合は、前述の第1、第2、第3の何れかの形態で説明したように配設して実現することが可能である。
次に、図13は本発明の実施の第8形態による、前輪操舵系の要部スケルトン図である。尚、本実施の第8形態は、差動機構をプラネタリギヤを用いて構成した点が前記第4形態とは異なり、他の構成、作用は第4形態と同様であるので同じ構成に対しては同じ符号を記し、説明は省略する。
すなわち、図13に示すように、符号120は、第8形態による車両の操舵装置を示し、ステアリング軸17と連結されるピニオン軸18の前端に設けられたピニオンギヤ19は、左デファレンシャル部122と右デファレンシャル部123とを連結軸124で連結して構成した差動機構121のリングギヤ16と噛合されている。
左デファレンシャル部122は、リングギヤ16が固定された左デファレンシャルケース125内に、連結軸124の左端部と接続された左サンギヤ126と、この左サンギヤ126と噛合する左プラネタリギヤ127と、この左プラネタリギヤ127と噛合する左リングギヤ128を有し、左プラネタリギヤ127を回転自在に軸支するキャリア129が左ボールねじ機構12Lと連結されている。
右デファレンシャル部123は、右デファレンシャルケース130内に、連結軸124の右端部と接続された右サンギヤ131と、この右サンギヤ131と噛合する右プラネタリギヤ132と、この右プラネタリギヤ132と噛合する右リングギヤ133を有し、右プラネタリギヤ132を回転自在に軸支するキャリア134が右ボールねじ機構12Rと連結されている。
このように、左右のボールねじ機構12L、12Rの間に介装される差動機構は、ベベルギヤにより構成される前述の各実施形態のものに限ることなく、プラネタリギヤを用いて構成する差動機構であっても、前述の各形態と同様の効果を得ることが可能である。そして、本実施の第8形態に示すようなプラネタリギヤを用いた差動機構を採用する場合であっても、前述の各形態で説明したような、電動パワーステアリングモータ、トーコントロールモータ等を適宜設けることができることは言うまでもない。
次に、図14及び図15は本発明の実施の第9形態を示し、図14は前輪操舵系の要部スケルトン図、図15は差動制御部の上方向(図14のA方向)からの拡大説明図である。尚、本実施の第9形態は、差動機構の差動制御を電動モータではなく弾性体により行うようにした点が前記第5形態とは異なり、他の構成、作用は第5形態と同様であるので同じ構成に対しては同じ符号を記し、説明は省略する。
すなわち、図14に示すように、符号140は、第9形態による車両の操舵装置を示し、ステアリング軸17と連結されるピニオン軸18の前端に設けられたピニオンギヤ19は、差動機構141のデファレンシャルケース142の右端部に形成されたリングギヤ16と噛合されている。
差動機構141は、デファレンシャルケース142内に、左右のボールねじ機構12L、12Rとそれぞれ連結される左右のサイドギヤ21L、21Rと、これらサイドギヤ21L、21Rと噛合されるベベルギヤ22、143とが回転自在に格納されている。
ベベルギヤ143の回転軸143aは、デファレンシャルケース142の外側に突出されている。図15(a)に示すように、デファレンシャルケース142の外側の回転軸143aの側面には、縦長の板部143bが設けられており、この板部143bの両脇にはストッパ144、145がデファレンシャルケース142から突設されている。そして、板部143bとストッパ144との間、及び、板部143bとストッパ145との間には、それぞれ硬質ゴム材等の弾性体146、147が介装されており、これらベベルギヤ143の回転軸143aの板部143b、ストッパ144、145、弾性体146、147により差動機構141の差動制御部150が構成されている。この差動制御部150の機能をより模式的に書いたものが図15(b)であり、弾性体146、147の有するバネ−ダンパ機能により差動機構141の差動制御が行われるようになっている。
このように、弾性体を用いて差動制御部を構成することにより、差動機構の差動制御をより安価で小型軽量に実現するものである。尚、電動パワーステアリングモータを本実施の第9形態に適用する場合は、前述の第1、第2、第3の何れかの形態で説明したように配設して実現することが可能である。また、前述の各実施の形態に対し、本実施の形態のようなストッパを設ければ、ベベルギヤによる差動領域を一定の領域内に規制する規制手段としての機能を備えることも可能となる。
本発明の実施の第1形態による、前輪操舵系の要部断面図 同上、前輪操舵系の要部スケルトン図 同上、前輪操舵制御プログラムのフローチャート 同上、ハンドル角と車速に応じて設定されるモータ回転角の特性図 同上、操舵時の操舵輪の様子を示す説明図 同上、図5における各操舵輪に作用する力の説明図 本発明の実施の第2形態による、前輪操舵系の要部スケルトン図 本発明の実施の第3形態による、前輪操舵系の要部スケルトン図 本発明の実施の第4形態による、前輪操舵系の要部スケルトン図 本発明の実施の第5形態による、前輪操舵系の要部スケルトン図 本発明の実施の第6形態による、前輪操舵系の要部スケルトン図 本発明の実施の第7形態による、前輪操舵系の要部スケルトン図 本発明の実施の第8形態による、前輪操舵系の要部スケルトン図 本発明の実施の第9形態による、前輪操舵系の要部スケルトン図 同上、差動制御部の上方向(図14のA方向)からの拡大説明図
符号の説明
1 操舵装置
2 ステアリングホイール
3 ステアリングギヤボックス
4 操舵機構
5L、5R 操舵輪
6L、6R タイロッド
7L、7R ナックルアーム
11 差動機構
12L、12R ボールねじ機構
13 トーコントロールモータ
14 電動パワーステアリングモータ
15 デファレンシャルケース
16 リングギヤ
17 ステアリング軸
18 ピニオン軸
19 ピニオンギヤ
20 ピニオンギヤ
21L、21R サイドギヤ
22 ベベルギヤ
23 クラッチ(禁止手段)
26 ドライブギヤ
27 ドリブンギヤ
30 操舵制御部(差動制御手段)
31 トーコントロールモータ駆動部
32 クラッチ駆動部

Claims (8)

  1. 操舵力を入力する操舵入力軸と、
    入力部から入力された力を一方の出力部と他方の出力部とから差動を許容して出力する差動機構とを備え、
    上記操舵入力軸を上記差動機構の入力部に接続すると共に、上記差動機構の一方の出力部を操舵輪の左輪側と接続し、上記他方の出力部を操舵輪の右輪側と接続したことを特徴とする車両の操舵装置。
  2. 上記差動機構は、上記一方の出力部と上記他方の出力部とをベベルギヤを介して連結したものであることを特徴とする請求項1記載の車両の操舵装置。
  3. 上記差動機構は、上記一方の出力部と上記他方の出力部とを少なくともプラネタリギヤを介して連結したものであることを特徴とする請求項1記載の車両の操舵装置。
  4. 上記一方の出力部と上記他方の出力部との差動を制御する差動制御手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一つに記載の車両の操舵装置。
  5. 上記差動制御手段は、電動モータを駆動して上記一方の出力部と上記他方の出力部との差動を制御することを特徴とする請求項4記載の車両の操舵装置。
  6. 上記差動制御手段は、上記一方の出力部と上記他方の出力部との間に弾性体を設けて形成することを特徴とする請求項4記載の車両の操舵装置。
  7. 上記差動機構は、上記一方の出力部と上記他方の出力部との差動を禁止する禁止手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか一つに記載の車両の操舵装置。
  8. 上記差動機構は、上記一方の出力部と上記他方の出力部との差動を予め設定した範囲内に規制する規制手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか一つに記載の車両の操舵装置。
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