JP2009078552A - 記録装置及びその処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
専用メモリを別途設けずに、プリントバッファへのアクセスを低減させるようにした記録装置及びその処理方法を提供する。
【解決手段】
第1のドット径に対応するノズルを複数備える第1のノズル列と、第1のドット径と異なる第2のドット径に対応するノズルを複数備える第2のノズル列とを備えた記録ヘッドを走査させて記録を行うとともに、各ノズル列が複数のノズルで構成されるグループにグループ化されている記録装置であって、多値データを保持するプリントバッファと、記録ヘッドの走査方向に並ぶ各ノズル列の複数のグループを単位としてプリントバッファから多値データを読み出し、当該読み出した多値データから各ノズル列に含まれるノズルに対応するドットデータを生成する生成手段と、当該生成されたドットデータを記録ヘッドへ転送する転送手段とを具備する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、多値の画像データを入力し、この多値の画像データをドット配置パターンに基づいて2値データに展開して記録を行う記録装置及びその処理方法に関する。
近年のインクジェット記録装置は、複数のドット径のインク滴を吐出すること、異なる濃度のインクや多くの異なる色のインクを使用することなどによって高画質な画像を記録している。それに伴い、記録ヘッドにおいて複数の記録素子を配列してなる記録素子列(ノズル列)の数も増えている。
ここで、記録装置における記録動作のフローを簡単に述べる。画像データは、記録の際に使用するインクの色毎の多値データとしてホスト装置から記録装置に転送され、記録装置上のメモリに格納される。記録装置はホスト装置から転送された多値データをメモリから読み出し、ドット配置パターンに基づいて2値データに展開する。展開された2値データに対して所定の処理を施して生成した記録データを記録ヘッドに転送する。そして、記録ヘッドは、この記録データに従って記録を行う。
ホスト装置から入力した多値データを展開した2値データは、ノズル列毎にプリントバッファに格納される。そして一般的には、記録の際にノズル列毎にプリントバッファから2値データを読み出して記録を行う。しかし、ノズル列数が増加した場合、必要とされるプリントバッファの容量が増える上、ノズル列毎の記録データを生成する際のメモリアクセスの回数が増大する。このため、記録速度が低下する場合がある。
そこで、特許文献1の記録装置は、ホスト装置から入力される多値データをプリントバッファに格納し、プリントバッファに格納された多値データをFIFO形式の専用メモリ(専用FIFOメモリ)に一時的に保持している。そして、記録データを生成する際には専用FIFOメモリにアクセスすることによってプリントバッファへのアクセス回数を減らしてスループットの向上を実現している。
上記特許文献1の記録装置は、専用FIFOメモリに高速SRAMを採用し、プリントバッファからインデックスデータ(多値データ)を専用FIFOメモリに格納する手法をとっている。専用FIFOメモリは色毎にインデックスデータの格納領域を持っており、インデックス展開処理回路は1カラムのデータを生成するたびに専用FIFOメモリにアクセスしてインデックス展開処理を行い、展開したデータをレジスタに格納する。
特開2003−211739号公報
上記従来例においては、プリントバッファへのアクセス回数を減らすことはできる。しかしながら、1カラムのデータを生成するたびに、ノズル列毎に専用FIFOメモリにアクセスしなければならず、ノズル列が増加した場合、専用FIFOメモリへのアクセス回数が増大し、スループットが低下する要因になることが懸念される。
また、専用FIFOメモリは色毎に構成されるため、インクの色数が増加した場合には専用FIFOメモリを増やさなければならない。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、専用メモリを別途設けずに、プリントバッファへのアクセスを低減させるようにした記録装置及びその処理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様は、第1のドット径に対応するノズルを複数備える第1のノズル列と、該第1のドット径と異なる第2のドット径に対応するノズルを複数備える第2のノズル列とを備えた記録ヘッドを走査させて記録を行うとともに、各ノズル列が複数のノズルで構成されるグループにグループ化されている記録装置であって、多値データを保持するプリントバッファと、前記記録ヘッドの走査方向に並ぶ前記各ノズル列の複数のグループを単位として前記プリントバッファから多値データを読み出し、該読み出した多値データから各ノズル列に含まれるノズルに対応するドットデータを生成する生成手段と、前記生成手段により生成されたドットデータを前記記録ヘッドへ転送する転送手段とを具備することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、第1のドット径に対応するノズルを複数備える第1のノズル列と、該第1のドット径と異なる第2のドット径に対応するノズルを複数備える第2のノズル列とを備えた記録ヘッドを走査させて記録を行うとともに、各ノズル列が複数のノズルで構成されるグループにグループ化されている記録装置の処理方法であって、多値データをプリントバッファに格納する格納工程と、前記記録ヘッドの走査方向に並ぶ前記各ノズル列の複数のグループを単位として前記プリントバッファから多値データを読み出し、該読み出した多値データから各ノズル列に含まれるノズルに対応するドットデータを生成する生成工程と、前記生成工程で生成されたドットデータを前記記録ヘッドへ転送する転送工程とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、1回のプリントバッファへのアクセスで複数のノズル列の記録データを生成するため、専用メモリを別途設けずに、プリントバッファへのアクセスを低減させることができる。これにより、スループットを向上させられる。また、ホスト装置から入力した多値データを多値データのままプリントバッファに格納するため、プリントバッファの容量を削減できる。
以下、本発明に係わる記録装置及びその処理方法の一実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
なお、この明細書において、「記録」(以下、「プリント」とも称する)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、又は媒体の加工を行う場合も表す。また、人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わない。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表す。
また、「インク」とは、上記「記録」の定義と同様広く解釈されるべきもので、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成又は記録媒体の加工、或いはインクの処理に供され得る液体を表す。インクの処理としては、例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固又は不溶化させることが挙げられる。
またさらに、「ノズル」とは、特にことわらない限り吐出口乃至これに連通する液路及びインク吐出に利用されるエネルギーを発生する素子を総括して言う。
なお、以下の説明においては、インクジェット記録方式を用いた記録装置を例として説明を行うが、本発明はこれに限定されるものではない。
(実施形態)
図10は、本実施形態に係わるインクジェット記録装置の構成の概要を示す外観斜視図である。
図10に示すように、インクジェット記録装置(以下、記録装置という)は、インクジェット方式に従ってインクを吐出して記録を行う記録ヘッド211を搭載している。記録ヘッド211を搭載したキャリッジ2にキャリッジモータ212によって発生する駆動力を伝達機構4より伝え、キャリッジ2を主走査方向である矢印A方向に往復移動(往復走査)させる。この往復走査とともに、例えば、記録紙などの記録媒体Pを給紙機構5を介して給紙し、記録位置まで搬送し、その記録位置において記録ヘッド211から記録媒体Pにインクを吐出することで記録を行う。
記録装置のキャリッジ2には記録ヘッド211を搭載するのみならず、記録ヘッド211に供給するインクを収容するインクタンク6を装着する。このインクタンク6は、キャリッジ2に対して着脱自在になっている。
図10に示した記録装置はカラー記録が可能であり、そのためキャリッジ2にはマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)、レッド(R)、グリーン(G)のインクをそれぞれ収容した6つのインクタンクを搭載している。これら6つのインクタンクはそれぞれ独立に着脱可能である。
キャリッジ2と記録ヘッド211とは、両部材の接合面が適正に接触されて所要の電気的接続を達成維持できるようになっている。記録ヘッド211は、記録信号に応じてエネルギーを印加することにより、複数の吐出口からインクを選択的に吐出して記録する。特に、本実施形態の記録ヘッド211は、熱エネルギーを利用してインクを吐出するインクジェット方式を採用し、熱エネルギーを発生するために電気熱変換体を備える。その電気熱変換体に印加される電気エネルギーが熱エネルギーへと変換され、その熱エネルギーをインクに与えることにより生じる膜沸騰による気泡の成長、収縮によって生じる圧力変化を利用して、吐出口よりインクを吐出させる。この電気熱変換体は各吐出口のそれぞれに対応して設けられ、記録信号に応じて対応する電気熱変換体にパルス電圧を印加することによって対応する吐出口からインクを吐出する。
図10に示されているように、キャリッジ2はキャリッジモータ212の駆動力を伝達する伝達機構4の駆動ベルト7の一部に連結されており、ガイドシャフト13に沿って矢印A方向に摺動自在に案内支持されるようになっている。したがって、キャリッジ2は、キャリッジモータ212の正転及び逆転によってガイドシャフト13に沿って往復走査する。また、キャリッジ2の主走査方向(矢印A方向)に沿ってキャリッジ2の位置を示すためのスケール8が備えられている。
また、記録装置には、記録ヘッド211の吐出口(不図示)が形成された吐出口面に対向してプラテン(不図示)が設けられており、キャリッジモータ212の駆動力によって記録ヘッド211を搭載したキャリッジ2が往復走査される。これと同時に、記録ヘッド211に記録信号を与えてインクを吐出することによって、プラテン上に搬送された記録媒体Pの全幅にわたって記録が行われる。
記録装置には、記録ヘッド211を搭載するキャリッジ2の記録動作のための往復運動の範囲外(記録領域外)の位置に、記録ヘッド211の吐出不良を回復するための回復装置10が配設されている。
回復装置10は、記録ヘッド211の吐出口面をキャップするキャッピング機構11と記録ヘッド211の吐出口面をクリーニングするワイピング機構12を備えている。そして、キャッピング機構11による吐出口面のキャッピングに連動して回復装置内の吸引手段(吸引ポンプ等)により吐出口からインクを強制的に排出させる。それによって、記録ヘッド211のインク流路内の粘度の増したインクや気泡等を除去するなどの吐出回復動作を行う。
また、非記録動作時等には、記録ヘッド211の吐出口面をキャッピング機構11によるキャッピングすることによって、記録ヘッド211を保護するとともにインクの蒸発や乾燥を防止することができる。一方、ワイピング機構12はキャッピング機構11の近傍に配され、記録ヘッド211の吐出口面に付着したインク滴を拭き取るようになっている。
また、記録装置では、キャッピング機構11に記録に関係しないインクを吐出することにより、予備吐出を行うことができる構成となっている。
これらキャッピング機構11を使用した吸引動作及び予備吐出動作、ワイピング機構12を使用したワイパー動作により、記録ヘッド211のインク吐出状態を正常に保つことが可能となっている。
図10では、インクタンク6と記録ヘッド211とが分離された構成について示しているが、インクタンクと記録ヘッドとが一体に形成されたヘッドカートリッジであっても良い。
図2は、本実施形態に係わる記録装置の全体構成を表すブロック図である。図中201はCPU、202はCPU201が実行するプログラム及びその他のテーブルデータ等を格納しておくROMである。203はホスト装置(不図示)からインタフェース(I/F)204を介して受信したデータを格納する受信バッファ、記録データを生成するためのデータを格納するプリントバッファ、マスクデータを格納するマスクバッファ等の領域として用いるRAMである。このプリントバッファには、多値データまたはビットマップデータ(2値データ)が保持される。205はASIC形態の記録装置制御部であり、インタフェース204を介して外部のホスト装置とデータの送受信を行うインタフェース制御回路206と、ホスト装置から受信したデータから記録データを生成する記録データ生成回路207を含む。また、記録データ生成回路207で生成された記録データを一時的に保持し、記録ヘッド211に転送する順にデータを並び換えるヘッドデータ制御回路208と、記録ヘッド211へのデータ転送制御やインク吐出制御を行うヘッド制御回路209を含む。さらに、記録ヘッド211を搭載したキャリッジを走査させるキャリッジモータ212及び記録媒体の給排紙を行う搬送モータ213の駆動制御を行うモータ制御回路210を含む。
ここで、上記制御構成の記録装置における記録動作を説明する。ホスト装置からインタフェース204を介して画像データを受信すると、ASIC205内のインタフェース制御回路206からRAM203内に割り当てられた受信バッファに受信データが一旦格納される。受信バッファに格納された受信データは、コマンド解析が行われた後、記録データを生成するためのデータがRAM203内に割り当てられたプリントバッファに格納される。プリントバッファに格納されるデータは、ビットマップ形式のデータでもよいし、多値データでもよい。プリントバッファに必要量のデータが蓄えられたところで、記録データ生成回路207は、所定のタイミングでプリントバッファ及びマスクバッファからそれぞれデータを読み出して記録データを生成し、後段のヘッドデータ制御回路208に送信する。ヘッドデータ制御回路208は一時的に記録データを保持し、記録ヘッドの駆動順に記録データを並び換える。このヘッドデータ制御回路208は、各ノズル列に対応するデータを16カラム分保持するバッファを備える。ヘッド制御回路209はヘッドデータ制御回路208から記録データをノズル毎に1カラム分受信し、記録ヘッド211に転送する。そして、記録ヘッド211の走査に対応して、記録データに基づき、ヘッド制御回路209から記録ヘッド211に駆動パルスが供給されて各ノズルからインクが吐出する。これにより、記録媒体上に画像が形成される。記録ヘッド211を搭載したキャリッジの走査及び記録媒体の搬送は、モータ制御回路210の制御によってキャリッジモータ212と搬送モータ213とが駆動することによってなされる。ヘッド制御回路209は、記録ヘッドのノズルをいわゆる時分割駆動の制御を行う。例えば、各ノズル列は、所定数のノズル(本実施形態においては32ノズル)を1グループとする12のグループにグループ化されており、各グループに属する1ノズルが同時に駆動する制御を行う。そして、次のタイミングで各グループに属する別のノズルが1ノズル同時に駆動する。すなわち、各グループに属するノズルは、1つずつ時分割に駆動し、互いに異なるタイミングで駆動する。この駆動を順に行うことにより、すべてのノズルが駆動する。
次に、図3、図4を参照して、本実施形態に係わる記録装置に搭載される記録ヘッドの構成について説明する。本実施形態に係わる記録装置はブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、レット、グリーンの6色のインクを搭載している。301はブラックインク用のヘッドチップ、302及び306はシアンインク用のヘッドチップ、303及び305はマゼンタインク用のヘッドチップ、304はイエローインク用のヘッドチップである。また、307はレッドインク用のヘッドチップ、308はグリーンインク用のヘッドチップである。そして、各ヘッドチップはそれぞれ平行に4列のノズル列を含んでいる。以上のように、記録ヘッドは32列のノズル列を備えている。
図4にノズル配置図を示すが、基本的にeven列及びodd列のそれぞれ1列ずつの2列を1組としてドットを配置して画像を形成する。各ノズル列には600dpi(dot/inch)間隔で384個のノズルが配置されている。また、各ヘッドチップにおける同じノズル径のeven側のノズルとodd側のノズルとがそれぞれ1200dpi間隔となるように各ノズル列は配置されている。また、シアンインク用のチップ302に備えられているノズル列406のノズルのノズルを基準にすると、シアンインク用のチップ306に備えられているノズル列410のノズルとは、2400dpi間隔となっている。シアンインク用のチップ302に備えられているノズル列407のノズルとシアンインク用のチップ306に備えられているノズル列411のノズルの間隔についても、同様である。また、中ドット及び小ドットのインクを吐出するノズルが夫々1200dpi間隔となるように各ノズル列は配置されている。
ブラック、イエロー、レッド、グリーンの各インク用のヘッドチップは同じ構成となっている。ブラックインク用のヘッドチップ301を例に説明する。ヘッドチップ301は4つのノズル列を備える。即ち、ヘッドチップ301は、2つの大ドット用のノズル列と、2つの中ドット用のノズル列とを備える。402は大ドットのインクを吐出させるeven側のノズル列であり、403はodd側のノズル列である。
シアンインク用のヘッドチップ302とマゼンタインク用のヘッドチップ303、シアンインク用のヘッドチップ306とマゼンタインク用のヘッドチップ305は、それぞれ同じ構成となっている。シアンインク用のヘッドチップ302及び306を例に説明すると、ノズル列406と407とで1組となり、406は大ドットのインクを吐出するeven側のノズル列、407はodd側のノズル列である。また、ノズル列410と411とで1組となり、410は大ドットのインクを吐出するeven側のノズル列、411はodd側のノズル列である。また、405は中ドットのインクを吐出するeven側のノズル列、412はodd側のノズル列である。また、408は小ドットのインクを吐出するodd側のノズル列、409は小ドットのインクを吐出するeven側のノズル列である。
図5は、600×600ppi(pixel/inch)の解像度での1画素分についての4bitの多値データ(600ppi−4bitの多値データ)を2値化した場合のドット配置の例を表している。図5(a)はブラック、イエロー、レッド、グリーンの各インクを用いてドット配置する場合に適用され、600ppi−4bitの多値データから、大ドット用及び中ドット用のデータがそれぞれ4ドット分生成される。このドットデータの解像度は1200dpiである。ここでいう4ドットは、大ドットのインクを吐出するeven側のノズル列、大ドットのインクを吐出するodd側のノズル列、中ドットのインクを吐出するeven側のノズル列、中ドットのインクを吐出するodd側のノズル列のドットである。
図5(b)はシアン、マゼンタの各インクを用いてドット配置する場合に適用される。シアン及びマゼンタは大ドットのインクを吐出するノズル列が4列(2組)存在する。例えば、シアンの場合、ヘッドチップ302とヘッドチップ306に大ドットのインクを吐出するノズル列をそれぞれ2列備えている。このため、大ドット用のデータは、600ppi−4bitの多値データから1200dpiの8ドット分のデータが生成される。また、中ドット用のデータ及び小ドット用のデータは、1200dpiのドットがそれぞれ4ドット分生成される。ここで、ヘッドチップ302の大ドットのノズル列とヘッドチップ306の大ドットのノズル列は、物理的に走査方向に離れている。従って、記録データ生成回路207からヘッドデータ制御回路208へ転送を行う際には、生成された8ドット分の2値データのうち、使用するノズル列(ヘッドチップ)に対応して4ドットづつ選択する制御を行う。これらのドット配置の例で示されるような、ノズル配列方向とノズル配列方向と直交する方向においてインクのドットの配置を定めた、ドット配置パターンに従って多値データは2値データに展開される。
図6は、プリントバッファの構成を表す図である。
図6(a)は記録装置が入力した多値データを、図5で示したようなドット配置パターンを参照して、ノズル列毎にビットマップ形式のデータとして格納するプリントバッファの構成を表している。このような構成のプリントバッファは、ノズル列毎にデータを格納する構成であるため、32列分に分割された区画すなわち32プレーンのプリントバッファが必要となる。例えば、A4サイズの記録媒体に記録を行う場合、119Mbitもの容量が必要となる。
図6(b)は、本実施形態に係わる記録装置のプリントバッファの構成を示しており、記録装置が入力した多値データを多値データのまま色毎にプリントバッファに格納する。このとき、色毎にプリントバッファを構成するため、6色分すなわち6プレーンのプリントバッファとなり、A4サイズの記録媒体に記録を行う場合でも必要とされるプリントバッファの容量は44.8Mbit程度となる。
図7は、図3に示した記録ヘッドを搭載する記録装置において、図6(b)の構成のプリントバッファにおける各ヘッドチップのプレーンの割り当てを示している。ブラック(K)インク用ヘッドチップ301に対してはPlane No.0を、シアン(C1)インク用ヘッドチップ302に対してはPlane No.1を、マゼンタ(M1)インク用ヘッドチップ303に対してはPlane No.2を割り当てる。イエロー(Y)インク用ヘッドチップ304に対してはPlane No.3を、マゼンタ(M2)インク用ヘッドチップ305に対してはPlane No.4を、シアン(C2)インク用ヘッドチップ306に対してはPlane No.5を割り当てる。グリーン(G)インク用ヘッドチップ307に対してはPlane No.6を、レッド(R)インク用ヘッドチップ308に対してはPlane No.7を割り当てる。ここで、シアン(C1)インク用ヘッドチップ302とシアン(C2)インク用ヘッドチップ306に異なるPlane No.を割り当てているが、同じ多値データに基づき記録を行うため、同じプリントバッファを参照する。マゼンタ(M1)インク用ヘッドチップ303とマゼンタ(M2)インク用ヘッドチップ305についても同様である。一般化すると、記録ヘッドがノズル列をM組備え、メモリがN種類のインクに対応したN分割されたN個の区画を有している場合、多値データはM組のノズル列ごとに重複を許して前記N個の区画のうち前記M組のノズル列に対応する区画から読み出される。
このような構成のプリントバッファを有する記録装置における記録データ生成回路207を用いたデータ制御方法について説明する。
図1は、本実施形態に係わる記録装置の回路構成を表すブロック図であり、図2のASIC205内の記録データ生成回路207である。101は、記録データの生成を制御するデータ生成シーケンサである。データ生成シーケンサ101は、所定のタイミングでプリントバッファ及びマスクバッファからのデータの読み出しを行った後、データマスク等の記録データの処理を行い、後段のヘッドデータ制御回路208へ記録データを転送するまでのシーケンスを制御する。データ生成シーケンサ101は、詳しくは後述するが、記録データ生成回路207からヘッドデータ制御回路208へ要求信号を出力し、ヘッドデータ制御回路208から記録データ生成回路207へ応答信号を出力する。この信号に基づき、記録データ生成回路207からヘッドデータ制御回路208へ2値データを転送する。102は、各ノズル列に対するデータ展開モードを設定するデータ展開モードレジスタであり、ビットマップモードか多値データ展開モードかを設定する。多値データ展開モードには、入力したデータの解像度とビット数によって複数の展開モードがあり、例えば、600ppi−2bitモード、600ppi−4bitモードなどの展開モードがある。103は、多値データ展開モードが設定された場合に各ノズル列がプリントバッファのどのプレーンからデータを読み出すかを設定するPBプレーン設定レジスタである。PBプレーン設定レジスタ103において同じプレーンに設定されたノズル列に対してデータ生成を行う。104は、各ノズル列に対するプリントバッファの読み出しアドレスを設定するPBアドレスレジスタである。105は、各ノズル列に対するマスクバッファの読み出しアドレスを設定するMBアドレスレジスタである。106は、データ生成シーケンサ101からのトリガによってPBアドレスレジスタ104及びMBアドレスレジスタ105に設定されたアドレスを取得して所定のプリントバッファ及びマスクバッファからデータの読み出しを行うDMAコントローラである。107は、入力多値データを2値データに展開する際に用いるドット配置パターンを格納しておくドット配置パターンメモリである。ドット配置パターンメモリ107は、複数のドット配置パターンのテーブルを格納している。また、ドット配置パターンメモリ107は、レジスタ構成としてもよい。108は、各ノズル列に対して、複数のドット配置パターンのテーブルからどのテーブルを選択するかを設定するテーブル選択レジスタである。109は、データ展開回路(データ変換回路)である。データ展開回路109は、プリントバッファに格納されているデータが多値データの場合に、ドット配置パターンを参照して2値データに展開(変換)する。ドット配置パターンは、テーブル選択レジスタ108の設定に応じて選択される。
このデータ展開回路109は、プリントバッファから読み出したデータを保持するバッファ109aと、変換後のデータを保持するバッファ109b〜109eとを備える。バッファ109aは、図12(a)に示すようにノズルの配列方向に32個連続し、記録ヘッドの走査方向に8個連続するデータを保持する。
また、バッファ109b〜109eは、バッファ109aで保持されたデータを展開した結果を保持している。バッファ109bは、図12(b)に示すように、1つのノズル列について、ノズルの配列方向に32個連続し、記録ヘッドの走査方向に16個連続するデータを保持する領域を備える。バッファ109c〜バッファ109eも同様の構成である。本実施形態では、図4に示すように1つのチップに4つのノズル列を備えているので、バッファ109b〜109eはそれぞれ各ノズル列に対応するように割当られる。
例えば、ヘッドチップ301の記録に使用するデータの展開処理が行われる場合には、バッファ109bは、ノズル列401で使用されるデータを保持する。バッファ109cは、ノズル列402で使用されるデータを保持する。バッファ109dは、ノズル列403で使用されるデータを保持する。バッファ109eは、ノズル列404で使用されるデータを保持する。
同様に、ヘッドチップ302の記録に使用するデータの展開処理が行われる場合には、バッファ109bは、ノズル列405で使用されるデータを保持する。バッファ109cは、ノズル列406で使用されるデータを保持する。バッファ109dは、ノズル列407で使用されるデータを保持する。バッファ109eは、ノズル列408で使用されるデータを保持する。
補足すると、時分割駆動の単位である1グループは32ノズルで構成しており、バッファ109a、バッファ109b〜109eは、1グループ分のデータを複数カラム分保持する構成となっている。なお、プリントバッファに格納されているデータが多値データの場合、データ展開モードレジスタ102には多値データ展開モードが設定されている。プリントバッファに格納されるデータがビットマップの場合、展開は行わず、プリントバッファからの読み出しデータを保持する。なお、プリントバッファに格納されるデータがビットマップの場合、データ展開モードレジスタ102にはビットマップモードが設定されている。110はデータマスク回路であり、データ展開回路109で展開した2値データに対してマスクバッファから読み出したマスクデータによってマスク処理を実行する。111は、後段のヘッドデータ制御回路208に対して、データマスク回路110で生成した記録データを転送する記録データ転送回路である。
次に、上記構成の記録データ生成回路207における記録データ生成の制御について説明する。なお、ここでは、データ展開モード毎に説明する。
ここで、データ生成の制御上、図3に示す記録ヘッドに対して、各ノズル列に対してIDを割り付けており、ブラックインク用のヘッドチップ301に含まれるノズル列401から順にColorID0〜31とする。したがって、ブラックインク用のヘッドチップ301のeven側である中ドットのインクを吐出するノズル列401はColorID0、even側である大ドットのインクを吐出するノズル列402はColorID1となる。また、odd側である大ドットのインクを吐出するノズル列403はColorID2、odd側である中ドットのインクを吐出するノズル列404はColorID3となる。また、本実施形態においては、32ノズル×16カラムをデータ生成の単位としている。つまり、1グループに対応するデータを16カラム分生成する。また、各ノズル列はノズルを複数備えており、本実施形態の場合、各ノズル列は、384ノズルで構成されている。したがって、各ノズル列を32ノズルずつ12グループに分けてGRP_NO0〜11としている。したがって、生成されたデータは、各グループに割り当てられる。
図8(a)は、データ展開モードがビットマップモードの場合のデータ生成順を示している。即ち、プリントバッファに2値データが格納されている場合である。12グループ×4ノズル列で合計48グループあるため1番目から48番目までとなる。ビットマップモードの場合のデータ生成はノズル列毎に行われるため、まずColorID0のブラックインク用のヘッドチップ301に含まれるノズル列401のGRP_NO0からデータ生成を開始してGRP_NO11まで順にデータ生成が行われる。1つのグループのデータ生成では、16カラム分のデータ生成が行われる。例えば、GRP_NO0について16カラム分生成し、その次に、GRP_NO1について16カラム分生成される。以下同様に生成が行われる。GRP_NO11までデータ生成が行われた後、同様にColorID1について、GRP_NO0からGRP_NO11まで順にデータ生成が行われる。以下同様に、ColorID31までのデータ生成を行う。
図9(a)にデータ展開モードがビットマップモードの場合のタイミングチャートを示す。ColorID0のGRP_NO0のデータ生成を行うため、ColorID0のPBアドレスレジスタ104に設定されたプリントバッファアドレスからデータをリードする。ビットマップモードであるためデータ展開回路109にプリントバッファデータはそのまま保持される。次にMBアドレスレジスタ105に設定されたマスクバッファアドレスからマスクデータをリードしてデータマスク回路110でマスク処理を行う。その後、記録データ転送回路111から後段のヘッドデータ制御回路208に対してColorIDとGRP_NOとともにリクエスト信号GRP_WR_REQをアサートする。ヘッドデータ制御回路208は、ColorIDとGRP_NOに相当する領域に記録データを格納すると同時にアクノリッジ信号GRP_WR_ACK信号を記録データ生成回路207に返す。データ生成シーケンサ101はアクノリッジ信号GRP_WR_ACK信号を受けて、GRP_NO1のデータ生成を開始する。以降、同様にGRP_NO11までの記録データをヘッドデータ制御回路208に転送した後、ノズル列のデータ生成の終了信号DG_ENDによって次のColorID1のデータ生成に移行し、同様にColorID31までデータ生成を続ける。
図8(b)は、データ展開モードが多値データ展開モードの場合のデータ生成順を示している。本実施形態においては、図6(b)に示したように1色1プレーンのプリントバッファ構成となっており、また、各ヘッドチップのプレーンの割り当ては図7のようになっている。このとき、PBプレーン設定レジスタ103において、ノズル列401〜404はPlane No.0が設定されており、これらの4つのノズル列を1つのグループとして4つのノズル列分のデータ生成を同時に行う。したがって、データ生成順は、12グループ×4ノズル列であるため1番目から48番目までとなる。
多値データ展開モードの場合のデータ生成は、同一プレーンに含まれるノズル列のグループごとに行われる。このため、まず、Plane No.0であるブラックインク用ヘッドチップ301に含まれるノズル列401〜404のGRP_NO0のデータ生成を行う。この場合も、各ノズル列について、16カラム分のデータを生成する。詳細には、ノズル列401(ColorID0)、ノズル列402(ColorID1)、ノズル列403(ColorID2)、ノズル列404(ColorID3)の順にデータ生成を行う。続いて、同様にGRP_NO1について、ノズル列401(ColorID0)、ノズル列402(ColorID1)、ノズル列403(ColorID2)、ノズル列404(ColorID3)の順にデータ生成を行う。以下同様に、GRP_NO2からGRP_NO11まで順にデータ生成を行う。以降、同様にPlane No.1〜Plane No.7までのデータ生成を行う。
図9(b)にデータ展開モードが多値データ展開モードの場合のタイミングチャートを示す。ColorID0のGRP_NO0のデータ生成を行うため、ColorID0のPBアドレスレジスタ104に設定されたプリントバッファアドレスからデータをリードする。多値データ展開モードであるため、データ展開回路109(バッファ109a)にプリントバッファデータが多値データとして保持される。例えば、ブラックインク用ヘッドチップ301の場合、データ展開回路109には、ノズル列401〜404のGRP_NO0に対応する多値データがプリントバッファから1回で読み取られ保持される。すなわち、データ展開回路109には、第1のドット径(中ドット)を有する第1のノズル列(ノズル列401及び404)、第2のドット径(大ドット)を有する第2のノズル列(ノズル列402及び403)における同一グループの多値データが保持される。
データ展開回路109は、テーブル選択レジスタ108の設定によってドット配置パターンメモリ107からColorID0のデータ展開に用いるドット配置パターンを読み出して参照し、バッファ109aに保持した多値データを2値データに展開する。これと並行して、次にColorID0のMBアドレスレジスタ105に設定されたマスクバッファアドレスからマスクデータをリードして、データマスク回路110で2値データにマスク処理を行う。その後、記録データ転送回路111から後段のヘッドデータ制御回路208に対してColorIDとGRP_NOとともにリクエスト信号GRP_WR_REQをアサートする。ヘッドデータ制御回路208は、ColorIDとGRP_NOに相当する領域に記録データを格納すると同時にアクノリッジ信号GRP_WR_ACK信号を記録データ生成回路207に返す。データ生成シーケンサ101はアクノリッジ信号GRP_WR_ACK信号を受けて、同じグループに設定されているノズル列402、すなわち、ColorID1のデータ生成を開始する。このとき、入力多値データはデータ展開回路109(バッファ109a)に保持されているためプリントバッファのリードは行わない。データ展開回路109は、テーブル選択レジスタ108の設定によってドット配置パターンメモリ107からColorID1のデータ展開に用いるドット配置パターンを読み出して参照し、バッファ109aに保持した多値データを2値データに展開する。これと並行して、ColorID1のMBアドレスレジスタ105に設定されたマスクバッファアドレスからマスクデータをリードしておき、データマスク回路110で2値データにマスク処理を行う。その後、記録データ転送回路111から後段のヘッドデータ制御回路208に対してColorIDとGRP_NOとともにリクエスト信号GRP_WR_REQをアサートする。続けて、プリントバッファ上の同一プレーンに含まれるColorID2及びColorID3のGRP_NO0のデータ生成を順に行う。以降、同様にGRP_NO11のColorID3までの記録データを生成し、ヘッドデータ制御回路208に転送する。その後、ノズル列のデータ生成の終了信号DG_ENDによって、次のColorID4のノズル列を含むプレーンに含まれるノズル列405〜408の4つのノズル列のデータ生成に移行する。同様にして、Plane No.7(ColorID31)までデータ生成を続ける。
4ノズル列分のデータ生成の際に発生するプリントバッファ及びマスクバッファへのアクセス回数は、図9(a)では96回であるのに対し、図9(b)では60回となる。したがって、ビットマップモードに対して多値データ展開モードではプリントバッファ及びマスクバッファへのアクセス回数を96回から60回に低減することができる。
本実施形態においては、図6(b)及び図7に示すように全てのノズル列が多値データでプリントバッファに格納される形態としたが、データ展開モード及びPBプレーンの設定はノズル列毎に設定が可能である。このため、ある特定の色だけ、例えば、イエローインク用ヘッドチップ304の各ノズル列についてはビットマップでプリントバッファに格納される形態としてもよい。この場合であっても、全てのヘッドチップのノズル列についてはビットマップでプリントバッファに格納される形態に比べて、プリントバッファのプレーン数を低減することができ、プリントバッファへのアクセス回数を低減することができることは明らかである。
以下に、本実施形態に係わるデータ読み出し方法に基づく記録方法の一例について図11のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS110で、記録装置は、ホスト装置から多値データを入力する。次に、ステップS120で、記録装置は、ホスト装置から入力した多値データをメモリ内の複数のプレーンに格納する。次に、ステップS130で、記録装置は、記録データを生成する際に読み出す前記メモリ内のプレーンを前記ノズル列ごとに設定する。次に、ステップS140で、記録装置は、同じプレーンが設定されたノズル列を同じグループとし、それぞれのノズル列において複数のノズルを複数のグループにグループ化する。そして、前記メモリに対する1回の多値データの読み出しで、前記同じグループのノズル列それぞれの1のグループ(ノズル配列方向に関して概ね同じ位置にある複数のノズル)の記録データを生成する。より詳しくは、記録ヘッドの走査方向に並ぶ各ノズル列の複数のグループを単位としてメモリから多値データを読み出し、当該多値データに基づいて記録データを生成する。次に、ステップS150で、記録装置は、ステップS140で順次生成した記録データに基づいて記録する。
以上、本実施形態によれば、1回のプリントバッファへのアクセスで複数のノズル列の記録データを生成するため、専用メモリを別途設けずに、プリントバッファへのアクセスを低減させることができる。これにより、スループットを向上させられる。また、ホスト装置から入力した多値データを多値データのままプリントバッファに格納するため、プリントバッファの容量を削減できる。
なお、上述した実施形態では、多値データ展開モードと、ビットマップモードとを備える記録装置の構成について説明したが、多値データ展開モードのみ備える記録装置で有っても構わない。
実施形態に係わる記録装置の回路構成を表すブロック図である。 実施形態に係わる記録装置の全体構成を表すブロック図である。 実施形態に係わる記録装置に搭載される記録ヘッドの構成図である。 図3に示す記録ヘッドのノズル配置を表す図である。 実施形態に係わる記録装置において用いられる、多値データに対するドット配置例を表す図である。 実施形態に係わる記録装置におけるプリントバッファ構成例を表す図である。 実施形態に係わるプリントバッファのプレーン構成を表す図である。 実施形態に係わる記録データの生成順を表す図である。 実施形態に係わる記録データ生成制御のタイミングチャートである。 実施形態に係わるインクジェット記録装置の構成の概要を示す外観斜視図である。 実施形態に係わる記録方法の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係わるデータ変換回路に設けられているメモリ領域を説明する図である。
符号の説明
101 データ生成シーケンサ
102 データ展開モードレジスタ
103 PBプレーン設定レジスタ
104 PBアドレスレジスタ
105 MBアドレスレジスタ
106 DMAコントローラ
107 データマスク回路
108 テーブル選択レジスタ
109 データ展開回路
109a〜109e バッファ
110 データマスク回路
111 記録データ転送回路
201 CPU
202 ROM
203 RAM
207 記録データ生成回路
211 記録ヘッド

Claims (6)

  1. 第1のドット径に対応するノズルを複数備える第1のノズル列と、該第1のドット径と異なる第2のドット径に対応するノズルを複数備える第2のノズル列とを備えた記録ヘッドを走査させて記録を行うとともに、各ノズル列が複数のノズルで構成されるグループにグループ化されている記録装置であって、
    多値データを保持するプリントバッファと、
    前記記録ヘッドの走査方向に並ぶ前記各ノズル列の複数のグループを単位として前記プリントバッファから多値データを読み出し、該読み出した多値データから各ノズル列に含まれるノズルに対応するドットデータを生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成されたドットデータを前記記録ヘッドへ転送する転送手段と
    を具備することを特徴とする記録装置。
  2. 時分割駆動により所定数のノズル毎にノズルを同時に駆動させる駆動手段
    を更に具備し、
    前記グループを構成するノズルは、互いに異なるタイミングで前記時分割駆動により駆動される
    ことを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  3. 前記生成手段は、
    前記プリントバッファから読み出した多値データを保持するバッファを備え、
    前記バッファは、
    前記ノズルの配列方向に連続し、かつ前記記録ヘッドの走査方向に連続するデータを保持する
    ことを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  4. 前記生成手段は、
    前記ノズル列に含まれるノズルに対応するドットデータを複数カラム分保持するバッファを該ノズル列毎に備える
    ことを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  5. 前記生成手段は、
    1つの多値データから第1のノズル列の記録に使用されるドットデータと第2のノズル列の記録に使用されるドットデータを生成する
    ことを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  6. 第1のドット径に対応するノズルを複数備える第1のノズル列と、該第1のドット径と異なる第2のドット径に対応するノズルを複数備える第2のノズル列とを備えた記録ヘッドを走査させて記録を行うとともに、各ノズル列が複数のノズルで構成されるグループにグループ化されている記録装置の処理方法であって、
    多値データをプリントバッファに格納する格納工程と、
    前記記録ヘッドの走査方向に並ぶ前記各ノズル列の複数のグループを単位として前記プリントバッファから多値データを読み出し、該読み出した多値データから各ノズル列に含まれるノズルに対応するドットデータを生成する生成工程と、
    前記生成工程で生成されたドットデータを前記記録ヘッドへ転送する転送工程と
    を含むことを特徴とする記録装置の処理方法。
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