JP2009075675A - 整合性チェック方法及び整合性チェックシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】データを共同して格納する複数のディスク装置2と、複数のディスク装置2と接続されるディスクアレイ装置1と、を備え、ディスクアレイ装置1により複数のディスク装置2間の整合性をチェックする整合性チェック方法であって、ディスク装置2は、複数の論理ブロック21に分割され、ディスクアレイ装置1に、データの更新が行われた論理ブロック21について整合性チェックを行う整合性チェック部13を備えた。
【選択図】図1
Description
複数のディスク装置2は、データを共同して格納する。また、ディスクアレイ装置1は、複数のディスク装置2間のデータの整合性をチェックする整合性チェック部13(整合性チェック手段)を有している。
具体的には、ディスク装置2は、図1に示すように、複数の論理ブロック21に分割されている。そして、本実施例にかかる整合性チェック部13は、データの更新が行われた論理ブロック21のみについて整合性チェックを行う。これにより、整合性チェック実行時間を短縮することができる。
具体的には、ディスク装置2は、ファイルシステム31に規定される容量を有する論理ブロック21に分割されている。なお、論理ブロック21の容量は、均一でなくてもよい。
ディスク装置2の構造の一例を図3に示す。図3に示すように、複数のディスク装置2は、それぞれ、n個(nは整数)の論理ブロック21に分割されている。また、論理ブロック21には、1〜nの論理ブロック番号111が付されている。そして、複数のディスク装置2において、同一の論理ブロック番号111を有する論理ブロック21の容量は等しい。また、複数のディスク装置2において、同一の論理ブロック番号111を有する論理ブロック21は、同一のデータを記憶する。
ここで、論理ブロック番号111は、ディスク装置2における論理ブロック21のアドレスとしての役割を果たす情報である。そして、論理ブロック番号111を指定することにより、ディスク装置2内の論理ブロック21を指定することができる。また、論理ブロック番号111の代わりに、論理ブロック21のアドレス情報が、タイムスタンプ保持部11に保持されてもよい。
具体的には、整合性チェック部13は、ディスク装置2の論理ブロック21に保持されているタイムスタンプ112と、タイムスタンプ保持部11に保持されているタイムスタンプ112とを比較して、相違するタイムスタンプ112があるか否かを検索する。そして、相違するタイムスタンプ112を有する論理ブロック21について、ディスク装置2間の整合性チェックを行う。
より具体的には、整合性チェック部13は、タイムスタンプ保持部11に保持している論理ブロック番号111に基づいてディスク装置2内を検索することにより、論理ブロック21を順次指定し、論理ブロック21に保持されているタイムスタンプ112を参照する。そして、整合性チェック部13は、参照したタイムスタンプ112の中に、タイムスタンプ保持部11に保持されているタイムスタンプ112と相違するものがあるか否かを検出する。
具体的には、整合性チェック部13は、例えば、1月に1度とか、半月に1度とかの頻度で、タイムスタンプ保持部11に保持されているタイムスタンプ112と同一のタイムスタンプ112を有する論理ブロック21を検索する。そして、整合性チェック部13は、複数のディスク装置2間において、検索した論理ブロック21に記憶されているデータに相違があるか否かをチェックする。
まず、整合性チェック部13は、タイムスタンプ保持部11に保持されているタイムスタンプ112と、論理ブロック21に保持されているタイムスタンプ112とを比較して、データが更新された論理ブロック21があるか否かを判断する(ステップS1)。
ステップS1において、整合性チェック部13が、データが更新された論理ブロック21があると判断した場合には(ステップS1;Yes)、整合性チェック部13は、データが更新された論理ブロック21について整合性チェックを行う(ステップS2)。
まず、整合性チェック部13は、前回、データが更新されていない論理ブロック21について整合性チェックを行ってから所定期間(例えば、1ヶ月や半年等)が経過したかを判断する(ステップS101)。
ステップS101において、整合性チェック部13が、所定期間経過したと判断した場合(ステップS101;Yes)、整合性チェック部13は、タイムスタンプ保持部11に保持されているタイムスタンプ112と、論理ブロック21に保持されているタイムスタンプ112とを比較して、データが更新されていない論理ブロック21を検出し、検出した論理ブロック21について整合性チェックを行う(ステップS102)。
これにより、整合性チェックをディスク装置2全体について行う場合に比べて、整合性チェック実行時間を短縮することができる。また、データの更新が行われた論理ブロック21について整合性チェックを行うので、データが記憶されている領域全てについて整合性チェックを行う場合に比べて、整合性チェック実行時間を短縮することができる。特に、整合性チェック実行時間は更新された論理ブロック21のデータ容量に依存するので、ディスク装置2に記憶されているデータ容量が膨大となっても、整合性チェック実行時間が膨大となることはない。従って、整合性チェック実行時間をより確実に短縮することができる。
これにより、タイムスタンプ112を用いて、論理ブロック21の更新の管理を行うので、通常のログデータを用いて更新管理を行う場合におけるログデータの破壊のリスクがない。従って、整合性チェック実行時間をさらに確実に短縮することができる。
これにより、定期的に、データの更新が行われていない論理ブロック21に対しても、整合性チェックを行うことができ、データ破壊などを修復することができる。また、この場合であっても、ディスク装置2全体に対して整合性チェックを行う場合に比べて、整合性チェック実行時間を短縮することができる。
このように、ディスク装置2の分割を行った場合であっても、タイムスタンプ112により各論理ブロック21の更新管理を行うので、ログデータにより更新管理を行う場合に比べて、更新管理のために保持するデータ量を低減することができる。
これにより、ストライピング方式のRAIDなどで必要となるパリティデータを用いずにディスク装置2の整合性の管理を行うことができる。
11 タイムスタンプ保持部(保持手段)
112 タイムスタンプ(更新時間情報)
12 書込部(書込手段)
13 整合性チェック部(整合性チェック手段)
14 更新部(更新手段)
2 ディスク装置
21 論理ブロック
31 ファイルシステム
100 整合性チェックシステム
Claims (14)
- データを共同して格納する複数のディスク装置と、前記複数のディスク装置と接続される制御装置と、を備え、前記制御装置により前記複数のディスク装置間の整合性をチェックする整合性チェック方法であって、
前記ディスク装置は、複数の論理ブロックに分割され、
前記制御装置は、
データの更新が行われた前記論理ブロックについて整合性チェックを行う整合性チェック手段を備える整合性チェック方法。 - 前記ディスク装置は、前記論理ブロック毎に、データが書き込まれた時間に関する更新時間情報を保持し、
前記整合性チェック手段は、
前記ディスク装置に保持された前記更新時間情報を参照して、データの更新が行われた前記論理ブロックを検索し、検索した前記論理ブロックについて整合性チェックを行う請求項1に記載の整合性チェック方法。 - 前記制御装置は、
前記論理ブロック毎に前記更新時間情報を保持する保持手段と、
前記ディスク装置にデータを書き込むとともに、データを書き込んだ前記論理ブロックについて、前記ディスク装置に保持されている前記更新時間情報を更新する書込手段と、
を備え、
前記整合性チェック手段は、前記保持手段に保持されている前記更新時間情報と相違する前記更新時間情報を有する前記論理ブロックについて整合性チェックを行い、
前記制御装置は、
前記整合性チェック手段による整合性チェック後に、前記保持手段に保持されている前記更新時間情報を前記ディスク装置に保持されている前記更新時間情報と等しくなるように更新する更新手段を備える請求項2に記載の整合性チェック方法。 - 前記整合性チェック手段は、定期的に、前記ディスク装置に保持されている前記更新時間情報と前記保持手段に保持されている前記更新時間情報とを比較して、データの更新が行われていない前記論理ブロックを検索し、検索した前記論理ブロックについて整合性チェックを行う請求項2又は3に記載の整合性チェック方法。
- 前記更新時間情報は、前記論理ブロックに保持されているタイムスタンプである請求項2乃至4の何れか一項に記載の整合性チェック方法。
- 前記ディスク装置は、ファイルシステムにより規定される容量を有する前記論理ブロックに分割され、
前記論理ブロックの容量は均一ではない請求項1乃至5の何れか一項に記載の整合性チェック方法。 - 前記複数のディスク装置は、前記制御装置に対して並列に接続され、同一のデータを記憶する請求項1乃至6に何れか一項に記載の整合性チェック方法。
- データを共同して格納する複数のディスク装置と、前記複数のディスク装置間の整合性をチェックする制御装置と、を備える整合性チェックシステムであって、
前記ディスク装置は、複数の論理ブロックに分割され、
前記制御装置は、
データの更新が行われた前記論理ブロックについて整合性チェックを行う整合性チェック手段を備える整合性チェックシステム。 - 前記ディスク装置は、前記論理ブロック毎に、データが書き込まれた時間に関する更新時間情報を保持し、
前記整合性チェック手段は、
前記ディスク装置に保持された前記更新時間情報を参照して、データの更新が行われた前記論理ブロックを検索し、検索した前記論理ブロックについて整合性チェックを行う請求項8に記載の整合性チェックシステム。 - 前記制御装置は、
前記論理ブロック毎に前記更新時間情報を保持する保持手段と、
前記ディスク装置にデータを書き込むとともに、データを書き込んだ前記論理ブロックについて前記ディスク装置に保持されている前記更新時間情報を更新する書込手段と、
を備え、
前記整合性チェック手段は、前記保持手段に保持されている前記更新時間情報と相違する前記更新時間情報を有する前記論理ブロックについて整合性チェックを行い、
前記制御装置は、
前記整合性チェック手段による整合性チェック後に、前記保持手段に保持されている前記更新時間情報を前記ディスク装置に保持されている前記更新時間情報と等しくなるように更新する更新手段を備える請求項9に記載の整合性チェックシステム。 - 前記整合性チェック手段は、定期的に、前記ディスク装置に保持されている前記更新時間情報と前記保持手段に保持されている前記更新時間情報とを比較して、データの更新が行われていない前記論理ブロックを検索し、検索した前記論理ブロックについて整合性チェックを行う請求項9又は10に記載の整合性チェックシステム。
- 前記更新時間情報は、前記論理ブロックに保持されているタイムスタンプである請求項9乃至11の何れか一項に記載の整合性チェックシステム。
- 前記ディスク装置は、ファイルシステムにより規定される容量を有する前記論理ブロックに分割され、
前記論理ブロックの容量は均一ではない請求項8乃至12の何れか一項に記載の整合性チェックシステム。 - 前記複数のディスク装置は、前記制御装置に対して並列に接続され、同一のデータを記憶する請求項8乃至13に何れか一項に記載の整合性チェックシステム。
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