JP2009075511A - 光学装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 焦点距離を変更することができる光学装置を提供する。
【解決手段】 光学装置10は、複数のレンズ鏡筒52、53、54を有する鏡筒ホルダ51と、複数のレンズ鏡筒52、53、54のうち選択されたレンズ鏡筒に切り換えるためレンズ鏡筒52、53、54の光軸と交差する方向に鏡筒ホルダ51を移動させる移動手段と、鏡筒ホルダ51の位置を検出するフォトインタラプタ62および遮光板63と有し、鏡筒ホルダ51は、遮光板63に固定され、移動手段は、鏡筒ホルダ51の移動のガイドとなるガイド軸31を有し、ガイド軸31は、鏡筒ホルダ51とフォトインタラプタ62および遮光板63との双方に隣接配置されることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のレンズのうち選択されたレンズに切り換えることができる光学装置に関する。
従来、カメラのレンズとして、光軸の延在方向に移動可能なレンズが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−170211号公報
しかしながら、例えば車載用のデジタルカメラなどでは、光軸の延在方向の設置スペースが小さいなどの理由によって、光軸の延在方向にレンズを移動させる構成を持つことができない場合があり、そのような場合には、焦点距離を変更することができないので、ソフトウェアでデジタルズームするしかなく、画素数が減ってしまうという問題がある。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、焦点距離を変更することができる光学装置を提供することを目的とする。
本発明の光学装置は、複数のレンズを有するレンズ部材と、前記複数のレンズのうち選択された前記レンズに切り換えるため前記レンズの光軸と交差する方向に前記レンズ部材を移動させる移動手段とを有する光学装置において、前記レンズ部材の位置を検出する位置検出部材を有し、前記位置検出部材は、被検出体と、前記被検出体を検出する検出部材とを有し、前記レンズ部材は、前記被検出体および前記検出部材の一方に固定され、前記移動手段は、前記レンズ部材の移動のガイドとなるガイド部を有し、前記ガイド部を中心にした一方側と他方側とに前記レンズ部材と前記位置検出部材とを配設し、前記ガイド部が前記レンズ部材と前記位置検出部材との双方に隣接配置されることを特徴とする。
この構成により、本発明の光学装置は、レンズの光軸と交差する方向にレンズ部材を移動させて複数のレンズを切り替えることによって、焦点距離を変更することができる。また、本発明の光学装置は、レンズ部材と、位置検出部材との双方が証(位置の基準)となるガイド部に隣接されている。ゆえに、レンズ部材および位置検出部材との双方が証(位置の基準)となるガイド部の近傍に配設されているので、ガイド部に対するレンズ部材および位置検出部材の位置精度を向上させることができる。したがって、本発明の光学装置は、レンズ部材の位置を位置検出部材によって精度良く検出することができる。
また、本発明の光学装置の前記移動手段は、前記レンズ部材を移動させる駆動力を発生させるモータを有し、前記複数のレンズは、前記光軸と直交する方向に互いに並設され、前記ガイド部は、前記レンズ部材を前記複数のレンズの並設方向に移動させるために前記並設方向に延在して前記レンズ部材を挟む2本のガイド軸を有し、前記2本のガイド軸のうち一方のガイド軸は、前記レンズ部材と前記位置検出部材との双方に隣接配置され、前記2本のガイド軸のうち他方のガイド軸は、前記レンズ部材と前記モータとの双方に隣接配置されることが好ましい。
この構成により、本発明の光学装置は、位置検出部材と、モータとを別々のガイド軸の近傍に配置しているので、位置検出部材と、モータとを互いに干渉しない最適な位置に配設することができる。
また、本発明の光学装置の前記移動手段は、前記モータによって駆動されるリードスクリュと、前記レンズ部材に形成されて前記リードスクリュに噛み合う噛合歯とを有し、前記リードスクリュは、前記他方のガイド軸と平行に配設されるとともに、前記レンズ部材と前記モータとの双方に隣接配置されることが好ましい。
この構成により、本発明の光学装置は、位置検出部材と、リードスクリュとを互いに干渉しない最適な位置に配設することができる。
また、本発明の光学装置の前記移動手段は、前記モータから前記リードスクリュまでの動力の伝達に介在するウォーム歯車を有することが好ましい。
この構成により、本発明の光学装置は、レンズ部材に外部から負荷がかかっても、ウォーム歯車によってモータ側に負荷が伝達されないので、レンズ部材の位置が変化しない。したがって、本発明の光学装置は、安定した像を得ることができる。
また、本発明の光学装置の前記レンズ部材は、前記複数のレンズを保持するレンズホルダを有し、前記噛合歯は、樹脂によって前記レンズホルダと一体に形成されることが好ましい。
この構成により、本発明の光学装置は、レンズホルダと噛合歯とを樹脂によって容易に一体成形することができるとともに、レンズホルダと噛合歯とが別部品である構成と比較して部品点数を削減することができる。
本発明によれば、焦点距離を変更することができる光学装置を提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
まず、本実施の形態に係る光学装置の構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係る光学装置10の斜視図であって、光学装置10の内部構造を示す図である。図2(a)は、光学装置10の平面図である。図2(b)は、光学装置10の正面図である。図2(c)は、光学装置10の背面図である。図3(a)は、光学装置10の左側面図である。図3(b)は、光学装置10の右側面図である。図3(c)は、光学装置10の底面図である。図4は、光学装置10の平面図であって、上フレーム24が取り外された状態での図である。図5は、光学装置10の遮光板63の平面図である。
図1〜図5に示すように、光学装置10は、樹脂製の下フレーム21と、下フレーム21の延在方向の両端に配置されて図示していないネジによって下フレーム21に固定された樹脂製の横フレーム22、23と、図示していないネジによって横フレーム22、23に固定された樹脂製の上フレーム24と、横フレーム22、23に平行に固定されたステンレス製の円柱状のガイド軸31、32と、横フレーム22、23に固定されたベアリング33、34と、ベアリング33、34によって回転可能に支持されたステンレス製のリードスクリュ35と、リードスクリュ35の横フレーム23側に固定された樹脂製のヘリカルギア36と、下フレーム21および横フレーム23によって支持されたステッピングモータ41と、ステッピングモータ41の回転軸に固定されてヘリカルギア36と噛み合う樹脂製のウォーム歯車42と、ガイド軸31、32の間に配置されてガイド軸31、32に移動可能に支持された樹脂製の鏡筒ホルダ51と、ガイド軸31、32の延在方向に鏡筒ホルダ51に並設されたレンズ鏡筒52、53、54と、下フレーム21に固定された板61と、板61に固定されたフォトインタラプタ62と、鏡筒ホルダ51に固定されてフォトインタラプタ62の図示していない発光部および受光部の間を通過するステンレス製の遮光板63と、ステッピングモータ41およびフォトインタラプタ62に電気的に接続されていて光学装置10の動作を制御する図示していない制御装置とを有している。
上フレーム24は、外部から入射される光をレンズ鏡筒52、53、54のレンズまで通すための穴24aが中央に形成されている。下フレーム21は、外部から入射されて上フレーム24およびレンズ鏡筒52、53、54のレンズを通った光を通すための穴21aが略中央に形成されている。
ガイド軸31は、鏡筒ホルダ51、レンズ鏡筒52、53、54、フォトインタラプタ62および遮光板63に隣接配置されている。ガイド軸32は、ステッピングモータ41、鏡筒ホルダ51およびレンズ鏡筒52、53、54に隣接配置されている。リードスクリュ35は、ガイド軸31、32と平行に配設されており、ステッピングモータ41、鏡筒ホルダ51およびレンズ鏡筒52、53、54に隣接配置されている。
鏡筒ホルダ51は、リードスクリュ35に噛み合う噛合歯51aが一体に形成されている。鏡筒ホルダ51は、ガイド軸31を通すU字溝が形成された2つの軸受51bと、ガイド軸32を通す丸穴が形成された2つの軸受51cとを有している。
レンズ鏡筒52、53、54は、光軸と直交する方向に横フレーム22側から順に互いに並設されている。レンズ鏡筒52は、レンズ鏡筒52、53、54の中で焦点距離および画角が真ん中の鏡筒である。レンズ鏡筒53は、レンズ鏡筒52、53、54の中で焦点距離が最も大きく画角が最も小さい鏡筒である。レンズ鏡筒54は、レンズ鏡筒52、53、54の中で焦点距離が最も小さく画角が最も大きい鏡筒である。レンズ鏡筒52は、鏡筒ホルダ51に固定されたアルミ製の鏡筒外枠52aと、鏡筒外枠52aに固定された樹脂製のレンズ52bとを有している。レンズ52bは、図面において1枚しか表れていないが、鏡筒外枠52aの内部に光軸方向に複数枚収納されている。レンズ鏡筒53、54の構成は、レンズ鏡筒52の構成と同様であるので、説明を省略する。
遮光板63は、フォトインタラプタ62の発光部から発せられた光をフォトインタラプタ62の受光部によって受光可能に透過させる透過部63aと、フォトインタラプタ62の発光部から発せられた光をフォトインタラプタ62の受光部によって受光不可能に遮光させる遮光部63bと、フォトインタラプタ62の発光部から発せられた光をフォトインタラプタ62の受光部によって受光可能に透過させる透過部63cと、フォトインタラプタ62の発光部から発せられた光をフォトインタラプタ62の受光部によって受光不可能に遮光させる遮光部63dと、フォトインタラプタ62の発光部から発せられた光をフォトインタラプタ62の受光部によって受光可能に透過させる透過部63eと、フォトインタラプタ62の発光部から発せられた光をフォトインタラプタ62の受光部によって受光不可能に遮光させる遮光部63fとが光軸と直交する方向に横フレーム22側から順に交互に形成されている。透過部63a、63c、63eと、遮光部63b、63d、63fとは、鏡筒ホルダ51の移動方向における大きさがそれぞれ異なっている。透過部63cは、透過部63a、63c、63eの中で最も小さく、透過部63aは、透過部63a、63c、63eの中で最も大きい。遮光部63bは、遮光部63b、63d、63fの中で最も小さく、遮光部63dは、遮光部63b、63d、63fの中で最も大きい。
なお、遮光板63の透過部63cのうち鏡筒ホルダ51の移動方向における中心の位置63gは、鏡筒ホルダ51の移動の原点位置である。すなわち、フォトインタラプタ62の発光部と、受光部との間に位置63gが存在するとき、レンズ鏡筒53の位置が上フレーム24の穴24aの位置と完全に重なるようになっている。
ガイド軸31、32は、本発明のガイド部を構成している。
ステッピングモータ41は、本発明のモータを構成している。
ガイド軸31、32、ベアリング33、34、リードスクリュ35、ヘリカルギア36、ステッピングモータ41、ウォーム歯車42および噛合歯51aは、本発明の移動手段を構成している。
鏡筒ホルダ51は、本発明のレンズホルダを構成している。
鏡筒ホルダ51およびレンズ鏡筒52、53、54は、横フレーム22と横フレーム23との間の所定範囲を往復運動させられる本発明のレンズ部材を構成している。
フォトインタラプタ62は、本発明の検出部材を構成している。遮光板63は、本発明の被検出体を構成している。フォトインタラプタ62および遮光板63は、本発明の位置検出部材を構成している。
光学装置10は、上フレーム24側、下フレーム21側にそれぞれ被写体、CCD(Charge Coupled Device)が位置するように配置され、レンズ鏡筒52、53、54のうち何れかの鏡筒のレンズを介してCCDに被写体を撮像させるものであって、例えば車載用カメラに使用されるものである。
次に、光学装置10の動作について説明する。
まず、原点復帰動作について説明する。
以下、フォトインタラプタ62の発光部から発せられた光が遮光板63の透過部63a、63c、63eの何れかを介してフォトインタラプタ62の受光部によって受光可能な状態をOFF状態といい、フォトインタラプタ62の発光部から発せられた光が遮光板63の遮光部63b、63d、63fの何れかに遮られてフォトインタラプタ62の受光部によって受光不可能な状態をON状態という。
図6は、光学装置10の原点復帰動作のフローチャートである。
図6に示すように、制御装置は、フォトインタラプタ62がOFF状態であるか否かを判断する(ステップS71)。
制御装置は、フォトインタラプタ62がOFF状態ではないとステップS71において判断すると、ステッピングモータ41を駆動して鏡筒ホルダ51を矢印50a(図1参照。)で示す右方向に1パルス分移動させた後(ステップS72)、再びステップS71を実行する。
なお、制御装置は、次のように鏡筒ホルダ51を移動させる。すなわち、制御装置は、ステッピングモータ41を駆動して、ステッピングモータ41の回転軸に固定されたウォーム歯車42を回転させる。ウォーム歯車42が回転すると、ウォーム歯車42に噛み合うヘリカルギア36が回転して、ヘリカルギア36に固定されたリードスクリュ35が回転する。リードスクリュ35が回転すると、リードスクリュ35に噛み合う噛合歯51aが一体に形成された鏡筒ホルダ51は、ガイド軸31、32に沿って移動する。
制御装置は、フォトインタラプタ62がOFF状態であるとステップS71において判断すると、ステッピングモータ41を駆動して鏡筒ホルダ51を矢印50b(図1参照。)で示す左方向に1パルス分移動させる(ステップS73)。
なお、フォトインタラプタ62がOFF状態であるとステップS71において制御装置が判断したとき、遮光板63は、フォトインタラプタ62に対して次のような位置に存在する。すなわち、原点復帰動作を開始したときに遮光板63の透過部63a、63c、63eの何れかがフォトインタラプタ62の位置にあった場合には、原点復帰動作を開始したときの位置のままである。原点復帰動作を開始したときに遮光板63の遮光部63bがフォトインタラプタ62の位置にあった場合には、遮光板63の透過部63aのうち最も遮光部63b側の位置がフォトインタラプタ62の位置に存在する。原点復帰動作を開始したときに遮光板63の遮光部63dがフォトインタラプタ62の位置にあった場合には、遮光板63の透過部63cのうち最も遮光部63d側の位置がフォトインタラプタ62の位置に存在する。原点復帰動作を開始したときに遮光板63の遮光部63fがフォトインタラプタ62の位置にあった場合には、遮光板63の透過部63eのうち最も遮光部63f側の位置がフォトインタラプタ62の位置に存在する。
次いで、制御装置は、フォトインタラプタ62がON状態であるか否かを判断する(ステップS74)。
制御装置は、フォトインタラプタ62がON状態ではないとステップS74において判断すると、再びステップS73を実行する。
制御装置は、フォトインタラプタ62がON状態であるとステップS74において判断すると、ステッピングモータ41を駆動して鏡筒ホルダ51を矢印50aで示す右方向に1パルス分移動させる(ステップS75)。
なお、フォトインタラプタ62がON状態であるとステップS74において制御装置が判断したとき、遮光板63は、フォトインタラプタ62に対して次のような位置に存在する。すなわち、フォトインタラプタ62がOFF状態であるとステップS71において制御装置が判断したときに遮光板63の透過部63aがフォトインタラプタ62の位置にあった場合には、遮光板63の遮光部63bのうち最も透過部63a側の位置がフォトインタラプタ62の位置に存在する。フォトインタラプタ62がOFF状態であるとステップS71において制御装置が判断したときに遮光板63の透過部63cがフォトインタラプタ62の位置にあった場合には、遮光板63の遮光部63dのうち最も透過部63c側の位置がフォトインタラプタ62の位置に存在する。フォトインタラプタ62がOFF状態であるとステップS71において制御装置が判断したときに遮光板63の透過部63eがフォトインタラプタ62の位置にあった場合には、遮光板63の遮光部63fのうち最も透過部63e側の位置がフォトインタラプタ62の位置に存在する。
次いで、制御装置は、ステップS75において移動させたパルス数をカウントし(ステップS76)、フォトインタラプタ62がON状態であるか否かを判断する(ステップS77)。
制御装置は、フォトインタラプタ62がON状態ではないとステップS77において判断すると、ステップS76においてカウントしたパルス数が規定パルス数であるか否かを判断する(ステップS78)。
ここで、規定パルス数とは、遮光板63の透過部63a、63c、63eの中で2番目に大きい透過部63eの全てがフォトインタラプタ62内を通過するために必要なパルス数より大きく、透過部63a、63c、63eの中で最も大きい透過部63aの全てがフォトインタラプタ62内を通過するために必要なパルス数より小さいパルス数である。
制御装置は、ステップS76においてカウントしたパルス数が規定パルス数ではないとステップS78において判断すると、再びステップS75を実行する。
制御装置は、フォトインタラプタ62がON状態であるとステップS77において判断するか、ステップS76においてカウントしたパルス数が規定パルス数であるとステップS78において判断すると、遮光板63の現在の位置を特定する(ステップS79)。
すなわち、フォトインタラプタ62がON状態であるとステップS77において制御装置が判断したときであって、ステップS76において制御装置がカウントしたパルス数が、遮光板63の透過部63cの全てがフォトインタラプタ62内を通過するために必要なパルス数と同じである場合、遮光板63の遮光部63bのうち最も透過部63c側の位置がフォトインタラプタ62の位置に存在する。フォトインタラプタ62がON状態であるとステップS77において制御装置が判断したときであって、ステップS76において制御装置がカウントしたパルス数が、遮光板63の透過部63eの全てがフォトインタラプタ62内を通過するために必要なパルス数と同じである場合、遮光板63の遮光部63dのうち最も透過部63e側の位置がフォトインタラプタ62の位置に存在する。ステップS76においてカウントしたパルス数が規定パルス数であるとステップS78において制御装置が判断したとき、遮光板63の透過部63aのうち遮光部63bとの境界から規定パルス数分離れた位置がフォトインタラプタ62の位置に存在する。
次いで、制御装置は、ステップS79において特定した遮光板63の現在の位置に基づいて、遮光板63の規定の位置63h(図5参照。)がフォトインタラプタ62の位置になるように、ステッピングモータ41を駆動して鏡筒ホルダ51を移動させる(ステップS80)。
ここで、規定の位置63hは、遮光部63b内の位置である。
なお、制御装置は、鏡筒ホルダ51の位置の制御の精度を上げるために、ステップS80より後のステップにおいては、鏡筒ホルダ51の移動速度をステップS80以前のステップにおける移動速度より遅くする。
次いで、制御装置は、ステッピングモータ41を駆動して鏡筒ホルダ51を矢印50bで示す左方向に1パルス分移動させた後(ステップS81)、フォトインタラプタ62がOFF状態であるか否かを判断する(ステップS82)。
制御装置は、フォトインタラプタ62がOFF状態ではないとステップS82において判断すると、再びステップS81を実行する。
なお、フォトインタラプタ62がOFF状態であるとステップS82において制御装置が判断したとき、遮光板63の透過部63cのうち最も遮光部63b側の位置がフォトインタラプタ62の位置に存在する。
制御装置は、フォトインタラプタ62がOFF状態であるとステップS82において判断すると、ステップS81において移動させたパルス数をカウントし(ステップS83)、フォトインタラプタ62がON状態であるか否かを判断する(ステップS84)。
制御装置は、フォトインタラプタ62がON状態ではないとステップS84において判断すると、再びステップS81を実行する。
なお、フォトインタラプタ62がON状態であるとステップS84において制御装置が判断したとき、遮光板63の遮光部63dのうち最も透過部63c側の位置がフォトインタラプタ62の位置に存在する。また、ステップS83において制御装置がカウントしたパルス数は、透過部63cの全てがフォトインタラプタ62内を通過するために必要なパルス数である。
制御装置は、フォトインタラプタ62がON状態であるとステップS84において判断すると、ステッピングモータ41を駆動して鏡筒ホルダ51を矢印50aで示す右方向に、ステップS83においてカウントしたパルス数の半分のパルス数分移動させ(ステップS85)、原点復帰動作を終了する。
以上のようにして、制御装置は、フォトインタラプタ62の位置に遮光板63の位置63gを合わせる。
次に、レンズ鏡筒52、53、54の切り換えの動作について説明する。
制御装置は、レンズ鏡筒52、53、54の切り換えが指示されると、上述した原点復帰動作を行った後、ステッピングモータ41を駆動してレンズ鏡筒52、53、54を切り換える。
すなわち、制御装置は、レンズ鏡筒52への切り換えが指示されると、上述した原点復帰動作を行った後、ステッピングモータ41を駆動して鏡筒ホルダ51を矢印50aで示す右方向に予め決められているパルス数分移動させて、レンズ鏡筒52の位置が上フレーム24の穴24aの位置と完全に重なるようにする。制御装置は、レンズ鏡筒53への切り換えが指示されると、上述した原点復帰動作を行って、レンズ鏡筒53の位置が上フレーム24の穴24aの位置と完全に重なるようにする。制御装置は、レンズ鏡筒54への切り換えが指示されると、上述した原点復帰動作を行った後、ステッピングモータ41を駆動して鏡筒ホルダ51を矢印50bで示す左方向に予め決められているパルス数分移動させて、レンズ鏡筒54の位置が上フレーム24の穴24aの位置と完全に重なるようにする。
なお、制御装置は、原点復帰動作を行った後に鏡筒ホルダ51を移動させるとき、フォトインタラプタ62の状態がON状態からOFF状態に変わるまでのパルス数や、フォトインタラプタ62の状態がOFF状態からON状態に変わるまでのパルス数を常にカウントし、予め設定されているパルス数と比較することによって、ステッピングモータ41の脱調を監視することができる。
以上に説明したように、光学装置10は、レンズ鏡筒52、53、54の光軸と交差する方向に鏡筒ホルダ51およびレンズ鏡筒52、53、54を移動させて複数のレンズ鏡筒52、53、54を切り替えることによって、焦点距離を変更することができる。
また、光学装置10は、鏡筒ホルダ51およびレンズ鏡筒52、53、54と、フォトインタラプタ62および遮光板63との双方が証(位置の基準)となるガイド軸31に隣接されている。ゆえに、フォトインタラプタ62および遮光板63との双方が証(位置の基準)となるガイド軸31の近傍に配設されているので、ガイド軸31に対する鏡筒ホルダ51、レンズ鏡筒52、53、54、フォトインタラプタ62および遮光板63の位置精度を向上させることができる。したがって、光学装置10は、鏡筒ホルダ51およびレンズ鏡筒52、53、54の位置をフォトインタラプタ62および遮光板63によって精度良く検出することができる。
また、光学装置10は、フォトインタラプタ62および遮光板63がガイド軸31の近傍に配設されており、ステッピングモータ41がガイド軸31とは別のガイド軸32の近傍に配設されているので、ステッピングモータ41と、フォトインタラプタ62および遮光板63とを互いに干渉しない最適な位置に配設することができる。
更に、光学装置10は、リードスクリュ35がガイド軸32と平行に配設されるとともにステッピングモータ41、鏡筒ホルダ51およびレンズ鏡筒52、53、54の近傍に配置されているので、リードスクリュ35と、フォトインタラプタ62および遮光板63とを互いに干渉しない最適な位置に配設することができる。
また、光学装置10は、ステッピングモータ41からリードスクリュ35までの動力の伝達に介在するウォーム歯車42を有しており、鏡筒ホルダ51およびレンズ鏡筒52、53、54に外部から負荷がかかっても、ウォーム歯車42によってステッピングモータ41側に負荷が伝達されないので、鏡筒ホルダ51およびレンズ鏡筒52、53、54の位置が変化しない。したがって、光学装置10は、安定した像を得ることができる。
また、光学装置10は、噛合歯51aが樹脂によって鏡筒ホルダ51と一体に形成されているので、鏡筒ホルダ51と噛合歯51aとを樹脂によって容易に一体成形することができるとともに、鏡筒ホルダ51と噛合歯51aとが別部品である構成と比較して部品点数を削減することができる。
なお、光学装置10は、遮光板63が3つの遮光部および透過部を有しているが、遮光板63がより多くの遮光部および透過部を有するように細かくスリットが形成されていれば、図6に示す動作のステップS71〜ステップS79の動作において鏡筒ホルダ51の移動距離を短くすることができるので、図6に示す動作のステップS71〜ステップS79の動作を迅速に行うことができる。
光学装置10は、本実施の形態において、原点復帰動作として図6に示す動作を行っているが、原点復帰動作として図6に示す動作以外の動作を行うようになっていても良い。例えば、光学装置10は、図6に示す動作のステップS71〜ステップS79において透過部を基準にして遮光板63の現在の位置を特定しているが、遮光部を基準にして遮光板63の現在の位置を特定するようになっていても良い。また、光学装置10は、図6に示す動作のステップS80において遮光部63b内の位置63hを規定の位置としているが、透過部内の位置を規定の位置とするようになっていても良い。また、光学装置10は、透過部63cのうち遮光板63の移動方向における中心の位置63gを原点としているが、透過部63cのうち他の位置を原点とするようになっていても良いし、遮光部内の位置を原点とするようになっていても良い。
光学装置10は、本実施の形態において、フォトインタラプタ62が板61を介して下フレーム21に固定されていて、遮光板63が鏡筒ホルダ51に固定されている構成であるが、フォトインタラプタ62が鏡筒ホルダ51に固定されていて、遮光板63が下フレーム21に固定されている構成であっても良い。
光学装置10は、本実施の形態において、レンズ鏡筒52、53、54が直線上を移動するようになっているが、レンズ鏡筒52、53、54が曲線上を移動するようになっていても良い。レンズ鏡筒52、53、54が曲線上を移動するようになっている場合、遮光板63も曲線状になる。
光学装置10は、本実施の形態において、光を利用して位置検出を行っているが、光以外の方法によって位置検出を行っても良い。例えば、光学装置10は、図7に示すように、フォトインタラプタ62、遮光板63をそれぞれ磁気センサ65、マグネット66に代えることによって、磁力を利用して位置検出を行うことができる。また、光学装置10は、図8に示すように、フォトインタラプタ62、遮光板63をそれぞれ接触センサ68、カム69に代えることによって、物理的な接触を利用して位置検出を行うことができる。
本実施の形態においては、CCDが固定されて、レンズ鏡筒52、53、54が移動させられる構成によって、CCDに対するレンズが切り換えられるようになっているが、レンズ鏡筒52、53、54が固定されて、CCDが移動させられる構成によって、CCDに対するレンズが切り換えられるようになっていても良い。
本発明の一実施の形態に係る光学装置の斜視図であって、光学装置の内部構造を示す図である。 (a)図1に示す光学装置の平面図である。(b)図1に示す光学装置の正面図である。(c)図1に示す光学装置の背面図である。 (a)図1に示す光学装置の左側面図である。(b)図1に示す光学装置の右側面図である。(c)図1に示す光学装置の底面図である。 図1に示す光学装置の平面図であって、上フレームが取り外された状態での図である。 図1に示す光学装置のフォトインタラプタおよび遮光板の平面図である。 図1に示す光学装置の原点復帰動作のフローチャートである。 図1に示す光学装置の磁気センサおよびマグネットの平面図である。 図1に示す光学装置の接触センサおよびカムの平面図である。
符号の説明
10 光学装置
31 ガイド軸(移動手段、ガイド部、一方のガイド軸)
32 ガイド軸(移動手段、ガイド部、他方のガイド軸)
33、34 ベアリング(移動手段)
35 リードスクリュ(移動手段)
36 ヘリカルギア(移動手段)
41 ステッピングモータ(移動手段、モータ)
42 ウォーム歯車(移動手段)
51 鏡筒ホルダ(レンズ部材、レンズホルダ)
51a 噛合歯(移動手段)
52、53、54 レンズ鏡筒(レンズ、レンズ部材)
62 フォトインタラプタ(位置検出部材、検出部材)
63 遮光板(位置検出部材、被検出体)
65 磁気センサ(位置検出部材、検出部材)
66 マグネット(位置検出部材、被検出体)
68 接触センサ(位置検出部材、検出部材)
69 カム(位置検出部材、被検出体)

Claims (5)

  1. 複数のレンズを有するレンズ部材と、前記複数のレンズのうち選択された前記レンズに切り換えるため前記レンズの光軸と交差する方向に前記レンズ部材を移動させる移動手段とを有する光学装置において、
    前記レンズ部材の位置を検出する位置検出部材を有し、
    前記位置検出部材は、被検出体と、前記被検出体を検出する検出部材とを有し、
    前記レンズ部材は、前記被検出体および前記検出部材の一方に固定され、
    前記移動手段は、前記レンズ部材の移動のガイドとなるガイド部を有し、
    前記ガイド部を中心にした一方側と他方側とに前記レンズ部材と前記位置検出部材とを配設し、前記ガイド部が前記レンズ部材と前記位置検出部材との双方に隣接配置されることを特徴とする光学装置。
  2. 前記移動手段は、前記レンズ部材を移動させる駆動力を発生させるモータを有し、
    前記複数のレンズは、前記光軸と直交する方向に互いに並設され、
    前記ガイド部は、前記レンズ部材を前記複数のレンズの並設方向に移動させるために前記並設方向に延在して前記レンズ部材を挟む2本のガイド軸を有し、
    前記2本のガイド軸のうち一方のガイド軸は、前記レンズ部材と前記位置検出部材との双方に隣接配置され、
    前記2本のガイド軸のうち他方のガイド軸は、前記レンズ部材と前記モータとの双方に隣接配置されることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  3. 前記移動手段は、前記モータによって駆動されるリードスクリュと、前記レンズ部材に形成されて前記リードスクリュに噛み合う噛合歯とを有し、
    前記リードスクリュは、前記他方のガイド軸と平行に配設されるとともに、前記レンズ部材と前記モータとの双方に隣接配置されることを特徴とする請求項2に記載の光学装置。
  4. 前記移動手段は、前記モータから前記リードスクリュまでの動力の伝達に介在するウォーム歯車を有することを特徴とする請求項3に記載の光学装置。
  5. 前記レンズ部材は、前記複数のレンズを保持するレンズホルダを有し、
    前記噛合歯は、樹脂によって前記レンズホルダと一体に形成されることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の光学装置。
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