JP6645688B2 - 光学機器 - Google Patents

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本発明は、光学機器に関する。
従来、デジタルカメラでは、携帯性の点から外形サイズの小型化が要求されている(特許文献1参照)。
特許第5361566号公報
特許文献1に開示されたカメラでは、カメラ正面から見て右下に駆動源とギヤ列が配置され、左右方向および上下方向に大きなスペースを取っているため、カメラ本体の小型化を阻害する。
このような課題に鑑みて、本発明は、機能を損なわずに小型化可能な光学機器を提供することを目的とする。
本発明の一側面としての光学機器は、カム溝が内周に形成されるカム筒と、前記カム溝と係合する係合部材を備える移動部材と、駆動部材と、前記駆動部材の駆動力を伝達する第1のギヤ部と、前記カム筒の外周に形成されたギヤ部と噛み合う第2のギヤ部と、を備えるギヤと、を有し、前記カム筒の外周には、前記カム溝の一部が貫通する貫通領域を備える切り欠き部が形成され、前記貫通領域には、前記係合部材と係合する係合部が形成され、前記第1のギヤ部の一部は、前記貫通領域を介して、前記カム筒の内部に配置されることを特徴とする。

本発明によれば、機能を損なわずに小型化可能な光学機器を提供することができる。
本発明の実施形態に係る光学機器の一例である撮像装置の沈胴時の鏡筒断面図である。 撮像装置の撮影時の鏡筒断面図である。 レンズ鏡筒の展開図である。 移動カム環の内面展開図である。 固定カム環の内面展開図である。 移動カム環とギヤ列の位置関係を示す図である。 移動カム環の説明図である。 撮像装置の沈胴時の状態を示す図である。 撮像装置の繰り出し時の状態を示す図である。 撮像装置の撮影時の状態を示す図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
まず、図1〜図3を参照して、本実施形態のレンズ鏡筒200の全体構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る光学機器の一例である撮像装置の沈胴時の断面図である。図2は、撮像装置の撮影時の断面図である。図3は、レンズ鏡筒200の展開図である。
レンズ鏡筒200は、3群レンズ構成で、1群ユニット、2群ユニット、および3群ユニットを備える。1群ユニットは、第1レンズ群11、第1レンズ群11を保持する1群レンズ保持枠101、および1群レンズ保持枠101を保持するとともにレンズを保護するレンズバリア部材を備える1群地板102を有する。2群ユニットは、第2レンズ群12、光量調整部材である絞りユニット103、第2レンズ群12を保持する2群レンズ保持枠104、およびシャッタ部材(不図示)を備える2群地板(移動部材)105を有する。3群ユニットは、第3レンズ群13、および第3レンズ群13を保持する3群レンズ保持枠106を有する。第1レンズ群11と第2レンズ群12は、変倍系のレンズ群である。第3レンズ群13は、被写体にピントを合わせるためのフォーカスレンズ群である。また、2群ユニットは、撮影中に2群レンズ保持枠104が光軸と直交する方向へ移動することで撮影時の手振れ等を補正する。なお、本実施形態では3群レンズ構成のレンズ鏡筒200を使用しているが、異なる構成のレンズ鏡筒を使用してもよい。
3群レンズ保持枠106は、光軸に沿って直進移動可能にセンサホルダ107に取り付けられている。センサホルダ107には、センサプレート111を介して撮像素子15が取り付けられている。撮像素子15の前部には、センサホルダ107とセンサゴム(不図示)に挟まれた光学フィルタ14が配置されている。また、センサホルダ107の穴部には、光軸と平行なメインガイド軸113と回転規制用のサブガイド軸114が圧入されて固定されている。さらに、センサホルダ107は、フォーカスモータ115をビスで締結することで固定している。フォーカスモータ115のリードスクリュー115aが回転すると、3群レンズ保持枠106に取り付けられているラック(不図示)とリードスクリュー115aが螺合することで、3群レンズ保持枠106が光軸に沿って移動する。
次に、各レンズ群を光軸方向へ移動させるための筒部材とズーム駆動機構について説明する。図4は、移動カム環(カム筒)109の内面展開図である。図5は、固定カム環110の内面展開図である。センサホルダ107は、固定カム環110をビスで締結することで固定している。固定カム環110の内周には、移動カム環109が設けられている。移動カム環109の内周には、各レンズ群が移動する際の回転を規制する直進ガイド筒108が設けられている。直進ガイド筒108と移動カム環109は、バヨネット結合されて光軸に沿って一体的に移動する。また、移動カム環109は、直進ガイド筒108に対して相対的に回転可能である。
図3に示されるように、直進ガイド筒108の内周には光軸に沿って長溝108a,108b,108cが形成されている。図4に示されるように、移動カム環109の内周には軌跡の異なるカム溝109a,109b,109cが形成されている。図5に示されるように、固定カム環110の内周には、カム溝110aと直線状の直進ガイド溝110bが形成されている。カム溝110aには移動カム環109の外周に設けられたフォロワピン109dが嵌合し、フォロワピン109dはカム溝110aに沿って移動する。また、直進ガイド溝110bには直進ガイド筒108に設けられた直進ガイド部108dが嵌合し、直進ガイド部108はガイド溝108により回転規制されるので、直進ガイド筒108は光軸に沿って直進移動のみ行う。カム溝109aには1群地板102の外周に設けられたフォロワピン102aが嵌合し、フォロワピン102aはカム溝109aに沿って移動する。カム溝109bには2群地板105の外周に設けられたフォロワピン(係合部材)105aが嵌合し、フォロワピン105aはカム溝109bに沿って移動する。カム溝109cには絞りユニット103の外周に設けられたフォロワピン103aが嵌合し、フォロワピン103aはカム溝109cに沿って移動する。1群地板102、絞りユニット103、および2群地板105はそれぞれ、長溝108a,108b,108cによって回転規制されることで光軸に沿って直進移動する。
センサホルダ107には、ギヤ列を介してズームモータ(駆動部材)112が取り付けられている。図6は、移動カム環109とギヤ列の位置関係を示す図である。ズームモータ112の駆動軸には、出力ギヤ120が取り付けられている。ギヤ116〜119はそれぞれ、波数の異なる大径ギヤ部と小径ギヤ部を同軸上に備える段付きギヤである。ギヤ116は、大径ギヤ部(第1のギヤ部)116aと小径ギヤ部(第2のギヤ部)116bを備えるギヤ列の最終ギヤである。大径ギヤ部116aは、ギヤ117と噛み合う。小径ギヤ部116bは、移動カム環109の外周に形成されたギヤ部109eと噛み合う。大径ギヤ部116aは、小径ギヤ部116bの後方(撮像素子15側)に配置されている。小径ギヤ部116bは、移動カム環109の繰り出し量に対応できるように形成されている。
ズームモータ112が駆動すると、ギヤ116からギヤ部109eに駆動力が伝達されて移動カム環109が回転する。このとき、フォロワピン109dはカム溝110aに沿って移動するため、移動カム環109は光軸に沿って移動する。また、直進ガイド部108dは直進ガイド溝110bに沿って直進移動することで、直進ガイド筒108は移動カム環109と一体的に光軸に沿って直進移動する。このとき、移動カム環109に追従する1群ユニット、絞りユニット103、および2群ユニットも回転規制されながら光軸に沿って移動する。
図7を参照して、移動カム環109について説明する。図7は、移動カム環109の説明図である。図7(a)は、移動カム環109の側面図である。図7(b)は、図7(a)のA−A線断面図である。図7(c)、図7(b)の点線で囲んだB部の拡大図である。移動カム環109には、小型化を目的として、切り欠き部109fが形成されている。切り欠き部109fと移動カム環109の内周に形成されているカム溝109bの一部が交差することで、切り欠き部109fにはカム溝109bが貫通した穴部(貫通領域)109gが形成される。本実施形態では、カム溝109bの一部である穴部109gは、レンズ鏡筒200が沈胴状態と撮影状態との間を遷移する際に使用され、高精度や高強度を要求されない領域である。カム溝109bと切り欠き部109fが交差することで金型の作成は難しくなるが、交差する領域はレンズ位置の精度が要求されない領域なので問題なく金型を作成することができる。
次に、本実施形態におけるズームレンズ鏡筒の繰り出しおよび収納動作を図8〜図10を参照して説明する。図8〜図10は、移動カム環109と、移動カム環109と係合する2群地板105のフォロワピン105aと、ギヤ列の状態を示す図である。
図8は、撮像装置が沈胴時の状態(沈胴状態)の図である。図8(a)は背面図、図8(b)は図8(a)のC−C線断面図である。ギヤ116の大径ギヤ部116aは、図8(a)に示されるように、径方向において切り欠き部109fに重なるように配置されている。そのため、大径ギヤ部116aがギヤ部109eと噛み合うことはなく、従来に比べてギヤを減らすことができる。したがって、ギヤ列をコンパクトに配置することができ、レンズ鏡筒およびカメラ本体の小型化を可能にする。フォロワピン105aは、図8(b)に示されるように、カム溝109bと係合している。ズームモータ112が駆動を開始すると、ギヤ列を介してギヤ部109eに駆動力が伝達され、各レンズ群が移動カム環109のカム溝109a〜109cに追従しながら光軸に沿って移動を開始する。
移動カム環109が図8の状態から図8(a)の反時計方向へ回転すると、図9に示されるように、フォロワピン105aが移動カム環109の切り欠き部109fを通過する。図9は、撮像装置が繰り出し持の状態(繰り出し状態)である。図9(a)は背面図、図9(b)は図9(a)のD−D線断面図、図9(c)は外観図である。図9(a)に示されるように大径ギヤ部116aは、径方向において切り欠き109fに重なっていないが、移動カム環109と重なっている。しかしながら、移動カム環109は光軸に沿って移動しており、大径ギヤ部116aはギヤ部109eと干渉することはない。また、図9(b),図9(c)に示されるように、フォロワピン105aの先端部105a1は、移動カム環109の穴部109gを貫通して切り欠き部109fまで侵入する。本実施形態では、フォロワピン105aの斜面部105a2とカム溝109bの斜面部(係合部)109b1が係合しているため、2群地板105の動作に影響はない。
移動カム環109が図9の状態から図9(a)の反時計方向へ回転すると、図10に示されるように、撮像装置は撮影状態に到達する。図10は、撮像装置が撮影時の状態(撮影状態)である。図10(a)は背面図、図10(b)は図10(a)のE−E線断面図である。図10(a)に示されるように、大径ギヤ部116aは、繰り出し状態と同様に、径方向において切り欠き部109fと重なっておらず、ギヤ部109eとも干渉していない。また、図10(b)に示されるように、フォロワピン105aは、穴部109gを抜けて再びカム溝109bと係合する。
以上、説明したように、移動カム環109の外周を、カム溝109bが貫通して穴部109gが形成されるまで切り欠き、空いたスペースにレンズ鏡筒200外部の部材を収容することで、レンズ鏡筒200の小型化が可能となる。すなわち、カメラ本体の小型化を達成することが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば、本実施形態では移動カム環109を切り欠くことで形成されたスペースにギヤ列が収容しているが、他の部材を収容してもよい。
また、本実施形態では大径ギヤ部116aの一部が切り欠き部109f内に収容されているが、穴部109gを貫通させ、移動カム環109の内部に侵入してもよい。
105 2群地板(移動部材)
105a フォロワピン(係合部材)
109 移動カム環(カム筒)
109b カム溝
109b1 係合部(斜面部)
109f 切り欠き部
109g 穴部(貫通領域)

Claims (6)

  1. カム溝が内周に形成されるカム筒と、
    前記カム溝と係合する係合部材を備える移動部材と、
    駆動部材と、
    前記駆動部材の駆動力を伝達する第1のギヤ部と、前記カム筒の外周に形成されたギヤ部と噛み合う第2のギヤ部と、を備えるギヤと、を有し、
    前記カム筒の外周には、前記カム溝の一部が貫通する貫通領域を備える切り欠き部が形成され、
    前記貫通領域には、前記係合部材と係合する係合部が形成され、
    前記第1のギヤ部の一部は、前記貫通領域を介して、前記カム筒の内部に配置されることを特徴とする光学機器。
  2. 前記貫通領域を介して、一部が前記カム筒の内部に配置される部材を更に有することを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
  3. 前記部材の一部は、前記光学機器が沈胴状態のときに前記カム筒の内部に配置されることを特徴とする請求項2に記載の光学機器。
  4. 前記係合部材は、前記光学機器が撮影状態と沈胴状態との間を遷移する間、前記係合部と係合することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の光学機器。
  5. 前記係合部材は、前記光学機器が沈胴状態のときに、前記カム溝のうち前記係合部とは異なる領域と係合することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の光学機器。
  6. 前記第1のギヤ部の一部は、前記光学機器が沈胴状態のときに前記カム筒の内部に配置されることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の光学機器。
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