JP2009075297A - 液晶表示装置及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の液晶表示装置は、第1偏光板6aと、液晶パネル2と、タッチパネル4と、液晶パネル2のタッチパネル4側の面に設けられた第1反射防止フィルム51と、タッチパネル4の液晶パネル2側の面に設けられるとともに前記第1反射防止フィルム51の光軸と直交する光軸を有する第2反射防止フィルム52とを有する。
【選択図】図1
Description
この構成によれば、液晶物質を挟持する第1及び第2基板と偏光板との間に第3基板を備える構成において、対向する第1基板と第3基板の各面に反射防止フィルムを設けているので、これらの基板と空気との界面における光の反射を効果的に防止することができ、特に外光が入射する環境において外光反射によるコントラスト低下を効果的に防止できる。そして、第1及び第2反射防止部材が互いの光軸を略直交させた状態で配置されているので、第1及び第2反射防止部材が互いのリタデーションを打ち消しあい、第1及び第2反射防止部材に起因するコントラスト低下も防止することができる。したがって本発明によれば、反射防止被膜を形成する場合に比して安価に製造できる反射防止部材を用い、かつ反射防止被膜と同等の表示品質を得ることができる液晶表示装置を提供することができる。
このように反射防止部材の光軸と偏光板の偏光軸とを配置することで、2枚の反射防止部材において相殺できないリタデーションが、第3基板側から偏光板に入射する光に対して実質的に作用しないようにすることができる。これにより表示品質に優れた液晶表示装置を容易に実現できる。
このような構成とすれば、第1及び第2反射防止部材が互いのリタデーションをほぼ完全に相殺し合うので、反射防止部材に起因する表示品質の低下が生じない構成となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の第1実施形態である液晶表示装置の模式断面図である。図2は、本実施形態の液晶表示装置に備えられたタッチパネルの分解斜視図である。図3は、反射防止フィルムの模式断面図である。図4は、本実施形態の液晶表示装置における光学フィルムの光学軸配置を示す図である。
液晶表示装置の観察側に配置された前面側基板22aは、ガラスやプラスチック等からなる基板本体24aを基体として備え、基板本体24aの液晶32側の面には、透明導電材料からなる前面側電極(第1電極)31や配向膜(図示略)等を含む液晶制御層26aが形成されている。
観察側とは反対側に配置された背面側基板22bは、ガラスやプラスチック等からなる基板本体24bを基体として備え、基板本体24bの液晶32側の面には、透明導電材料からなる背面側電極(第2電極)33や配向膜(図示略)等を含む液晶制御層26bが形成されている。
前面側基板22aと背面側基板22bとの間には、これらの基板間の距離(セルギャップ)を一定に保持するための粒状(あるいは柱状)のスペーサ29が分散配置されている。
一方、タッチパネル4の背面側基板8bは、ガラスやプラスチック等からなる基板本体11bを基体として備えており、基板本体11bの内面(前面側基板8aと対向する面)には、液晶パネル2の表示領域に対応する範囲を覆う透明の面状電極(高抵抗膜;第4電極)12bと、面状電極12bのX方向両端部に配置された一対の低抵抗膜14とが形成されている。
なお、面状電極12a、12bは、インジウム錫酸化物(ITO)等の透光性導電膜からなり、その面内全域でほぼ均一な面抵抗を備えている。また、低抵抗膜13、14、補助電極18及び端子部16は、導電性の高い金属薄膜、例えば金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)、又はこれらの金属のうちのいずれか1種類以上の金属を含む合金によって形成されている。
一方、低屈折率層の屈折率は例えば1.20〜1.55の範囲である。低屈折率層としては、含フッ素化合物やシリコーン化合物などを用いることができる。低屈折率層は有機膜、無機膜のいずれであってもよい。
なお、図4に示す各光学軸に併記している基準線は、図示のX軸方向に平行な直線である。また、図示X軸方向が液晶表示装置100の略矩形の表示領域の水平方向(又は垂直方向)である。
なお、図4では、TNモードの液晶パネル2を想定して配向方向32aを図示しているが、配向方向32aは液晶モード等に応じて異なるので、第1偏光板6aの偏光軸61aと平行でなくても構わない。
そして、液晶パネル2のタッチパネル4側に接着された第1反射防止フィルム51により基板本体24a表面での光の反射を防止し、さらにタッチパネル4の液晶パネル2側に接着された第2反射防止フィルム52により基板本体11b表面での光の反射を防止することができる。
特に、液晶表示装置100の前面側から入射する外光の反射を防止することができるので、外光反射に起因するコントラストの低下を防止することができ、従来の液晶表示装置に比して高画質で見やすい表示を実現することができる。
さらには、単に反射防止フィルムを設けるのではなく、これらの光学特性を考慮して、これらのフィルムの光軸51a、52aを互いに直交させて配置しているので、反射防止フィルムに起因するコントラスト低下も防止できるようになっている。
次に、本発明の第2の実施形態について、図5から図9を参照して説明する。
図5は第2実施形態の第1構成例に係る液晶表示装置200の光学軸配置を示す説明図である。図6は、本実施形態の第2構成例に係る液晶表示装置300の光学軸配置を示す説明図である。
なお、本実施形態の液晶表示装置200,300は、第1実施形態に係る液晶表示装置100と共通の構成を備えており、第1反射防止フィルム51と第2反射防止フィルム52の光学軸配置のみが異なっている。また、図5,6に示す各光学軸に併記している基準線は、図示のX軸方向に平行な直線である。また、図示X軸方向が液晶表示装置200,300の略矩形の表示領域の水平方向(又は垂直方向)に一致する。
一方、図6に示す第2構成例では、第2反射防止フィルム52の光軸52aが第1偏光板6aの偏光軸61aと略直交して配置されており、第1反射防止フィルム51の光軸51aが第1偏光板6aの偏光軸61aと略平行に配置されている。
このような配置形態を採用することで、第1実施形態と比較してもさらに効果的に反射防止フィルムのリタデーションによるコントラスト低下を防止することができる。以下、図7を参照してかかる作用効果について詳細に説明する。
したがって本実施形態によれば、表示品質に優れ、安価に提供でき、また製造性にも優れた液晶表示装置を実現することができる。
次に、本発明の第3の実施形態について図9を参照して説明する。
図9(a)は、第3実施形態の第1構成例である液晶表示装置400Aの模式断面図である。図9(b)は、第3実施形態の第2構成例である液晶表示装置400Bの模式断面図である。
そして、第1及び第2実施形態と同様に、第1反射防止フィルム51と第2反射防止フィルム52とは、互いの光軸を略直交させた状態で配置されている。本実施形態においても、第1反射防止フィルム51、第2反射防止フィルム52の光軸51a、52aは、第1偏光板6aの偏光軸61aに対して略平行又は略直交に配置することが好ましい。
タッチパネル4Aは、動作時に第1ストライプ電極20a及び第2ストライプ電極20bにそれぞれパルス信号が供給される。このパルス信号の入力により第1ストライプ電極20aと第2ストライプ電極20bの交差部において電極間に静電容量が形成されて作動状態となる。そして、このような状態のタッチパネル4Aに指等が接触すると、電極間の電気力線が指等に吸収されて接触位置に対応する交差部の静電容量が減少する。かかる静電容量の減少を電流変化として検出することで、接触位置を検出することができる。
図10は、本発明に係る電子機器を示す斜視図である。
図10(a)は携帯電話の斜視図である。携帯電話1300は、複数の操作ボタン1302と、受話口1303と、送話口1304と、本発明の液晶表示装置からなる表示部1301とを備えて構成されている。
図10(b)は、他の一例であるハンディターミナル1400を示す斜視図である。ハンディターミナル1400は、本発明の液晶表示装置を用いて構成される表示部1401及びファンクションキー1402、電源スイッチ1403等を備えている。ハンディターミナル1400は、ファンクションキー1402に印刷されたアイコンや、タッチパネル背面の液晶パネル(図示略)の画面を見ながら、タッチパネル上の位置を直接指示することによって、データ入力を行なえるようになっている。
上記構成を備えた携帯電話1300やハンディターミナル1400は、本発明の液晶表示装置を備えているので、外光反射を抑えた高品質の表示部を備えるとともに安価に提供可能な電子機器となる。
Claims (9)
- 液晶物質を挟持して対向配置された第1基板及び第2基板と、
前記第1基板の前記液晶物質と反対側に設けられた偏光板と、
前記第1基板のと前記偏光板との間に設けられた第3基板と、
前記第1基板の前記第3基板側に設けられた第1反射防止部材と、
前記第3基板の前記第1基板側に設けられるとともに前記第1反射防止部材の光軸と略直交する光軸を有する第2反射防止部材と、
を有することを特徴とする液晶表示装置。 - 前記第1反射防止部材の光軸と前記偏光板の偏光軸とが、略平行に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
- 前記第1反射防止部材の光軸と前記偏光板の偏光軸とが、略直交して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
- 前記第1反射防止部材及び前記第2反射防止部材が、基体と前記基体の一面側に形成された反射防止層とを有しており、前記第1反射防止部材の前記基体と前記第2反射防止部材の前記基体とが略同一のリタデーション値を有していることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
- 前記第3基板が入力装置の基体であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
- 前記第3基板と前記第2反射防止部材との間に第4基板が設けられており、
前記第3基板及び前記第4基板の互いに対向する面にそれぞれ電極が形成され、前記第3基板と前記第4基板とが所定の間隔をもって保持されていることを特徴とする請求項5に記載の液晶表示装置。 - 前記第2基板の前記液晶と反対側にも偏光板が設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
- 前記第2基板に反射膜が形成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
- 請求項1から8のいずれか1項に記載の液晶表示装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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