JP2009074960A - 反射体制御方式の高速炉 - Google Patents

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Abstract

【課題】炉心と反射体との間に存在していた冷却材を排除して、反射体の移動領域における炉心への中性子反射を低減し、核燃料の反応度を低く抑え、かつ炉心周囲の温度環境に対する耐性の高い高速炉を提供する。
【解決手段】1次冷却材30に浸された炉心2の外側に配置された反射体4を上下方向に移動させて炉心2からの中性子の漏洩を調整することによって炉心2の反応度を制御する反射体制御方式の高速炉において、反射体4が移動する領域に位置する炉心2の周囲を1次冷却材30よりも中性子反射能力が劣る物質で取り囲む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液体金属の1次冷却材に浸された炉心の外側に設置された反射体を上下方向に移動させて炉心からの中性子の漏洩を調整することによって炉心の反応度を制御する反射体制御方式の高速炉に関する。
従来の高速炉について、特許文献1に構造の一例が開示されている。
図19は、従来の高速炉の構成の一例を示す軸方向の断面図である。
図19に示すように、従来の高速炉50は核燃料の集合体からなる炉心2を有し、炉心2は全体としてほぼ円柱状に形成される。炉心2はこれを保護する炉心槽3によって外周を取り囲まれる。炉心槽3の外側には全体として炉心槽3を円環状に取り囲む複数の反射体4が配設される。反射体4の外側には反射体4の外周を取り囲み、1次冷却材の冷却材流路5の内壁を構成する隔壁6が設けられる。隔壁6の外側には間隔をあけて冷却材流路5の外壁を構成する原子炉容器7が配設される。冷却材流路5中には中性子遮へい体8が炉心2を取り囲むように配設される。原子炉容器7のさらに外側には原子炉容器7を保護するガードベッセル9が設けられる。
炉心槽3と隔壁6との間に設けられた空間によって炉心2の運転に使用される反射体4の移動領域が形成される。反射体4は、上部プラグ10を貫通する駆動軸11によって吊り下げられ、反射体駆動装置12によって上下に移動可能に支持される。すなわち、反射体駆動装置12の駆動に伴って駆動軸11、ひいては反射体4は、炉心槽3と隔壁との間の移動領域内を上下方向に移動される。この反射体4の移動により、炉心2からの中性子の漏洩を調整し、炉心2の反応度が制御される。
炉心2、炉心槽3、隔壁6および中性子遮へい体8は、炉心支持板13に搭載されて支持される。隔壁6は、炉心2を載置する炉心支持板13から上方に延設され、この隔壁6と原子炉容器7との間に円環状の冷却材流路5が形成される。冷却材流路5に配置された中性子遮へい体8の上方の冷却材流路5中には円環状の電磁ポンプ14が配設される。電磁ポンプ14のさらに上方には中間熱交換器15が配設される。中間熱交換器15のさらに上方には崩壊熱除去コイル16が配設される。
中間熱交換器15と電磁ポンプ14とは一体的に形成され、従来の高速炉50の上部の構造体である外側シュラウド23と一体連続的に構成されて吊り下げられる。中間熱交換器15のチューブ側とシェル側とはそれぞれ1次冷却材と2次冷却材とが流通するように構成される。中間熱交換器15と電磁ポンプ14との下端部と、隔壁6の上端部との間には、従来の高速炉50の熱による伸縮を吸収し、冷却材流路5を画するシールベロー17が設けられる。中間熱交換器15は、内胴20と外胴21とを有し、内胴20と外胴21との間には伝熱管22が配設される。
従来の高速炉50は炉心2にプルトニウムを含む核燃料を使用し、運転に際しては炉心2のプルトニウムを核分裂させて熱を出すとともに余剰の高速中性子を劣化ウランに吸収させ、燃やす量より多いプルトニウムを生成する。反射体4は炉心2から照射される中性子を反射し、炉心2の核燃料の燃焼・増殖を促進する。反射体4は、核燃料の燃焼に伴って核燃料の臨界を維持しながら下方から上方へ徐々に移動される。この反射体4の移動によって炉心2の新しい燃料部分が徐々に燃焼され、炉心2は核燃料の長期間燃焼を維持することができる。
従来の高速炉50の運転に際しては、原子炉容器7内に1次冷却材である液体ナトリウムが満たされ、この1次冷却材によって炉心2を冷却しつつ核分裂による熱を外部に取り出す。
図19に示した実線の矢印は1次冷却材の流れ方向を示している。これら実線の矢印に示すように、1次冷却材は電磁ポンプ14によって冷却材流路5を下方に駆動され、中性子遮へい体8の内部を流過して原子炉容器7の底部に至る。次に1次冷却材は、流れ方向を反転されて炉心2内を流通しながら上昇し、炉心2が有する核燃料の核分裂で生じた熱によって加熱されて温度が上昇する。この温度が上昇した1次冷却材は、原子炉容器7上部の中間熱交換器15のチューブ側に流入する。さらに1次冷却材は中間熱交換器15で2次冷却材と熱交換を行った後に流出し、再び電磁ポンプ14によって下方に駆動される。また、1次冷却材に対して2次冷却材は、従来の高速炉50の外部から入口ノズル18を経て中間熱交換器15のシェル側に流入し、中間熱交換器15で1次冷却材によって加熱された後に、出口ノズル19から従来の高速炉50の外部に流出する。この2次冷却材の熱が発電機の動力等に変換される。
ここで、反射体4については、特許文献2に構造の一例が開示されている。
図20は、従来の反射体の構成の一例を示す軸方向の概略的な断面図である。
図20に示すように、反射体4の上部には、1次冷却材よりも中性子反射能力が劣る真空または気体を内包する空間24aが形成された箱体24が一体的に連接されるとともに、箱体24の上端に駆動軸11の下端が接続される。このように構成された反射体4と箱体24とによれば、炉心槽3の外側が1次冷却材で満たされている場合に比べて、核燃料の反応度を低く抑えることができる。そうすると、核燃料の濃縮度を高めて、炉心2の反応度寿命の長期化を図ることができる。
特開平6−174882号公報 特開平6−51082号公報
従来の高速炉50の1次冷却材の温度は、炉心槽3内部の炉心2側では約500℃、隔壁6の外側の中性子遮へい体8側では約350℃となり、炉心槽3と隔壁6との間には約150℃の温度差が生じる。さらに、1次冷却材が炉心2を通過する際には、1次冷却材は約350℃から約500℃まで温められるため、炉心槽3内部の温度は軸方向に約150℃の温度差が生じる。この温度差の存在により、反射体4の上部に設けられた箱体24は、その内部に発生する熱応力やクリープにより損傷する恐れがある。箱体24が損傷して真空または気体が内包されている空間24aに1次冷却材が浸入すると、箱体24は核燃料の反応度を低く抑える効果を喪失する。箱体24が核燃料の反応度を低く抑える効果を喪失すると、反射体4の反射体価値は低下する。
本発明はかかる課題を解決するためになされたもので、炉心2と反射体4との間に存在していた冷却材を排除して、反射体4の移動領域における炉心2への中性子反射を低減し、核燃料の反応度を低く抑え、かつ炉心周囲の温度環境に対する耐性の高い高速炉を提供することを目的とする。
前記の課題を解決するため本発明では、冷却材に浸された炉心の外側に配置された中性子反射体を上下方向に移動させて前記炉心からの中性子の漏洩を調整することによって前記炉心の反応度を制御する反射体制御方式の高速炉において、前記中性子反射体が移動する領域に位置する前記炉心の周囲を前記冷却材よりも中性子反射能力が劣る物質で取り囲むことを特徴とする反射体制御方式の高速炉を提供する。
また、本発明では、冷却材に浸された炉心の外側に配置された中性子反射体を上下方向に移動させて前記炉心からの中性子の漏洩を調整することによって前記炉心の反応度を制御する反射体制御方式の高速炉において、前記中性子反射体の上方に炉心の周囲を前記冷却材よりも中性子反射能力が劣る物質を内包する箱体が設けられ、前記中性子反射体および前記箱体は反射体案内管の内部に配設されたことを特徴とする反射体制御方式の高速炉を提供する。
本発明によれば、炉心と反射体との間に存在していた冷却材を排除して、反射体の移動領域における炉心への中性子反射を低減し、核燃料の反応度を低く抑え、かつ炉心周囲の温度環境に対する耐性の高い高速炉を提供することができる。
本発明に係る反射体制御方式の高速炉について添付図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
本発明に係る反射体制御方式の高速炉の第1実施形態について、図1から図7を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る反射体制御方式の高速炉の構成を示す軸方向の断面図である。
図1に示すように、反射体制御方式の高速炉1は核燃料の集合体からなる炉心2を有し、炉心2は全体として柱状に形成される。炉心2は複数のボイド管27で形成されたボイド管群28によって外周を取り囲まれる。それぞれのボイド管27の内部には全体として炉心2を取り囲む反射体(中性子反射体)4が配設される。ボイド管群28の外周は、1次冷却材(冷却材)30の冷却材流路5の内壁を構成する。ボイド管群28の外側には間隔をあけて冷却材流路5の外壁を構成する原子炉容器7が配設される。冷却材流路5中には中性子遮へい体8が炉心2を取り囲むように配設される。原子炉容器7のさらに外側には原子炉容器7を保護するガードベッセル9が設けられる。
反射体4は、上部プラグ10を貫通する駆動軸11によって吊り下げられ、反射体駆動装置12によって上下に移動可能に支持される。すなわち、反射体駆動装置12の駆動に伴って駆動軸11、ひいては反射体4は、ボイド管27内を上下方向に移動される。この反射体4の移動により、炉心2からの中性子の漏洩を調整し、炉心2の反応度が制御される。
反射体4が上下に移動する領域を形成するボイド管27は、反射体4が上下に移動可能な大口径管部27aと、大口径管部27aの上方に設けられ、反射体4を吊り下げる駆動軸11が挿通される小口径管部27bとから構成される。大口径管部27aは、反射体4が炉心2の下端から上端まで移動できる長さを有する。他方、小口径管部27bは、1次冷却材30の液面よりも低い位置で大口径管部27aの上端部と連通される。
炉心2および中性子遮へい体8は炉心支持板13に搭載され支持される。ボイド管27は、炉心2を載置する炉心支持板13から上方に延設され、このボイド管27で形成されたボイド管群28の外周と原子炉容器7との間に円環状の冷却材流路5が形成される。冷却材流路5に配置された中性子遮へい体8の上方の冷却材流路5中には円環状の電磁ポンプ14が配設される。電磁ポンプ14のさらに上方には中間熱交換器15が配設される。中間熱交換器15のさらに上方には崩壊熱除去コイル16が配設される。
中間熱交換器15と電磁ポンプ14とは一体に形成され、高速炉1の上部の構造体である外側シュラウド23と一体連続的に構成されて吊り下げられる。中間熱交換器15のチューブ側とシェル側とはそれぞれ1次冷却材30と2次冷却材とが流通するように構成される。中間熱交換器15と電磁ポンプ14との下端部と、ボイド管27の大口径管部27aの上端部との間には、高速炉1の熱による伸縮を吸収し、冷却材流路5を画するシールベロー17が設けられる。中間熱交換器15は、内胴20と外胴21とを有し、内胴20と外胴21との間には伝熱管22が配設される。
中性子遮へい体8の上方に配設された電磁ポンプ14、中間熱交換器15および崩壊熱除去コイル16は、1次冷却材30に浸される。1次冷却材30の液面より上方は、1次冷却材30よりも中性子漏洩が大きい、すなわち中性子反射能力が劣るアルゴン、ネオンまたは窒素などからなる不活性ガスであるカバーガス31で満たされる。
ボイド管27の大口径管部27aの下部は、炉心支持板13の上面に当接される部分と、炉心支持板13の下面に突出し反射体4を炉心2の下端よりも下方に配置させる部分とから構成される。また、大口径管部27aの下端は、1次冷却材30がボイド管27内へ流入されないように閉じられる。ボイド管27の小口径管部27bの上端は、上部プラグ10に当接されて支持される。小口径管部27bには、カバーガス31に満たされた空間部に管内外を連通するガス導入孔27cが設けられる。ボイド管27内部にはガス導入孔27cを介してカバーガス31が導入される。
ボイド管群28は、連結軸32により2体以上のボイド管27が連結されてボイド管27の長手軸方向に交差する方向の変位を拘束される。連結軸32は、炉心2の上端面よりも高い位置に設けられる。また、連結軸32は、例えば大口径管部27aと小口径管部27bとに設けられる。なお、ボイド管27を拘束する連結軸32の配置によってボイド管群28として十分な剛性が得られる場合は、小口径管部27bの上端を上部プラグ10に当接させる必要はない。この場合は、小口径管部27bの上端を開口しておくことでガス導入孔27cを省略できる。
高速炉1は、炉心2にプルトニウムを含む核燃料を使用し、運転に際しては炉心2のプルトニウムを核分裂させて熱を出すとともに、余剰の高速中性子を劣化ウランに吸収させて燃やす量より多いプルトニウムを生成する。反射体4は炉心2から照射される中性子を反射し、炉心2の核燃料の燃焼・増殖を促進する。反射体4は、核燃料の燃焼に伴って核燃料の臨界を維持しながら下方から上方へ徐々に移動される。この反射体4の移動によって炉心2の新しい燃料部分が徐々に燃焼され、炉心2は核燃料の長期間燃焼を維持することができる。
高速炉1の運転に際しては、原子炉容器7内に1次冷却材30である液体ナトリウムが満たされ、この1次冷却材30によって炉心2を冷却しつつ核分裂による熱を外部に取り出す。
図1に示した実線の矢印は1次冷却材30の流れ方向を示している。これら実線の矢印に示すように、1次冷却材30は電磁ポンプ14によって冷却材流路5を下方に駆動され、中性子遮へい体8の内部を流過して原子炉容器7の底部に至る。次に1次冷却材30は流れ方向を反転されて炉心2内を流通しながら上昇し、炉心2が有する核燃料の核分裂で生じた熱によって加熱されて温度が上昇する。この温度が上昇した1次冷却材30は、原子炉容器7上部の中間熱交換器15のチューブ側に流入する。さらに1次冷却材30は中間熱交換器15で2次冷却材と熱交換を行った後に流出し、再び電磁ポンプ14によって下方に駆動される。また、図1に示した破線の矢印は2次冷却材の流れ方向を示している。1次冷却材30に対して2次冷却材は、高速炉1の外部から入口ノズル18を経て中間熱交換器15のシェル側に流入し、中間熱交換器15で1次冷却材30によって加熱された後に、出口ノズル19から外部に流出する。この2次冷却材の熱が発電機の動力等に変換される。
図2から図4は、本発明の第1実施形態に係る反射体制御方式の高速炉の炉心部の概略的な構成を示す平断面図である。
図2に示すように、炉心2は、平断面六角形状の燃料集合体34(図中Fで示す。)を用いて構成され、例えば18体の燃料集合体34が全体で六角形状に配置される。この六角形状に配置された複数の燃料集合体34の中央部には、炉心2の反応度制御用であり運転時には上方に引き抜かれる中性子吸収棒用の炉停止棒35(図中Cで示す。)が配置される。
燃料集合体34と炉停止棒35とから構成された炉心2は、燃料集合体34と同様に平断面が六角形状に形成された大口径管部27aを有するボイド管27によって包囲される。例えば18体のボイド管27が炉心2を取り囲むように配設される。すなわち、ボイド管27で形成されたボイド管群28は、炉心2の周縁に六角形状の枠をなすように配設される。また、平断面が六角形状に形成された大口径管部27aの内部には、大口径管部27aの内壁との間で隙間を有し、平断面が六角形状に形成された反射体4が配設される。
すなわち、炉心2とボイド管群28とは、中心に炉停止棒35が配設され、この周縁に燃料集合体34が配設され、さらにこの周縁にボイド管27が配設された多層構造に構成される。
ボイド管27の大口径管部27a内には、小口径管部27bに設けられたガス導入孔27cを介して1次冷却材30の液面上に充填されたカバーガス31が導入される。また、大口径管部27a内には、反射体4が高速炉1の上下方向へ移動可能に配置される。なお、ボイド管27の小口径管部27bは、反射体4を吊り下げる駆動軸11を挿通できる平断面形状とすることができる。例えば小口径管部27bの平断面形状は、円形状、楕円形状および多角形状のいずれかの形状として形成しても良い。
炉心2の周囲に配設されたボイド管27で形成されたボイド管群28の外周は、冷却材流路5の内壁を構成する。
また、図3に示すように、炉心2を取り囲むボイド管27は、炉心2を中心としてその周縁に複数列の六角形状の枠をなすように配設することができる。例えば24体のボイド管27が炉心2を二重に取り囲むように配設される。
さらに、図4に示すように、ボイド管27は、反射体4が内部に配設される内管27dと、内管27dとの間にカバーガス31が導入される空間部を形成する外管27eとを有する二重配管で構成することができる。ボイド管27が二重になり、内管27dと外管27eとの間にカバーガス31が導入される空間部が形成されるので、万一、外管27eが破損して場合には、この空間部に1次冷却材30が進入しても、内管27dの内部にはカバーガス31が導入された状態を維持できるので、反射体4の反射体価値の減少を防ぐことができる。内管27dを多重に配設することでボイド管27を多重配管とすることもできる。ボイド管27を多重配管にすることで、各重をなす配管の破損が生じても反射体4の反射体価値の減少をさらに防ぐことができる。
図5から図7(A)、(B)、(C)は、本発明の第1実施形態に係る反射体制御方式の高速炉の炉心を包囲するボイド管の拘束状態を概略的に示す平断面図である。
図5に示すように、炉心支持板13上に搭載され支持されたボイド管27で形成されたボイド管群28は、炉心2の周縁に六角形状の枠をなすよう配設され、この六角形の略中心に対して向かい合うボイド管27の対は、互いに連結軸32により結合されて拘束される。
また、図6に示すように、炉心2の周縁に六角形状の枠をなすよう配設されたボイド管27で形成されたボイド管群28は、この六角形の略中心と同心で、かつ、この六角形に内包される円環状の連結環37から各ボイド管27へ放射状に配設された連結軸32Aにより連結されて拘束されるよう構成することもできる。
さらに、図7(A)に示すように、炉心2の周縁に六角形状の枠をなすよう配設されたボイド管27で形成されたボイド管群28は、炉心2の周縁に六角形状の枠をなすよう配設され、この六角形の各辺と平行な線上で向かい合うボイド管27の対は、互いに連結軸32Bにより連結されて拘束されるよう構成することもできる。図7(A)から(C)に示すように、この六角形の各辺と平行な線は、隣り合う辺ごとに交差しあう関係にあるので、ある辺に平行な連結管30Bの組は、それぞれ高さ方向に異なる位置に設けることが望ましい。
本実施形態の高速炉1では、炉心2の周縁にボイド管27を配設することで反射体4が移動する領域から1次冷却材30を排除することができる。また、1次冷却材30よりも中性子漏洩が大きい、すなわち中性子反射能力が劣るカバーガス31をボイド管27内部に満たすことができる。すなわち、従来の高速炉では、反射体4が移動する領域には1次冷却材30が満たされていたが、本実施形態の高速炉1では、反射体4が移動する領域に1次冷却材30よりも中性子反射能力が劣るカバーガス31が満たされ、この領域における中性子漏洩の程度が大きくなる。したがって、従来の高速炉に対して、本実施形態の高速炉1では反射体4の相対的な反射体価値が向上する。また、ボイド管群28を多重の六角形状の枠をなすように配設することで、炉心2を取り囲むボイド管の総数が増加し、反射体4の相対的な反射体価値をさらに向上させることができる。
また、従来の高速炉において反射体4の上部に配設された真空または気体を内包する箱体に比べて、カバーガス31が導入されるボイド管27は、炉心2に近い位置に設置することができるので、炉心2と反射体4との間に存在していた1次冷却材30を排除することが可能となり、高いボイド効果を得ることができる。
さらに、ボイド管27は、炉心2の上端よりも上方であり、かつ1次冷却材30の液面下に小口径管部27bが形成されることから、炉心2で加熱された1次冷却材30を容易に崩壊熱除去コイル16、中間熱交換器15および電磁ポンプ14に導くことができる。さらに、ボイド管27の内部には、ガス導入孔27cを介してカバーガス31が導入されるので、反射体4やボイド管27などから生じるボイド管27内の熱を排出してボイド管27内部を冷却することができる。さらにまた、ボイド管27は、連結軸32、30A、30Bにより結合され拘束されているので、各ボイド管27を独立に配設する場合に比べて、炉心2や1次冷却材30からの熱応力や流体力によるねじれ等に対する強度を向上できる。
本実施形態の高速炉1によれば、燃料集合体34と平断面形状が同形状である六角形断面で形成されたボイド管27を炉心2の周縁を取り囲むように設置し、カバーガス31を満たされたボイド管27の内部空間を反射体4が駆動する構成とすることで、優れた反射体価値を有する反射体制御方式の高速炉を提供することが可能になる。すなわち、炉心2と反射体4との間に存在していた1次冷却材30を排除して、反射体4の移動領域における炉心2への中性子反射を低減し、核燃料の反応度を低く抑え、かつ炉心周囲の温度環境に対する耐性の高い高速炉を提供することができる。
[第2の実施形態]
本発明に係る反射体制御方式の高速炉の第2実施形態について、図8から図9を参照して説明する。
図8は、本発明の第2実施形態に係る反射体制御方式の高速炉の構成を示す軸方向の断面図である。
図9は、本発明の第2実施形態に係る反射体制御方式の高速炉を構成するボイド管の小口径管部の概略的な構成を示す平断面図である。
この高速炉1Aにおいて第1実施形態の高速炉1と同じ構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図8および図9に示すように、高速炉1Aは、隣接する2体のボイド管27のうち、一方のボイド管27の大口径管部27aに上部プラグ10を貫通する駆動軸11によって吊り下げられた反射体4は、反射体駆動装置12によって上下に移動可能に支持される。このボイド管27の小口径管部27bに挿通された駆動軸11には、隣接する他方のボイド管27の略中心に向かって突出された駆動軸連結軸39が設けられる。
隣接する2体のボイド管27のうち、他方のボイド管27の大口径管部27aに配設された反射体4は、このボイド管27の小口径管部27bに挿通された駆動軸11Aによって吊り下げられる。駆動軸11Aの上端は、一方のボイド管27から突出された駆動軸連結軸39に結合される。
すなわち、隣接する2体のボイド管27のうち、一方のボイド管27の大口径管部27a内に駆動軸11により吊り下げられた反射体4と、他方のボイド管27の大口径管部27a内に駆動軸11Aにより吊り下げられた反射体4とは、この駆動軸11から突出された駆動軸連結軸39を介して連結される。
駆動軸連結軸39は、反射体駆動装置12によって反射体4が上下方向に移動される範囲で、常にカバーガス31が満たされた1次冷却材30の液面上に存する高さに設けられる。また、各ボイド管27の小口径管部27bには、反射体4の上下動に伴って移動する駆動軸連結軸39の動作範囲に切り欠き27dが設けられる。
なお、隣接する3体以上のボイド管27に配設された反射体4を、複数の駆動軸連結軸39を介して連結することもできる。
本実施形態の高速炉1Aによれば、隣接するボイド管27の内部に配設される反射体4が駆動軸連結軸39により連結されるので、反射体4を駆動させる反射体駆動装置12や、駆動軸11を貫通させる上部プラグ10の孔の数を反射体4およびボイド管27の数より少なく構成することができる。また、反射体駆動装置12の駆動制御を行う系統(図示省略)の簡素化や制御の容易化に寄与できる。
[第3の実施形態]
本発明に係る反射体制御方式の高速炉の第3実施形態について、図10を参照して説明する。
図10は、本発明の第3実施形態に係る反射体制御方式の高速炉を構成するボイド管に配設される反射体の概略的な構成を示す平断面図である。
この高速炉1Bにおいて第1実施形態の高速炉1と同じ構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図10に示すように、高速炉1Bを構成するボイド管27の大口径管部27aは、平断面が六角形状に形成される。大口径管部27aの内部には、その内壁との間で隙間を有し、平断面が六角形状に形成され、長手軸方向に孔4aを有する反射体4Aが配設される。
孔4aは複数設けることが可能であり、本実施例では例えば反射体4Aに29本の孔4aが設けられる。
高速炉1B運転中に反射体4Aに生じる熱は、ボイド管27の内部に満たされたカバーガス31を加熱する。この加熱されたカバーガス31がボイド管27から排気されることで反射体4Aの冷却が行われる。反射体4Aの孔4aは、ボイド管27から排気される加熱されたカバーガス31の流路となる。また、反射体4Aは、孔4aが設けられたことにより表面積が増大するので、カバーガス31による反射体4Aの冷却効率が向上する。
[第4の実施形態]
本発明に係る反射体制御方式の高速炉の第4実施形態について、図11を参照して説明する。
図11は、本発明の第4実施形態に係る反射体制御方式の高速炉を構成するボイド管に配設される反射体の概略的な構成を示す平断面図である。
この高速炉1Cにおいて第1実施形態の高速炉1と同じ構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図11に示すように、高速炉1Cを構成するボイド管27の大口径管部27aは、平断面が六角形状に形成される。大口径管部27aの内部には、その内壁との間で隙間を有し、固定軸4cで固定された複数の円柱4bから形成された反射体4Bが配設される。
反射体4Bを形成する複数の円柱4bは、全体で六角形状に配置され、その外縁は、平断面が六角形状に形成されたボイド管の大口径管部27a内壁に沿うよう配設される。各円柱4bは、カバーガス31が流通する間隔をあけて配設される。隣接する円柱4bの間は固定軸4cにより拘束される。
高速炉1C運転中に反射体4Bに生じる熱は、ボイド管27の内部に満たされたカバーガス31を加熱する。この加熱されたカバーガス31がボイド管27から排気されることで反射体4Bの冷却が行われる。反射体Bは、複数の円柱4bを束ねた構成とすることで、六角柱状に構成する場合と比べて表面積が増大するので、カバーガス31による反射体4Bの冷却効率が向上する。
[第5の実施形態]
本発明に係る反射体制御方式の高速炉の第5実施形態について、図12から図13を参照して説明する。
図12は、本発明の第5実施形態に係る反射体制御方式の高速炉の構成を示す軸方向の断面図である。
この高速炉1Dにおいて第1実施形態の高速炉1と同じ構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図12に示すように、高速炉1Dを構成するボイド管27は、炉心2の上端面よりも高い位置で、管の長手軸方向に交差する方向の変位を連結帯41により拘束される。連結帯41は、例えば大口径管部27aと小口径管部27bとに設けられる。なお、ボイド管27を拘束する連結帯41の配置によってボイド管群28として十分な剛性が得られる場合は、小口径管部27bの上端を上部プラグ10に当接させる必要はない。この場合は、小口径管部27bの上端を開口しておくことでガス導入孔27cを省略できる。
図13は、本発明の第5実施形態に係る反射体制御方式の高速炉の炉心を包囲するボイド管の拘束状態を概略的に示す平断面図であり、(A)はボイド管の大口径管部の拘束状態を概略的に示し、(B)はボイド管の小口径管部の拘束状態を概略的に示す。
図13(A)および(B)に示すように、炉心支持板13上に搭載され支持されたボイド管27で形成されたボイド管群28は、炉心2の周縁に六角形状の枠をなすよう配設され、この六角形の周縁は連結帯41により拘束される。
本実施形態の高速炉1Dによれば、ボイド管27により形成されたボイド管群28が、その周縁に設けられた連結帯41により拘束されているので、炉心2の上方には1次冷却材30の流路を十分に確保することができる。
[第6の実施形態]
本発明に係る反射体制御方式の高速炉の第6実施形態について、図14から図15を参照して説明する。
図14と図15とは、本発明の第6実施形態に係る反射体制御方式の高速炉の炉心部の概略的な構成を示す平断面図である。
この高速炉1Eにおいて第1実施形態の高速炉1と同じ構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図14に示すように、高速炉1Eの燃料集合体34(図中Fで示す。)と炉停止棒35(図中Cで示す。)とから構成された炉心2は、燃料集合体34と同様に平断面が六角形状に形成された大口径管部27aを有するボイド管27によって包囲される。例えば18体のボイド管27が炉心2を取り囲むように配設される。すなわち、ボイド管27で形成されたボイド管群28は、炉心2の周縁に六角形状の枠をなすように配設される。
平断面が六角形状に形成されたボイド管27の大口径管部27aの内部には、大口径管部27aの内壁との間で隙間を有し、平断面が六角形状に形成された第1の反射体4Cと、第2の反射体4Dとが配設される。
第1の反射体4Cがボイド管27内を上下動する速度は、第2の反射体4Dがボイド管27内を上下動する速度よりも速く構成される。また、第2の反射体4Dはボイド管27内を上下動しないように固定して配設することもできる。なお、第1の反射体4Cと第2の反射体4Dとは、炉心2を均等に取り囲むように配置することが望ましく、例えばボイド管群28が形成する六角形状の各頂点に位置するボイド管27に第2の反射体4Dを配設し、他の位置に存するボイド管27に第1のボイド管を配設することができる。
また、図15に示すように、炉心2を取り囲むボイド管27は、炉心2を中心としてその周縁に複数列の六角形状の枠をなすように配設することができる。例えば24体のボイド管27が二重に炉心2を取り囲むように配設される。このボイド管27内に第1の反射体4Cと、第2の反射体4Dとが配設される。
本実施形態の高速炉1Eによれば、移動速度の異なる反射体の組み合わせにより、従来の高速炉の反応度制御に比べて、より細かな反応度制御が可能な高速炉を提供することができる。
[第7の実施形態]
本発明に係る反射体制御方式の高速炉の第7実施形態について、図16から図17を参照して説明する。
図16は、本発明の第7実施形態に係る反射体制御方式の高速炉の構成を示す軸方向の断面図である。
この高速炉1Fにおいて第1実施形態の高速炉1と同じ構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図16に示すように、高速炉1Fのボイド管27は、連結軸32Cにより原子炉容器7と連結され、ボイド管27の長手軸方向に交差する方向の変位が拘束される。連結軸32Cは、炉心2の上端面よりも高い位置に設けられる。また、連結軸32Cは、例えば大口径管部27aと小口径管部27bとに設けられる。なお、ボイド管27を拘束する連結軸32Cの配置によってボイド管群28として十分な剛性が得られる場合は、小口径管部27bの上端を上部プラグ10に当接させる必要はない。この場合は、小口径管部27bの上端を開口しておくことでガス導入孔27cを省略できる。
図17は、本発明の第7実施形態に係る反射体制御方式の高速炉の炉心を包囲するボイド管の拘束状態を概略的に示す平断面図である。
図17に示すように、炉心支持板13上に搭載され支持されたボイド管27で形成されたボイド管群28は、炉心2の周縁に六角形状の枠をなすよう配設される。ボイド管群28を構成する各ボイド管27と原子炉容器7とは、ボイド管群28が形成する六角形状の周縁と原子炉容器7の内壁との間で放射状に配設された連結軸32Cにより連結される。
本実施形態の高速炉1Fによれば、ボイド管27は、連結軸32Cにより原子炉容器7の内壁と結合され拘束されるので、各ボイド管27を独立に配設する場合に比べて、炉心2や1次冷却材30からの熱応力や流体力によるねじれ等に対する強度を向上できる。
[第8の実施形態]
本発明に係る反射体制御方式の高速炉の第8実施形態について、図18を参照して説明する。
図18は、本発明の第8実施形態に係る反射体制御方式の高速炉の構成を示す軸方向の断面図である。
この高速炉1Gにおいて第1実施形態の高速炉1と同じ構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図18に示すように、反射体制御方式の高速炉1Gは核燃料の集合体からなる炉心2を有し、炉心2は全体として柱状に形成される。炉心2は複数の反射体案内管42で形成された反射体案内管群43によって外周を取り囲まれる。それぞれの反射体案内管42の内部には全体として炉心2を取り囲む反射体4が配設される。反射体案内管群43の外周は、1次冷却材30の冷却材流路5の内壁を構成する。反射体案内管群43の外側には間隔をあけて冷却材流路5の外壁を構成する原子炉容器7が配設される。冷却材流路5中には中性子遮へい体8が炉心2を取り囲むように配設される。原子炉容器7のさらに外側には原子炉容器7を保護するガードベッセル9が設けられる。
反射体4の上部には、1次冷却材30よりも中性子反射能力が劣る真空または気体を内包する空間24aが形成された箱体24が一体的に連接されるとともに、箱体24の上端は、上部プラグ10を貫通する駆動軸11によって吊り下げられ、反射体駆動装置12によって上下に移動可能に支持される。すなわち、反射体駆動装置12の駆動に伴って駆動軸11、ひいては反射体4および箱体24は、反射体案内管42内を上下方向に移動される。この反射体4および箱体24の移動により、炉心2からの中性子の漏洩を調整し、炉心2の反応度が制御される。
反射体4が上下に移動する領域を形成する反射体案内管42は、反射体4および箱体24が上下に移動可能な大口径管部42aと、大口径管部42aの上方に設けられ、反射体4および箱体24を吊り下げる駆動軸11が挿通される小口径管部42bとから構成される。大口径管部42aは、反射体4および箱体24が炉心2の下端から上端まで移動可能な長さを有する。他方、小口径管部42bは、1次冷却材30の液面よりも低い位置で大口径管部42aの上端部と連通される。
炉心2および中性子遮へい体8は炉心支持板13に搭載され支持される。反射体案内管42は、炉心2を載置する炉心支持板13から上方に延設され、この反射体案内管42で形成された反射体案内管群43の外周と原子炉容器7との間に円環状の冷却材流路5が形成される。冷却材流路5に配置された中性子遮へい体8の上方の冷却材流路5中には円環状の電磁ポンプ14が配設される。電磁ポンプ14のさらに上方には中間熱交換器15が配設される。中間熱交換器15のさらに上方には崩壊熱除去コイル16が配設される。
中間熱交換器15と電磁ポンプ14とは一体に形成され、高速炉1の上部の構造体である外側シュラウド23と一体連続的に構成されて吊り下げられる。中間熱交換器15のチューブ側とシェル側とはそれぞれ1次冷却材30と2次冷却材とが流通するように構成される。中間熱交換器15と電磁ポンプ14との下端部と、反射体案内管42の大口径管部42aの上端部との間には、高速炉1Gの熱による伸縮を吸収し、冷却材流路5を画するシールベロー17が設けられる。中間熱交換器15は、内胴20と外胴21とを有し、内胴20と外胴21との間には伝熱管22が配設される。
反射体案内管42の大口径管部42aの下部は、炉心支持板13の上面に当接される部分と、反射体4を炉心2の下端よりも下方に配置させる炉心支持板13の下面に突出した部分とから構成される。反射体案内管42の小口径管部42bの上端は、上部プラグ10に当接されて支持される。反射体案内管42内部には1次冷却材30が導入される。
図18に示した実線の矢印は1次冷却材30の流れ方向を示している。これら実線の矢印に示すように、1次冷却材30は電磁ポンプ14によって冷却材流路5を下方に駆動され、中性子遮へい体8の内部を流過して原子炉容器7の底部に至る。次に1次冷却材30は流れ方向を反転されて炉心2内を流通しながら上昇し、炉心2が有する核燃料の核分裂で生じた熱によって加熱されて温度が上昇する。この温度が上昇した1次冷却材30は、原子炉容器7上部の中間熱交換器15のチューブ側に流入する。さらに1次冷却材30は中間熱交換器15で2次冷却材と熱交換を行った後に流出し、再び電磁ポンプ14によって下方に駆動される。また、1次冷却材30に対して2次冷却材は、高速炉1の外部から入口ノズル18を経て中間熱交換器15のシェル側に流入し、中間熱交換器15で1次冷却材30によって加熱された後に、出口ノズル19から外部に流出する。この2次冷却材の熱が発電機の動力等に変換される。
高速炉1Gは、炉心2の周縁に配設された反射体案内管42内に反射体4および箱体24を配設できる。したがって、従来の高速炉において、炉心2を取り囲む円筒形状の炉心槽の外側に反射体4および箱体24が配設される構成に比べて、高速炉1Gでは、反射体4および箱体24を炉心2により近接させて配設できる。また、反射体案内管42は、軸径に対する長手方向長さの比率が大きい駆動軸11に吊り下げられた反射体4および箱体24の上下動をサポートすることができる。
本実施形態の高速炉1Gによれば、燃料集合体34と平断面形状が同形状である六角形断面で形成された反射体案内管42を炉心2の周縁を取り囲むように設置し、反射体案内管42の内部空間を反射体4が駆動する構成とすることで、優れた反射体価値を有する反射体制御方式の高速炉を提供することが可能になる。すなわち、炉心2と反射体4との間に存在していた1次冷却材30を極力排除して、反射体4の移動領域における炉心2への中性子反射を低減し、核燃料の反応度を低く抑え、かつ炉心周囲の温度環境に対する耐性の高い高速炉を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る反射体制御方式の高速炉の構成を示す軸方向の断面図。 本発明の第1実施形態に係る反射体制御方式の高速炉の炉心部の概略的な構成を示す平断面図。 本発明の第1実施形態に係る反射体制御方式の高速炉の炉心部の概略的な構成を示す平断面図。 本発明の第1実施形態に係る反射体制御方式の高速炉の炉心部の概略的な構成を示す平断面図。 本発明の第1実施形態に係る反射体制御方式の高速炉の炉心を包囲するボイド管の拘束状態を概略的に示す平断面図。 本発明の第1実施形態に係る反射体制御方式の高速炉の炉心を包囲するボイド管の拘束状態を概略的に示す平断面図。 (A)、(B)、(C)は本発明の第1実施形態に係る反射体制御方式の高速炉の炉心を包囲するボイド管の拘束状態を概略的に示す平断面図。 本発明の第2実施形態に係る反射体制御方式の高速炉を構成するボイド管の小口径管部の概略的な構成を示す平断面図。 本発明の第2実施形態に係る反射体制御方式の高速炉を構成するボイド管の小口径管部の概略的な構成を示す平断面図。 本発明の第3実施形態に係る反射体制御方式の高速炉を構成するボイド管に配設される反射体の概略的な構成を示す平断面図。 本発明の第4実施形態に係る反射体制御方式の高速炉を構成するボイド管に配設される反射体の概略的な構成を示す平断面図。 本発明の第5実施形態に係る反射体制御方式の高速炉の構成を示す軸方向の断面図。 本発明の第5実施形態に係る反射体制御方式の高速炉の炉心を包囲するボイド管の拘束状態を概略的に示す平断面図、(A)はボイド管の大口径管部の拘束状態を概略的に示す平断面図、(B)はボイド管の小口径管部の拘束状態を概略的に示す平断面図。 本発明の第6実施形態に係る反射体制御方式の高速炉の炉心部の概略的な構成を示す平断面図。 本発明の第6実施形態に係る反射体制御方式の高速炉の炉心部の概略的な構成を示す平断面図。 本発明の第7実施形態に係る反射体制御方式の高速炉の構成を示す軸方向の断面図。 本発明の第7実施形態に係る反射体制御方式の高速炉の炉心を包囲するボイド管の拘束状態を概略的に示す平断面図。 本発明の第8実施形態に係る反射体制御方式の高速炉の構成を示す軸方向の断面図。 従来の高速炉の構成の一例を示す軸方向の断面図。 従来の反射体の構成の一例を示す軸方向の概略的な断面図。
符号の説明
1、1A、1B、1C、1D、1E、1F、1G 高速炉
2 炉心
3 炉心槽
4、4A、4B 反射体
4C 第1の反射体
4D 第2の反射体
4a 孔
4b 円柱
4c 固定軸
5 冷却材流路
6 隔壁
7 原子炉容器
8 中性子遮へい体
9 ガードベッセル
10 上部プラグ
11 駆動軸
12 反射体駆動装置
13 炉心支持板
14 電磁ポンプ
15 中間熱交換器
16 崩壊熱除去コイル
17 シールベロー
18 入口ノズル
19 出口ノズル
20 内胴
21 外胴
22 伝熱管
23 外側シュラウド
24 箱体
24a 空間
27 ボイド管
27a 大口径管部
27b 小口径管部
27c ガス導入孔
27d 切り欠き
28 ボイド管群
30 1次冷却材
31 カバーガス
32、32A、32B、32C 連結軸
34 燃料集合体
35 炉停止棒
37 連結環
39 駆動軸連結軸
41 連結帯
42 反射体案内管
42a 大口径管部
42b 小口径管部
43 反射体案内管群
50 従来の高速炉

Claims (14)

  1. 冷却材に浸された炉心の外側に配置された中性子反射体を上下方向に移動させて前記炉心からの中性子の漏洩を調整することによって前記炉心の反応度を制御する反射体制御方式の高速炉において、
    前記中性子反射体が移動する領域に位置する前記炉心の周囲を前記冷却材よりも中性子反射能力が劣る物質で取り囲むことを特徴とする反射体制御方式の高速炉。
  2. 前記中性子反射体が移動する領域は、
    前記炉心の周囲を取り囲み、前記冷却材よりも中性子反射能力が劣る物質で満たされたボイド管で構成されたことを特徴とする請求項1に記載の反射体制御方式の高速炉。
  3. 前記ボイド管は、
    前記炉心を構成する六角形状の燃料集合体と平断面が略同形状であることを特徴とする請求項2に記載の反射体制御方式の高速炉。
  4. 前記ボイド管に挿通されて前記中性子反射体を吊り下げる駆動軸と、前記駆動軸を介して前記中性子反射体を上下に移動させる反射体駆動装置とを有する反射体制御方式の高速炉において、
    隣接する前記ボイド管に挿通された前記駆動軸を駆動軸連結軸で連結し、前記反射体駆動装置を前記反射体の全数よりも少ない数量で構成したことを特徴とする請求項2または3に記載の反射体制御方式の高速炉。
  5. 前記ボイド管は、前記炉心を中心に複数列の六角形状の枠をなすように配設されたことを特徴とする請求項3または4に記載の反射体制御方式の高速炉。
  6. 前記六角形状の枠の略中心に対して向かい合う前記ボイド管の対は、互いに連結軸により結合されて拘束されたことを特徴とする請求項5に記載の反射体制御方式の高速炉。
  7. 前記ボイド管を多重配管としたことを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載の反射体制御方式の高速炉。
  8. 前記中性子反射体は、
    ボイド管内に満たされた前記冷却材よりも中性子反射能力が劣る物質が流れる流路が設けられたことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の反射体制御方式の高速炉。
  9. 前記炉心を取り囲む前記ボイド管の周囲を連結帯で拘束されたことを特徴とする請求項2に記載の反射体制御方式の高速炉。
  10. 前記中性子反射体は、
    第1の中性子反射体と、前記第1の中性子反射体よりも移動速度の遅い第2の中性子反射体から構成されたことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の反射体制御方式の高速炉。
  11. 前記第2の中性子反射体は、
    前記炉心の周囲に固定されていることを特徴とする請求項10に記載の反射体制御方式の高速炉。
  12. 前記ボイド管は、
    連結軸によって前記炉心を収容する原子炉容器の内壁と連結されたことを特徴とする請求項2から11のいずれか1項に記載の反射体制御方式の高速炉。
  13. 前記ボイド管は、
    前記冷却材の液面上に満たされたカバーガスが導入されるガス導入孔が設けられたことを特徴とする請求項2から12のいずれか1項に記載の反射体制御方式の高速炉。
  14. 冷却材に浸された炉心の外側に配置された中性子反射体を上下方向に移動させて前記炉心からの中性子の漏洩を調整することによって前記炉心の反応度を制御する反射体制御方式の高速炉において、
    前記中性子反射体の上方に炉心の周囲を前記冷却材よりも中性子反射能力が劣る物質を内包する箱体が設けられ、前記中性子反射体および前記箱体は反射体案内管の内部に配設されたことを特徴とする反射体制御方式の高速炉。
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