JP2014521927A - 加圧器バッフルプレート及びそれを使用する加圧水型原子炉(pwr) - Google Patents

加圧器バッフルプレート及びそれを使用する加圧水型原子炉(pwr) Download PDF

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Abstract

圧力容器と、圧力容器内に配置した原子炉炉心とを含む加圧水型原子炉(PWR)が提供される。圧力容器内にバッフルプレートが配置され、このバッフルプレートが圧力容器を、バッフルプレート上方に配置した内側加圧器容積部と、バッフルプレート下方に配置した運転PWR容積部とに分離する。バッフルプレートは、離間された第1及び第2のプレートを含み、運転PWR容積部と流体連通する下端と、運転加圧器液体高さ範囲より下方の高さ位置で内側加圧器容積部と流体連通する上端とを含む。ベント管が、運転PWR容積部と流体連通する下端と、運転加圧器液体高さ範囲より上方の高さ位置で内側加圧器容積部と流体連通する上端とを有する。

Description

本発明は、原子炉、発電、原子炉制御、原子炉発電制御、熱管理の各分野並びに関連分野に関する。
原子炉では、核分裂性U−235同位体に富む酸化ウラン(UO2)等の核分裂性材料塊を含む炉心が使用される。軽水あるいは重水等の一次冷却材が炉心を通して流動し、蒸気発生目的の水あるいはその他二次冷却材加熱用の、あるいはその他の有益目的用の熱を抽出する。発電機タービンを蒸気で駆動して発電させる。熱原子炉では水は、中性子を熱中性子化して核分裂性材料の反応を促進させる中性子減速材としても作用する。機械運転式の制御棒等の種々の反応制御機構、可溶性中性子毒による一次冷却材の科学的処理、その他により、反応性や発熱量を調整する。
加圧水型原子炉(PWR)では、軽水(あるいはその他一次冷却材)は、やはり炉心を格納する密閉型圧力容器内で過冷却状態に維持される。加圧水型原子炉(PWR)の場合、一次冷却材の圧力及び温度が共に制御される。圧力制御を外部加圧器により成し得るが、その場合は、外部加圧器を圧力容器に接続する大直径の圧力容器貫通部の追加が必然的に伴う。種々の内側加圧器構成も既知である。
従来問題を解決する加圧器バッフルプレート及び加圧器バッフルプレートを用いる加圧水型原子炉(PWR)を提供することである。
本発明の1様相によれば、圧力容器と、圧力容器内に配置した原子炉炉心とを含む加圧水型原子炉(PWR)を含む装置が提供される。圧力容器内にはバッフルプレートが配置され、圧力容器を、バッフルプレート上方に配置される内側加圧器容積部と、バッフルプレート下方に配置される運転PWR容積部とに分離する。バッフルプレートは、運転PWR容積部と流体連通する下端と、運転加圧器液体高さ範囲以下の液体レベルで内側加圧器容積部と流体連通する上端とを有する圧力移行通路を含む。ベント管は、運転PWR容積部と流体連通する下端と、運転加圧器液体高さ範囲以上の液体高さで内側加圧器容積部と流体連通する上端とを有する。これら装置のあるものではバッフルプレートが第1及び第2の離間されたプレートを含む。
本発明の他の様相によれば、原子炉炉心を格納する構成を有する圧力容器と、圧力容器内に配置したバッフルプレートとを含む加圧水型原子炉(PWR)を含む装置が提供される。バッフルプレートは、圧力容器を、バッフルプレートの上方に配置される内側加圧器容積部と、バッフルプレートの下方に配置される運転PWR容積部とに分離する。バッフルプレートは第1及び第2の離間されたプレートを含む。
本発明の他の様相によれば、加圧水型原子炉(PWR)内に配置されるバッフルプレートにして、その第1側部が内側加圧器容積部に面し、反対側の第2側部が運転PWR容積部に面するバッフルプレートを含む装置が提供される。ベント管がバッフルプレートを貫通し、且つ、バッフルプレートの第1側部と流体連通する第1端と、バッフルプレートの第2側部と流体連通する反対側の第2端とを有する。ベント管の第1端はバッフルプレートに比較的近く、第2端はバッフルプレートから比較的遠い。
従来問題を解決する加圧器バッフルプレート及び加圧器バッフルプレートを用いる加圧水型原子炉(PWR)が提供される。
図1は、内側加圧器を含む加圧水型原子炉(PWR)の断面図である。 図2は、他の実施例における内側加圧器及び関連する選択部品の、図1のPWRの上方部分の断面図である。 図3は、調圧管で構成した圧力移行通路実施例の断面図である。 図4は、断熱用バッフルプレートの断面図である。 図5は、他の断熱用バッフルプレートの断面図である。 図6は、圧力容器内におけるバッフルプレートの好適な取付構成における断面図である。 図7は、圧力容器内におけるバッフルプレートの他の好適な取付構成における断面図である。 図8は、圧力容器内におけるバッフルプレートの他の好適な取付構成における断面図である。
図1を参照するに、加圧水型原子炉(以下、PWRとも称する)が例示され、圧力容器10と、圧力容器10内に配置した原子炉炉心(以下、炉心)12とを含んでいる。炉心12は、核分裂性U−235同位体に富む酸化ウラン(UO2)等の核分裂性材料塊と、圧力容器10の好適な取付け用ブラケットあるいは保持構造に取付ける構成を持つ燃料バスケットあるいはその他の支持アセンブリ内に配列及び配置された燃料棒束あるいはその他とを含む。
圧力容器は、図1に表示される高さLまで一次冷却材を収納する。PWR構成では、一次冷却材はその圧力及び温度が何れも制御される過冷却状態に維持される。図1に例示するPWRでは圧力は、圧力容器10の頂部位置に蒸気泡Sを配した内側加圧器により維持される。蒸気泡を加熱して圧力を増大させる抵抗加熱ヒーター14あるいはその他加熱装置が設けられる。他方、蒸気泡中に低温の水あるいは蒸気を注入して圧力を低下させる噴霧ノズルあるいはスパージャ16が好適に設けられる(制御要素14、16が図示される)。
内側加圧器は圧力容器10内に格納される。例示実施態様では圧力容器10内にバッフルプレート20が配置される。バッフルプレート20は圧力容器を、バッフルプレート上方に配置される内側加圧器容積部22と、バッフルプレート下方に配置される運転PWR容積部24とに分離する。内側加圧器容積部22は、PWR内でバッフルプレート20から高さLまでの一次冷却材部分を格納し、高さLより上方に配置される蒸気泡Sをも収納する。
一次冷却材の高さLは、PWRの通常運転中に運転加圧器液体高さ範囲L運転範囲内で変化し得る。運転加圧器液体高さ範囲L運転範囲は、PWRの任意の通常運転中に高さLにおける許容範囲として理解されるものである。高さLが運転加圧器液体高さ範囲L運転範囲外の値である場合は原子炉が運転作業員の介入を要する異常運転事態にあることを意味する。例えば、冷却材喪失事故(LOCA)では一次冷却材高さが運転加圧器液体高さ範囲L運転範囲以下に低下し得るが、これは通常運転状況ではなく、実際、LOCAの際は一般に原子炉運転は即時停止される。同様に、或る事態あるいは条件により一次冷却材高さ範囲L運転範囲以上となる場合もあり得る。この場合もやはり通常運転状況ではない。運転加圧器液体高さ範囲L運転範囲外の高さへの液体高さ範囲への偏倚時に原子炉を停止させるのに代えて、前記高さLを運転加圧器液体高さ範囲L運転範囲として原子炉運転パラメータを通常範囲化することを含む制御運転により対応する場合もある。
PWRにおける最新の特定運転条件あるいは特定運転モード(例えば、特定の発電出力レベルあるいは一次冷却材温度)は、運転加圧器液体高さ範囲L運転範囲を超える一次冷却材高さに対し、一段と厳しい制約を付与し得る。ここで、運転加圧器液体高さ範囲L運転範囲とはPWRにおける任意の通常運転モード中にの高さLの許容範囲であり、PWRにおける特定の通常運転モードが一次冷却材高さに更に厳しい制約を付与し得るものと理解されるべきである。例示上、高さLをL1<L2<L3<L4とし、温度をT1、一次冷却材高さLの範囲を(L1−L3)に制限した第1モード及び、温度をT2>T1、一次冷却材高さLの範囲を(L2−L4)に制限した第2モードを含む2つの運転モードを考慮する。簡略化上、PWRの運転モードはこれら2つのモードのみとすると運転加圧器液体高さ範囲L運転範囲は(L1−L4)となる。
尚図1を参照するに、例示したPWRは圧力容器10内に同中心に配置した中央ライザ30を含む。原子炉炉心12で加熱された一次冷却材は中央ライザ30内を上昇し、この中央ライザ30の、バッフルプレート20近傍の(あるいは他の実施態様では接続された)頂部位置で排出される。一次冷却材の排出流れは反転し、次いで中央ライザ30と圧力容器10とが画定する環状部32を貫いて中央ライザ30の外側を下降する。随意的には中央ライザ30の頂部は、中央ライザ30内の上昇方向から外側の環状部32における下降方向流れへの反転を促進させる孔開け篩34を含む。
図示しないが、ある実施態様では環状部32内に一体化した蒸気発生器が配置される。代表的構成では給水(一次冷却材とは異なる二次冷却材を構成する)は一般に、環状部32内に配置した1つ又は1つ超の蒸気発生管(図示せず)の内側又は外側の一方を上昇する。一次冷却材は一般に、前記1つ又は1つ超の蒸気発生管の内側又は外側の他方を貫いて下降する(換言すれば、一次冷却材は単数あるいは複数の蒸気発生管の外側を一般に下降し得、他方、二次冷却材は単数又は複数の蒸気発生管の内側を一般に上昇し得、あるいは別様には、一次冷却材が前記1つ又は1つ超の蒸気発生管の内側又は外側の他方を一般に下降し得、他方、二次冷却材が単数あるいは複数の蒸気発生管の外側を一般に上昇し得る)。蒸気発生器管は種々の幾何学、例えば、垂直直線的な蒸気発生管、あるいは中央ライザ30を包囲する螺旋状の蒸気発生管等の幾何学を有し得る。一体化した蒸気発生器を含むPWRは斯界では一体型PWRとも称される。一体型蒸気発生器(あるいはその一部)は、代表的には環状部32内に位置付けられるが、圧力容器10内のどこか、例えば中央ライザ30の内部に位置付け得るものとする。
他の実施態様において、蒸気発生器は圧力容器10の外部に配置され、炉心12で加熱された一次冷却材は圧力容器10から好適な配管を介してこの外部の蒸気発生器(図示せず)に送られる。更に他の実施態様では、PWRは蒸気発生以外の目的で使用され、何らの蒸気発生器も設けられない。
炉心12内の核反応を制御する反応制御機構が好適に設けられる。例示実施態様では制御棒駆動機構(CRDM)あるいは制御棒駆動メカニズム42が、複数の中性子吸収用の制御棒40を制御自在に炉心12内に挿入させ、あるいは炉心外に引き抜かせる。核反応は制御棒を挿入すると減少し、引き抜くと増大する。例示したCRDM42は圧力容器10内に配置した一体型CRDM42であり、あるいは別様にはCRDMは圧力容器10の外部で且つ上方に配置した外部CRDMであって、制御棒と連結するための好適な機械的差し込み部を備える。更にあるいは別様には、反応性制御のための制御量のホウ酸等の可溶性中性子毒を一次冷却材に随意的に添加し得る。更に他の例示実施態様では、一次冷却材にボイドを形成する処理によって一次冷却材(これら実施態様では軽水、重水、あるいはその他の、中性子減速剤として作用する一次冷却材が用いられる)の減速作用を変化させて反応性に影響を与え、その処理を好適に制御することで、他のあるいは追加的な反応性制御メカニズムが提供され得る。
PWRは、図1には示されないその他要素、例えば、モニタリングセンサ、安全システム用の弁及びその他部品、外部格納構造その他、を好適に含み得る。圧力容器10内での一次冷却材の循環(例えば、中央ライザ30を通しての上昇流れ及び環状部32を通しての炉心12への下降流れ)は自然対流により駆動され、あるいは図示しない一次冷却材ポンプにより能動的に駆動あるいは助成され得る。例示したPWRの圧力容器10は、炉心12を格納するその下方部分を地下に配置した状態で、支持スカート44を介して全体に直立状態で取付けられる(意図されるある実施態様では、圧力容器10全体が地下に配置され、炉心12を格納するその下方部分は更に深い凹所あるいはピット内に配置され得る)。上述した、部分あるいは全体を地下配置する構成は安全上の観点から有益であるが、海上あるいは海洋上の船舶に、船舶運転用の原子力発電を提供するPWRを設置する等のその他配置構成も意図されるものとする。更には、図1に例示したPWRは一例であって、原子炉容器、一次冷却材循環路、及びその他におけるその他構成を使用可能である。
図1に例示した如き、一体の加圧器を含むPWRでは内側加圧器容積部22及び運転PWR容積部24は共に圧力容器10に格納されるが、バッフルプレート20により分離される。内側加圧器容積部22における圧力変化が運転PWR容積部24の圧力を有効に制御するに十分な流体がバッフルプレート20を横断して連通されるべきである。また、バッフルプレート20は、中央ライザ30から排出され上昇する一時冷却材を外側の環状部32に転向させる上で貢献する。
バッフルプレート20の熱特性をも考慮するのが有益である。例示実施例の提供に際し、図1に示すそれと類似のPWRを模擬したある運転モードにおいて、運転PWR容積部が圧縮又は過冷却された液相の水を含む一次冷却材を作動する設計とされた。過冷却液相での代表的温度範囲は約310℃〜約325℃である。所望圧力を維持するため、内側加圧器容積部22は、好ましくは一次冷却材(水)の飽和温度に相当し且つ好ましくは過冷却液体のそれより約5℃〜約35℃高い高温に維持される。内側加圧器容積部22内の水は水高さL以下では液相であり、水高さL以上では蒸気泡Sにおける気相である。内側加圧器容積部22と運転PWR容積部24との間での実質的流体連通により、より高温の内側加圧器容積部22内で発生する圧力が運転PWR容積部24に有効移行し、かくして圧力制御を提供する。
しかしながら、前記実質的流体連通は内側加圧器容積部22及び運転PWR容積部24間の実質的熱連通をも伴う。かくして熱は高温の内側加圧器容積部22から、低温の且つ大きい運転PWR容積部24に有効移行する。そのため、ヒーター14を作動して内側加圧器容積部の高温を維持して所望圧力を維持させた。模擬運転モードでは約80kWの出力をヒーター14に入力して内側加圧器容積部の所望温度を維持した。この場合PWRの運転効率が低下し、運転PWR容積部24内に温度勾配が生じる等のその他悪影響が出る恐れもある。
従って、開示されたバッフルプレートは断熱設計とした。この目的上、バッフルプレート20は安定状態運転中における内側加圧器容積部22と運転PWR容積部24との間の一次冷却材流れを停止させる設計とした。この設計ではバッフルプレート20を横断する流れ抵抗が増大するようになる。例示実施態様では、通常運転中に流体は1つまたは1つ超の専用の圧力移行通路50を介してバッフルプレート20を横断して連通する。各圧力移行通路50は、運転PWR容積部24と流体連通する下端と、運転加圧器液体高さ範囲L運転範囲より下方の高さ位置で内側加圧器容積部22と流体連通する上端とを有する。これにより、PWRの任意の通常運転中は圧力移行通路50の上端が一次冷却材の液体中に浸漬し続けることが保証される。
バッフルプレート20の流れ抵抗が比較的高いため過渡特性は低下する。しかしながら、発電あるいはその他実用用途に用いるPWRは代表的には安定状態下に運転され、作用する過渡は始動時及びシャットダウン時を除き、最大でも小さいと考えられる。内側加圧器容積部22及び運転PWR容積部24間の流れを停止させることで、これら内側加圧器容積部22及び運転PWR容積部24間の対流による熱移行が低減され、それがバッフルプレート20の提供する断熱性を高める。
例示したバッフルプレート20は、断熱用間隙を含む構成としたことでその断熱性が一層高められた。図1の実施態様ではバッフルプレート20は断熱体として作用する間隙64で分離された離間する第1及び第2の各プレート60、62を含む。
離間した2枚のプレート60、62が例示されるが、離間するプレート数を3枚あるいはそれ以上に増やすことで更に多くの断熱用間隙を提供させ得る。プレート60、62はPWRの圧力容器10内の厳しい環境に適合する、例えば、スチールあるいはその他の金属プレートであるのが好ましい。
圧力移行通路50における比較的高い流れ抵抗が、バッフルプレート20の断熱有効性を有益に増大させる。しかしながら、これは圧力容器10内の圧力が高まる事故シナリオでは問題となり得る。従来、圧力上昇を含む事故シナリオでは上昇する圧力を、圧力容器10の上部近傍の蒸気泡Sと作動上好適に連結した好適な逃がし弁52を介して解放させる。この場合、流れ抵抗の高いバッフルプレート20が圧力解放を遅延させ、及びまたはバッフルプレート20を破壊させることになる。
図1の実施態様では、圧力容器10内の圧力が上昇する事故シナリオを収受する1つまたは1つ超のベント管70を設ける。ベント管70は圧力解放用のより大型の流体通路を提供する。しかしながら、PWRの通常運転中にベント管70に流体を導通(かくして、熱の対流移行を促進)させるのは望ましくない。図1の実施態様では各ベント管70は運転PWR容積部24と流体連通する下端と、内側加圧器容積部22と流体連通するが運転加圧器液体高さ範囲L運転範囲より高い高さ位置の上端とを有する。この構成上、ベント管70の上端は蒸気泡S内に配置される。かくして、一次冷却材はPWRの通常運転中はベント管70を通過しないため、ベント管70はバッフルプレート20を横断する熱移行に貢献することがない(あるいはあっても無視し得る程度)。他方、圧力容器10内の圧力が上昇する事故時にはベント管70を利用して内側加圧器容積部22内に流体(液体又は気体である一次冷却材)を送り、逃がし弁52から逃がすことができる。
図2を参照するに、他の実施態様が拡大図(図1と比較して)で示され、やはり、内側加圧器容積部22及び運転PWR容積部24を画定するバッフルプレート20を含み、内側加圧器容積部22内には蒸気泡Sを有している。図2の実施態様の内側加圧器もまた、ヒーター14と、圧力制御用の蒸気ベント噴霧ノズルあるいはスパージャ16とを含む。図2に例示するバッフルプレート20もやはり、間隙64で離間される第1及び第2のプレート60、62と、バッフルプレート20を貫く圧力移行通路50(図2ではその一方のみが例示される)、更にはベント管70(図2では同様にその一方のみが例示される)を含む。図2に示すように、ベント管70の下端82は運転PWR容積部24と流体連通し、上端84は運転加圧器液体高さ範囲L運転範囲より上方の蒸気泡S内に伸延する。図2ではベント管支持体86が、ベント管70の下端と比較してバッフルプレート20から比較的遠方に伸延する上端84用の支持体を提供する。
図2の実施態様は、圧力容器10の内側加圧器容積部22を画定する部分の詳細形状と、中央ライザ30の上端位置に異なる孔開け篩34’が使用される点で図1のそれとは異なる。例示した孔開け篩34’は中央ライザ30からバッフルプレート20まで伸延し、かくして、中央ライザ30を上昇してその上端位置で排出される全ての一次冷却材流れを孔開け篩34’を通過させる。ある実施態様では孔開け篩34’は、例えば、中央ライザ30の頂部位置に孔開け篩34’を画定する開口(即ち、多数の孔)を形成することで中央ライザ30と一体化して形成される。
図1及び図2の各実施例では圧力移行通路50は孔開け篩34、34’の外側に位置付けられる。一次冷却材はこの外側位置で上昇流れ方向から下降流れ方向に移行され、従って、バッフルプレート20と平行方向の、実質的に(あるいは全体に好適な流れ設計での)横方向の流れ成分を有する。この横方向流れは圧力移行通路50内部の流れ方向を横断するものであるため、内側加圧器容積部22及び運転PWR容積部24間の一次冷却材の流れを一層低減させる。
図3を参照するに、圧力移行通路50が示され、内側加圧器容積部22及び運転PWR容積部24間の一次冷却材流れを更に低減させる好適な構成を有している。図3に例示する圧力移行通路50は、バッフルプレート20(即ち、本実施態様では第1及び第2の構成プレート60、62)を通過するサージ管90として具体化され、かくして前記一次冷却材流れの低減を達成する。サージ管90は、運転PWR容積部24と流体連通する下端92と、運転加圧器液体高さ範囲L運転範囲(図1及び図2に示される)よりも下方の高さ位置で内側加圧器容積部22と流体連通する上端94とを有する。サージ管90の下端92は閉鎖用プレート100を含み、運転PWR容積部24とは、下端92の各側の多数の孔あるいは穴102を介して流体連通する。外側の同中心管104が一次冷却材流れを一層低下させる。運転PWR容積部24内の下端92付近での一次冷却材流れは実質的に横方向(中央ライザ30の内部における上昇流れから外側環状部32内の下降流れに移行する)流れであることから、外側の同中心管104が下端92位置での一次冷却材停滞帯域形成を促進する。
特徴部100、102、104を含む例示構成は、内側加圧器容積部22及び運転PWR容積部24間の一次冷却材流れを低減させる圧力移行通路50の1形態例を例示するに過ぎない。種々のその他構成のバッフル、狭窄部、流れバリヤ、あるいはその他もまた、内側加圧器容積部22及び運転PWR容積部24間の一次冷却材流れ低減用に意図される。それら任意構成あるいは形態は、圧力移行通路が、内側加圧器容積部22内の圧力調整により運転PWR容積部24内の圧力を制御するその主たる機能を奏するに十分な流体連通を提供するものとすべきである。この目的上十分な流体連通の程度は、通常運転時の予測圧力、受け入れ可能な(即ち、仕様の)過渡間隔、一次冷却材のタイプ及びその他に依存する。
図4及び図5を参照するに、断熱を提供させるために使用可能なバッフルプレート20の種々構造が示され、間隙64により離間された第1及び第2の各プレート60、62を含んでいる。図4では2枚のプレート60、62が間隙64で離間されるが、その周囲位置はシールされない。好適なスタンドオフ110が2枚のプレート60、62を相互に固定し且つ間隙64を画定する。図4の実施態様では間隙64は密封容積部ではなく、むしろ2枚のプレート60、62は、バッフルプレート20を水中に沈めた際に水が充満する非密封容積部64を画定する。断熱は、非密封容積部64内の水(あるいはその他の一次冷却材)が停滞して流れない(あるいは少なくとも急速には流れない)ために提供される。かくして、非密封容積部64内の一次冷却材は、熱対流ではなく、主に熱伝導により熱を伝える。
更なる断熱が所望される場合は、図5に示す如き実施態様を用い得る。この別態様ではバッフルプレート20’が、間隙64で離間された2枚のプレート60、62を含み、各プレート60、62の周囲はPWRの環境耐性のある金属あるいはその他材料製の環状シール112でシールされる。従って、図5の実施態様における間隙64は密封容積部である。密封容積部は空気、窒素あるいはその他等のガス114を充填される。これにより、熱は熱伝導によってのみ間隙64を横断して伝導される。更に他の態様では脱気容積(即ち、真空を“収納する”)部を密封容積部をすることが意図される。
例示したバッフルプレート20、20’は実質的な断熱を提供する。しかしながら、その他の断熱用バッフルプレートをも意図し得る。例えば、単一のプレート(従って間隙を有さない)を含み、この単一のプレートが、PWRの圧力容器10の内部環境に耐性を有する断熱材料を含むその他のバッフルプレートが意図される。
図3に示す如く具体化した圧力移行通路と、更にベント管70とを有する図2の構成の加圧器内で、図4のバッフルプレート20に対する安定状態シミュレーションを実施した。このシミュレーションでは、運転PWR容積部24内の一次冷却材を過冷却状態とし、内側加圧器容積部22内には、一次冷却材である水の飽和温度に相当する過冷却温度より約11℃高温の一次冷却水を含む運転条件を用いた。流れ伝導性の高い単一のスチール製プレートで2つの容積部、即ち、内側加圧器容積部22及び運転PWR容積部24を分離した場合のシミュレーションでは、加圧器を飽和温度下に維持するために十分なヒーター14への出力は約80kWであることが示された。対照的に、本発明のバッフルプレート20の場合はこの出力は数kWに低減された。安定状態シミュレーションによれば、安定状態時のバッフルプレート20を横断する一次冷却材流れが制限されることにより性能上の改善の殆どが提供され、離間状態で使用するプレート60、62が二次的な熱的改善を提供することが示された。
ベント管70はある事故シナリオにおいて作動し得る。例えば、圧力逃がし弁ノズル52位置での完全裁断破損が生じる冷却材喪失事故(LOCA)シナリオでは、ベント管70が、バッフルプレート20への作用圧力を最小化する。ベント管70は運転PWR容積部24内の加圧水(あるいはその他の加圧一次冷却材)を圧力移行通路50に迂回させ、かくしてバッフルプレート20を横断する差圧を最小化する。ベント管支持体86が、ベント管70と圧力容器10のシェルとの間の伸び差を許容する。
図6〜図8を参照するに、圧力容器10内へのバッフルプレート20の取付けに使用し得る種々の連結構成が示される。図6を参照するに、バッフルプレート20を支持する1実施態様が示され、圧力容器10のシェル122に溶接した下方支持リング120が使用され、同様にシェル122に溶接した上方支持リング124が、圧力逃がし弁ノズル52位置に完全裁断破損が生じるLOCA事故中にバッフルプレート20を横断して生じ得る任意の差圧に抗してバッフルプレート20を拘束する。図6の連結構成では、シェル122との周囲連結部を介してバッフルプレート20を横断する流れは、バッフルプレート20の金属製の上方のプレート60と、シェル122あるいは上方の支持リング124との間に配置した楔126により完全に抑制あるいは阻止され得る。楔126はバッフルプレート20とシェル122との間の伸び差を許容しつつ流体シールを維持する。
図7及び8を参照するに、バッフルプレート20の下方のプレート62を溶接により圧力容器10のシェル122に装着した他の連結部実施態様が示される。この構成では上方のプレート60はスタンドオフ110により下方のプレート62上で支持される。圧力膨張及び温度膨張により生じ得るシェル122の変位は、シェル122と下方のプレート62との間に差延びを吸収する部品を介在させることで好適に収受される。図7の実施態様ではこの介在部品は、シェル122の一部分を食刻あるいは機械的研削処理あるいはその他で除去して形成した舌部130を含む。図8の実施態様では前記介在部品はシェル122上に溶接した介在用ブラケット132を含む。
図6〜図8を参照して説明した連結構成は例示的なものであり、差熱膨張やシェル変位を収受する一方、好適な流体シールを維持するその他連結構成もまた意図されるものとする。
10 圧力容器
12 炉心
14 抵抗加熱ヒーター(制御要素)
16 噴霧ノズル(スパージャ/制御要素)
20 バッフルプレート
22 内側加圧器容積部
24 運転PWR容積部
30 中央ライザ
32 環状部
34 篩
40 制御棒
42 制御棒駆動メカニズム
44 支持スカート
50 圧力移行通路
52 弁
60 プレート
64 間隙(非密封容積部)
70 ベント管
82 下端
84 上端
86 ベント管支持体
90 サージ管
92 下端
94 上端
100 閉鎖用プレート(特徴部)
102 穴
104 管
110 スタンドオフ
112 環状シール
114 ガス
120 下方支持リング
122 シェル
124 上方支持リング
126 楔
130 舌部
132 介在用ブラケット

Claims (29)

  1. 加圧水型原子炉(PWR)を含む装置であって、
    圧力容器と、
    圧力容器内に配置した原子炉炉心と、
    バッフルプレートにして、圧力容器内に配置され且つ圧力容器を、バッフルプレートの上方に配置した内側加圧器容積部と、バッフルプレートの下方に配置した運転PWR容積部とに分離し、且つ、運転PWR容積部と流体連通する下端と、運転加圧器液体高さ範囲より下方の高さ位置で内側加圧器容積部と流体連通する上端とを有する圧力移行通路とを含むバッフルプレートと、
    ベント管にして、運転PWR容積部と流体連通する下端と、運転加圧器液体高さ範囲より上方の高さ位置で内側加圧器容積部と流体連通する上端とを含むベント管と、
    を含む装置。
  2. 前記ベント管がバッフルプレートを横断し且つ貫通する請求項1に記載の装置。
  3. 前記圧力移行通路が、バッフルプレートを貫通する少なくとも1つのサージ管にして、運転PWR容積部と流体連通する下端と、運転加圧器液体高さ範囲より下方の高さ位置で内側加圧器容積部と流体連通する上端とを含むサージ管を含む請求項1に記載の装置。
  4. 前記圧力移行通路内の流体流れ通路がバッフルプレートを横断し且つ貫通する請求項1に記載の装置。
  5. 前記バッフルプレートが離間された第1及び第2のプレートを含む請求項1に記載の装置。
  6. 前記離間された第1及び第2のプレートが、バッフルプレートを水中に沈めた際に水で充満される非密封容積部を画定する請求項5に記載の装置。
  7. 前記バッフルプレートが、密封容積部を画定する離間された第1及び第2のプレートを含む請求項1に記載の装置。
  8. 前記バッフルプレートが、密封容積部を画定する離間された第1及び第2のプレートと、前記密封容積部に配置した気体とを含む請求項1に記載の装置。
  9. 前記バッフルプレートが、前記バッフルプレートの上方に配置した内側加圧器容積部と、バッフルプレートの下方に配置した運転PWR容積部との間に断熱用バリヤを含む請求項1に記載の装置。
  10. 前記加圧水型原子炉(PWR)が、圧力容器内に配置した中央ライザにして、原子炉炉心から上昇する一次冷却材流れを受ける構成を有する下端と、上昇する一次冷却材流れをバッフルプレート方向に排出させる構成を有する上端とを有する中央ライザを更に含む請求項1に記載の装置。
  11. 前記加圧水型原子炉(PWR)が、前記中央ライザの上端を包囲する孔開け篩を更に含む請求項10に記載の装置。
  12. 前記孔開け篩が、中央ライザからバッフルプレートへと伸延され、かくして、中央ライザの上端位置で全一次冷却材上昇流れが孔開け篩を通して排出される請求項11に記載の装置。
  13. 圧力移行通路の下端が孔開け篩の外側に配置される請求項11に記載の装置。
  14. 加圧水型原子炉(PWR)を含む装置であって、
    原子炉炉心を格納する構成を有する圧力容器と、
    圧力容器内に配置したバッフルプレートにして、圧力容器を、バッフルプレートの上方に配置した内側加圧器容積部と、バッフルプレートの下方に配置した運転PWR容積部とに分離し、且つ、離間された第1及び第2のプレートを含むバッフルプレートと、
    を含む装置。
  15. 前記離間された第1及び第2のプレートが、バッフルプレートを水中に沈めた際に水で充満される非密封容積部を画定する請求項14に記載の装置。
  16. 前記バッフルプレートが、密封容積部を画定する離間された第1及び第2のプレートを含む請求項14に記載の装置。
  17. 前記バッフルプレートが、前記密封容積部に配置した気体を含む請求項16に記載の装置。
  18. 前記バッフルプレートが、前記バッフルプレートの上方に配置した内側加圧器容積部と、バッフルプレートの下方に配置した運転PWR容積部との間に断熱用バリヤを含む請求項14に記載の装置。
  19. 前記加圧水型原子炉(PWR)が、
    ベント管にして、運転PWR容積部と流体連通する下端と、運転加圧器液体高さ範囲より上方の高さ位置で内側加圧器容積部と流体連通する上端とを含むベント管を更に含む請求項14に記載の装置。
  20. 前記バッフルプレートが、運転PWR容積部と流体連通する下端と、運転加圧器液体高さ範囲より下方の高さ位置で内側加圧器容積部と流体連通する上端とを有する圧力移行通路を更に含む請求項19に記載の装置。
  21. 前記バッフルプレートが、運転PWR容積部と流体連通する下端と、内側加圧器容積部と流体連通する上端とを有する圧力移行通路を更に含む請求項14に記載の装置。
  22. 前記圧力移行通路が、バッフルプレートを貫く少なくとも1つのサージ管を含む請求項21に記載の装置。
  23. 装置であって、
    加圧水型原子炉(PWR)内に配置する構成を有するバッフルプレートにして、その第1側部が内側加圧器容積部に面し、反対側の第2側部が運転PWR容積部に面するバッフルプレートと、
    バッフルプレートを貫くベント管にして、バッフルプレートの第1側部と流体連通する第1端部と、バッフルプレートの第2側部と流体連通し且つ前記第1端部とは反対側の第2端部とを有し、前記第1端部がバッフルプレートに比較的接近し、前記第2端部がバッフルプレートから比較的遠いベント管と、
    を含む装置。
  24. 前記バッフルプレートからベント管の第2端部までの距離が、ベント管の第2端部を運転加圧器液体高さ範囲より上方の高さ位置に有効配置させる請求項23に記載の装置。
  25. 前記バッフルプレートが、バッフルプレートを水中に沈めた際に水で充満される非密封容積部を画定する、離間された第1及び第2のプレートを含む請求項23に記載の装置。
  26. 前記バッフルプレートが、密封容積部を画定する離間された第1及び第2のプレートを含む請求項23に記載の装置。
  27. 前記バッフルプレートが、密封容積部を画定する離間された第1及び第2のプレートと、前記密封容積部に配置した気体とを含む請求項23に記載の装置。
  28. 前記バッフルプレートが、前記ベント管とは異なる圧力移行通路を含み、前記ベント管とは異なる圧力移行通路が、前記バッフルプレートを貫き、且つ、バッフルプレートの第1側部と流体連通する第1端部と、バッフルプレートの第2側部と流体連通し且つ前記第1端部とは反対側の第2端部と、を有し、前記第2端部が、前記ベント管の第2端部より前記バッフルプレートに比較的接近する請求項23に記載の装置。
  29. 前記バッフルプレートからベント管の第2端部までの距離が、ベント管の第2端部を運転加圧器液体高さ範囲より上方の高さ位置に有効配置させ、
    前記バッフルプレートから圧力移行通路の第2端部までの距離が、圧力移行通路の第2端部を運転加圧器液体高さ範囲より下方の高さ位置に有効配置させる請求項28に記載の装置。
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