JP2009073280A - スクータ型車両 - Google Patents

スクータ型車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2009073280A
JP2009073280A JP2007242874A JP2007242874A JP2009073280A JP 2009073280 A JP2009073280 A JP 2009073280A JP 2007242874 A JP2007242874 A JP 2007242874A JP 2007242874 A JP2007242874 A JP 2007242874A JP 2009073280 A JP2009073280 A JP 2009073280A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
passenger
scooter type
attached
type vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007242874A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5011043B2 (ja
Inventor
Michio Atsuji
道雄 厚地
Kengo Yano
謙吾 矢野
Sadamichi Enjo
貞通 遠城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2007242874A priority Critical patent/JP5011043B2/ja
Publication of JP2009073280A publication Critical patent/JP2009073280A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5011043B2 publication Critical patent/JP5011043B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、搭乗者用ステップの形状自由度を高めることができ、部品点数の増加が抑えられ、併せて、組立工数の低減を図ることができるステップフロアを備えるスクータ型車両を提供することを課題とする。
【解決手段】スクータ型車両は、運転者が着座時に足を載置するステップフロア56Lと、このステップフロア56Lの後部に一体に形成され搭乗者が着座時に足を載置する搭乗者用ステップ65Lと、ステップフロア56Lの下方から搭乗者用ステップ65Lの下方まで延設されステップフロア56Lが取り付けられるステー部材15Lとを備え、ステー部材15Lには、車両の側方に延出する支持部材67が取り付けられ、この支持部材67には、搭乗者用ステップ65Lを載置する平坦面76Lが設けられている。
【選択図】図8

Description

本発明は、運転者が着座時に足を載置するステップフロアが取り付けられているスクータ型車両の改良に関する。
運転者が着座時に足を載置するステップフロアと、このステップフロアの後部に形成され搭乗者が着座時に足を載置する搭乗者用ステップとを備えているスクータ型車両が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3340637号明細書(図16)
特許文献1の図16において、ステップフロア23と搭乗者用ステップとは、一体に形成されている。このステップフロア23は、ダウンチューブ62にブラケット66a〜66cを介して取り付けられたステー66(以下、「ステー部材66」と云う。)によって支持されている。
搭乗者用ステップは、ステップフロア23の後部に形成されている搭乗者用ステップの下面に、円管状のステー部材66が延設され、搭乗者用ステップの下面は、延設したステー部材66によって支持されている。
ところで、特許文献1の技術では、ステップフロア23の足載せ部として所定の支持強度をもち利用可能となる領域が、ステー部材66に支持される支持部及びこの支持部の周辺部に限定されている。このため、搭乗者用ステップの形状が制約される場合があった。
搭乗者用ステップの形状自由度を高めるため、ステー部材に搭乗者用ステップを取り付けるブラケットなどを付設するという方法が考えられる。しかし、単にブラケットなどにより搭乗者用ステップを支持すると、ブラケットが外方に露出する可能性がある。ブラケットが外方に露出する場合には、車両の外観性を損なわないように、ブラケットや締結部材などを覆う部材を追加する必要があった。ブラケットなど新たな部材を追加することは、部品点数の増加につながるとともに組立工数が嵩むという課題がある。
本発明は、搭乗者用ステップの形状自由度を高めることができ、部品点数の増加が抑えられ、併せて、組立費用の低減を図ることができるステップフロアを備えるスクータ型車両を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、運転者が着座時に足を載置するステップフロアと、このステップフロアの後部に一体に形成され搭乗者が着座時に足を載置する搭乗者用ステップと、ステップフロアの下方から搭乗者用ステップの下方まで延設されステップフロアが取り付けられるステー部材とを備えるスクータ型車両において、ステー部材には、車両の側方に延出する支持部材が取り付けられ、この支持部材には、搭乗者用ステップを載置する平坦面が設けられていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、搭乗者用ステップには、ステップフロアに対して上方に隆起され椀状に形成される椀状部が設けられ、この椀状部の内部に支持部材が配置されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、搭乗者用ステップの下面から下方に延出されステー部材に取り付けられるブラケットが、ステー部材を挟むように複数設けられ、ブラケットのうちの1つは、支持部材に設けられ搭乗者用ステップを固定する固定部に固定され、ブラケットのうちの他の1つは、ステー部材を跨いで支持部材と反対側に設けられた別の固定部に固定されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、ブラケットは、第1締結部材によって、車両の側方からステー部材に取り付けられ、ステップフロアの下方を覆うフロアスカートが第1締結部材を覆うように配置されるとともに、このフロアスカートを搭乗者用ステップに取り付ける第2締結部材は、椀状部の内部に配置されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、フロアスカートは、第1締結部材の後方近傍にて、第2締結部材によってステップフロアに固定されているとともに取り付けられていることを特徴とする。
請求項6に係る発明では、フロアスカートは、第2締結部材の近傍にて、ステップフロアと係合されているとともに結合されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ステー部材には、支持部材が取り付けられ、この支持部材には、搭乗者用ステップを載置する平坦面が設けられ、この平坦面にて、搭乗者用ステップを支持するようにした。支持部材によって搭乗者用ステップを支持するので、ステー部材の形状に影響されることなく搭乗者用ステップを強固に支持することができる。
また、平坦面を車両の幅方向外方に張り出して設けたので、搭乗者用ステップの幅方向長さを広くすることができる。幅方向長さが広くなれば、搭乗者用ステップの面積を大きくできる。搭乗者用ステップの面積が大きくなれば、搭乗者用ステップの形状自由度を高めることができる。
請求項2に係る発明では、搭乗者用ステップには、ステップフロアに対して上方に隆起され椀状に形成される椀状部が設けられ、この椀状部の内部に支持部材が配置されているので、車両の側方から見て、支持部材が露出することを避けることができる。支持部材が露出しないので、車両の外観性が損なわれる心配はなく、部品点数の増加を伴うことなく、スクータ型車両の外観性を高く維持させることができる。
請求項3に係る発明では、ステップの下面から下方に延出されたブラケットのうちの1つは、支持部材に設けられた固定部に固定され、ブラケットのうちの他の1つは、ステー部材を跨いで支持部材と反対の側に設けられた別の固定部に固定されている。ステー部材を挟むように左右から搭乗者用ステップを固定することで、搭乗者用ステップを一層強固に固定することができる。
請求項4に係る発明では、フロアスカートを搭乗者用ステップに取り付ける第2締結部材は、椀状部の内部に配置されているので、車両の側方から見て、第2締結部材が露出する心配はない。
第2締結部材が露出しないため、部品点数の増加を抑えながら、車両の外観性を高く保つことが可能となる。
請求項5に係る発明では、フロアスカートは、第1締結部材の後方近傍にて、第2締結部材によってステップフロアに固定され取り付けられているので、工具の位置を大きく動かすことなく、締結部材の締付け作業を行うことができる。従って、ステップフロア及びフロアスカートに係る組付性を大幅に高めることができる。ステップフロア及びその周辺部の組付性が高まるので、組立工数の低減が図れるとともに、組立費用の低減を図ることができる。
請求項6に係る発明では、フロアスカートは、前記第2締結部材の近傍にて、前記ステップフロアと係合されているとともに結合されているので、組立時に、ステー部材にステップフロアを仮止めし、このステップフロアにフロアスカートを仮止めを伴う仮組立を行った後に、各部品の位置及び工具の位置を大きく動かすことなく、速やかに、締結部材の締付けを伴う本組立作業に移ることができ、組立の効率を高めることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。図中、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向を示す。なお、前方、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る自動二輪車の左側面図であり、スクータ型車両としての自動二輪車10は、ヘッドパイプ11の上部から斜め後下に延びているメインフレーム12L、12R(手前側の符号12Lのみ示す。)と、前記ヘッドパイプ11の下部から斜め後下に延び、次いで略下に延び、最後に後方に延びて前記メインフレーム12L、12Rに連結されているダウンフレーム13L、13R(手前側の符号13Lのみ示す。)と、これらのダウンフレーム13L、13Rに取り付けられるとともに平面視で略並行に配置され後述するステップフロアを支持するステー部材15L、15R(手前側の符号15Lのみ示す。)と、メインフレーム12L、12Rの後部から斜め後上に延びているシートレール14L、14R(手前側の符号14Lのみ示す。)と、このシートレール14L、14Rの中間点16L、16R(手前側の符号16Lのみ示す。)とメインフレーム12L、12Rの後端部との間を連結しているミドルフレーム17L、17R(手前側の符号17Lのみ示す。)と、これらのミドルフレーム17L、17Rの上部と前記シートレール14L、14Rの後部との間を連結しているレールステー18L、18R(手前側の符号18Lのみ示す。)と、前記シートレール14L、14Rとミドルフレーム17L、17Rとの間に掛け渡してピボット軸19を支持しているピボットプレート21L、21R(手前側の符号21Lのみ示す。)と、これらのピボットプレート21L、21Rにピボット軸19を介して下方に延びているリンク部材22と、このリンク部材22及び支持軸23を介して後方に延びており上下にスイング可能なリヤスイングアームを兼ねるパワーユニット24と、このパワーユニット24の後端部とシートレール14Lとの間に掛け渡しているリヤクッションユニット25Lと、パワーユニット24の後部に設けた駆動軸としての後輪車軸26と、この後輪車軸26に取り付けた後輪27と、車体フレーム31の構成要素としてのシートレール14L、14Rに取り付けられ運転者が座るフロントシート33と、このフロントシート33の後方に配置され同乗者が座るリヤシート34と、このリヤシート34の周囲を囲うリヤスポイラ35と、前部のヘッドパイプ11に転舵自在に取り付けられているフロントフォーク36と、このフロントフォーク36に前輪車軸37を介して取り付けられている前輪38と、フロントフォーク36の上端部に取り付けられているステアリングハンドル41とを備える。なお、パワーユニット24にはエンジン42を含む。
前輪38の後方でダウンフレーム13L、13Rの前方には、エンジン42を冷却するラジエータユニット43が配置されている。
図中、45はフロントデイスクブレーキユニット、46はフロントデイスクプレート、47はパワーユニット24から延出されている排気管、48は排気管47の後端部に連結している消音器、49はサイドスタンド、51はメインスタンドである。
上述したフレームやパワーユニットなどの部材を覆い車両の意匠面を構成する外装部材について以下に説明する。
自動二輪車10は、前から後に、走行中の風よけとしての風防板52と、この風防板52に連続して設けられ車両の前部を覆うフロントカウル53と、ステアリングハンドル41とフロントシート33の間に配置され車両の前部から中間部にかけて側方を覆う前サイドカバー55L、55R(手前側の符号55Lのみ示す。)と、この前サイドカバー55L、55Rの下方に連続して設けられ車両側方のカバーを兼ねるとともに運転者が足を載せるステップフロア56L、56R(手前側の符号56Lのみ示す。)と、このステップフロア56L、56Rの下方に連続して設けられ車両の側方下部を覆うフロアスカート57L、57R(手前側の符号57Lのみ示す。)と、前サイドカバー55L、55Rとステップフロア56L、56Rの後方に連続して設けられ車両の中間部から後部にかけて側方を覆う後サイドカバー58とを備える。図中、61は前輪38の上方を覆うフロントフェンダ、62は後輪27の上方を覆うリヤフェンダである。
なお、着座シート54は、フロントシート33とリヤシート34とからなる。
図2は本発明に係るスクータ型車両に設けられているステー部材とステップフロアとフロアスカート間の取付関係を説明する図、図3は図2の3矢視図である。以下、図2及び図3を参照して説明を行う。
なお、以下の説明において、左のステップフロアの取付構造を説明するが、右のステップフロアの取付構造は、左のステップフロア取付構造と左右対称形であり、同一構造を有するので説明を省略する。
ダウンフレーム(図1の符号13L)の外方には、前後に配置した第1及び第2取付ステー63、64を介してステー部材15Lが取り付けられ、このステー部材15Lには、運転者が着座時に足を載置するステップフロア56Lが取り付けられている。ステップフロア56Lは、車両前方から見て断面略L字状を呈する部材であり、側壁部59と足載部60とで構成され、足載部60が車両の外方に略水平に配置されている。ステップフロア56Lの下部には、フロアスカート57Lが取り付けられている。
また、運転者が着座時に足を載置するステップフロア56Lの後部には、搭乗者が着座時に足を載置する搭乗者用ステップ65Lが一体的に形成されている。
ステー部材15Lは、ステップフロア56Lの下方から搭乗者用ステップ65Lの下方まで延設されており、ステップフロア56L及びこのステップフロア56Lに取り付けたフロアスカート57Lを支持するというものである。
ステー部材15Lには、前方から後方に且つ車両の側方に延出して、ステップフロア56Lを下方から支持する複数の支持部材67・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)が取り付けられている。支持部材67・・・は、ステップフロア56Lの前部を支持する第1支持部材67aと、ステップフロア56Lの中間部を支持する第2支持部材67bと、ステップフロア56Lの後部としての搭乗者用ステップ65を支持する第3支持部材67cとからなる。なお、支持部材の数には制約はなく、任意の数だけ配設可能である。
ステップフロア56L及びフロアスカート57Lの取付構造の詳細は、次図以降で説明する。
図4は図3の4−4線断面図であり、円形断面を有するパイプとしてのステー部材15Lから下方に板状部材であってステップフロア56Lを固定する第1固定部71が延設され、この第1固定部71には、搭乗者用ステップ65の下面65kから下方に第1ブラケット73が延出され、第1固定部71と第1ブラケット73とは、第1締結部材74aによって固定されている。この第1締結部材74aは、フロアスカート57Lによって覆われているので、車両の外観性が損なわれる虞はない。なお、本実施例において、第1締結部材74aには、軸部に段部を有する段付ボルトを利用した。
図5は図3の5−5線断面図であり、ステー部材15Lには、断面略L字状を呈しステップフロア56Lを支持する支持部材67としての第3支持部材67cが設けられ、この第3支持部材67cには、搭乗者用ステップ65Lを載置する平坦面76が設けられている。
ここで、搭乗者用ステップ65Lには、ステップフロア56Lに対して上方に隆起され椀状に形成される椀状部78Lが設けられ、この椀状部78Lの内部に第3支持部材67cが配置されている。第3支持部材67cには、第2固定部81が延設され、この第2固定部81には、搭乗者用ステップ65の下面65kから下方に第2ブラケット83が延出され、第2固定部81と第2ブラケット83とが、第1締結部材74bによって固定されている。この第1締結部材74bは、フロアスカート57Lによって覆われているので、車両の外観性が損なわれる虞はない。なお、本実施例において、第1締結部材74bには、頭部にフランジを有するフランジ付ボルトを利用した。図中、96aは金属クリップ、96bは金属クリップ96aに溶接されている溶接ナットである。
すなわち、搭乗者用ステップ65には、ステップフロア56Lに対して上方に隆起され椀状に形成される椀状部78Lが設けられ、この椀状部78Lの内部に支持部材67としての第3支持部材67cが配置されているので、車両の側方から見て、第3支持部材67cが露出することを避けることができる。第3支持部材67cが外方に露出しないので、車両の外観性が損なわれる心配はない。
ブラケット73、83は、第1締結部材74、74によって、車両の側方からステー部材15Lに取り付けられ、ステップフロア56Lの下方を覆うフロアスカート57Lが、第1締結部材74、74を覆うように配置される。第1締結部材74、74は、フロアスカート57Lによって覆われているので、車両の外観性が損なわれる心配はない。
図3〜図5を併せて参照して、搭乗者用ステップ65の下面65kから下方に延出されステー部材15Lに取り付けられる第1及び第2ブラケット73、83が、ステー部材15Lを挟むように設けられている。
第1ブラケット73は、ステー部材15Lを跨いで支持部材67と反対側に設けた別の固定部70としての第1固定部71に固定されている。
また、第2ブラケット83は、支持部材67に設けられるとともに搭乗者用ステップ65をステー部材15Lに固定する固定部80としての第2固定部81に固定されている。
ステー部材15Lを挟むように左右から搭乗者用ステップ65を固定するようにしたので、搭乗者用ステップ65Lを一層強固に固定することができる。
図6は図3の6−6線断面図であり、フロアスカート57Lを搭乗者用ステップ65Lに取り付ける第2締結部材84は、椀状部78Lの内部に配置されている。
具体的には、搭乗者ステップ65Lの下面65kから斜め下方に第3ブラケット93が延設され、この第3ブラケット93に外方からフロアスカート57Lをセットされ、第2締結部材84を介して搭乗者ステップ65Lに取り付けられている。
なお、本実施例において、第2締結部材84には、タッピングスクリューねじを利用した。図中、97aは金属クリップ、97bは金属クリップ97aに溶接されている溶接ナットである。
フロアスカート57Lを搭乗者用ステップ65Lに取り付ける第2締結部材84は、椀状部78Lの内部に配置されているので、車両の側方から見て、第2締結部材84が露出することはない。
外方の視点85a、85bから見るとき、第2締結部材84は、ステップフロアの椀状部78Lによって覆われてしまい、露出することはない。従って、車両の外観性が損なわれる心配はなく、部品点数の増加を伴うことなく、スクータ型車両の外観性を高く維持させることができる。
図7は本発明に係るスクータ型車両の組立作用図であり、フロアスカート57Lは、第1締結部材74の後方近傍にて、第2締結部材84によってステップフロア56Lに係合されるとともに取り付けられている。
フロアスカート57Lは、第1締結部材74の後方近傍にて、第2締結部材84によってステップフロア56Lに係合され取り付けられているので、組立時に、ステー部材15Lにステップフロア56Lを仮止めし、このステップフロア56Lにフロアスカート57Lを仮止めを伴う仮組立を行った後に、各部品の位置及び工具の位置を大きく動かすことなく、速やかに、締結部材74、84の締付けを伴う本組立作業に移ることができ、ステップフロア56L及びフロアスカート57Lに係る組付性を大幅に高めることができる。
なお、ステップフロア56Lにフロアスカート57Lを仮止め可能にする構成については、後で説明する。
図8は本発明に係るスクータ型車両の要部側面図であり、ステー部材15Lの固定部に搭乗者用ステップ65Lが固定され、搭乗者用ステップ65Lの椀状部78の内部において、フロアスカート57Lが固定されている。
搭乗者用ステップ65Lには、ステップフロア56Lに対して上方に隆起され椀状に形成される椀状部78Lが設けられ、この椀状部78Lの内部に支持部材67としての第3の支持部材67cが配置されているので、車両の側方から見て、第3の支持部材67cが露出することを避けることができる。第3の支持部材67cが車両の外方に露出することはないので、車両の外観性が損なわれる心配はなく、自動二輪車10の外観性を高く維持させることができる。
また、フロアスカート57Lを搭乗者用ステップ65Lに取り付ける第2締結部材84は、椀状部78Lの内部に配置されているので、車両の側方から見て、第2締結部材84が露出する心配はない。第2締結部材84が露出しないため、部品点数の増加を抑えながら、車両の外観性を高く保つことが可能となる。
図9は図8の9−9線断面図であり、搭乗者ステップ65Lの下面65kから略下方に第4ブラケット94が延設され、この第4ブラケット94には係合穴94hが設けられ、この係合穴94hにフロアスカート57Lから内方略水平に延設した係合部57Lkが係合されている。第2締結部材84との関係では、フロアスカート57Lは、第2締結部材84の近傍にて、ステップフロア56Lと係合されているとともに結合されている。
ステップフロア56Lに設けた係合穴94hに、フロアスカート57Lに設けた係合部57Lkが係合可能に設けられているので、組立時に、ステップフロア56Lにフロアスカート57Lを仮止めを伴う仮組立を行った後に、各部品の位置及び工具の位置を大きく動かすことなく、速やかに、締結部材74、84の締付けを伴う本組立作業に移ることができ、組立の効率を高めることができる。
図10は図3の10−10線断面図であり、ステー部材15Lとステップフロア56L間の取付構造を説明するものである。
ステー部材15Lから水平方向内方に延設した第1支持部材67aにステップフロア56Lを載置し、上方からねじ部材87で取り付け、このねじ部材87の上方に薄板状の足載プレート88を取り付けた。ねじ部材87の頭部87hは、足載プレート88によって覆われるので、車両の外観性が損なわれる心配はない。ねじ部材87は、フランジ付ボルトである。
図11は図3の11−11線断面図であり、ステップフロア56Lとフロアスカート間の取付構造を説明するものである。
ステップフロア56Lの下面にフロアスカート57Lのフランジ面57Lfを当て、上方からねじ部材89で取り付け、このねじ部材89の上方に薄板状の足載プレート88を取り付けた。ねじ部材89の頭部89hは、足載プレート88によって覆われるので、車両の外観性が損なわれる心配はない。
以上に述べたスクータ型車両の作用を次に述べる。
図5に戻って、ステー部材15Lには、支持部材67cが取り付けられ、この支持部材67cには、搭乗者用ステップ65Lを載置する平坦面76Lが設けられ、この平坦面76Lにて、搭乗者用ステップ65Lを支持するようにした。
従来、搭乗者用ステップ65Lは、ステップフロア56Lを後方に延設したものであり、運転者が足を載置するステップフロアに較べると、搭乗者用ステップ65Lの形状及びその支持構造などについて、改良の余地があった。
この点、本発明では、ステー部材15Lには、車両の側方に延出する支持部材67・・・が取り付けられ、これらの支持部材67・・・には、搭乗者用ステップ65Lを載置する平坦面76Lが設けられている。支持部材67・・・にて搭乗者用ステップ65Lを支持するので、ステー部材15Lの形状に影響されることなく搭乗者用ステップ65Lを強固に支持することができる。
また、平坦面76Lを車両の幅方向外方に張り出して設けたので、搭乗者用ステップ65Lの幅方向長さを広くすることができる。幅方向長さが広くなれば、搭乗者用ステップ65Lの面積を大きくできる。搭乗者用ステップ65Lの面積が大きくできれば、搭乗者用ステップ65Lの形状自由度を高めることができる。
尚、請求項1では、支持部材は、椀状部の外部に配置されることは差し支えない。また、搭乗者用ステップの下面から下方に延出されステー部材に取り付けられるブラケットは、ステー部材を挟むように設けなくても差し支えない。
さらに、ブラケットは、1つでも2つでも良いものとする。
さらにまた、ブラケットをステー部材に取り付ける締結部材の配置は、フロアスカートの内方でなくても良く、椀状部の内部でなくても良いものとする。
本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、三輪車にも適用可能であり、例えば、スノーモービルなどの一般の車両に適用することは差し支えない。
本発明は、スクータ型車両のステップフロアの取付に利用すれば好適である。
本発明に係る自動二輪車の左側面図である。 本発明に係るスクータ型車両に設けられているステー部材とステップフロアとフロアスカート間の取付関係を説明する図である。 図2の3矢視図である。 図3の4−4線断面図である。 図3の5−5線断面図である。 図3の6−6線断面図である。 本発明に係るスクータ型車両の組立作用図である。 本発明に係るスクータ型車両の要部側面図である。 図8の9−9線断面図である。 図3の10−10線断面図である。 図3の11−11線断面図である。
符号の説明
15L、15R…ステー部材、56L、56R…ステップフロア、57L、57R…フロアスカート、65L、65R…搭乗者用ステップ、67…支持部材、67a…第1の支持部材、67b…第2の支持部材、67c…第3の支持部材、71…第1固定部、73…第1のブラケット、74…第1締結部材、76L、76R…平坦面、78L、78R…椀状部、81…第2固定部、83…第2のブラケット、84…第2締結部材。

Claims (6)

  1. 運転者が着座時に足を載置するステップフロアと、このステップフロアの後部に一体に形成され搭乗者が着座時に足を載置する搭乗者用ステップと、前記ステップフロアの下方から前記搭乗者用ステップの下方まで延設され前記ステップフロアが取り付けられるステー部材とを備えるスクータ型車両において、
    前記ステー部材には、車両の側方に延出する支持部材が取り付けられ、この支持部材には、前記搭乗者用ステップを載置する平坦面が設けられていることを特徴とするスクータ型車両。
  2. 前記搭乗者用ステップには、前記ステップフロアに対して上方に隆起され椀状に形成される椀状部が設けられ、この椀状部の内部に前記支持部材が配置されていることを特徴とする請求項1記載のスクータ型車両。
  3. 前記搭乗者用ステップの下面から下方に延出され前記ステー部材に取り付けられるブラケットが、前記ステー部材を挟むように複数設けられ、前記ブラケットのうちの1つは、前記支持部材に設けられ前記搭乗者用ステップを固定する固定部に固定され、前記ブラケットのうちの他の1つは、前記ステー部材を跨いで前記支持部材と反対側に設けられた別の固定部に固定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスクータ型車両。
  4. 前記ブラケットは、第1締結部材によって、車両の側方から前記ステー部材に取り付けられ、前記ステップフロアの下方を覆うフロアスカートが前記第1締結部材を覆うように配置されるとともに、このフロアスカートを前記搭乗者用ステップに取り付ける第2締結部材は、前記椀状部の内部に配置されていることを特徴とする請求項3記載のスクータ型車両。
  5. 前記フロアスカートは、前記第1締結部材の後方近傍にて、前記第2締結部材によって前記ステップフロアに固定されているとともに取り付けられていることを特徴とする請求項4記載のスクータ型車両。
  6. 前記フロアスカートは、前記第2締結部材の近傍にて、前記ステップフロアと係合されているとともに結合されていることを特徴とする請求項4又は請求項5記載のスクータ型車両。
JP2007242874A 2007-09-19 2007-09-19 スクータ型車両 Expired - Fee Related JP5011043B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007242874A JP5011043B2 (ja) 2007-09-19 2007-09-19 スクータ型車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007242874A JP5011043B2 (ja) 2007-09-19 2007-09-19 スクータ型車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009073280A true JP2009073280A (ja) 2009-04-09
JP5011043B2 JP5011043B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=40608712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007242874A Expired - Fee Related JP5011043B2 (ja) 2007-09-19 2007-09-19 スクータ型車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5011043B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11180365A (ja) * 1997-12-17 1999-07-06 Honda Motor Co Ltd スクータ型車両のフロア構造
JP3340637B2 (ja) * 1997-01-21 2002-11-05 本田技研工業株式会社 スクータ型自動二輪車の足載板とフロアスカートとの結合構造
JP2006175912A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Honda Motor Co Ltd 車両用バンパー
JP2006182225A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3340637B2 (ja) * 1997-01-21 2002-11-05 本田技研工業株式会社 スクータ型自動二輪車の足載板とフロアスカートとの結合構造
JPH11180365A (ja) * 1997-12-17 1999-07-06 Honda Motor Co Ltd スクータ型車両のフロア構造
JP2006175912A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Honda Motor Co Ltd 車両用バンパー
JP2006182225A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車

Also Published As

Publication number Publication date
JP5011043B2 (ja) 2012-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5470103B2 (ja) 自動二輪車
JP5307288B2 (ja) 自動二輪車の後部構造
JP5782424B2 (ja) 鞍乗り型車両の後部構造
JP5400723B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP2011173460A (ja) 鞍乗型車両
JP2007131030A (ja) 鞍乗型車両
JP4550799B2 (ja) 自動二輪車
JP6118654B2 (ja) 自動二輪車の燃料タンク支持構造
JP2006240345A (ja) 自動二輪車のシートフレーム
JP5460511B2 (ja) 車両用のリヤフェンダ
JP2017109681A (ja) 鞍乗り型車両のライセンスプレート支持構造
JP5049822B2 (ja) 自動二輪車のフロントカウルおよびウインドスクリーン取付け構造
JP5307636B2 (ja) 鞍乗り型車両におけるステップの配置構造
JP5011043B2 (ja) スクータ型車両
JP4367937B2 (ja) 車両用バンパー
JP2009161013A (ja) 自動二輪車
WO2012057159A1 (ja) 自動二輪車
JP5271234B2 (ja) 鞍乗型車両
JP6129693B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP2006240460A (ja) 自動二輪車の樹脂部材係合構造
JPS6244876Y2 (ja)
JPH09132187A (ja) 自動二輪車の補助ステップ装置
JPH1086877A (ja) 自動二輪車のフレーム構造
JPH0585400B2 (ja)
JP2016078519A (ja) 車体後部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110929

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120529

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120604

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5011043

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150608

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees