JP2009072435A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2009072435A
JP2009072435A JP2007245549A JP2007245549A JP2009072435A JP 2009072435 A JP2009072435 A JP 2009072435A JP 2007245549 A JP2007245549 A JP 2007245549A JP 2007245549 A JP2007245549 A JP 2007245549A JP 2009072435 A JP2009072435 A JP 2009072435A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reel
main body
body housing
light
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007245549A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Shimono
啓介 下野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sammy Corp
Original Assignee
Sammy Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sammy Corp filed Critical Sammy Corp
Priority to JP2007245549A priority Critical patent/JP2009072435A/ja
Publication of JP2009072435A publication Critical patent/JP2009072435A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】製造コストをあまり増大させることなく演出の趣向性を向上させると共に、リールの目押しを行う場合のタイミングを分かり易くする。
【解決手段】スロットマシン1は、第1の後側光通過部161を通過し第1及び第2の反射鏡201、202を反射し第1の後側光通過部161を通過したリールの後側からの光を第2のリール表示窓から視認できるので、製造コストをあまり増大させることなく演出の趣向性を向上させると共に、第2のリール表示窓45から見えるリール101aの後側の図柄を目押しの基準にすることで、メインのリール101aの目押しを行う場合のタイミング調整を容易にすることができ、遊技者に好印象を与えることができる。
【選択図】図10

Description

本発明は、外周面に複数種類の図柄が描かれたリールを備える遊技機に関する。
従来、回胴式遊技機としてスロットマシンが知られている。一般的なスロットマシンは、前扉に形成された透明な表示窓を通して本体筐体内の3列のリールが目視される。各リールの外周面には複数種類の図柄が配列されて描かれており、リールを回転させることで遊技の入賞又はハズレに係る図柄が変動表示される。また、スロットマシンには、リールを一斉に回転させるスタートレバーと、回転する各リールを個別に停止させるためのストップボタンが設けられ、スタートレバーが傾倒操作されて回転を開始したリールは、ストップボタンの押圧操作を契機にそれぞれ制動されて停止する。そして、各リールが表示する図柄の組合せが有効ライン上に揃うと入賞が確定し、入賞図柄の組合せに応じた数の遊技媒体(メダル)を配当するように構成されている。
リールの図柄としては、例えば所定の内部抽選の入賞に係るリール上の図柄の間隔が全て5コマ以内で遊技者がどのようなタイミングでストップボタンを押しても引き込み制御可能なものと、所定の内部抽選の入賞に係るリール上の図柄の間隔が6コマ以上になる場合があり入賞に係る図柄を有効ラインに引き込み制御するためにはある程度タイミング調整を行ってストップボタンを押す(このような操作を「目押し」という)必要があるものとがある。
また、従来のスロットマシンとしては、演出の趣向性を向上させる目的から、メインのリールの他に演出用リールとしてサブリールを備えるものも実用化されていた(例えば特許文献1参照)。
特開2006−272021号公報
しかしながら従来のスロットマシンのサブリールは、リールを回転させるモータをメインのリールと別に設けているため、製造コストが増大していた。また、従来のスロットマシンでは、リールの目押しを行う場合には、遊技者が回転中のリールの図柄を見てタイミング調整を行っているが、この場合のタイミング調整は、ある程度経験と集中力が必要となり、初心者に煩わしさを感じさせる場合があった。
本発明は、こうした従来の問題に鑑みてなされたものであり、製造コストをあまり増大させることなく演出の趣向性を向上させると共に、リールの目押しを行う場合のタイミング調整を容易にすることができる遊技機を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、前方に開口を有する本体筐体と、前記本体筐体の内部に配置され、外周面に複数種類の図柄が描かれたリールと、前記本体筐体に対して回動可能に取付けられることで前記本体筐体の前記開口を閉塞させる前扉とを備える遊技機であって、前記本体筐体の後面における前記リールの後方の位置に配置して当該リールの後側からの光を前記本体筐体の外側後方へ通過させる第1の後側光通過部と、前方に開口を有し、当該開口の下側部を前記第1の後側光通過部に対向させた状態で前記本体筐体の後面に取付けられる外付け筐体と、前記外付け筐体の内部に配置し、前記外付け筐体が前記本体筐体の後面に取付けられた状態で前記第1の後側光通過部からの光を上方に反射させる第1の反射鏡と、前記外付け筐体の内部における前記第1の反射鏡の上方に配置し、当該第1の反射鏡からの光を前方に反射させる第2の反射鏡と、前記外付け筐体が前記本体筐体の後面に取付けられた状態で前記外付け筐体の前記開口の上側部に対向する前記本体筐体の後面の位置に設けられ、前記第2の反射鏡から反射した光を前記本体筐体の内側前方へ通過させる第2の後側光通過部と、前記前扉に設けられ、当該前扉が前記本体筐体の前記開口を閉塞した状態で前記リールの前方に配置して当該リールの前側を視認可能にする第1のリール表示窓と、前記前扉の前記第1のリール表示窓より上側の位置に設けられ、当該前扉が前記本体筐体の前記開口を閉塞した状態で前記第2の後側光通過部を通過した光を視認可能にする第2のリール表示窓と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機であって、前記リールの後側に対して照明光を照射する照明手段を更に備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の遊技機であって、前記リールの図柄は透光性を有し、前記リールの内側には前記リールの後側に来る図柄の裏側に光を照射しするバックライトを設け、当該バックライトの光は前記リールの後側に来る図柄を透過して前記リールの後側からの光になることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一つに記載の遊技機であって、前記第1及び第2の後側光通過部は、透光性を有する透光板で形成されており、当該透光板により前記本体筐体の外部から内部への進入を禁止していることを特徴とする。
請求項1乃至4に記載の発明によれば、第1の後側光通過部を通過し第1及び第2の反射鏡を反射し第2の後側光通過部を通過したリールの後側からの光を第2のリール表示窓から視認できるので、製造コストをあまり増大させることなく演出の趣向性を向上させると共に、第2のリール表示窓から見えるリールの後側の図柄を目押しの基準にすることで、リールの目押しを行う場合のタイミング調整を容易にすることができる。また、本体筐体から外付け筐体を外して他の演出装置を第2の後側光通過部の後側に取り付け、第2の後側光通過部及び第2のリール表示窓を介して他の演出装置を遊技者に視認させることも可能である。
請求項2に記載の発明によれば、リールの後側に対して照明光を照射する照明手段を更に備えることで、当該照明手段により照明された前記リールの後側を第2のリール表示窓から明確に視認できるようになる。
請求項3に記載の発明によれば、バックライトの光がリールの後側に来る図柄を透過することで、前記リールの後側に来る図柄が光った状態で第2のリール表示窓から明確に視認できるようになる。
請求項4に記載の発明によれば、第1及び第2の後側光通過部は、透光板により本体筐体の外部から内部への進入を禁止しているので、前記本体筐体から外付け筐体を外した状態でも、遊技施設の関係者が誤って前記本体筐体の外部から内部へ手や器物を入れたり、不正を行う者が前記本体筐体の外部から内部へ手や不正器具を入れたりするのを防止できる。
本発明の遊技機によれば、製造コストをあまり増大させることなく演出の趣向性を向上させると共に、リールの目押しを行う場合のタイミング調整を容易にすることができるので、遊技者に好印象を与えることができる。
以下、本発明に係る遊技機の好適な一実施形態をスロットマシンを例に図面を参照して説明する。なお、図1はスロットマシン1の外観構造を表した斜視図である。図2はスロットマシン1の外観構造を表した正面図である。図3は前扉3を開放した状態におけるスロットマシン1の内部構造を表した図である。図4はスロットマシン1の制御システムを表したブロック図である。図5は本体筐体2、反射鏡ユニット10及びその収納物の分解斜視図である。図6は反射鏡ユニット10を外した状態の本体筐体2の背面図である。図7は反射鏡ユニット10の斜視図である。図8は本体筐体2にリールユニット100を取付けた状態の斜視図である。図9は本体筐体2から反射鏡ユニット10を外した状態のスロットマシン1の右側から見た断面図である。図10は組み立てた状態のスロットマシン1の右側から見た断面図である。図11はリールユニット100の外観構造を表した斜視図である。図12はリールユニット100を構成する一つのリール装置300aの構造を表した分解斜視図である。尚、図1乃至図12用いた説明において、各部材の左側及び右側はそれぞれスロットマシン1の正面面側から見た場合の左側及び右側を示しており、背面側から見た図6では、図面に向かって左側が各部材の右側になっている。
図1において、スロットマシン1は、前方に開口を有する略矩形状の箱体である本体筐体2と、当該本体筐体2に対して蝶番機構により回動可能に取付けられることで前記開口を開閉可能な状態で閉塞させる前扉3と、前記本体筐体2の後面に取付けられる反射鏡ユニット10とを備えている。
前扉3の前面側は、上部パネル部4と下部パネル部5に略区分けされ、これらは視覚効果を高めてデザインされたいわゆる化粧板として、硬質プラスチックにより一体的に形成されている。更に、下部パネル部5の下方には、入賞時に払い出されるメダル(遊技媒体)を貯留するメダル受皿62が一体的に形成されたメダル受皿部6が設けられている。
また、上部パネル部4と下部パネル部5との間には、遊技者側に突出し、ゲーム操作を行うためのスイッチ類が配置されている操作部7が一体的に形成されている。なお、上部パネル部4、操作部7、下部パネル部5、及びメダル受皿部6は、遊技者側に面し、これらによって「前面パネル部」が構成される。
上部パネル部4の中央には、硬質プラスチック板等で形成されたパネル面41が設けられている。パネル面41のほぼ中央には図2に示すように略長方形の透明な第1の表示窓42が形成されている。スロットマシン1は、このような第1の表示窓42を通して本体筐体2(図1及び図3参照)内に設けられているリールユニット100の3個のリール101a、101b、101cが目視されるようになっている。
ここで、図3において、本体筐体2内に設置されているリールユニット100は、円筒形状のリール101a、101b、101cがそれぞれ回転軸方向に並べられ、各リール101a、101b、101cの外周面にはその周方向に沿って複数種類の図柄601、602、603…(図2参照)が描かれている。遊技者は、第1の表示窓42を通して3列のリールに描かれたそれぞれ上下方向3個の図柄を目視できる。
また、図1において、パネル面41には、スロットマシン1にクレジット(貯留)されているメダル数を数値表示する数値情報表示部151と、入賞によって獲得したメダル数及び入賞役を抽選する抽選確率の設定を切換選択して数値表示する数値情報表示部152とが、それぞれ第1の表示窓42の下方に設けられている。数値情報表示部151、152は、どちらも二桁の7セグの発光ダイオードで構成されており、二桁の数字を表示する。
パネル面41の左右両脇には、高輝度発光ダイオード等のランプ類を内蔵する左右の演出用照明部43a、43bが設けられている。
上部パネル部4の上部には、高輝度発光ダイオード等のランプ類を内蔵する演出用照明部43cと、ゲームに係る効果音を発生させるスピーカを内蔵する演出用放音部44a、44bが配置されている。
スロットマシン1は、ゲームの進行に応じて上述した演出用照明部43a、43b、43c等が点灯又は点滅することで、ゲームにおける視覚的な演出効果を高めるように形成されている。
また、演出用放音部44a、44bの間には、透明な硬質プラスチック板46が嵌め込まれて形成された第2の表示窓45が配置されている。
図1において、操作部7の上面右側にはメダル投入ガイド71が設けられている。メダル投入ガイド71はメダルを投入するためのメダル投入口72を有する。また、当該上面の左側には、押しボタンスイッチである2個のベットボタン73、74が設けられている。
ベットボタン73、74はスロットマシン1の1ゲームに賭けるメダルの枚数を提示するためのボタンスイッチである。本スロットマシン1においては、ゲームを開始する際に、ベットボタン73が押圧操作されることで、貯留されているメダルから1枚のメダルがゲームに対して賭けられる。同様に、ベットボタン74が押圧操作されることで3枚の当該ゲームにメダルが賭けられる。なお、ベットボタン74は、最大枚数のメダルを賭けることから、特に「マックスベットボタン」と呼ばれている。
操作部7の前面を構成する前面パネル70の左側部には、リール101a、101b、101cの回転開始を指示するためのスタートレバー75が設けられている。
また、操作部7の中央には、各リール101a、101b、101cの回転停止をそれぞれ指示するためのストップボタン76a、76b、76cが各リールの配列に対応して並設されている。
さらに、操作部7の前面の左隅には、ゲームに賭けられたメダルをキャンセルして払い出させることを指示すると共に、後述するメダルクレジット手段126(図4参照)が内部貯留したメダルを精算して払い出させることを指示するための精算ボタン77が設けられている。
操作部7の前面右側には、前扉用シリンダ錠78が設けられている。前扉用シリンダ錠78には、前扉3を開錠するための鍵が挿入される鍵穴79が設けられている。スロットマシン1の管理者等が鍵穴79に所定の扉キーを挿入して開錠操作すると、蝶番機構によって本体筐体2に取付けられている前扉3を前方へ開くことができ、また前扉3を本体筐体2側に閉じると、自動的にこれらを施錠するようになっている。
下部パネル部5には、スロットマシン1のモデルタイプを遊技者へ認識させる等のため、登場キャラクターの絵などを表示する表示パネル51が設けられている。
下部パネル部5の下側に配置されたメダル受皿部6には、入賞時にメダルを排出するメダル払出口61と、払い出されたメダルを貯留するメダル受皿62と、演出効果音を発生させるスピーカを内蔵する左右の演出用放音部63a、63bとが配置されている。
次に、図3を参照して、本体筐体2の内部構造と前扉3の裏面構造とを説明する。
本体筐体2は、上面を構成する上面板11と、底面を構成する底面板12と、左右側面を構成する左右の側面板13、14と、後面を構成する背面板15で構成されている。本体筐体2は、前方に開口8を有している。開口8内となる左の側面板13の内側面の上部には、前後のブラケット部材81、82(図8参照)を介して硬質プラスチックの基板ケース80に収納された主制御基板20が取付けられている。主制御基板20は、スロットマシン1の全体動作を集中制御するCPU(マイコン)を備えている。更に、左の側面板13の内側面の主制御基板20の下方には、上下のブラケット部材91、92(図8参照)を介して電気回路基板で形成され硬質プラスチックの基板ケース90に収納されたサブ制御基板40が取付けられている。
主制御基板20及びサブ制御基板40は、スロットマシン1の作動を制御する制御基板である。
本体筐体2内の中央には、リール101a、101b、101cを備えるリールユニット100が設けられている。リールユニット100は、前扉3が本体筐体2側に閉じられると前扉3の第1の表示窓42にリール101a、101b、101cが対向するように、所定フレームに位置決めされて取付けられている。なお、各リール101a、101b、101cは、それぞれに内蔵されたステッピングモータによって回転駆動される。
また、リールユニット100の上部には、各リールを回転駆動する上記ステッピングモータへ4相の駆動パルス信号を送出する回胴装置基板110が取付けられており、主制御基板20が回胴装置基板110に回胴駆動(励磁)パルスデータを送出することで、各リールの回転と制動及び停止の制御を行っている。
前記本体筐体2の背面板15におけるリールユニット100の後方の位置には、第1の後側光通過部161が配置している。前記背面板15の第1の後側光通過部161から所定間隔を置いた上側には第2の後側光通過部162が設けられている。一方、前記本体筐体2の内部におけるリールユニット100の上方には、枠部材171が設けられている。枠部材171は上下左右の側壁を一体形成したものであり、第2の後側光通過部162の前方に配置している。
リールユニット100の下方には、ホッパ装置21と、ホッパ装置21から溢れたメダルを収容するための補助貯留部23と、電源ユニット24が設けられている。電源ユニット24の内部の右側には、いわゆる配電盤に相当する電源基板25が設けられている。
電源ユニット24は、ハーネスを介してホッパ装置21及び主制御基板20等の電気部品と電気的に接続する。電源ユニット24は、前記本体筐体2の壁面に形成された貫通孔27に挿通された電源コード28を介して本体筐体2の外部から電力が供給され、供給された電力から所定の電圧値の電力を生成してホッパ装置21及び主制御基板20等の電気部品に供給する。ホッパ装置21の前面には、メダルを排出するメダル排出口22が設けられている。
更に、本体筐体2の上部右側の内壁に、遊技場に設置されている「ホールコンピュータ」と呼ばれる管理用コンピュータと接続可能な外部集中端子基板26が取付けられている。
一方、前扉3の裏面側の左辺近傍及び右辺近傍上部には、発光駆動部30a、30bが配置されている。発光駆動部30a、30bは、前扉3の裏面側上部には、発光駆動部30cが配置されている。発光駆動部30a、30b、30cは、上述の演出用照明部43a、43b、43c(図1参照)の光源である高輝度の発光ダイオードが複数配列され、この発光ダイオードを発光駆動する駆動回路が実装されている。
また、前扉3の裏面側上部には、上述の演出用放音部44a、44bに対向してスピーカ32a、32bが取付けられている。また、スピーカ32a、32bの間には、第2の表示窓45が設けられている。
第2の表示窓45の下方には、リール101a、101b、101cの前側を目視させるための透明な第1の表示窓42が形成されたパネル板47が配置され、第1の表示窓42の下方には、前面側のスタートレバー75(図1参照)及びストップボタン76a、76b、76c(図1参照)等の操作スイッチ類の出力信号を主制御基板20へ転送する中継基板として機能する中央表示基板33が設けられている。
中央表示基板33の下方には、メダル選別装置34が取付けられている。メダル選別装置34は、メダル投入ガイド71に投入されたメダルの適否を判別し振り分ける装置である。また、メダル選別装置34はメダルセンサを内蔵しており、ゲームの待機状態等において正規のメダルが投入され、メダルセンサがこのメダルを検出することによって、メダル投入の受け付けを示す信号を主制御基板20へ送出する。
メダル選別装置34の装置本体の下方には、メダル選別装置34によって振り分けられた正規のメダルを本体筐体2内に設けられているホッパ装置21へ案内するガイド部材35と、メダル選別装置34により排除されたメダル(又は異物)をメダル払出口61へ案内するガイド部材36が設けられている。また、前扉3の裏面側下部には、ホッパ装置21のメダル排出口22から排出されたメダルをメダル払出口61へ案内するガイド部材37が設けられている。更に、メダル払出口61に隣接して、上述した演出用放音部63a、63bに対向するスピーカ38a、38bが取付けられている。
なお、スロットマシン1全体の動作は、本体筐体2側に設けられている主制御基板20によって統括制御されており、同様に本体筐体2側に設けられているサブ制御基板40は、演出用放音部44a、44b、63a、63bのスピーカ32a、32b、38a、38bを使った演出効果音制御など、ゲームの演出に係る制御を主に行っている。
次に、図4のブロック図を参照して、スロットマシン1に設けられている制御システムについて説明する。
図4において、主制御基板20は、CPU120と、記憶部121とを主要構成として備えている。
記憶部121は、ROM、RAM等の半導体メモリによって構成され、主要構成としてプログラムROM122と制御RAM123を有している。記憶部121のプログラムROM122には、スロットマシンゲーム用のシステムプログラム124が予め記憶されている。主制御基板20は、記憶部121のプログラムROM122に記憶されたシステムプログラム124に従ってCPU120が演算処理を実行することで、スロットマシン1全体の動作を統括制御している。
また、記憶部121の制御RAM123にはメダルクレジット手段126が設けられている。メダルクレジット手段126はスロットマシン1が内部貯留するメダルの数であるクレジットをメモリに記憶する。
また、主制御基板20には、ベットボタン73、74、スタートレバー75、ストップボタン76a、76b、76c、精算ボタン77等の操作スイッチ類が誤動作防止用の入力回路を介して接続されると共に、メダル選別装置34のメダルセンサ131、サブ制御基板40、数値情報表示部151、152を駆動する表示部駆動回路153等がハーネスを介して接続されている。
また、主制御基板20には、電源基板25を介して、メダル払出装置であるホッパ装置21が電気的に接続されている。
主制御基板20は、前記操作スイッチ類やメダル選別装置34のメダルセンサ131からの出力信号によりゲームに係る操作を検出する。
また、主制御基板20は、動作モードがメダルベット待機状態となっている場合において、メダルセンサ131がメダルを検出した場合、検出したメダルをゲームの賭数に加算する。
また、主制御基板20は、動作モードがメダルクレジット入力待機状態となっている場合において、メダルセンサ131がメダルを検出した場合、検出したメダルをメダルクレジット手段126のクレジットに加算する。ここで、メダルベット待機状態とは、1つのゲームが終了した後、当該ゲームにメダルが賭けられるのを待機している状態のことを示している。メダルクレジット入力待機状態とは、当該ゲームにメダルが賭けられた後、メダルクレジット手段126の前記クレジット数が最大値(50)になるまでの状態のことを示している。
リール101a、101b、101cには、それぞれステッピングモータ102a、102b、102c、基準位置センサ103a、103b、103cが設けられている。また、リール101a、101b、101cには、前側のバックライト104a、104b、104cがそれぞれ設けられると共に、後側のバックライト105a、105b、105cがそれぞれ設けられている。
主制御基板20は、各リール101a、101b、101cに設けられる基準位置センサ103a、103b、103cの検出信号を入力し、各リールの基準となる回転位置を把握しながら、回胴装置基板110に所定の回胴駆動パルスデータを送出する。回胴装置基板110は、主制御基板20からの回胴駆動パルスデータに従って各ステッピングモータ102a、102b、102cを回転駆動することで、各リール101a、101b、101cの回転及び停止の動作制御を行っている。
サブ制御基板40は、主制御基板20からのコマンドーデータに基づいてバックライト104a、104b、104c、105a、105b、105cの発光制御を行う制御信号を回胴装置基板110に供給する。
また、主制御基板20は、入賞が確定した場合等において、電源装置25を介してホッパ装置21を制御することで、所定数のメダルをメダル受皿62に払い出す。
さらに、主制御基板20は、精算ボタン77が操作された場合、ゲームに賭けられたメダルをキャンセルしてホッパ装置21に払い出させると共に、メダルクレジット手段126(図4参照)が内部貯留したメダルを精算してホッパ装置21に精算前のクレジット数のメダルを払い出させる。
サブ制御基板40は、主制御基板20からのコマンドデータに基づいて演出用照明部43a、43b、43c(図1参照)、演出用放音部44a、44b、63a、63b(図1参照)のスピーカ32a、32b、38a、38b等の演出装置50を制御駆動することで、遊技者の視覚や聴覚に訴える演出をゲームの進行に応じて行っている。また、サブ制御基板40は、主制御基板20からのコマンドデータに基づいて照明ユニット203の照明ランプ231を発光させる。
一方、主制御基板20の記憶部121のプログラムROM122には、入賞抽選テーブル125が記憶されている。また、記憶部121の制御RAM123には、内部当選した入賞役に対応するフラグを記憶する内部抽選フラグ記憶領域127が設定されている。
さらに、記憶部121の制御RAM123、前記入賞役を抽選する抽選確率の設定を記憶する設定記憶領域128が設定されている。
また、主制御基板20には、乱数値のデータを発生する乱数発生装置129がCPU120に接続した状態で設けられている。
CPU120は、スタートレバー75の操作を検出することを契機に乱数発生装置129から乱数値を取得し、設定記憶領域128に記憶された設定に対応する入賞抽選テーブル125を参照することで、得られた乱数値に割り当てられた入賞役またはハズレを抽選する。そして、CPU120は、乱数値に対応する入賞役が存在すると、それを当該ゲームの入賞役として抽選結果を当選にし、記憶部121の内部抽選フラグ記憶領域127における当選した入賞役のフラグをオンにする。ここでは、かかる入賞役の抽選方法を「内部抽選」と呼んでいる。
次に、スロットマシン1におけるゲーム動作の概要を説明する。
スロットマシン1は、先のゲームにおいて入賞しメダルの配当が完了した時、又は先のゲームにおいてハズレが確定すると待機状態となる。この待機状態においては、当該状態を遊技者に示唆すると共にゲーム操作を促す待機モードの演出が第2の表示窓45等によって行われる。次に、遊技者がメダル投入ガイド71にメダルを投入し、もしくは、何れかのベットボタン73、74を押圧操作することで、スロットマシン1は、内部に貯留したメダル(クレジット)から当該ゲームに所定枚数のメダルが賭けられゲームを準備する。
ゲーム準備の状態でスタートレバー75が傾動操作されゲームが開始されると、主制御基板20は、3個のリール101a、101b、101cを一斉に回転させ始めると共に、上述した内部抽選を実行する。内部抽選の結果は、内部抽選フラグ記憶領域127に記憶される。
次に、遊技者により何れかのストップボタン76a、76b、76cが押圧操作されることで、リール101a、101b、101cが停止し、主制御基板20は、停止した各リールが表示する図柄と上述の内部抽選フラグ記憶領域127に記憶された内部抽選の入賞役に係る図柄の組合せとが一致しているかどうか判定する。
これら図柄の組合せが一致し役への入賞が確定すると、スロットマシン1は、主制御基板20によりメダルクレジット手段126の制御を行い、内部貯留しているメダルのクレジット数が所定の数になるまで、当該役の種類に応じて予め決められた配当数のメダルをクレジット数に加算する。さらに、スロットマシン1は、前記配当数と前記クレジット数の加算結果が前記所定の数を超過すると、この超過した数のメダルをメダル受皿62へ払い出す。
以下、前記本体筐体2の内部におけるリールユニット100の取付構造を詳細に説明する。
図5において、前記本体筐体2の内部における上下の中間部の前寄りには、板状の取付台501がネジ止め固定されている。
取付台501は、金属板を折り曲げて形成したものであり、横長の板状部511を基本構造としている。板状部511の左右両側は、上方に折り曲げられ、ネジ取付部512、513が形成されている。板状部511の前方は、下方に折り曲げられ、ネジ止め部514が形成されている。板状部の後方は、上方に折り曲げられ、壁部515が形成されている。
ネジ取付部512、513は、前記本体筐体2の左右の内壁にネジ止め固定される。
取付台501の板状部511は、リールユニット100を載置する。この状態で、取付台501のネジ止め部514には、リールユニット100のフレーム301の前面下方に形成された板状部303がネジ510によりネジ止め固定される。
次に、図6を参照して、本体筐体2の裏面構造を詳細に説明する。
図6において、本体筐体2の背面板15における上下の中間部には、第1の後側光通過部161が形成されている。第1の後側光通過部161は、横長の四辺形の開口部163に透明な硬質プラスチック板165を嵌め込んだものである。第1の後側光通過部161は、図1に示すリール101a、101b、101cの後方に位置に配置して当該リール101a、101b、101cの後側からの光を前記本体筐体2の外側後方へ通過させる。
図6において、背面板15の第1の後側光通過部161から所定間隔の不透明部170を介して上側には、第2の後側光通過部162が設けられている。第2の後側光通過部162は、横長の四辺形の開口部164に透明な硬質プラスチック板166を嵌め込んだものである。
背面板15の左下コーナー近傍には、後述の電源ユニット24の後方を露出させる電源ユニット露出口16が板面を貫通して形成されている。また、背面板15には、筐体2の内部を冷却するための複数の通気孔17、17…と前述した電源コード28を挿通するための貫通孔27が形成されている。
また、前記不透明部170の左右には、本体筐体2に反射鏡ユニット10を固定する場合に用いられるネジ挿通孔167、168が形成されている。背面板15における左側のネジ挿通孔167より右側の位置には、後述の電源ケーブル550(図7参照)が挿入される貫通孔169が形成されている。
以下、反射鏡ユニット10について詳細に説明する。
図5において、反射鏡ユニット10は、外付け筐体200と、第1及び第2の反射鏡201と、照明ユニット203とから構成される。
外付け筐体200は、上面を構成する上面板211と、底面を構成する底面板212と、左右側面を構成する左右の側面板213、214と、後面を構成する背面板215で構成され、前方に開口210を有している。
外付け筐体200は、上下方向が本体筐体2の半分程度のサイズで形成されている。反射鏡ユニット10は、外付け筐体200の上面を本体筐体2と上面を揃え、外付け筐体200の開口210の下側部を前記第1の後側光通過部に対向させた状態で、ネジ181、182により本体筐体2の内側からネジ止め固定される。
外付け筐体200の底面板212の上面における前辺近傍には、第1の反射鏡201の一方の長辺を係止する溝部516が形成されている。前記外付け筐体200の背面板215の筐体内側面には、第1の反射鏡201の他方の長辺が係止する溝部517が形成されている。背面板215の筐体内側面における溝部517より上側の位置には、第2の反射鏡202の一方の長辺が係止する溝部518が形成されている。前記外付け筐体200の上面板211の下面には、第2の反射鏡202の他方の長辺が係止する溝部519が形成されている。
第1の反射鏡201は、長方形の鏡で形成されている。第1の反射鏡201の左右にはネジ取付部521、522が設けられている。
第2の反射鏡202は、長方形の鏡で形成されている。第2の反射鏡202の左右にはネジ取付部531、532が設けられている。
照明ユニット203は、細長のフレーム541の背面側に高圧放電ランプ542を設けたものである。高圧放電ランプ542は、光を拡散させるランプカバー543により覆われている。フレーム541の板状部544の左右両側は、後方に折り曲げられ、ネジ取付部545、546が形成されている。板状部544のネジ取付部545、546の近傍には、本体筐体2に外付け筐体200を固定する場合に用いられる左右のネジ孔547、548が設けられている。板状部544の左のネジ孔547より若干右側には、高圧放電ランプ542に接続する電源ケーブル550が挿入される貫通孔549が形成されている。
第1の反射鏡201は、図7乃至図10に示すように、一方の長辺が外付け筐体200の底面板212の溝部516に係止し、他方の長辺が前記外付け筐体200の背面板215の溝部517に係止した状態で、図7に示す左右のネジ取付部521、522が外付け筐体200の前記左右の側面板213、214の筐体内側面にネジ止め固定されることで、リールユニット100の後方に対応する位置に配置する。図9及び図10に示すように、第1の反射鏡201の反射面221は、前方に対して45°上方に向いた状態で配置している。
第2の反射鏡202は、図7乃至図10に示すように、一方の長辺が前記外付け筐体200の背面板215の溝部518に係止し、他方の長辺が前記外付け筐体200の上面板211の溝部519に係止した状態で、図7に示す左右のネジ取付部531、532が前記外付け筐体200の前記左右の側面板213、214の筐体内側面にネジ止め固定されることで、前記第1の反射鏡201の上方に配置する。図9及び図10に示すように、第2の反射鏡202の反射面222は、前方に対して45°下方に向いた状態で配置している。
照明ユニット203は、図7に示す左右のネジ取付部544、545が外付け筐体200の前記左右の側面板213、214の筐体内側面にネジ止め固定されることで、第1の反射鏡201と第2の反射鏡202の間の位置に配置する。照明ユニット203は、図9及び図10に示すように、前記外付け筐体200内で高圧放電ランプ542及びランプカバー543が後方に向いた状態で配置している。
以下、本体筐体2に対する外付け筐体200の取付方法について詳細に説明する。
本体筐体2に対して外付け筐体200を取り付ける場合、まず、作業者は、図7に示す照明ユニット203の貫通孔549から延出する電源ケーブル550を図6に示す背面板15の後ろ側から貫通孔169に挿入する。
次に、作業者は、貫通孔16から本体筐体2の内部を挿入した電源ケーブル550のコネクタを本体筐体2内のサブ制御基板40に接続する。
次に、作業者は、図5に示すネジ181、182のネジ部を本体筐体2の開口8側から図6に示すネジ挿通孔167、168に挿入し、図7に示す外付け筐体200に取付けられた照明ユニット203の左右のネジ孔547、548に螺入してネジ181、182を締めつけことで、図8及び図10に示すように本体筐体2に外付け筐体200を固定する。
図10に示す状態で、照明ユニット203は、照明光L0を発光し、この照明光L0を第1の反射鏡201に反射させ、第1の後側光通過部161の硬質プラスチック板165を透過させることでリールユニット100の後側の照明を行う。
以下、図11及び図12を用いてリールユニット100を詳細に説明する。
図11において、リールユニット100は、樹脂及び金属製の板材を組合せて箱状に形成したフレーム301内に、各リール101a、101b、101cの回転軸が水平方向の横一線上に位置するように各リール装置300a、300b、300cが固定されて組み立てられている。なお、リールユニット100のフレーム301の一部である天板部302には、各リール101a、101b、101cの回転駆動源としてのステッピングモータへ例えば4相の駆動パルス信号を供給する回胴装置基板110が設けられている。
以下、3個のリール装置の内の一つとなるリール装置300aについて詳細に説明する。
図12において、リール装置300aは、円筒状の回転体の外周に複数(本実施例では21個)の図柄601、602、603、604、605…を配置したリール101aと、リール101aを回転駆動する回転モータとしてのステッピングモータ102aと、3個のバックライト用発光ダイオード311、312、313を縦に配列した前側のバックライト104aと、3個のバックライト用発光ダイオード321、322、323を縦に配列した後側のバックライト105aと、フォトセンサからなる基準位置センサ103aと、これらが取付けられる金属製のベース板106とから主に構成されている。
リール101aは、ステッピングモータ102aの駆動軸331aが嵌着される軸穴を有するハブ部332と、ハブ部332を中心に放射状に延びる複数本のスポーク部333と、スポーク部333の先端部分に接続されハブ部332の中心から同心円状に形成された環状の外リング部334と、この外リング部334と同一の径寸法を有し、複数カ所の連結部335を介して所定の間隔をおいて平行に位置する環状の内リング部336と、一つのスポーク部333から内側に向けて延びる舌片状の遮光片337とを有し、これらを骨組み体とする円筒状の回転体338が樹脂材料を用いた例えば射出成形により一体的に形成されている。また、回転体338の円筒外周に、複数の識別図柄が印刷された帯状のリールテープ339が巻回され、無端状となって外リング部334と内リング部336の端面に接着されている。
ベース板106にボルト等で固定されたステッピングモータ102aの駆動軸331aには、リール101aのハブ部332に形成された軸穴が嵌合し固定されることで、リール101aがこの駆動軸331aと一体的に回転するよう取付けられている。ステッピングモータ102aは、リールユニット100の天板部に設けられた回胴装置基板110(図11参照)から送出される4相の駆動パルス信号に従って回転動作する。すなわち、主制御基板20が所定の遊技操作に応じて回胴制御信号としてのパルスデータを回胴装置基板110へ出力し、回胴装置基板110がそのパルスデータを相変換して電流増幅した駆動パルス信号をステッピングモータ102aに送出することにより、それぞれに接続されたリール101aの回転及び停止の制御が行われるように構成されている。
ブラケット部材107を介してベース板106に取付けられるバックライト104aには、例えば白色電球またはLED等からなる3個のバックライト用発光ダイオード311、312、313が下から上に並べて設けられている。バックライト104aはリール101aの内側の前方に若干斜め上を向いた状態で収容され、各バックライト用発光ダイオード311、312、313が前方の若干上側に位置するリールテープ339の裏面を照射することにより、リールテープ339に描かれた複数(本実施例では21個)の図柄601、602、603…の内、前方の第1の表示窓42に対向する縦3個の図柄を明るく表示するように構成されている。
ブラケット部材107を介してベース板106に取付けられるバックライト105aには、例えば白色電球またはLED等からなる3個のバックライト用発光ダイオード321、322、323が下から上に並べて設けられている。バックライト105aはリール101aの内側の後方に若干斜め上を向いた状態で収容され、各バックライト用発光ダイオード321、322、323が後方の若干上側に位置するリールテープ339の裏面を照射することにより、リールテープ339に描かれた複数(本実施例では21個)の図柄601、602、603…の内、第1の反射鏡202に対向する縦3個の図柄を明るく表示するように構成されている。
また、バックライト用発光ダイオード311、312、313、321、322、323は回胴装置基板110に電気的に接続しており、遊技の進行または選択された演出パターンに応じて回胴装置基板110がバックライト用発光ダイオード311、312、313、321、322、323に駆動電流を出力し、点灯または点滅の制御を行うように構成されている。
また、リール装置300aは、ブラケット部材107を介して基準位置センサ103aがベース板106に取付けられており、リール101aが一回転する毎に一つのスポーク部333に形成された遮光片337が基準位置センサ103aを遮光してオン作動させる。基準位置センサ103aは、回胴装置基板110を介して主制御基板20と電気的に接続され、その検出信号が主制御基板20に入力されるようになっている。すなわち、主制御基板20は、遮光片337が基準位置センサ103aをオン作動させる位置をリール101aの基準位置として検出し、出力したパルスデータと照合しながらリール101aの回転位置を常時正確に把握して回転制御を行っている。
なお、リール101aを停止させるときには、主制御基板20はステッピングモータ102aに対し、加速及び定速駆動の際に行われるフィードバックを伴ったパルス制御をせず、4相の駆動パルス信号を全て電流供給状態にして強制停止している。このため、強制停止時のリール101aの制動量(時間・距離)は、ステッピングモータの制動トルクと、リール101aの質量(慣性モーメント)とに主に依存し、目的とする停止位置にリールを停止させる制動開始のタイミングが予め主制御基板20内に設定されている。
ベース板106の上下の端部には、前部に摘みを有する弾性係止具108、108が設けられ、リール装置300aをリールユニット100のフレーム301に係止してその内部に収容固定するようにしている。なお、ベース板106の前方に取付けられた扇状のカバー部材109は、リールユニット100をスロットマシン1の表示窓42側から見た場合に、隣接するリール110との隙間から当該リール装置300aの内部機構が見えないようにするために設けられている。
リール装置300b、300cについても、リール装置300aと同様の構造になっている。
以上の構成及び動作を纏めて説明すると、図5おいて、外付け筐体200は、前方に開口210を有し、この開口210の下側部を前記第1の後側光通過部161に対向させた状態で前記本体筐体2の後面に取付けられる。
図10において、外付け筐体200の照明ユニット203は、前記リール101a、101b、101c(図11参照)の後側に対して照明光L0を照射する照明手段になっている。照明光L0は前記リール101a、101b、101c(図11参照)を反射してリール101a、101b、101cの後側からの光L1になる。
前記リール101a、101b、101c(図11参照)の図柄601、602、603…(図12参照)は透光性を有している。
図11において、前記リール101a、101b、101cの内側には、前記リール101a、101b、101cの前側に来る図柄の裏側に光を照射しする前側のバックライト104a、104b、104c(図4及び図12参照)を設けると共に、前記リール101a、101b、101c(図4及び図12参照)の後側に来る図柄の裏側に光を照射しする後側のバックライト105a105b、105c(図4及び図12参照)を設けている。
前側のバックライト104a、104b、104cの光は前記リール101a、101b、101cの後側に来る図柄を透過して前記リール101a、101b、101cの前側からの光L2(図10参照)になる。バックライト105a、105b、105cの光は前記リール101a、101b、101cの後側に来る図柄を透過して前記リール101a、101b、101cの後側からの光L1(図10参照)になる。
図10において、第1の反射鏡201は、前記外付け筐体200の内部に配置し、前記外付け筐体200が前記本体筐体2の後面に取付けられた状態で前記第1の後側光通過部161からの光L1を上方に反射させる。
第2の反射鏡202は、前記外付け筐体200の内部における前記第1の反射鏡201の上方に配置し、当該第1の反射鏡201からの光を前方に反射させる。
第2の後側光通過部162は、前記外付け筐体200が前記本体筐体2の後面に取付けられた状態で前記外付け筐体200の開口の上側部に対向する前記本体筐体2の後面の位置に設けられ、前記第1及び第2の反射鏡201、202から反射した光を前記本体筐体2の内側前方へ通過させる。前記第1及び第2の反射鏡201、202から反射し第2の後側光通過部162を通過した光は、枠部材171の内側を通って第2のリール表示窓45に向かう。
前記第1及び第2の後側光通過部161、162は、透光性を有する透光板の硬質プラスチック板165、166で形成されており、当該硬質プラスチック板165、166により前記本体筐体2の外部から内部への進入を禁止している。
第1のリール表示窓42は、前記前扉3に設けられ、前記前扉3が前記本体筐体の前記開口を閉塞した状態で前記リールの前方に配置して当該リールの前側を視認可能にする。
第2のリール表示窓45は、前記前扉3の前記第1のリール表示窓42より上側の位置に設けられ、前記前扉3が前記本体筐体の前記開口を閉塞した状態で第2の後側光通過部162を通過した光を視認可能にする。
ここで、リール101a、101b、101cの後側では、図柄の上下が逆になるが、図2に示す第2のリール表示窓45に表示されるリール101a、101b、101cの反射像101a1、101b1、101c1の図柄(例えば反射像101a1の図柄609、610、611)は、前記第1及び第2の反射鏡201、202による反射により上下が正方向になる。
また、リール101a、101b、101cが左側から見て時計回りの方向に回転した場合、第1のリール表示窓42に表示されるリール101a、101b、101cの図柄は、上から下に移動し、第2のリール表示窓45に表示される反射像101a1、101b1、101c1の図柄も、上から下に移動する。
図1乃至図12に示した実施形態によれば、第1の後側光通過部161を通過し第1及び第2の反射鏡201、202を反射し第1の後側光通過部161を通過したリールの後側からの光を第2のリール表示窓から視認できるので、製造コストをあまり増大させることなく演出の趣向性を向上させると共に、第2のリール表示窓から見えるリールの後側の図柄を目押しの基準にすることで、リールの目押しを行う場合のタイミング調整を容易にすることができる。
また、図1乃至図12に示した実施形態では、前記リール101a、101b、101cの後側に対して照明光を照射する照明手段を更に備えることで、照明手段により照明された前記リール101a、101b、101cを第2のリール表示窓45から明確に視認できる。
また、図1乃至図12に示した実施形態によれば、バックライト105a、105b、105cの光が前記リール101a、101b、101cの後側に来る図柄を透過することで、前記リール101a、101b、101cの後側に来る図柄が光った状態で第2のリール表示窓45から明確に視認できる。
ここで、特定の図柄による入賞でリプレイタイム等の遊技者が有利となる状態が終了するタイプがスロットマシンでは、特定の図柄を後ろ側で揃えることで、容易にリプレイタイムを継続させることができる。このようなタイプのスロットマシンでは、図1乃至図12に示した実施形態の構成を採用した場合、第2のリール表示窓45から見える前記リール101a、101b、101cの反射像101a1、101b1、101c1を見ることで、特定の図柄を前記リール101a、101b、101cの後側で容易に揃えることが出来る。
さらに、図1乃至図12に示した実施形態によれば、前記第1及び第2の後側光通過部161、162は、硬質プラスチック板165、166により本体筐体2の外部から内部への進入を禁止しているので、本体筐体2から外付け筐体200を外した状態でも、遊技施設の関係者が誤って本体筐体2の外部から内部へ手や器物を入れたり、不正を行う者が本体筐体2の外部から内部へ手や不正器具を入れたりするのを防止できる。これにより、本実施形態のスロットマシン1は、本体筐体2から外付け筐体200を外した状態でも遊技機として稼働させることができる。また、本実施形態のスロットマシン1は、前記本体筐体2から外付け筐体200を外して他の演出装置を前記第2の後側光通過部162の後側に取り付け、第2の後側光通過部162及び第2のリール表示窓45を介して他の演出装置を遊技者に視認させることも可能である。この場合、他の演出装置としては、例えば液晶表示装置、ランプ、電動モータで動く人形等が適用可能ある。
また、本実施形態の変形例として、リーチ目またはチャンス目が成立した場合、リーチ目またはチャンス目の図柄の組合せとして目立つ図柄の配列を前記リール101a、101b、101cの後側で揃えるように主制御基板20が制御を行い、目立つ図柄の配列を第2のリール表示窓45から視認できるように構成してもよい。
この場合の例としては、例えば第2のリール表示窓45において、7の図柄を左リール101aの反射像101a1の上段、中リール101bの反射像101b1の下段、右リール101cの反射像101c1の上段に揃えること等が考えられる。
尚、チャンス目とは、それなりの確率でボーナスにつながるかまたはアシストタイム(AT)等の抽選を受けられる停止図柄の組合せのことである。リーチ目とは、ボーナスに内部当選し、なおかつ、ストップボタンを所定の操作タイミング操作した場合のボーナス図柄を揃えられるにもかかわらず、ストップボタンの操作タイミングが前記所定のタイミングから外れてずれてボーナス図柄が揃なかった状態でのみ現れる停止図柄の組合せのことである。
尚、図1乃至図12に示した実施形態では、本発明を遊技媒体としてメダルを用いるスロットマシンに適用したが、遊技媒体としてパチンコ球を用いるパロット等、他の遊技機に適用してもよい。
図1は、本発明の一実施形態によるスロットマシンの外観構造を表した斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態によるスロットマシンの外観構造を表した正面図である。 図3は、本発明の一実施形態によるスロットマシンの内部構造を表した図である。 図4は、本発明の一実施形態によるスロットマシンの制御システムを表したブロック図である。 図5は、本発明の一実施形態による本体筐体、反射鏡ユニット及びその収納物の分解斜視図である。 図6は、本発明の一実施形態による反射鏡ユニットを外した状態の本体筐体の背面図である。 図7は、本発明の一実施形態による反射鏡ユニットの斜視図である。 図8は、本発明の一実施形態による本体筐体にリールユニットを取付けた状態の斜視図である。 図9は、本発明の一実施形態による本体筐体から反射鏡ユニットを外した状態のスロットマシンの右側から見た断面図である。 図10は、本発明の一実施形態による組み立てた状態のスロットマシンの右側から見た断面図である。 図11は、本発明の一実施形態によるリールユニットの外観構造を表した斜視図である。 図12は、本発明の一実施形態によるリールユニットを構成する一つのリール装置の構造を表した分解斜視図である。
符号の説明
1…スロットマシン、2…本体筐体、3…前扉、
4…上部パネル部、5…下部パネル部、6…メダル受皿部、
7…操作部、8…開口、10…反射鏡ユニット、
20…主制御基板、21…ホッパ装置、
22…メダル排出口、23…補助貯留部、24…電源ユニット、
25…電源基板、26…外部集中端子基板、27…貫通孔、
28…電源コード、30a、30b、30c…発光駆動部、
32a、32b…スピーカ、33…中央表示基板、
34…メダル選別装置、35…ガイド部材、
36…ガイド部材、37…ガイド部材、38a、38b…スピーカ、
40…サブ制御基板、41…パネル面、
42…表示窓、43a、43b、43c…演出用照明部、
44a、44b…演出用放音部、46…液晶表示装置、
45…表示窓、47…パネル板、50…演出装置、
51…表示パネル、61…メダル払出口、62…メダル受皿、
63a、63b…左右の演出用放音部、70…前面パネル、
71…メダル投入ガイド、72…メダル投入口、
73、74…ベットボタン、75…スタートレバー、
76a、76b、76c…ストップボタン、
77…精算ボタン、78…前扉用シリンダ錠、79…鍵穴、
81、82…ブラケット部材、80、90…基板ケース、
100…リールユニット、101a、101b、101c…リール、
101a1、101b1、101c1…反射像、
103a、103b、103c…基準位置センサ、
104a、104b、104c…バックライト、
105a、105b、105c…バックライト、
106…ベース板、107…ブラケット部材、108…弾性係止具、
109…カバー部材、110…回胴装置基板、120…CPU、
121…記憶部、122…プログラムROM、123…制御RAM、
124…システムプログラム、125…入賞抽選テーブル、
126…メダルクレジット手段、127…内部抽選フラグ記憶領域、
128…設定記憶領域、129…乱数発生装置、131…メダルセンサ、
151、152…数値情報表示部、153…表示部駆動回路、
161…第1の後側光通過部、162…第2の後側光通過部、
163、164…開口部、165、166…硬質プラスチック板、
167、168…ネジ挿通孔、169…貫通孔、170…不透明部、
181、182…ネジ、201…第1の反射鏡、202…第2の反射鏡、
203…照明ユニット、210…開口、211…上面板、
212…底面板、213、214…側面板、215…背面板、
300a、300b、300c…リール装置、301…フレーム、
302…天板部、303…板状部、
311、312、313…バックライト用発光ダイオード、
321、322、323…バックライト用発光ダイオード、
331a…駆動軸、332…ハブ部、333…スポーク部、
334…外リング部、335…連結部、336…内リング部、
337…遮光片、338…回転体、339…リールテープ、
501…取付台、510…ネジ、511…板状部、
512、513…ネジ取付部、514…ネジ止め部、515…壁部、
516、517、518、519…溝部、521、522…ネジ取付部、
531、532…ネジ取付部、541…フレーム、
542…高圧放電ランプ、543…ランプカバー、
545、546…ネジ取付部、547、548…ネジ孔、
549…貫通孔、601、602、603、604、605…図柄、
609、610、611…図柄

Claims (4)

  1. 前方に開口を有する本体筐体と、前記本体筐体の内部に配置され、外周面に複数種類の図柄が描かれたリールと、前記本体筐体に対して回動可能に取付けられることで前記本体筐体の前記開口を閉塞させる前扉とを備える遊技機であって、
    前記本体筐体の後面における前記リールの後方の位置に配置して当該リールの後側からの光を前記本体筐体の外側後方へ通過させる第1の後側光通過部と、
    前方に開口を有し、当該開口の下側部を前記第1の後側光通過部に対向させた状態で前記本体筐体の後面に取付けられる外付け筐体と、
    前記外付け筐体の内部に配置し、前記外付け筐体が前記本体筐体の後面に取付けられた状態で前記第1の後側光通過部からの光を上方に反射させる第1の反射鏡と、
    前記外付け筐体の内部における前記第1の反射鏡の上方に配置し、当該第1の反射鏡からの光を前方に反射させる第2の反射鏡と、
    前記外付け筐体が前記本体筐体の後面に取付けられた状態で前記外付け筐体の前記開口の上側部に対向する前記本体筐体の後面の位置に設けられ、前記第2の反射鏡から反射した光を前記本体筐体の内側前方へ通過させる第2の後側光通過部と、
    前記前扉に設けられ、当該前扉が前記本体筐体の前記開口を閉塞した状態で前記リールの前方に配置して当該リールの前側を視認可能にする第1のリール表示窓と、
    前記前扉の前記第1のリール表示窓より上側の位置に設けられ、当該前扉が前記本体筐体の前記開口を閉塞した状態で前記第2の後側光通過部を通過した光を視認可能にする第2のリール表示窓と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記リールの後側に対して照明光を照射する照明手段を前記外付け筐体に設けたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記リールの図柄は透光性を有し、前記リールの内側には前記リールの後側に来る図柄の裏側に光を照射しするバックライトを設け、当該バックライトの光は前記リールの後側に来る図柄を透過して前記リールの後側からの光になることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記第1及び第2の後側光通過部は、透光性を有する透光板で形成されており、当該透光板により前記本体筐体の外部から内部への進入を禁止していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載の遊技機。
JP2007245549A 2007-09-21 2007-09-21 遊技機 Withdrawn JP2009072435A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007245549A JP2009072435A (ja) 2007-09-21 2007-09-21 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007245549A JP2009072435A (ja) 2007-09-21 2007-09-21 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009072435A true JP2009072435A (ja) 2009-04-09

Family

ID=40608050

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007245549A Withdrawn JP2009072435A (ja) 2007-09-21 2007-09-21 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009072435A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019024856A (ja) * 2017-07-28 2019-02-21 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019024856A (ja) * 2017-07-28 2019-02-21 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009072436A (ja) 遊技機
JP2011103947A (ja) 遊技台
JP2007037578A (ja) 遊技機の演出装置
JP4947782B2 (ja) 演出表示装置及び遊技機
JP4618794B2 (ja) 遊技機の演出装置
JP2009172167A (ja) 演出表示装置及び遊技機
JP4780699B2 (ja) 遊技機の演出装置
JP2006326188A (ja) 回胴式遊技機
JP2007007288A (ja) 遊技機の演出装置
JP2007007315A (ja) 遊技機の演出装置
JP5327775B2 (ja) 遊技機用発光表示装置
JP4780701B2 (ja) 液晶表示演出装置
JP2010029408A (ja) 遊技機
JP2008220859A (ja) 遊技機
JP2008048918A (ja) 遊技機
JP4646033B2 (ja) 遊技機
JP2009072435A (ja) 遊技機
JP2007044185A (ja) 遊技機の照明演出装置
JP4822401B2 (ja) 遊技機の演出装置
JP2008237582A (ja) 回胴式遊技機
JP2008048756A (ja) 遊技機
JP2006000506A (ja) 回胴式遊技機
JP2009072434A (ja) 遊技機
JP2008237581A (ja) 遊技機
JP2006014842A (ja) 回胴式遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20101207