JP2009071745A - コンテンツ利用システム、コンテンツ利用方法、記録再生装置、コンテンツ提供方法およびコンテンツ提供プログラム - Google Patents

コンテンツ利用システム、コンテンツ利用方法、記録再生装置、コンテンツ提供方法およびコンテンツ提供プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】手間や時間をかけることなく、ユーザーが利用したいと考えたコンテンツデータだけを携帯端末装置において簡単かつ迅速に利用できるようにする。
【解決手段】リモコン170の転送マークキーが押下操作されると、ハードディスクレコーダ100の制御部150は、多重/分離回路111、変換処理部143、HDD130を制御し、利用しているコンテンツデータをコンテンツデータの転送先となる携帯電話端末で用いるのに適した形式の転送用のコンテンツデータに変換して、HDD130のハードディスクに記録する。携帯電話端末からの要求に応じて、一覧リスト生成部161が転送用のコンテンツデータの一覧リストを形成して携帯電話端末に提供し、目的とする転送用のコンテンツデータを迅速に転送できるようにする。
【選択図】図2

Description

この発明は、例えば、携帯電話端末や携帯型ゲーム機などの携帯端末装置を用いて、種々のコンテンツデータを利用できるようにするシステム、装置、方法、プログラムに関する。
携帯電話端末、携帯型音楽再生機、携帯型ゲーム機など、ユーザーによって持ち運ばれて利用される種々の携帯端末装置が広く利用されるようになってきている。これら携帯端末装置においては、当該携帯端末装置が通信機能を備える場合には、当該携帯端末装置が直接に、また、通信機能を備えない場合には、パーソナルコンピュータを介して、コンテンツ配信サーバにアクセスして目的とする音楽コンテンツデータなどの種々のコンテンツデータを携帯端末装置に予めダウンロードしておくことにより、当該コンテンツデータをいつでも利用することができるようにされる。
また、コンテンツ配信サーバからダウンロードするだけでなく、パーソナルコンピュータが備える記録媒体や装填するようにされた記録媒体に存在する種々のコンテンツデータについても、当該パーソナルコンピュータから携帯端末装置にダウンロードしてきて利用することも行われている。
しかしながら、多数のコンテンツデータの中から、目的とするコンテンツデータを探し出して携帯端末装置にダウンロードするには、手間や時間がかかる場合がある。このため、特許文献1には、ユーザーが好みのコンテンツデータを自動的に携帯型音楽再生装置や携帯型映像音響再生装置で利用可能にするために、携帯型音楽再生装置や携帯型映像音響再生装置においてコンテンツデータの利用履歴を取るようにし、コンテンツデータの利用履歴に応じて、ユーザーの好みに合致したコンテンツデータを自動的に携帯型音楽再生装置や携帯型音響再生装置に搭載されている記録媒体に記録して利用できるようにする技術が開示されている。
なお、上述の特許文献1は、以下の通りである。
特開2006−148284号公報
ところで、特許文献1に記載の発明の場合、携帯型音楽再生装置や携帯型映像音響再生装置でコンテンツデータを日常的に利用している場合には、非常に有効な技術である。しかしながら、コンテンツデータを携帯端末装置で利用できるようにしたいとユーザーが考えるのは、家庭などにおいて、コンテンツデータを利用している場合が多い。
例えば、テレビ放送番組を視聴していて、このコーナーは面白いから携帯端末装置でも利用できるようにしておこうとか、テレビ放送番組で重要な情報が提供された場合に、この情報は重要だからいつでも確認できるように携帯端末装置でも利用できるようにしておこうなどというよう場合である。
そして、音楽コンテンツデータの場合には、楽曲単位で利用できるようにするのが通常であるが、テレビ放送番組などの音声(Audio)と映像(Visual)とが同期を取って再生されるコンテンツデータであるいわゆるAV(Audio/Visual)コンテンツ場合には、そのAVコンテンツの全部という場合もあれば、そのAVコンテンツの特定の部分だけという場合もある。
また、ユーザーがコンテンツデータについて、携帯端末装置でも利用できるようにしておきたいと考えても、実際に利用されない場合もあることを考えると、ユーザーが端末装置でも利用できるようにしておきたいと考えたコンテンツデータの全てを携帯端末装置にダウンロードするようにしたのでは、携帯端末装置の内蔵メモリが大容量のものであっても容量不足になる可能性が高い。
以上のことにかんがみ、この発明は、手間や時間をかけることなく、ユーザーが利用したいと考えたコンテンツデータだけを携帯端末装置において簡単かつ迅速に利用できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明のコンテンツ利用システムは、
供給されるコンテンツデータを記録媒体に記録する機能と前記記録媒体に記録されたコンテンツデータを再生する機能とを備えた記録再生装置と、コンテンツデータの提供を受けてこれを再生する機能を備えた携帯端末装置とが、所定のネットワークを通じて接続されて構成されるコンテンツ利用システムであって、
前記記録再生装置は、
供給される前記コンテンツデータを出力するようにしている場合に、あるいは、前記記録媒体に記録された前記コンテンツデータを出力するようにしている場合に、転送して利用するコンテンツデータであることの指示入力を受け付ける受付手段と、
前記受付手段を通じて前記指示入力を受け付けた場合に、出力するようにしている前記コンテンツデータを、前記受付手段を通じて前記指示入力を受け付けた時点を基準とする位置から、前記携帯端末装置に転送する転送用のコンテンツデータに変換する変換手段と、
前記変換手段により変換された前記転送用のコンテンツデータを前記記録媒体に記録するようにする記録手段と、
前記記録媒体に記録される前記転送用のコンテンツデータに対して、当該コンテンツデータが転送用のものであることを示す情報を含むメタデータを生成して付加する付加手段と、
前記携帯端末装置からの転送用のコンテンツデータの一覧リストの提供要求を受信する一覧リスト提供要求受信手段と、
前記一覧リスト提供要求受信手段を通じて、前記一覧リストの提供要求を受信した場合に、前記付加手段により各転送用のコンテンツデータに付加するようにされている前記メタデータに基づいて、転送用のコンテンツデータの一覧リストを生成する一覧リスト生成手段と、
前記一覧リスト生成手段により生成された転送用のコンテンツデータの前記一覧リストを要求元の前記携帯端末装置に対して送信する一覧リスト送信手段と、
前記携帯通信端末からの転送用のコンテンツデータの提供要求を受信するコンテンツデータ提供要求受信手段と、
前記コンテンツデータ提供要求受信手段を通じて、転送用のコンテンツデータの前記提供要求を受信した場合に、前記記録媒体に記録されている要求された前記転送用のコンテンツデータを要求元の前記携帯端末装置に送信するコンテンツデータ送信手段と
を備え、
前記携帯端末装置は、
前記記録再生装置に対して、転送用のコンテンツデータの一覧リストの提供要求を送信する一覧リスト提供要求送信手段と、
前記記録再生装置から送信されてくる転送用のコンテンツデータの前記一覧リストを受信する一覧リスト受信手段と、
前記一覧リスト受信手段で受信した前記一覧リストを表示素子の表示画面に表示するように制御する表示制御手段と
前記表示制御手段の制御により、前記表示素子の表示画面に表示された転送用のコンテンツデータの前記一覧リストの中から、目的とする転送用のコンテンツデータの選択入力を受け付ける選択受付手段と、
前記選択受付手段を通じて受け付けた前記選択入力により選択された転送用のコンテンツデータの提供要求を送信するコンテンツデータ提供要求送信手段と、
前記記録再生装置から送信されてくる転送用のコンテンツデータを受信して利用できるようにするコンテンツデータ受信手段と
を備えることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明のコンテンツ利用システムによれば、記録再生装置においては、コンテンツデータを自機から出力するようにしている場合に、受付手段を通じて転送して利用するコンテンツデータであることの指示入力を受け付けると、出力するようにしている当該コンテンツデータについて、当該指示入力を受け付けた時点を基準とする位置から、変換手段により携帯端末装置に転送する転送用のコンテンツデータに変換され、これが記録手段によって記録媒体に記録される。また、この転送用のコンテンツデータに対しては、付加手段によって、転送用のものであることを示すメタデータが付加される。
そして、記録再生装置において、一覧リスト提供要求受信手段を通じて、携帯端末装置からの転送用のコンテンツデータの一覧リストの提供要求を受信すると、一覧リスト生成手段により、各転送用のコンテンツデータのメタデータに基づいて、転送用のコンテンツデータの一覧リストが生成され、これが一覧リスト送信手段を通じて要求元の携帯端末装置に送信される。
携帯端末装置においては、記録再生装置からの転送用のコンテンツデータの一覧リストを表示制御手段によって表示素子の表示画面に表示し、この表示した一覧リストから、選択受付手段を通じて目的とする転送用のコンテンツデータの選択を受け付け、この選択された転送用のコンテンツデータの提供要求を、コンテンツデータ提供要求送信手段を通じて記録再生装置に送信する。
記録再生装置においては、コンテンツデータ提供要求受信手段を通じて、携帯端末装置からのコンテンツデータの提供要求を受信すると、その要求された転送用のコンテンツデータを記録媒体から読み出して、コンテンツデータ送信手段を通じて携帯端末装置に送信する。この転送用のコンテンツデータが、携帯端末装置の受信手段を通じて受信され、利用することができるようにされる。
これにより、ユーザーが転送することを希望したコンテンツデータの部分だけを、転送先の携帯端末装置に応じて変換した転送用のコンテンツデータとして記録媒体に記憶保持するようにし、転送用のコンテンツデータの一覧リストを携帯端末装置に提供することができるようにされる。そして、携帯端末装置においては、転送用のコンテンツデータの一覧リストに基づいて、目的とする転送用のコンテンツデータを迅速に見つけ出して提供を要求し、記録再生装置から提供を受けることができるようにされる。したがって、手間や時間をかけることなく、ユーザーが利用したいと考えたコンテンツデータだけを携帯端末装置において簡単かつ迅速に利用できるようにすることができるようにされる。
また、請求項2に記載の発明のコンテンツ利用システムは、請求項1に記載のコンテンツ利用システムであって、
前記記録再生装置の前記変換手段は、前記コンテンツデータが、映像データを含む場合には、前記映像データの画サイズの送信先の携帯端末装置に応じた変換を含むことを特徴とする。
この請求項2に記載の発明のコンテンツ利用システムによれば、記録再生装置の変換手段により、コンテンツデータが映像データを含むコンテンツデータである場合には、当該映像データの画サイズが提供先の携帯端末装置に応じて変換することができるようにされる。
これにより、携帯端末装置において、画サイズの変換などを行うことなく、転送用のコンテンツデータの提供を受けて、これを利用することができるようにされる。したがって、ユーザーが携帯端末装置において利用を希望したコンテンツデータを携帯端末装置において簡単かつ迅速に利用することができるようにされる。
また、請求項3に記載の発明のコンテンツ利用システムは、請求項1に記載のコンテンツ利用システムであって、
前記記録再生装置の前記変換手段は、コンテンツデータについてのデータ圧縮方式の変換を含むことを特徴とする。
この請求項3に記載の発明のコンテンツ利用システムによれば、記録再生装置の変換手段により、コンテンツデータのデータ圧縮方式が提供先の携帯端末装置に応じて変換することができるようにされる。
これにより、携帯端末装置において、データ圧縮方式の変換などを行うことなく、転送用のコンテンツデータの提供を受けて、これを利用することができるようにされる。したがって、ユーザーが携帯端末装置において利用を希望したコンテンツデータを携帯端末装置において簡単かつ迅速に利用することができるようにされる。
また、請求項4に記載の発明のコンテンツ利用システムは、請求項1に記載のコンテンツ利用システムであって、
前記記録再生装置は、
転送用のコンテンツデータの転送先の携帯端末装置を設定するための当該携帯端末装置の識別情報を含む設定入力を受け付ける設定入力受付手段と、
前記設定入力受付手段を通じて受け付けた設定入力に応じた情報を記憶保持する設定情報保持手段と
を備え、
前記変換手段は、前記設定情報保持手段に保持されている情報に基づいて、転送先の携帯端末装置として設定された携帯通信端末に応じてコンテンツデータの変換を行うものであり、
前記記録手段は、前記設定情報保持手段に保持されている情報に基づいて、前記変換手段からの前記転送用のコンテンツデータを、転送先の携帯端末装置として設定された携帯通信端末用のものとして前記記録媒体に記録するものであり、
前記一覧リスト提供要求受信手段は、要求元の前記携帯端末装置の識別情報を含む、一覧リストの前記提供要求を受信するものであり、
前記一覧リスト生成手段は、前記一覧リスト提供要求受信手段を通じて受信した要求元の前記携帯端末装置の識別情報に基づいて、前記識別情報により特定される前記携帯端末装置用に変換された転送用のコンテンツデータのメタデータを参照し、転送用のコンテンツデータの前記一覧リストを生成するものであり、
前記携帯端末装置の前記一覧リスト提供要求送信手段は、自機の識別情報をも含む、転送用のコンテンツデータの一覧リストの前記提供要求を送信するものである
ことを特徴とする。
この請求項4に記載の発明のコンテンツ利用システムによれば、記録再生装置においては、設定入力受付手段は、転送先の携帯端末装置の設定入力を受け付け、この設定入力に応じた情報が、設定情報保持手段に記録される。そして、変換手段においては、設定された転送先の携帯端末装置に応じた変換処理が行われる。また、記録手段は、設定された転送先の携帯端末装置用のものとして転送用のコンテンツデータを記録媒体に記録する。
そして、携帯端末装置からは、自己の識別情報を含む転送用のコンテンツデータの一覧リストの提供要求が送信されてくるので、これが記録再生装置の一覧リスト提供要求受信手段により受信され、一覧リスト生成手段は、一覧リストの提供要求に含まれる識別情報に基づいて、要求元の携帯端末装置用に変換された転送用のコンテンツデータの一覧リストを生成し、これが一覧リスト送信手段を通じて、要求元の携帯端末装置に送信するようにされる。
これにより、携帯端末装置は、自機用に変換された転送用のコンテンツデータの一覧リストを得て、自機用に変換された転送用のコンテンツデータの提供を迅速に受けることができるようにされる。したがって、記録再生装置を例えば複数のユーザーが利用するようにしている場合であっても、ユーザー毎に、各ユーザーが利用したいと考えたコンテンツデータだけを各ユーザーの携帯端末装置において簡単かつ迅速に利用できるようにすることができるようにされる。
この発明によれば、手間や時間をかけることなく、ユーザーが利用したいと考えたコンテンツデータだけを携帯端末装置において簡単かつ迅速に利用できるようにすることができる。すなわち、コンテンツの持ち出し視聴等が手軽にでき、コンテンツデータの携帯通信端末を通じて利用形態を拡大することができる。
以下、図を参照しながら、この発明の一実施の形態について説明する。以下に説明する実施の形態においては、記録再生装置としてはハードディスクレコーダを用い、携帯端末装置としては携帯電話端末を用いる場合を例にして説明する。
[コンテンツ利用システムの概要]
図1は、この実施の形態のコンテンツ利用システムの概要について説明するための図である。図1に示すように、この実施の形態のコンテンツ利用システムは、家庭などに設置されて利用されるハードディスクレコーダ100と携帯電話端末300とが、電話網やインターネットなどの広域ネットワーク500を通じて接続される構成となっている。
ハードディスクレコーダ100に対しては、モニタ受像機200が接続するようにされている。ハードディスクレコーダ100は、詳しくは後述もするが、テレビ放送信号を受信、選局して、これを自機のハードディスクに記録したり、受信、選局したテレビ放送信号を復調して出力用の信号(音声信号、映像信号)を形成してモニタ受像機200に供給したりすることができるものである。
また、ハードディスクレコーダ100は、広域ネットワーク500を通じて広域ネットワーク上のコンテンツ提供サーバにアクセスし、当該コンテンツ提供サーバから目的とするコンテンツデータの提供を受けて、これを自機のハードディスクに記録したり、このようにして提供を受けたコンテンツデータを復調して出力用の信号(音声信号、映像信号)を形成してモニタ受像機200に供給したりすることができるものである。
また、ハードディスクレコーダ100は、外部機器との接続端を備えており、外部機器から種々のコンテンツデータの供給を受けて、これを自機のハードディスクに記録したり、このようにして提供を受けたコンテンツデータを復調して出力用の信号(音声信号、映像信号)を形成してモニタ受像機200に供給したりすることができるものである。
また、ハードディスクレコーダ100は、自機のハードディスクレコーダに記録されているコンテンツデータを読み出して復調し、出力用の信号を形成してモニタ受像機200に供給することもできるものである。
このように、この実施の形態のハードディスクレコーダは、種々の経路を通じて供給を受けるコンテンツデータを自機のハードディスクに記録したり、供給を受けているコンテンツデータを復調して出力用の信号を形成して、これをモニタ受像機200に供給したり、また、自機のハードディスクに記録されているコンテンツデータを復調して出力用の信号を形成し、これをモニタ受像機200に供給したりすることができものである。
また、モニタ受像機200は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、有機ELパネル(Organic Electroluminescence Panel)、CRT(Cathode Ray Tube)などの表示素子と、スピーカーとを備え、供給される映像信号に応じた映像を自機の表示素子の表示画面に表示し、供給される音声信号に応じた音声を自機のスピーカーから放音することができるものである。
そして、ハードディスクレコーダ100を通じて出力するようにされるコンテンツデータに応じた映像や音声を、モニタ受像機200を通じて利用するようにしている場合に、携帯電話端末300においても利用するようにしたいコンテンツが提供された場合には、ユーザーは、ハードディスクレコーダ100の遠隔操作装置であるリモートコマンダ(以下、リモコンと略称する。)170に設けられている所定の操作キー(転送マークキー)を操作することにより、携帯電話端末300に転送して利用するコンテンツデータであることの指示を入力する。
当該指示入力を受け付けるとハードディスクレコーダ100は、出力するようにしているコンテンツデータを、携帯電話端末300に転送する形式の転送用のコンテンツデータに変換して、自己のハードディスクに記録する。この場合、ハードディスクレコーダ100においては、転送用のコンテンツデータに対して、転送用のコンテンツデータであることを示す情報を有するメタデータを付加するようにする。このようにしてハードディスクレコーダ100においては、携帯電話端末300に対して提供する転送用のコンテンツデータを形成し、自己のハードディスクに記憶保持することができるようにしている。
そして、携帯電話端末300のユーザーが、携帯電話端末300を通じてハードディスクレコーダ100に記憶保持されている転送用のコンテンツデータを利用する場合には、まず、携帯電話端末300は、広域ネットワーク500を通じてハードディスクレコーダ100にアクセスし、転送用のコンテンツデータの一覧リストの提供要求をハードディスクレコーダ100に送信する。
これに応じて、ハードディスクレコーダ100は、自機のハードディスクに記憶保持しているコンテンツデータの内、転送用のコンテンツデータであることを示す情報が付加されているメタデータを有する転送用のコンテンツデータの一覧リストを形成して、要求元の携帯電話端末300に送信する。
携帯情報端末300は、自機からの要求に応じてハードディスクレコーダ100から送信されてくる転送用のコンテンツデータの一覧リストを受信し、これを自機に搭載されている表示素子の表示画面に表示することによって、携帯電話端末300のユーザーは、提供を受けることが可能な転送用のコンテンツデータを把握することができるようにされる。
そして、携帯電話端末300においては、表示される転送用のコンテンツデータの一覧リストを通じて、ユーザーがハードディスクレコーダ100から提供を受けたい転送用のコンテンツデータを選択するようにするので、携帯電話端末300は、その選択された転送用のコンテンツデータの提供要求を形成してハードディスクレコーダ100に送信する。
ハードディスクレコーダ100は、携帯電話端末300からの転送用のコンテンツデータの提供要求を受信すると、要求された転送用のコンテンツデータを自機のハードディスクから読み出し、これを要求元の携帯電話端末300に送信する。そして、要求元の携帯電話端末300においては、ハードディスクレコーダ100から送信されてくる自機が要求した転送用のコンテンツデータを順次に受信して復調して、自機の表示素子やスピーカーを通じて再生してユーザーが利用できるようにする。
このように、この実施の形態のコンテンツ利用システムにおいては、ハードディスクレコーダ100を通じてコンテンツデータを利用しているユーザーが、携帯電話端末に転送して利用したいコンテンツデータであると判断した場合に、リモコン170を通じて所定の操作を行った場合に、利用しているコンテンツデータから携帯電話端末に転送するための転送用のコンテンツデータを生成して記憶保持し、携帯電話端末100からの要求に応じて提供することができるものである。
この場合、ハードディスクレコーダ100は、携帯電話端末300に対して、転送用のコンテンツデータの一覧リストを生成して提供することができるので、ハードディスクレコーダ100のハードディスクに、多数のコンテンツデータが記録されている場合であっても、転送用のコンテンツデータだけを対象として、携帯電話端末300に対して情報を提供し、目的とする転送用のコンテンツデータの迅速な提供を実現するようにしている。
[ハードディスクレコーダ100の構成例]
次に、図1に示したハードディスクレコーダ100の構成例について説明する。図2は、この実施の形態のハードディスクレコーダ100の構成例を説明するためのブロック図である。図2に示すように、この実施の形態のハードディスクレコーダ100は、入出力系として、デジタル入出力端子101、デジタルインターフェース回路(以下、デジタルI/F回路と略称する。)102を備えている。
また、この実施の形態のハードディスクレコーダ100は、入力系として、デジタル放送の受信アンテナ103及びデジタルチューナ104と、アナログ放送の受信アンテナ105及びアナログチューナ106とを備えている。そして、アナログチューナ106に対しては、音声処理部107、音声エンコーダ108、映像処理部109、映像エンコーダ110が設けられている。
また、出力系として、音声デコーダ121、出力音声処理部122、音声出力端子123、映像デコーダ124、出力映像処理部125、映像合成回路126、映像出力端子127を備えている。そして、データの分離/多重処理を行う多重/分離回路111を備えると共に、例えば、数百ギガバイト以上の記憶容量のハードディスクを備えたハードディスクドライブ(HDD)130を備えている。
さらに、この実施の形態のハードディスクレコーダ100は、例えば、インターネットなどの広域ネットワークに接続するための通信インターフェース回路(以下、通信I/F回路と略称する。)141及び接続端子142を備え、広域ネットワークを通じて種々の情報を取得したり、広域ネットワークを通じて情報を送信したりすることもできるようにしている。また、詳しくは後述するが、この実施の形態のハードディスクレコーダ100で利用される通常のコンテンツデータを転送用のコンテンツデータに変換するための変換処理部143も設けられている。
また、この実施の形態のハードディスクレコーダ100は、当該ハードディスクレコーダ100の各部を制御する制御部150を備えている。ここで、制御部150は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)151、ROM(Read Only Memory)152、RAM(Random Access Memory)153、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)154が、CPUバス155を通じて接続されて構成されたマイクロコンピュータである。
ここで、CPU151は、後述するROM152等に記憶されているプログラムを実行し、制御信号を形成して、これを各部に供給したり、各部からのデータを受け付けてこれを処理したりするなど、制御の主体となるものである。ROM102は、上述のように、CPU151において実行する各種のプログラムや処理に必要になるデータなどを記憶保持するものである。
RAM153は、各種の処理の結果を一時記憶するなど、主に作業領域として用いられるものである。EEPROM154は、いわゆる不揮発性メモリであり、この実施の形態のハードディスクレコーダ100の電源が落とされても保持しておくべきデータ、例えば、各種の設定パラメータや処理結果、あるいは、機能強化のためにネットワーク等を通じて新たに提供されたプログラムなどが記憶保持されるものである。
また、制御部150に対しては、一覧リスト生成部161、辞書データメモリ162、時計回路163、キー操作部164、リモコン信号受光部165が接続されている。ここで、一覧リスト生成部161は、上述もしたように、当該ハードディスクレコーダ100が携帯電話端末300から転送用のコンテンツデータの一覧リストの提供要求を受けた場合に、制御部150の制御に応じて、HDD130のハードディスクに記憶保持されているコンテンツデータのメタデータを参照し、転送用のコンテンツデータの一覧リストを生成するものである。ここで生成された一覧リストが要求もとの携帯電話端末に提供される。
また、辞書データメモリ162は、例えば、人名辞書、地名辞書等、種々の辞書データが記憶保持されているものである。時計回路163は、カレンダ機能を備え、現在年月日、現在曜日及び現在時刻を提供すると共に、期間の計測(カウント)が可能なものである。キー操作部164は、各種の操作キー、操作スイッチ、操作つまみなどを備え、ユーザーからの種々の操作入力(指示入力)を受け付けて、受け付けた操作入力を電気信号に変換して制御部150に供給することができるものである。
リモコン信号受光部165は、リモコン170からの例えば赤外線のリモコン信号を受光し、これを電気信号に変換して制御部150に供給することができるものである。なお、リモコン170は、詳しくは後述もするが、各種の操作キーを備え、ユーザーの操作に応じた例えば赤外線の遠隔操作信号(以下、リモコン信号という。)を生成して送出するものである。
[記録時の動作について]
次に、この第1の実施の形態のハードディスクレコーダにおいてのコンテンツの記録時の動作について説明する。上述もしたように、この実施の形態のハードディスクレコーダは、(1)デジタル入出力端子101及びデジタルI/F回路102を通じて受け付けたデジタルコンテンツ、(2)デジタルチューナ104を通じて受信、選局したデジタル放送番組、(3)アナログチューナ106を通じて受信、選局したアナログ放送番組をHDD130のハードディスクに記録することができるものである。
[(1)デジタルI/F回路102を利用する場合]
デジタル入出力端子101及びデジタルI/F回路102は、例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers,Inc)1394規格やUSB(Universal Serial Bus)規格等に合致したものである。これらデジタル入出力端子101及びデジタルI/F回路102に対しては、同じ規格のインターフェースを備える例えばデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどの外部機器を接続することができるようにされる。
そして、デジタル入出力端子101及びデジタルI/F回路102を通じて、これに接続される外部機器からのコンテンツデータを受け付けて、これをハードディスク120に記録したり、アナログビデオ信号、アナログオーディオ信号を形成して、出力したりすることができるようにしている。なお、コンテンツデータは、静止画像データ、動画像データ、音声データ、同期を取って再生すべき音声データと映像データとからなるAV(Audio/Video)データ等である。
ここでは外部機器からAVデータの供給を受けて処理する場合を例にして説明する。デジタル入出力端子101を通じて供給を受けたAVデータは、デジタルI/F回路102に供給される。デジタルI/F回路102は、これに供給されたAVデータについて、この実施の形態のハードディスクレコーダ100が用いている方式に適合するようにフォーマット変換等の処理を施し、必要なデータがパケット化されて多重化されたいわゆるTS(Transport Stream)信号を生成して、これを多重/分離回路111に供給する。
多重/分離回路111では、更に制御信号等の解析や生成を行い、ハードディスクに記録する形式のTS信号を形成し、これをHDD130に内蔵されたハードディスクに記録することができるようにしている。なお、TS信号の具体例としては、例えば、コンテンツデータが、AVデータである場合には、音声データと映像データと制御データなどの付加データとがパケット化されて多重化されたものである。
また、多重/分離回路111は、デジタルI/F回路102から供給されたTS信号から音声パケットと映像パケットとを抽出し、これら抽出した音声パケットから音声ES(Elementary Stream)を形成すると共に、映像パケットから映像ESを形成する。ここで形成された音声ESは、音声デコーダ121に供給され、映像ESは映像デコーダ124に供給される。なお、各パケットには、識別子(ID)が付加するようにされており、この識別子に基づいて、上述したように、音声データや映像データ、その他の制御データなどを区別して抽出することができるようにされている。
音声デコーダ121は、これに供給された音声ESを復号化(デコード)処理して、ベースバンドの音声データを得て、これを出力音声処理部122に供給する。出力音声処理部122は、これに供給された音声データに対して、例えば、フィルタ処理、フェード処理、話速変換処理、D/A変換処理等を行って、出力すべきアナログ音声信号を形成し、これを音声出力端子123に供給する。
これにより、多重/分離回路111において、デジタルI/F回路102から供給されたTS信号から分離された音声ESに応じた音声信号が音声出力端子123を通じて出力され、この実施の形態の場合には、当該音声出力端子123に接続されたモニタ受像機200のスピーカーから当該音声信号に応じた音声が放音するようにされる。
また、映像デコーダ124は、これに供給された映像ESを復号化(デコード)処理して、ベースバンドの映像データを得て、これを出力映像処理部125に供給する。出力映像処理部125は、これに供給された映像データに対してフィルタ処理等の必要な処理を施した後、処理後の映像データを映像合成回路126に供給する。
映像合成回路126は、出力映像処理部125からの映像データに対して、制御部150から供給されるガイダンスメッセージや警告メッセージなどの文字情報などを重ねたり、部分的に表示したりするなどの合成処理を行うと共に、YCデータ(色差信号)への変換処理、D/A変換処理等を行って、出力用のアナログ映像信号を形成し、これを映像出力端子127に供給する。
これにより、多重/分離回路111において、デジタルI/F回路102から供給されたTS信号から分離された映像ESに応じた映像信号が映像出力端子127を通じて出力され、この実施の形態の場合には、当該映像出力端子127に接続されたモニタ受像機200の表示画面に当該映像信号に応じた映像が表示するようにされる。
このようにして、デジタル入出力端子101及びデジタルI/F回路102を通じて受け付けたAVデータなどのコンテンツデータは、HDD130のハードディスクに記録したり、再生用のアナログ音声信号、再生用のアナログ映像信号を形成し、音声出力端子123、映像出力端子127を通じて外部機器に供給し、これらの当該再生用のアナログ音声信号、再生用のアナログ映像信号に応じた音声、映像を再生したりすることができるようにされる。
[(2)デジタルチューナを利用する場合]
次に、デジタルチューナ104を通じて受信、選局したコンテンツデータを記録したり、再生したりする場合について説明する。デジタルチューナ部104は、この実施の形態においてはデジタルBS/CSチューナであり、BSデジタル放送信号、CSデジタル放送信号を受信選局することができるものである。
なお、地上波デジタルテレビ放送用のチューナ部を設けることによって、地上波デジタルテレビ放送信号についても受信選局して利用できるようにすることももちろん可能である。しかし、その場合の動作はBSデジタル放送信号やCSデジタル放送信号を受信選局する場合とほぼ同様の処理となるため、この明細書においては省略する。
受信アンテナ103において受信された衛星からのデジタル放送信号は、デジタルチューナ104に供給される。デジタルチューナ104は、制御部150から供給されるユーザーからの選局指示に応じた選局制御信号に基づいて、目的とするデジタル放送信号を受信、選局し、この受信、選局したデジタル放送信号を多重/分離回路111に供給する。
デジタル放送信号は、番組伝送路としてのチャンネル毎に、PSI(Program Specific Information)と呼ばれる選局情報や電子番組案内表を形成するためのEPG(Electronic Program Guide)データなどの種々の制御データと共に、放送番組を構成する映像データや音声データ、その他の種々のデータがパケット化され、多重化されて送信されるものであり、いわゆるTS信号の形式とされたものである。
また、各パケットのそれぞれには、識別子(ID)が付加されており、この識別子によって、PSIデータやEPGデータを抽出したり、同じ番組を構成する映像(画像)パケットや音声パケットを抽出したりすることができるようにされている。
多重/分離回路111は、デジタルチューナ104からのTS信号からPSIやEPGデータを抽出し、これを制御部150に供給して、番組の選択を可能にすると共に、電子番組案内表を形成して、これをユーザーからの指示に応じて表示するように出力し、電子番組案内表を通じての番組選択や録画予約などを可能にする。なお、PSIやEPGデータは、例えば、EEPROM154に記憶保持しておくことも可能であるし、必要に応じてHDD130のハードディスクの所定の領域に格納し、必要に応じて読み出して制御部150において利用することもできるようにされている。
また、多重/分離回路111は、選択された番組の記録が指示されている場合には、デジタルチューナ104からのTS信号からユーザーにより選択された目的とする番組のビデオパケットとオーディオパケットとを抽出して、これらと必要な制御データとからなる新たなTS信号を形成し、これをHDD130に供給してハードディスクに記録する。
同時に、多重/分離回路部111は、デジタルチューナ104からのTS信号から抽出した目的とする番組の音声パケットから音声ESを形成して、これを音声デコーダ121に供給し、また、当該TS信号から抽出した目的とする番組の映像パケットから映像ESを形成し、これを映像デコーダ124に供給する。
以降の処理は上述もしたように、音声ESについては、音声デコーダ121において復号化処理してベースバンドの音声データを得て、これに出力音声処理部122においてフィルタ処理等の必要な処理を行うと共に、D/A変換して出力用のアナログ音声信号を形成し、これが音声出力端子123を通じて出力するようにされる。
一方、映像ESについては、映像デコーダ124において復号化処理してベースバンドの映像データを得て、これに出力映像処理部125においてフィルタ処理等の必要な処理を施す。この後、出力映像処理部125においての処理後の映像データに対して、映像合成回路126において、制御部150からの文字情報などの表示用のデータを合成し、合成後の映像データをYCデータに変換すると共に、D/A変換して出力用のアナログ映像信号を形成し、これが映像出力端子127を通じて出力するようにされる。
このように、この実施の形態のハードディスクレコーダにおいては、デジタルチューナ104を通じて受信、選局したデジタル放送信号から目的とする番組の映像データと音声データとを抽出し、これをHDD130のハードディスクに記録すると共に、同時にアナログ映像信号とアナログ音声信号とを形成して、これを出力することができるようにしている。つまり、デジタル放送信号として提供される目的とする番組をHDD130のハードディスクに記録しながら、その番組を視聴することもできるようにされている。
また、上述したように、多重/分離回路111において新たに形成するようにしたTS信号をデジタルI/F回路102、デジタル入出力端子101を通じて他の機器に供給するなどのこともできる。
[テレビチューナ、ラジオチューナを利用する場合]
次に、アナログチューナ106を通じて、アナログ信号の入力を受け付け、これをHDD130のハードディスクに記録したり、アナログ出力したりする場合の動作について説明する。なお、アナログチューナとしては、地上波のアナログテレビ放送信号を受信選局するもの、地上波のAM(Amplitude Modulation)放送、FM(Frequency Modulation)放送のラジオ放送信号を受信選局するものがある。この第1の実施の形態のハードディスクレコーダにおいて、アナログチューナ106は、地上波のアナログテレビ放送信号を受信選局するものとして説明する。
すなわち、この第1の実施の形態において、アナログチューナ106は、地上波のアナログテレビ放送信号を受信、選局して復調し、アナログ音声信号とアナログ映像信号とを得て、アナログ音声信号は音声処理部107に、アナログ映像信号は映像処理部109にそれぞれ供給する。
音声処理部107は、これに供給されたアナログ音声信号をデジタル信号である音声データに変換し、これを音声エンコーダ108と出力音声処理部122とに供給する。音声エンコーダ108は、これに供給された音声データを所定のデータ圧縮方式、例えばMPEG方式に従ってデータ圧縮処理し、音声ESを形成し、これを多重分離部111に供給する。
一方、映像処理部109は、これに供給された映像信号をYC分離処理、すなわち、輝度信号Yと色差信号Cとに分離し、これらに対してA/D変換、クロマデコード等の処理を施し、デジタルコンポーネントビデオデータ(映像データ)に変換すると共に、プリフィルタ等の各種映像信号処理を施し、処理後の映像データを映像エンコーダ110と出力映像処理部125に供給する。
なお、映像処理部109は、これに供給された映像信号から同期分離して得た水平同期信号、垂直同期信号、フィールド判別信号に基づいて、各回路ブロックにおいて必要なタイミングを提供するクロック信号、同期信号を生成し、これを各回路ブロックに供給する機能をも備えるものである。
映像エンコーダ110は、映像処理部109からの映像データを所定のデータ圧縮方式、例えばMPEG方式に従ってデータ圧縮処理し、映像ESを生成して、これを多重/分離回路111に供給する。
多重/分離回路111は、記録時においては、音声エンコーダ108からの音声ESと映像エンコーダ110からの映像ESと各種制御信号との多重化処理を行う。つまり、記録時における多重/分離回路111は、これに入力されたMPEG音声ESと、MPEG映像ESと、各種制御信号とを合わせ、多重化処理を施し、例えばMPEGシステムのTS信号を生成する。ここで生成されたTS信号が、HDD130のハードディスクに記録される。
また、上述もしたように、音声処理部107からの音声データは、音声エンコーダ105に供給されると共に、出力音声処理部122にも供給され、また、映像処理部109からの映像データは、映像エンコーダ110に供給されると共に、出力映像処理部125にも供給するようにされている。
そして、出力音声処理部122は、上述もしたように、これに供給された音声データをD/A変換するなどして、出力用のアナログ音声信号を形成し、これを出力すると共に、出力映像処理部125は、上述もしたように、出力用のアナログ映像信号を形成し、これを映像合成回路126を介して出力することができるようにしている。
すなわち、アナログチューナ106を通じて供給されたアナログ信号をデジタル信号に変換して、これをHDD130のハードディスクに記録する処理と並行して、この記録対象の音声データや映像データを再生して出力することもできるようにしている。
もちろん、アナログチューナ106を通じて取得した信号であって、デジタル信号に変換された信号を、デジタルI/F回路102、デジタル入出力端子101を通じて出力するなどのこともできるようにされている。
[ハードディスクからの再生について]
次に、上述のようにしてHDD130のハードディスクに記録された映像データと音声データとを再生する場合の、この実施の形態のハードディスクレコーダ100の動作について説明する。制御部150の制御により、HDD130のハードディスクから再生しようとする目的とするTS信号が読み出され、これが多重/分離回路111に供給される。
再生時において、多重/分離回路111は、HDD130のハードディスクから読み出されたTS信号から、ビデオES、オーディオESの分離処理を行い、分離した音声ESを音声デコーダ121に供給し、映像ESを映像デコーダ124に供給する。
音声デコーダ121以降の処理、および、映像デコーダ124以降の処理は、例えば、デジタルチューナ104からの信号を記録する場合において説明した通りである。すなわち、音声デコーダ121は、これに供給された音声ESの復号化処理を行いベースバンドの音声データを形成し、これを出力音声処理部122に供給し、ここでフィルタ処理などの必要な処理を行った後に、D/A変換して、出力用のアナログ音声信号を形成し、これを音声出力端子123に供給する。
一方、映像デコーダ124は、これに供給された映像ESの復号化処理を行いベースバンドの映像データを形成し、これを出力映像処理部125に供給し、ここでフィルタ処理などの必要な処理を行った後に、映像合成回路126に供給する。映像合成回路126は、これに供給される映像データに対して、制御部150からの表示情報を合成するようにしたのと、YCデータへの変換、D/A変換を行って、出力用のアナログ映像信号を形成し、これを映像出力端子127に供給する。
これにより、音声出力端子123、映像出力端子127の後段に接続されたスピーカー及びモニタ受像機、或いは、スピーカーを備えたモニタ受像機200を通じて、HDD130のハードディスクから読み出された映像データ、音声データに応じた映像、音声を出力し、これを視聴することができるようにされる。
もちろん、HDD130のハードディスクから読み出された映像データ、音声データをデジタルI/F回路102、デジタル入出力端子101を通じて出力するようにすることも可能である。
[通信接続端子、通信インターフェースの利用について]
また、上述もしたように、この実施の形態のハードディスクレコーダ100には、通信I/F141、通信接続端子142が設けられており、例えば、電話回線などを経由してインターネットなどの広域ネットワーク500に接続し、その広域ネットワーク500を通じて、各種のデータを取得したり、また、各種のデータをネットワークに送出したりすることができるものである。
ここで、送受可能な各種のデータとしては、映像データや音声データの他、各種のプログラムやテキストデータなどの送受も可能である。映像データや音声データの場合には、多重/分離回路111を通じて、HDD130のハードディスクに記録することができる。
また、多重/分離回路111と、音声デコーダ121、出力音声処理部122、オーディオ出力端子123からなるオーディオ信号の再生系と、映像デコーダ124、出力映像処理部125、映像合成回路126、映像出力端子127からなる映像信号の再生系を用いることによって、広域ネットワーク500を通じて取得した映像データや音声データを再生し、これらを利用することもできるようにされる。
また、通信I/F141、通信接続端子142を通じて取得した映像データや音声データをデジタルI/F回路102、デジタル入出力端子101を通じて、出力することもできるようにされている。
さらに、この実施の形態のハードディスクレコーダ100において用いられるプログラムや制御データなどの提供を、ネットワークを通じて受けて、これをEEPROM154などに記録保持し、必要に応じてこれを利用するようにするなどのこともできる。
例えば、通信ネットワークを通じて、この実施の形態のハードディスクレコーダ100の機能をアップさせるようにしたり、EPGデータなどを事前に得て、予め電子番組案内表を作成したりしておくなどのこができるようにされる。
また、図1を用いて説明したように、広域ネットワーク500を通じて接続するようにされる携帯電話端末300との間における通信処理もまた、通信I/F141、通信接続端子142を通じて行われるようにされている。
なお、この実施の形態において、音声エンコーダ、映像エンコーダは、例えば、MPEG方式のデータ圧縮方式に従って、音声データ、映像データのデータ圧縮処理を行うものであり、音声デコーダ121、映像デコーダ124は、MPEG方式でデータ圧縮されている音声ES、映像ESの復号化処理を行うものである。
このように、この実施の形態のハードディスクレコーダ100において、用いるデータ圧縮方式は、MPEG方式を用いるものとして説明するが、その他の圧縮方式を用いることも可能であるし、また、データ圧縮することなく、非圧縮のまま処理するように構成することももちろん可能である。
[他の処理部等について]
また、図2にも示し、上述もしたように、この実施の形態のハードディスクレコーダ100は、一覧リスト生成部161を備え、携帯電話端末300からの要求に応じて、HDD300のハードディスクに記憶保持されている転送用のコンテンツデータの一覧リストを生成し、これを通信I/F回路141、接続端子142を通じて出力し、広域ネットワーク500を通じて携帯電話端末300に送信することもできるようにしている。
また、この実施の形態のハードディスクレコーダ100は、図2に示したように、変換処理部143を備えている。この変換処理部143は、後述もするが、この実施の形態のハードディスクレコーダ100を通じてコンテンツデータを利用しているユーザーが、当該コンテンツデータを携帯電話端末300に転送して利用するようにした場合に、当該コンテンツデータを、携帯電話端末300に転送する転送用のコンテンツデータに変換する処理を行うものである。
具体的に、変換処理部143においては、コンテンツデータが映像データを含む場合には、当該映像データを携帯電話端末300の表示素子に適切に表示することができるように画サイズの調整を行ったり、コンテンツデータについてのデータ圧縮方式を、携帯電話端末300で用いられるデータ圧縮方式に従って変換したりするなどの処理が行われる。
また、この実施の形態のハードディスクレコーダ100が備える辞書データメモリ162は、上述もしたように、人名辞書、地名辞書などの種々の辞書を有するものであり、例えば、HDD130のハードディスクに記録したコンテンツデータに対してタグ情報を付す場合などにおいて用いることができるものである。
また、時計回路163は、上述もしたように、カレンダ機能を備え、現在年月日及び現在時刻を提供するものである。そして、制御部150と協働し、目的とする放送番組の予約録画機能をも実現することができるようにしている。
すなわち、キー操作部164やリモコン170を通じて、例えばEPGデータなどを通じて目的とする放送番組の録画予約情報(放送日時、放送チャンネルなどの情報)が入力されると、制御部150は、時計回路163が提供する現在時刻を監視し、録画予約情報の録画開始時刻になった場合に、制御部150は、各部を制御し、予約された放送番組をHDD130のハードディスクに録画するなどのことができるようにしている。
また、キー操作部164は、この実施の形態のハードディスクレコーダ100に設けられるものであり、電源のオン/オフキー、放送チャンネルの選択キー、録画開始キー、停止キー、再生開始キー、早送りキー、早戻しキー、一時停止キーなどの操作キーが設けられたものである。
また、リモコン170は、比較的に小型のものであり、当該リモコン170を通じて、この実施の形態のハードディスクレコーダ100が備える全ての機能を利用することができるようにしている。図3は、この実施の形態のハードディスクレコーダ100のリモコン170の外観例を説明するための図である。
図3に示すように、リモコン170の先端部分には、リモコン信号発光部(リモコン信号送信部)171が設けられている。そして、リモコン170の操作面には、電源のオン/オフキー172、数字キー群173、チャンネルのアップ/ダウンキー174、音量のアップ/ダウンキー175、カーソル移動キー群176として、アップキー176U、ダウンキー176D、ライトキー176R、レフトキー176L、決定キー176Kが設けられている。
操作キー群として、録画キー177a、再生キー177b、停止キー177c、早戻しキー177d、早送りキー177e、ポーズ(一時停止)キー177f、メニューキー177g、転送マークキー177hが設けられている。これらの操作キーの打ち、録画キー177a〜メニューキー177gまでの各操作キーは、種々のハードディスクレコーダ等において従来から設けられているものである。
すなわち、録画キー177aは、供給を受けているコンテンツデータのHDD130のハードディスクへの記録を開始させるためのものである。再生キー177bは、HDD130のハードディスクに記録されているコンテンツデータの中から目的とするコンテンツデータを選択して再生させることを指示するためのものである。
停止キー177cは、現在実行している処理、例えば、録画、再生、早戻し、早送りなどの各処理を停止(終了)させるためのものである。早戻しキー177dは、選択されたコンテンツデータの早戻しを開始させるためのものであり、早送りキー177eは、選択されたコンテンツデータの早送りを開始させるためのものである。
ポーズキー177fは、現在実行している処理、例えば、録画、再生、早戻し、早送りなどの各処理を一時停止させるとともに、再度押下操作した場合には、一時停止の解除を指示し、一停止するようにされていた処理を再開させるようにすることができるものである。
メニューキー177gは、この実施の形態のハードディスクレコーダ100において実行可能な種々の処理を選択可能なメニューを表示させ、目的とする処理の選択を行うことができるようにするためのものである。例えば、時計回路163の時刻合わせ、放送チャンネルの設定処理、その他の各種の設定処理などは、メニューキー177gを押下操作することにより表示されるメニュー項目の中から目的とする処理を選択することにより実行することができるようにされる。なお、メニュー項目の選択、決定は、カーソル移動キー群176の各キーを操作することにより行うことができる。
そして、転送マークキー177hは、従来のハードディスクレコーダには存在しないものであり、この実施の形態のハードディスクレコーダ100において独自のものである。上述もしたように、ハードディスクレコーダ100を通じて出力するようにされるコンテンツデータに応じた映像や音声を、モニタ受像機200を通じて利用するようにしている場合であって、携帯電話端末300においても利用するようにしたいコンテンツが提供された場合に、ユーザーは、リモコン170に設けられている転送マークキー177hを押下操作することにより、携帯電話端末300に転送して利用するコンテンツデータであることを指示する。
転送マークキー177hが押下操作されると、ハードディスクレコーダ100の制御部150は、多重/分離回路111、変換処理部143を制御して、まず、多重/分離回路111から再生対象のコンテンツデータから形成した映像ESと音声ESとを変換処理部143に供給する。
変換処理部143においては、制御部150の制御により、これに供給された映像ES、音声ESを、携帯電話端末300に供給するのに適した形式のデータに変換して、携帯電話端末300に転送する転送用のコンテンツデータを形成する。具体的には、上述もしたように、携帯電話端末300に合わせて、画サイズを調整したり、データ圧縮方式を変更したりするなどして、転送用のコンテンツデータを形成するようにする。
このようにして変換処理部143において形成された転送用のコンテンツデータは、多重/分離回路111において多重化処理されて、転送用のコンテンツデータとされてハードディスク130に記録される。この場合、多重/分離処理部111においては、制御部150の制御に応じて、転送用のコンテンツデータに対してメタデータを付加する。
なお、転送用のコンテンツデータを形成して、これをHDD130のハードディスクに記録する処理の終了は、簡単には、転送マークキー177hを再度押下操作することにより、転送用のコンテンツデータの生成、記録の処理を終了させるようにすることができる。
また、転送マークキー177hが押下操作されて、転送用のコンテンツデータの生成、記録の処理が開始された後に、そのコンテンツデータの映像データや音声データを解析し、シーンの変化点が検出された場合に、転送用のコンテンツデータの生成、記録の処理を終了させるようにすることができる。
また、転送マークキー177hが押下操作されて、転送用のコンテンツデータの生成、記録の処理が開始された後に、そのコンテンツデータの映像データを解析することにより、番組終了時のいわゆるエンドロール(出演者等の文字情報)が表示されたことを検出した場合に、転送用のコンテンツデータの生成、記録の処理を終了させるようにしたりすることもできる。
このように、記録対象のコンテンツデータの映像データや音声データを解析することにより、1つのシーンが終了したり、1つの番組が終了したりしたことを検出した場合に、転送用のコンテンツデータの生成、記録の処理を自動的に終了されるようにすることもできる。
また、転送マークキー177hが押下操作されて、転送用のコンテンツデータの生成、記録の処理が開始された後に、予め決められた一定時間経過した後に、あるいは、ユーザーによって設定された所定時間分の転送用のコンテンツデータの生成と記録とが終了した場合に、転送用のコンテンツデータの生成、記録の処理を自動的に終了されるようにすることもできる。
[転送用のコンテンツデータについて]
図4は、この実施の形態のハードディスクレコーダ100において、転送マークキー177hが押下操作された場合に、多重/分離回路111と変換処理部143とが協働して形成し、HDD130のハードディスクに記録する転送用のコンテンツデータの具体例について説明するための図である。
図4に示すように、転送用のコンテンツデータは、大きく分けると、メタデータ部分とコンテンツデータ部分とからなっている。メタデータ部分には、ファイル名、取得日時、提供元、番組タイトル、出演者等の情報、番組詳細情報、ユーザー登録タグ、代表画像データ、転送マーク情報、録画開始時刻、録画終了時刻の各情報を有している。
ここで、ファイル名は、当該転送用のコンテンツデータのファイルに付けられたものである。取得日時は、当該転送用のコンテンツデータを当該ハードディスクレコーダが取得した日時を示す情報であり、例えば、転送マークキー177hが押下操作された時にハードディスクレコーダ100の時計回路163から取得される情報である。
提供元は、コンテンツデータの提供元を示す情報である。具体的には、コンテンツデータが放送メディアを通じて提供されたものである場合には、提供元の放送局(放送会社)を示す情報であり、例えば、予め提供されて保持するようにしているEPG(Electronic Program Guide)などの情報から得ることができる。また、コンテンツデータが広域ネットワーク上のサーバ装置から提供されたものである場合には、そのサーバ装置のURL(Uniform Resource Locators)などの情報である。また、コンテンツデータが、デジタル入出力端子101、デジタルI/F回路102を通じて接続された外部機器である場合には、例えば、デジタルI/F回路102の機能により認識された相手先の外部機器の識別情報などの情報である。
また、番組タイトル、出演者等、番組詳細情報は、当該コンテンツデータに付加するようにされている情報であり、コンテンツデータが放送メディアを通じて提供されたものである場合には、上述もしたように、予め提供されて保持するようにしているEPGなどの情報から得ることができるものである。また、コンテンツデータが広域ネットワーク上のサーバ装置から提供されたものである場合には、そのサーバ装置から提供を受けるようにすることができるものである。また、コンテンツデータが、デジタル入出力端子101、デジタルI/F回路102を通じて接続された外部機器である場合には、当該外部機器から提供を受けるようにする情報である。
また、ユーザー登録タグは、キー操作部164やリモコン170を通じてユーザーによって入力するようにされた種々の情報である。例えば、「視聴後に消去」、「永久保存」などのように、ユーザーによって任意の情報を付加することができるようにされる。代表画像データは、例えば、インデックス情報として用いられるものであり、記録開始時の画像など、そのコンテンツデータの内容をユーザーが認識するなどのために利用可能なものである。
また、代表画像データの欄の下の転送マーク情報は、当該コンテンツデータが、録画された通常のコンテンツデータではなく、携帯電話端末300に対して転送することを目的として記憶保持されている転送用のコンテンツデータであることを示すものであり、上述もしたように、転送マークキー177hが押下操作されることにより形成されたコンテンツデータには必ず付加される情報である。
なお、録画キー177aが押下操作された場合にも、コンテンツデータをHDD130のハードディスクに記録することができ、当該コンテンツデータにもメタデータを付加することもできるようにされるが、この場合のメタデータには、転送マーク情報が付加されることは無いようにされる。具体的には、転送マークの欄自体が設けられないか、転送マークの欄は設けられていても、その欄は例えばゼロクリアされいわゆる「ヌル」の状態とされる。
録画開始時刻は、当該転送用のコンテンツデータの録画(記録)が開始するようにされた時刻であり、録画終了時刻は、当該転送用のコンテンツデータの録画(記録)が終了するようにされた時刻であり、いずれも、当該ハードディスクレコーダ100の動作状態を把握している制御部150が時計回路163から取得することができる情報である。
そして、コンテンツデータ部分には、上述もしたように、変換処理部143において変換され、多重/分離回路111において多重化されて形成されたコンテンツデータ(転送用のもの)が記録される。
このように、転送用のコンテンツデータは、携帯電話端末300用に変換されて形成されたコンテンツデータ(転送用のもの)と転送用のコンテンツデータであることを示す情報(転送マーク情報)を含むメタデータとからなるものである。そして、メタデータの転送マーク情報に基づいて、転送用のコンテンツデータを簡単に抽出することができるようにしている。
そして、この実施の形態のハードディスクレコーダ100は、上述もしたように、ユーザーからの指示に応じて転送用のコンテンツデータを形成して記憶保持し、携帯電話端末300からの要求に応じて、転送用のコンテンツデータの一覧リストや、要求された転送用のコンテンツデータを携帯電話端末300に提供することができるものである。
[携帯電話端末300の構成例]
次に、図1に示した携帯電話端末300の構成例について説明する。図5は、この実施の形態の携帯電話端末300の構成例を説明するためのブロック図である。図5に示すように、この実施の形態の携帯電話端末300は、送受信アンテナ301、アンテナ共用器302、受信部303、ベースバンド処理部304、コーデック305、受話器(スピーカ)306、送話器(マイクロホン)307、送信部308、局発部309、制御部310、時計回路321、キー操作部322、リンガ323、LCD(Liquid Crystal Display)コントローラ331、LCD332を備えたものである。また、ここでは説明を簡単にするため、図示しなかったが、着信などを通知するためのバイブレータや、外部機器と接続するための外部I/F部などをも備えたものである。
まず、制御部310と、これに接続される時計回路321、キー操作部322、リンガ323、LCDコントローラ331、LCD332について説明する。制御部310は、この実施の形態の携帯電話端末300の各部を制御するものであり、CPU311、ROM312、RAM313、EEPROM314が、CPUバス315を通じて形成されたマイクロコンピュータである。
ここで、CPU311は、制御の主体となるものであり、後述するROM312などに記憶保持されているプログラムを実行し、各部に供給する制御信号を形成して、これを各部に供給したり、各部からの信号を受け付けて、これを処理したりする。ROM312は、上述もしたように、CPU311によって実行される種々のプログラムやフォントデータなどの処理に必要になる各種のデータを記憶保持しているものである。
RAM313は、各種の処理において途中結果を一時記憶するなど、主に作業領域として用いられるものである。EEPROM314は、いわゆる不揮発性メモリであり、この携帯電話端末300の電源が落とされても保持しておくべき情報、例えば、各種の設定パラメータ、電話帳データ、電子メールデータ、新たに提供されたプログラムなどを記憶保持するものである。
そして、制御部310に対しては、図5に示すように、時計回路321が接続されている。この時計回路321は、カレンダ機能を備え、現在年月日、現在曜日、現在時刻を提供することができるものである。また、制御部310には、キー操作部322が接続されている。キー操作部322は、図示しないが、テンキーや各種のファクションキー、さらには、回動操作と押下操作とが可能ないわゆるジョグダイヤルキーなどの複数の操作キーが設けられたものであり、ユーザーからの操作入力を受け付けるものである。
そして、キー操作部322を通じて受け付けた使用者からの操作入力は、電気信号に変換されて制御部310に供給される。これにより、制御部310は、ユーザーからの指示に応じて各部を制御し、ユーザーの指示に応じた処理を行うようにすることができるようにされている。
また、制御部310に対しては、リンガ323と、LCDコントローラ331を通じてLCD332とが接続されている。リンガ323はリンガコントローラを備え、制御部310からの制御信号に応じて、警告音や着信音を放音することができるものである。また、LCD332は、制御部310によって制御されるLCDコントローラ331の制御に応じて、種々の表示情報を自己の表示画面に表示させることができるものである。
具体的には、エラーメッセージやガイダンスメッセージ、着信通知メッセージ、電話帳の情報、電子メールの情報、後述もするように、自宅のハードディスクレコーダ100から提供を受ける種々の情報などをLCD332の表示画面に表示することができるようにしている。
次に、この実施の形態の携帯電話端末300の受信系について説明する。送受信アンテナ301を通じて受信した受信信号は、アンテナ共用器302を通じて受信部303に供給される。受信部303は、受信信号が適正なレベルになるように、必要な帯域制限、AGC(Automatic Gain Control)を行なうとともに、局発部(周波数シンセサイザ)309からの信号に基づいて、受信信号の周波数を一定の周波数にするなどの処理を行って、処理後の信号をベースバンド処理部304に供給する。
ベースバンド処理部304は、受信部303からの信号をA/D変換し、フェージングなどの影響除去や、受信した信号の種別判別、デ・インターリーブ、エラー訂正を行ない、適切な復号処理を行って、音声データとその他の通信データとを分離する。そして、音声データは、DSP(Digital Signal Processor)の構成とされたコーデック305に供給され、その他の通信データである、例えば、各種の制御情報、文字データ、映像データなどは、制御部120に供給される。
コーデック305は、ベースバンド処理部304からの音声データをD/A変換してアナログ音声信号を形成し、これをスピーカー306に供給する。スピーカー306は、コーデック305からのアナログ音声信号により駆動され、受信信号に応じた音声を放音する。
一方、ベースバンド処理部304から制御部310に供給された通信データは、この実施の形態の携帯電話端末用の制御データなどの場合には、制御部120のRAM123に一時記憶されて、この携帯電話端末において使用される。また、文字データや映像データなどの情報は、制御部310においてデコードされ、LCDコントローラ331に供給される。
LCDコントローラ331は、これに供給された表示用のデータから、表示用の映像信号を形成し、これをLCD332に供給する。これにより、例えば、上述もしたように、自宅のハードディスクレコーダ100などから提供される転送用のコンテンツデータの一覧リストや、転送用のコンテンツデータに応じた映像などを、LCD332の表示画面に表示して利用することができるようにされる。
なお、転送用のコンテンツデータに含まれる音声データは、制御部310においてデコードされた後に、図示しないD/A(digital/analog)変換器、アンプ(増幅回路)を通じて図示しないスピーカーや図示しない音声出力端子に供給されて、ユーザーによって利用することができるようにされる。
次に、この実施の形態の携帯電話端末300の送信系について説明する。マイクロホン307は、収音した音声をアナログ音声信号に変換し、これをコーデック305に供給する。コーデック305は、マイクロホン307からのアナログ音声信号をA/D変換して、デジタル音声信号を形成し、これをベースバンド処理部304に供給する。
ベースバンド処理部304は、コーデック305からのデジタル音声信号を所定の符号化方式で符号化して圧縮し、所定のブロックにまとめる。またベースバンド処理部304は、制御部310を通じて供給されるキー操作部322を通じて受け付けた送信用のデジタルデータ等についても所定のブロックにまとめることができるものである。ベースバンド処理部304は、圧縮されたデジタル音声信号やキー操作部322を通じて受け付けた送信用のデータをまとめ、送信部308に供給する。
送信部308は、ベースバンド処理部304からのデジタルデータから変調信号を形成し、この変調信号を所定の送信周波数に変換するために、変調信号と、局発部309からの変換用の信号とを混合して、送信用変調信号を形成する。送信部308において形成された送信用変調信号は、アンテナ共用器102を経由して、送受信アンテナ301から送信される。
このような受信系および送信系を備えたこの実施の形態の携帯電話端末300においては、待ち受け受信時(待ち受け時)においては、制御部310は、ベースバンド処理部304からの受信信号を監視することにより、自機への着信を検出する。そして、制御部310は、自機への着信を検出した場合には、リンガ323を制御して、呼び出し音(リンガ音)を放音したり、図示しないバイブレータを振動させたりすることにより、自機への着信を当該携帯電話端末300の使用者に通知する。
そして、携帯電話端末300の使用者が、この実施の形態の携帯電話端末300に設けられているテンキーや各種のファンクションキーなどを有するキー操作部322に設けられている通話開始キーを押下するなどのオフフック操作を行なうことにより、着信に応答した場合には、制御部310は、送信系を通じて、接続応答を送出するなどして通信回線を接続し、前述したように、受信系、送信系の動作によって通話が可能となる。
また、この実施の形態の携帯電話端末300から発呼する場合には、前述のキー操作部322の通話開始キーを押下するなどのオフフック操作を行った後、キー操作部322のダイヤルキーを通じて、また、予め登録された電話帳データから相手先の電話番号を選択することにより、ダイヤル動作を行なうようにする。
これにより、制御部310は、発呼要求を形成し、送信系を通じて送信することにより、目的とする相手先の電話端末との間に通信回線を接続するようにする。そして、相手先からの着信応答が返信されてきて、通信回線の接続を確認すると、前述したように、受信系、送信系の動作によって通話が可能となる。
また、この実施の形態の携帯電話端末300は、インターネットに接続が可能なものであり、例えば、電話会社が提供するプロバイダ機能を通じて、URL(Uniform Resource Locators)を入力して送信することにより、Webページなどの情報を得て、この情報を、制御部310を通じてLCD332に表示したりすることもできるようにしている。
また、この実施の形態の携帯電話端末300は、キー操作部322、LCD332を通じて情報を入力して、送信用の電子メールデータをEEPROM314に作成し、これをインターネットを通じて目的とする相手先のメールサーバに送信したり、また、自機宛の電子メールをメールサーバから受信してEEPROM314に格納し、これをLCD332に表示して利用したりするなどのこともできるものである。
このように、この実施の形態の携帯電話端末300は、携帯電話ネットワークやインターネットなどの広域ネットワーク500を通じて、電話通信やデータ通信などを行うことができるものである。
そして、この実施の形態の携帯電話端末300は、上述もしたように、広域ネットワーク500を通じて自宅に設置されているハードディスクレコーダ100にアクセスし、転送用のコンテンツデータの一覧リストの提供を受け、その一覧リストから選択した転送用のコンテンツデータの提供を受けて、これを自機において再生し、利用することができるようにしている。
[転送用のコンテンツデータの利用態様]
次に、携帯電話端末300を通じて行う転送用のコンテンツデータの利用態様の具体例について、図6、図7を参照しながら説明する。図6は、携帯電話端末300においての転送用のコンテンツデータの一覧リストの利用態様を説明するための図であり、図7は、携帯電話端末300においての転送用のコンテンツデータの利用態様を説明するための図である。
図6に示すように、この実施の形態の携帯電話端末300は、広域ネットワーク500を通じて自宅に設置されているハードディスクレコーダ100にアクセスし、転送用のコンテンツデータの一覧リストの提供要求を送信すると、ハードディスクレコーダ100からは、転送用のコンテンツデータの一覧リストが送信されてくる。携帯電話端末300は、これを受信し、当該一覧リストを自己のLCD332の表示画面に表示する。
図6に示した例の場合、携帯電話端末300のLCD332の表示画面332Gには、「マーク1、クイッククッキング、なすと挽き肉のパスタ」、「マーク2、クイッククッキング、みずなすのステーキ」、…というように、転送用のコンテンツデータの一覧リストが表示される。
この場合、「マーク1」、「マーク2」という表示は、転送用のコンテンツデータのシーケンス番号に相当する。すなわち、「マーク1」は1番目の転送用のコンテンツデータであることを意味し、「マーク2」は2番目の転送用のコンテンツデータということを意味している。また、「クイッククッキング」という表示は番組名である。また、「なすと挽き肉のパスタ」、「みずなすのステーキ」という表示は、番組の内容を示している。
このように提供される転送用のコンテンツデータの一覧リストの中から、携帯電話端末300を通じて視聴したい転送用のコンテンツデータを選択することができるようにされる。具体的には、携帯電話端末300に設けられている矢印キーを操作して目的とする転送用のコンテンツデータの表示欄にカーソルを位置付けて、所定の決定操作を行うようにしたり、目的とする転送用のコンテンツデータに対応するシーケンス番号、例えば、「マーク1」の場合には、番号「1」を入力して、所定の決定操作を行うようにしたりすることによって、携帯電話端末300のユーザーが目的とする転送用のコンテンツデータの提供要求を携帯電話端末300がハードディスクレコーダ100に対して送信することができるようにされる。
そして、ハードディスクレコーダ100からは、携帯電話端末300から要求された転送用のコンテンツデータが送信されてくるので、携帯電話端末300はこれを受信し、上述もしたように再生するようにする。例えば、図6に示した転送用のコンテンツデータの一覧リストから、「マーク1、クイッククッキング、なすと挽き肉のパスタ」の提供をハードディスクレコーダ100に要求したとする。
この場合には、図7に示すように、ハードディスクレコーダ100から送信されてくる転送用のコンテンツデータを携帯電話端末300が受信して再生するように処理すると、携帯電話端末300のLCD332の表示画面332Gには、当該転送用のコンテンツデータの映像データに応じた映像(動画像)が表示され、携帯電話端末300のスピーカーからは、当該転送用のコンテンツデータの音声データに応じた音声が放音される。
このように、この実施の形態のコンテンツ利用システムにおいては、ハードディスクレコーダ100において記憶保持するようにしている転送用のコンテンツデータの提供を携帯電話端末300が受けて、携帯電話端末300を通じて再生してユーザーが利用することができるようにされる。そして、ここで重要なことは、ハードディスクレコーダ100は、携帯電話端末300に記憶保持している転送用のコンテンツデータしか、携帯電話端末300に提供しないようにしている点である。
図8は、ハードディスクレコーダ100に記憶保持されるコンテンツデータと、ハードディスクレコーダ100から携帯電話端末300に提供されるコンテンツデータとについて説明するための図である。
図8に示すように、ハードディスクレコーダ100内には、転送マークを示す情報が付加された転送用のコンテンツデータ(断片A)と、転送マークを示す情報が付加されていない通常のコンテンツデータ(断片B)とが記憶保持さされている。ここで、断片A、断片Bという文言は、録画するようにされたコンテンツの意味のあるシーン単位を示している。
すなわち、通常、録画というと、放送番組単位に録画するというイメージがあるが、この実施の形態においては、必ずしも放送番組単位の録画を意図するものではなく、放送番組の中の1つのコーナーなどの番組の断片(一部分)の録画が行われることも想定している。
そして、図8に示した例の場合には、ハードディスクレコーダ100が記憶保持している転送用のコンテンツデータは、「断片A」だけであるので、携帯電話端末300には、図8に示したように、広域ネットワーク500を通じて、転送用のコンテンツデータの一覧リスとして、「断片A」だけを項目とする一覧リストが提供され、携帯電話端末300は、この「断片A」の提供だけを受けることができるようにされる。
換言すれば、ハードディスクレコーダ100は、転送用に記憶保持している転送用のコンテンツデータだけを、迅速に携帯電話端末300に対して提供することができるようにされており、従来どおり録画されたコンテンツデータについては、転送対象から除外するようにしている。したがって、ユーザーが転送すべきと判断して転送用のコンテンツデータとして記憶、保持している転送用のコンテンツデータのみを携帯電話端末300に迅速かつ確実に転送することができるようにしている。
[コンテンツ利用システムの動作のまとめ]
次に、この実施の形態のコンテンツ利用システムの動作について、図9、図10のフローチャートを参照しながらまとめる。
まず、ハードディスクレコーダ100における転送用のコンテンツデータの記録処理(転送マーク時の処理)について説明する。図9は、この実施の形態のハードディスクレコーダ100においての転送マークキーが押下された場合の処理について説明するためのフローチャートである。
この図9に示す処理は、ハードディスクレコーダ100の制御部150において実行される処理であり、ハードディスクレコーダ100に電源が投入され、自機に供給されるコンテンツデータを自機に接続されたモニタ受像機200に供給するようにしたり、自機のHDD130のハードディスクに記憶保持されているコンテンツデータを再生し、これを自機に接続されたモニタ受像機200に供給するようにしたりしている場合において実行される。
図9に示す処理が実行されると、まず、制御部150は、リモコン170あるいはキー操作部164を通じて、ユーザーからの操作入力を受け付けるようにし(ステップS101)、操作入力がされたか否かを判断する(ステップS102)。ステップS102の判断処理において、操作入力を受け付けていないと判断したときには、制御部150は、ステップS101からの処理を繰り返し、ユーザーからの操作入力を受け付けるようにする。
ステップS102の判断処理において、ユーザーからの操作入力を受け付けたと判断したときには、制御部150は、受け付けた操作入力は、リモコン170の転送マークキー177hの押下操作か否かを判断する(ステップS103)。ステップS103の判断処理において、受け付けた操作入力は、転送マークキー177hの押下処理ではないと判断したときには、当該操作に応じた他の処理を実行し(ステップS104)、この後、ステップS101からの処理を繰り返すようにする。
また、ステップS103の判断処理において、受け付けた操作入力が、転送マークキー177hの押下操作であると判断したときには、制御部150は、多重/分離回路111、変換処理部143、HDD130などの各部を制御し、出力するようにしているコンテンツデータを、変換処理部143の機能を用いて携帯電話端末300に転送するための転送用のコンテンツデータに変換し、これに多重/分離回路111の機能を用いて、必要なデータを付加して、記録すべき転送用のコンテンツデータを形成してHDD130のハードディスクに記録する処理を開始させる(ステップS105)。
なお、ステップS105の処理においては、制御部150の制御に応じた多重/分離回路111の機能により、転送マーク情報が付加されたメタデータが形成され、これが付加するようにされる。すなわち、図4を用いて説明したように、出力しているコンテンツデータが、転送用のコンテンツデータに調整されて、これがHDD130のハードディスクに記録される。
そして、制御部150は、例えば、再度、転送マークキー177hが押下操作されるなどの終了操作を受け付けるようにし(ステップS106)、その終了操作がなされたり、コンテンツデータのハードディスクレコーダへの供給やコンテンツデータの再生が停止されたりするなど、転送用のコンテンツデータを生成して記録する処理を終了させるべき終了事象が発生したか否かを判断する(ステップS107)。
ステップS107の判断処理において、終了事象は発生していないと判断したときには、ステップS106からの処理を繰り返し、終了事象が発生するまで、転送用のコンテンツデータの生成及び記録処理を継続させるようにする。
ステップS107の判断処理において、終了事象が発生したと判断したときには、メタデータの録画終了時刻を更新するなど、転送用のコンテンツデータについてのメタデータの更新を行い(ステップS108)、この後、ステップS101からの処理を繰り返すようにする。
なお、図9に示した処理は、ハードディスクレコーダ100の電源が落とすように操作された場合には、使用しているファイル等をクローズするなどの所定の終了処理を行って、終了するようにされる。
このように、この実施の形態のハードディスクレコーダ100においては、転送マークキー177hが押下操作されると、そのとき利用していたコンテンツデータを、転送用のコンテンツデータに変換して記録保持することができるようにしている。
なお、図9を用いた説明においては、転送マークキー177hが押下操作され、転送用のコンテンツデータの生成及び記録処理が開始された後に、再度、転送マークキー177が押下操作された場合に、転送用のコンテンツデータの生成及び記録処理の終了が指示されるものとして説明したが、これに限るものではない。
上述もしたように、記録対象のコンテンツデータの映像データや音声データを解析し、記録対象のコンテンツが終了したことを検出した場合、あるいは、記録対象のコンテンツのシーンの変化点を検出した場合に、転送用のコンテンツデータの生成及び記録処理の終了事象が発生したと判断して、当該処理を終了させるようにすることもできる。
次に、この実施の形態のコンテンツ利用システムのハードディスクレコーダ100と、携帯電話端末300との間で行われる転送用のコンテンツデータの送信処理について説明する。図10は、ハードディスクレコーダ100と携帯電話端末300との間で行われる転送用のコンテンツデータの送受信処理を説明するためのフローチャートである。図10Aは携帯電話端末300の処理であり、図10Bはハードディスクレコーダ100の処理であり、両装置間におけるデータの送受の状態は、点線で示すようにしている。
そして、図9を用いて説明したように、ユーザーからの指示に応じて、転送用のコンテンツデータを生成してHDD130のハードディスクに記録した後、転送用のコンテンツデータの提供が可能な場合には、ハードディスクレコーダ100は、広域ネットワーク500を通じて送信されてくる携帯電話端末300からの接続要求を受信するように、図10Bに示す処理を実行するようにする。
一方、携帯電話端末300が、ハードディスクレコーダ100に記憶保持するようにされた転送用のコンテンツデータの提供を受ける場合には、キー操作部322を通じて所定の操作入力を行うことにより、図10Aに示す処理を実行する。そして、携帯電話端末300の制御部310は、ハードディスクレコーダ100に対する接続要求を生成し、これをベースバンド処理部304、送信部308、アンテナ共用器302、送受信アンテナ301を通じてハードディスクレコーダ100に送信するようにする(ステップS201)。この場合、ハードディスクレコーダ100側に割り当てられている電話番号を用いたり、あるいは、ハードディスクレコーダ100側に割り当てられているURLを用いたりして、ハードディスクレコーダ100に対して接続要求を送信する。
ハードディスクレコーダ100においては、上述もしたように、携帯電話端末300からの接続要求が送信されてくるのを待っており、ハードディスクレコーダ100が、接続端子142、通信I/F回路141を通じて携帯電話端末300からの接続要求を受信すると(ステップS301)、制御部150は、受信した当該接続要求に含まれる端末の識別IDなどの情報を用いて、自機との間に通信回線が接続可能な携帯電話端末300からの接続要求かどうかを確認する認証処理を実行する(ステップS302)。
そして、ハードディスクレコーダ100の制御部150は、ステップS302の認証処理により、認証取れたか否かを確認する(ステップS303)。ステップS303の判断処理において、認証が取れなかったと判断した場合には、この図10Bに示す処理を終了させ、接続要求を送信してきた携帯電話端末へは情報を提供しないようにする(ステップS304)。なお、ステップS304において、接続要求を送信してきた携帯電話端末に対して、認証が取れないために接続要求に応じられない旨のメッセージを返送するなどの対処をすることになる。
ステップS303の判断処理において、認証が取れたと判断したときには、ハードディスクレコーダ100の制御部150は、携帯電話端末300に対して送信すべき応答を形成し、これを通信I/F回路141、接続端子142を通じて出力して、携帯電話端末300に送信する(ステップS305)。
携帯電話端末300においては、自機から送出した接続要求に対するハードディスクレコーダ100からの応答を、送受信アンテナ301、アンテナ共用器302、受信部303、ベースバンド処理部304を通じて受信する(ステップS202)。ステップS202において、接続要求に対する応答を受信することにより、ハードディスクレコーダ100との間に通信回線が接続されたことを確認すると、携帯電話端末300の制御部310は、転送用のコンテンツデータの一覧リストの提供要求を形成し、これをベースバンド処理部304、送信部308、アンテナ共用器302、送受信アンテナ301を通じて、ハードディスクレコーダ100に送信する(ステップS203)。
このようにして、携帯電話端末300から送信された転送用のコンテンツデータの一覧リストの提供要求を、ハードディスクレコーダ100においては、接続端子142、通信I/F回路141を通じて受信する(ステップS306)。転送用のコンテンツデータの一覧リストの提供要求を受信したハードディスクレコーダ100は、一覧リスト生成部161が、HDD130のハードディスクに記憶保持されているコンテンツデータのメタデータを参照し、図4を用いて説明したように、転送マーク情報が付加されたメタデータだけを抽出し、転送用のコンテンツデータの一覧リストを生成して、これを要求元の携帯電話端末300に送信する(ステップS307)。
携帯電話端末300においては、ハードディスクレコーダ100からの転送用のコンテンツデータの一覧リストを、送受信アンテナ301、アンテナ共用器302、受信部303、ベースバンド処理部304を通じて受信し(ステップS204)、この受信した転送用のコンテンツデータの一覧リストをLCDコントローラ331を通じてLCD332に供給するようにして、図6を用いて説明したように、転送用のコンテンツデータの一覧リストを自機のLCD332の表示画面に表示する(ステップS205)。
そして、携帯電話端末300の制御部310は、LCD332に表示された転送用のコンテンツデータの一覧リストの中から、提供を受けようとする転送用のコンテンツデータの選択入力を、キー操作部322を通じて受け付けるようにする(ステップS206)。この場合、転送用のコンテンツデータの一覧リストに、多数の転送用のコンテンツデータの情報が存在する場合には、表示をスクロールさせるようにして、目的とする転送用のコンテンツデータを探すようにすることができるようにされる。
ステップS206において、携帯電話端末300のユーザーが目的とする転送用のコンテンツデータの選択入力を受け付けると、携帯電話端末300の制御部310は、ユーザーによって選択された転送用のコンテンツデータの提供要求を生成し、これをベースバンド処理部304、送信部308、アンテナ共用器302、送受信アンテナ301を通じて送出し、ハードディスクレコーダ100に送信する(ステップS207)。
ハードディスクレコーダ100の制御部150は、接続端子142、通信I/F回路141を通じて、携帯電話端末300からの転送用のコンテンツデータの提供要求を受信する(ステップS308)。そして、制御部150は、HDD130、多重/分離回路111、通信I/F回路141を制御し、HDD130のハードディスクに記憶保持されている要求された転送用のコンテンツデータを読み出し、これを多重/分離回路111を通じて通信I/F回路141に供給して、要求元の携帯電話端末300への送信を開始する(ステップS309)。
そして、要求された転送用のコンテンツデータを送信し終えるまで、当該転送用のコンテンツデータの送信を続行するようにし(ステップS310)、転送し終えた場合には、ハードディスクレコーダ100においては、この図10Bに示す処理を終了する。
一方、携帯電話端末300においては、ハードディスクレコーダ100から送信されてくる転送用のコンテンツデータを、送受信アンテナ301、アンテナ共用器302、受信部303、ベースバンド処理部304を通じて受信し、これを制御部310がLCDコントローラ331を通じてLCD332に供給することによって、受信した転送用のコンテンツデータに応じた映像を自機のLCD332の表示画面に表示し、また、受信した転送用のコンテンツデータに応じた音声を自機のスピーカーから放音し、当該転送用のコンテンツデータに応じたコンテンツを利用できるようにする(ステップS208)。
そして、要求した転送用のコンテンツデータの全部を受信して再生するまで、当該コンテンツデータの受信、再生処理を続行するようにし(ステップS209)、受信、再生し終えた場合には、携帯電話端末300においては、図10Aに示す処理を終了する。
このように、この実施の形態のコンテンツ利用システムのハードディスクレコーダ100と携帯電話端末300との間においては、ハードディスクレコーダ100に記憶保持されている転送用のコンテンツデータを、携帯電話端末300の要求に応じて、携帯電話端末300に提供し、携帯電話端末300において再生して利用することができるようにされる。
なお、図10に示した例は、説明を簡単にするため、ハードディスクレコーダ100からの転送用のコンテンツデータの送信、および、携帯電話端末300における転送用のコンテンツデータの受信、再生は、終了するまで続行するものとして説明したが、これに限るものではない。
例えば、携帯電話端末300において、ユーザーから転送用のコンテンツデータの再生を停止させる指示入力を受け付けた場合には、転送用のコンテンツデータの送信停止要求を携帯電話端末300からハードディスクレコーダ100に送信し、送信途中の転送用のコンテンツデータの転送を終了させるようにすることもできる。
また、転送用のコンテンツデータの一覧リストは、転送用のコンテンツデータだけの一覧リストであり、ハードディスクレコーダが記憶保持する通常のコンテンツデータについての情報は含まないものである。したがって、携帯電話端末300のユーザーは、目的とする転送用のコンテンツデータを迅速に選択して、目的とする転送用のコンテンツデータの提供を迅速に受けることができるようにされる。また、ハードディスクレコーダ100から携帯電話端末300に対しては、転送用のコンテンツデータしか提供しないようにされる。
図11は、この実施の形態のハードディスクレコーダ100のHDD130のハードディスクに記憶保持されるコンテンツデータの記録態様について説明するための図である。上述もしたように、この実施の形態のハードディスクレコーダ100は、転送マークキー177hが押下された場合に、転送用のコンテンツデータを形成して記憶保持することができるだけでなく、通常のハードディスクレコーダの場合と同様に、録画キー177aが押下操作された場合には、通常通り、コンテンツデータをHDD130のハードディスクに記憶保持するようにすることもできるものである。
したがって、録画キー177aが押下操作された場合には、例えば、図11に示すように、録画対象のコンテンツデータがスポーツ番組である場合には、スポーツフォルダに、音楽番組である場合には音楽フォルダに、また、ドラマ番組である場合には、ドラマフォルダに記録することができるようにされる。この場合、録画対象のコンテンツデータが放送番組である場合には、EPGデータに基づいて、コンテンツデータの属するジャンルを判別し、自動的に記録先のフォルダを特定することができるし、その他の場合には、ユーザーが指示したり、あるいは、コンテンツデータに付加されているメタデータに基づいて判別したりすることができるようにされる。
そして、転送マークキー177hが押下操作された場合には、上述もしたように、転送用のコンテンツデータが形成されて、これがHDD130のハードディスクに記録されるが、この場合には、通常のコンテンツデータは区別可能なように、例えば、リモート視聴フォルダに記憶保持するようにされる。
この場合、リモート視聴フォルダには、上述もしたように、画サイズやデータ圧縮方式が転送先の携帯電話端末300に合致するように調整、変換されると共に、メタデータが付加された転送用のコンテンツデータが記憶保持するようにされる。ここで、画サイズの変換は、転送先の携帯端末装置に応じて行うことができるようにされる。例えば、転送先の携帯端末装置が、上述した実施の形態のように携帯電話端末300の場合には、画サイズは「小」となるようにされ、転送先の携帯端末装置が、例えば比較的に大きな表示画面の表示素子を有する携帯ゲーム機の場合には、画サイズは「中」となるようにされる。
ここで、転送先の携帯端末装置が、どのような画サイズの表示画面の表示素子を有するものであるかは、ユーザーによって、予めハードディスクレコーダ100に登録しておくことにより、対応することができる。
そして、図11に示したように、通常の録画処理により記憶保持するようにされた通常のコンテンツデータと、転送マークキー177hが押下操作されることにより形成された転送用のコンテンツデータとで、記録先のフォルダを変えるようにしておくことによって、メタデータに付加された転送マーク情報を参照しなくても、転送用のコンテンツデータの一覧リストを作成して送信し、その転送用のコンテンツデータだけが記憶保持されているフォルダから要求に応じた転送用のコンテンツデータを迅速に読み出して提供したりすることができるようにされる。
[コンテンツ利用システムの変形例]
上述した実施の形態のコンテンツ利用システムは、ハードディスクレコーダ100に対して、1つの携帯電話端末300が広域ネットワーク500を通じて接続可能な場合を例にして説明した。しかし、ハードディスクレコーダ100が、複数のユーザーによって共用される場合もある。例えば、家族でハードディスク100を共用する場合である。
このような場合には、ユーザー毎に、各ユーザーが用いる携帯端末装置に応じた転送用のコンテンツデータを形成して、ユーザー毎のフォルダに記憶保持し、各ユーザーからの提供要求に応じて迅速に要求された転送用のコンテンツデータを提供できるようにしておくことが望ましい。
そこで、この例のコンテンツ利用システムにおいては、ハードディスクレコーダ100が、複数の家族によって利用される場合を想定し、ハードディスクレコーダ100において、複数のユーザー毎に、各ユーザーが用いる携帯端末装置に応じた転送用のコンテンツデータを形成して、これをユーザー毎のフォルダに記憶保持して管理できるようにしている。
なお、この変形例においても、ハードディスクレコーダ100は、図1に示した構成を有するものとして説明する。また、ハードディスクレコーダ100から転送用のコンテンツデータの提供を受ける携帯電話端末などの携帯端末装置は、基本的には、例えば、図5に示した構成を有するものとして説明するが、搭載された表示素子の表示画面の大きさや、用いているデータ圧縮方式などが携帯端末装置毎に異なるものである。
そして、この変形例の場合には、ハードディスクレコーダ100において、転送用のコンテンツデータを配信する可能性のある携帯端末装置の識別情報、画サイズ、データ圧縮方式などの転送用のコンテンツデータを形成するにあたって必要な情報を把握しておく必要がある。
そこで、この変形例のハードディスクレコーダ100の場合には、ハードディスクレコーダ100から転送用のコンテンツデータの配信を受けようとするユーザーは、予め自分が用いる携帯端末装置についての情報をハードディスクレコーダ100の例えばEEPROM154に登録しておくようにする。
図12は、この変形例のハードディスクレコーダ100において実行される携帯端末装置の設定入力処理について説明するためのフローチャートである。この図12に示す処理は、例えば、リモコン170のメニュー177gを押下操作することにより、ハードディスクレコーダ100において生成され、モニタ受像器200の表示画面に表示されるメニューリストの中から、「端末情報の設定入力」という項目を選択することにより、ハードディスクレコーダ100の制御部150において実行される。
この場合、まず制御部150は、携帯端末情報の入力画面を形成し、これを自機に接続されたモニタ受像器200の表示画面に表示して、目的とする携帯端末装置の識別ID(識別情報)、画サイズ、データ圧縮方式、その他の情報の入力を受け付ける(ステップS401)。ここで、携帯端末装置の識別IDは、その携帯端末装置の製造番号などのその携帯端末装置に固有の情報である。また、画サイズやデータ圧縮方式については、ユーザーマニュアルを参照して該当する情報を得て入力することにより対応することができる。
この他、画サイズやデータ圧縮方式などの情報については、用いる携帯端末装置の型番を入力することにより、予め登録されている複数の携帯端末装置についての端末情報から抽出して用いるようにしたり、あるいは、広域ネットワーク上の所定のサーバ装置にアクセスして取得してきてこれを用いるようにしたりすることで対応することができる。また、その他の情報としては、ユーザー名など、種々の任意の情報を入力することができるようにされる。
そして、ハードディスクレコーダ100においては、ステップS401において受け付けた情報に基づいて、携帯端末装置テーブルを作成して、これをEEPROM154に登録し(ステップS402)、この図12に示す処理を終了する。
図13は、図12に示した処理のステップS402の処理において、例えば、EEPROM154に作成される携帯端末装置テーブルの一例を説明するための図である。識別ID、画サイズ、圧縮方式、他の情報のそれぞれは、図12に示した処理のステップS401において入力するようにされた情報である。また、フォルダ名は、転送用のコンテンツデータの格納先のフォルダ名であり、この例の場合には、制御部150が自動的に特定するフォルダのフォルダ名である。なお、フォルダ名については、ユーザーの操作により変更することもできるようにされる。
これにより、図13に示した携帯端末装置テーブルを参照することにより、ハードディスクレコーダ100の制御部150においては、識別IDによって特定される携帯端末装置毎に、転送用のコンテンツデータの格納先を特定することができると共に、目的とするコンテンツデータを転送用のコンテンツデータに変換するために必要となる画サイズやデータ圧縮方式がどのようなものであるかをも把握することができるようにされる。
そして、この変形例において、ハードディスクレコーダ100を通じてコンテンツデータを利用している場合に、転送用のコンテンツデータを作成する場合には、上述もしたように、リモコン170の転送マークキー177hを押下操作することになるが、それよりも前に、作成する転送用のコンテンツデータの転送先の携帯端末装置が何かを示す情報を予め登録しておくようにする。
このようにすることによって、転送マークキー177hが押下操作された場合に、どの携帯端末装置用の転送用のコンテンツデータを形成し、それをどのフォルダに格納するのかを、図13に示した携帯端末装置テーブルの情報に基づいて特定することができるようにされる。
図14は、ハードディスクレコーダ100を利用するユーザーの1人が、これ以降において転送用のコンテンツデータの提供を受ける携帯端末装置を設定するための選択入力を受け付ける処理を説明するためのフローチャートである。この図14に示す処理も、リモコン170のメニュー177gを押下操作することにより、ハードディスクレコーダ100において生成され、モニタ受像器200の表示画面に表示されるメニューリストの中から、「端末の選択入力」という項目を選択することにより、ハードディスクレコーダ100の制御部150において実行される。
そして、制御部150は、転送マーク機能により録画されるコンテンツの配信を受ける端末装置の選択入力を受け付ける(ステップS501)。換言すれば、ステップS501の処理は、リモコン170の転送マークキー177hが押下操作された場合に、どの携帯端末装置用の転送用のコンテンツデータを形成し、それをどのフォルダに格納するのかを特定する情報を予め入力する処理である。ここで入力される情報は、目的とする携帯端末装置の識別IDである。
そして、ハードディスクレコーダ100の制御部150は、ステップS501において受け付けた選択入力に基づいて、選択された携帯端末装置をコンテンツの転送を受ける携帯端末装置の識別IDを最新の転送先の携帯端末装置を示す情報として例えばEEPROM154に設定し(ステップS502)、この図14に示す処理を終了する。
このようにして、例えばEEPROM154に設定された携帯端末装置の識別IDに基づいて、これ以降において、リモコン170の転送マークキー177hが押下操作された場合には、その識別IDによって特定される携帯端末装置用に、転送用のコンテンツデータが形成され、その形成された転送用のコンテンツデータが、当該識別IDによって特定される携帯端末装置用のフォルダに格納することができるようにされる。
図15は、上述したように、この変形例のハードディスクレコーダ100において、例えば複数のユーザー毎に異なる携帯端末装置が用いられることがある場合に、ハードディスクレコーダ100のHDD130のハードディスクに形成されるフォルダの形成例を説明するための図である。
例えば、図13に示したように、識別IDが「AAAA」の携帯端末装置と、識別IDが「BBBB」の携帯端末装置とが、この例のハードディスクレコーダ100から転送用のコンテンツデータの配信を受けるものとして予め登録されているとする。この場合には、図13に示した携帯端末装置テーブルの情報に基づいて、ハードディスクレコーダ100のHDD130のハードディスクに葉、図15に示すように、識別IDが「AAAA」の携帯端末装置用の転送用のコンテンツデータが格納される「リモート視聴1フォルダ」と、識別IDが「BBBB」の携帯端末装置用の転送用のコンテンツデータが格納される「リモート視聴2フォルダ」とが生成される。
そして、図14に示した処理により、転送用のコンテンツデータの転送先として選択された携帯端末装置が、識別IDが「AAAA」の携帯端末装置である場合には、識別IDが「AAAA」の携帯端末装置の画サイズやデータ圧縮方式に応じた転送用のコンテンツデータが形成され、これが、「リモート視聴1フォルダ」に格納される。なお、図15に示した例の場合には、識別IDが「AAAA」の携帯端末装置用の転送用のコンテンツデータとして、FL11、FL12、FL13の3つが格納されていることを示している。
また、図14に示した処理により、転送用のコンテンツデータの転送先として選択された携帯端末装置が、識別IDが「BBBB」の携帯端末装置である場合には、識別IDが「BBBB」の携帯端末装置の画サイズやデータ圧縮方式に応じた転送用のコンテンツデータが形成され、これが、「リモート視聴2フォルダ」に格納される。なお、図15に示した例の場合には、識別IDが「BBBB」の携帯端末装置用の転送用のコンテンツデータとして、FL21、FL22の2つが格納されていることを示している。
そして、この変形例において、ハードディスクレコーダ100に対してアクセス可能な携帯端末装置からは、自機の識別IDを含む各種の要求を形成して送信する。これにより、ハードディスクレコーダ100においては、受信した各種の要求に含まれる識別IDに基づいて、要求元の携帯端末装置を特定する。そして、ハードディスクレコーダ100においては、その特定した携帯端末装置用の転送用のコンテンツデータの一覧リストを、その特定した携帯端末装置用に形成されたフォルダに格納されている情報に基づいて形成して送信したり、その特定した携帯端末装置用の転送用のコンテンツデータを、その特定した携帯端末装置用に形成されたフォルダから抽出して送信したりすることができるようにされる。
すなわち、この変形例においても、ハードディスクレコーダ100においては、図9を用いて説明した処理により、各形態端末装置毎の転送用のコンテンツデータが形成されて記憶保持するようにされる。しかし、この変形例のハードディスクレコーダ100においては、図9に示したステップS105の処理においては、図14に示した処理により設定され、この設定された情報によって特定される図13に示した携帯端末装置テーブルの情報に基づいて、選択された携帯端末装置に応じた転送用のコンテンツデータが形成され、これが、選択された携帯端末装置用のフォルダに格納するようにされる。ステップS105以外の処理は、上述もした通りに実行される。
そして、この変形例においても、携帯端末装置とハードディスクレコーダ100との間においては、図10を用いて説明した処理により、転送用のコンテンツデータの一覧リストや転送用のコンテンツデータの提供が行われる。ただし、図10AのステップS201の処理においては、接続要求の携帯端末装置の識別IDを接続要求に含めて送信するようにする。
そして、図10BのステップS307においては、ステップS301において受信した接続要求に含まれる識別IDによって特定される携帯端末装置用に形成されたフォルダに格納されている情報に基づいて、その特定された携帯端末装置用の転送用のコンテンツデータの一覧リストを作成して送信する。
同様に、図10BのステップS309においては、ステップS301において受信した接続要求に含まれる識別IDによって特定される携帯端末装置用に形成されたフォルダから、要求された転送用のコンテンツデータを抽出して転送する。
なお、ここでは、図10AのステップS201において携帯端末装置から送信され、図10BのステップS301においてハードディスクレコーダ100において受信される接続要求に含まれる識別IDを用いて要求元の携帯端末装置を識別するようにしたが、これに限るものではない。
例えば、ステップS307においては、図10AのステップS203において携帯端末装置から送信され、図10BのステップS306においてハードディスクレコーダ100において受信される転送用のコンテンツデータの提供要求に含まれる識別IDを用いて要求元の携帯端末装置を識別するようにしてもよい。
また、ステップS309においては、図10AのステップS207において携帯端末装置から送信され、図10BのステップS308においてハードディスクレコーダ100において受信される転送用のコンテンツデータの提供要求に含まれる識別IDを用いて要求元の携帯端末装置を識別するようにしてもよい。
なお、ここでは、家族でハードディスクレコーダ100を共用する場合として説明した。このように、複数のユーザーがハードディスクレコーダを供給する場合であっても、各ユーザーが用いる携帯端末装置毎に、適切に転送用のコンテンツデータを形成して、携帯端末装置毎のフォルダに格納して管理し、携帯端末装置からの要求に応じて、その携帯端末装置用に形成された転送用のコンテンツデータだけを、その携帯端末装置だけに提供することができるようにされる。
また、上述したように、複数のユーザーがハードディスクレコーダ100を共用する場合に限らず、1人のユーザーが、複数の携帯端末装置を用いてハードディスクレコーダ100において記録するようにしたコンテンツデータを用いる場合においても、同様に処理することができる。すなわち、用いる携帯端末装置毎に、転送用のコンテンツデータを形成して、これを携帯端末装置毎に管理することにより、ユーザーの人数にかかわり無く、各携帯端末装置毎に適切に転送用のコンテンツデータを形成して管理し、これを携帯端末装置を通じて利用することができるようにされる。
なお、上述した変形例の場合には、携帯端末装置テーブルを事前に作成すると共に、転送マークキー177hが押下操作される前に、目的とする携帯端末装置を選択して設定しておくことにより、利用される携帯端末装置が何台存在しても対応できるものである。しかし、用いる携帯端末装置を予め制限してよい場合には、例えば、リモコン170に、各携帯端末装置毎の転送マークキーを設けるようにしておけば、少なくとも、転送マークキー177hが押下操作される前に、目的とする携帯端末装置を選択して設定する処理をしなくても済むようにすることができる。
なお、上述した実施の形態においては、この発明による記録再生装置をハードディスクレコーダに適用した場合を例にして説明したが、記録再生装置としては、パーソナルコンピュータやビデオテープレコーダなどの種々の記録再生装置に適用することができる。
また、上述した実施の形態においては、ハードディスクレコーダ100から転送用のコンテンツデータの提供を受ける装置としては、携帯電話端末を用いるものとして説明したが、これに限るものではない。通信機能を備えたPDA(Personal Digital Assistants)等と呼ばれる携帯情報処理装置、携帯型ゲーム機、ノートパソコン、電子手帳など、通信機能を備えた各種の携帯端末装置を用いるようにすることが可能である。
また、上述した実施の形態においては、図4に示したように、転送用のコンテンツデータと、メタデータとを1ファイル中に設けるものとして説明したが、これに限るものではない。転送用のコンテンツデータとメタデータとを別々のファイルで管理するようにしてももちろんよい。
また、上述した実施の形態においては、転送マークキー177hが押下操作された場合に、その時点において、ハードディスクレコーダから出力するようにしているコンテンツデータから転送用のコンテンツデータに変換するものとして説明したが、これに限るものではない。
出力するようにしているコンテンツデータが、バッファ等に蓄えられて出力するようにされているものである場合には、転送マークキー177hが押下操作された時点よりも、所定時間分前のコンテンツデータから転送用のコンテンツデータに変換するようにしてもよい。このようにすることによって、ユーザーが必要と判断した情報をもらさず転送用のコンテンツデータに変換することができるようにされる。
また、既にHDD130のハードディスクに記録されているコンテンツデータを再生している場合には、転送マークキー177hが押下操作された時点よりも、所定時間分前のコンテンツデータを再度HDD130のハードディスクから読み出すようにして、転送用のコンテンツデータに変換するようにしてもよい。
また、HDD130に録画済のコンテンツデータやダウンロード済みのコンテンツを再生している場合に、転送マークキー177hが押下操作された場合には、既にHDD 130のハードディスクに記録されているコンテンツデータに対して、切り出しの開始位置を示す情報、切り出し終了位置を示す情報を付加するようにしておき、再生終了後に、切り出しの開始位置を示す情報、切り出し終了位置を示す情報に基づいて、その区間のコンテンツデータを転送用のコンテンツデータに変換して記憶保持するようにすることももちろん可能である。
また、この場合にも、転送マークキー177hが押下操作された時点よりも所定時間分前の位置、あるいは、転送マークキー177hが押下操作された時点よりも前のシーン変化点などの意味のある位置に、切り出しの開始位置を示す情報、切り出し終了位置を示す情報を付加するようにしてももちろんよい。
また、上述した実施の形態においては、携帯端末装置毎の画サイズ、データ圧縮方式に基づいて、目的とするコンテンツデータから転送用のコンテンツデータを形成する(目的とするコンテンツデータを転送用のコンテンツデータに変換する)ものとして説明したが、これに限るものではない。
転送用のコンテンツデータは、転送先の携帯端末装置の種々の条件に応じて、適切な転送用のコンテンツデータに変換することができる。例えば、転送先の携帯端末装置において表現可能な色の階調などに応じて、転送用のコンテンツデータの映像データの画質を調整するようにしたり、転送先の携帯端末装置のスピーカーの性能に応じて、転送用のコンテンツデータの音声データの品質を調整したりするなどのこともできる。
また、コンテンツデータは、AV(Audio/Visual)データだけでなく、音楽データなどの音声データのみのコンテンツデータ、テキストデータ、ゲームプログラムなどの種々のコンテンツデータを携帯端末装置への転送の対象とすることができる。そして、コンテンツデータがゲームプログラムなどの場合には、携帯端末装置のCPUの処理速度に応じて、機能を制限した転送用のコンテンツデータを形成して提供するなどのこともできる。
また、上述した実施の形態のコンテンツ利用システムの場合には、携帯端末装置に事前に転送用のコンテンツデータをダウンロードする必要もないので、携帯端末装置の記録媒体を効率よく利用することができる。
また、上述した実施の形態のコンテンツ利用システムにおいては、ハードディスクレコーダ100と携帯電話端末300とは、広域ネットワーク500を通じて接続されるものとして説明したが、これに限るものではない。LAN(Local Area Network)等の所定のネットワークを通じて接続可能な場合にこの発明を適用することができる。
この発明の一実施の形態が適用されたコンテンツ利用システムを説明するための図である。 この発明の記録再生装置の一実施の形態が適用されたハードディスクレコーダを説明するためのブロック図である。 図1、図2に示したハードディスクレコーダ100のリモコン170の概観を説明するための図である。 ハードディスクレコーダ100で形成される転送用のコンテンツデータの具体例を説明するための図である。 図1に示した携帯電話端末300の構成例を説明するためのブロック図である。 携帯電話端末300においての転送用のコンテンツデータの一覧リストの利用態様を説明するための図である。 携帯電話端末300においての転送用のコンテンツデータの利用態様を説明するための図である。 ハードディスクレコーダ100から携帯電話端末300に提供されるコンテンツデータについて説明するための図である。 ハードディスクレコーダ100においての転送マークキーが押下された場合の処理について説明するためのフローチャートである。 ハードディスクレコーダ100と携帯電話端末300との間で行われる転送用のコンテンツデータの送受信処理を説明するためのフローチャートである。 ハードディスクに記憶保持されるコンテンツデータの記録態様について説明するための図である。 携帯端末装置の設定入力処理について説明するためのフローチャートである。 携帯端末装置テーブルの一例を説明するための図である。 携帯端末装置の選択入力を受け付ける処理を説明するためのフローチャートである。 ハードディスクに形成されるフォルダの形成例を説明するための図である。
符号の説明
100…ハードディスクレコーダ、101…デジタル入出力端子、102…デジタルインターフェース回路、103…デジタル放送の受信アンテナ、104…デジタルチューナ、105…アナログ放送の受信アンテナ、106…アナログチューナ、107…音声処理部、108…音声エンコーダ、109…映像処理部、110…映像エンコーダ、121…音声デコーダ、122…出力音声処理部、123…音声出力端子、124…映像デコーダ、125…出力映像処理部、126…映像合成回路、127…映像出力端子、111…多重/分離回路、130…ハードディスクドライブ(HDD)、141…通信I/F回路、142…接続端子、143…変換処理部、150…制御部、151…CPU、152…ROM、153…RAM、154…EEPROM、155…CPUバス、161…一覧リスト生成部、162…辞書データメモリ、163…時計回路、164…キー操作部、165…リモコン信号受光部、170…リモコン、200…モニタ受像機、300…携帯電話端末、500…広域ネットワーク

Claims (16)

  1. 供給されるコンテンツデータを記録媒体に記録する機能と前記記録媒体に記録されたコンテンツデータを再生する機能とを備えた記録再生装置と、コンテンツデータの提供を受けてこれを再生する機能を備えた携帯端末装置とが、所定のネットワークを通じて接続されて構成されるコンテンツ利用システムであって、
    前記記録再生装置は、
    供給される前記コンテンツデータを出力するようにしている場合に、あるいは、前記記録媒体に記録された前記コンテンツデータを出力するようにしている場合に、転送して利用するコンテンツデータであることの指示入力を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段を通じて前記指示入力を受け付けた場合に、出力するようにしている前記コンテンツデータを、前記受付手段を通じて前記指示入力を受け付けた時点を基準とする位置から、前記携帯端末装置に転送する転送用のコンテンツデータに変換する変換手段と、
    前記変換手段により変換された前記転送用のコンテンツデータを前記記録媒体に記録するようにする記録手段と、
    前記記録媒体に記録される前記転送用のコンテンツデータに対して、当該コンテンツデータが転送用のものであることを示す情報を含むメタデータを生成して付加する付加手段と、
    前記携帯端末装置からの転送用のコンテンツデータの一覧リストの提供要求を受信する一覧リスト提供要求受信手段と、
    前記一覧リスト提供要求受信手段を通じて、前記一覧リストの提供要求を受信した場合に、前記付加手段により各転送用のコンテンツデータに付加するようにされている前記メタデータに基づいて、転送用のコンテンツデータの一覧リストを生成する一覧リスト生成手段と、
    前記一覧リスト生成手段により生成された転送用のコンテンツデータの前記一覧リストを要求元の前記携帯端末装置に対して送信する一覧リスト送信手段と、
    前記携帯通信端末からの転送用のコンテンツデータの提供要求を受信するコンテンツデータ提供要求受信手段と、
    前記コンテンツデータ提供要求受信手段を通じて、転送用のコンテンツデータの前記提供要求を受信した場合に、前記記録媒体に記録されている要求された前記転送用のコンテンツデータを要求元の前記携帯端末装置に送信するコンテンツデータ送信手段と
    を備え、
    前記携帯端末装置は、
    前記記録再生装置に対して、転送用のコンテンツデータの一覧リストの提供要求を送信する一覧リスト提供要求送信手段と、
    前記記録再生装置から送信されてくる転送用のコンテンツデータの前記一覧リストを受信する一覧リスト受信手段と、
    前記一覧リスト受信手段で受信した前記一覧リストを表示素子の表示画面に表示するように制御する表示制御手段と
    前記表示制御手段の制御により、前記表示素子の表示画面に表示された転送用のコンテンツデータの前記一覧リストの中から、目的とする転送用のコンテンツデータの選択入力を受け付ける選択受付手段と、
    前記選択受付手段を通じて受け付けた前記選択入力により選択された転送用のコンテンツデータの提供要求を送信するコンテンツデータ提供要求送信手段と、
    前記記録再生装置から送信されてくる転送用のコンテンツデータを受信して利用できるようにするコンテンツデータ受信手段と
    を備えることを特徴とするコンテンツ利用システム。
  2. 請求項1に記載のコンテンツ利用システムであって、
    前記記録再生装置の前記変換手段は、前記コンテンツデータが、映像データを含む場合には、前記映像データの画サイズの送信先の携帯端末装置に応じた変換を含むことを特徴とするコンテンツ利用システム。
  3. 請求項1に記載のコンテンツ利用システムであって、
    前記記録再生装置の前記変換手段は、コンテンツデータについてのデータ圧縮方式の変換を含むことを特徴とするコンテンツ利用システム。
  4. 請求項1に記載のコンテンツ利用システムであって、
    前記記録再生装置は、
    転送用のコンテンツデータの転送先の携帯端末装置を設定するための当該携帯端末装置の識別情報を含む設定入力を受け付ける設定入力受付手段と、
    前記設定入力受付手段を通じて受け付けた設定入力に応じた情報を記憶保持する設定情報保持手段と
    を備え、
    前記変換手段は、前記設定情報保持手段に保持されている情報に基づいて、転送先の携帯端末装置として設定された携帯通信端末に応じてコンテンツデータの変換を行うものであり、
    前記記録手段は、前記設定情報保持手段に保持されている情報に基づいて、前記変換手段からの前記転送用のコンテンツデータを、転送先の携帯端末装置として設定された携帯通信端末用のものとして前記記録媒体に記録するものであり、
    前記一覧リスト提供要求受信手段は、要求元の前記携帯端末装置の識別情報を含む、一覧リストの前記提供要求を受信するものであり、
    前記一覧リスト生成手段は、前記一覧リスト提供要求受信手段を通じて受信した要求元の前記携帯端末装置の識別情報に基づいて、前記識別情報により特定される前記携帯端末装置用に変換された転送用のコンテンツデータのメタデータを参照し、転送用のコンテンツデータの前記一覧リストを生成するものであり、
    前記携帯端末装置の前記一覧リスト提供要求送信手段は、自機の識別情報をも含む、転送用のコンテンツデータの一覧リストの前記提供要求を送信するものである
    ことを特徴とするコンテンツ利用システム。
  5. 供給されるコンテンツデータを記録媒体に記録する機能と前記記録媒体に記録されたコンテンツデータを再生する機能とを備えた記録再生装置と、コンテンツデータの提供を受けてこれを再生する機能を備えた携帯端末装置とが、所定のネットワークを通じて接続されて構成されるコンテンツ利用システムで用いられるコンテンツ利用方法であって、
    前記記録再生装置においては、
    供給される前記コンテンツデータを出力するようにしている場合に、あるいは、前記記録媒体に記録された前記コンテンツデータを出力するようにしている場合に、転送して利用するコンテンツデータであることの指示入力を受け付ける受付工程と、
    前記受付工程において前記指示入力を受け付けた場合に、出力するようにしている前記コンテンツデータを、前記受付工程において前記指示入力を受け付けた時点を基準とする位置から、前記携帯端末装置に転送する転送用のコンテンツデータに変換する変換工程と、
    前記変換工程において変換した前記転送用のコンテンツデータを前記記録媒体に記録するようにする記録工程と、
    前記記録媒体に記録する前記転送用のコンテンツデータに対して、当該コンテンツデータが転送用のものであることを示す情報を含むメタデータを生成して付加する付加工程と、
    前記携帯端末装置からの転送用のコンテンツデータの一覧リストの提供要求を受信する一覧リスト提供要求受信工程と、
    前記一覧リスト提供要求受信工程において、前記一覧リストの提供要求を受信した場合に、前記付加工程において各転送用のコンテンツデータに付加した前記メタデータに基づいて、転送用のコンテンツデータの一覧リストを生成する一覧リスト生成工程と、
    前記一覧リスト生成工程において生成した転送用のコンテンツデータの前記一覧リストを要求元の前記携帯端末装置に対して送信する一覧リスト送信工程と、
    前記携帯通信端末からの転送用のコンテンツデータの提供要求を受信するコンテンツデータ提供要求受信工程と、
    前記コンテンツデータ提供要求受信工程において、転送用のコンテンツデータの前記提供要求を受信した場合に、前記記録媒体に記録されている要求された前記転送用のコンテンツデータを要求元の前記携帯端末装置に送信するコンテンツデータ送信工程と
    を有し、
    前記携帯端末装置においては、
    前記記録再生装置に対して、転送用のコンテンツデータの一覧リストの提供要求を送信する一覧リスト提供要求送信工程と、
    前記記録再生装置から送信されてくる転送用のコンテンツデータの前記一覧リストを受信する一覧リスト受信工程と、
    前記一覧リスト受信工程において受信した前記一覧リストを表示素子の表示画面に表示するように制御する表示制御工程と
    前記表示制御工程においての制御により、前記表示素子の表示画面に表示した転送用のコンテンツデータの前記一覧リストの中から、目的とする転送用のコンテンツデータの選択入力を受け付ける選択受付工程と、
    前記選択受付工程において受け付けた前記選択入力により選択した転送用のコンテンツデータの提供要求を送信するコンテンツデータ提供要求送信工程と、
    前記記録再生装置から送信されてくる転送用のコンテンツデータを受信して利用できるようにするコンテンツデータ受信工程と
    を有することを特徴とするコンテンツ利用方法。
  6. 請求項5に記載のコンテンツ利用方法であって、
    前記記録再生装置の前記変換工程においては、前記コンテンツデータが、映像データを含む場合には、前記映像データの画サイズの送信先の携帯端末装置に応じた変換を含むことを特徴とするコンテンツ利用方法。
  7. 請求項5に記載のコンテンツ利用方法であって、
    前記記録再生装置の前記変換工程においては、コンテンツデータについてのデータ圧縮方式の変換を含むことを特徴とするコンテンツ利用方法。
  8. 請求項5に記載のコンテンツ利用方法であって、
    前記記録再生装置においては、
    転送用のコンテンツデータの転送先の携帯端末装置を設定するための当該携帯端末装置の識別情報を含む設定入力を受け付ける設定入力受付工程と、
    前記設定入力受付工程において受け付けた設定入力に応じた情報を設定保持手段に記録する設定情報記録工程と
    を有し、
    前記変換工程においては、前記設定情報保持手段に記録された情報に基づいて、転送先の携帯端末装置として設定された携帯通信端末に応じてコンテンツデータの変換を行うようにし、
    前記記録工程においては、前記設定情報保持手段に記録された情報に基づいて、前記変換工程において変換された前記転送用のコンテンツデータを、転送先の携帯端末装置として設定された携帯通信端末用のものとして前記記録媒体に記録するようにしており、
    前記一覧リスト提供要求受信工程においては、要求元の前記携帯端末装置の識別情報を含む、一覧リストの前記提供要求を受信し、
    前記一覧リスト生成工程においては、前記一覧リスト提供要求受信工程において受信した要求元の前記携帯端末装置の識別情報に基づいて、前記識別情報により特定される前記携帯端末装置用に変換された転送用のコンテンツデータのメタデータを参照し、転送用のコンテンツデータの前記一覧リストを生成し、
    前記携帯端末装置の前記一覧リスト提供要求送信工程においては、自機の識別情報をも含む、転送用のコンテンツデータの一覧リストの前記提供要求を送信する
    ことを特徴とするコンテンツ利用方法。
  9. 供給されるコンテンツデータを記録媒体に記録する機能と前記記録媒体に記録されたコンテンツデータを再生する機能とを備えた記録再生装置と、コンテンツデータの提供を受けてこれを再生する機能を備えた携帯端末装置とが、所定のネットワークを通じて接続されて構成されるコンテンツ利用システムで用いられる前記記録再生装置であって、
    供給される前記コンテンツデータを出力するようにしている場合に、あるいは、前記記録媒体に記録された前記コンテンツデータを出力するようにしている場合に、転送して利用するコンテンツデータであることの指示入力を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段を通じて前記指示入力を受け付けたときに、出力するようにしている前記コンテンツデータを、前記受付手段を通じて前記指示入力を受け付けた時点を基準とする位置から、前記携帯端末装置に転送する転送用のコンテンツデータに変換する変換手段と、
    前記変換手段により変換された前記転送用のコンテンツデータを前記記録媒体に記録するようにする記録手段と、
    前記記録媒体に記録される前記転送用のコンテンツデータに対して、当該コンテンツデータが転送用のものであることを示す情報を含むメタデータを生成して付加する付加手段と、
    前記携帯端末装置からの転送用のコンテンツデータの一覧リストの提供要求を受信する一覧リスト提供要求受信手段と、
    前記一覧リスト提供要求受信手段を通じて、前記一覧リストの提供要求を受信した場合に、前記付加手段により各転送用のコンテンツデータに付加するようにされている前記メタデータに基づいて、転送用のコンテンツデータの一覧リストを生成する一覧リスト生成手段と、
    前記一覧リスト生成手段により生成された転送用のコンテンツデータの前記一覧リストを要求元の前記携帯端末装置に対して送信する一覧リスト送信手段と、
    前記携帯通信端末からの転送用のコンテンツデータの提供要求を受信するコンテンツデータ提供要求受信手段と、
    前記コンテンツデータ提供要求受信手段を通じて、転送用のコンテンツデータの前記提供要求を受信した場合に、前記記録媒体に記録されている要求された前記転送用のコンテンツデータを要求元の前記携帯端末装置に送信するコンテンツデータ送信手段と
    を備えることを特徴とする記録再生装置。
  10. 請求項9に記載の記録再生装置であって、
    前記変換手段は、前記コンテンツデータが、映像データを含む場合には、前記映像データの画サイズの送信先の携帯端末装置に応じた変換を含むことを特徴とする記録再生装置。
  11. 請求項9に記載の記録再生装置であって、
    前記変換手段は、コンテンツデータについてのデータ圧縮方式の変換を含むことを特徴とする記録再生装置。
  12. 請求項9に記載の記録再生装置であって、
    転送用のコンテンツデータの転送先の携帯端末装置を設定するための当該携帯端末装置の識別情報を含む設定入力を受け付ける設定入力受付手段と、
    前記設定入力受付手段を通じて受け付けた設定入力に応じた情報を記憶保持する設定情報保持手段と
    を備え、
    前記変換手段は、前記設定情報保持手段に保持されている情報に基づいて、転送先の携帯端末装置として設定された携帯通信端末に応じてコンテンツデータの変換を行うものであり、
    前記記録手段は、前記設定情報保持手段に保持されている情報に基づいて、前記変換手段からの前記転送用のコンテンツデータを、転送先の携帯端末装置として設定された携帯通信端末用のものとして前記記録媒体に記録するものであり、
    前記一覧リスト提供要求受信手段は、要求元の前記携帯端末装置の識別情報を含む、一覧リストの前記提供要求を受信するものであり、
    前記一覧リスト生成手段は、前記一覧リスト提供要求受信手段を通じて受信した要求元の前記携帯端末装置の識別情報に基づいて、前記識別情報により特定される前記携帯端末装置用に変換された転送用のコンテンツデータのメタデータを参照し、転送用のコンテンツデータの前記一覧リストを生成するものであり、
    ことを特徴とする記録再生装置。
  13. 供給されるコンテンツデータを記録媒体に記録する機能と前記記録媒体に記録されたコンテンツデータを再生する機能とを備えた記録再生装置と、コンテンツデータの提供を受けてこれを再生する機能を備えた携帯端末装置とが、所定のネットワークを通じて接続されて構成されるコンテンツ利用システムの前記記録再生装置で用いられるコンテンツ提供方法であって、
    供給される前記コンテンツデータを出力するようにしている場合に、あるいは、前記記録媒体に記録された前記コンテンツデータを出力するようにしている場合に、転送して利用するコンテンツデータであることの指示入力を受け付ける受付工程と、
    前記受付工程において前記指示入力を受け付けたときに、出力するようにしている前記コンテンツデータを、前記受付手段を通じて前記指示入力を受け付けた時点を基準とする位置から、前記携帯端末装置に転送する転送用のコンテンツデータに変換する変換工程と、
    前記変換工程において変換した前記転送用のコンテンツデータを前記記録媒体に記録する記録工程と、
    前記記録媒体に記録される前記転送用のコンテンツデータに対して、当該コンテンツデータが転送用のものであることを示す情報を含むメタデータを生成して付加する付加工程と、
    前記携帯端末装置からの転送用のコンテンツデータの一覧リストの提供要求を受信する一覧リスト提供要求受信工程と、
    前記一覧リスト提供要求受信工程において前記一覧リストの提供要求を受信した場合に、前記付加工程において各転送用のコンテンツデータに付加するようにされている前記メタデータに基づいて、転送用のコンテンツデータの一覧リストを生成する一覧リスト生成工程と、
    前記一覧リスト生成工程において生成した転送用のコンテンツデータの前記一覧リストを要求元の前記携帯端末装置に対して送信する一覧リスト送信工程と、
    前記携帯通信端末からの転送用のコンテンツデータの提供要求を受信するコンテンツデータ提供要求受信工程と、
    前記コンテンツデータ提供要求受信工程において、転送用のコンテンツデータの前記提供要求を受信した場合に、前記記録媒体に記録されている要求された前記転送用のコンテンツデータを要求元の前記携帯端末装置に送信するコンテンツデータ送信工程と
    を有することを特徴とするコンテンツ提供方法。
  14. 請求項13に記載のコンテンツ提供方法であって、
    転送用のコンテンツデータの転送先の携帯端末装置を設定するための当該携帯端末装置の識別情報を含む設定入力を受け付ける設定入力受付工程と、
    前記設定入力受付工程において受け付けた設定入力に応じた情報を設定情報保持手段に記録する設定情報記録工程と
    を有し、
    前記変換工程においては、前記設定情報保持手段に記録された情報に基づいて、転送先の携帯端末装置として設定された携帯通信端末に応じてコンテンツデータの変換を行うようにし、
    前記記録工程においては、前記設定情報保持手段に記録された情報に基づいて、前記変換工程において変換された前記転送用のコンテンツデータを、転送先の携帯端末装置として設定された携帯通信端末用のものとして前記記録媒体に記録するようにしており、
    前記一覧リスト提供要求受信工程においては、要求元の前記携帯端末装置の識別情報を含む、一覧リストの前記提供要求を受信し、
    前記一覧リスト生成工程においては、前記一覧リスト提供要求受信工程において受信した要求元の前記携帯端末装置の識別情報に基づいて、前記識別情報により特定される前記携帯端末装置用に変換された転送用のコンテンツデータのメタデータを参照し、転送用のコンテンツデータの前記一覧リストを生成する
    ことを特徴とするコンテンツ提供方法。
  15. 供給されるコンテンツデータを記録媒体に記録する機能と前記記録媒体に記録されたコンテンツデータを再生する機能とを備えた記録再生装置と、コンテンツデータの提供を受けてこれを再生する機能を備えた携帯端末装置とが、所定のネットワークを通じて接続されて構成されるコンテンツ利用システムの前記記録再生装置に搭載されたコンピュータが実行するプログラムであって、
    供給される前記コンテンツデータを出力するようにしている場合に、あるいは、前記記録媒体に記録された前記コンテンツデータを出力するようにしている場合に、転送して利用するコンテンツデータであることの指示入力を受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップにおいて前記指示入力を受け付けた場合に、出力するようにしている前記コンテンツデータを、前記受付手段を通じて前記指示入力を受け付けた時点を基準とする位置から、前記携帯端末装置に転送する転送用のコンテンツデータに変換する変換ステップと、
    前記変換ステップにおいて変換した前記転送用のコンテンツデータを前記記録媒体に記録する記録ステップと、
    前記記録媒体に記録される前記転送用のコンテンツデータに対して、当該コンテンツデータが転送用のものであることを示す情報を含むメタデータを生成して付加する付加ステップと、
    前記携帯端末装置からの転送用のコンテンツデータの一覧リストの提供要求を受信する一覧リスト提供要求受信ステップと、
    前記一覧リスト提供要求受信ステップにおいて前記一覧リストの提供要求を受信した場合に、前記付加工程において各転送用のコンテンツデータに付加するようにされている前記メタデータに基づいて、転送用のコンテンツデータの一覧リストを生成する一覧リスト生成ステップと、
    前記一覧リスト生成ステップにおいて生成した転送用のコンテンツデータの前記一覧リストを要求元の前記携帯端末装置に対して送信する一覧リスト送信ステップと、
    前記携帯通信端末からの転送用のコンテンツデータの提供要求を受信するコンテンツデータ提供要求受信ステップと、
    前記コンテンツデータ提供要求受信ステップにおいて、転送用のコンテンツデータの前記提供要求を受信した場合に、前記記録媒体に記録されている要求された前記転送用のコンテンツデータを要求元の前記携帯端末装置に送信するコンテンツデータ送信ステップと
    を前記記録再生装置の前記コンピュータが実行することを特徴とするコンテンツ提供プログラム。
  16. 請求項15に記載のコンテンツ提供プログラムであって、
    転送用のコンテンツデータの転送先の携帯端末装置を設定するための当該携帯端末装置の識別情報を含む設定入力を受け付ける設定入力受付ステップと、
    前記設定入力受付ステップにおいて受け付けた設定入力に応じた情報を設定情報保持手段に記録する設定情報記録ステップと
    を前記記録再生装置の前記コンピュータが実行し、
    前記変換ステップにおいては、前記設定情報保持手段に記録された情報に基づいて、転送先の携帯端末装置として設定された携帯通信端末に応じてコンテンツデータの変換を行うようにし、
    前記記録ステップにおいては、前記設定情報保持手段に記録された情報に基づいて、前記変換工程において変換された前記転送用のコンテンツデータを、転送先の携帯端末装置として設定された携帯通信端末用のものとして前記記録媒体に記録するようにしており、
    前記一覧リスト提供要求受信ステップにおいては、要求元の前記携帯端末装置の識別情報を含む一覧リストの前記提供要求を受信し、
    前記一覧リスト生成ステップにおいては、前記一覧リスト提供要求受信工程において受信した要求元の前記携帯端末装置の識別情報に基づいて、前記識別情報により特定される前記携帯端末装置用に変換された転送用のコンテンツデータのメタデータを参照し、転送用のコンテンツデータの前記一覧リストを生成する
    ことを特徴とするコンテンツ提供プログラム。
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