JP2009071373A - 車載用信号入力回路 - Google Patents

車載用信号入力回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2009071373A
JP2009071373A JP2007234528A JP2007234528A JP2009071373A JP 2009071373 A JP2009071373 A JP 2009071373A JP 2007234528 A JP2007234528 A JP 2007234528A JP 2007234528 A JP2007234528 A JP 2007234528A JP 2009071373 A JP2009071373 A JP 2009071373A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
voltage
internal
signal
signal processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007234528A
Other languages
English (en)
Inventor
Taichi Hasegawa
太一 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2007234528A priority Critical patent/JP2009071373A/ja
Publication of JP2009071373A publication Critical patent/JP2009071373A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Abstract

【課題】 信号処理回路の電源入力インピーダンスが高くなった場合でも、簡単な部品追加により、電源ラインや信号入力端子に印加される電圧が過度に上昇することを安価に防止できる車載用信号入力回路を提供する。
【解決手段】 定格電源電圧Vccよりも高い信号電圧を入力可能な信号処理IC101(例えばマイコン)において、その内部電源経路PLIに該信号電圧をクランプする。そして、内部信号処理回路102の電源入力インピーダンスが低い場合は、該内部信号処理回路102を経由して接地側にクランプ電流を落とす。他方、内部信号処理回路102の電源入力インピーダンスが上昇した場合は、内部電源経路PLIにつながるIC外の外部電源ラインPLEから接地側に分岐する外部クランプ経路CLE上に電圧規制素子ZDを設けたので、外部電源ラインPLEあるいは信号処理IC101の信号入力端子に、上記電源入力インピーダンス上昇に由来した過電圧が印加されることが効果的に防止される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、車両(例えば、自動車)に搭載された電子機器の制御等を司る車載用信号入力回路に関する。
富士通株式会社F2MC−16LX/MB90945シリーズ データシート
自動車には、各種電子機器(被制御要素)を制御するために多数のECUが搭載されている。ECUはマイコンを主体に構成され、イグニッションOFF時など機能停止時においてEEPROM等の不揮発性メモリを用いずにバックアップデータを保持するために、マイコン内RAMにデータを記憶し、そのRAMデータを保持するためにマイコンへの電源供給を継続する場合がある。この場合、暗電流を低減のため、CPUのクロック発振停止などを行なう省電力モードとする方式が採用されている。
ところで、ECUに使用されている汎用マイコンの中には、電流制限用抵抗とマイコン内部の保護用ダイオードを介してマイコンの内部電源経路にクランプすることにより、定格電圧(例えば5V)以上の信号入力(例えば車載バッテリー電圧(+B:10〜16V程度))を可能としたものがある(非特許文献1)。
非特許文献1のようなマイコンでは、定格電圧以上の信号入力を行なう場合に、クランプ電流の通電経路がマイコン内部の信号処理回路(例えばCPU部分)を経由して接地に流れるようになっている。この場合、バッテリー電圧のごとくマイコンの定格を超える信号電圧が入力されても動作上支障がないようにするためには、内部電源経路の電圧がマイコン自身の定格電圧を超えないことが必要である。しかし、前述の省電力モード時においては、信号処理回路の電源入力インピーダンスが高くなり、その状態でバッテリー電圧がマイコンの各ポートへ印加されると、マイコンの内部電源経路ひいてはこれにつながる外部電源ラインの電圧が定格電圧以上に持ち上がってしまうおそれがある。この場合、該外部電源ラインにマイコン等の他の機器が接続されている場合は、その動作に悪影響を及ぼす可能性がある。また、マイコンへの信号入力電圧は、マイコンの各ポートに接続された電流制限用抵抗と、クランプされている電源ライン、つまり、信号処理回路の電源入力インピーダンスとの分圧により定まるので、信号処理回路の電源入力インピーダンスが高くなると、バッテリー電圧が電流制限用抵抗で十分下がりきらずにポート入力されることになり、ポート破損等の不具合も懸念される。
また、これを防止するために、信号入力に使用されるバッテリー電圧を、マイコン電源とは別のラインにクランプする回路を、マイコンの外部にて入力回路毎に個別に追加することも考えられるが、部品点数が多くなりがちであり、コスト増加要因となることは避けがたい。
本発明の課題は、信号入力に使用されるバッテリー電圧を信号処理回路の電源ラインにクランプする構成を前提として、信号処理回路の電源入力インピーダンスが高くなった場合でも、簡単な部品追加により、電源ラインや信号入力端子に印加される電圧が過度に上昇することを安価に防止できる車載用信号入力回路を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記の課題を解決するために、本発明の車載用信号入力回路は、
処理対象となる信号電圧が信号入力経路を介して入力される内部信号処理回路と、該内部信号処理回路を動作させるための定格電源電圧を供給する内部電源経路と、信号入力経路から分岐して内部電源経路につながる形で形成され、定格電源電圧よりも高い信号電圧が入力された場合に該信号電圧を内部電源経路にクランプし、そのクランプ電流を、内部信号処理回路を経由して接地側に落とす内部クランプ経路とを有する信号処理ICと、
信号処理ICの内部電源経路に定格電源電圧を供給する外部電源ラインから接地側に分岐する形で形成され、定格電源電圧よりも高い信号電圧入力に由来した過電圧が内部クランプ経路及び内部電源経路を経由して外部電源ラインに印加されることを抑制する電圧規制素子が設けられ、該電圧規制素子を介して前記クランプ電流を接地側に落とす外部クランプ経路と、を備えたことを特徴とする。
上記本発明によると、定格電源電圧よりも高い信号電圧を入力可能な信号処理IC(例えばマイコン)において、その内部電源経路に該信号電圧をクランプする。そして、内部信号処理回路の電源入力インピーダンスが低い場合は、該内部信号処理回路を経由して接地側にクランプ電流を落とす。他方、内部信号処理回路の電源入力インピーダンスが上昇した場合は、内部電源経路につながるIC外の外部電源ラインから接地側に分岐する外部クランプ経路上に電圧規制素子を設けたので、外部電源ラインあるいは信号処理ICの信号入力端子に、上記電源入力インピーダンス上昇に由来した過電圧が印加されることが効果的に防止される。
信号入力経路に入力可能な定格電源電圧よりも高い信号電圧として、車載バッテリー電圧を例示できる。車載バッテリーの電源ライン電圧は、電源付加状況やオルターネータの発電電圧重畳状況により、最大で+16〜19V前後まで上昇し、例えば信号処理ICの標準的な定格信号入力電圧(例えば+6V前後)を大きく上回る。しかし、本発明の採用により、内部信号処理回路の電源入力インピーダンスが上昇した場合にあっても、信号処理ICの信号入力端子に過電圧が付加される心配がなく、車載バッテリー電圧を利用した簡便な信号電源回路構成を問題なく採用することができる。
また、電圧規制素子はツェナーダイオードで構成することが回路構成の簡略化を図る観点において望ましい。この場合、上記のツェナーダイオードのツェナー電圧は、信号処理IC及び外部電源ラインに接続される回路素子への保護機能を担保する観点において、それらの最大定格電源電圧以下とする必要があり、かつ、外部電源ラインにおいて通常予測される範囲内の電圧にて不必要にツェナーダイオードがブレークダウンしないよう、該外部電源ラインに接続される安定化電源回路の出力電圧最大値以上である必要がある。
外部電源ラインには、信号処理ICに定格電源電圧を供給する安定化電源回路を設けることができる。この構成では、安定化電源回路の外部電源ラインへの電源出力に、定格電源電圧より高い信号入力電圧がクランプされても、電圧規制素子により外部電源ラインの電圧上昇が規制され、安定化電源回路による定格電源電圧供給の安定化を図ることができる。
また、外部電源ラインは、信号処理ICの周辺回路への電源供給ラインが分岐したものとして構成することができる。外部電源ラインに定格電源電圧より高い信号入力電圧がクランプされても、電圧規制素子により外部電源ラインの電圧上昇が規制されるので、周辺回路への電源供給電圧の上昇も効果的に抑制され、その動作等に悪影響が及ぶことがない。
特に、信号処理ICの内部信号処理回路が、電源電圧の入力インピーダンスが電流制限抵抗のインピーダンスよりも高い高インピーダンス状態と、同じく低い低インピーダンス状態との間で切り替え遷移するように構成されている場合は、定格電源電圧よりも高い信号電圧入力に由来したクランプ電流を、内部信号処理回路が高インピーダンス状態となった場合は外部クランプ経路により、内部信号処理回路が低インピーダンス状態となった場合は内部クランプ経路により、それぞれ接地側に落とすようにすればよい。具体的には、信号処理ICは、内部信号処理回路をなすCPUと、該CPUのワークメモリとなるRAMとを内蔵したマイコンとすることができ、高インピーダンス状態は、RAMの記憶内容が電源バックアップされる一方、CPUへの電源電圧供給が遮断された省電力モードによる動作状態とすることができる。
前述のごとく、マイコンが省電力モードで動作している場合、信号処理回路の電源入力インピーダンスが高くなり、定格電圧より高い信号電圧がマイコンの各ポートへ入力されると、マイコンの内部電源経路ひいてはこれにつながる外部電源ラインの電圧が定格電圧以上に持ち上がり、例えば該外部電源ラインにマイコン等の他の機器が接続されている場合は、その動作に悪影響を及ぼす可能性がある。しかし、本発明の採用により、そのような不具合を効果的に解消できる。
この場合、内部クランプ経路上に電源側から信号入力側へ電流が逆流することを阻止する保護ダイオードを設けることができ、マイコンの各ポートに、定格電源電圧よりも高い信号電圧が入力された場合の過電流を阻止する電流制限抵抗を外付けすることができる。マイコンへのポート電圧は、ポートに接続された電流制限用抵抗と、クランプされている電源ライン、つまり、信号処理回路の電源入力インピーダンスとの分圧により定まるので、信号処理回路の電源入力インピーダンスが高くなると、バッテリー電圧が電流制限用抵抗で十分下がりきらずにポート入力されることになり、ポート破損等の不具合も懸念される。しかし、本発明のごとく、外部電源ラインから接地側に分岐する外部クランプ経路上に電圧規制素子を設けることでマイコンのポートに上記電源入力インピーダンス上昇に由来した過電圧が印加されること、ひいては該過電圧によるポートの破損等を効果的に防止することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る車載用信号入力回路1の電気的な構成図である。車載用信号入力回路1の要部を構成するのはマイコン101である。該マイコン101として、処理対象となる信号電圧が信号入力経路SLIを介して入力されるCPU(内部信号処理回路:入出力回路を含む)102と、該CPU102を動作させるための定格電源電圧Vccを供給する内部電源経路PLIと、後述の内部クランプ経路CLIとを有する。マイコン101の内部電源経路PLIには、これにつながる外部電源ラインPLEから定格電源電圧Vccが供給される。本実施形態において、該マイコン101として、市販品(富士通(株)製:F2MC−16LX/MB90945シリーズ)を採用している。CPU102の入出力回路には、デジタル信号が直接入力されるI/Oポートと、アナログ信号をデジタル変換しつつ入力するA/D変換ポートとが設けられている。
また、車載用信号入力回路1には、該外部電源ラインPLEか接地側に分岐する形で外部クランプ経路CLEが形成され、該外部クランプ経路CLE上には電圧規制素子をなすツェナーダイオードZDが設けられている。
外部電源ラインPLEには、マイコン101に定格電源電圧Vccを供給する安定化電源回路103が設けられている。安定化電源回路103は市販のレギュレータIC(いわゆる三端子レギュレータ)を主体に構成されるものであり、変動する車載バッテリー電圧+Bを入力として、これを、直流定電圧(例えば+5V)に変換して外部電源ラインPLEへ定格電源電圧Vccとして出力するものである。さらに、外部電源ラインPLEからは、マイコン101の周辺回路(例えば、他のマイコン)への電源供給ラインPLJが分岐している。安定化電源回路103から当該電源供給ラインPLJへの分配電源出力は、図示しない制御主体からの指令信号を受けて動作する電源スイッチトランジスタTr1により、供給/遮断の間で切り替え可能である。
次に、車載バッテリー電圧+Bは、安定化電源回路103を経由しない形で、信号入力経路SLI(すなわち、マイコン101のポート(I/OないしA/D))に対し、定格電源電圧Vccよりも高い信号電圧として直接入力可能となっている。ここで、車載バッテリーの供給電圧は、電源付加状況やオルターネータの発電電圧重畳状況により最大で+17〜19V前後まで上昇し、これがマイコン101のポートに入力された場合、信号入力に伴うポート電圧が、定格信号入力電圧Vccの上限値(+6V)よりも高くなる可能性がある。
前述の内部クランプ経路CLIは、信号入力経路SLIから分岐して内部電源経路PLIにつながる形で形成されている。また、該内部クランプ経路CLI上には電源側から信号入力側へ電流が逆流することを阻止する保護ダイオードD1がそれぞれ設けられている。また、マイコン101の各信号入力ポートには、定格電源電圧Vccよりも高い信号電圧が入力された場合の過電流を阻止する電流制限抵抗RBが外付けされている。
次に、マイコン101のCPU102は、電源電圧の入力インピーダンスが電流制限抵抗RBのインピーダンスよりも高い高インピーダンス状態と、同じく低い低インピーダンス状態との間で切り替え遷移するように構成されている。マイコン101は、CPU102と、該CPU102のワークメモリとなるRAM102Aとを内蔵し、CPUがRAM102Aの記憶内容を元にクロック信号に従い通常の演算動作を行なう通常モードが低インピーダンス状態であり、他方、RAMの記憶内容が電源バックアップされる一方、CPU102へのクロック信号入力が休止されているか、あるいは電源電圧供給が遮断された省電力モードによる動作状態が高インピーダンス状態である。
例えば、通常モードと省電力モードとを一定期間で交互に繰り返すシステム制御系体の場合、マイコン101は所定の条件が成立すると、ウェイクアップ信号発生回路104内に設けられたスリープタイマーに省電力モードの継続時間(スリープ時間)をセットし、省電力モードへ移行する。省電力モードでは、動作主体であるCPU102の電源入力が高インピーダンス化することで、当該モードでの動作暗電流が減少しバッテリー消耗が抑制される。ウェイクアップ信号発生回路104は、スリープ時間がタイムアップすればウェイクアップ信号を送信しマイコン101を通常モードへ復帰させる。
内部電源経路PLIと各ポートへの信号入力電圧は、マイコン101の各ポートに接続された電流制限用抵抗RBと、クランプされている電源ラインのインピーダンス、つまり、CPU(信号処理回路)102の電源入力インピーダンスとの分圧により定まる。図2に模式的に示すように、信号電圧が車載バッテリー電圧+Bに等しいと考え、電源入力に係るCPU(信号処理回路)102の内部インピーダンスをRLとし、電流制限抵抗の電気抵抗値をRBとすれば、RBとRLとの分圧形成点にて該信号電圧+Bが、内部クランプ経路CLIを介して内部電源経路PLI(ひいては外部電源ラインPLE)にクランプされているので、内部電源経路PLIに印加される信号電圧(車載バッテリー電圧)+Bに由来した分圧寄与Vkは、
Vk={RL/(RB+RL)}×(+B) ‥(1)
となる。
通常モードでは、CPU(信号処理回路)102の電源入力インピーダンスRLが小さい低インピーダンス状態であり、RL≪RBである。例えばRL=0.1RBとすれば、
Vk=0.1×(+B) ‥(2)
であり、信号電圧(+B)がマイコン101の定格電源電圧より相当高くなっていても、(2)式から内部電源経路PLIに重畳される分圧寄与Vkはそれほど大きくならないことがわかる。また、保護ダイオードD1での電圧降下は、シリコンダイオードの場合それほど大きくないので(例えば、+0.6V)、マイコン101のポート電圧も略(2)式のVk程度であり、ポート電圧の定格値(例えば+6V)を超える惧れはほとんどない。このとき、クランプ電流は、内部クランプ経路CLIによりCPU(信号処理回路)102を経由して接地側に流れる(経路A)。
しかし、省電力モードでは、CPU(信号処理回路)102の電源入力インピーダンスRLが大きい高インピーダンス状態であり、RL≫RBなので、(1)式は、
Vk ≒(+B) ‥(3)
となり、定格電源電圧より高い信号電圧(+B)の大部分が、内部電源経路PLIに対し分圧寄与する形となる。その結果、安定化電源回路103につながる外部電源ラインPLEの電圧を過度に上昇させ、該外部電源ラインPLEにつながるマイコン101だけでなく、ここから分岐する電源供給ラインPLJにつながる周辺回路(例えば、他のマイコン)への電源電圧も、定格電源電圧+Vccを大きく超える値にまで上昇させ、悪影響が及ぶことにつながる。また、マイコン101のポート電圧も定格を超えて+B程度に上昇し、ポート破損等の心配が生ずる。
しかし、図1の回路構成では、上記内部クランプ経路CLIとは別に上記外部電源ラインPLEから接地側に分岐する形で形成された外部クランプ経路CLE上にツェナーダイオードZDが設けられている。このツェナーダイオードZDは、マイコン101(信号処理IC)及び外部電源ラインPLEに接続される回路素子(周辺回路)の最大定格電源電圧以下であって、外部電源ラインPLEに接続される安定化電源回路103の出力電圧最大値以上のツェナー電圧を有したものが使用される。そして、上記の省電力モード(高インピーダンス状態)において外部電源ラインPLEがツェナー電圧Vzを超えると、ツェナーダイオードZDがブレークダウンする。これにより、外部電源ラインPLEの電位が該ツェナー電圧Vzに規制されつつ、クランプ電流が該外部クランプ経路CLEを経由して接地側に流れることとなる(経路B)。その結果、CPU(信号処理回路)102の電源入力が高インピーダンス化する省電力モードにあっても、外部電源ラインPLEの過度の電圧上昇が抑制され、該外部電源ラインPLEにつながるマイコン101及び電源供給ラインPLJにつながる周辺回路(例えば、他のマイコン)への、電源電圧上昇に伴う悪影響が効果的に防止できる。また、マイコン101のポート電圧が定格を超えて上昇することも抑制される。
本発明の車載用信号入力回路の一例を示す回路図。 図1の回路の動作説明図。
符号の説明
1 車載用信号入力回路
101 マイコン(信号処理IC)
102 CPU(内部信号処理回路)
102A RAM
103 安定化電源回路
SLI 信号入力経路
PLI 内部電源経路
CLI 内部クランプ経路
D1 保護ダイオード
RB 電流制限抵抗
PLE 外部電源ライン
PLJ 電源供給ライン
ZD ツェナーダイオード(電圧規制素子)
CLE 外部クランプ経路

Claims (8)

  1. 処理対象となる信号電圧が信号入力経路を介して入力される内部信号処理回路と、該内部信号処理回路を動作させるための定格電源電圧を供給する内部電源経路と、前記信号入力経路から分岐して前記内部電源経路につながる形で形成され、前記定格電源電圧よりも高い信号電圧が入力された場合に該信号電圧を前記内部電源経路にクランプし、そのクランプ電流を、前記内部信号処理回路を経由して接地側に落とす内部クランプ経路とを有する信号処理ICと、
    前記信号処理ICの前記内部電源経路に前記定格電源電圧を供給する外部電源ラインから接地側に分岐する形で形成され、前記定格電源電圧よりも高い信号電圧入力に由来した過電圧が前記内部クランプ経路及び前記内部電源経路を経由して前記外部電源ラインに印加されることを抑制する電圧規制素子が設けられ、該電圧規制素子を介して前記クランプ電流を接地側に落とす外部クランプ経路と、
    を備えたことを特徴とする車載用信号入力回路。
  2. 前記外部電源ラインに前記定格電源電圧を供給する安定化電源回路が設けられている請求項1に記載の車載用信号入力回路。
  3. 前記外部電源ラインから、前記信号処理ICの周辺回路への電源供給ラインが分岐している請求項1又は請求項2に記載の車載用信号入力回路。
  4. 前記内部信号処理回路は、電源電圧の入力インピーダンスが前記電流制限抵抗のインピーダンスよりも高い高インピーダンス状態と、同じく低い低インピーダンス状態との間で切り替え遷移するようになっており、
    前記定格電源電圧よりも高い信号電圧入力に由来したクランプ電流を、前記内部信号処理回路が前記高インピーダンス状態となった場合は前記外部クランプ経路により、前記内部信号処理回路が前記低インピーダンス状態となった場合は前記内部クランプ経路により、それぞれ接地側に落とす請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車載用信号入力回路。
  5. 前記信号処理ICは、前記内部信号処理回路をなすCPUと、該CPUのワークメモリとなるRAMとを内蔵したマイコンであり、前記高インピーダンス状態は、前記RAMの記憶内容が電源バックアップされる一方、前記CPUへの前記電源電圧供給が遮断された省電力モードによる動作状態である請求項4記載の車載用信号入力回路。
  6. 前記内部クランプ経路上に電源側から信号入力側へ電流が逆流することを阻止する保護ダイオードが設けられ、
    前記マイコンの信号入力ポートに、前記定格電源電圧よりも高い信号電圧が入力された場合の過電流を阻止する電流制限抵抗が外付けされている請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の車載用信号入力回路。
  7. 前記定格電源電圧よりも高い信号電圧として、車載バッテリー電圧が前記信号入力経路に入力可能とされてなる請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の車載用信号入力回路。
  8. 前記電圧規制素子はツェナーダイオードにて構成されている請求項7記載の車載用信号入力回路。
JP2007234528A 2007-09-10 2007-09-10 車載用信号入力回路 Pending JP2009071373A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007234528A JP2009071373A (ja) 2007-09-10 2007-09-10 車載用信号入力回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007234528A JP2009071373A (ja) 2007-09-10 2007-09-10 車載用信号入力回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009071373A true JP2009071373A (ja) 2009-04-02

Family

ID=40607216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007234528A Pending JP2009071373A (ja) 2007-09-10 2007-09-10 車載用信号入力回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009071373A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011244539A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Mitsubishi Electric Corp 過電圧保護回路
EP3193450A2 (en) 2015-12-24 2017-07-19 Alpine Electronics, Inc. Overvoltage protection device
JPWO2020213113A1 (ja) * 2019-04-18 2020-10-22

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011244539A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Mitsubishi Electric Corp 過電圧保護回路
EP3193450A2 (en) 2015-12-24 2017-07-19 Alpine Electronics, Inc. Overvoltage protection device
US10291020B2 (en) 2015-12-24 2019-05-14 Alpine Electronics, Inc. Overvoltage protection device
JPWO2020213113A1 (ja) * 2019-04-18 2020-10-22
JP7230184B2 (ja) 2019-04-18 2023-02-28 株式会社日立産機システム 電力変換回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10259407B2 (en) Vehicular power control system, wire harness, and vehicular power control device
JP5408352B2 (ja) 電源制御回路及び電源制御装置
JP4690915B2 (ja) 集積回路用電源保護回路
JP6351154B2 (ja) 電流制限器を有する電圧レギュレータ
US20130293004A1 (en) Power supply controller
JP2013066321A (ja) 車載用制御装置
JP5820779B2 (ja) 車載用電源装置
JP6408843B2 (ja) 車両用電力供給装置
KR20100017476A (ko) 집적회로 디바이스의 조정기 바이패스 스타트―업
JP2009071373A (ja) 車載用信号入力回路
KR102186721B1 (ko) 차량에서의 과전압 보호 회로
KR20120116675A (ko) 백업전원을 이용한 mcu 전원 유지회로
CN110663156A (zh) 能减少暗电流的输入电路
US11394193B2 (en) Power supply system, power supply system control method, and circuit board
JP2007306789A (ja) 保護回路、電子回路および制御装置
US9343959B2 (en) Interrupt protection circuits, systems and methods for sensors and other devices
JP2009104299A (ja) 電子制御装置
KR20100011564A (ko) 차량용 멀티미디어 시스템의 전원공급 장치
KR100934249B1 (ko) 전류 제한회로
JP2007156641A (ja) 電源回路
US20220190583A1 (en) Apparatus for permanent supply with a switch
JP6379294B2 (ja) 電気回路装置
KR200287501Y1 (ko) 단말기 전원단 안정화 회로
JP2006166644A (ja) 自動車用電源サージ保護装置
JP2007325452A (ja) 電子制御装置