JP2009070935A - 窒化物半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 窒化物半導体層に形成されるゲート電極のリーク電流を低減し、窒化物半導体層内での衝突イオン化を抑制することにより高耐圧化を実現し、同時に電流コラプスを抑制することができる窒化物半導体装置を提供する。
【解決手段】 基板上に、第1の窒化物半導体層と、アルミニウムを含まない微結晶構造の第2の窒化物半導体層とを備え、ゲート電極は、第2の窒化物半導体層の一部を切り欠き形成された凹部内に露出する前記第1の窒化物半導体層あるいはわずかに残した第2の窒化物半導体層にショットキ接触し、ドレイン側に延出するフィールドプレート部を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、能動層に窒化物半導体を用いた窒化物半導体装置に関し、特に高電子移動度トランジスタ(HEMT:High Electron Mobility Transistor)や電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)のような、半導体装置にショットキ接触する制御電極を有する窒化物半導体装置に関する。
図5は、従来のIII−V族窒化物半導体からなる半導体装置の断面図を示している。図5に示す半導体装置は、いわゆるHEMT構造を示しており、サファイア基板からなる基板11上には、窒化ガリウム(GaN)からなるバッファ層12 、窒化ガリウムからなるチャネル層13、n型窒化アルミニウムガリウム(AlGaN )からなるキャリア供給層14、ノンドープの窒化アルミニウムガリウムからなるショットキ層15が順次積層した構造となっており、チャネル層13とキャリア供給層14とからなるヘテロ接合界面近傍に、ポテンシャル井戸からなる電子移動度が極めて大きい2次元電子ガス層が形成されている。このような構造の半導体装置では、ショットキ層15にショットキ接触するゲート電極18に印加する電圧を制御することにより、ソース電極17aとドレイン電極17bとの間を流れるキャリア(2次元電子ガス)を制御している。16は、窒化硅素からなるキャップ層である。
このような構造の従来の窒化物半導体装置の耐圧は、ゲート金属と窒化物半導体層との接触で形成されるショットキ特性に大きく左右されている。一般的に窒化物半導体層、例えば窒化アルミニウムガリウム(AlGaN)層や窒化ガリウム(GaN)層上に形成されるゲート金属のショットキ特性は、高いゲートリーク電流が見られ、これが衝突イオン化のトリガーとなり、高出力素子の窒化物半導体装置の重要なパラメータであるオフ耐圧(FETがオフ状態でのドレイン耐圧)を予想される数値よりも低下させて、ワイドギャップ材料の高耐圧という特性を十分に引き出すことができないという問題点があった。一方窒化アルミニウムガリウム(AlGaN)層や窒化ガリウム(GaN)層などの窒化物半導体層上にゲート電極を形成した半導体装置においても、窒化物半導体層の表面準位にトラップされた電子により、表面のポテンシャルが揺らぎ、電流−電圧特性の周波数分散(電流コラプス)が生じるという問題があった。
このような問題を解消するため、本願出願人は、絶縁特性の優れた微結晶構造の窒化物半導体層を備えた窒化物半導体装置を提案している(特許文献1、特許文献2)。
一方、従来耐圧を改善するためには、図6のようなフィールドプレート構造を用いることが知られている。従来のフィールドプレート構造は、窒化物半導体層とゲート電極と接続する電極部との間には、窒化珪素や酸化珪素等からなるキャップ層16が用いられている(例えば、特許文献3)。
特開2005−311029号公報 特開2005−183906号公報 特開2004−200248号公報
本願出願人が先に提案した絶縁特性の優れた微結晶構造の窒化物半導体層を備えた窒化物半導体装置は、表面順位にトラップされる電子の制御若しくは表面準位密度の低減により、電流コラプス減少が抑制され高周波特性が改善された。しかし、さらに高耐圧化が望まれている。
一方、従来のフィールドプレート構造を備える半導体装置では、キャップ層として窒化珪素または酸化珪素が用いられていたため、酸化珪素を用いると電流コラプスが発生し、窒化珪素を用いると酸化珪素を用いるときよりも耐圧が低下する問題があった。
本発明は、窒化物半導体層に形成されるゲート電極のショットキ特性におけるリーク電流を大幅に低減し、窒化物半導体層内での衝突イオン化を抑制することにより高耐圧化を実現し、また同時に電流コラプスを抑制することができる窒化物半導体装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本願請求項1に係る発明は、ガリウム、アルミニウム、ホウ素及びインジウムからなる群のうち少なくとも1つからなるIII族元素と、窒素、リン及び砒素からなる群のうちの少なくとも窒素を含むV族元素で構成されたIII−V族窒化物半導体層からなる窒化物半導体装置において、基板上に積層した第1の窒化物半導体層と、該第1の窒化物半導体層の上に積層した前記III−V族窒化物半導体層からなり、アルミニウムを含まない第2の窒化物半導体層と、前記第1の窒化物半導体層にオーミック接触するソース電極およびドレイン電極と、ゲート電極とを備え、前記第2の窒化物半導体層は、前記第1の窒化物半導体層より成膜温度の低い微結晶構造からなり、
前記ゲート電極は、前記第2の窒化物半導体層の一部を切り欠き形成された凹部内で、露出する前記第1の窒化物半導体層にショットキ接触し、前記ドレイン側の前記第2の窒化物半導体層上に延出するフィールドプレート部を備えたことを特徴とする。
本願請求項2に係る発明は、請求項1記載の窒化物半導体装置において、前記ゲート電極は、前記第2の窒化物半導体層の一部を切り欠くとともに底部に前記第2の窒化物半導体層を残して形成した凹部内で、該凹部の底部に残る前記第2の窒化物半導体層にショットキ接触し、前記凹部の底部に残る前記第2の窒化物半導体層より厚い前記ドレイン側の前記第2の窒化物半導体層上に延出するフィールドプレート部を備えたことを特徴とする。
本発明の窒化物半導体装置は、ゲート−ドレイン電極間に絶縁性の高い微結晶構造からなる窒化物半導体層を備える構造とすることで、ゲート−ドレイン電極間の表面準位にトラップされる電子の抑制若しくは表面準位密度の低減により電流コラプス現象が抑制され、高周波特性も改善される。同時に、フィールドプレート部直下には、窒化珪素を用いる代わりに、耐圧の低下を抑制する低温成長で形成した絶縁性の高い微結晶構造の窒化物半導体層を備える構造となっているので、従来のフィールドプレート構造よりもさらに高い耐圧も持つ窒化物半導体装置を形成することができる。
また特に、ゲート電極を微結晶構造の薄い窒化物半導体層を介してショットキ接合を形成するように形成すると、さらに高い耐圧を持つ窒化物半導体装置を形成することができる。
以下、本発明の窒化物半導体装置について、III−V族窒化物半導体装置であるHEMTを例にとり、詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施例の窒化物半導体装置の断面図を、図2はその製造工程の説明図を示している。図2(a)に示すように、炭化珪素(SiC)からなる基板11上に、MOCVD(有機金属化学的気相堆積)法、MBE(電子ビームエピタキシャル)法等により、厚さ200nm程度の窒化アルミニウム(AlN)からなるバッファ層12、厚さ2.5μmのノンドープ窒化ガリウム(GaN)からなるチャネル層13、n型窒化アルミニウムガリウム(AlGaN)からなるキャリア供給層14、ノンドープの窒化アルミニウムガリウムからなるショットキ層15、ショットキ層15の成膜温度よりも500℃程度低い温度で形成された厚さ100nmの微結晶構造のノンドープ窒化ガリウム(GaN)からなる微結晶構造のキャップ層19を積層形成している。微結晶構造のキャップ層19は、ショットキ層15の成膜温度より500℃程度低い温度で成膜することにより、絶縁性の高い窒化物半導体層となる。具体的には、微結晶構造のキャップ層19の比抵抗は、1011Ω・cm程度の高抵抗となっている。(チャネル層13やショットキ層15等の窒化物半導体層は、成膜温度1130℃でエピタキシャル成長している。)なお、この微結晶構造のキャップ層19上には、後述するようにフィールドプレート部が形成されるため、窒化物半導体装置の動作条件に応じて所望の厚さに形成する必要がある。
微結晶構造のキャップ層19は、成長条件を同一条件として成長した厚さ1μmのGaN層をX線回折で結晶性の評価を行った場合、(004)面におけるX線回折ロッキングカーブの半値幅が12000秒となる。従って、微結晶構造のキャップ層19は多結晶構造であることが確認されている。(なお、1130℃で結晶成長したGaN層は、単結晶構造であり、その半値幅は300〜600秒となる。)
次に図2(b)に示すように、ショットキ層15上のソース電極17a、ドレイン電極17b形成領域にある微結晶構造のキャップ層19を除去し、ショットキ層15を露出させる。その後、図2(c)に示すようにチタン(Ti)/アルミニウム(Al)からなるソース電極17a、ドレイン電極17bを形成し、850℃30秒の急速加熱を行い、ショットキ層15にオーミック接触を形成する。
次に図2(d)に示すように、ソース電極17a、ドレイン電極17b間のゲート電極形成領域にある微結晶構造のキャップ層19の一部を凹状に除去し、その底部にショットキ層15を露出させる。その後、図2(e)に示すようにニッケル(Ni)/(Au)の積層体等からなるゲート電極18を凹状部分およびドレイン電極17b側の微結晶構造のキャップ層19上に延出するように形成する。凹状部分の底部では、ゲート電極18とショットキ層15との間にショットキ接触が形成され、ドレイン電極17b側に延出するゲート電極18は、フィールドプレート部を形成する。
本発明では、絶縁性の高い微結晶構造のキャップ層19を備える構造となっているため、ゲートリーク電流が減少し、チャネルでの衝突イオン化が抑制できる。さらにフィールドプレート構造とすることにより、ゲート電極端の電界集中が緩和できる。その結果、オフ耐圧が従来の100Vから170Vに改善された。窒化物半導体HEMTのオフ耐圧は熱暴走ではなく、衝突イオン化が起因しており、ショットキ電極からチャネルに流れ込むトンネル電流に大きく支配されていることが報告されている(International Conference on Nitride Semiconductor , Nara , 2003 , Tu-P2.067)。
次に図3に示す第2の実施例について説明する。図1に示す第1の実施例と同様、炭化珪素(SiC)からなる基板11上に、MOCVD(有機金属化学的気相堆積)法、MBE(電子ビームエピタキシャル)法等により、厚さ200nm程度の窒化アルミニウム(AlN)からなるバッファ層12、厚さ2.5μmのノンドープ窒化ガリウム(GaN)からなるチャネル層13、n型窒化アルミニウムガリウム(AlGaN)からなるキャリア供給層14、ノンドープの窒化アルミニウムガリウムからなるショットキ層15、ショットキ層15の成膜温度よりも500℃程度低い温度で形成された厚さ100nmの微結晶構造のキャップ層19を積層形成している。さらに、第1の実施例で説明した工程に従い、ショットキ層15上のソース電極17a、ドレイン電極17b形成領域にある微結晶構造のキャップ層19を除去し、ショットキ層15を露出させる。その後、露出するショットキ層15上にチタン(Ti)/アルミニウム(Al)からなるソース電極17a、ドレイン電極17bを形成し、850℃30秒の急速加熱を行い、ショットキ層15にオーミック接触を形成する。
次にソース電極17a、ドレイン電極17b間のゲート電極形成領域にある微結晶構造のキャップ層19の一部を凹状に除去する。ここで、本実施例では、微結晶構造のキャップ層19を完全に除去せず、凹状部分の底部に微結晶構造のキャップ層19を20nm以下程度残す。その後、第1の実施例で説明した工程に従い、ニッケル(Ni)/(Au)の積層体等からなるゲート電極18を凹状部分およびドレイン電極17b側の微結晶構造のキャップ層19上に延出するように形成する。凹状部分の底部では、わずかに残った微結晶構造のキャップ層19を介してゲート電極18とショットキ層15との間にショットキ接触が形成され、ドレイン電極17b側に延出するゲート電極18は、フィールドプレート部を形成する。
本実施例によれば、絶縁特性に優れた微結晶のキャップ層19がショットキ界面に存在するため、ゲート電極18のショットキ障壁が高く、ゲートリークが低減し、チャネルでの衝突イオン化が抑制されるのに加え、第1の実施例よりもさらに高い耐圧特性を得ることができる。
次に第1の実施例で説明した窒化物半導体装置の別の製造方法について説明する。炭化珪素(SiC)からなる基板11上に、MOCVD(有機金属化学的気相堆積)法、MBE(電子ビームエピタキシャル)法等により、図4(a)に示すように、厚さ200nm程度の窒化アルミニウム(AlN)からなるバッファ層12、厚さ2.5μmのノンドープ窒化ガリウム(GaN)からなるチャネル層13、n型窒化アルミニウムガリウム(AlGaN)からなるキャリア供給層14、ノンドープの窒化アルミニウムガリウムからなるショットキ層15が順次積層した構造の半導体基板を用意する。
次に図4(b)に示すように、ショットキ層15上のソース電極17a、ドレイン電極17bおよびゲート電極18形成領域に、微結晶構造のキャップ層19を選択成長させるため、酸化珪素(SiO2)からなるマスク材20を形成する。その後図4(c)に示すように、ショットキ層15の成膜温度よりも500℃程度低い温度で、厚さ100nmの微結晶構造のノンドープ窒化ガリウム(GaN)からなる微結晶構造のキャップ層19を電極形成部以外に選択成長させる。その後図4(d)に示すように、マスク材20を除去し、以下第1の実施例で説明した工程に従い、図4(e)に示すように、ソース電極17a、ドレイン電極17b、ゲート電極18を形成する。
このようにエッチングを用いることなく微結晶構造のキャップ層19を選択成長させた場合でも、第1の実施例同様、高い耐圧特性を持つ窒化物半導体装置を形成することができる。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではなく変更が可能である。例えば、ゲート電極の種類、ショットキ層15やキャリア供給層14の厚さ及び不純物濃度は、制御電極直下のチャネルにキャリアが存在せず、制御電極直下以外のチャネルにキャリアが存在するように適宜選択、設定することができる。
また、HEMT構造の窒化物半導体装置の代わりに、不純物が添加された窒化物半導体層を能動層(チャネル層)とし、その上に上述のショットキ層15が形成された構造のFET構造とすることができる。また、窒化物半導体層は、GaN/AlGaN系に限定されるものではなく、ゲート電極が形成される第2の窒化物半導体層(上記実施例では微結晶構造のキャップ層19に相当)は、GaN、InNあるいはこれらの混晶半導体を含み、かつアルミニウムを含まない層で構成することができる。また第1の窒化物半導体層(上記実施例ではショットキ層15に相当)は、GaN、InN、AlNあるいはこれらの混晶半導体を含む層で形成することができる。さらに、炭化珪素(SiC)基板の代わりにサファイア基板を用いてもかまわない。その場合はバッファ層として窒化ガリウム(GaN)を用いるほうが好ましい。また炭化珪素(SiC)基板の代わりにシリコン(Si)基板を用いてもかまわない。
また第1の窒化物半導体層あるいは第2の窒化物半導体層とオーミック接触する電極の組成は、使用する窒化物半導体層の種類等に応じて、適宜選択すればよい。
なお第2の窒化物半導体層について微結晶構造と説明したが、これは微結晶粒の集合体あるいはそれらの再配列にした構造であり、成長温度、成長時の雰囲気のガス組成、成長させる基板の種類などによって、結晶粒の大きさや配列等は変わるものであり、所望のショットキ特性や絶縁特性等が得られる範囲で、成長温度を制御することによって得られるものである。第2の窒化物半導体層の成長温度は第1の窒化物半導体層の成長温度より400度以上低い温度に設定すると、HEMTあるいはFETの制御電極を形成する場合に好適である。
本発明の第1の実施例である窒化物半導体装置の断面図である。 本発明の第1の実施例である窒化物半導体装置の製造工程の説明図である。 本発明の第2の実施例である窒化物半導体装置の断面図である。 本発明の第3の実施例である窒化物半導体装置の製造方法を説明する図である。 従来のIII−V族窒化物半導体からなる半導体装置の断面図である。 従来のフィールドプレート構造を備えた窒化物半導体装置の断面図である。
符号の説明
11;基板、12;バッファ層、13;チャネル層、14;キャリア供給層、15;ショットキ層、16;SiNキャップ層、17a;ソース電極、17b;ドレイン電極、18;ゲート電極、19;微結晶構造のキャップ層、20;マスク材

Claims (2)

  1. ガリウム、アルミニウム、ホウ素及びインジウムからなる群のうち少なくとも1つからなるIII族元素と、窒素、リン及び砒素からなる群のうちの少なくとも窒素を含むV族元素で構成されたIII−V族窒化物半導体層からなる窒化物半導体装置において、
    基板上に積層した第1の窒化物半導体層と、該第1の窒化物半導体層の上に積層した前記III−V族窒化物半導体層からなり、アルミニウムを含まない第2の窒化物半導体層と、前記第1の窒化物半導体層にオーミック接触するソース電極およびドレイン電極と、ゲート電極とを備え、
    前記第2の窒化物半導体層は、前記第1の窒化物半導体層より成膜温度の低い微結晶構造からなり、
    前記ゲート電極は、前記第2の窒化物半導体層の一部を切り欠き形成された凹部内で、露出する前記第1の窒化物半導体層にショットキ接触し、前記ドレイン側の前記第2の窒化物半導体層上に延出するフィールドプレート部を備えたことを特徴とする窒化物半導体装置。
  2. 請求項1記載の窒化物半導体装置において、前記ゲート電極は、前記第2の窒化物半導体層の一部を切り欠くとともに底部に前記第2の窒化物半導体層を残して形成した凹部内で、該凹部の底部に残る前記第2の窒化物半導体層にショットキ接触し、前記凹部の底部に残る前記第2の窒化物半導体層より厚い前記ドレイン側の前記第2の窒化物半導体層上に延出するフィールドプレート部を備えたことを特徴とする窒化物半導体装置。
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