JP2009070628A - 鉛蓄電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ガスの排出機能が低下しないような排気構造を備えた鉛蓄電池を得る。
【解決手段】 複数のセルを収納する電槽2と、該電槽2の上面を覆うとともに表面に中蓋ガス通路30が形成された中蓋3と、該中蓋ガス通路30を覆うとともに表面に上蓋ガス通路40が形成された上蓋4と、該上蓋ガス通路40を覆う上蓋カバー5とからなり、前記中蓋ガス通路40は各セルから排出されたガスを集中させるガス集中室31と集中させたガスを上蓋ガス通路40に導く中蓋ガス誘導室32とを有し、前記上蓋ガス通路40は中蓋ガス誘導室32のガスを電池外に導く上蓋ガス誘導室41と導かれたガスを電池外に排出する排気室42とを有し、中蓋ガス誘導室32には吸液部材32bが配設された中蓋ガス誘導路32aと弁筒部32cとを有し、上蓋ガス誘導室41には開口41aと吸液部材41cが配設された上蓋ガス誘導路41bとを有してなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、セルからガスとともに排出される電解液のミストや水蒸気によってガスの排出機能が低下しないような排気構造を備えた鉛蓄電池に関するものである。
複数のセルを備えるモノブロック式の鉛蓄電池の排気構造には、大別して、セルごとに排気栓を設けた個別排気方式と各セルから排出されたガスを集中排気室に導き、該集中排気室からガスを集中して外部に排出する一括排気方式がある。個別排気方式に比べて、一括排気方式は部品点数が少なくて済むこと、極板の上部空間の容積を小さくすることが可能であって、電池の容量を減らすことなく電池の小型化が図れること、電解液の逸出量の抑制などの利点があるところから、車載用の鉛蓄電池に広く採用されるようになっている。
一括排気方式では、セルごとには排気弁を装着せずに前述の集中排気室が電池外に開口する出口側に1つの排気弁を装着している。このような鉛蓄電池の一括排気方式に関しては、従来、電解液がミストまたは蒸気の形で電池外へ逸出するのを防止し、電池の内圧が上昇しないようにガスを排出させる点に関する、いくつかの提案がなされている。
たとえば、特許文献1には、6セルを3セルずつの2つの一括排気経路に分けて各排気経路の一括排気口部に多孔体材料を装着したものが開示されている。ところが、特許文献1記載のような構成では、ガスとともに排出される電解液のミストや水蒸気によって多孔体材料が目詰まりし、ガスの排出機能が低下するという課題がある。このような課題を解決するものとして、特許文献2のような提案がなされている。特許文献2には、排気の過程で、蓄電池液の一部が蒸気になって円筒チャンバに装着された防爆性ペーストに達してそこで凝縮するのを、小室と小孔を設けることによって、セル方向に落下させて防爆性ペーストの目詰まりを防止するものが開示されている。また、特許文献2と同様の提案として、特許文献3、4のような提案もある。特許文献3は、ガスと電解液の分離の効率を高めるために、前記ガスが水平方向に流れる距離をできるだけ長くした一括排気の構造に関するものであり、特許文献4は、排気室から電池外部に至るガス排出口に多孔性フィルターを配置し、電解液のミストや水蒸気が排出されるのを防ぐとともに、該フィルターが電解液で濡れて目詰まりするのを防止するために排気室の下側に空間を設けた排気構造に関するものである。また、特許文献5は、一括排気方式ではないが、過充電時に、安全弁から多量に漏液した場合に、吸液用シートによってそれを吸収し、電解液が電池外部に漏液しないようにするものである。
特開平8−171891号公報 特開平6−140013号公報 特開2001−84981号公報 特開平6−176748号公報 特開平5−217597号公報
上記した種々の提案を防爆性という観点で捉えた場合、特許文献2や特許文献4の提案は特許文献3や特許文献5の提案よりすぐれていると言えるが、特許文献2では防爆性ペーストの直近まで、特許文献4では多孔性フィルターの直近まで、電解液のミストや水蒸気が達しているため、これらの機能が低下すると、外部に、ガスとともに電解液のミストや水蒸気が漏出する危険性を有していた。本発明は、このような課題に鑑みてなされたものである。
すなわち、本発明においては、鉛蓄電池を以下のような構成とすることによって前記課題を解決する。
(1)本発明に係る鉛蓄電池は、複数のセルを収納する電槽と、該電槽の上面を覆うとともに表面に中蓋ガス通路が形成された中蓋と、該中蓋ガス通路を覆うとともに表面に上蓋ガス通路が形成された上蓋と、該上蓋ガス通路を覆う上蓋カバーとからなり、前記中蓋ガス通路は各セルから排出されたガスを集中させて上蓋ガス通路に導く中蓋ガス誘導室を有し、前記上蓋ガス通路は中蓋ガス誘導室のガスを電池外に導く上蓋ガス誘導室と導かれたガスを電池外に排出する排気室とを有したことを特徴とする(請求項1)。
(2)前記(1)において、中蓋ガス誘導室は中蓋ガス誘導路と弁筒部とを有し、前記中蓋ガス誘導路には吸液部材が配設されるとともに前記弁筒部に配された排気弁を介してガスを上蓋ガス誘導室に導くことを特徴とする(請求項2)。
(3)前記(2)において、上蓋裏面の、中蓋ガス誘導路を覆う部分にリブが設けられていることを特徴とする(請求項3)。
(4)前記(1)又は(2)において、上蓋ガス誘導室は開口と上蓋ガス誘導路とを有し、排気弁を通過した後のガスを前記開口から吸液部材が配設された上蓋ガス誘導路を介して排気室に導くことを特徴とする(請求項4)。
(5)前記(4)において、上蓋カバー裏面の、上蓋ガス誘導路を覆う部分にリブが設けられていることを特徴とする(請求項5)。
上記した構成にすることにより、本発明は以下のような効果を奏する。
前記(1)の発明によれば、中蓋ガス通路がガス集中室と中蓋ガス誘導室とからなり、上蓋ガス通路が上蓋ガス誘導室と排気室とからなり、ガスを、中蓋ガス誘導室から排気弁を介して上蓋ガス誘導室に導き、排気室から電池外に排出するようにしているから、ガスが流れる経路を長くすることができて、ガスとともに排出される電解液のミストや水蒸気が排気室から電池外に排出しないようにできる。
前記(2)の発明によれば、中蓋ガス誘導路に配設した吸液部材を通った後でガスが排気弁を通過するので、セルからガスとともに排出される電解液のミストや水蒸気は排気弁をほとんど通過せず、排気弁の上に装着される防爆フィルターの目詰まりを防止でき、さらに、前記(3)の発明によれば、吸液部材が電解液のミストや水蒸気を吸収して膨潤してガスの流通性能が低下しても、リブによってガスの流路を確保することができるから、ガスの排出機能の低下が抑制できる。
前記(4)の発明によれば、さらに上蓋ガス誘導路に配設した吸液部材を通った後でガスが電池外に排出されるので、セルからガスとともに電解液のミストや水蒸気が排出されても、それが電池外に排出されることを防止でき、さらに、前記(5)の発明によれば、吸液部材が電解液のミストや水蒸気を吸収して膨潤してガスの流通性能が低下しても、リブによってガスの流路を確保することができるから、ガスの排出機能の低下が抑制できる。
以下、本発明の詳細について、一実施形態により説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1(a)は、本発明の一実施形態に係る6セルモノブロック型の鉛蓄電池1の構成を示した斜視図、図1(b)は同電池を中蓋3の上から見た平面図である(図1(b)では吸液部材32bの図示は省略している)。2は電槽で、内部が電池の短側辺に平行に配置された5個の隔壁(図示せず)によって6セルに分割されており、各セルに正極板、負極板およびセパレータからなる極板群と希硫酸からなる電解液(図示せず)を前記極板群に保持して収納している。3は中蓋で、表面にガス集中室31と中蓋ガス誘導室32とからなる中蓋ガス通路30が形成され、裏面が電槽2の上になるように装着している。4は上蓋で、表面に上蓋ガス誘導室41と排気室42とからなる上蓋ガス通路40が形成され、上蓋ガス誘導室41の裏面が中蓋ガス誘導室32の上になるように中蓋ガス通路30を覆って装着される。5は上蓋カバーで、前記上蓋ガス誘導室41を覆うとともに排気口6が形成されるように排気室42を覆って装着されている。電槽2、中蓋3、上蓋4、上蓋カバー5はいずれもポリプロピレン樹脂の成形体である。電槽2とその上に装着される中蓋3、中蓋3とその上に装着される上蓋4、上蓋4とその上に装着される上蓋カバー5は、いずれも熱融着によって装着される。なお、中蓋ガス通路30と上蓋ガス通路40の形状については後述する。また、7は鉛合金製の正極端子であり、その一部が長辺側の一端に配置された極板群から中蓋3の表面に突出した正極柱71に接続されてなる。同様に、8は鉛合金製の負極端子であり、その一部が長辺側の他端に配置された極板群から中蓋3の表面に突出した負極柱81に接続されてなる。
図1(a)、(b)に示した如く、中蓋3のガス集中室31には各セルからのガスを排出するガス排出口33が6つの各セルに対応して設けられている。そして、充電時、特に過充電時に各ガス排出口33から排出されるガスを電池外に円滑に排出するようにするが、このガスとともに各ガス排出口33から電解液のミストや水蒸気が逸出、あるいは振動によって各ガス排出口33から電解液のミストや水蒸気が逸出することがあり、それによってガス排出が妨げられないように、ガス集中室31のガスは中蓋ガス誘導室32に導かれ、この中蓋ガス誘導室32から上蓋4の上蓋ガス誘導室41に導かれ、この上蓋ガス誘導室41から排気室42を経て電池外に排出されるようにしている。なお、図1(a)、(b)では、各セルからのガスを排出するガス排出口33をガス集中室31に設けているが、各セルのガス排出口33ごとに切欠き3b(後述)を通って中蓋ガス誘導室32に移動するようにしてもよく、この場合は中蓋ガス誘導室32にガス集中室31の機能を持たせることになる。ここで、前記中蓋ガス誘導室32の中蓋ガス誘導路32aには吸液部材32bが配設されており、ガスとともに逸出した電解液のミストや水蒸気が吸液部材32bによって吸収保持されるようにして、有底の凹部になった弁筒部32cに挿入される、上蓋4の排気弁装着部41aにはガスのみが導かれるようにしている。これにより、逸出した電解液のミストや水蒸気は排気弁装着部41aに装着される排気弁41dをほとんど通過せず、排気弁の上に装着される防爆フィルター41eが目詰まりすることはなく、排気弁41dを通過したガスのみを上蓋ガス誘導路41bに導くことができる。図では、上蓋ガス誘導路41bにも吸液部材41cが配設されており、排気弁41dと防爆フィルター41eを通過した電解液のミストや水蒸気の一部をさらに吸液部材41cによって吸収保持されるようにして、排気室42に電解液のミストや水蒸気が達しないようにしている。
前記吸液部材32b、41cとしては吸水、吸液性にすぐれた微細ガラスマットや電解液のミストや水蒸気を吸収することによってゲル化するシリカ粉末を乾燥剤のような袋に収納したものが好ましいが、これに限るものではない。
また、図1(a)から明らかなように、中蓋ガス誘導路32aに配設される吸液部材32bの上に上蓋ガス誘導路41bの裏面が当接するように、中蓋3と上蓋4とが熱融着されるが、この上蓋ガス誘導路41bの裏面には、図2に示したようなリブ4aを設けておき、吸液部材32bが膨潤してもガスの流路が確保できるようにしている。同様に、上蓋ガス誘導路41bに配設される吸液部材41cの上に上蓋カバー5の裏面が当接するように、上蓋4と上蓋カバー5とが熱融着されるが、この上蓋カバー5の裏面には、図3に示したようなリブ5aを設けておき、吸液部材41cが膨潤してもガスの流路が確保できるようにしている。なお、これらのリブ4a、5aの形状や配置については特に限定するものではない。
なお、図1(a)では、中蓋ガス誘導路32aに吸液部材32bを配設し、上蓋ガス誘導路41bに吸液部材41cを配設したが、排気弁41dを通過するまでに電解液のミストや水蒸気のほとんどが吸液部材32bによって吸収されるようであれば、上蓋ガス誘導路41bには吸液部材41cを配設しなくてもよい。そして、この吸液部材41cを配設しない場合には、上蓋カバー5の裏面にリブ5aは設けなくてもよい。
次に、ガス排出口33から排出されるガスが排気室42を経て電池外に排出される経路について説明する。ガス排出口33から排出されたガスはガス集中室31内で共通化するが、このガスにはガス排出口33から逸出した電解液のミストや水蒸気が混在している。このような電解液のミストや水蒸気が混在したガスはガス集中室31と中蓋ガス誘導室32との境界に設けられた隔壁3aの一部の切欠き3bを通って中蓋ガス誘導室32に移動し、電解液のミストや水蒸気のほとんどが中蓋ガス誘導室32の中蓋ガス誘導路32aに配設された吸液部材32bによって吸収され、ガスのみが中蓋ガス誘導室32の弁筒部32cに移動する。この弁筒部32cには上蓋4の排気弁装着部41aが挿入される。この排気弁装着部41aは、図4の断面図に示したように、中央の開口41a1と、この開口41a1を囲んで形成された環状突起41a2とを有した窪みになっており、前記弁筒部32cに入ったガスは開口41a1を通って環状突起41a2によって囲まれた内側空間に入り、この環状突起41a2に嵌着された排気弁41dと防爆フィルター41eを通過して上蓋ガス誘導路41bに移動する。上蓋ガス誘導路41bに移動したガスには電解液のミストや水蒸気はほとんど残留していないが、この上蓋ガス誘導路41bに吸液部材41cを配設しておくことにより、僅かに残留している電解液のミストや水蒸気も吸収することができる。なお、図4では、弁筒部32cに排気弁装着部41aが挿入される構造にしたが、弁筒部32cを排気弁装着部41aと同じ構成にし、開口41a1を環状突起41a2の周縁下方に設けて該開口を通ってガスが上述の内側空間に入るようにしてもよく、この場合は、上蓋4の排気弁装着部41aを開口にしてその周縁で排気弁41dと防爆フィルター41eの周縁を押さえるようにすればよい。こうして上蓋ガス誘導路41bを通過した後のガスは、ほぼ完全に電解液のミストや水蒸気が除去された後で排気室42に達する。この排気室42は上蓋4の長辺側の側方の一部に設けられた切欠き4bによって形成され、この切欠き4b上に上蓋カバー5の突起5bが位置するように上蓋カバー5と上蓋4とを熱融着することによって排気口6を形成する。このようにして形成した排気口6は鉛蓄電池1の長辺側の側方から水平方向に開口させることもできるが、下方に向けて開口させてもよい。
上述のように、制御弁式鉛蓄電池はガスが円滑に電池外に排出されることで、その機能を維持することができるが、ガス中に混在する電解液のミストや水蒸気がガス排出の経路にある排気弁41dを通過すると、防爆フィルター41eが目詰まりを起こしてガスの円滑な排出が妨げられ、内圧の上昇を招くことがある。また、電解液のミストや水蒸気がガス中に混在したままでガスが電池外に排出されると、鉛蓄電池が搭載される場所や周辺部を損傷させることがある。本発明は、このような課題に鑑み、ガスが中蓋ガス通路30と上蓋ガス通路40とを通って電池外に排出されるようにしたことでガス排出の経路を長くし、これに加えて、排気弁41dに至るまでの中蓋ガス誘導路32aと排気室42に至るまでの上蓋ガス誘導路41bの両方に吸液部材32b、41cを配設、または中蓋ガス誘導路32aのみに吸液部材32bを配設したものである。
また、上述した如く、ガス排出の経路を長くすることによって、ガスとともに排出される電解液のミストや水蒸気が排気室から電池外に排出しないようにできる。
上記した実施例では、中蓋ガス誘導室32に弁筒部32cを設け、上蓋4の排気弁装着部41aが弁筒部32cに挿入される構造にしているが、このような構造にすると、上蓋4に予め排気弁41dを嵌着してから中蓋3の上に熱溶着することができる。これに対し、中蓋3の弁筒部32cに排気弁を嵌着するための環状突起を設けることもできる。この場合は、排気弁の側部と環状突起の間を押し広げるようにしてガスが排気弁を通過して上蓋ガス誘導路41bに移動することになり、排気弁を嵌着した中蓋3を電槽2に熱溶着することになる。
上記した如く、本発明は、セルからガスとともに排出される電解液のミストや水蒸気によってガスの排出機能が低下しないような排気構造を鉛蓄電池に備えることができるから、その産業上の利用可能性が大である。
本発明の一実施形態に係る鉛蓄電池の構成を示した斜視図(a)、同電池を中蓋3の上から見た平面図である。 上蓋を裏面から見た平面図である。 上蓋カバーを裏面から見た平面図である。 排気弁装着部41aの要部断面図である。
符号の説明
1 鉛蓄電池
2 電槽
3 中蓋
3a 隔壁
3b 切欠き
30 中蓋ガス通路
31 ガス集中室
32 中蓋ガス誘導室
32a 中蓋ガス誘導路
32b 吸液部材
32c 弁筒部
4 上蓋
4a リブ
4b 切欠き
40 上蓋ガス通路
41 上蓋ガス誘導室
41a 排気弁装着部
41b 上蓋ガス誘導路
41c 吸液部材
41d 排気弁
41e 防爆フィルター
42 排気室
5 上蓋カバー
5a リブ
5b 突起
6 排気口
7 正極端子
71 正極柱
8 負極端子
81 負極柱

Claims (5)

  1. 複数のセルを収納する電槽と、該電槽の上面を覆うとともに表面に中蓋ガス通路が形成された中蓋と、該中蓋ガス通路を覆うとともに表面に上蓋ガス通路が形成された上蓋と、該上蓋ガス通路を覆う上蓋カバーとからなり、前記中蓋ガス通路は各セルから排出されたガスを集中させて上蓋ガス通路に導く中蓋ガス誘導室を有し、前記上蓋ガス通路は中蓋ガス誘導室のガスを電池外に導く上蓋ガス誘導室と導かれたガスを電池外に排出する排気室とを有した、ことを特徴とする鉛蓄電池。
  2. 中蓋ガス誘導室は中蓋ガス誘導路と弁筒部とを有し、前記中蓋ガス誘導路には吸液部材が配設されるとともに前記弁筒部に配された排気弁を介してガスを上蓋ガス誘導室に導くことを特徴とする請求項1に記載の鉛蓄電池。
  3. 上蓋裏面の、中蓋ガス誘導路を覆う部分にリブが設けられていることを特徴とする請求項2に記載の鉛蓄電池。
  4. 上蓋ガス誘導室は開口と上蓋ガス誘導路とを有し、排気弁を通過した後のガスを前記開口から吸液部材が配設された上蓋ガス誘導路を介して排気室に導くことを特徴とする請求項1又は2に記載の鉛蓄電池。
  5. 上蓋カバー裏面の、上蓋ガス誘導路を覆う部分にリブが設けられていることを特徴とする請求項4に記載の鉛蓄電池。
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