JP2009070555A - 磁気記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基板1上に、第1下地膜2、第1垂直磁性膜3、第2下地膜4、非磁性中間膜5、第2垂直磁性膜6、保護膜7が形成され、第1垂直磁性膜3の磁気異方性エネルギーが、第2垂直磁性膜6の磁気異方性エネルギーよりも高く設定されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、ノイズ特性に優れ、かつ熱揺らぎ現象が起こりにくい磁気記録媒体を提供することを目的とする。
第1垂直磁性膜は、5×106erg/cc(0.5J/cc)以上の磁気異方性エネルギーを有するものとするのが好ましい。
第1垂直磁性膜の残留磁化/飽和磁化は0.9以上とするのが好ましい。
第1垂直磁性膜は、Co系材料からなる層と、Pt系材料またはPd系材料からなる層とを多数回にわたって積層した多層構造膜、または希土類元素を含む非晶質構造膜とすることができる。第1垂直磁性膜の厚さは1〜100Åとするのが好ましい。
第2垂直磁性膜は、CoCrPt系、CoCrTa系、CoCrPtX系(X:Ta、Zr、Cu、Re、Nb、Si、Ge、およびBのうち1種または2種以上)のうちいずれかの合金からなるものとするのが好ましい。
Co系材料としては、Co、CoCr系合金、CoCrPt系合金、CoCrTa系合金、CoCrPtX’系(X’:Ta、Zr、Nb、Cu、Re、Ni、およびBのうち1種または2種以上)合金を用いることができる。Pt系材料としてはPt、Pt合金を用いることができる。Pd系材料としてはPd、Pd合金を用いることができる。また第1垂直磁性膜3としては、希土類元素を含む非晶質構造膜、例えばTbFeCo、GdCo、NdDyFeCoなどからなる非晶質膜を用いることもできる。
第1垂直磁性膜3の磁気異方性エネルギーは、5×106erg/cc(0.5J/cc(1erg=100nJ))以上(好ましくは1×107erg/cc以上)とするのが望ましい。
この磁気異方性エネルギーが上記範囲未満であると、第2垂直磁性膜6表面に磁気揺らぎが起こりやすくなりノイズ増加を招くとともに、保磁力(Hc)、磁気異方性磁界(Hk)が低くなり熱揺らぎ耐性が低下する。
ガラス基板1(直径95mm、厚さ0.8mm)をDCマグネトロンスパッタ装置(アネルバ社製3010)のチャンバ内にセットし、チャンバ内を真空到達度2×10-7Paとなるまで排気するとともに、基板1を200℃まで加熱した後、この基板1上に、SiNからなる第1下地膜2、TbFeCoからなる第1垂直磁性膜3、Ruからなる第2下地膜4、Co−35at%Cr−5at%Pt(Co35Cr5Pt)からなる非磁性中間膜5、Co−20at%Cr−10at%Pt−3at%Ta(Co20Cr10Pt3Ta)からなる第2垂直磁性膜6を順次スパッタリングにより形成した。第2垂直磁性膜6上には、プラズマCVD法により厚さ70Åのカーボン保護膜7を形成した。カーボン保護膜7上にはパーフルオロエーテルからなる潤滑膜(厚さ20Å)をディッピング法により形成した。この磁気記録媒体では、第1垂直磁性膜3の磁気異方性エネルギーを、第2垂直磁性膜6の磁気異方性エネルギーよりも高く設定した。
第1下地膜2、第1垂直磁性膜3を設けないこと以外は試験例1と同様にして磁気記録媒体を作製した。
第1下地膜2および第1垂直磁性膜3の材料を変えたこと以外は試験例1と同様にして磁気記録媒体を作製した。
第1垂直磁性膜3の厚さを変えたこと以外は試験例1と同様にして磁気記録媒体を作製した。
第1垂直磁性膜3の材料を変えたこと以外は試験例1と同様にして磁気記録媒体を作製した。
第2下地膜4の材料を変えたこと以外は試験例1と同様にして磁気記録媒体を作製した。
非磁性中間膜5の厚さを変えたこと以外は試験例1と同様にして磁気記録媒体を作製した。
第2垂直磁性膜6の組成を変えたこと以外は試験例1と同様にして磁気記録媒体を作製した。
第2垂直磁性膜6の厚さを変えたこと以外は試験例1と同様にして磁気記録媒体を作製した。
第1下地膜2を設けなかったこと以外は試験例1と同様にして磁気記録媒体を作製した。
非磁性中間膜5を設けなかったこと以外は試験例1と同様にして磁気記録媒体を作製した。
第1下地膜2、第1垂直磁性膜3を設けなかったこと以外は試験例1と同様にして磁気記録媒体を作製した。垂直磁性膜6の磁気異方性エネルギーは、7×106erg/ccとした。
第1下地膜2、第1垂直磁性膜3を設けなかったこと以外は試験例1と同様にして磁気記録媒体を作製した。垂直磁性膜6の磁気異方性エネルギーは、1×106erg/ccとした。
Claims (5)
- 基板上に第1垂直磁性膜が設けられ、その上に第2垂直磁性膜が設けられ、第1垂直磁性膜の磁気異方性エネルギーが、第2垂直磁性膜の磁気異方性エネルギーよりも高く設定され、第1垂直磁性膜の厚さが1〜100Åであり、第2垂直磁性膜の下に、hcp構造を有する非磁性中間膜が設けられていることを特徴とする磁気記録媒体。
- 請求項1記載の磁気記録媒体において、第1垂直磁性膜は、5×106erg/cc(0.5J/cc)以上の磁気異方性エネルギーを有することを特徴とする磁気記録媒体。
- 請求項1または2記載の磁気記録媒体において、第1垂直磁性膜の残留磁化/飽和磁化が0.9以上とされていることを特徴とする磁気記録媒体。
- 請求項1〜3のうちいずれか1項記載の磁気記録媒体において、第1垂直磁性膜は、Co系材料からなる層と、Pt系材料またはPd系材料からなる層とを多数回にわたって積層した多層構造膜、または希土類元素を含む非晶質構造膜であることを特徴とする磁気記録媒体。
- 請求項1〜4のうちいずれか1項記載の磁気記録媒体において、第2垂直磁性膜が、CoCrPt系、CoCrTa系、CoCrPtX系(X:Ta、Zr、Cu、Re、Nb、Si、Ge、およびBのうち1種または2種以上)のうちいずれかの合金からなるものであることを特徴とする磁気記録媒体。
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