JP2009070524A - 制御装置、ディスク発行装置の制御方法、および、制御プログラム - Google Patents

制御装置、ディスク発行装置の制御方法、および、制御プログラム Download PDF

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崇 河森
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Abstract

【課題】ディスク発行装置において、ユーザが、ディスク発行に係る一連の処理に要する時間を容易に知ることができるようにする。
【解決手段】光ディスクDにデータを記録するデータ記録装置20と、光ディスクDに画像を印刷する印刷装置30とを備えたディスク発行装置1を制御するホスト装置100は、データ記録装置20および印刷装置30の動作条件を記憶部124に記憶し、ディスク発行装置1によってジョブを実行するよう指示された場合に、指示されたジョブの実行に要すると予想される予想所要時間を、データ記録装置20および印刷装置30のうちジョブを実行するものについて記憶した動作条件に基づいて算出して、モニタ部112に表示する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ディスク発行装置を制御する制御装置、ディスク発行装置の制御方法、および、制御プログラムに関する。
近年、ディスク型記録媒体等の記録媒体の大容量化、記録媒体の種類の多様化、記録媒体にデータを記録する装置の性能向上、データ記録速度の高速化等により、記録媒体にデータを記録する処理がどの程度の時間で済むか、ユーザが予想することは極めて難しい。このため、データの記録・再生を行う装置のなかには、データの記録に要する時間を正確に算出して表示するものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開平08−147944号公報
ところが、最近、一つの記録媒体に対して、データの記録以外の処理を施す装置が知られるようになった。また、1つのディスク発行装置に、複数のデータ記録部と、印刷部をもつものが知られるようになった。たとえば、ディスク型記録媒体にデータを記録するとともに、その盤面に画像を印刷するディスク発行装置においては、データの記録と印刷という異種の処理を連続して行うため、ディスク発行に係る一連の処理に要する時間をユーザが予想することは極めて難しく、処理がいつ頃完了するかを知る方法は無かった。
本発明は、ディスク発行装置において、ユーザが、ディスク発行に係る一連の処理に要する時間を容易に知ることができるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、記録媒体にデータを記録するデータ記録部と、前記記録媒体に画像を印刷する印刷部と、前記記録媒体を搬送する搬送部と、を備えたディスク発行装置を制御する制御装置において、前記ディスク発行装置が備える前記データ記録部および前記印刷部の動作条件を記憶した動作条件記憶手段と、前記ディスク発行装置により、前記データ記録部と前記印刷部の少なくとも一方を用いて前記記録媒体を処理するジョブを実行するよう指示する指示手段と、前記指示手段の指示に従って前記ディスク発行装置を制御してジョブを実行させる実行制御手段と、前記指示手段により指示されたジョブの実行に要すると予想される予想所要時間を、前記ディスク発行装置が備える前記データ記録部および前記印刷部のうち前記ジョブを実行するものについて前記動作条件記憶手段に記憶された動作条件と前記記録媒体を搬送する搬送経路とに基づいて算出する所要時間算出手段と、前記所要時間算出手段により算出された予想所要時間を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする制御装置を提供する。
この構成によれば、記録媒体に対するデータの記録と印刷とを実行可能なディスク発行装置を制御する制御装置が、ジョブの実行が指示された場合に、ディスク発行装置が備えるデータ記録部および印刷部のうちジョブを実行するものについて記憶された動作条件に基づいて、ジョブの予想所要時間を算出して表示する。これにより、ディスク発行装置の動作条件に基づいてジョブの実行に要すると予想される時間を正確に算出することができ、この正確な予想所要時間を表示することで、ユーザは、ジョブの実行に要する正確な時間を、容易に知ることができ、ディスク発行装置の使用時における利便性を大幅に向上できる。
ここで、記録媒体としては、データ記録層と印刷対象面とを有するものが好ましく、例えば、レーザ光等を利用したデータの追記および読み取りが可能な光学的記録媒体、特に、ディスク型記録媒体が本発明に係る記録媒体として挙げられる。具体的には、記録媒体として、CD−R,CD−RW,DVD±R,DVD±RW,DVD−RAM、あるいは、次世代DVDと呼ばれる光ディスク等が挙げられる。
上記構成において、前記動作条件記憶手段は、前記データ記録部の動作条件として、前記記録媒体にデータを記録する際の記録速度、データを記録可能な前記記録媒体の種類、前記記録媒体にデータを記録する記録方式のうちいずれか1以上を含む情報を前記動作条件として記憶し、前記印刷部の動作条件として、前記記録媒体に画像を印刷する際の印刷モードを前記動作条件として記憶するものとしてもよい。
ここで、印刷モードは、印刷解像度等の印刷時間に関係する情報を含む。
この場合、データ記録部が記録媒体にデータを記録する際の記録速度、データを記録可能な記録媒体の種類、記録媒体にデータを記録する記録方式、記録媒体に画像を印刷する際の印刷モード等を含む動作条件に基づいて、予想所要時間を正確に算出できる。
上記構成において、前記動作条件記憶手段は、前記ディスク発行装置においてジョブを実行可能な前記データ記録部または前記印刷部の数を含む動作条件を記憶し、前記所要時間算出手段は、前記動作条件記憶手段に記憶された動作条件に基づいてジョブを実行可能な前記データ記録部または前記印刷部の数を特定し、特定した前記データ記録部または前記印刷部の数に応じた計算方法に従って予想所要時間を算出するものとしてもよい。
この場合、データ記録部または印刷部の数に応じた計算方法で予想所要時間が算出されるので、例えば、データ記録部または印刷部が一つの場合には単純な計算方法により高速で計算を実行でき、複数のデータ記録部や印刷部を用いる場合は、データ記録部や印刷部の数に適した計算方法によって正確に予想所要時間を算出できる。
上記構成において、前記所要時間算出手段は、前記指示手段によって複数のジョブの実行が指示された場合に、指示されたジョブ毎の予想所要時間を算出し、前記表示手段は、実行が指示されたジョブと、ジョブ毎の予想所要時間とを一覧表示するものとしてもよい。
この場合、複数のジョブが実行される場合に、ユーザが、各ジョブの予想所要時間を容易に知ることができる。
上記構成において、前記所要時間算出手段は、前記指示手段によってジョブの実行が指示された場合に、前記実行制御手段が前記ディスク発行装置を制御してジョブを実行させる前に、指示されたジョブの予想所要時間を算出し、前記表示手段は、前記実行制御手段が前記ディスク発行装置を制御してジョブを実行させる前に、指示されたジョブの予想所要時間を表示するものとしてもよい。
この場合、ユーザは、ディスク発行装置によってジョブが実行される前にジョブの予想所要時間を知ることができる。
上記課題を解決するため、本発明は、記録媒体にデータを記録するデータ記録部と、前記記録媒体に画像を印刷する印刷部と、前記記録媒体を搬送する搬送部と、を備えたディスク発行装置の制御方法であって、前記ディスク発行装置が備える前記データ記録部および前記印刷部の動作条件を記憶しておき、前記ディスク発行装置によって、前記データ記録部と前記印刷部の少なくとも一方を用いて前記記録媒体を処理するジョブを実行するよう指示された場合に、指示に従って前記ディスク発行装置を制御してジョブを実行させる一方、指示されたジョブの実行に要すると予想される予想所要時間を、前記ディスク発行装置が備える前記データ記録部および前記印刷部のうち前記ジョブを実行するものについて記憶した動作条件と前記記録媒体を搬送する搬送経路とに基づいて算出し、算出した予想所要時間を表示し、或いは、前記予想所要時間から得られる予想完了時間を表示すること、を特徴とするディスク発行装置の制御方法を提供する。
この方法によれば、記録媒体に対するデータの記録と印刷とを実行可能なディスク発行装置に対してジョブの実行が指示された場合に、ディスク発行装置が備えるデータ記録部および印刷部の動作条件に基づいてジョブの予想所要時間が算出され、表示される。これにより、ディスク発行装置の動作条件に基づいてジョブの実行に要すると予想される時間が正確に算出され、この正確な予想所要時間が表示されるので、ユーザは、ジョブの実行に要する正確な時間を、容易に知ることができ、ディスク発行装置の使用時における利便性を大幅に向上できる。
上記課題を解決するため、本発明は、記録媒体にデータを記録するデータ記録部と、前記記録媒体に画像を印刷する印刷部と、前記記録媒体を搬送する搬送部と、を備えたディスク発行装置を制御するコンピュータにより実行可能な制御プログラムであって、前記コンピュータを、前記ディスク発行装置が備える前記データ記録部および前記印刷部の動作条件を記憶した動作条件記憶手段と、前記ディスク発行装置により、前記データ記録部と前記印刷部の少なくとも一方を用いて前記記録媒体を処理するジョブを実行するよう指示する指示手段と、前記指示手段の指示に従って前記ディスク発行装置を制御してジョブを実行させる実行制御手段と、前記指示手段により指示されたジョブの実行に要すると予想される予想所要時間を、前記ディスク発行装置が備える前記データ記録部および前記印刷部のうち前記ジョブを実行するものについて前記動作条件記憶手段に記憶された動作条件と前記記録媒体を搬送する搬送経路とに基づいて算出する所要時間算出手段と、前記所要時間算出手段により算出された予想所要時間を表示し、或いは、前記予想所要時間から得られる予想完了時間を表示する表示手段と、して機能させるための制御プログラムを提供する。
この制御プログラムをコンピュータによって実行することで、上記の制御装置と同等の作用および効果が得られる。
すなわち、データの記録と印刷とを実行可能なディスク発行装置を制御するコンピュータが、ジョブの実行が指示された場合に、ディスク発行装置が備えるデータ記録部および印刷部の動作条件に基づいてジョブの予想所要時間を算出して表示する。これにより、ディスク発行装置の動作条件に基づいてジョブの実行に要すると予想される時間を正確に算出することができ、この正確な予想所要時間を表示することで、ユーザは、ジョブの実行に要する正確な時間を、容易に知ることができ、ディスク発行装置の使用時における利便性を大幅に向上できる。
また、本発明の上記制御プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録した形態としてもよい。この記録媒体によれば、コンピュータによってプログラムが記録媒体から読み取られ、読み取られたプログラムにしたがってコンピュータが処理を実行すると、上記の制御装置と同等の作用および効果が得られる。この制御プログラムを記録する記録媒体とは、RAM、ROM等の半導体記録媒体、FD、HD等の磁気記憶型記録媒体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記録媒体、MO等の磁気記録型/光学的読取方式記録媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記録媒体であれば、どのような記録媒体であってもよい。
本発明によれば、ディスク発行装置の動作条件に基づいてジョブの実行に要すると予想される時間を正確に算出して表示するので、ユーザは、ジョブの実行に要する正確な時間を容易に知ることができ、ディスク発行装置の使用時における利便性が向上する。
以下、図面を参照して本発明に係る実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態におけるディスク発行装置1を正面から見た図であり、図2は、ディスク発行装置1の筐体10の内部を上から見た図である。
図1および図2に示すディスク発行装置1は、箱形に形成された筐体10内に、記録媒体としての光ディスクDにデータを記録するデータ記録部としてのデータ記録装置20と、光ディスクDのレーベル面(印刷対象面)に対してインクを吐出することにより文字、図形、画像等を印刷する印刷部としてのインクジェット式の印刷装置30とを備え、データの記録と印刷が施された光ディスクDを多数複製するものである。
ディスク発行装置1はホスト装置100(制御装置)と接続されており、ホスト装置100によって、ディスク発行装置1において実行される各種の動作が制御される。
また、ディスク発行装置1は、ホスト装置100の制御に従って、光ディスクDに対する所定の加工処理として、光ディスクDに対するデータ記録処理、および、光ディスクDのレーベル面に対する印刷処理を施す。ここで、ディスク発行装置1は、データ記録処理と印刷処理のいずれか一方のみを実行することも可能である。
光ディスクDは、レーザ光等を利用したデータの追記および再生が可能な光学的記録媒体であり、具体例としてはCD−R、CD−RW、DVD±R、DVD±RW、DVD−RAMあるいは次世代DVDと呼ばれるブルーレイディスク、HD DVD等を挙げることができる。これらの光学的記録媒体は、ポリカーボネート等の合成樹脂製の基板を1枚または複数枚使用したものであり、この基板にデータ記録層や反射層等が積層されて、例えば、直径120mm(ミリメートル)の円盤形状に形成されたものである。
光ディスクDの一方の盤面は、レーザ光によりデータを記録するための記録面とされ、他方の盤面はレーベル面とされている。記録面においては合成樹脂製の基板が露出し、この基板を透して上記記録層にレーザ光が達する構成となっている。一方、レーベル面には、インクを受容可能なインク受容層が形成されている。このインク受容層は、インクを受容する材料を塗布し、或いは、インク受容層を備えたシートを貼付したものである。インク受容層は、例えば、ポリマーを主成分としたインク膨潤型の成分あるいは、無機顔料を主成分とした隙間吸収型の成分を用いて構成される。
また、光ディスクDの中心部に形成されたクランプ領域にはインク受容層および記録層等が形成されていない。このクランプ領域は、光ディスクDを搬送する際に把持される領域である。
ディスク発行装置1は、筐体10内に複数(図示例では二つ)のデータ記録装置20と、印刷装置30を備えるとともに、加工処理に供される光ディスクDや加工処理済みの光ディスクDを収容する複数のスタッカ40、50(図示例では、「第一スタッカ41」、「第二スタッカ42」、「第三スタッカ50」の三つ)と、これらデータ記録装置20、印刷装置30、スタッカ40、50の間で光ディスクDを搬送する搬送部60とを備えている。但し、ディスク発行装置1内に備えられるデータ記録装置20や印刷装置30の数は図示例に限定されるものではない。
図1に示すように、ディスク発行装置1の筐体10の内部は仕切部11により上下に仕切られている。以下、筐体10の仕切部11より上の部分を筐体上部12と称し、筐体10の仕切部11より下の部分を筐体下部13と称する。
筐体上部12には、データ記録装置20、印刷装置30、第一スタッカ41、第二スタッカ42、搬送部60が配置されている。データ記録装置20と印刷装置30とは筐体上部12の一方側で、図2に示す背面12A側に偏った位置に、上下に並べて配置されている。筐体上部12の他方側には、第一スタッカ41および第二スタッカ42が筐体上部12の前面12B側に偏って配置されている。さらに、第一スタッカ41および第二スタッカ42の後方に形成され、データ記録装置20および印刷装置30の他端側の側方に位置する空間には、搬送部60のアーム部61を支持するガイド62が配置される。なお、データ記録装置20および印刷装置30の前面と、筐体上部12の前面12Bとの間には空間が設けられており、この空間の下部、すなわち仕切部11の下部には、後述するように第三スタッカ50が配置される。
筐体上部12の前面12Bには、ドア15を備えた開口部14が形成されている。ドア15は、開口部14の他端14Aに設けられたドア軸16を介して、筐体10に回動自在に支持される枠体15Aに、透明板15Bを取り付けて構成される。ドア15は、第一スタッカ41、第二スタッカ42に対する光ディスクDの出し入れを行うとき以外は基本的に閉じられて、筐体10内部への塵埃等の進入を防止する。
ディスク発行装置1では、ドア15が閉じた状態でのみ、データ記録装置20、印刷装置30、搬送部60等が動作するように構成され、これら各部の動作中にドア15が開けられると各部が動作を停止する。ドア15が閉じられた状態であっても、透明板15Bを介して、筐体上部12に配置されたデータ記録装置20、印刷装置30、第一スタッカ41、第二スタッカ42、搬送部60等の動作状態をディスク発行装置1の外から視認できる。
筐体下部13においてデータ記録装置20や印刷装置30が配置される側には、第三スタッカ50が筐体下部13の前面13Aに形成された引出口17から引出自在に設けられている。第三スタッカ50は筐体下部13に露出し、ドア15が閉じた状態でも引出口17から第三スタッカ50を引き出して、光ディスクDを出し入れできる。つまり、データ記録装置20、印刷装置30や搬送部60が動作している状態でも、第三スタッカ50を引出口17から引き出して、第三スタッカ50に対して光ディスクDの出し入れを行うことができる。
その他、筐体上部12の前面12Bには、図1の正面視において左下部(ドア15の左側下方)にディスク発行装置1の電源をオン/オフする電源スイッチ18が設けられ、左上部(ドア15の左側上方)にはディスク発行装置1の各種状態等を示す状態報知部70が設けられている。
状態報知部70は、ディスク発行装置1の電源のオン/オフ状態を報知する電源状態報知部71と、印刷装置30における各色のインク残量を報知するインク残量報知部72と、スタッカ40、50の各種状態を示すスタッカ状態報知部73とを備える。これら電源状態報知部71、インク残量報知部72、スタッカ状態報知部73は、それぞれLED(発光ダイオード)を備え、LEDの点灯状態によって各種状態を報知する。例えば、電源状態報知部71はディスク発行装置1の電源のオン/オフ状態をLEDの点灯状態により報知する。
また、電源状態報知部71には、印刷装置30で用いられるインクの色毎にインク残量報知部72が設けられ、例えば、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色のインクに対応して、シアンインク残量報知部72A、マゼンダインク残量報知部72B、イエローインク残量報知部72C、ブラックインク残量報知部72Dが設けられる。インク残量報知部72は、LEDの点灯状態によってインク残量を報知する。なお、スタッカ状態報知部73については、後述する。
次に、データ記録装置20、印刷装置30、搬送部60について説明する。
データ記録装置20は、光ディスクDの記録面にレーザを照射して光ディスクDにデータを記録する。データ記録装置20は印刷装置30の上方に配置され、図1に示す例では二つのデータ記録装置20が上下に並んでいる。各々のデータ記録装置20は、記録装置本体21と、記録装置本体21から引き出し自在に設けられ、光ディスクDが載置される略円形の凹部23(図2)が形成されたドライブトレイ22とを有する。
印刷装置30は、光ディスクDのレーベル面にインクを吐出して文字、図形、画像等を印刷する。印刷装置30は、印刷装置本体31と、印刷装置本体31から引き出し自在に設けられ、光ディスクDが載置される略円形の凹部(図示略)が形成されたプリンタトレイ32とを有する。
搬送部60は、アーム部61と、仕切部11の上面11Aに立設された円柱状のガイド62と、アーム部61を支持する駆動部63とを備えて構成される。ガイド62の上端はデータ記録装置20の上にほぼ達しており、駆動部63は、このガイド62の軸方向(高さ方向)に沿って摺動可能であり、かつ、ガイド62の軸を中心に回動する。
アーム部61は、駆動部63の回動に伴ってガイド62を中心として回動する。アーム部61の先端には、光ディスクDの中央部に形成されたクランプ領域を把持するハンドリング部64が設けられている。
搬送部60は、ハンドリング部64によりクランプ領域を把持した状態で、駆動部63を駆動させて、アーム部61を上下に移動させ、或いはガイド62を中心として回動させることで、光ディスクDを任意の位置から他の位置へ搬送することができる。ハンドリング部64は、ホスト装置100の制御に従って、光ディスクDの保持/解放状態を切り換える。
また、駆動部63には、ガイド62の上下方向における駆動部63の位置や、ガイド62の軸を中心とした駆動部63の回動位置(角位置)を検出する駆動部位置検出センサ65(図3参照)が設けられている。駆動部位置検出センサ65により検出された駆動部63の位置に基づき、ハンドリング部64に保持された光ディスクDの位置を特定できる。
駆動部位置検出センサ65としては、例えば、駆動部63を駆動するモータの回転角度を検出するロータリエンコーダや、駆動部63自体の位置を検出するリニアエンコーダ、ガイド62における特定の位置で駆動部63の有無を検出する光センサ等が挙げられる。
ハンドリング部64には、ハンドリング部64が保持する光ディスクDの有無を検出するディスク保持検出センサ66が設けられる。ディスク保持検出センサ66の具体的構成としては、例えば、光センサ等が挙げられる。
次に、スタッカ40、50について説明する。
スタッカ40のうち第一スタッカ41は、数十枚(例えば、50枚)程度の光ディスクDを積載状態で収容する円筒形状の第一スタッカ収容部41Aを、筐体10の内部において筐体10に固定された第一スタッカベース41Bに、着脱自在に支持させた構成を有する。第一スタッカ収容部41Aの外壁の一部は、アーム部61が第一スタッカ収容部41Aの下部まで進行できるよう、下方に向かって長尺に切り欠かれて切欠部41Cとなっている。
また、第二スタッカ42は第一スタッカ41と略同一の構成を有している。第二スタッカ42は、第一スタッカ41の下方において第二スタッカベース42Bに着脱可能に支持される。第二スタッカ収容部42Aの上端と第一スタッカベース41Bの下面との間には、搬送部60のアーム部61が挿入可能な間隙Kが確保される。第二スタッカ収容部42Aの外壁には第一スタッカ41と同様に、アーム部61が進入できるように切り欠き部42Cが形成されている。
第一スタッカ41および第二スタッカ42のいずれか一方は、加工前の光ディスクDを供給する供給側のスタッカとして利用され、他方が加工後の光ディスクDを集積する排出側のスタッカとして利用される。どちらのスタッカを供給側のスタッカまたは排出側のスタッカとして利用するかは、ホスト装置100の操作部113(図3参照)を介してユーザが設定できる。
供給側のスタッカには、データ記録装置20によるデータ記録、印刷装置30による印刷、或いはその両方が施される前の光ディスクDが集積される。排出側のスタッカには、データ記録装置20によるデータ記録、印刷装置30による印刷、或いはその両方が施された後の光ディスクDが、データ記録装置20または印刷装置30から搬送部60によって搬送され、集積される。なお、以下、供給側のスタッカとして使用されるものを供給側スタッカ、排出側のスタッカとして使用されるものを排出側スタッカと称することにする。
ところで、データ記録装置20によるデータ記録または印刷装置30による印刷が中断された場合、これらの加工処理が未完了の状態の光ディスクDが生じる。このような光ディスクDはいったんデータ記録装置20または印刷装置30から排出することが好ましい。このため、第一スタッカ41または第二スタッカ42を、加工処理が未完了の状態の光ディスクDを集積するためのスタッカとして使用できる。以下、この加工処理が未完了の光ディスクDが排出されるスタッカを未完了ディスク排出スタッカと称することにする。未完了ディスク排出スタッカとして使用するスタッカは、上記と同様に、操作部113を介してユーザが設定できる。
筐体下部13の前面13Aには引出口17が形成され、この引出口17には、筐体下部13内の第三スタッカ収容部51が連通する。第三スタッカ収容部51は略長方形の空間であって、数枚(例えば、5枚)程度の光ディスクDを積載状態で収容可能な略円形の凹部52を有する第三スタッカ50が引き出し可能に収容されている。第三スタッカ50の前面53には、図1に示すように把手部54が形成されている。
第三スタッカ50には、第三スタッカ50が引出口17から引き出された状態にあるか、引出口17内に収容されているかを検出するスタッカ状態検出センサ56(図3参照)が設けられている。スタッカ状態検出センサ56としては、例えば、光センサや接触型センサ等が挙げられる。
第三スタッカ50の凹部52には、図1中に二点鎖線で示すように、光ディスクDを積載して収容可能な円筒形状の増設収容部57を取り付けて、第三スタッカ50に収容可能な光ディスクDの数を増やすことができる。
以下の説明では、増設収容部57を取り付けない態様の第三スタッカ50を引出スタッカと称し、増設収容部57が取り付けられた態様の第三スタッカ50を増設スタッカと称する。
第三スタッカ50は、引出スタッカとして使用される場合も、増設スタッカとして使用される場合も、上述した排出側スタッカあるいは未完了ディスク排出スタッカとして使用可能であり、供給側スタッカとして使用することもできる。ユーザは、ホスト装置100の操作部113により、第三スタッカ50の使用態様、すなわち、第三スタッカ50を引出スタッカとして使用するか、増設スタッカとして使用するかとともに、供給側スタッカ、排出側スタッカ、未完了ディスク排出スタッカのいずれのスタッカとして使用するかを設定できる。
ディスク発行装置1はUSBケーブル82を介してホスト装置100に接続されており、ホスト装置100との間で制御情報や各種データ等を送受信可能である。
図3は、ホスト装置100およびディスク発行装置1の機能的構成を示すブロック図である。
図3に示すように、ディスク発行装置1を構成するデータ記録装置20および印刷装置30は、それぞれ、ホスト装置100に接続されている。また、ディスク発行装置1が備える搬送部60は、スタッカ状態検出センサ56および状態報知部70とともに、オートローダ90としてホスト装置100に接続される。データ記録装置20、印刷装置30およびオートローダ90は、いずれも、USBハブ81およびUSBケーブル82を介してホスト装置100に接続される。ここで、USBハブ81はUSBケーブル82を分岐して接続する装置である。従って、データ記録装置20、印刷装置30、およびオートローダ90の各部は、物理的には一つのUSBケーブル82およびUSBハブ81に接続されるものの、論理的(仮想的)には、各々独立してホスト装置100に接続された構成となる。
なお、上記データ記録装置20および印刷装置30により、光ディスクDに対して所定の加工処理を施す加工部91が構成される。また、ホスト装置100としては、パーソナルコンピュータやサーバ等を適用することができる。
以下、図3を参照して、ホスト装置100およびディスク発行装置1の機能的構成について説明する。
図3に示すように、ホスト装置100は、光ディスクDを複製するための基本機能を提供するアプリケーション部110と、アプリケーション部110から受信したデータに従って各種データを作成し、一時保存するデータ変換部120と、データ変換部120に一時保存されたデータに基づいて、ディスク発行装置1のデータ記録装置20、印刷装置30、および、搬送部60を含むオートローダ90を中枢的に制御する統合制御部130と、統合制御部130の制御の下に、ディスク発行装置1のデータ記録装置20、印刷装置30およびオートローダ90を制御する各種ドライバ等を有するデバイス制御部140と、を備えている。
アプリケーション部110は、セットアップ部111と、表示手段としてのモニタ部112と、ディスク作成部114とを備えている。
セットアップ部111は、ディスク発行装置1の仕様、すなわち動作可能な構成部を指定する情報を初期設定する機能を提供する。このセットアップ部111は、ディスク発行装置1が備えるデータ記録装置20や印刷装置30の使用方法示すデータ、ディスク発行装置1が備えるスタッカの用途(供給スタッカ/排出スタッカ)等、基本的構成に関する情報を設定する。ここで設定された情報は統合制御部130によって処理され、記憶部124に記憶される。記憶部124は動作条件記憶手段として機能する。
セットアップ部111が設定する情報は、詳細には、複数搭載されるデータ記録装置20の内のどれを使用するかを指定する情報、データ記録装置20でエラーが発生した場合保処理方法、図5に示すテーブル等により設定された記録するデータサイズに対応するデータ記録装置20による平均書込速度、搬送部60が、データ記録装置20、印刷装置30、第一スタッカ41、第二スタッカ42、および第三スタッカ50の間で光ディスクDを搬送するために要する時間を示す情報、使用可能なデータ記録装置20および印刷装置30の数等を含む。これらの情報は、記憶部124に記憶される。
また、印刷装置30による印刷に要する時間を算出するための情報として、デバイス制御部140の印刷入出力部143は、印刷モードに関する情報を記憶する。印刷装置30は、複数の印刷モードを実行可能である。印刷モードは、印刷品質や光ディスクDのレーベル面の品質毎に予め用意された設定であり、使用するインク量や解像度に関する情報を含む。印刷装置30が実行可能な各印刷モード毎の解像度等の情報は、印刷入出力部143によって保持されており、どの印刷モードを実行するかは、操作部113の操作により設定され、或いは自動的に設定される。印刷モードの情報は、印刷に要する時間を算出するために必要な情報であり、統合制御部130によって印刷入出力部143から取得される。また、後述するインク乾燥時間が操作部113の操作により入力された場合は、このインク乾燥時間は、上記の各種情報とともに印刷入出力部143により保持される。ここで、印刷入出力部143は、記憶部124とともに動作条件記憶手段として機能する。
モニタ部112は、統合制御部130の制御に従って、ディスク発行装置1のデータ記録装置20、印刷装置30、オートローダ90の動作状態や、ディスク発行装置1の動作モード等の各種情報を表示するものである。モニタ部112としては、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、液晶表示装置(LCD)、プラズマ表示装置等の各種の表示装置が適用可能である。
操作部113は、ユーザに操作されるキーボード、マウス、トラックボール、タッチパネル、ペンタブレット等の入力デバイス等を備え、ホスト装置100に対する入力操作を受ける。ユーザは、モニタ部112を参照しつつ、操作部113を操作することによって、例えば、第一スタッカ41、第二スタッカ42および第三スタッカ50を上述した供給側スタッカ又は排出側スタッカあるいは未完了ディスク排出スタッカとして指定する設定、第三スタッカ50を引出スタッカまたは増設スタッカとして指定する設定等を行える。また、操作部113の操作により、ディスク発行装置1によるジョブの実行を指示することができ、この場合、操作部113は指示手段として機能する。
ディスク作成部114は、データファイルの内容に基づいて、光ディスクDに記録すべき書込みデータ123や光ディスクDのレーベル面に印刷すべき画像等に係る印刷データ122を編集、生成する。ディスク作成部114は、ディスク作成部114を中枢的に制御するパブリッシャ部114Bと、光ディスクDに記録すべき書込みデータ123を編集、生成するディスクエディタ部114Aと、光ディスクDに印刷すべき画像に係る印刷データ122を編集、生成するラベルエディタ部114Cと、を有する。
また、ディスク作成部114はディスク発行装置1の各種動作を制御するための作成指示データ121を生成する。この作成指示データ121には、データ記録装置20に対するデータ記録要求、印刷装置30に対する印刷要求、記録ディスクの作成枚数、搬送部60に対する搬送指示要求等が含まれる。
テンプレート115は、光ディスクDに印刷処理を施す際に用いられる印刷データ122を編集、生成する際に利用可能な各種のテンプレートのデータである。
データ変換部120は、ディスク作成部114により編集、生成された作成指示データ121および印刷データ122と、光ディスクDに記録処理を施す際に用いられる書込データ123等を記憶する記憶部124と、ディスクライブラリ125と、GDI部126(グラフィックデバイスインターフェース)とを備える。
ディスクライブラリ125は、ディスクエディタ部114Aから入力されたデータをもとに、書込みデータ123を生成し、記憶部124に出力する。
GDI部126は、ラベルエディタ部114Cから入力されたデータをもとに、上述した印刷データ122を生成し、記憶部124に出力する。
統合制御部130は、CPU(図示略)により所定の制御プログラムを実行することによって実現され、ディスク発行装置1の各部を制御する。
具体的には、統合制御部130は、作成指示データ121に基づいて、デバイス制御部140のデータ記録用ドライバ141、オートローダドライバ142、および印刷入出力部143に対して制御情報を送信すると、データ記録用ドライバ141によりデータ記録装置20が制御され、印刷入出力部143により印刷装置30が制御され、オートローダドライバ142によりオートローダ90が制御され、各装置が所定の動作スケジュールに基づいて動作する。このデータ記録装置20、印刷装置30およびオートローダ90の動作スケジュールは、統合制御部130により生成される。これにより、ディスク発行装置1は、データ記録装置20によるデータの記録、印刷装置30による印刷、搬送部60による光ディスクDの搬送等の動作を、互いに干渉することなく実行できる。
また、統合制御部130は、デバイス制御部140を介して、スタッカ状態検出センサ56、駆動部位置検出センサ65、ディスク保持検出センサ66の各検出信号を取得することにより、ディスク発行装置1の動作状態を取得して、この動作状態に応じて、デバイス制御部140による制御を実行させて、効率のよい光ディスクDの作成を行わせるとともに、ディスク発行装置1の動作エラー等を検出する。
また、統合制御部130は、操作部113によりジョブの実行が指示された場合には、デバイス制御部140を制御するとともに、ジョブの実行に要する予想所要時間を算出し、この予想所要時間をモニタ部112によって表示させる制御を行う。この場合、統合制御部130は、実行制御手段、所要時間算出手段、表示手段として機能する。
デバイス制御部140は、統合制御部130の制御の下、データ記録装置20の動作を制御するデータ記録用ドライバ141と、搬送部60を含むオートローダ90の動作を制御するオートローダドライバ142と、印刷装置30の動作を制御する印刷入出力制御部143とを備え、さらに、USBインターフェイス144を備えている。
データ記録用ドライバ141は、データ記録用ドライバ141からの動作命令のみを有効な命令として選択するフィルタドライバ141Aを備え、データ記録用ドライバ141以外からのデータ記録装置20への動作命令を受け付けない構成となっている。
なお、上述したGDI部126と上記印刷入出力制御部143とによってプリンタドライバ145が構成されている。
そして、USBインターフェイス144は、USBケーブル82を介して、ディスク発行装置1が備えるUSBハブ81に接続される。USBインターフェイス144は、データ記録装置20、印刷装置30、およびオートローダ90が備えるインターフェイス回路(図示略)との間で所定の通信プロトコルに従って通信制御処理を実行し、データ記録装置20、印刷装置30およびオートローダ90の各々と統合制御部130との間の通信を実現する。
ディスク発行装置1を構成するデータ記録装置20、印刷装置30、およびオートローダ90は、それぞれ、USBハブ81を介して、ホスト装置100のUSBインターフェイス144と接続されている。
オートローダ90は、ホスト装置100のオートローダドライバ142の要求に応じて、上述したスタッカ状態検出センサ56と、搬送部60が備える駆動部位置検出センサ65と、ディスク保持検出センサ66とによって検出した各種検出信号を出力可能な構成となっている。また、オートローダ90の搬送部60は、データ記録用ドライバ141の制御に従って、第一スタッカ41、第二スタッカ42、第三スタッカ50、データ記録装置20、および印刷装置30の各部の間で光ディスクDを搬送する。
データ記録装置20は、ホスト装置100のデータ記録用ドライバ141の制御に従って、ドライブトレイ22の出し入れ動作を行う。また、データ記録用ドライバ141によって書込データ123を書き込む命令とともに書込データ123が送信されると、データ記録装置20は、書込データ123を受信し、搬送部60により搬送された光ディスクDに書込データ123を記録する。
印刷装置30は、ホスト装置100の印刷入出力部143の制御に従って、プリンタトレイ32の出し入れ動作を行う。また、印刷装置30は、印刷入出力部143から印刷データ122が送信されると、この印刷データ122を受信し、印刷入出力部143の制御に従って、搬送部60により搬送された光ディスクDに印刷データ122の画像を印刷する。
また、状態報知部70は、USBハブ81を介してホスト装置100の統合制御部130と通信可能に接続され、各センサ状態などに従って、状態報知部70の電源状態報知部71(図1)、インク残量報知部72(図1)、スタッカ状態報知部73(図1)を構成する各LEDの点灯状態を変化させる。
スタッカ状態報知部73は、上述した第一スタッカ41、第二スタッカ42にそれぞれに対応する第一スタッカ状態報知部73A、第二スタッカ状態報知部73Bを備えている。スタッカ状態報知部73は、第三スタッカ50が引出スタッカとして使用されている場合に対応する引出スタッカ状態報知部73Cと、第三スタッカ50が増設スタッカとして使用されている場合に対応する増設スタッカ状態報知部73Dとを備えている。スタッカ状態報知部73は、各スタッカ状態報知部73A〜73DにおけるLEDの点灯状態や点灯色により、各スタッカの状態を報知する。
次いで、上記構成のディスク発行装置1の基本的な動作、すなわち、供給側スタッカに収容された光ディスクDに、所定の加工処理が施され、排出側スタッカに収納されるまでの一連の動作について簡単に説明する。ここで、説明の便宜のため、ユーザが予め供給側スタッカとして第一スタッカ41を指定し、排出側スタッカとして第二スタッカ42を指定し、書込みデータ123の記録は、ディスク発行装置1に設けられた二つのデータ記録装置20のうち、一方のデータ記録装置20のみを用いて行われるものとする。また、供給側スタッカとしての第一スタッカ41には、光ディスクDが予め収納され、かつ、ホスト装置100に光ディスクDに記録すべき書込みデータ123および印刷すべき印刷データ122が予め記憶されているものとし、光ディスクDに施すべき所定の加工処理としてこの書込みデータ123に従って光ディスクDに対してデータ記録処理が施された後に、印刷データ122に従って光ディスクDに対して印刷処理が施されるものとする。
操作部113の操作によって、加工処理の開始が指示されると、オートローダドライバ142の制御の下、搬送部60に対して搬送指示信号が送信され、この搬送指示信号に従って駆動部63の駆動が開始する。そして、ハンドリング部64が第一スタッカ41の第一スタッカ収容部41Aの上方まで移動すると、切欠部41Cを通過しながらアーム部61が下方に移動し、ハンドリング部64により第一スタッカ収容部41Aに収容された光ディスクDのクランプ領域がクランプされ、光ディスクDが保持される。
その後、データ記録用ドライバ141の制御の下、データ記録装置20のドライブトレイ22が引き出される。搬送部60は、搬送制御信号に従ってこのドライブトレイ22まで光ディスクDを搬送し、凹部23に光ディスクDを載置し、所定の退避位置に退避する。ドライブトレイ22の凹部23に光ディスクDが載置されると、ドライブトレイ22が記録装置本体21に引き込まれ、データ記録処理に必要な各種データが読み込まれた上でデータ記録処理が開始される。
データ記録装置20において、データ記録処理が完了すると、再び、ドライブトレイ22が引き出される。搬送部60のハンドリング部64は、統合制御部130から送信される搬送制御信号に基づいて所定の退避位置からドライブトレイ22まで移動し、ドライブトレイ22を介して記録装置本体21から排出された光ディスクDを保持する。その後、ドライブトレイ22は記録装置本体21に引き込まれると共に、プリンタドライバ145の制御の下、印刷装置30のプリンタトレイ32が印刷装置本体31から引き出される。そして、搬送部60のハンドリング部64は、統合制御部130から送信される搬送制御信号に基づいて、光ディスクDを保持したまま印刷装置30のプリンタトレイ32まで移動し、プリンタトレイ32に形成された凹部に光ディスクDを載置し、所定の退避位置に退避する。次いで、プリンタトレイ32が印刷装置本体31に引き込まれ、光ディスクDのレーベル面に対する印刷処理が開始される。
印刷装置30において、印刷処理が完了すると、再び、プリンタトレイ32が印刷装置本体31から引き出される。搬送部60のハンドリング部64は、所定の退避位置からこの引き出されたプリンタトレイ32まで移動し、印刷処理の完了した光ディスクDを保持する。その後、プリンタトレイ32は、印刷装置本体31に引き込まれ、搬送部60のハンドリング部64は、光ディスクDを保持したまま、排出側スタッカとしての第二スタッカ42の上方まで搬送し、切り欠き部42Cを介して下方に移動し光ディスクDの保持を解除して、第二スタッカ42の第二スタッカ収容部42Aに加工処理の完了した光ディスクDを収容させる。
この様に、データ記録装置20においてデータが記録された光ディスクDを印刷装置30に搬送させて印刷処理を施させることにより、レーベル面の印刷の滲み等を防止することができる。また、同じ内容の書込みデータ123および印刷データ122を用いて複数枚の光ディスクDにデータ記録処理や印刷処理を行う場合には、1枚の光ディスクDに対してデータ記録処理に要する時間と、印刷処理に要する時間とを比較するとデータ記録処理に要する時間の方が長くなることがあるため、データ記録装置20を2台用いてデータ記録処理を行うことにより、複数枚の光ディスクDに対して加工処理に要する時間を短縮することができる。
このように構成されるディスク発行装置1においては、操作部113の操作により、予め、インク乾燥時間を設定できる。インク乾燥時間は、光ディスクDのレーベル面に付着したインクが、他の光ディスクDに移染したり、ディスク発行装置1内部を汚損したりしないよう、乾燥させるための時間である。
通常、光ディスクDのレーベル面に付着したインクの表面は、光ディスクDが印刷装置30から排出側スタッカに搬送されて集積される間に十分に乾燥し、移染や汚損のおそれはないので、インク乾燥時間は、初期状態で0秒とされている。しかしながら、インクが特殊なインクである場合や、ディスク発行装置1が低温かつ高湿度の環境下にある場合、光ディスクDのレーベル面のインク吸着性能が特殊である場合など、希にインクの乾燥に時間を要することがある。このような場合、ユーザが操作部113を操作してインク乾燥時間を設定する。設定されたインク乾燥時間をt秒とすると、印刷装置30において印刷処理が完了し、プリンタトレイ32が引き出されてから、ディスク発行装置1はプリンタトレイ32および搬送部60をt秒間停止させる。そして、t秒が経過した後に、搬送部60のハンドリング部64が光ディスクDを把持して、排出側スタッカに搬送する。
ところで、上記のように構成されるホスト装置100においては、操作部113の操作に従って、統合制御部130の動作に基づいてデバイス制御部140がディスク発行装置1を制御し、光ディスクDを複製する。
ここで、ホスト装置100の統合制御部130は、操作部113により光ディスクDの複製開始が指示された場合に、ディスク発行装置1の動作状態等に関する情報を表示するためのステータス表示画面101をモニタ部112により表示する。
図4は、ホスト装置100が表示するステータス表示画面101の一例を示す図である。
この図4に示すステータス表示画面101には、ディスク発行装置1によって実行されるジョブを一覧表示するジョブ表示部102と、ディスク発行装置1の各部の状態を表示する状態表示部103とが配置される。
ここで、ジョブとは、操作部113の操作により入力された指示に従って、光ディスクDに加工を施す動作を指し、一つのジョブは、操作部113により1回に指示された処理全体に相当する。例えば、操作部113の操作によって20枚の光ディスクDに対するデータ記録と印刷とが指示された場合、この20枚の光ディスクDにデータを記録し、かつ、レーベル面に画像を印刷するまでの全ての動作が、一つのジョブとなる。
ジョブ表示部102には、操作部113の操作により実行が指示されたジョブが、まだ完了していないジョブ(発行待ちジョブ)と完了したジョブ(完了ジョブ)とに分けて表示される。
ジョブ表示部102には、ジョブ毎に、ジョブ名、実行状態、処理する光ディスクDの枚数、対象の光ディスクDの種類、供給側スタッカとして使用するスタッカ、排出側スタッカとして使用するスタッカを示す情報等が表示される。
また、ジョブ表示部102には、発行待ちジョブについて、各ジョブを開始してから完了するまでに要する時間が「予想所要時間」として表示される。
状態表示部103には、印刷装置30におけるインク残量を、インクの色毎に表示するインク残量表示部104が配されている。図4に例示するインク残量表示部104には、印刷装置30が6色のインクを使用する場合のインク残量が表示されている。
また、状態表示部103には、ディスク発行装置1が備えるデータ記録装置20と印刷装置30の状態を表示するデバイス状態表示部105が配置される。デバイス状態表示部105には、ディスク発行装置1が備えているのと同数のデータ記録装置20および印刷装置30がアイコンで表示される。デバイス状態表示部105に表示されるアイコンの表示形態を、各装置の動作状態や、各装置との通信状態に合わせて変化させることも可能である。
さらに、状態表示部103には、第一スタッカ41、第二スタッカ42、および第三スタッカ50の状態を示すスタッカ状態表示部106が配されている。状態表示部103には、ディスク発行装置1が備えるスタッカに対応するアイコンが表示される。この状態表示部103のアイコンの表示形態を、例えば、第三スタッカ50が引出状態であるか否か等のスタッカの状態に合わせて変化させてもよい。
ここで、ジョブ表示部102に表示される予想所要時間は、操作部113の操作によりジョブの実行が指示された後、統合制御部130により算出される。
予想所要時間は、ディスク発行装置1が備えるデータ記録装置20や印刷装置30の処理能力等により大幅に変化する。そこで、統合制御部130は、記憶部124に記憶した情報やデバイスから取得した情報、すなわち、ディスク発行装置1が備えるデータ記録装置20および印刷装置30の能力や仕様に関する情報を用いる。この情報には、例えば、データ記録装置20の書込速度を示す情報や、印刷装置30による印刷時間を示す情報が含まれる。
ここで、データ記録装置20のデータ書込速度について説明する。
データ記録装置20の書込速度は、光ディスクDの種類に応じて異なる。また、データ記録装置20のような装置の書込速度として知られている情報は、通常、瞬間的な最高速度を示している。データ記録装置20が、回転速度を一定に保ってデータを記録するCAV(Constant Angular Velocity)方式や、ゾーン毎に回転速度および書込速度を変化させるゾーンCLV(Constant Linear Velocity)方式、或いは、部分的に書込速度を変化させるパーシャルCAV方式を採用している場合には、光ディスクDにデータを記録する動作中に、光ディスクD上の位置に応じて書込速度が異なる。これは、光ディスクDの内周側から外周側へ書込を行うに伴って、書込部分の一周の長さが変化するためである。
従って、実際の書込速度は光ディスクDにおける書込位置によって異なり、光ディスクDに対するデータの記録を開始してから終了するまでの平均書込速度は、光ディスクDのどの位置までデータを記録するかによっても変化する。
そこで、ホスト装置100は、データ記録装置20により光ディスクDにデータを記録する場合の平均書込速度を、光ディスクDの種類と、光ディスクDに記録するデータサイズとに応じて求めたテーブルを記憶し、このテーブルに従って、統合制御部130が予想所要時間を算出する。
図5は、ホスト装置100が記憶するデータ記録装置20の平均書込速度を示すテーブルの構成例を、模式的に示す図である。
図5(a)は光ディスクDとしてCD(コンパクトディスク)を用いる場合の書込データ123のサイズと、平均書込速度とを対応づけて設定したテーブルである。この図5(a)に例示するテーブルは、光ディスクDがCD−Rである場合に、データ記録装置20が最大40倍速でデータを記録できるものとした場合の平均書込速度を示す。
書込データ123のサイズが小さいと、光ディスクDの内周側にのみデータが記録され、書込データ123が大きくなるにつれて平均書込速度の値は大きくなる。例えば、書込データ123が200MB(メガバイト)の場合、平均書込速度は10倍速となり、600MB以上の場合は28倍速となる。
図5(b)は光ディスクDとして1層のDVDを用いる場合の書込データ123のサイズと、平均書込速度とを対応づけて設定したテーブルであり、データ記録装置20が最大12倍速でデータを記録できるものとした場合の平均書込速度を示す。
書込データ123のサイズが小さいと、光ディスクDの内周側にのみデータが記録され、書込データ123が大きくなるにつれて平均書込速度の値は大きくなる。例えば、書込データ123のサイズが2GB(ギガバイト)未満の場合、平均書込速度は4倍速となり、4GB以上(4.7GB未満)の場合は10倍速となる。
また、図5(c)は光ディスクDとして2層のDVDを用いる場合の書込データ123のサイズと、平均書込速度とを対応づけて設定したテーブルであり、データ記録装置20が最大12倍速でデータを記録できるものとした場合の平均書込速度を示す。
書込データ123のサイズが4.7GB(ギガバイト)未満の場合の速度は、図5(b)に示した速度と同様である。ここで、データ記録装置20および光ディスクDがオポジット方式に対応している場合、書込データ123のサイズが4.7GBを超えると第1層(レイヤ0)の全部と第2層(レイヤ1)の外周側にデータが記録され、書込データ123が大きくなるにつれてレイヤ1の内周側まで記録される。このため、例えば書込データ123が5GB未満の場合は7.6倍速となり、5GB以上6GB未満の場合はより高速(8.3倍速)となるが、8GB以上の場合は速度が低下する(6倍速)。
なお、データ記録装置20および光ディスクDがパラレル方式に対応している場合には、レイヤ1にデータを記録する間の書込速度は図5(b)と同様に変化する。
図5(a)〜(c)に例示したテーブルに設定されたデータは、記憶部124に記憶されており、必要に応じて統合制御部130により読み出される。また、データ記録装置20の光ディスクDの種類毎の最大書込速度は、データ記録用ドライバ141を介して、統合制御部130がデータ記録装置20から取得できる。このテーブルに設定されたデータのうち、データ記録装置20の平均書込速度を用いれば、光ディスクDがCDの場合は下記式(1)により、光ディスクDがDVDの場合は下記式(2)により、データ記録装置20によるデータ書込に要する時間(書込予想時間)を算出することができる。
書込予想時間=書込データ123のサイズ/(150×1024×平均書込速度)・・・(1)
書込予想時間=書込データ123のサイズ/(1350×1024×平均書込速度)・・・(2)
ここで、書込データ123のサイズはバイト(1byte=8bit)を単位とする。上記式(1)および(2)により得られる書込予想時間の単位は秒である。
光ディスクDがDVD−Rの場合で書込データ123が1GB未満の場合は、1GBまでパディング処理が行われるため、便宜的に書込データ123のサイズを1GBとするとよい。
従って、一つのデータ記録装置20と、一つの印刷装置30により、光ディスクDへのデータ記録とレーベル面への印刷とを行う構成を仮定すると、n枚の光ディスクDにデータの記録と印刷とを施すジョブの予想所要時間は、下記式(3)により求めることができる。
予想所要時間=(搬送部60によるディスク搬送時間+書込予想時間+印刷装置30による印刷時間+設定されたインク乾燥時間)×n ・・・(3)
(例1)書込データ123のサイズが500MB、データ記録装置20の最大書込速度が40倍速、インク乾燥時間を30秒に設定した場合に、1枚の光ディスクD(CD)にデータの記録と印刷を行うジョブの予想処理時間を求める。
搬送部60によるディスク搬送時間を10秒とする。図5(a)のテーブルによれば平均書込速度は22倍速であるから、予想所要時間は次式により204秒と求められる。
予想所要時間={10+60+30+(500×1024×1024)/(150×1024×22)}×1=204
(例2)書込データ123のサイズが4.5GB、データ記録装置20の最大書込速度が12倍速、1枚の光ディスクD(DVD)にデータの記録のみを行うジョブの予想処理時間を求める。
搬送部60によるディスク搬送時間を10秒とする。図5(b)のテーブルによれば平均書込速度は10倍速であるから、予想所要時間は次式により360秒と求められる。
予想所要時間={10+(4.5×1024×1024×1024)/(1350×1024×10)}×1=360
(例3)インク乾燥時間を60秒に設定した場合に、1枚の光ディスクDに印刷のみを行うジョブの予想処理時間を求める。
搬送部60によるディスク搬送時間を10秒とする。予想所要時間は次式により130秒と求められる。
予想所要時間=(10+60+60)×1=130
次に、本実施の形態に係るディスク発行装置1のように、二つのデータ記録装置20と、一つの印刷装置30とを用いた場合に、ジョブの予想所要時間を求める方法について説明する。
二つのデータ記録装置20を用いると、2枚の光ディスクDに並列的にデータの記録を行うことが可能となる。その一方で、印刷装置30は一つしかない。このため、データ記録装置20によるデータ記録と印刷装置30による印刷とのどちらに長い時間がかかるかを特定する必要がある。
なお、以下の説明では、次のA、B、C、D、OU、INの各パラメータを用いる。各パラメータの定義は、次の通りである。
IN:搬送部60によりドライブトレイ22に光ディスクDを搬送するための時間。
D:搬送部60によりドライブトレイ22から光ディスクDを取り出すための時間。
B:搬送部60によりプリンタトレイ32に光ディスクDを搬送するための時間。
OU:搬送部60によりプリンタトレイ32から光ディスクDを取り出すための時間。
A:IN+書込予想時間+D
C:B+印刷装置30による印刷時間+OU
ここで、書込予想時間は、例えば図5(a)〜(c)のテーブルの設定値や、セットアップ部111により設定された情報を用いて求められる。ドライブトレイ22の開閉に要する時間、および、光ディスクDの認識に要する時間は書込予想時間に含める。設定されたインク乾燥時間は印刷装置30による印刷時間に含める。プリンタトレイ32の開閉に要する時間は印刷時間に含める。
上記パラメータに関して、データ記録装置20によって光ディスクDへのデータ記録を2回行うための時間は、(A+B+A−D)で表され、二つのデータ記録装置20により光ディスクDにデータを記録し、かつ、印刷装置30により2枚の光ディスクDに画像を印刷するための時間は、(A+2C+D)で表される。そして、下記式(4)の関係が成立する場合、データ記録装置20によるデータ記録処理がボトルネックになっていると判定でき、下記(5)の関係が成立する場合、データ記録装置20によるデータ記録処理がボトルネックになっていると判定できる。
A+B+A−D ≧ A+2C+D ・・・(4)
A+B+A−D < A+2C+D ・・・(5)
[ケース1]上記式(4)の関係が成立する場合
図6は、上記式(4)の関係が成立する場合のディスク発行装置1の動作と処理時間の関係を模式的に示す図である。
この図6に示すように、ディスク発行装置1においては、データ記録装置20が1枚の光ディスクDにデータを記録する間に、印刷装置30によって2枚の光ディスクDに印刷をすることができる。このため、ディスク発行装置1は、一方のデータ記録装置20によるデータの記録を実行し(図6(a)のデータ記録(1))、続いて、他方のデータ記録装置20によるデータの記録を実行し(図6(b)のデータ記録(2))、記録が終了した光ディスクDを、搬送部60によって順次、印刷装置30に搬送して、画像を印刷する(図6(c)の印刷)。
この図6から、n枚の光ディスクDにデータ記録と印刷を施すために要する予想所要時間は、次の式(6)により求められることがわかる。
予想所要時間={A×(n/2)}+{B×(n/2−1)}+(C×2)+D・・(6)
[ケース2]上記式(5)の関係が成立する場合
図7は、上記式(5)の関係が成立する場合のディスク発行装置1の動作と処理時間の関係を模式的に示す図である。
この図7に示すように、ディスク発行装置1においては、データ記録装置20が1枚の光ディスクDにデータを記録する時間よりも、印刷装置30によって2枚の光ディスクDに印刷をする時間の方が長い。このため、ディスク発行装置1は、一方のデータ記録装置20によるデータの記録を実行し(図7(a)のデータ記録(1))、続いて、他方のデータ記録装置20によるデータの記録を実行し(図7(b)のデータ記録(2))、記録が終了した光ディスクDを、搬送部60によって順次、印刷装置30に搬送して、画像を印刷する(図7(c)の印刷)。また、印刷装置30の印刷処理が終わるまで、二つのデータ記録装置20は、データ記録が完了してドライブトレイ22を引き出した状態で、待機する。
この図7から、n枚の光ディスクDにデータ記録と印刷を施すために要する予想所要時間は、次の式(7)により求められることがわかる。
予想所要時間=A+(C×n)+{D×(n−1)} ・・・(7)
このように、ホスト装置100は、操作部113の操作によってジョブの実行が指示された場合に、ジョブ毎の予想所要時間を算出して、算出した予想所要時間を含むステータス表示画面101を表示する。これによって、ユーザは、ジョブが完了するまでに要する時間を容易に知ることができる。ここで求められる予想所要時間には、光ディスクDをドライブトレイ22やプリンタトレイ32に搬送し、或いはドライブトレイ22やプリンタトレイ32から取り出すための時間も含まれている。つまり、予想所要時間は、光ディスクDを搬送する搬送経路をも加味して、実際の光ディスクDの加工に要する時間に極めて近い正確な予想により算出された時間である。
また、ステータス表示画面101には、ジョブ表示部102において未完了のジョブが一覧表示され、各ジョブの予想所要時間が表示される。このため、ユーザは、実行待ちのジョブについて、それより前のジョブの予想所要時間から、ジョブが開始されるまでの待ち時間を知ることもできる。
従って、作業の進行予定を容易に、かつ的確に把握することができ、ディスク発行装置1を利用して効率よく作業を行い、ユーザの利便性を高めることができる。
図8は、ホスト装置100の動作を示すフローチャートである。
この図8の動作を開始する際、1.操作部113を介して実行条件の入力(実行するジョブの選択、具体的条件の入力)が行われ(ステップS11)、2.ジョブの実行命令が入力され(ステップS12)、3.統合制御部130が実行命令を取得して処理を開始する。
統合制御部130は、データ記録装置20の最大書込速度、書込データ123のサイズ、印刷装置30による印刷速度等を含む情報(実行条件)を取得する(ステップS13)。
ここで、統合制御部130は、データ記録装置20が一つであるか否かを判別し(ステップS14)、一つのデータ記録装置20によりジョブが実行される場合(ステップS14;Yes)には、通常の計算式を適用すると設定し(ステップS15)、後述するステップS19に移行する。ここで通常の計算式とは、上記式(3)で示した計算式である。
一方、ジョブの実行時に使用するデータ記録装置20が一つでない場合(ステップS14;No)、統合制御部130は、上記式(4)と(5)のいずれが成立するかに基づいて、ボトルネックが印刷であるか否かを判別する(ステップS16)。
ここで、ボトルネックが印刷でない場合(ステップS16;No)、すなわち、上記式(4)が成立する場合には、統合制御部130はケース1に該当するジョブであると判別して、上記式(6)の計算式を適用すると設定し(ステップS17)、後述するステップS19に移行する。
また、ボトルネックが印刷である場合(ステップS16;Yes)、すなわち、上記式(5)が成立する場合には、統合制御部130はケース2に該当するジョブであると判別して、上記式(7)の計算式を適用すると設定し(ステップS18)、後述するステップS19に移行する。
その後、統合制御部130は、設定した計算式とステップS13で取得した実行条件とに基づいて、予想処理時間を算出し(ステップS19)、算出した予想処理時間をステータス表示画面101に表示して(ステップS20)、本処理を終了する。
なお、統合制御部130は、図8に示す動作が終了した後、または図8のステップS13以後の処理と並行して、デバイス制御部140によって命令されたジョブを実行する。すなわち、デバイス制御部140の制御のもとに、データ記録装置20、印刷装置30およびオートローダ90が動作して、光ディスクDへのデータ記録や印刷が実行される。
このように、本発明を適用した実施の形態におけるホスト装置100において、統合制御部130は、操作部113の操作によりジョブの実行が指示された場合に、ディスク発行装置1が備えるデータ記録装置20および印刷装置30のうちジョブを実行するものについて記憶部124に記憶された動作条件と光ディスクDを搬送する搬送経路とに基づいて、ジョブの予想所要時間を算出し、この予想所要時間を含むステータス表示画面101をモニタ部112により表示させる。これにより、ディスク発行装置1の動作条件および搬送経路に基づいてジョブの実行時間を正確に算出することができ、この正確な予想所要時間を表示することで、ユーザは、ジョブの実行に要する正確な時間を、容易に知ることができ、ディスク発行装置1の使用時における利便性を大幅に向上できる。
ここで、モニタ部112に、予想所要時間に限らず、ジョブが完了するまでの残り時間を示す予想完了時間を表示してもよい。この予想完了時間は、予想所要時間とジョブを開始してからの経過時間とをもとに容易に求めることができる。また、実行待ちのジョブが複数有る場合には、各々のジョブについて、それより前に実行されるジョブが完了するまでの待ち時間と、各ジョブの実行に要する予想所要時間とを合わせた予想完了時間を求めて表示してもよい。
また、統合制御部130は、図8のステップS15,S17,S18でデータ記録装置20または印刷装置30の数に応じた計算方法を決定して、予想所要時間を算出するので、例えば、データ記録装置20または印刷装置30が一つの場合には単純な計算方法で高速で計算を実行でき、複数のデータ記録装置20や印刷装置30を用いる場合は、データ記録装置20や印刷装置30の数に適した計算方法によって正確に予想所要時間を算出できる。
複数のジョブの実行が指示された場合、統合制御部130は、指示されたジョブ毎の予想所要時間を算出し、ステータス表示画面101にジョブとジョブ毎の予想所要時間とを一覧表示させるので、ユーザは、各ジョブの予想所要時間を容易に知ることができる。また、統合制御部130は、ディスク発行装置1を制御してジョブを実行させる前に、ジョブの予想所要時間を算出してステータス表示画面101として表示するので、ユーザは、ジョブの実行前にジョブの予想所要時間を知ることができる。
また、統合制御部130は、光ディスクDの種類毎のデータ記録装置20の最大書込速度と、光ディスクDに記録する書込データ123のデータサイズをもとに、図5(a)〜(c)に示したテーブルにより予め設定された平均書込速度を求め、この平均書込速度に基づいて、ジョブの予想所要時間を算出する。これにより、書込データ123のデータサイズ(データ量)を加味してジョブの予想所要時間を正確に算出できる。
さらに、予想所要時間を算出する計算方法としては、上記式(3)に示したように、搬送部60によるディスク搬送時間と、データ記録装置20によるデータの記録に要する時間と、印刷装置30による印刷に要する時間と、設定されたインク乾燥時間との和に、ジョブで処理される光ディスクDの枚数を乗じる方法がある。この計算方法によれば、一つのデータ記録装置20と一つの印刷装置30とを用いる場合の予想所要時間を、高速に、かつ正確に算出できる。
また、データ記録装置20および印刷装置30の少なくともいずれかが複数ある場合には、データ記録装置20と印刷装置30のうちボトルネックとなる側を特定し、ボトルネックとなる側の装置の処理時間をベースにした計算方法により、予想所要時間を計算する。
例えば、二つのデータ記録装置20を用いる場合、上記式(4)および(5)に基づいてボトルネックの装置を特定し、データ記録装置20がボトルネックの場合は上記式(6)を用い、印刷装置30がボトルネックの場合は上記式(7)を用いる。これにより、データ記録装置20および印刷装置30の処理速度と、搬送部60による搬送に要する時間とを十分に加味して、正確に予想所要時間を算出できる。
以上説明した上記実施の形態は本発明の一態様に過ぎず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であるのは勿論である。
例えば、上記実施の形態では、ホスト装置100によってディスク発行装置1において行われる各種の動作が制御され、ディスク発行装置1側ではデータ記録装置20や、印刷装置30、搬送部60を含むオートローダ90を統合的に制御する制御部を具備しない構成となっている。この構成は、データ記録装置20や印刷装置30を汎用のものを用いて簡易に構成することができ、ディスク発行装置1の製造に係るコストを低減できるという利点があるが、本発明の実施態様としては、ディスク発行装置1において、ディスク発行装置1を構成する各装置20、30、90を統合的に制御する制御装置を有する構成とすることも、勿論可能である。この場合、ホスト装置100からは光ディスクDの処理に関する制御情報、書込みデータ123や印刷データ122等を取得し、これらの制御情報や各種データに基づいて、ディスク発行装置1側が備える制御装置の制御のもと、光ディスクDを処理してもよい。また、上記制御装置が、図8に示すフローチャートにおいて統合制御部130が実行する処理を行う構成とすることができる。この場合、ステータス表示画面101に相当する画面を表示するディスプレイを、ディスク発行装置1に設けた構成とすればよい。
また、上記実施の形態で、ステータス表示画面101に表示された予想所要時間を、時間の経過に伴って減算して表示を更新するものとしてもよい。この場合、ステータス表示画面101には、実行中のジョブについて予想所要時間の残り時間が表示されることになり、より一層有用である。この処理は、例えば、統合制御部130により時間を計時するとともに、一定時間毎にステータス表示画面101の表示を更新する構成とすれば、実現可能である。
さらに、ステータス表示画面101に予想所要時間を表示する形態としては秒単位としてもよいし、時分を単位としてもよい。また、複数のジョブを連続して実行する場合に、これら複数のジョブの全てが完了するまでの予想所要時間を算出してステータス表示画面101に表示してもよい。
また、上記実施の形態では第一スタッカ41を供給側スタッカとし、第二スタッカ42を排出側スタッカとし、第三スタッカ50を未完了ディスク排出スタッカとして使用する態様について説明したが、第一スタッカ41、第二スタッカ42、第三スタッカ50のうちどのスタッカを供給側スタッカ、排出側スタッカ、未完了媒体排出スタッカとして使用してもよい。
また、上記実施の形態において、ディスク発行装置1が備える印刷装置30は、黒、シアン、マゼンタ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンダの6色のインクを使用するインクジェット式プリンタとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ライトシアンとライトマゼンダを除く4色のインクを用いるプリンタであってもよいし、黒および赤の2色のインクのみ、或いは黒インクのみを用いる構成としてもよい。また、上記実施の形態の印刷装置30としては、ピエゾ素子等を用いてインクを吐出するインクジェット式プリンタが挙げられるが、他の方法によりインクを吐出する記録ヘッドを用いても良い。例えばインク通路に配置したヒータに通電し、インク通路内に発生する泡(バブル)によりインクを吐出する記録ヘッドを用いても良い。
さらに、本発明は、上記実施の形態で説明したディスク発行装置1に限らず、光ディスクにデータを記録するとともに、そのレーベル面に画像を印刷する装置を内蔵した電子機器等にも適用可能である。
本実施の形態のディスク発行装置の構成を示す正面図である。 ディスク発行装置の筐体内部を示す上面図である。 ディスク発行装置とホスト装置の機能的構成を示すブロック図である。 ホスト装置が表示するステータス表示画面の例を示す図である。 ホスト装置が記憶する平均書込速度の設定値の一例を示す図である。 ディスク発行装置の動作と処理時間の関係を模式的に示す図である。 ディスク発行装置の動作と処理時間の関係を模式的に示す図である。 本実施の形態の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…ディスク発行装置、20…データ記録装置(データ記録部)、30…印刷装置(印刷部)、41…第一スタッカ、42…第二スタッカ、50…第三スタッカ、60…搬送部、90…オートローダ、91…加工部、100…ホスト装置(制御装置)、101…ステータス表示画面、102…ジョブ表示部、112…モニタ部(表示手段)、113…操作部(指示手段)、121…作成指示データ、122…印刷データ、123…書込データ、124…記憶部(動作条件記憶手段)、130…統合制御部(実行制御手段、所要時間算出手段、表示手段)、142…オートローダドライバ、143…印刷入出力部(動作条件記憶手段)、D…光ディスク(記録媒体)。

Claims (7)

  1. 記録媒体にデータを記録するデータ記録部と、前記記録媒体に画像を印刷する印刷部と、前記記録媒体を搬送する搬送部と、を備えたディスク発行装置を制御する制御装置において、
    前記ディスク発行装置が備える前記データ記録部および前記印刷部の動作条件を記憶した動作条件記憶手段と、
    前記ディスク発行装置により、前記データ記録部と前記印刷部の少なくとも一方を用いて前記記録媒体を処理するジョブを実行するよう指示する指示手段と、
    前記指示手段の指示に従って前記ディスク発行装置を制御してジョブを実行させる実行制御手段と、
    前記指示手段により指示されたジョブの実行に要すると予想される予想所要時間を、前記ディスク発行装置が備える前記データ記録部および前記印刷部のうち前記ジョブを実行するものについて前記動作条件記憶手段に記憶された動作条件と前記記録媒体を搬送する搬送経路とに基づいて算出する所要時間算出手段と、
    前記所要時間算出手段により算出された予想所要時間を表示し、或いは、前記予想所要時間から得られる予想完了時間を表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする制御装置。
  2. 請求項1に記載の制御装置において、
    前記動作条件記憶手段は、
    前記データ記録部の動作条件として、前記記録媒体にデータを記録する際の記録速度、データを記録可能な前記記録媒体の種類、前記記録媒体にデータを記録する記録サイズのうちいずれか1以上を含む情報を前記動作条件として記憶し、
    前記印刷部の動作条件として、前記記録媒体に画像を印刷する際の印刷モードを前記動作条件として記憶すること、
    を特徴とする制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の制御装置において、
    前記動作条件記憶手段は、前記ディスク発行装置においてジョブを実行可能な前記データ記録部または前記印刷部の数を含む動作条件を記憶し、
    前記所要時間算出手段は、前記動作条件記憶手段に記憶された動作条件に基づいてジョブを実行可能な前記データ記録部または前記印刷部の数を特定し、特定した前記データ記録部または前記印刷部の数に応じた計算方法に従って予想所要時間を算出すること、
    を特徴とする制御装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の制御装置において、
    前記所要時間算出手段は、前記指示手段によって複数のジョブの実行が指示された場合に、指示されたジョブ毎の予想所要時間を算出し、
    前記表示手段は、実行が指示されたジョブと、ジョブ毎の予想所要時間とを一覧表示すること、
    を特徴とする制御装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の制御装置において、
    前記所要時間算出手段は、前記指示手段によってジョブの実行が指示された場合に、前記実行制御手段が前記ディスク発行装置を制御してジョブを実行させる前に、指示されたジョブの予想所要時間を算出し、
    前記表示手段は、前記実行制御手段が前記ディスク発行装置を制御してジョブを実行させる前に、指示されたジョブの予想所要時間を表示すること、
    を特徴とする制御装置。
  6. 記録媒体にデータを記録するデータ記録部と、前記記録媒体に画像を印刷する印刷部と、前記記録媒体を搬送する搬送部と、を備えたディスク発行装置の制御方法であって、
    前記ディスク発行装置が備える前記データ記録部および前記印刷部の動作条件を記憶しておき、
    前記ディスク発行装置によって、前記データ記録部と前記印刷部の少なくとも一方を用いて前記記録媒体を処理するジョブを実行するよう指示された場合に、
    指示に従って前記ディスク発行装置を制御してジョブを実行させる一方、
    指示されたジョブの実行に要すると予想される予想所要時間を、前記ディスク発行装置が備える前記データ記録部および前記印刷部のうち前記ジョブを実行するものについて記憶した動作条件と前記記録媒体を搬送する搬送経路とに基づいて算出し、
    算出した予想所要時間を表示し、或いは、前記予想所要時間から得られる予想完了時間を表示すること、
    を特徴とするディスク発行装置の制御方法。
  7. 記録媒体にデータを記録するデータ記録部と、前記記録媒体に画像を印刷する印刷部と、前記記録媒体を搬送する搬送部と、を備えたディスク発行装置を制御するコンピュータにより実行可能な制御プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記ディスク発行装置が備える前記データ記録部および前記印刷部の動作条件を記憶した動作条件記憶手段と、
    前記ディスク発行装置により、前記データ記録部と前記印刷部の少なくとも一方を用いて前記記録媒体を処理するジョブを実行するよう指示する指示手段と、
    前記指示手段の指示に従って前記ディスク発行装置を制御してジョブを実行させる実行制御手段と、
    前記指示手段により指示されたジョブの実行に要すると予想される予想所要時間を、前記ディスク発行装置が備える前記データ記録部および前記印刷部のうち前記ジョブを実行するものについて前記動作条件記憶手段に記憶された動作条件と前記搬送部によって前記記録媒体を搬送する搬送経路とに基づいて算出する所要時間算出手段と、
    前記所要時間算出手段により算出された予想所要時間を表示し、或いは、前記予想所要時間から得られる予想完了時間を表示する表示手段と、
    して機能させるための制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012018705A (ja) * 2010-07-06 2012-01-26 Seiko Epson Corp 媒体処理装置の駆動制御方法および媒体処理システム

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